JP3430481B2 - サンルーフ制御装置 - Google Patents

サンルーフ制御装置

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JP3430481B2
JP3430481B2 JP14333697A JP14333697A JP3430481B2 JP 3430481 B2 JP3430481 B2 JP 3430481B2 JP 14333697 A JP14333697 A JP 14333697A JP 14333697 A JP14333697 A JP 14333697A JP 3430481 B2 JP3430481 B2 JP 3430481B2
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拓也 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に設けられた
サンルーフを開閉制御するサンルーフ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車両には、電動式のサンルーフ装
置が装備されている。
【0003】該サンルーフ装置は、サンルーフの全閉位
置、中間位置、及び全開位置を検出する位置検出手段を
備えており、例えば、操作パネルに設けられた閉スイッ
チが操作された際に、サンルーフをコントロールする制
御部は、図6のタイミングチャートに示すように、前記
位置検出手段が前記サンルーフの全閉位置を検出するま
で、前記サンルーフの駆動回路へ閉制御信号をON出力
し、サンルーフが前記全閉位置に達するまで移動できる
ように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記サ
ンルーフ装置にあっては、サンルーフを駆動する駆動機
構の組み付け誤差等により、サンルーフの遊びが大きく
なってしまうことがある。この場合、前記制御部からの
閉制御信号がOFF出力された後において、前記サンル
ーフが、惰性により前記位置検出手段による全閉位置の
検出領域を越えてオーバーランしてしまうことがあっ
た。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、サンルーフのオーバーランを検査
することができるサンルーフ制御装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のサンルーフ制御装置にあっては、開閉駆動さ
れるサンルーフの全閉位置を検出する位置検出手段を備
えたサンルーフ制御装置において、前記サンルーフを前
記全閉位置へ移動した際に前記サンルーフが前記全閉
位置に達したことを前記位置検出手段が検出し、該検出
後の所定時間経過後に、前記位置検出手段で前記サンル
ーフが前記全閉位置にあるかを検出し、前記サンルーフ
が前記全閉位置にあることを検出できなかった場合に故
障と判定する自己診断手段を備えている。
【0007】すなわち、自己診断手段は、サンルーフを
全閉位置へ移動させた後、所定時間をおいて位置検出手
段の検出状態を検出するので、前記所定時間経過後にお
ける前記サンルーフの位置、すなわちサンルーフが前記
全閉位置にあるか否かを判断することができる。このた
め、前記所定時間経過後に、前記位置検出手段が前記全
閉位置を検出した検出状態においては、サンルーフが正
規の全閉位置にあると判断される一方、前記位置検出手
段が前記全閉位置を検出しない非検出状態にあっては、
サンルーフが正規の全閉位置ないと判断される。
【0008】好ましくは、前記所定時間経過後に前記位
置検出手段が前記サンルーフの前記全閉位置を検出しな
い非検出状態において、該非検出状態を報知する報知手
段をさらに備えている。
【0009】これにより、前記所定時間経過後に、前記
サンルーフが正規の全閉位置にないことが報知手段によ
って報知される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1は、本発明にかかるサンル
ーフ制御装置を備えたワンボックス車における電装品の
制御システムを示すブロック図であって、インストルメ
ント内部に格納された前席エアコンアンプ1、及びフロ
ントシートの上方部に格納されるとともに、第1の通信
ラインL1及び第2の通信ラインL2を介して前席エア
コンアンプ1に接続された後席マルチリモコンアンプ2
を中心として構成されている。
【0011】前席エアコンアンプ1は、オーディオ3、
フロントエアコン4、リアエアコン5をそれぞれ制御す
るものであって、前席エアコンアンプ1には、フロント
及びリアエアコン4,5の制御に必要な情報を得るため
の、室温センサや外気温センサ等のエアコン制御用の各
種センサ類6が接続されている。また、後席マルチリモ
コンアンプ2は、前記前席エアコンアンプ1に第1の通
信ラインL1を介して接続された赤外線リモコン受信部
7、第2の通信ラインL2を介してそれぞれ接続された
制御部8、シリアル/パラレル変換ドライバ9と、制御
部8及びシリアル/パラレル変換ドライバ9の双方に接
続された管光表示部10とによって構成されている。
【0012】前記赤外線リモコン受信部7は、赤外線リ
モコンユニット11から送られたシリアル通信データ、
すなわちエアコン、サンルーフ、オーディオ、ルームラ
ンプの操作信号を受信するとともに、その受信データを
第1の通信ラインL1を介して前席エアコンアンプ1へ
送る機能を有している。前記管光表示部10は車室内に
露出するサンルーフ・ロックインジケータ部10aとエ
アコン表示部10bと有している。サンルーフ・ロック
インジケータ部10aは、前記制御部8から送られる表
示信号に基づきサンルーフのロック状態を表示する部分
であり、サンルーフの故障検査時においてエラー表示を
点滅させるエラー表示部10cと、ブザー10dとが併
設されている。また、エアコン表示部10bは、第2の
通信ラインL2を介して前記前席エアコンアンプ1から
送られる表示信号に基づき、リアエアコン5の設定内容
を表示する部分である。
【0013】前記制御部8は、図示しないCPU、及び
CPUの制御プログラム及び各種パラメータが格納され
たROM、CPUの動作に伴い各種データを記憶するR
AM、タイマー、A/D変換器、及びD/A変換器等を
含む入出力装置を備えており、前記制御プログラムに基
づき動作することにより、本発明のサンルーフ制御装置
として機能する。また、制御部8には、車室内に設けら
れた前席サンルーフスイッチ12、リアランプ・メイン
スイッチ13、全ドアスイッチ14、ルームランプスイ
ッチ15、サンルーフ駆動ブロック16、サンルーフロ
ックスイッチ17、ルームランプ18がそれぞれ接続さ
れている。なお、前記ルームランプスイッチ15は、具
体的にはオン・オフ用のスイッチ、明・暗スイッチであ
る。そして、前記制御部8には、前記サンルーフを制御
する制御ブロック21が設けられており、該制御ブロッ
ク21には、ハーネス22を介して、前記サンルーフ駆
動ブロック16が接続されている。
【0014】図2は、前記制御部8内に設けられた前記
サンルーフ駆動ブロック21と前記サンルーフ駆動ブロ
ック16とを示す回路図であり、両ブロック16,21
は、個別にユニット化されているとともに、前記サンル
ーフ駆動ブロック21は、サンルーフを駆動する駆動モ
ータ23のプリント基板に設けられている。
【0015】すなわち、サンルーフ駆動ブロック16
は、脱着自在に接続された電源コネクタ111、サーキ
ットブレーカー112、及びイグニッションスイッチを
介してバッテリーに接続されており、バッテリーの正極
に接続された電源ライン113には、開リレー114及
び閉リレー115のノーマリーオフ端子116,117
が接続されている。また、前記バッテリーの負極には、
グランドライン118が接続されており、該グランドラ
イン118には、前記開及び閉リレー114,115の
ノーマリーオン端子119,120が接続されている。
該ノーマリーオン端子119,120及び前記ノーマリ
ーオフ端子116,117に選択的に接続される前記開
及び閉リレー114,115の切替端子121,122
には、サンルーフを駆動する前記駆動モータ23が接続
されており、前記開リレー114が作動され、該開リレ
ー114の切替端子121が電源ライン113に接続さ
れたノーマリーオフ端子116に切替られた際には、サ
ンルーフが前記駆動モータ23により開作動されるよう
に構成されている。また、前記閉リレー115が作動さ
れ、該閉リレー115の切替端子122が、電源ライン
113に接続されたノーマリーオフ端子117に切替ら
れた際には、サンルーフが前記駆動モータ23により閉
作動されるように構成されている。そして、前記両リレ
ー114,115のコイルにおける一方の端子125,
126は、ダイオード127を介して前記電源ライン1
13に接続されており、他方の端子128,129は、
第1及び2のハーネス接続端子130,131に接続さ
れている。
【0016】前記電源ライン113に接続された前記ダ
イオード127には、サンルーフの位置検出を行うとと
もに、検出結果を第1〜第3の位置信号として出力する
位置信号出力回路135が設けられている。該位置信号
出力回路135は、前記駆動モータ23に設けられたカ
ーボンプリントパターンにより形成された第1〜第3の
位置検出スイッチ141〜143を備えてなり、各位置
検出スイッチ141〜143は、一方の端子がプルアッ
プ抵抗144〜146を介して、前記電源ライン113
にプルアップされる一方、他方の端子がグランドライン
118に接地されている。各検出スイッチ141〜14
3の前記一方の端子には、ツェーナーダイオード147
〜149を介して、トランジスタ150〜152のベー
スに接続されており、各トランジスタ150〜152の
エミッタは、グランドライン118に接続されている。
また、各トランジスタ150〜152のコレクタは、プ
ルアップ抵抗153〜155を介して、電源ライン11
3に接続されるとともに、電流制御抵抗156〜158
を介して第1〜第3のハーネス接続端子159〜161
に接続されており、これら第1〜第3のハーネス端子1
59〜161は、脱着自在に接続される前記ハーネス2
2を介して、前記制御ブロック21に接続されていると
ともに、該制御ブロック21へ第1〜第3の位置信号を
出力するように構成されている。
【0017】一方、前記第1〜第3の位置検出スイッチ
141〜143は、前記駆動モータ23の回転に伴い作
動状態が変化するように構成されており、前記位置信号
出力回路135から出力される第1〜第3の位置信号の
それぞれは、図3に示すように、サンルーフのスライド
位置が全開位置にあるときにはON・OFF・ONに、
また全開位置と中間位置との間にあるときにはON・O
FF・OFFに、さらに中間位置にあるときにはOFF
・OFF・OFFになるように構成されている。また、
中間位置と全閉位置との間にあるときにはOFF・ON
・OFFに、また全閉位置にあるときにはOFF・ON
・ONになるように構成されている。そして、サンルー
フのチルト位置が全閉位置とチルト全開位置との間にあ
るときにはOFF・OFF・ONに、また、チルト全開
位置にあるときには、ON・OFF・ONになるように
構成されている。
【0018】前記制御ブロック21は、図2に示したよ
うに、前記制御部8内のCPUを中心として構成された
制御回路171を備えており、該制御回路171の第1
〜第3の入力ポート172〜174には、前記サンルー
フ駆動ブロック16に設けられた各位置検出スイッチ1
41〜143からの信号を入力するとともに、当該制御
回路171へ出力する第1〜第3の検出回路175〜1
77が設けられている。
【0019】各検出回路175〜177の入力には、前
記ハーネス22が接続された第6〜第8のハーネス接続
端子181〜183が接続されており、各入力には、プ
ルダウン抵抗184〜186を介して、制御ブロック2
1内のグランドに接続されている。また、前記各入力に
は、制限抵抗191〜193を介して、トランジスタ1
94〜196のベースに接続されており、各トランジス
タ194〜196のエミッタは、前記グランドに接続さ
れている。前記各トランジスタ194〜196のコレク
タには、プルアップ抵抗197〜199を介して、制御
ブロック21内の電源ラインに接続されているととも
に、シュミットトリガ201〜203を介して、前記制
御回路171の前記第1〜第3の入力ポート172〜1
74に接続されている。
【0020】また、前記制御回路171には、サンルー
フを開作動させる際に開制御信号をON出力する第1の
出力ポート211と、サンルーフを閉作動させる際に閉
制御信号をON出力する第2の出力ポート212とが設
けられており、各出力ポート211,212は、出力ト
ランジスタ213,214のベースに接続されている。
各出力トランジスタ213、214のエミッタは、制御
ブロック21内のグランドに接続されており、コレクタ
は、前記ハーネス22が接続される第9及び第10のハ
ーネス接続端子215,216に接続されているととも
に、第1及び第2の検出ダイオード217,218のア
ノードに接続されている。両ダイオード217,218
のカソードは、互いに接続されており、前記サンルーフ
駆動ブロック16に電力が供給されているか否かを判断
する電源監視回路219の入力に接続されている。
【0021】該電源監視回路219の入力は、プルダウ
ン抵抗221を介して、制御ブロック21内のグランド
に接続されているとともに、制限抵抗222を介して、
監視用トランジスタ223のベースに接続されている。
該監視用トランジスタ223のエミッタは、前記グラン
ドに接続されており、コレクタは、制御ブロック21内
の電源ラインにプルアップ抵抗224を介して接続され
るとともに、前記制御回路171に設けられた第4の入
力ポート225に接続されている。
【0022】これにより、前記サンルーフ駆動ブロック
16へ電力を供給をON・OFFするイグニッションス
イッチがOFF操作されたり、前記サンルーフ駆動ブロ
ック16へ電力を供給する電源コネクタ111が外れた
り、さらには前記サンルーフ駆動ブロック16に接続さ
れた前記電源コネクタ111が、グランドに接地された
車体にショートし、サンルーフを駆動する駆動モータ2
3への電力の供給、及びサンルーフを開閉作動させる開
及び閉リレー114,115への電力の供給が絶たれた
場合に、前記両リレー114,115のコイルにおける
電圧の印加状態がLレベルになるとともに、前記電源監
視回路219の電源監視信号が、電源異常を示すHレベ
ルとなるように構成されている。
【0023】以上の構成からなる本実施の形態に係るサ
ンルーフ制御装置の動作を、図4に示すフローチャート
に従って説明する。なお、図4は、制御部8の制御ブロ
ック21に設けられたCPUの処理手順を示すフローチ
ャートであり、所定操作時にメインルーチンから呼び出
される自己診断処理が示されている。
【0024】すなわち、この自己診断処理は、先ず、サ
ンルーフのスライド位置が全開位置達したか否かを判断
するステップS1と、開制御信号をON出力してサンル
ーフを開作動するステップS2と、第1〜第3の位置信
号を監視するステップS3と、各位置信号を監視結果よ
り各位置検出スイッチ141〜143の故障判断を行う
ステップS4との間をループして、各位置検出スイッチ
141〜143の故障を検査する全開時スイッチ検査ル
ープを実行する。例えば、サンルーフの開作動を開始し
てからサンルーフが全開位置に達するまでの標準時間内
に、前記各位置信号が全開位置を示す組み合わせになら
ない場合には、前記ステップS4にて故障と判断し、サ
ンルーフ故障判定フラグをセットした後(S5)、管光
表示部10に設けられたエラー表示部10cを点滅させ
るととももに、ブザー10dを鳴動させて(S6)、メ
インルーチンへ戻る一方、前記標準時間内に、サンルー
フが全開位置に達し、前記各位置信号が全開位置を示す
組み合わせとなった場合には、次ステップS7へ分岐す
る。
【0025】該ステップS7は、サンルーフのスライド
位置が全閉位置に達したか否かを判断するステップであ
り、閉制御信号をON出力してサンルーフを閉作動する
ステップS8と、前記各位置信号を監視するステップS
9と、各位置信号の監視結果より各位置検出スイッチ1
41〜143の故障判断を行うステップS10と共に、
各位置検出スイッチ141〜143の故障を検査する全
閉時スイッチ検査ループを構成している。この全閉時ス
イッチ検査ループも、前述と同様に、サンルーフの閉作
動を開始してからサンルーフが全閉位置に達するまでの
標準時間内に、前記各位置信号が全閉位置を示す組み合
わせにならない場合には、前記ステップS10にて故障
と判断し、サンルーフ故障判定フラグをセットした後
(S5)、管光表示部10に設けられたエラー表示部1
0cを点滅させるととももに、ブザー10dを鳴動させ
て(S6)、メインルーチンへ戻る一方、前記標準時間
内に、サンルーフが全閉位置に達し、前記各位置信号が
全閉位置を示す組み合わせとなった場合には、次ステッ
プS11へ分岐する。
【0026】該ステップS11は、サンルーフが全閉位
置に達してから2秒間経過するまで待機する待機処理で
あり、2秒が経過した際には、前記各位置信号を検出す
るとともに(S12)、各位置信号が全閉位置を示す組
み合わせになっているか否かを判断する(S13)。こ
のとき、各位置信号が全閉位置を示す組み合わせになっ
ている場合においては、前記サンルーフが正規の全閉位
置にあると判断できる一方、各位置信号が全閉位置を示
す組み合わせになっていない場合にあっては、サンルー
フが正規の全閉位置ないと判断することができる。
【0027】このように、サンルーフを全閉位置へ移動
した2秒後に、サンルーフが正規の全閉位置にあるか否
かを判断することができるので、図5に示すように、サ
ンルーフを駆動する駆動機構の組み付け誤差等によりサ
ンルーフの遊びが大きくなり、サンルーフ停止後におい
て、サンルーフが惰性により、各位置検出スイッチ14
1〜143による全閉位置の検出領域を越えてオーバー
ランしてしまうといった組み付け状態の不備を検査する
ことができ、これにより、工場出荷後における不具合を
未然に防止することができる。
【0028】そして、前記ステップS13にて、サンル
ーフのスライド位置が正規の全閉位置にある場合には、
次ステップS14へ分岐する一方、サンルーフのスライ
ド位置が正規の全閉位置にない場合には、サンルーフ故
障判定フラグをセットした後(S5)、管光表示部10
に設けられたエラー表示部10cを点滅させるとともも
に、ブザー10dを鳴動させて(S6)、メインルーチ
ンへ戻る。このように、サンルーフが正規の全閉位置に
ないと判断した際には、前記エラー表示部10cを点滅
表示するとともに、ブザー10dを鳴動させることによ
り、サンルーフの組み付け状態の不備を報知することが
できるので、サンルーフの検査漏れを確実に防止するこ
とができる。
【0029】一方、前記ステップS14は、サンルーフ
のチルトアップ位置がチルトアップ全開位置に達したか
否かを判断するステップであり、サンルーフをチルトア
ップ作動するステップS15と、前記各位置信号を監視
するステップS16と、各位置信号を監視結果より各位
置検出スイッチ141〜143の故障判断を行うステッ
プS17と共に、各位置検出スイッチ141〜143の
故障を検査するチルトアップ時スイッチ検査ループを構
成している。このチルトアップ時スイッチ検査ループ
も、前述と同様に、サンルーフのチルトアップ作動を開
始してからサンルーフがチルトアップ全開位置に達する
までの標準時間内に、前記各位置信号がチルトアップ全
開位置を示す組み合わせにならない場合には、前記ステ
ップS17にて故障と判断し、サンルーフ故障判定フラ
グをセットした後(S5)、管光表示部10に設けられ
たエラー表示部10cを点滅させるととももに、ブザー
10dを鳴動させて(S6)、メインルーチンへ戻る一
方、前記標準時間内に、サンルーフがチルトアップ全開
位置に達し、前記各位置信号がチルトアップ全開位置を
示す組み合わせとなった場合には、次ステップS18へ
分岐する。
【0030】該ステップS18は、サンルーフのチルト
ダウン位置がチルトダウン全閉位置に達したか否かを判
断するステップであり、サンルーフをチルトダウン作動
するステップS19と、前記各位置信号を監視するステ
ップS20と、各位置信号を監視結果より各位置検出ス
イッチ141〜143の故障判断を行うステップS21
と共に、各位置検出スイッチ141〜143の故障を検
査するチルトダウン時スイッチ検査ループを構成してい
る。このチルトダウン時スイッチ検査ループも、前述と
同様に、サンルーフのチルトダウン作動を開始してから
サンルーフがチルトダウン全閉位置に達するまでの標準
時間内に、前記各位置信号がチルトダウン全閉位置を示
す組み合わせにならない場合には、前記ステップS21
にて故障と判断し、サンルーフ故障判定フラグをセット
した後(S5)、管光表示部10に設けられたエラー表
示部10cを点滅させるととももに、ブザー10dを鳴
動させて(S6)、メインルーチンへ戻る一方、前記標
準時間内に、サンルーフがチルトダウン全閉位置に達
し、前記各位置信号がチルトダウン全閉位置を示す組み
合わせとなった場合には、次ステップS22へ分岐す
る。
【0031】該ステップS22は、サンルーフがチルト
ダウン全閉位置に達してから2秒間経過するまで待機す
る待機処理であり、2秒が経過した際には、前記各位置
信号を検出するとともに(S23)、各位置信号がチル
トダウン全閉位置を示す組み合わせになっているか否か
を判断する(S24)。このとき、各位置信号がチルト
ダウン全閉位置を示す組み合わせになっている場合にお
いては、前記サンルーフが正規のチルトダウン全閉位置
にあると判断できる一方、各位置信号がチルトダウン全
閉位置を示す組み合わせになっていない場合にあって
は、サンルーフが正規のチルトダウン全閉位置ないと判
断することができる。
【0032】このように、サンルーフをチルトダウン全
閉位置へ移動した2秒後に、サンルーフが正規のチルト
ダウン全閉位置にあるか否かを判断することができるの
で、サンルーフを駆動する駆動機構の組み付け誤差等に
よりサンルーフの遊びが大きくなり、サンルーフ停止後
において、サンルーフが惰性により、各位置検出スイッ
チ141〜143によるチルトダウン全閉位置の検出領
域を越えてオーバーランしてしまうといった組み付け状
態の不備を検査することができ、これにより、工場出荷
後における不具合を未然に防止することができる。
【0033】そして、前記ステップS24にて、サンル
ーフが正規のチルトダウン全閉位置にあると判断された
場合には、サンルーフ正常判定フラグをセットして(S
25)、メインルーチンへ戻る一方、サンルーフが正規
のチルトダウン全閉位置にないと判断された場合には、
サンルーフ故障判定フラグをセットした後(S5)、管
光表示部10に設けられたエラー表示部10cを点滅さ
せるととももに、ブザー10dを鳴動させて(S6)、
メインルーチンへ戻る。このように、サンルーフが正規
のチルトダウン全閉位置ないと判断した際には、前記エ
ラー表示部10cを点滅表示するとともに、ブザー10
dを鳴動させることにより、サンルーフの組み付け状態
の不備を報知することができるので、サンルーフの検査
漏れを確実に防止することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、サンルーフを全閉
位置へ移動させた後の所定時間経過後に、サンルーフが
正規の全閉位置にあるか否かを判断することができるの
で、サンルーフを駆動する駆動機構の組み付け誤差等に
よりサンルーフの遊びが大きくなり、サンルーフ停止後
において、サンルーフが惰性により位置検出手段による
全閉位置の検出領域を越えてオーバーランしてしまうと
いった組み付け状態の不備を検査することができる。
【0035】また、前記所定時間経過後に、位置検出手
段がサンルーフの全開位置を検出しない非検出状態にお
いて、該非検出状態を報知する報知手段をさらに備えた
場合には、サンルーフの組み付け状態の不備を、前記報
知手段により報知することができるので、サンルーフの
検査漏れを確実に防止することができる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】同実施の形態の要部を示す回路図である。
【図3】同実施の形態の各位置信号とサンルーフの位置
との関係を示す図である。
【図4】同実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】同実施の形態の動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図6】従来例のサンルーフ装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
8 制御部 10c エラー表示部 10d ブザー 25 全開位置検出スイッチ 26 全閉位置検出スイッチ 27 チルト全開位置検出スイッチ 28 チルト全閉位置検出スイッチ141 第1の位置検出スイッチ 142 第2の位置検出スイッチ 143 第3の位置検出スイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉駆動されるサンルーフの全閉位置を
    検出する位置検出手段を備えたサンルーフ制御装置にお
    いて、 前記サンルーフを前記全閉位置へ移動した際に前記サ
    ンルーフが前記全閉位置に達したことを前記位置検出手
    段が検出し、該検出後の所定時間経過後に、前記位置検
    出手段で前記サンルーフが前記全閉位置にあるかを検出
    し、前記サンルーフが前記全閉位置にあることを検出で
    きなかった場合に故障と判定する自己診断手段を備えた
    ことを特徴とするサンルーフ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定時間経過後に前記位置検出手段
    が前記サンルーフの前記全閉位置を検出しない非検出状
    態において、該非検出状態を報知する報知手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項1記載のサンルーフ制御
    装置。
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