JP7271269B2 - 支柱および転落防止装置 - Google Patents

支柱および転落防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7271269B2
JP7271269B2 JP2019071936A JP2019071936A JP7271269B2 JP 7271269 B2 JP7271269 B2 JP 7271269B2 JP 2019071936 A JP2019071936 A JP 2019071936A JP 2019071936 A JP2019071936 A JP 2019071936A JP 7271269 B2 JP7271269 B2 JP 7271269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
shaped member
shaped
plate
rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019071936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020168222A (ja
Inventor
孝志 菅山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishimatsu Construction Co Ltd
Original Assignee
Nishimatsu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishimatsu Construction Co Ltd filed Critical Nishimatsu Construction Co Ltd
Priority to JP2019071936A priority Critical patent/JP7271269B2/ja
Publication of JP2020168222A publication Critical patent/JP2020168222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7271269B2 publication Critical patent/JP7271269B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

本発明は、綱を架設するために使用される支柱およびその支柱を用いた転落防止装置に関する。
建設現場への材料の搬入には、材料を載せるための荷台を有するトラック等の車両が使用される。トラックからの材料の荷下ろしは、作業員が荷台に載って行うが、その際、荷台からの転落を防止するため、支柱が立てられ、支柱に手すりとなる綱が架設される。作業員は、架設された綱に安全帯のフックを引っ掛けて作業を行うことで、荷台からの転落が防止される。
このような転落防止のための装置として、車輪が載る金属製の踏板に支柱を取り付け、支柱の起立状態を保持する装置(特許文献1参照)や、荷台外周の囲いである煽りに支柱を立設する装置(特許文献2参照)等が提案されている。
特開2009-61191号公報 特開2006-174953号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の装置では、支点が踏板と支柱の取付部にあるため、綱を張る上部の位置は不安定となり、控えの振れ止め綱が必要になり、後輪より後方の転落については考慮されないため、転落の可能性があるという問題があった。
上記の特許文献2に記載の装置では、転落時の荷重が、全て煽りが負担する構造であるため、煽りが損傷するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、綱を架設するために使用される支柱であって、
荷台と複数の板状部材から構成される荷台外周の囲いとを有する車両の該板状部材の外側の面に沿って鉛直方向に延び、下端が地面に当接して配置される棒状部材と、
棒状部材に設けられ、綱の一端を連結する上部部材と、
棒状部材に設けられ、板状部材の上端部を挟み込み、該板状部材に固定される中間部材と、
棒状部材に設けられ、荷台の下側に隣接する面を有する下部部材と
を含む、支柱が提供される。
本発明によれば、荷台外周の囲いである煽りを損傷することなく、転落災害を低減させることができる。
従来使用されている支柱および転落防止装置の一例を示した図。 本実施形態の転落防止装置の一例を示した図。 転落防止装置に用いられる支柱の一例を示した図。 支柱を構成する上部部材の一例を示した図。 支柱を構成する中間部材の一例を示した図。 支柱を構成する下部部材の一例を示した図。 支柱の固定方法を説明する図。 支柱の固定方法を説明する図。 転落防止装置の使用例を示した図。 支柱の別の例を示した図。
本発明の支柱および転落防止装置について説明する前に、従来使用されている支柱および転落防止装置について簡単に説明しておく。支柱(スタンション)10は、図1(a)に示すように、棒状部材の1つであるポール11と、ポール11に設けられ、綱の一端に設けられた係止爪(フック)を引っ掛けて連結するための穴を形成する、略U字形の係止部としてのフック掛け12と、ポール11の下端に取り付けられ、地面に下面が隣接して配置されるプレート13とから構成される。
スタンション10は、図1(b)に示すように、地面20上にプレート13を配置してポール11を立て、荷台21を有する車両(トラック)22の車輪23でプレート13を踏むことにより固定される。トラック22は、荷台21の前方に運転席(キャビン)24があり、キャビン24の後方に鳥居(ガード)が取り付けられている場合、ガードから後輪で踏んで固定したスタンション10へ綱が架設される。綱は、作業員が着用する安全帯のフックを引っ掛けて転落を防止する親綱30とされる。
キャビンの後方にガードが取り付けられていない場合、スタンション10をもう1つ用意し、前輪で踏んで固定し、一方のスタンション10から他方のスタンション10へ親綱30が架設される。このようにして親綱30を張り、トラック22の荷台21上で作業を行う作業員の安全帯を親綱30に引っ掛けることで荷台21からの転落を防止することができる。
親綱30が架設される高さは、キャビン24の頂部とほぼ同じ高さであり、ポール11は、地面からキャビン24の頂部までの長さにほぼ等しい長さにする必要がある。すると、ポール11の長さは、比較的長く、支点がプレート13への取り付け位置Aとなるため、親綱30が連結されるポール11の上端部は、大きく揺れ、それに伴って親綱30も揺れることになり、安定感が低い。
また、スタンション10は、トラック22の後輪でプレート13を踏んで固定されるため、後輪より後ろ側の荷台21の部分(図1の一点鎖線で示す部分)については親綱30を張ることができず、転落を防止することができない。
これまでの安定感が低い、後輪より後ろ側に親綱30を張ることができないという問題を解決するべく、本発明では、スタンションを以下のような構成とする。図2は、本実施形態の転落防止装置の一例を示した図である。転落防止装置は、スタンション40と、親綱30とを含んで構成される。図3は、転落防止装置に用いられるスタンション40の一例を示した図である。
トラック22は、前方にキャビン24を有し、キャビン24の後ろ側にガードを有し、その後ろ側に荷台21を有している。トラック22は、荷台21の外周に囲いである煽り25を有している。煽り25は、上部に覆うものが存在しない無蓋トラックの荷台外周の囲いであり、複数の板状部材から構成され、各板状部材の下側に蝶番が設けられ、各板状部材が蝶番を中心に回動して外側に開くように構成されている。
スタンション40は、棒状部材41と、親綱30の一端を連結する上部部材42と、煽り25の上端と嵌合する中間部材43と、荷台21の下側に隣接する面を有する下部部材44とを含んで構成される。
棒状部材41は、上端部にフック掛け等の、親綱30の一端に設けられたフック等と連結する上部部材42が設けられ、下端が地面20と当接する。地面20は、例えば鉄板等が敷設される。以下、親綱30は、連結手段としてフックを備え、上部部材42は、連結部としてフック掛けを備えるものとして説明するが、これらに限られるものではない。
中間部材43は、鉛直方向に延びる棒状部材41の上部部材42より下側に設けられ、棒状部材41の鉛直方向への移動および煽り25が開く方向への移動を抑止する。すなわち、図3中、y軸方向およびz軸方向への移動を抑止する。
下部部材44は、棒状部材41の中間部材43より下側に設けられ、棒状部材41の親綱30が延びる方向への揺れを抑止する。すなわち、図3中、x軸方向への移動を抑止する。
棒状部材41、上部部材42、中間部材43、下部部材44は、いずれもアルミニウム、炭素鋼、ステンレス鋼等の金属で作製することができる。また、煽り25や荷台21に当接する部分や面には、ゴムシート等の緩衝材を設け、表面に傷がつくのを防止し、塗料が剥がれるのを防止するとともに、密着性を高め、より強固に固定することができる。
具体的な構造について、図4~図6を参照して説明する。なお、これらは一例であるので、これらの構造に限定されるものではない。図4は、上部部材42の一例を示した図で、図4(a)は平面図、図4(b)は正面図、図4(c)は側面図である。上部部材42は、内部に棒状部材41が挿通する中空で断面が矩形の短管である矩形管50と、矩形管50の4つの側面のうちの対向する2つの側面に取り付けられた略U字形の金具であるフック掛け51とを含む。また、上部部材42は、フック掛け51が取り付けられた2つの側面以外の側面のうちの1つの略中央に穴50aを有し、穴50aに連続して溶接等して取り付けられたナット52を含む。
ナット52には、ボルト53が螺合され、ボルト53の先端が棒状部材41の側面に当接することにより棒状部材41に固定することができ、ボルト53の先端を棒状部材41の側面から離間させることで、棒状部材41の長さ方向へ移動させることができるようになっている。ナット52およびボルト53は、棒状部材41に上部部材42を固定する固定手段として機能する。
なお、図4(a)に示した例では、矩形管50を使用しているが、これに限られるものではなく、中空で断面が円形の円管や中空で断面が楕円形の楕円管等であってもよい。また、ボルト53の先端は、棒状部材41の側面の曲率に合わせて円弧状に凹んだ面を有していてもよいし、棒状部材41の側面の曲率に合わせて円弧状に凹み、ボルト53の先端の面に比較して大きい面を有する当接部材を取り付けていてもよい。これにより、棒状部材41の側面に密着し、より強固に固定することができる。
また、図4(a)に示した例では、矩形管50に穴50aを設け、穴50aに連続してナット52が溶接等して取り付けられているが、これに限られるものではなく、穴50aの内面をねじ切りし、ボルト53をねじ切りした穴に螺合させるようにしてもよい。
図5は、中間部材43の一例を示した図で、図5(a)は平面図、図5(b)は正面図、図5(c)は側面図である。中間部材43は、内部に棒状部材41が挿通する中空で断面が矩形の矩形管60と、矩形管60の対向する2つの側面と隣接する2つの側面を有し、2つの側面が棒状部材41の長手方向に対して垂直方向に延びるコの字形の第1部材61と、第1部材61の先端に当接して溶接された、第1部材61より鉛直方向に延びるコの字形の第2部材62とを含む。
中間部材43は、矩形管60の1つの側面60aと、側面60aから離間し、対向する第2部材62の棒状部材41の長手方向と平行に延びる面62aとの間に、煽り25の上端が挿入され、側面60aおよび面62aが煽り25の両面に隣接し、一方に長く延びた第1部材61の下側が、煽り25の上端に隣接するように構成されている。
矩形管60には、第1部材61の、棒状部材41の長手方向に対して垂直方向に延びた部分61a、61bを挿入し、当該部分61a、61bが延びる方向に移動可能とするための挿入口60b、60cが設けられている。挿入口60b、60cは、例えば矩形管60の一端と側面に、棒状部材41が通る矩形の開口を有する折り曲げた平板を溶接する等して取付けることにより、矩形管60とその平板との間に形成することができる。なお、これは一例であるので、この方法に限定されるものではない。
第1部材61は、一方に長く延びる2つの側面以外の側面の略中央に穴61cが設けられ、穴61cに連続してナット63が溶接等して取り付けられている。
ナット63には、ボルト64が螺合され、ボルト64の先端が矩形管60の1つの側面60dに当接することにより、矩形管60と第2部材62との距離を変えることができる。これにより、矩形管60と第2部材62とを煽り25の両面に隣接させ、煽り25を矩形管60と第2部材62とで挟み込み、煽り25に中間部材43を固定することができる。ボルト64は、煽り25に中間部材43を固定する固定手段として機能する。
また、第1部材61の穴61cが設けられた側と同じ側の矩形管60には、第1部材61の下側に穴60eが設けられ、穴60eに連続してナット65が溶接等して取り付けられている。ナット65には、ボルト66が螺合され、ボルト66の先端が棒状部材41の側面に当接することにより中間部材43を棒状部材41に固定することができ、ボルト66の先端を棒状部材41の側面から離間させることで、棒状部材41の長さ方向へ移動させることができるようになっている。
なお、図5(a)に示した例では、矩形管60を使用しているが、これに限られるものではなく、中空で断面が円形の円管や中空で断面が楕円形の楕円管等であってもよい。また、ボルト66の先端は、棒状部材41の側面の曲率に合わせて円弧状に凹んだ面を有していてもよいし、棒状部材41の側面の曲率に合わせて円弧状に凹み、ボルト66の先端の面に比較して大きい面を有する当接部材を取り付けていてもよい。これにより、棒状部材41の側面に密着し、より強固に固定することができる。ボルト64も、ボルト64の先端の面に比較して大きい面を有する当接部材を取り付けていてもよい。これにより、矩形管60の1つの側面60dに密着し、より強固に固定することができる。
また、図5(a)に示した例では、矩形管60や第1部材61に穴60eや穴61cを設け、穴60eや穴61cに連続してナット65やナット63が取り付けられているが、これに限られるものではない。例えば、穴60eや穴61cの内面をねじ切りし、ボルト66やボルト64をねじ切りした穴60eや穴61cに螺合させるようにしてもよい。さらに、第2部材62は、コの字形の部材に限らず、板状の部材やT字形の部材等であってもよい。
図5(c)に示した例では、第2部材62の下端へ向けてテーパが形成され、先細の形状となっているが、先細の形状になっていなくてもよい。
図6は、下部部材44の一例を示した図で、図6(a)は平面図、図6(b)は正面図、図6(c)は側面図である。下部部材44は、内部に棒状部材41が挿通する中空で断面が矩形の矩形管70と、矩形管70の4つの側面のうちの1つに接合されるL字形の揺れ止め部材71とを含む。
矩形管70は、4つの側面のうちの1つの略中央に穴70aが設けられ、穴70aに連続してナット72が溶接等して取り付けられている。
ナット72には、ボルト73が螺合され、ボルト73の先端が棒状部材41の側面に当接することにより棒状部材41に固定することができ、ボルト73の先端を棒状部材41の側面から離間させることで、棒状部材41の長さ方向へ移動させることができるようになっている。ナット72およびボルト73は、棒状部材41に下部部材44を固定する固定手段として機能する。
揺れ止め部材71は、荷台21の下側に隣接する面71aを有する。面71aは、スタンション10の揺れを低減させるため、一定の幅を有し、例えば矩形管70の1つの側面の幅より大きくされる。また、面71aは、荷台21の下側に確実に隣接させるため、矩形管70の1つの側面に対して垂直方向の突出長さを一定以上の長さとされる。
なお、図6(a)に示した例では、矩形管70を使用しているが、これに限られるものではなく、中空で断面が円形の円管や中空で断面が楕円形の楕円管等であってもよい。また、ボルト73の先端は、棒状部材41の側面の曲率に合わせて円弧状に凹んだ面を有していてもよいし、棒状部材41の側面の曲率に合わせて円弧状に凹み、ボルト73の先端の面に比較して大きい面を有する当接部材を取り付けていてもよい。これにより、棒状部材41の側面に密着し、より強固に固定することができる。面71aは、角部が面取りされているが、これに限られるものではなく、角部は面取りされていなくてもよい。
図7および図8を参照して、スタンション40の固定方法について説明する。図7および図8は、トラック22を、その幅方向であるy軸方向に切断した図である。車輪23の上側に荷台21があり、荷台21の外縁に煽り25が設けられている。
スタンション40は、棒状部材41と、上部部材42と、中間部材43と、下部部材44とから構成され、煽り25の外側の面に沿って立て、棒状部材41の下端を地面20に当接させて配置される。
まず、中間部材43の矩形管60と第2部材62との間をボルト64により開く。ボルト66を緩め、中間部材43を棒状部材41の長さ方向に移動させ、その間に煽り25の上端を挿入させる。煽り25の上端が第1部材61に当接したところで、ボルト66を締め、矩形管60をその位置に固定する。また、ボルト64を締め、煽り25を矩形管60と第2部材62とに密着させ、挟み込む形で固定する。これにより、トラック22の幅方向、すなわちy軸方向の移動を抑止する。
次に、下部部材44のボルト73を緩め、下部部材44を棒状部材41の長さ方向に移動させる。下部部材44の揺れ止め部材71の面71aを荷台21の下側に当接させ、ボルト73を締めることにより、面71aをその高さ位置に固定する。これにより、図8に示すトラック22の前後方向、すなわちx軸方向への移動を抑止し、揺れを防止して棒状部材41を固定する。
図8に示すように、中間部材43(例えば、ボルト64とボルト66の中間位置80やボルト66等)が支点となり、ここを中心として回転しようとするが、下部部材44の面71aで荷台21の下側を押えているので、回転することができず、揺れが抑止される。このため、筋交い等を別途取り付けることなく、揺れを抑止することができる。
そして、親綱30の一端に設けられたフックを、上部部材42のフック掛け51に引っ掛け、ボルト53を緩め、上部部材42を棒状部材41の長さ方向に移動させ、親綱30の高さを調整する。調整後、ボルト53を締め、上部部材42を棒状部材41のその位置に固定する。なお、先に上部部材42の高さを調整した後に親綱30のフックを引っ掛けてもよい。
図9は、転落防止装置の使用例を示した図である。図9も、図7および図8と同様、トラック22を、その幅方向であるy軸方向に切断した図である。トラック22の荷台21の上には、建築材料90が載せられており、建築材料90上で作業員91が作業を行っている。
作業員91は、腰に安全帯92を着用し、安全帯92のフックが付いた命綱(ランヤード)93を親綱30に引っ掛けている。作業員91は、トラック22の前後方向へ移動する際、自身が移動するだけで、何もすることなくランヤード93が移動するので、転落を防止することができる。
図10は、スタンション40の別の構成例を示した図である。スタンション40は、図3に示すように、棒状部材41と、上部部材42と、中間部材43と、下部部材44とを含み、図10に示す例では、さらに棒状部材41の下端を固定するベース部材45を含む。棒状部材41等については既に説明したので、ここではベース部材45についてのみ説明する。
ベース部材45は、棒状部材41の下端部が挿入される中空の筒体100と、筒体100の一端が溶接等され、地面20に隣接する面を有する板部材(プレート)101とから構成される。ベース部材45も、棒状部材41等と同様のアルミニウム、炭素鋼、ステンレス鋼等の金属により作製される。筒体100の内径は、棒状部材41が挿入可能な径とされ、棒状部材41の外径と同じか、わずかに大きい径とされる。プレート101は、矩形であってもよいし、円形や楕円形であってもよい。プレート101の大きさは、棒状部材41を地面20に固定できれば、いかなる大きさであってもよい。
以上のことから、スタンション40は、煽り25があるトラック22であれば、どのような大きさでも取り付けることができる。棒状部材41やベース部材45は、汎用品を使用し、上部部材42、中間部材43、下部部材44は、専用の取付部材であるが、比較的単純な構造のものであるため、安価に提供することができる。
棒状部材41は、汎用品である単管パイプを使用することができるので、専用の取付部材のみを準備すれば、どこの工事現場にでもある単管パイプを代用することができる。また、単管パイプの長さを変えることで、様々な荷台21の高さに対応可能である。専用の取付部材は、コンパクトであるため、収納に困ることなく、トラック22に載せる場合でも、場所を取らない。
また、中間部材43および下部部材44によりしっかり固定することができるので、斜材等がなくても充分な強度を有し、棒状部材41を地面20に当接させて配置しているので、スタンション40にかかる荷重は煽り25ではなく、地面20にかかり、煽り25の損傷を防ぐことができる。
スタンション40は、例えば側部の煽り25に固定すると、側部の煽り25が開くことを妨げるため、後部の煽り25が開いていても、ぐらつくことを防止することができる。また、煽り25があるところであれば、いかなる場所でも設置することができるので、トラック22の後輪より後ろ側でも容易に設置することができる。
これまで本発明の方法について図面に示した実施形態を参照しながら詳細に説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態や、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…スタンション
11…ポール
12…フック掛け
13…プレート
20…地面
21…荷台
22…トラック
23…車輪
24…キャビン
25…煽り
30…親綱
40…スタンション
41…棒状部材
42…上部部材
43…中間部材
44…下部部材
45…ベース部材
50…矩形管
50a…穴
51…フック掛け
52…ナット
53…ボルト
60…矩形管
60a、60d…側面
60b、60c…挿入口
60e…穴
61…第1部材
61a、61b…部分
61c…穴
62…第2部材
62a…面
63…ナット
64…ボルト
65…ナット
66…ボルト
70…矩形管
70a…穴
71…揺れ止め部材
71a…面
72…ナット
73…ボルト
80…中間位置
90…建築材料
91…作業員
92…安全帯
93…ランヤード
100…筒体
101…プレート

Claims (6)

  1. 綱を架設するために使用される支柱であって、
    荷台と複数の板状部材から構成される荷台外周の囲いとを有する車両の該板状部材の外側の面に沿って鉛直方向に延び、下端が地面に当接して配置される棒状部材と、
    前記棒状部材に設けられ、前記綱の一端を連結する上部部材と、
    前記棒状部材に設けられ、前記板状部材の上端部を挟み込み、該板状部材に固定される中間部材と、
    前記棒状部材に設けられ、前記荷台の下側に隣接する面を有し、前記面が前記棒状部材の径より大きい幅を有する下部部材とを含む、支柱。
  2. 前記上部部材と前記中間部材と前記下部部材は、前記棒状部材の長手方向に移動可能にするための該棒状部材の周囲を包囲する短管と、前記短管に取付けられ、前記長手方向の所定の位置に固定するための固定手段とを各々が含み、
    前記上部部材は、架設される前記綱の高さに応じて、前記中間部材は、前記板状部材の上端の高さに応じて、前記下部部材は、前記荷台の高さに応じて、固定する位置が調整される、請求項1に記載の支柱。
  3. 前記上部部材は、前記綱の一端に設けられる係止爪を係止するための係止部を有する、請求項2に記載の支柱。
  4. 前記中間部材は、
    前記棒状部材に対して垂直方向に延びる第1部材と、
    前記第1部材の前記垂直方向に延びた先端部に配設され、前記棒状部材の長手方向と平行に延びる第2部材とを含み、
    前記短管と前記第2部材との間に前記板状部材の上端部が挿入される、請求項2または3に記載の支柱。
  5. 前記棒状部材の下端部が挿入される筒体と、前記筒体の一端と連結され、地面に隣接する面を有する板部材とから構成されるベース部材を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の支柱。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の支柱と、前記支柱に架設される綱とを含む、転落防止装置。
JP2019071936A 2019-04-04 2019-04-04 支柱および転落防止装置 Active JP7271269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019071936A JP7271269B2 (ja) 2019-04-04 2019-04-04 支柱および転落防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019071936A JP7271269B2 (ja) 2019-04-04 2019-04-04 支柱および転落防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020168222A JP2020168222A (ja) 2020-10-15
JP7271269B2 true JP7271269B2 (ja) 2023-05-11

Family

ID=72745475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019071936A Active JP7271269B2 (ja) 2019-04-04 2019-04-04 支柱および転落防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7271269B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061192A (ja) 2007-09-07 2009-03-26 Toyota T & S Kensetsu Kk トラック用の親綱支柱及び親綱架設装置
JP2016036507A (ja) 2014-08-07 2016-03-22 大和ハウス工業株式会社 転落防止具
JP2017104211A (ja) 2015-12-08 2017-06-15 コンドーテック株式会社 車両用親綱支持装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061192A (ja) 2007-09-07 2009-03-26 Toyota T & S Kensetsu Kk トラック用の親綱支柱及び親綱架設装置
JP2016036507A (ja) 2014-08-07 2016-03-22 大和ハウス工業株式会社 転落防止具
JP2017104211A (ja) 2015-12-08 2017-06-15 コンドーテック株式会社 車両用親綱支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020168222A (ja) 2020-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5622237A (en) Portable hoist system
JP4767929B2 (ja) トラック用の親綱支柱及び親綱架設装置
US20050098381A1 (en) Roofing safety cable system and method
WO2010128340A2 (en) Fall prevention system and access ladder
JP2019208792A (ja) トラック荷台からの落下防止装置
JP7271269B2 (ja) 支柱および転落防止装置
US20120037451A1 (en) Anchor for a height safety system and height safety system incorporating an anchor
GB2419571A (en) Fall prevention apparatus for unloading a vehicle
JP2009061191A (ja) トラックの車輪を利用した親綱支柱及び親綱架設装置
KR101849521B1 (ko) 저소 작업이 가능한 사다리차
JP3232384U7 (ja)
JP2003093531A (ja) 貨物自動車の転落防止装置
JP6856949B2 (ja) 足場の支持装置
JP2000210389A (ja) 車上作業用親綱支柱及び車上作業用水平親綱張架装置
JP6703213B1 (ja) 安全柵
GB2406313A (en) Vehicle safety frame
JPH07127240A (ja) 車上安全親ロープ用支柱
JP5940889B2 (ja) 落下防止装置
JP2017214732A (ja) 脚立倒れ防止用具
WO2009127002A1 (en) A reversibly attachable fall restraint apparatus
JP2023128238A (ja) 安全装置及び作業方法
JP2020174909A (ja) 墜落防止構造
JP3247194U (ja) 転落防止装置
JP7337467B1 (ja) 転落防止補助具
JP3229319U (ja) 安全帯用支柱の取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7271269

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150