JP3431327B2 - 3段繰り出しズームレンズ鏡筒 - Google Patents

3段繰り出しズームレンズ鏡筒

Info

Publication number
JP3431327B2
JP3431327B2 JP01910295A JP1910295A JP3431327B2 JP 3431327 B2 JP3431327 B2 JP 3431327B2 JP 01910295 A JP01910295 A JP 01910295A JP 1910295 A JP1910295 A JP 1910295A JP 3431327 B2 JP3431327 B2 JP 3431327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens barrel
delivery
barrel
optical axis
feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01910295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08211278A (ja
Inventor
和宜 石塚
信明 青木
Original Assignee
ペンタックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ペンタックス株式会社 filed Critical ペンタックス株式会社
Priority to JP01910295A priority Critical patent/JP3431327B2/ja
Publication of JPH08211278A publication Critical patent/JPH08211278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3431327B2 publication Critical patent/JP3431327B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトカメラ等に
用いられる3段繰り出しズームレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】近年のズームレンズを搭
載したコンパクトカメラは、収納長を短縮するために、
使用時にはレンズ鏡筒をカメラボディから繰り出す構造
を有しており、最近では3段繰り出しズームレンズを搭
載したコンパクトカメラも製品化されている。
【0003】しかしながら、従来の3段繰り出しズーム
レンズを搭載したコンパクトカメラでは、レンズ鏡筒を
3段繰り出し構造としたお陰で収納長を短縮することに
は成功したが、鏡筒内部に設けられる鏡筒駆動用の筒状
部材や駆動部材の数が増加したことでレンズ鏡筒の径方
向での大きさが増加し、この結果、コンパクトカメラの
高さ及び横幅でのコンパクト化は図れなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上述した従来の問題点に鑑み
てなされたもので、伸縮機構及び駆動機構が簡単で、レ
ンズ鏡筒の径方向での大きさを増加させることのない3
段繰り出しズームレンズ鏡筒を得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明の3段繰り出しズームレンズ鏡筒
は、固定筒状部材と;この固定筒状部材とヘリコイド結
合された第一繰出鏡筒と;この第一繰出鏡筒とヘリコイ
ド結合された第二繰出鏡筒と;この第二繰出鏡筒とヘリ
コイド結合された第三繰出鏡筒と;上記第三繰出鏡筒内
に支持された前群レンズと;上記第二繰出鏡筒内に支持
された後群レンズと;上記第一繰出鏡筒を固定筒状部材
に対して回動させる駆動手段と;上記第一繰出鏡筒とと
もに光軸方向に移動可能かつ第一繰出鏡筒に対して相対
回転可能な、上記第二繰出鏡筒を回動させる回動部材
と;を備えることを特徴としている。
【0006】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説明す
る。図1は、コンパクトカメラに一体化された、本発明
を適用した3段繰り出しズームレンズ鏡筒10を示して
いる。このズームレンズ鏡筒10では、前群レンズL1
と後群レンズL2間の距離を変化させるこによりズーミ
ングを行い、前群レンズL1を前後移動させることによ
りフォーカシングを行う構成とされている。
【0007】アパーチャ11を形成する、カメラ内部に
固定されたアパーチャ板12の前部には、該アパーチャ
板12に隣接させて固定筒状部材13が固定されてい
る。この固定筒状部材13の内周面には、雌ヘリコイド
13aと、該雌ヘリコイド13aよりもリードが大きい
互いに同一形状かつ等間隔の3本のリード溝13bとが
形成されている。各リード溝13bは、図4に示すよう
に、雌ヘリコイド13aの一部を切り欠いた状態で固定
筒状部材13の内周面に形成されている。
【0008】また固定筒状部材13には、光軸Oと平行
に延びる切欠溝13cが形成されている。この切欠溝1
3cには、該切欠溝13cに沿わせてピニオンシャフト
15が回動自在に設けられている。このピニオンシャフ
ト15は、光軸Oと平行に延びる軸14上に回動自在に
嵌められた中空シャフト部15aを有している。この中
空シャフト部15a上には、互いに間隔をおいて複数の
ピニオンギヤ部15bが一体に形成されている。軸14
は、一端部がカメラ内部に固定された支持板16に固定
され、他端部が固定筒状部材13に固定されている。ピ
ニオンギヤ部15bには、カメラ内部に備わったズーム
モータMの駆動ピニオン(図示せず)が螺合されてい
る。
【0009】固定筒状部材13の雌ヘリコイド13aに
は、第一繰出鏡筒18の外周面後部に形成された雄ヘリ
コイド18aが螺合されている。この第一繰出鏡筒18
には、雄ヘリコイド18aが形成された同一周面上に、
雄ヘリコイド18aと平行な複数の外周ギヤ部18bが
形成されている。この外周ギヤ部18bには、ピニオン
シャフト15のピニオンギヤ部15bが噛合されてい
る。各外周ギヤ部18bの間には、雄ヘリコイド18a
のねじ山が少なくとも1つ形成されている。この外周ギ
ヤ部18b間の雄ヘリコイド18aのねじ山を介在させ
る構造によって、固定筒状部材13に対する第一繰出鏡
筒18の倒れが防止されている。また、ピニオンシャフ
ト15のピニオンギヤ部15bは、固定筒状部材13に
対する第一繰出鏡筒18の移動位置に拘らず、複数の外
周ギヤ部18bの何れかと必ず噛合しかつ各外周ギヤ部
18b間の雄ヘリコイド18aのねじ山がピニオンギヤ
部15bに干渉しないように、互いに間隔をおいた複数
のピニオンギヤ部15bとして形成されている。図5の
上半では第一繰出鏡筒18が固定筒状部材13から最も
繰り出された際の第一繰出鏡筒18とピニオンシャフト
15の位置関係を示しており、図5の下半では第一繰出
鏡筒18が固定筒状部材13内に収納された際の第一繰
出鏡筒18とピニオンシャフト15の位置関係を示して
いる。
【0010】第一繰出鏡筒18の内周面には、雌ヘリコ
イド13aの傾斜と同一傾斜(例えば、雌ヘリコイド1
3aが右ねじの場合、同一の右ねじ)の雌ヘリコイド1
8dが形成されている。また第一繰出鏡筒18の内周面
には、雌ヘリコイド13aの傾斜とは逆傾斜とされた、
互いに同一形状かつ等間隔の3本のリード溝18eが形
成されている。各リード溝18eは、雌ヘリコイド18
dの一部を切り欠いた状態で第一繰出鏡筒18の内周面
に形成されている。
【0011】第一繰出鏡筒18の内部には、該第一繰出
鏡筒18と光軸O方向に一体に移動可能かつ相対回動自
在な回動部材19が配設されている。第一繰出鏡筒18
の内周面後部には円周方向に沿って環状溝18cが形成
されている。回動部材19には、ラジアル方向外方に延
びるフランジ部19aが形成されている。回動部材19
は、このフランジ部19aをこの環状溝18cに回動自
在に係合させることにより、第一繰出鏡筒18と光軸O
方向に一体に移動可能かつ相対回動自在となっている。
また回動部材19には、このフランジ部19bの後方に
位置させて、ラジアル方向外方に突出する係合突起19
bが円周方向に等間隔で3つ形成されている。各係合突
起19bは、固定筒状部材13の対応するリード溝13
bにそれぞれ係合している。また回動部材19には、前
方に延びる駆動腕部19cが円周方向に等間隔で3つ形
成されている。
【0012】以上の構造により、ズームモータMによっ
てピニオンシャフト15が一方向に回転されると、第一
繰出鏡筒18が、ピニオンギヤ部15bと外周ギヤ部1
8bを介して回転され、この回転と同時に、雌ヘリコイ
ド13aと雄ヘリコイド18aの関係によって固定筒状
部材13から繰り出される。同時に、回動部材19が、
雌ヘリコイド13aよりもリードが大きいリード溝13
bと係合突起19bの関係によって、第一繰出鏡筒18
に対して、該第一繰出鏡筒18の回転方向と同一方向に
大きく回転する。このとき、回動部材19の固定筒状部
材13に対する回転量は、第一繰出鏡筒18の固定筒状
部材13に対する回転量を上回る。
【0013】第一繰出鏡筒18の雌ヘリコイド18dに
は、第二繰出鏡筒20の外周面後部に形成された雄ヘリ
コイド20aが螺合されている。また第二繰出鏡筒20
の外周面後部には、この雄ヘリコイド20aの後方に位
置させて、複数の長孔20bが円周方向に沿って形成さ
れている。
【0014】第二繰出鏡筒20の内部には、光軸O方向
に第二繰出鏡筒20と一体に移動する直進移動部材21
が配設されている。この直進移動部材21には、前方に
延びる直進キー21aが円周方向に等間隔で3つ形成さ
れている。各直進キー21aの後部には、ラジアル方向
外方に突出させたピン21bが形成されている。各ピン
21bは、第二繰出鏡筒20の長孔20bを通って、第
一繰出鏡筒18の対応するリード溝18eにそれぞれ係
合している。
【0015】直進移動部材21の内側には、後群レンズ
L2を支持する後群レンズ枠部材28が配設されてい
る。この後群レンズ枠部材28には、ラジアル方向外方
に突出させたピン28aが円周方向に等間隔で3つ形成
されている。各ピン28aは、直進移動部材21の各直
進キー21aに形成された光軸O方向に延びる長孔21
eを通って、第二繰出鏡筒20の内側面に互いに同一形
状かつ等間隔で3つ形成されたカム溝20fに係合して
いる。
【0016】また第二繰出鏡筒20の後端部には内方フ
ランジ20cが一体に形成されており、この内方フラン
ジ20cの円周方向に沿って、光軸Oと平行に延びる3
つの回転伝達孔20dが3つ形成されている。これら回
転伝達孔20には、回動部材19の駆動腕部19cが円
周方向に隙間なくかつ光軸O方向にスライド移動自在に
挿通されている。以上の構造により、第一繰出鏡筒18
が繰り出されると、回動部材19が第一繰出鏡筒18に
対して回転し、この回転が駆動腕部19c及び回転伝達
孔20dを介して第二繰出鏡筒20に伝達される。この
結果、第二繰出鏡筒20は、雄ヘリコイド20aと雌ヘ
リコイド18dの関係によって第一繰出鏡筒18に対し
て相対回転しながら前方へ繰り出される。同時に、直進
移動部材21は、ピン21bとリード溝18eの係合関
係によって第二繰出鏡筒20の回転方向とは逆方向に回
転しながらかつ固定筒状部材13に対して相対回転する
ことなく第二繰出鏡筒20と共に前方へ移動する。つま
り、リード溝18eのリードは、第二繰出鏡筒20が回
転しながら繰り出されるとき、直進移動部材21が、固
定筒状部材13に対して相対回転せずに第二繰出鏡筒2
0と共に前方へ移動するべく所定のリードに厳密に設定
されている。以上の説明から、直進移動部材21は、第
一繰出鏡筒18と第二繰出鏡筒20の合成回転運動によ
って直進案内されることが分かる。
【0017】第二繰出鏡筒20の内周面には、第一繰出
鏡筒18の雌ヘリコイド18dの傾斜と同一傾斜の雌ヘ
リコイド20eが形成されている。この雌ヘリコイド2
0eに、第三繰出鏡筒22の外周面後部に形成した雄ヘ
リコイド22aが螺合されている。また第三繰出鏡筒2
2の内周面にはシャッタブロック取付部材23が固定さ
れている。このシャッタブロック取付部材23には前方
に延びる支持腕部23aが円周方向に等間隔で3つ形成
されており、これら支持腕部23aに公知のシャッタブ
ロック24が固定されている。つまり、第三繰出鏡筒2
2の内部には、シャッタブロック取付部材23を介して
公知のシャッタブロック24が固定されている。第三繰
出鏡筒22の先端部には、撮影レンズ開口30aを開閉
する公知のバリヤ機構30が設けられている。
【0018】シャッタブロック24の内周面には雌ヘリ
コイド24aが形成されており、この雌ヘリコイド24
aに、前群レンズL1を支持する前群レンズ枠部材29
に形成された雄ヘリコイド29aが螺合されている。シ
ャッタブロック24は、周知のように、測距装置(図示
せず)からの被写体距離信号に基づき、駆動ピン24b
及び連動突起24cを介して前群レンズL1を雌ヘリコ
イド24aと雄ヘリコイド29aに従って回転させて合
焦位置に移動させる。シャッタブロック24は、測光装
置(図示せず)からの被写体輝度信号に応じて開閉する
シャッターブレード24dを有している。
【0019】第三繰出鏡筒22の内周面には、シャッタ
ブロック取付部材23の支持腕部23aを避けた部分
に、前方に延びる直進案内レール22bが等間隔に3つ
形成されている。各直進案内レール22bは、直進移動
部材21の各直進キー21aに形成された前方に延びる
直進案内溝21gと係合している。以上の構造によっ
て、第二繰出鏡筒20が繰り出されると、直進案内レー
ル22bと直進案内溝21gの係合関係、及び雄ヘリコ
イド22aと雌ヘリコイド20aの螺合関係によって、
第三繰出鏡筒22が第二繰出鏡筒20に対して回転しな
がらかつ固定筒状部材13に対して相対回転せずに前方
に繰り出される。
【0020】シャッタブロック取付部材23の各支持腕
部23aの間は、それぞれ第三繰出鏡筒22の内周面に
沿った受容空間23bを形成している。即ち、シャッタ
ブロック取付部材23は、支持腕部23aと受容空間2
3bを円周方向に交互に有している。各受容空間23b
には、ズームレンズ鏡筒10の収納時、対応する直進キ
ー21a及び駆動腕部19cが収容される。即ち、ズー
ムレンズ鏡筒10の収納時、支持腕部23a、直進キー
21a及び駆動腕部19cは、図6に示すように同一円
周上に位置される。なお、回動部材19は直進移動部材
21及びシャッタブロック取付部材23に対して相対回
転するため、駆動腕部19cが受容空間23bに入り込
む際、駆動腕部19cがある程度回転しながら直進キー
21aとともに受容空間23bに入り込めるように、受
容空間23bの円周方向長さLは、駆動腕部19cの円
周方向長さと直進キー21aの円周方向長さの合計長さ
よりも所定量長く設定されている。図6の実線示された
19cは、ズームレンズ鏡筒の収納時における受容空間
23b内での駆動腕部19cの位置を示しており、一点
鎖線で示す19cは、駆動腕部19cが受容空間23b
内に進入した直後の駆動腕部19cの位置を示してい
る。
【0021】上記構成を有する本ズームレンズ鏡筒10
は、次のように作動する。ズームモータMによりピニオ
ンシャフト15が回転すると、第一繰出鏡筒18が、ピ
ニオンギヤ部15bと外周ギヤ部18bを介して回転さ
れかつ回転しながら雌ヘリコイド13aと雄ヘリコイド
18aの関係によって固定筒状部材13から繰り出され
る。同時に、回動部材19が、リード溝13bと係合突
起19bの関係によって回転する。回動部材19が回転
すると、駆動腕部19c及び回転伝達孔20dを介して
回動部材19の回転が第二繰出鏡筒20に伝達され、こ
れによって第二繰出鏡筒20が回転しながら雌ヘリコイ
ド18d及び雄ヘリコイド20aの関係によって第一繰
出鏡筒18から繰り出される。
【0022】第二繰出鏡筒20が回転すると、直進移動
部材21が、ピン21bとリード溝18eの係合関係に
よって固定筒状部材13に対して相対回転することなく
第二繰出鏡筒20と共に前方へ直進移動する。この直進
移動部材21の直進移動及び第二繰出鏡筒20の回転に
より、後群レンズ枠28即ち後群レンズL2が、ピン2
8a及びカム溝20fの関係によって光軸O方向に移動
する。同時に、第二繰出鏡筒20が回転すると、直進案
内溝21g及び直進案内レール22bの関係、及び雌ヘ
リコイド20e及び雄ヘリコイド22aの関係によっ
て、第三繰出部材22即ち前群レンズL1が光軸O方向
に直進移動する。つまり、第二繰出鏡筒20の回転によ
り、前群レンズL1及び後群レンズL2が、光軸O方向
に所定の軌跡で移動してズーミングがなされる。
【0023】以上のように、本発明を適用したズームレ
ンズ鏡筒10では、固定筒状部材13及び第一ないし第
三繰出鏡筒18、20、22を全てヘリコイドを介して
結合し、さらに第二繰出鏡筒20を回動させる手段とし
て、第一繰出鏡筒18の回転を第二繰出鏡筒20に伝達
する、第一繰出鏡筒18とともに光軸O方向に移動可能
かつ第一繰出鏡筒18に対して相対回転可能な回動部材
19を設ける構成としたので、従来の3段繰り出しのズ
ームレンズ鏡筒に比べて、鏡筒内部に設けられる鏡筒駆
動用の筒状部材や駆動部材の数を削減させることに成功
している。これにより、本ズームレンズ鏡筒10では、
その伸縮機構及び駆動機構が簡素化されると同時に、鏡
筒のラジアル方向でのコンパクト化が図られている。さ
らに、ズームレンズ鏡筒10の収納時、支持腕部23
a、直進キー21a及び駆動腕部19cとを、同一円周
上に位置させる構成としているので、鏡筒のラジアル方
向でのコンパクト化が一層図られている。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の3段繰り出しズ
ームレンズ鏡筒によれば、固定筒状部材と第一ないし第
三繰出鏡筒の全てをヘリコイド結合とし、第一繰出鏡筒
を固定筒状部材に対して回動させる駆動手段と、第一繰
出鏡筒とともに光軸方向に移動可能かつ第一繰出鏡筒に
対して相対回転可能な、上記第二繰出鏡筒を回動させる
回動部材とを設ける構成としたので、伸縮機構及び駆動
機構が簡単で、レンズ鏡筒の径方向での大きさを増加さ
せることがない。これにより、例えば本発明の3段繰り
出しズームレンズ鏡筒をコンパクトカメラに適用すれ
ば、カメラボディの高さ及び横幅でのコンパクト化を一
層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による3段繰り出しズームレンズ鏡筒の
実施例を示す断面図であって、光軸より上半の断面は収
納状態、下半の断面は最大繰り出し状態を示す断面図で
ある。
【図2】同図に示す3段繰り出しズームレンズ鏡筒の主
要な鏡筒駆動部材を分解して示す斜視図である。
【図3】第二繰出鏡筒の拡大して示す斜視図である。
【図4】固定筒状部材の内周面を展開して示す図であ
る。
【図5】第一繰出鏡筒の外周面を展開して示し、さらに
該外周面に形成された外周ギヤ部とピニオンシャフトと
の相対位置関係を示す図である。
【図6】シャッタブロック取付部材の支持腕部、直進移
動部材の直進キー、及び回動部材の駆動腕部の位置関係
を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ズームレンズ鏡筒 13 固定筒状部材 15 ピニオンシャフト 18 第一繰出鏡筒 19 回動部材 20 第二繰出鏡筒 21 直進移動部材 22 第三繰出鏡筒 23 シャッタブロック取付部材 24 シャッタブロック L1 前群レンズ L2 後群レンズ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−27963(JP,A) 特開 平8−5887(JP,A) 特開 平7−13059(JP,A) 実開 平6−54013(JP,U) 実開 平2−117510(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/10 G02B 7/04 G02B 7/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定筒状部材と;この固定筒状部材とヘ
    リコイド結合された第一繰出鏡筒と;この第一繰出鏡筒
    とヘリコイド結合された第二繰出鏡筒と;この第二繰出
    鏡筒とヘリコイド結合された第三繰出鏡筒と;この第三
    繰出鏡筒内に支持された前群レンズと;上記第二繰出鏡
    筒内に支持された後群レンズと;上記第一繰出鏡筒を固
    定筒状部材に対して回動させる駆動手段と;上記第一繰
    出鏡筒とともに光軸方向に移動可能かつ第一繰出鏡筒に
    対して相対回転可能な、上記第二繰出鏡筒を回動させる
    回動部材と;を備えることを特徴とする3段繰り出しズ
    ームレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1において、回動部材は、駆動手
    段による第一繰出鏡筒の回転を第二繰出鏡筒に伝達して
    第二繰出鏡筒を回動させる3段繰り出しズームレンズ鏡
    筒。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、第二繰出鏡
    筒の内周面には、後群レンズの移動軌跡を定めるカム溝
    が形成されている3段繰り出しズームレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一項におい
    て、第三繰出鏡筒は、第二繰出鏡筒とともに光軸方向に
    移動可能にかつ第二繰出鏡筒に対して相対回転可能な直
    進案内部材によって光軸方向に直進案内される3段繰り
    出しズームレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一項におい
    て、回動部材は、光軸と平行な駆動腕部を有しており、
    この駆動腕部を介して第一繰出鏡筒の回転を第二繰出鏡
    筒に伝達する3段繰り出しズームレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 請求項5において、直進案内部材は、光
    軸と平行な直進キー部を有しており、この直進キー部と
    駆動腕部は、ズームレンズ鏡筒の収納時、光軸を中心と
    する同一円周上に位置された状態で、第三繰出鏡筒の内
    周面に沿って形成された受容空間内に位置する3段繰り
    出しズームレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 請求項4において、さらに、第一繰出鏡
    筒と第二繰出鏡筒を結合するヘリコイドとは逆傾斜とさ
    れた、第一繰出鏡筒の内周面に形成されたリード溝と;
    このリード溝と係合する、直進案内部材に設けられた係
    合突起と;を備え、第二繰出鏡筒が回転すると、直進案
    内部材は、これらリード溝と係合突起の係合関係によっ
    て、第二繰出鏡筒の回転方向とは逆方向に回転しながら
    第二繰出鏡筒と光軸方向に一体に移動する3段繰り出し
    ズームレンズ鏡筒。
JP01910295A 1995-02-07 1995-02-07 3段繰り出しズームレンズ鏡筒 Expired - Fee Related JP3431327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01910295A JP3431327B2 (ja) 1995-02-07 1995-02-07 3段繰り出しズームレンズ鏡筒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01910295A JP3431327B2 (ja) 1995-02-07 1995-02-07 3段繰り出しズームレンズ鏡筒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08211278A JPH08211278A (ja) 1996-08-20
JP3431327B2 true JP3431327B2 (ja) 2003-07-28

Family

ID=11990124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01910295A Expired - Fee Related JP3431327B2 (ja) 1995-02-07 1995-02-07 3段繰り出しズームレンズ鏡筒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3431327B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100307614B1 (ko) * 1999-10-02 2001-10-29 이중구 더블 헬리코이드가 형성된 링을 가지는 줌 렌즈 경통구조
KR100865776B1 (ko) * 2002-05-24 2008-10-28 삼성테크윈 주식회사 줌 렌즈 장치
TW200643502A (en) 2005-03-31 2006-12-16 Sony Corp Housing tube device and imaging device
KR101817651B1 (ko) * 2011-02-11 2018-02-21 삼성전자주식회사 줌 렌즈 경통 조립체
CN109529154A (zh) * 2018-12-14 2019-03-29 深圳恩多克医疗有限公司 一种新型多段沉筒式胰岛素泵推进机构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08211278A (ja) 1996-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1048503A (ja) ズームレンズ鏡胴
JP3324379B2 (ja) カメラのレンズ鏡胴
US5687029A (en) Lens barrel having collapsing and extending use grooves
JPH06347687A (ja) ズーム式レンズ鏡筒
JP3431327B2 (ja) 3段繰り出しズームレンズ鏡筒
US5394210A (en) Linear guiding mechanism of a zoom lens barrel of a photographing optical system
KR100314189B1 (ko) 렌즈경통
US5689738A (en) Camera having back focus adjusting apparatus
JP3249002B2 (ja) ズームレンズ鏡筒の駆動装置
JPH0688932A (ja) 光学機器
JP3202906B2 (ja) 撮影レンズの駆動機構
JP3326253B2 (ja) 3段繰出ズームレンズ鏡筒
JPH1164708A (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2002107598A (ja) 沈胴式レンズ鏡筒及びこれを用いた光学機器
JPH07159828A (ja) カメラのレンズ繰出装置
US5177639A (en) Stop device for zoom lens
JP3903124B2 (ja) 光学装置のレンズ駆動装置
JP3456277B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JPH08136787A (ja) ズームレンズ鏡筒
KR100307615B1 (ko) 두개의 헬리코이드부가 형성된 링과 캠이 형성된 가이드 부재를 가지는 줌 카메라에 사용되는 줌 렌즈 베럴구조
JP3980125B2 (ja) カメラのレンズ駆動機構
JP3456278B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2597355Y2 (ja) ズームレンズ鏡筒の反射防止装置
JP3798950B2 (ja) ズームレンズ鏡筒の繰出し構造
JP3431337B2 (ja) 3段繰り出しズームレンズ鏡筒

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees