JP3430749B2 - オキシデーション・ディッチ法における汚泥堆積防止方法 - Google Patents

オキシデーション・ディッチ法における汚泥堆積防止方法

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  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下水処理方法の一つ
であるオキシデーション・ディッチ法(以下OD法と略
称)において、生物反応槽内における汚泥の堆積を防止
して汚泥の混合状態を均一に保つ方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】我が国の下水道普及率は平成4年度で約
47%であって、欧米先進国と比較すると低い数字とな
っている。この普及率を政令指定都市と他の市町村に分
けて表わすと、政令指定都市では約90%に達している
のに対して他の市町村では35%程度に留まっている。
特に人口10万人未満の都市の普及率は約20%と低く
なっている。
【0003】近年における下水道の整備は大都市から地
方都市、更には農村,漁村部に移行しつつあるが、この
ような地域では民家が集落という小人数の集まりの形で
点在している場合が多いため、大都市のように一定の地
域に生活環境が密集している場合に比較すると下水道計
画の手法が自ずから異なっている。
【0004】他方で近年では小規模な下水処理場での処
理方法についても研究が進んでおり、中でもシステム構
成が簡易で、建設費及び維持管理費が低廉で処理水質が
安定しているOD法が注目されている。このOD法とは
活性汚泥法の一種であり、図6に示したように1〜3m
の水深を有する無終端水路で成る楕円形の生物反応槽1
内に原水2を流入して、ロータ3,3の回転に伴う機械
的撹拌作用によって矢印A,Bに示したように原水を循
環させながら活性汚泥と混合し、且つ詳細は後述するよ
うにロータ3,3の回転に曝気効果を持たせて水処理す
る方法である。7は無終端水路を画成するための隔壁で
ある。
【0005】4は最終沈澱池であり、この最終沈澱池4
の上澄液は処理水5として図外の消毒槽等を経由してか
ら放流され、該最終沈澱池4内に沈降した汚泥の一部は
管路6を経由して生物反応槽1に返送される。
【0006】他方で閉鎖性水域での富栄養化を防止する
ため、下水処理においても原水中の窒素とかリンを低減
することが要求されている。OD法における窒素除去は
無終端水路内の流れ方向に溶存酸素(DO)の濃度勾配
を設けて部分的に嫌気・好気状態を作り、脱窒・硝化反
応を起こすことによって行うことが可能であるが、この
際に生物反応槽1内にDOの濃度勾配を保ちながら汚泥
の混合状態を均一に保つことが重要である。
【0007】OD法ではエアレーション時間を24〜4
8時間と長くすることにより、生物反応槽1での反応に
余裕を持たせ、同時に活性汚泥浮遊物濃度(MLSS)
を高く保って汚泥滞留時間(SRT)を長くすることで
汚泥の減量化をはかることができる。
【0008】このようにOD法は、生物反応槽1に余裕
を持たせたことにより負荷の変動にも対応が可能であ
り、又、維持管理が比較的容易であるという利点がある
ため、操作員とか専門の技術者が不足している市町村の
下水処理場でも採用可能であって、近年急速に増加して
いるのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
OD法で用いられる生物反応槽内には汚泥が堆積しやす
いため、生物反応槽内での汚泥の混合状態が一定になら
ず、汚泥濃度を均一に保つことが困難であるという課題
があった。
【0010】例えばOD法を用いた生物反応槽の機械撹
拌は、前記ロータ3,3として横軸式、縦軸式、軸流
式、プロペラ式等の各種ロータを利用した方法に大別さ
れるが、システム自体の構成を簡易化するという観点か
ら前記ロータ3,3は各水路にせいぜい1個しか設置す
ることができず、従って図7に示したようにロータ3,
3から水流方向に遠ざかるにつれて次第に汚泥の堆積物
8,8が発生して、前記したように生物反応槽1内での
汚泥の混合状態が均一に保たれなくなるという事態にな
りやすい。
【0011】ここで水路とは生物反応槽1内の水流が直
線である部分を指しており、図6,図7に示した平面視
楕円形の生物反応槽1の場合には、水路は左右2つで
ある。又、前記堆積物8,8は図7に示した位置のみな
らず、下流方向の次のロータ3の近く、つまりそのロー
タ3の上流側に位置する生物反応槽1の底壁上にも堆積
し易いという問題がある。
【0012】そこで本発明は上記に鑑みてなされたもの
であり、OD法で用いられる生物反応槽内に汚泥が堆積
しても、格別な付加設備を配備することなく、これら堆
積物を直ちに撹拌・分散することにより、生物反応槽内
での汚泥の混合状態を一定として汚泥濃度を均一に保つ
ことができるオキシデーション・ディッチ法における汚
泥堆積防止方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、無終端水路で成る生物反応槽内に原水を
流入して、水路に配備したロータの回転による機械的撹
拌によって曝気作用を伴って原水を循環させながら活性
汚泥と混合処理するようにしたオキシデーション・ディ
ッチ法による水処理装置において、請求項1により、通
常運転時にはロータの回転に伴う機械的撹拌により、曝
気作用を伴って原水を生物反応槽内で循環させる一方、
定期的に上記ロータを逆回転させることにより、水流の
方向を逆転してロータの上流側に貯留された汚泥の堆積
物を撹拌・分散してから再び通常運転に戻すようにした
オキシデーション・ディッチ法における汚泥堆積防止方
法を提供する。
【0014】前記ロータとして横軸式ロータを用いた実
施態様と、前記生物反応槽内のコーナー部に縦軸式ロー
タを配備して、この縦軸式ロータの下流側近傍位置に汚
泥の逆流防止壁を配置した実施態様を提案する。
【0015】更に請求項4として、上記ロータとして水
中で回転するプロペラを持つ軸流式ロータを採用し、外
部に設置したブロワから導出された可撓性を有する配管
を該ロータに沿って原水中に導入して、前記プロペラの
下部に位置するように設定された散気装置に連結したこ
とにより、曝気作用とともに原水を生物反応槽内で循環
させる一方、定期的に上記軸流式ロータを上流側に向け
て回動させることにより、水流の方向を逆転して該ロー
タの上流側に貯留された汚泥の堆積物を撹拌・分散して
から再び通常運転に戻すようにした汚泥堆積防止方法を
提供する。
【0016】更に請求項5として、上記ロータとして水
中で回転するプロペラを持つプロペラ式ロータを採用
し、外部に設置したブロワから導出された配管を原水中
に導入して、前記プロペラの下部に位置するように設定
された散気装置に連結し、曝気作用とともに原水を生物
反応槽内で循環させる一方、定期的に上記プロペラ式ロ
ータのプロペラを逆回転させることにより、水流の方向
を逆転して該ロータの上流側に貯留された汚泥の堆積物
を撹拌・分散してから再び通常運転に戻すようにしたオ
キシデーション・ディッチ法における汚泥堆積防止方法
を提供する。
【0017】かかる汚泥堆積防止方法によれば、通常運
転時における各種ロータの回転による機械的撹拌作用に
より、曝気作用を伴って原水が生物反応槽内を循環しな
がら活性汚泥と混合して反応が進行し、一定時間が経過
した後に定期的にロータを逆回転させることによって水
流の方向が逆転するので、この水流によって各ロータの
上流側に貯留された汚泥の堆積物が撹拌・分散され、再
び通常運転に戻すことによって水流とともにこれらの汚
泥が生物反応槽内を循環して堆積物が一時的に消滅す
る。従って生物反応槽内に汚泥が堆積しても、これをロ
ータの逆回転等により直ちに撹拌・分散することができ
て、生物反応槽内での汚泥の混合状態は一定となり、汚
泥濃度を均一に保つことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
るオキシデーション・ディッチ法における汚泥堆積防止
方法の各種実施例を前記従来例の構成部分と同一の構成
部分に同一の符号を付して説明する。図1(A)は本発
明の第1実施例を示す要部概略図であって、前記したよ
うに1〜3mの水深を有する無終端水路で成る楕円形の
生物反応槽1内に原水2を流入した場合の該原水2の水
面よりもやや上方に横軸式のロータ11を配備してあ
る。12はロータ11に付設された回転羽根である。
又、生物反応槽1内の略中央部には無終端水路を画成す
るための隔壁を配置してある。尚、図示は省略したが、
横軸式のロータ11は水流が直線である各水路に1個ず
つ配備してあるかかる第1実施例によれば、通常運転
時にはロータ11が図示上で反時計方向へ回転し、この
ロータ11に付設された回転羽根12の機械的撹拌作用
により、曝気作用(エアレーション)を伴って原水2が
矢印Aに示す方向に流れ、生物反応槽1内を隔壁に沿っ
て循環しながら活性汚泥と混合して反応が進行する。こ
の時にロータ11の上流側の水路にある底壁10上に
は、汚泥の堆積物8が徐々に貯留される。
【0019】そして通常運転を開始して一定時間が経過
した後、同図(B)に示したようにロータ11を図示上
で時計方向へ逆回転させると、回転羽根12の機械的撹
拌作用によって水流の方向が矢印C方向に逆転するの
で、この水流によって上流側に貯留された汚泥の堆積物
8が撹拌・分散され、再び通常運転に戻すことによって
水流とともに生物反応槽1内を循環し、これに伴って堆
積物8は一時的に消滅する。
【0020】図2は第1実施例における運転状況を時系
列的に記したグラフであり、は横軸式ロータ11が通
常運転時の状態を、は同逆回転時の状況を表してい
る。このロータ11の逆回転は定期的に実施することが
必要であり、逆回転の周期は経験的に決定される。
【0021】図3(A)は本発明の第2実施例を示す概
略図であって、本例は縦軸式ロータを使用した平断面と
して表示してある。前記例と同様に所定の水深を有する
生物反応槽1内の中央部に隔壁7を配置して無終端水路
を形成し、この生物反応槽1内のコーナー部に回転羽根
14が付設された縦軸式ロータ13を配備する。この縦
軸式ロータ13の下流側近傍位置に汚泥の逆流防止壁1
5を配置してある。尚、生物反応槽1内の他方側のコー
ナー部にも同様な縦軸式ロータ13と逆流防止壁15を
対称的に配備してある(図示省略)。
【0022】かかる第2実施例によれば、通常運転時に
はロータ13が図示上で時計方向へ回転し、回転羽根1
4の機械的撹拌作用によって原水が隔壁7に沿って循環
しながら矢印Aに示す方向に流れ、活性汚泥と混合して
反応が進行する。この時に逆流防止壁15の手前側、つ
まり上流側に汚泥の堆積物8が徐々に貯留される。
【0023】そして通常運転を開始して一定時間が経過
した後、定期的に同図(B)に示したように逆流防止壁
15を逆方向の水路側に変えてからロータ13を図示上
で反時計方向へ逆回転させると、回転羽根14の作用に
よって水流の方向が矢印C方向に逆転し、この水流によ
って汚泥の堆積物8が撹拌・分散されて、通常運転に戻
すことによって生物反応槽1内を循環して一時的に消滅
する。この第2実施例における運転状況を時系列的に表
した場合も前記図2に示したグラフと一致している。
【0024】尚、逆流防止壁15を逆方向の水路側に変
えるための機構は別途に設けてあって、生物反応槽1の
外方からロータ13の逆回転直前に逆流防止壁15の位
置変更を実施する。この機構に関しての詳細な説明は省
略する。
【0025】図4(A)は本発明の第3実施例を示す概
略図であって、前記したように所定の水深を有する無終
端水路で成るOD法による生物反応槽内に原水2を流入
した場合の該原水2の水面よりもやや上方に、ロータと
して採用した軸流式のロータ16を配備してある。16
aは回転軸、16bはプロペラである。更にエアレーシ
ョン作用を持たせるために、外部に設置したブロワ17
から可撓性を有する配管18を導出して、この配管18
をロータ16に沿って原水中に導入し、この配管18の
先端に散気装置19を連結する。この散気装置19は上
記プロペラ16bの下部に位置して配置されるように設
定してある。10は生物反応槽の底壁である。
【0026】通常運転時には軸流式のロータ16に取付
けられたプロペラ16bが回転し、同時にブロワ17か
ら配管18を経由して送り込まれるエアがプロペラ16
bの下部に配置された散気装置19から放散されること
によって曝気作用を伴って原水2が矢印Aに示す方向に
流れ、隔壁7に沿って循環しながら活性汚泥と混合して
反応が進行する。この時にロータ16の上流側の底壁1
上には汚泥の堆積物8が徐々に貯留される。
【0027】通常運転を開始して一定時間が経過した
後、定期的に同図(B)に示したように回転軸16aを
中心として軸流式のロータ16を上流側に向けて時計方
向へ約90°回動し、プロペラ16bの回転を継続する
ことによって水流の方向が矢印C方向に逆転するので、
この水流によって汚泥の堆積物8が撹拌・分散され、再
び通常運転に戻すことによって水流とともに生物反応槽
1内を循環し、これに伴って堆積物8は一時的に消滅す
る。この第3実施例における運転状況を時系列的に表し
た場合も前記図2に示したグラフと一致する。
【0028】図5(A)は本発明の第4実施例を示す概
略図であって、所定の水深を有する無終端水路で成る生
物反応槽内に原水2を流入し、この原水2中でロータと
して採用したプロペラ式ロータ20を配備して、駆動モ
ータ21の回転力によって回転駆動させる。更に曝気作
用を持たせるために、外部に設置したブロワ17から配
管18を導出して原水中に導入し、ロータ20の下部に
位置して配置された散気装置19に連結してある。10
は生物反応槽の底壁である。
【0029】通常運転時にはプロペラ式ロータ20の回
転と同時にブロワ17から配管18を経由して送り込ま
れるエアが散気装置19から放散されることによって曝
気作用を伴って原水2が矢印Aに示す方向に流れ、隔壁
に沿って循環しながら活性汚泥と混合して反応が進行す
る。この時にプロペラ式ロータ20の上流側の底壁10
上には汚泥の堆積物8が徐々に貯留される。
【0030】通常運転を開始して一定時間が経過した
後、定期的に同図(B)に示したようにプロペラ式ロー
タ20を逆回転することによって水流の方向が矢印C方
向に逆転するので、この水流によって汚泥の堆積物8が
撹拌・分散され、再び通常運転に戻すことによって水流
とともに生物反応槽1内を循環し、これに伴って堆積物
8は一時的に消滅する。この第4実施例における運転状
況を時系列的に表した場合も前記図2に示したグラフと
一致する。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるオキシデーション・ディッチ法における汚泥堆積防
止方法によれば、通常運転時において生物反応槽内に汚
泥が堆積しても、これをロータの逆回転等により直ちに
撹拌・分散することができるとともに、汚泥の堆積物が
撹拌・分散された後に通常運転に戻すことによって水流
とともにこれらの汚泥が生物反応槽内を循環して堆積物
は消滅するので、生物反応槽内での汚泥の混合状態は一
定となり、汚泥濃度を均一に保つことが可能となる。
【0032】又、上記ロータとして横軸式、縦軸式、軸
流式、プロペラ式等の各種ロータの何れを利用しても本
発明が適用可能であり、システム自体の構成は簡易化さ
れたままであって付加設備はほとんど要しないため、コ
スト的にも有利であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の第1実施例を示す要部概
略図、図1(B)は同動作状態を示す要部概要図。
【図2】第1実施例における運転状況を時系列的に記し
たグラフ。
【図3】図3(A)は本発明の第2実施例を示す要部概
略図、図3(B)は同動作状態を示す要部概要図。
【図4】図4(A)は本発明の第2実施例を示す要部概
略図、図4(B)は同動作状態を示す要部概要図。
【図5】図5(A)は本発明の第2実施例を示す要部概
略図、図5(B)は同動作状態を示す要部概要図。
【図6】下水処理方法の一つであるオキシデーション・
ディッチ法を説明するための概要図。
【図7】反応槽内に汚泥の堆積物が貯留された状態を示
す概要図。
【符号の説明】
1…生物反応槽 2…原水 7…隔壁 8…堆積物 11…横軸式ロータ 12,14…回転羽根 13…縦軸式ロータ 15…逆流防止壁 16…軸流式ロータ 17…ブロワ 19…散気装置 20…プロペラ式ロータ 21…駆動モータ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無終端水路で成る生物反応槽内に原水を
    流入して、水路に配備したロータの回転による機械的撹
    拌によって曝気作用を伴って原水を循環させながら活性
    汚泥と混合処理するようにしたオキシデーション・ディ
    ッチ法による水処理装置において、 通常運転時にはロータの回転に伴う機械的撹拌により、
    曝気作用を伴って原水を生物反応槽内で循環させる一
    方、定期的に上記ロータを逆回転させることにより、水
    流の方向を逆転してロータの上流側に貯留された汚泥の
    堆積物を撹拌・分散してから再び通常運転に戻すように
    したことを特徴とするオキシデーション・ディッチ法に
    おける汚泥堆積防止方法。
  2. 【請求項2】 前記ロータとして横軸式ロータを用いた
    請求項1記載のオキシデーション・ディッチ法における
    汚泥堆積防止方法。
  3. 【請求項3】 前記無終端水路を形成した生物反応槽内
    のコーナー部に縦軸式ロータを配備し、この縦軸式ロー
    タの下流側近傍位置に汚泥の逆流防止壁を配置した請求
    項1記載のオキシデーション・ディッチ法における汚泥
    堆積防止方法。
  4. 【請求項4】 無終端水路で成る生物反応槽内に原水を
    流入して、水路に配備したロータの回転による機械的撹
    拌によって曝気作用を伴って原水を循環させながら活性
    汚泥と混合処理するようにしたオキシデーション・ディ
    ッチ法による水処理装置において、 上記ロータとして水中で回転するプロペラを持つ軸流式
    ロータを採用し、外部に設置したブロワから導出された
    可撓性を有する配管を該ロータに沿って原水中に導入し
    て、前記プロペラの下部に位置するように設定された散
    気装置に連結したことにより、曝気作用とともに原水を
    生物反応槽内で循環させる一方、定期的に上記軸流式ロ
    ータを上流側に向けて回動させることにより、水流の方
    向を逆転して該ロータの上流側に貯留された汚泥の堆積
    物を撹拌・分散してから再び通常運転に戻すようにした
    ことを特徴とするオキシデーション・ディッチ法におけ
    る汚泥堆積防止方法。
  5. 【請求項5】 無終端水路で成る生物反応槽内に原水を
    流入して、水路に配備したロータの回転による機械的撹
    拌によって曝気作用を伴って原水を循環させながら活性
    汚泥と混合処理するようにしたオキシデーション・ディ
    ッチ法による水処理装置において、 上記ロータとして水中で回転するプロペラを持つプロペ
    ラ式ロータを採用し、外部に設置したブロワから導出さ
    れた配管を原水中に導入して、前記プロペラの下部に位
    置するように設定された散気装置に連結し、曝気作用と
    ともに原水を生物反応槽内で循環させる一方、定期的に
    上記プロペラ式ロータのプロペラを逆回転させることに
    より、水流の方向を逆転して該ロータの上流側に貯留さ
    れた汚泥の堆積物を撹拌・分散してから再び通常運転に
    戻すようにしたことを特徴とするオキシデーション・デ
    ィッチ法における汚泥堆積防止方法。
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