JP3431511B2 - 音聴取装置 - Google Patents

音聴取装置

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JP3431511B2
JP3431511B2 JP25094298A JP25094298A JP3431511B2 JP 3431511 B2 JP3431511 B2 JP 3431511B2 JP 25094298 A JP25094298 A JP 25094298A JP 25094298 A JP25094298 A JP 25094298A JP 3431511 B2 JP3431511 B2 JP 3431511B2
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誠 舘野
靖雄 渡辺
達也 伊藤
幸弘 近藤
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/55Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception using an external connection, either wireless or wired
    • H04R25/554Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception using an external connection, either wireless or wired using a wireless connection, e.g. between microphone and amplifier or using Tcoils

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  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号によって
変調されたワイヤレス信号を受信し、ワイヤレス信号か
ら音声信号を抽出し、この音声信号をループコイルによ
って磁波信号に変換する音聴取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】補聴器装用者が病院や銀行などの公共の
施設における案内放送等を聴く場合に、案内放送の音声
に混じって周囲の話し声等の騒音や案内放送自体の反響
音が補聴器を通して耳に入り、必要な案内放送の音声が
聴き取りにくいことがある。
【0003】この問題を解決するため、意匠登録公報第
805446号に記載された補聴用音声磁界発生装置が
知られている。これは、案内放送の音声に対応した電気
信号(以下、音声信号)によってFM変調された信号出
力をFM受信器で検波して音声信号を抽出し、この音声
信号を首掛け式のループコイルに供給し、ループコイル
によって磁波信号に変換し、この磁波信号を補聴器のテ
レホンコイルで検出するものである。
【0004】補聴器には、補聴器内蔵のマイクロホンを
使用するか補聴器内蔵のテレホンコイルを使用するかを
選択するための入力切換スイッチが設けられている。補
聴器の入力切換スイッチを操作してテレホンコイルを選
択しておけば、マイクロホンの出力が遮断されるので、
外耳道内に放出される音はループコイルの発する磁波信
号に応じたものとなる。従って、周囲の話し声等の騒音
や案内放送自体の反響音等が入り込まない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この補聴用音
声磁界発生装置には、装用に手間がかかるという問題が
あった。この補聴用音声磁界発生装置を装用するには、
FM受信器を適宜のポケットに入れるかベルトに装着し
た後、首掛け式ループコイルを首に装用し、首掛け式ル
ープコイルから導出する接続コードをFM受信器に接続
しなければならなかった。この種の装置を装用し慣れて
いる人にとっては、以上の手順を踏めば装用できるわけ
であるから、単に時間がかかるということで済む。しか
し、装用に不慣れな、例えば、公共の施設でこの種の装
置を借り受けて臨時に使用する人にとっては装用の要領
がつかみにくく不便であった。
【0006】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、簡単に装用できる音聴取装置を提案しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る音聴取装置は、音声信号によって変
調されたワイヤレス信号を受信器によって受信して音声
信号を抽出し、この音声信号を首掛け式のループコイル
に出力してこのループコイルから磁波信号を発生させる
ことで、テレホンコイルを備えた補聴器へ前記音声信号
を中継伝送して前記音声信号に基づく音声を前記補聴器
で聴取できるようにした音聴取装置において、ループコ
イルの一部に受信器を付設すると共に、前記受信器にイ
ヤホンで音声信号を聴取することができる出力切換部を
設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る音聴取装置は、ワイヤレス
信号として赤外線信号を用いたことを特徴とする。
【0009】請求項1に係る音聴取装置は、電波,赤外
線等を利用して無線送信された案内放送等の音声信号を
受信器で受信し、ループコイルから音声信号に対応した
磁波信号を発生させる。本発明に係る音聴取装置を装着
した利用者がテレホンコイル(テレホンピックアップコ
イル,誘導コイル)を備えた補聴器を使用していれば、
ループコイルによって発生させた磁波信号をテレホンコ
イルで検出することができる。これにより、本発明に係
る音聴取装置を介し、補聴器のテレホンコイル機能(い
わゆるT機能)を利用して、案内放送等を聴取できる。
本発明に係る音聴取装置は、首掛け式のループコイルに
受信器を付設しているので、補聴器の使用者は、首掛け
式のループコイルを首に掛けるだけで受信器も同時に装
着される。受信器にループコイルを接続する作業が不要
であるので、装用が容易である。また、受信器にイヤホ
ンで音声信号を聴取することができる出力切換部を設け
たので健聴者や軽度の聴力障害者は、受信器で受信した
放送内容等の音声情報をイヤホン4で聴取することがで
きる。
【0010】ワイヤレス信号として赤外線信号を用いる
ことで、無線による案内放送等のサービスエリアを特定
範囲に限定することができる。赤外線は直進性に優れて
いるので、複数系統の案内放送等を行なう場合は、各系
統の赤外線送信機の投光範囲を異ならせることで、単一
のチャネルであっても複数系統の案内放送等を混信なく
行なうことができる。例えば、博物館や美術館等におい
ては各展示物毎に案内放送等を行なうことができる。ま
た、各種展示場では各展示ブース毎に案内放送等を行な
うことができる。本発明に係る音聴取装置の使用者は、
体の向きを変えたり、受信器の向きを変えたりすること
で、受信器を最大感度の方向へ向けて、最良の状態で案
内放送等を聴取することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る音聴取装
置の斜視図である。音聴取装置1は、首掛け式のループ
コイル2に受信器3を付設してなる。受信器3は、電
波,赤外線等を利用して無線送信された音声信号を受信
・復調して、受信した音声信号に基づいてループコイル
2から磁波信号を発生させる。ループコイル2は、環状
に形成されたフレキシブルなチューブ状の高分子部材の
なかに導線を通し、この導線に受信器3の出力する音声
信号に基づく電流が流れるようにしたものである。受信
器3の出力に基づく電流が流れると、ループコイル2は
この電流に応じて磁界を発生する。
【0012】図2は本発明に係る音聴取装置の使用形態
を示す説明図である。音聴取装置1は、補聴器10の使
用者の首に掛けられる。補聴器10は、テレホンコイル
を備えたものを用いている。受信器3は、電波,赤外線
等を利用して無線送信された音声信号を受信すると、受
信した音声信号に基づいてループコイル2を駆動し、音
声信号に対応した磁波信号を発生する。この磁波信号は
補聴器10のテレホンコイルによって電気信号に変換さ
れ、補聴器10内の補聴回路で増幅・周波数特性補正等
がなされて、補聴器10のイヤホン(電気−音響変換
器)を駆動する。このように音聴取装置1は、無線伝送
された音声信号を受信し、その音声信号を磁波信号へ変
換して出力することで、音声信号を補聴器10へ中継す
ることができる。
【0013】図1に示した受信器3の上部に設けられた
出力調整つまみ3Vを操作することで磁波信号のレベル
を可変することができる。これにより、補聴器10を介
して聴取する音量を調整できる。
【0014】音聴取装置1は、健聴者や軽度の聴力障害
者でも案内放送等をイヤホン4を用いて聴取できるよう
に、受信器3の一側面にイヤホンジャック3Jを設けて
いる。イヤホン4の接続プラグ(イヤホンプラグ)4P
がイヤホンジャック3Jに装着されたイヤホン聴取状態
では、受信器3は受信した音声信号に基づいてイヤホン
4を駆動する。受信器3は、イヤホン聴取状態ではルー
プコイル2の駆動を停止して磁波信号を発生しないよう
にしている。
【0015】イヤホン4は、イヤホンコードを備えると
ともに、イヤホンコードの先端にイヤホンジャック3J
に適合するイヤホンプラグ4Pを備える。イヤホン4は
開放型のものを用いている。開放型イヤホンは、イヤホ
ンを装用したとき外耳道内部と外部との通気をよくした
ダイナミックタイプのもの(例えば、株式会社ソニー製
MDR−E837MM)である。このイヤホンは、外
耳道を密閉しないので、長時間に亘って快適に装用でき
る。
【0016】図3はFM電波を利用した音聴取システム
のブロック構成図である。FM電波を利用した音聴取シ
ステムは、FM送信装置20と、FM用の音聴取装置3
0と、補聴器10とからなる。FM送信装置20は、案
内放送等の音声信号でFM変調されたFM電波を送信す
る。FM電波はFM用の音聴取装置30で受信される。
FM用の音聴取装置30は、受信した案内放送等の音声
信号に基づいて磁波信号を発生する。磁波信号は補聴器
10内のテレホンコイルで検出され、補聴器10内の補
聴回路で増幅・周波数特性補正等がなされて、補聴器1
0のイヤホン(電気−音響変換器)を駆動する。これに
より、補聴器10の使用者は案内放送等を聴取すること
ができる。FM送信装置20とFM用の音聴取装置30
との間では電波を利用した無線伝送によって音声信号の
伝送がなされ、音聴取装置30と補聴器10との間では
近接電磁界伝送(誘導ループ型)によって音声信号の伝
送がなされる。FM送信装置20の代りに、マイクロホ
ンとFM送信器とを一体化したいわゆるFMマイクロホ
ンを用いてもよい。
【0017】図4はFM送信装置のブロック構成図であ
る。FM送信装置20は、マイクロホン21と、FM変
調器22と、FM送信器23と、送信用アンテナ24と
からなる。案内放送等の音声はマイクロホン21で集音
され、案内放送等の音声に対応した電圧信号へ変換され
る。FM変調器22は、案内放送等の音声に対応した電
圧信号に基づいて搬送波周波数にFM変調を施す。FM
送信器23は、FM変調信号を電力増幅して送信用アン
テナ24に供給する。送信用アンテナ24からFM電波
が送信される。なお、FM送信装置20は、テープレコ
ーダ等や音声合成装置を備え、テープに録音されている
放送内容等を送信したり、コンピュータシステム等から
指令に基づいて音声メッセージを音声合成して送信する
ようにしてもよい。
【0018】図5はFM用の音聴取装置のブロック構成
図である。FM用の音聴取装置30は、受信用アンテナ
31と、FM受信器32と、出力レベル調整部33と、
低周波増幅器34と、出力切換部35と、バッテリ電源
部36と、電源スイッチ37と、首掛け式のループコイ
ル2とを備える。電源スイッチ37の操作部は、図1に
示した受信器3において、イヤホンジャック3Jを設け
た側面とは反対側の側面に設けている。
【0019】図5に示した電源スイッチ37がオン状態
に操作されると、バッテリ電源部36からバッテリ電源
VBが各回路部32,33,34へ供給されて、音聴取
装置30が動作状態となる。FM送信装置20から送信
されたFM電波は、受信用アンテナ31で受信され、F
M受信器32によって音声信号へ復調される。出力レベ
ル調整部33は、出力レベル調整用のボリューム等を備
える。レベル調整された音声信号は低周波増幅器34で
増幅されて出力切換部35へ供給される。低周波増幅器
34は、ループコイル2を直接駆動できるように出力イ
ンピーダンスの低いものを用いている。
【0020】出力切換部35は、切り替え端子を備えた
イヤホンジャック3Jを用いて構成している。出力切換
部35は、イヤホンプラグが装着されていない状態で
は、低周波増幅器34の出力がループコイル2へ供給さ
れる。これにより、ループコイル2から磁波信号(誘導
電磁界)を発生させることができる。イヤホンプラグが
装着されると、ループコイル2への接続が断になるとと
もに、低周波増幅器34の出力はイヤホン4へ供給され
る。これにより、健聴者や軽度の聴力障害者は、音聴取
装置30で受信した放送内容等の音声情報をイヤホン4
で聴取することができる。
【0021】図6は補聴器のブロック構成図である。補
聴器10は、マイクロホン11と、テレホンコイル12
と、入力切換スイッチ13と、補聴回路14と、イヤホ
ン15と、図示しないバッテリ電源等を備える。入力切
換スイッチ13がマイクロホン11側に切り替えられた
状態では、マイクロホン11で検出された音声信号が補
聴回路14で増幅されてイヤホン15へ供給される。入
力切換スイッチ13がテレホンコイル12側に切り替え
られた状態では、テレホンコイル12で検出された磁波
信号が補聴回路14で増幅されてイヤホン15へ供給さ
れる。
【0022】公共施設等でFM用の音聴取装置30を借
用した聴力障害者は、図2に示したように、音聴取装置
30のループコイル2を首に掛けるだけで音聴取装置3
0を装着することができる。そして、聴力障害者は、自
分の補聴器10をテレホンコイル使用モード(いわゆる
Tモード)に設定する。FM用の音聴取装置30は、F
M電波を利用した送信された案内放送等を受信し、受信
した信号を磁波信号に変換して出力するので、補聴器1
0のテレホンコイル使用モード(いわゆるTモード)を
利用して案内放送等を聴取できる。補聴器10は、利用
者の聴覚特性に合せて周波数特性,出力音圧特性が調整
されていることが多い。このため、自分用に特性が調整
された補聴器を使用するのが望ましい。聴力障害者は公
共施設等から貸与された音聴取装置30を装着すること
で、自分の補聴器10を用いて案内放送等を聴取するこ
とができる。これにより、FM送信装置20から出力さ
れる音声信号のみを明瞭に聴き取ることができる。な
お、音聴取装置30の出力レベル調整を行なうことで磁
波信号をレベルを調整することができる。これにより、
テレホンコイル使用モード(いわゆるTモード)での聴
取音量レベルを調整できる。
【0023】図7は赤外線を利用した音聴取システムの
ブロック構成図である。赤外線を利用した音聴取システ
ムは、赤外線送信装置40と、赤外線用の音聴取装置5
0と、補聴器10とからなる。赤外線送信装置40は、
案内放送等の音声信号によってFM変調された副搬送波
により輝度変調された赤外線(主搬送波)を送信する。
送信された赤外線は赤外線用の音聴取装置50で受信さ
れる。赤外線用の音聴取装置50は、受信した案内放送
等の音声信号に基づいて磁波信号を発生する。磁波信号
は補聴器10内のテレホンコイルで検出され、補聴器1
0内の補聴回路で増幅・周波数特性補正等がなされて、
補聴器10のイヤホン(電気−音響変換器)を駆動す
る。これにより、補聴器10の使用者は案内放送等を聴
取することができる。赤外線送信装置40と赤外線用の
音聴取装置50との間では赤外線を利用した無線伝送に
よって音声信号の伝送がなされ、音聴取装置50と補聴
器10との間では近接電磁界伝送(誘導ループ型)によ
って音声信号の伝送がなされる。
【0024】図8は赤外線送信装置のブロック構成図で
ある。赤外線送信装置40は、マイクロホン41と、F
M変調部42と、輝度変調部43と、赤外線発光部44
とからなる。案内放送等の音声はマイクロホン41で集
音され、案内放送等の音声に対応した電圧信号へ変換さ
れる。FM変調部22は、案内放送等の音声に対応した
電圧信号に基づいて副搬送波をFM変調する。輝度変調
部43は、FM変調した副搬送波信号で搬送波を輝度変
調する。これにより、赤外線発光部44から輝度変調さ
れた赤外線が送信(投光)される。赤外線搬送波の変調
方式は、日本電子機械工業会暫定規格(EIAJ CP
X−1205)赤外線空間アナログ音声伝送方式に準じ
たものである。赤外線搬送波のピーク波長は800〜9
00nmであり、副搬送波周波数2.3MHzとしてい
る。なお、赤外線送信装置40は、テープレコーダ等や
音声合成装置を備え、テープに録音されている放送内容
等を送信したり、コンピュータシステム等から指令に基
づいて音声メッセージを音声合成して送信するようにし
てもよい。
【0025】図9は赤外線用の音聴取装置のブロック構
成図である。赤外線用の音聴取装置50は、赤外線の受
光素子51と、赤外線受信部52と、出力レベル調整部
53と、低周波増幅器54と、出力切換部55と、バッ
テリ電源部56と、電源スイッチ57と、首掛け式のル
ープコイル2とを備える。電源スイッチ57の操作部
は、図1に示した受信器3において、イヤホンジャック
3Jを設けた側面とは反対側の側面に設けている。
【0026】図9に示した電源スイッチ57がオン状態
に操作されると、バッテリ電源部56からバッテリ電源
VBが各回路部52,53,54へ供給されて、音聴取
装置50が動作状態となる。赤外線送信装置40から送
信された赤外線は、受光素子51で受信され、赤外線受
信部52によって音声信号へ復調される。出力レベル調
整部53は、出力レベル調整用のボリューム等を備え
る。レベル調整された音声信号は低周波増幅器54で増
幅されて出力切換部55へ供給される。低周波増幅器5
4は、ループコイル2を直接駆動できるように出力イン
ピーダンスの低いものを用いている。
【0027】出力切換部55は、切り替え端子を備えた
イヤホンジャック3Jを用いて構成している。出力切換
部55は、イヤホンプラグが装着されていない状態で
は、低周波増幅器54の出力がループコイル2へ供給さ
れる。これにより、ループコイル2から磁波信号(誘導
電磁界)を発生させることができる。イヤホンプラグが
装着されると、ループコイル2への接続が断になるとと
もに、低周波増幅器54の出力はイヤホン4へ供給され
る。これにより、健聴者や軽度の聴力障害者は、音聴取
装置50で受信した放送内容等の音声情報をイヤホン4
で聴取することができる。
【0028】公共施設等で赤外線用の音聴取装置50を
借用した聴力障害者は、図2に示したように、音聴取装
置50のループコイル2を首に掛けるだけで音聴取装置
50を装着することができる。そして、聴力障害者は、
自分の補聴器10をテレホンコイル使用モード(いわゆ
るTモード)に設定する。赤外線用の音聴取装置50
は、赤外線を利用した送信された案内放送等を受信し、
受信した信号を磁波信号に変換して出力するので、補聴
器10のテレホンコイル使用モード(いわゆるTモー
ド)を利用して案内放送等を聴取できる。
【0029】補聴器10は、利用者の聴覚特性に合せて
周波数特性,出力音圧特性が調整されていることが多
い。このため、自分用に特性が調整された補聴器を使用
するのが望ましい。聴力障害者は公共施設等から貸与さ
れた音聴取装置50を装着することで、自分の補聴器1
0を用いて案内放送等を聴取することができる。これに
より、赤外線送信装置40から出力される音声信号のみ
を明瞭に聴き取ることができる。なお、音聴取装置50
の出力レベル調整を行なうことで磁波信号をレベルを調
整することができる。これにより、テレホンコイル使用
モード(いわゆるTモード)での聴取音量レベルを調整
できる。
【0030】図1に示した受信器3において、赤外線の
受光素子51はその受光指向方向が受信器3の正面にな
るように配設している。このため、図2に示した使用形
態では、音聴取装置1を装着した人の正面方向が赤外線
受光の最大感度方向となる。そして、装用者の体の向き
を変えるか又は体をひねるかの簡単な動作で、赤外線用
の音聴取装置50の受光方向を赤外線送信装置に向けら
れるので、これらの動作をすることにより、赤外線送信
装置から放射される赤外線搬送波を最適の聴こえが得ら
れるようにして捉えることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る音聴取装置は、首掛け式の
ループコイルに受信器を付設したので、補聴器の使用者
は首掛け式のループコイルを首に掛けるだけで受信器も
同時に装用できる。受信器にループコイルを接続する作
業が不要であるので、装用が容易である。よって、装用
に不慣れな、例えば、公共の施設でこの種の装置を臨時
に借り受けて使用する人であっても簡単に装用できるこ
とになる。また、受信器にイヤホンで音声信号を聴取す
ることができる出力切換部を設けたので健聴者や軽度の
聴力障害者は、受信器で受信した放送内容等の音声情報
をイヤホンで聴取することができる。
【0032】ワイヤレス信号として赤外線信号を用いる
ことで、無線による案内放送等のサービスエリアを特定
範囲に限定することができる。赤外線は直進性に優れて
いるので、複数系統の案内放送等を行なう場合は、各系
統の赤外線送信機の投光範囲を異ならせることで、単一
のチャネルであっても複数系統の案内放送等を混信なく
行なうことができる。例えば、博物館や美術館等におい
ては各展示物毎に案内放送等を行なうことができる。ま
た、各種展示場では各展示ブース毎に案内放送等を行な
うことができる。本発明に係る音聴取装置の使用者は、
体の向きを変えたり、受信器の向きを変えたりすること
で、受信器を最大感度の方向へ向けて、最良の状態で案
内放送等を聴取することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音聴取装置の斜視図
【図2】本発明に係る音聴取装置の使用形態を示す説明
【図3】FM電波を利用した音聴取システムのブロック
構成図
【図4】FM送信装置のブロック構成図
【図5】FM用の音聴取装置のブロック構成図
【図6】補聴器のブロック構成図
【図7】赤外線を利用した音聴取システムのブロック構
成図
【図8】赤外線送信装置のブロック構成図
【図9】赤外線用の音聴取装置のブロック構成図
【符号の説明】
1,30,50…音聴取装置、2…ループコイル、3…
受信器、3V…出力調整つまみ、3J…イヤホンジャッ
ク、4…イヤホン、10…補聴器、20…FM送信装
置、40…赤外線送信装置。
フロントページの続き (72)発明者 近藤 幸弘 東京都国分寺市東元町3丁目20番41号 リオン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−130696(JP,A) 意匠登録805446(JP,S) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 25/00 H04B 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号によって変調されたワイヤレス
    信号を受信器によって受信して音声信号を抽出し、この
    音声信号を首掛け式のループコイルに出力してこのルー
    プコイルから磁波信号を発生させることで、テレホンコ
    イルを備えた補聴器へ前記音声信号を中継伝送して前記
    音声信号に基づく音声を前記補聴器で聴取できるように
    した音聴取装置において、前記ループコイルの一部に前
    記受信器を付設すると共に、前記受信器にイヤホンで音
    声信号を聴取することができる出力切換部を設けたこと
    を特徴とする音聴取装置。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤレス信号は赤外線信号である
    ことを特徴とする請求項1記載の音聴取装置。
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