JP3431388B2 - カルコパイライト構造半導体薄膜の製造方法 - Google Patents
カルコパイライト構造半導体薄膜の製造方法Info
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Description
に利用されるカルコパイライト構造半導体薄膜のの製造
方法に関する。
族、III族、VI族からなるカルコパイライト構造半導体
薄膜は光吸収係数が大きく、太陽電池を構成するのに有
利な材料である。このカルコパイライト薄膜を作製する
場合において、例えばCu(In,Ga)Se2におい
て、I族であるCuの過剰組成のカルコパイライト構造
半導体薄膜を形成した後、III族である(In,Ga)
の過剰組成のカルコパイライト層を前記薄膜上に形成す
ることによって結晶粒径が大きく、さらにCu2-XSe
等の異相化合物を析出させない二重層カルコパイライト
薄膜形成方法(Bi-layer法)が行われている。しかし、
この方法により形成されたCu(In,Ga)Se2薄
膜は下部電極との密着性が弱く剥離が生じるため、この
問題が大面積かつ安定した太陽電池を供給するための弊
害となっていた。
年12月の第1回ファースト・ワールド・カンファレン
ス・オン・フォトヴォルテイイック・エナジー・コンヴ
ァージョン(1st World Conference on Photovoltaic E
nergy Conversion)においてナショナル・リニューアブ
ル・エナジー・ラボラトリー(National Renewable Ene
rgy Laboratory, NREL)のコントレラス(Contreras)等
は、3ステージ(3-Stage)法によるCu(In,G
a)Se2薄膜形成法を提案している。この3ステージ
法によれば第1層の(In,Ga)2Se3プレカーサ膜
の上にCu過剰組成になるまでCu2Seを蒸着し、第
三層の(In,Ga)2Se3を蒸着して再び(In,G
a)過剰組成としている。この成膜法によれば、膜形成
時における構成元素数が少なく、任意の組成を有する膜
形成の再現性が高くなったとしている。
ージ法によれば、3ステージ膜と同じ組成比を示す2ス
テージCu(In,Ga)Se2膜の形成において、2
ステージCu(In,Ga)Se2膜では結晶粒径が小
さく、太陽電池にしたときの変換効率も低いことから、
前記3ステージ法で第二層のCu2Seを蒸着すると
き、膜全体の組成が一度Cu過剰組成になるまでCuと
Seを蒸着する必要があることを示している。この時、
膜形成を行いながら膜の組成がどの程度Cu過剰組成に
なっていることがわからなければ第三層の(In,G
a)2Se3を蒸着した際に最終的な膜の組成を予測する
ことが難しくなり、最終的な膜の組成がCu過剰組成膜
となった状態では太陽電池特性を劣化させるCu2-XS
e等の異相化合物を析出する結果となってしまう。さら
に、実験的に適度なCu過剰組成となるようにそれぞれ
の蒸着源からのフラックスの条件を一度確立しても、真
空度や残留ガスの種類の微妙な違いによって同一の組成
を示す膜の形成を再現することが困難となる。従ってC
u(In,Ga)Se2薄膜形成時において、第二層C
u2Se堆積時にCu(In,Ga)Se2薄膜をいかに
再現性よく適度なCu過剰組成膜に制御することと、第
三層(In,Ga)2Se3の堆積時においていかに再現
性よく適度な(In,Ga)過剰組成膜に制御すること
が課題となる。
て膜形成中にSeが不足すると、膜はメタリックな性質
となり、太陽電池デバイスとしての機能を果たさない。
め、組成制御が容易で成膜の再現性に優れたカルコパイ
ライト構造半導体薄膜の製造方法を提供することを目的
とする。
に、本発明のカルコパイライト構造半導体薄膜の製造方
法は、一定の熱量を放出し基板を加熱する発熱体と、加
熱された基板温度を計測する手段を備えた装置を用いた
I−III−VI2型カルコパイライト構造半導体薄膜の製造
方法であって、加熱された基板上に下記(A)〜(E)
から選ばれる少なくとも一つの化合物からなる第一層薄
膜を堆積し、 (A)III族及びVI族元素 (B)III−VI元素化合物 (C)化学量論(stoichiometry)比組成のI族、III族元
素及びVI族元素 (D)化学量論(stoichiometry)比組成のI−III−VI2型
元素化合物 (E)III族元素が過剰なI族、III族及びVI族の組成元
素 (F)III族元素が過剰なI−III−VI2型元素化合物 前記第一層上に下記(a)〜(f)から選ばれる少なく
とも一つの化合物からなる第二層薄膜を堆積し、膜全体
の組成はI族元素が過剰組成のI−III−VI2型カルコパイ
ライト構造半導体薄膜を形成し、 (a)I族及びVI族元素 (b)I−VI元素化合物 (c)化学量論(stoichiometry)比組成のI族、III族元
素及びVI族元素 (d)化学量論(stoichiometry)比組成のI−III−VI2型
元素化合物 (e)I族元素が過剰なI族、III族及びVI族の組成元素 (f)I族元素が過剰なI−III−VI2型元素化合物前記第二層の堆積中に基板温度の飽和特性を示した後に
低下を示したところで前記第二層の堆積を停止し、 その
後、再度前記(A)〜(E)から選ばれる少なくとも一
つの化合物からなる第三層薄膜を堆積し、膜全体の組成
が化学量論比組成またはIII族元素が過剰組成のI−III
−VI2型カルコパイライト構造半導体薄膜を形成するこ
とを特徴とする。
に低下した基板温度が再び上昇し、飽和特性を示すとこ
ろで前記第三層の堆積を停止することが好ましい。
る工程において基板温度をI−VI族元素の化合物の溶解
する温度以上に保持することが好ましい。
いは第二層、第三層を堆積する工程において前記第二層
の基板温度の低下が認められる箇所以外において基板温
度の低下が観測された場合に薄膜製造工程を停止するこ
とが好ましい。
の補充を行うことが好ましい。
CuまたはAgのうち少なくとも一つを用いることが好
ましい。
てInあるいはGa、Alのうち少なくとも一つを用い
ることが好ましい。
SあるいはSe、Teのうち少なくとも一つを用いるこ
とが好ましい。
体と、加熱された基板温度を計測する機構と、一定の基
板温度を保持するための発熱体の電力源と、発熱体への
供給電力の変化を計測する機構を備えた製造装置を用い
てもよい。
熱体に供給する電力値が飽和特性を示した後に供給電力
の増加を示したところで前記第二層の堆積を停止するこ
とが好ましい。
に増加を示した発熱体への供給電力が再び減少し、飽和
特性を示すところで前記第三層の堆積を停止することが
好ましい。
る工程において基板温度をI−VI族元素の化合物の溶解
する温度以上に保持することが好ましい。
いは第二層、第三層を堆積する工程において前記第二層
の発熱体への供給電力の増加が認められる箇所以外にお
いて供給電力の増加が観測された場合に薄膜製造工程を
停止することが好ましい。
補充を行うことが好ましい。
CuまたはAgのうち少なくとも一つを用いることが好
ましい。
てInあるいはGa、Alのうち少なくとも一つを用い
ることが好ましい。
SあるいはSe、Teのうち少なくとも一つを用いるこ
とが好ましい。
0.1〜2.5μm、第2層の厚さが0.1〜1.5μ
m、第3層の厚さが0.1〜2.0μm、合計の厚さが
0.3〜6.0μm範囲であることが好ましい。
基板上に前記(A)〜(E)から選ばれる少なくとも一
つの化合物からなる第一層薄膜を堆積し、この第一層上
に前記(a)〜(f)から選ばれる少なくとも一つの化
合物からなる第二層薄膜を堆積し、膜全体の組成がI族
元素が過剰組成のI−III−VI2型カルコパイライト構造
半導体薄膜を形成し、その後、再度前記(A)〜(E)
から選ばれる少なくとも一つの化合物からなる第三層薄
膜を堆積し、膜全体の組成が化学量論比組成またはIII
族元素が過剰組成のI−III−VI2型カルコパイライト構
造半導体薄膜を形成することにより、組成制御が容易か
つ成膜の再現性に優れたカルコパイライト構造半導体薄
膜を製造できる。
した後に低下を示したところで前記第二層の堆積を停止
する、あるいは第二層の堆積中に発熱体に供給する電力
値が飽和特性を示した後に供給電力の増加を示したとこ
ろで前記第二層の堆積を停止するという本発明の好まし
い例によれば、III族元素過剰組成からI族元素過剰組成
への変化点を膜形成を行いながら計測できるので成膜の
再現性よく製造できる。
再び上昇し、飽和特性を示すところで前記第三層の堆積
を停止する、あるいは第三層の堆積中に増加を示した発
熱体への供給電力が再び減少し、飽和特性を示すところ
で前記第三層の堆積を停止するという本発明の好ましい
例によれば、同様にI族元素過剰組成からIII族元素過剰
組成への変化点を膜形成を行いながら計測できるので成
膜の再現性よく製造できる。
度をI−VI族元素の化合物の溶解する温度以上に保持す
るという本発明の好ましい例によれば、結晶成長時にお
いて溶液のフラックスを利用しながら膜形成が行われる
ので、結晶粒径が大きく内部に欠陥の少ない良質な結晶
が得られ、かつ基板温度の変化を感度良く計測ができる
ので効率的にモニタリングすることができる。
する工程において前記第二層の基板温度の低下が認めら
れる箇所以外において基板温度の低下が観測された場
合、あるいは発熱体への供給電力の増加が認められる箇
所以外において供給電力の増加が観測された場合に薄膜
製造工程を停止するという本発明の好ましい例によれ
ば、VI族元素が不足することにより低下した基板温度を
検知することにより薄膜製造工程を停止し、製品不良率
を下げることができる。
の補充を行うという本発明の好ましい例によれば、VI族
元素が不足することにより低下した基板温度をいち早く
検知することにより製品不良率を下げ、歩留まりを上げ
ることができる。
少なくとも一つを、III族元素としてInあるいはG
a、Alのうち少なくとも一つをVI族元素としてSある
いはSe、Teのうち少なくとも一つを用いるという本
発明の好ましい例によれば、各元素組成を有する薄膜太
陽電池の吸収層材料の製造に適用することができる。
参照してさらに詳しく説明する。本発明の製造方法およ
び製造装置はI−III−VI2型カルコパイライト構造半導
体薄膜を形成する場合において、例えばCu(In,G
a)Se2薄膜を形成する際に一定の熱量を放出するこ
とが可能な基板加熱機構を用いて基板の加熱を行い、成
膜中の基板温度を計測し、基板温度の変化量に応じて各
蒸着源からのフラックスを制御すること、あるいは一定
の基板温度を保つような電力源を備えた基板加熱機構を
用いて加熱を行い、成膜中の基板温度と基板加熱機構へ
の供給電力量の変化を計測し、それらの変化量に応じて
各蒸着源からのフラックスを制御することにより(I
n,Ga)過剰組成からCu過剰組成への組成の変化、
またはCu過剰組成から(In,Ga)過剰組成への組
成の変化を膜形成を行いながら自動制御することが可能
なカルコパイライト構造半導体薄膜の製造方法および製
造装置であり、それぞれの蒸着源からの供給量の調節を
薄膜作製プロセスの途中で行う必要がなくなり製造プロ
セスのスル−プットや膜品質の再現性を向上させること
ができる。すなわち、高品質な膜を再現性よく大量に製
造することにより製品不良率を下げ、生産効率を向上さ
せることができる。
膜形成装置において、基板を加熱する機構と基板温度を
計測する温度モニター、そして一定の熱量を放出するこ
とが可能な基板加熱機構を用いて基板の加熱を行いなが
ら成膜中の基板温度を計測し、基板温度の変化量に応じ
て各蒸着源からのフラックスを制御する機構、あるいは
温度モニターで計測した基板温度を一定の値を保つよう
に発熱体への供給電力を制御するフィードバック回路
と、供給電力量の変化を計測する電力モニターと、供給
電力の変化量に応じて各蒸着源からのフラックスを制御
する回路を用いる。それぞれ各蒸着源からのフラックス
の変化は蒸着源の入ったKセル上方に設置されたシャッ
ターの開閉により行う。また、基板温度のモニターには
熱電対あるいは赤外線の放射強度を計測する温度モニタ
ーを用いる。
導体薄膜の作製装置の概略を図1に示す。その製造装置
及び製造方法を以下に述べる。
に、基板ホルダー2と基板を加熱するタンタルヒータ3
を設け、1μm厚のMoをコートした厚さ1mmのソ−
ダライムガラス基板4上にCu(In,Ga)Se2薄
膜5を厚さ2μmに堆積した。基板を加熱する際、タン
タルヒーターに対しある一定値の電力を加えることによ
り、目的とする基板温度が得られるよう基板加熱を制御
した。基板温度は基板ホルダー内に取り付けられた熱電
対6を用いて基板裏側より計測した。真空容器内部にC
u(In,Ga)Se2の主成分であるCuの蒸着源1
0とInの蒸着源11、Gaの蒸着源12とSeの蒸着
源13を用意し、真空度約10-7Torrのもとで、Cu、
In、Ga、Seの蒸着源ルツボの温度をそれぞれ12
20℃、850℃、900℃、180℃に熱し、第一層
と第三層はIn、Ga、Seの各元素を蒸発させ、第二
層にCu、Seの各蒸着源を蒸発させCu(In,G
a)Se2薄膜の形成を行った。このとき第一層の基板
温度は300℃一定とし、第二、三層の基板温度は55
0℃一定とした。第二層のCuとSeを蒸着する際、膜
の組成がCu過剰となるまで蒸着し、その後最終的な組
成比(原子数比)が約Cu/(In+Ga)=0.8〜
1.0になるまで再度In、Ga、Seを蒸着した。各
層の厚さは第一層は1.0μm、第二層が0.8μm、
第三層が0.2μmであった。なお、図1の装置のサイ
ズは縦100cm、横幅50cmであり、Kセルと基板
間の距離は約30cmであった。
時の基板温度の変化を示す。実線19は成膜プロセス中
の基板温度の変化を表している。実線19のA〜G点に
おけるCu(In,Ga)Se2薄膜の組成を表1に示
す。
a)過剰組成、C点では化学量論組成、D点、E点、F
点ではそれぞれCu過剰組成となっていることがわか
る。すなわち実線19の基板温度が下がり始めた時点か
ら膜の組成は(In,Ga)過剰組成からCu過剰組成
へと変化していることがわかる。また、Cu過剰組成に
なった後、基板温度の変化をコンピュータ14により読
みとり、C点の飽和点より一定の基板温度だけ減少した
E点でKセル上方に設置されたシャッター15の開閉に
より蒸着するフラックスを自動的にIn、Ga、Seに
切り換えると再度基板温度が上昇に伴い基板温度が上昇
し、飽和特性を示したG点でIn、Ga、Seの蒸着を
終了した。G点での膜の組成は太陽電池に最適な組成を
有することがわかった。
形成中に不足すると、膜の性質が金属的になることか
ら、図2の組成がIII族リッチからI族リッチに切り替わ
ったときと同じ現象が現れる。すなわち、基板温度が下
がる現象が現れる。従って、通常変化の現れるポイント
以外で変化があることは異常を示すわけで、デバイスク
オリティにならない膜を早期発見できる。たとえばこの
ような異常が現れたときに、装置にインターロック機構
を設けて、膜形成を停止すれば製品不良の低下につなが
る。
を有する本発明の製造装置を用いれば、Cu(In,G
a)Se2薄膜太陽電池に重要な組成を再現性よく精密
に制御することが可能であった。
導体薄膜の製造方法を以下に述べる。本実施例では実施
例1と同様の装置及び方法でCu(In,Ga)Se2
薄膜形成を行った。図3にCu(In,Ga)Se2薄
膜形成時の基板温度の変化を示す。実線20は成膜プロ
セス中の基板温度の変化を表している。このとき図2で
は膜の組成が第二層目でIn過剰組成からCu過剰組に
切り替わったとき基板温度の低下を示したが、図3では
組成の切り替わりとは関係ない第一層目のH点において
基板温度の低下を示した。この時できたCu(In,G
a)Se2薄膜の組成を表2に示す。
る。すなわち、膜組成がSe不足になると基板温度が低
下することがわかる。Se不足なCu(In,Ga)S
e2薄膜は金属的な導電特性を示し、このような膜を太
陽電池の光吸収層に適用すると太陽電池デバイスとして
の機能を果たさない。
有する本発明の製造装置を用いれば、Se不足になる状
態をいち早く検知することができ、製品不良率の下げ歩
留まりを向上させることが可能となった。
膜の作製装置の概略を図4に示す。本実施例では基板温
度測定用の熱電対6を基板表面側に取り付けている。そ
の際基板全体を遮らないよう、基板の一部分にのみ接触
するように取り付けている。実施例1と同様の方法でC
u(In,Ga)Se2薄膜形成を行ったところ、実施
例1と同様の結果が得られた。すなわち、基板温度の測
定は基板裏面に限られるものではないことがわかった。
を有する本発明の製造装置を用いれば、Cu(In,G
a)Se2薄膜太陽電池に重要な組成を再現性よく精密
に制御することが可能である。
膜の作製装置の概略を図5に示す。本実施例では赤外線
放射温度計8を用いて基板表面温度の計測を行ってい
る。この時赤外線を透過する窓9を真空容器1に取り付
け、真空容器外部から基板表面温度が計測できるよう工
夫されている。実施例1と同様の方法でCu(In,G
a)Se2薄膜形成を行ったところ、実施例1と同様の
結果が得られた。すなわち、基板温度の測定手段は真空
容器外部にあってもよいことがわかった。
を有する本発明の製造装置を用いれば、Cu(In,G
a)Se2薄膜太陽電池に重要な組成を再現性よく精密
に制御することが可能である。
導体薄膜の作製装置の概略を図6に示す。本実施例にお
ける基板加熱機構において、基板を加熱する際ある一定
温度を保持するようタンタルヒータ3に対し電力源16
より電力を供給し、設定した基板温度からずれが生じた
ときにはヒータへの供給電力量を変化させるようなフィ
ードバックシステムを設置することにより目的とする基
板温度が得られるよう基板加熱を制御した。このとき基
板温度を一定に保つために表れた供給電力量の変化を電
圧計17あるいは電流計18を用いて計測を行った。ま
た、供給電力量に変化が生じたとき、その変化量に応じ
て自動的に蒸着源からのフラックスを制御できるような
制御回路14を設け、蒸着源の入ったKセル上方に設置
されたシャッター15の開閉により制御を行った。基板
温度は基板ホルダー内に取り付けられた熱電対6を用い
て基板裏側より計測した。真空容器内部にCu(In,
Ga)Se2の主成分であるCuの蒸着源10とInの
蒸着源11、Gaの蒸着源12とSeの蒸着源13を用
意し、真空度約10-7Torrのもとで、Cu、In、G
a、Seの蒸着源ルツボの温度をそれぞれ1220℃、
850℃、900℃、180℃に熱し、第一層と第三層
はIn、Ga、Seの各元素を蒸発させ、第二層にC
u、Seの各蒸着源を蒸発させCu(In,Ga)Se
2薄膜の形成を行った。このとき第一層の基板温度は3
00℃一定とし、第二、三層の基板温度は550℃一定
とした。第二層のCuとSeを蒸着する際、膜の組成が
Cu過剰となるまで蒸着し、その後最終的な組成比(原
子数比)が約Cu/(In+Ga)=0.8〜1.0に
なるまで再度In、Ga、Seを蒸着した。
時の形成時間に対する基板を加熱するヒータへの供給電
力量の変化を示す。実線21は成膜プロセス中のヒータ
への供給電力量の変化を表している。実線21のA〜G
点におけるCu(In,Ga)Se2薄膜の組成を表3
に示す。
a)過剰組成、C点では化学量論組成、D点、E点、F
点ではそれぞれCu過剰組成となっていることがわか
る。すなわち実線21のC点以降で下がり始めた基板温
度を一定温度に保持するよう基板加熱ヒータへの供給電
力量が増加し始めた時点から膜の組成はしていることが
わかる。また、Cu過剰組成になった後、供給電力の変
化をコンピュータ14により読みとり、C点の飽和点よ
り一定の電力値だけ増加したE点でKセル上方に設置さ
れたシャッター15の開閉により蒸着するフラックスを
自動的にIn、Ga、Seに切り換えると再度基板温度
が上昇に伴い基板加熱ヒータへの供給電力量が減少し、
飽和特性を示したG点でIn、Ga、Seの蒸着を終了
した。G点での膜の組成は太陽電池に最適な組成を有す
ることがわかった。
を有する本発明の製造装置を用いれば、Cu(In,G
a)Se2薄膜太陽電池に重要な組成を再現性よく精密
に制御することが可能となった。
導体薄膜の製造方法を以下に述べる。本実施例では実施
例5と同様の装置及び方法でCu(In,Ga)Se2
薄膜形成を行った。図8にCu(In,Ga)Se2薄
膜形成時の基板加熱機構への供給電力量の変化を示す。
実線22は成膜プロセス中の基板温度の変化を表してい
る。このとき図7では膜の組成が第二層目でIn過剰組
成からCu過剰組に切り替わったとき基板加熱機構への
供給電力の増加を示したが、図8では組成の切り替わり
とは関係ない第一層目のH点において供給電力の増加を
示した。この時できたCu(In,Ga)Se2薄膜の
組成を表4に示す。
る。すなわち、膜組成がSe不足になると基板加熱機構
への供給電力が増加することがわかる。Se不足なCu
(In,Ga)Se2薄膜は金属的な導電特性を示し、
このような膜を太陽電池の光吸収層に適用すると太陽電
池デバイスとしての機能を果たさない。
有する本発明の製造装置を用いれば、Se不足になる状
態をいち早く検知することができ、製品不良率を下げ歩
留まりを向上させることができた。
膜の作製装置の概略を図9に示す。本実施例では基板温
度測定用の熱電対6を基板表面側に取り付けている。そ
の際基板全体を遮らないよう、基板の一部分にのみ接触
するように取り付けている。
a)Se2薄膜形成を行ったところ、実施例5と同様の
結果が得られた。すなわち、基板温度の測定は基板裏面
に限られるものではないことがわかった。
を有する本発明の製造装置を用いれば、Cu(In,G
a)Se2薄膜太陽電池に重要な組成を再現性よく精密
に制御することが可能である。
膜の作製装置の概略を図10に示す。本実施例では赤外
線放射温度計8を用いて基板表面温度の計測を行ってい
る。この時赤外線を透過する窓9を真空容器1に取り付
け、真空容器外部から基板表面温度が計測できるよう工
夫されている。実施例5と同様の方法でCu(In,G
a)Se2薄膜形成を行ったところ、実施例5と同様の
結果が得られた。すなわち、基板温度の測定手段は真空
容器内部に限られるものではないことがわかった。
を有する本発明の製造装置を用いれば、Cu(In,G
a)Se2薄膜太陽電池に重要な組成を再現性よく精密
に制御することが可能である。
2型カルコパイライト構造半導体薄膜の製造方法によれ
ば、一定の熱量を放出し基板の加熱する発熱体と、加熱
された基板温度を計測する機構とを備えた製造装置を用
い、加熱された基板上に前記(A)〜(E)から選ばれ
る少なくとも一つの化合物からなる第一層薄膜を堆積
し、この第一層上に前記(a)〜(f)から選ばれる少
なくとも一つの化合物からなる第二層薄膜を堆積し、膜
全体の組成がI族元素が過剰組成のI−III−VI2型カルコ
パイライト構造半導体薄膜を形成し、前記第二層の堆積
中に基板温度の飽和特性を示した後に低下を示したとこ
ろで前記第二層の堆積を停止し、その後、再度前記
(A)〜(E)から選ばれる少なくとも一つの化合物か
らなる第三層薄膜を堆積し、膜全体の組成が化学量論比
組成またはIII族元素が過剰組成のI−III−VI2型カルコ
パイライト構造半導体薄膜を形成することにより、組成
制御が容易かつ成膜の再現性に優れたカルコパイライト
構造半導体薄膜を製造できる。
の光電変換素子に応用可能な高品質で、組成の制御性に
優れたカルコパイライト薄膜を再現性よく作製すること
ができる。
成装置の構成を示す断面図。
ライト薄膜形成時における基板温度の変化を示すグラフ
図。
施例2におけるカルコパイライト薄膜形成時における基
板温度の変化を示すグラフ図。
薄膜形成装置を示す断面図。
薄膜形成装置を示す断面図。
成装置の構成を示す断面図。
ライト薄膜形成時における基板加熱機構への供給電力量
の変化を示すグラフ図。
施例6におけるカルコパイライト薄膜形成時における基
板加熱機構への供給電力量の変化を示すグラフ図。
薄膜形成装置を示す断面図。
ト薄膜形成装置を示す断面図。
変化 22 成膜プロセス中の基板加熱機構への供給電力量の
変化
Claims (17)
- 【請求項1】 一定の熱量を放出し基板を加熱する発熱
体と、加熱された基板温度を計測する手段を備えた装置
を用いたI−III−VI2型カルコパイライト構造半導体薄
膜の製造方法であって、加熱された基板上に下記(A)
〜(E)から選ばれる少なくとも一つの化合物からなる
第一層薄膜を堆積し、 (A)III族及びVI族元素 (B)III−VI元素化合物 (C)化学量論(stoichiometry)比組成のI族、III族元
素及びVI族元素 (D)化学量論(stoichiometry)比組成のI−III−VI2型
元素化合物 (E)III族元素が過剰なI族、III族及びVI族の組成元
素 (F)III族元素が過剰なI−III−VI2型元素化合物 前記第一層上に下記(a)〜(f)から選ばれる少なく
とも一つの化合物からなる第二層薄膜を堆積し、膜全体
の組成はI族元素が過剰組成のI−III−VI2型カルコパイ
ライト構造半導体薄膜を形成し、 (a)I族及びVI族元素 (b)I−VI元素化合物 (c)化学量論(stoichiometry)比組成のI族、III族元
素及びVI族元素 (d)化学量論(stoichiometry)比組成のI−III−VI2型
元素化合物 (e)I族元素が過剰なI族、III族及びVI族の組成元素 (f)I族元素が過剰なI−III−VI2型元素化合物 前記第二層の堆積中に基板温度の飽和特性を示した後に
低下を示したところで前記第二層の堆積を停止し、その
後、再度前記(A)〜(E)から選ばれる少なくとも一
つの化合物からなる第三層薄膜を堆積し、膜全体の組成
が化学量論比組成またはIII族元素が過剰組成のI−III
−VI2型カルコパイライト構造半導体薄膜を形成するこ
とを特徴とするカルコパイライト構造半導体薄膜の製造
方法。 - 【請求項2】 第三層の堆積中に低下した基板温度が再
び上昇し、飽和特性を示すところで前記第三層の堆積を
停止する請求項1に記載のカルコパイライト構造半導体
薄膜の製造方法。 - 【請求項3】 前記第二層を堆積する工程において基板
温度をI−VI族元素の化合物の溶解する温度以上に保持
できるように加熱する請求項1に記載のカルコパイライ
ト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項4】 前記第一層、第二層及び第三層を堆積す
る工程において、前記第二層の基板温度の低下が認めら
れる箇所以外において基板温度の低下が観測された場合
に薄膜製造工程を停止する請求項1に記載のカルコパイ
ライト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項5】 前記薄膜形成停止後、VI族元素蒸着源の
補充を行う請求項4に記載のカルコパイライト構造半導
体薄膜の製造方法。 - 【請求項6】 I族元素が、Cu及びAgから選ばれる
少なくとも一つの元素である請求項1に記載のカルコパ
イライト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項7】 III族元素が、In、Ga及びAlから
選ばれる少なくとも一つの元素である請求項1に記載の
カルコパイライト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項8】 VI族元素がS、Se及びTeから選ばれ
る少なくとも一つの元素である請求項1に記載のカルコ
パイライト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項9】 基板を加熱する発熱体と、加熱された基
板温度を計測する機構と、一定の基板温度を保持するた
めの発熱体の電力源と、発熱体への供給電力の変化を計
測する機構を備えた製造装置を用いたI−III−VI2型カ
ルコパイライト構造半導体薄膜の製造方法であって、加
熱された基板上に下記(A)〜(E)から選ばれる少な
くとも一つの化合物からなる第一層薄膜を堆積し、 (A)III族及びVI族元素 (B)III−VI元素化合物 (C)化学量論(stoichiometry)比組成のI族、III族元
素及びVI族元素 (D)化学量論(stoichiometry)比組成のI−III−VI2型
元素化合物 (E)III族元素が過剰組成なI族、III族及びVI族元素 (F)III族元素が過剰組成なI−III−VI2型元素化合物 前記第一層上に下記(a)〜(f)から選ばれる少なく
とも一つの化合物からなる第二層薄膜を堆積し、膜全体
の組成はI族元素が過剰組成のI−III−VI2型カルコパイ
ライト構造半導体薄膜を形成し、 (a)I族及びVI族元素 (b)I−VI元素化合物 (c)化学量論(stoichiometry)比組成のI族、III族元
素及びVI族元素 (d)化学量論(stoichiometry)比組成のI−III−VI2型
元素化合物 (e)I族元素が過剰組成なI族、III族及びVI族元素 (f)I族元素が過剰組成なI−III−VI2型元素化合物 前記第二層の堆積中に発熱体に供給する電力値が飽和特
性を示した後に供給電力の増加を示したところで前記第
二層の堆積を停止し、その後、再度前記(A)〜(E)
から選ばれる少なくとも一つの化合物からなる第三層薄
膜を堆積し、膜全体の組成が化学量論比組成あるいはII
I族元素が過剰組成のI−III−VI2型カルコパイライト構
造半導体薄膜を形成することを特徴とするカルコパイラ
イト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項10】 第三層の堆積中に増加を示した発熱体
への供給電力が再び減少し、飽和特性を示すところで前
記第三層の堆積を停止する請求項9に記載のカルコパイ
ライト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項11】 前記第二層を堆積する工程において基
板温度をI−VI族元素の化合物の溶解する温度以上に保
持する請求項9に記載のカルコパイライト構造半導体薄
膜の製造方法。 - 【請求項12】 前記第一層、第二層及び第三層を堆積
する工程において前記第二層の発熱体への供給電力の増
加が認められる箇所以外において供給電力の増加が観測
された場合に薄膜製造工程を停止する請求項9に記載の
カルコパイライト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項13】 前記薄膜形成停止後、VI族元素蒸着源
の補充を行う請求項12に記載のカルコパイライト構造
半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項14】 I族元素が、Cu及びAgから選ばれ
る少なくとも一つである請求項9に記載のカルコパイラ
イト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項15】 III族元素が、In、Ga及びAlか
ら選ばれる少なくとも一つである請求項9に記載のカル
コパイライト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項16】 VI族元素が、S、Se及びTeから選
ばれる少なくとも一つである請求項9に記載のカルコパ
イライト構造半導体薄膜の製造方法。 - 【請求項17】 第1層の厚さが0.1〜2.5μm、
第2層の厚さが0.1〜1.5μm、第3層の厚さが
0.1〜2.0μm、合計の厚さが0.3〜6.0μm
範囲である請求項1に記載のカルコパイライト構造半導
体薄膜の製造方法。
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JP05810896A JP3431388B2 (ja) | 1995-03-15 | 1996-03-14 | カルコパイライト構造半導体薄膜の製造方法 |
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JP7-68272 | 1995-03-27 | ||
JP6827295 | 1995-03-27 | ||
JP7-55785 | 1995-03-27 | ||
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JPH08330232A JPH08330232A (ja) | 1996-12-13 |
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ID=27295708
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1996
- 1996-03-14 JP JP05810896A patent/JP3431388B2/ja not_active Expired - Lifetime
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