JP3429235B2 - 枕木吊上げ器のフック - Google Patents
枕木吊上げ器のフックInfo
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Description
該枕木にレールを固定するためにばねクリップを嵌挿す
る受座の筒状部に、フックを掛止して前記枕木を吊上げ
るようにした枕木吊上げ器の前記フックに関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】レール下面と枕木(一般にコンクリート
製)を圧接させてレール(のフランジ)と前記枕木をば
ねクリップで締付け固定するとき、枕木に設けた内外一
対二組の受座の内側の一対の受座の筒状部(前記ばねク
リップを嵌挿する)に、支持材上のチエンブロックから
のチエンに設けた掛止フックに上部を引掛けたスリング
の下部にシャックルを介して取付けたフックを嵌挿掛止
して、前記チエンブロックによって枕木を吊上げてレー
ル下面に圧接させ、この圧接状態を、外側の受座の筒状
部にばねクリップを嵌挿してレールと枕木を締付けるま
で保持するようにした枕木吊上げ器は、例えば実公平7
−35842号の公報に所載の通り公知である。 【0003】この公知の枕木吊上げ器におけるフック
は、同公報において詳細に説明されてはいないが、フッ
ク本体に、受座の筒状部の軸線に沿うようにして係止杆
部を連設し、この係止杆部を前記筒状部に嵌挿するよう
にする構造になっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、枕木側
の受座の筒状部に、フックの係止杆部を水平(横)方向
に挿し込み、該挿し込んだ状態を方向的にそのまま維持
しつつフックとして機能させ、枕木を吊上げる構造にな
っているため、何等かの原因でバランスが崩れると係止
杆部より受座の筒状部が外れて枕木が落下するおそれが
あり、改善が望まれていた。 【0005】本発明は、従来例の斯様な欠点の改善策の
一つを提供するために創案したものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】枕木に受座を設け、該受
座に備えた、前記枕木にレールを固定するためのばねク
リップを嵌挿する筒状部にフックを掛止して前記枕木を
吊上げるようにした枕木吊上げ器において、フック本体
に前記筒状部の軸線方向の一端に枕木吊上げ時において
接触しうる規制部を突設し、この規制部に、前記筒状部
に嵌挿する係止杆部を前記軸線に沿うように連設すると
共に、前記筒状部の前記軸線方向の他の一端に枕木吊上
げ時に接触しうる規制片の基部を前記フック本体に揺動
可能に枢着した構成とする。 【0007】 【実施例】図面は本発明に係る枕木吊上げ器のフックの
一実施例を示し、図1は枕木吊上げ器の略示正面図、図
2はフックの正面図、図3はフックの一部欠截側面図で
ある。 【0008】図中、1は吊上げ器本体で、本体1は受支
材1aの両側に脚材1b,1b(図示省略してあるが、
前後一対二組配し、自立可能にしてある)を配し、該脚
材1bの下部に車輪2を設けて構成し、車輪2をレール
R上に配することによってレールRに沿って自在に移動
する。また、3はこの本体1の受支材1a上に載置した
チエンブロック、4は該チエンブロック3からのチエン
5の下端に設けた掛止フック、6は該掛止フック4に上
部を引掛けたスリング(実施例ではナイロン製)をそれ
ぞれ示し、各スリング6の下端部にはシャックル7を介
してフック8を取付けてある。 【0009】すなわち、実施例の枕木吊上げ器Aは、レ
ールR上を転動する車輪2によって前記レールRの適所
位置に移動させ、当該位置においてフック8を枕木Bに
設けた受座9の筒状部9aに嵌挿掛止し、チエンブロッ
ク3を操作して前記フック8を取付けたスリング6を介
して上昇させ、枕木BをレールRの下面に圧接させ、ば
ねクリップによる枕木BとレールRの固定作業を確実強
固に行うために用いるものである。 【0010】前記フック8を掛止する受座は、枕木Bに
レールRを介して固装した内外の受座9,9´中、内側
の受座9が用いられ、この内側の受座9を利用して吊上
げ状態を保持している間に、外側の受座9´(の筒状
部)を用いてばねクリップによって枕木BとレールRを
締付け固定し、しかる後、当該枕木Bを道床上に設置
後、フック8を内側の受座9の筒状部9aより取り外し
て枕木吊上げ器Aを当該枕木B位置より移動させ、前記
内側の受座9(筒状部9a)にばねクリップを嵌挿し、
レールRの内側と枕木Bを締付け固定するようになって
いる。 【0011】もっとも、本発明に係るフック(実施例の
フック8)は、実施例構造の枕木吊上げ器Aに適用した
がゆえに、前記の通り、内側の受座9に組付けて用いる
が、実施例以外の構造の枕木吊上げ器においては必要に
応じて実施例でいう外側の受座9´に組付けて用いても
良いことは勿論である。 【0012】図中、10はフック8の本体で、このフッ
ク本体10に、前記筒状部9aの軸線方向の一端側にお
いて規制部11を突設し、該規制部11に、前記軸線に
沿い、しかも、前記筒状部9aに嵌挿する係止杆部12
を連設し、この係止杆部12の先端側すなわち前記フッ
ク本体10の、前記軸線方向の他の一端側には、前記筒
状部9aを実質上介在させて前記規制部11と先端部1
3aが相対する規制片13の基部13bを揺動可能に枢
着して実施例のフック8を構成する。 【0013】なお、筒状部9aを実質上介在させると
は、規制部11と規制片13の先端部13aとの間に筒
状部9aの一部又は全部が存し、その一部又は全部が規
制部11と前記先端部13aと重合している状態を意味
する。 【0014】因みに、受座9の筒状部9aとは、前記ば
ねクリップ又は係止杆部12を嵌挿する透孔を構成する
受座部分をいう。 【0015】前記フック8は、ほぼU字形に屈曲した丸
棒状の鋼材の一方の直線部の周側に鋼板を熔接して前記
フック本体10と成し、該本体10の前記筒状部9aの
軸線方向の一端に存して本体10より突出する前記鋼材
の屈曲部を前記規制部11と成し、この規制部11に連
なる前記鋼材の他の一方の直線部を前記係止杆部12と
成し、本体10を構成する前記一方の直線部の一端に規
制片13を組付けて構成してあるが、斯様な構造すなわ
ち実施例のような鋼材或いは鋼板を用いて構成する必要
はない。 【0016】規制片13は、取付けボルト14によって
係止杆部12の先端側にして前記本体10に揺動可能に
枢着して、扇形の平板体(鋼板より成る)で構成したの
は、図3で示すように枕木Bの吊上げ角度(筒状部9a
に対する作用方向)が変っても、規制片13が筒状部9
a(乃至受座9)に重なるようにするためである。すな
わち、取付けボルト14部(枢着部)が、筒状部9a
(係止杆部12)を中心とした円周方向に変位しても、
規制片13はその扇形により筒状部9a(受座9)に前
記規制部11と相対して重なり合い、係止杆部12の筒
状部からの抜け止めとして機能するようにしたものであ
る。 【0017】係止杆部12は、実施例にあっては、筒状
部9aの長さより長くしてこれを貫通するようにして嵌
挿してあるが、これは、係止杆部12の先端が筒状部9
aより突出することにより係止杆部12の筒状部9aに
対する組付け状態を確認でき、従って、事故防止機能を
なすものであるが、係止杆部12は筒状部9aより短く
ても必ずしも不都合はない。 【0018】 【0019】図示18はシャックル7との締付け用の孔
である。 【0020】しかして、チエンブロック8によって掛止
フック4を上昇させると、スリング6、シャックル7お
よびフック8を介して枕木BはレールRの下面位置まで
吊上げられ、この吊上げ操作中、レールRが何等かの原
因で傾斜したとしても、規制部11が筒状部9a(受座
9)の一端に、また、規制片13が筒状部9a(受座
9)の前記一端に対応する他の一端に接触して、筒状部
9aからフック8(係止杆部12)が離脱することな
く、従って、フック8より枕木Bが脱落することなく、
所定位置まで吊上げ、該吊上げ状態を保持することがで
きる。 【0021】 【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
受座(筒状部)より外れることがなく、従って、枕木吊
上げ操作上、安全な吊上げ器を提供できる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 枕木に受座を設け、該受座に備えた、前
記枕木にレールを固定するためのばねクリップを嵌挿す
る筒状部にフックを掛止して前記枕木を吊上げるように
した枕木吊上げ器において、フック本体に前記筒状部の
軸線方向の一端に枕木吊上げ時において接触しうる規制
部を突設し、この規制部に、前記筒状部に嵌挿する係止
杆部を前記軸線に沿うように連設すると共に、前記筒状
部の前記軸線方向の他の一端に枕木吊上げ時に接触しう
る規制片の基部を前記フック本体に揺動可能に枢着し
た、フック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32126399A JP3429235B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 枕木吊上げ器のフック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32126399A JP3429235B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 枕木吊上げ器のフック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001140202A JP2001140202A (ja) | 2001-05-22 |
JP3429235B2 true JP3429235B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=18130633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32126399A Expired - Lifetime JP3429235B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 枕木吊上げ器のフック |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1999
- 1999-11-11 JP JP32126399A patent/JP3429235B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN103821050B (zh) * | 2014-02-22 | 2015-11-25 | 冯世英 | U型轨枕临时支撑器 |
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JP2001140202A (ja) | 2001-05-22 |
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