JP3428342B2 - 扉 - Google Patents

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JP3428342B2
JP3428342B2 JP00751197A JP751197A JP3428342B2 JP 3428342 B2 JP3428342 B2 JP 3428342B2 JP 00751197 A JP00751197 A JP 00751197A JP 751197 A JP751197 A JP 751197A JP 3428342 B2 JP3428342 B2 JP 3428342B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、扉内板に取付た補
強板に内部部材を取付けて構成される扉に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えば冷蔵庫の引出し式の扉
においては、図11に示す構成のものが供されている。
この図11において、1は扉外板、2は扉内板、3,4
は上下のキャップ、5は2つの補強板、6はガスケッ
ト、7は容器支え部材、8はねじを示している。上述の
部品のうち、扉外板1は外力に対して強い金属板から成
るものであり、一方、扉内板2は軽量なプラスチック製
で、補強板5は扉外板1同様の金属板から成るものであ
る。 【0003】しかして、扉内板2には、図12ないし図
14に示すように、支え部材取付部9を反扉外板1側
(図13中左側)から扉外板1側(図13中右側)にへ
こむ矩形の凹部によって形成しており、更に、この支え
部材取付部9には例えば3つのねじ挿通孔10を形成す
ると共に、1つの補強板位置決め突起11を扉外板1側
に突出させて形成している。又、この支え部材取付部9
の扉外板1側には、その上下左右に補強板ガイド壁12
を形成し、このガイド壁12の左右部の各先端部に爪1
3を形成している。 【0004】これに対して、補強板5には、中央部の矩
形状を成す主体部14中の、上記扉内板2のねじ挿通孔
10と対応する位置にそれぞれ支え部材取付孔15を形
成し、補強板位置決め突起11と対応する位置には位置
決め孔16を形成している。この場合、支え部材取付孔
15はその各周囲に扉外板1側への筒部15aの成形を
伴うバーリングによって形成しており、位置決め孔16
は平孔で形成している。更に、主体部14の上下部には
それぞれL字状及び逆L字状のアンカー部17,18を
形成しており、左右の両側部には図12に示すように側
壁19を形成している。 【0005】この構成で、組立て時には、まず、補強板
5を扉内板2のガイド壁12の爪13を越えてガイド壁
12内に位置させ、位置決め孔16を位置決め突起11
に嵌合すると共に、側壁19の端縁部を爪13に係合さ
せて、支え部材取付部9の扉外板1側の面に該補強板5
を位置決めしている(図13及び図14参照)。又、そ
の後、補強板5の主体部14の扉外板1側の面にはシー
ルテープ20を貼付して、支え部材取付孔15及び位置
決め孔16のシールをしている。 【0006】更に、その後、扉内板2を扉外板1に組付
け、この扉外板1及び扉内板2に上下のキャップ3,4
を組付けて、これらの内部にポリウレタン等の断熱材
(図示せず)を原液の状態で注入し発泡させて充填して
いる。 【0007】そして、上記断熱材の硬化完了後、ガスケ
ット6を扉内板2に取付けている。又、図15に示すよ
うに、容器支え部材7の取付部21を扉内板2の支え部
材取付部9に当てて、この取付部21に前記扉内板2の
ねじ挿通孔10及び補強板5の支え部材取付孔15に対
応してあらかじめ形成した取付孔22をそれらの孔1
0,15に合わせ、その上で、ねじ(タッピンねじ)8
を3個それぞれその取付孔22からねじ挿通孔10を通
して支え部材取付孔15に螺挿し、強く締付けて容器支
え部材7を扉内板2を間に挟んで補強板5に取付けてい
る。 【0008】なお、容器支え部材7には図示しない貯蔵
容器を組付け、この状態で、容器支え部材7が図示しな
い冷蔵庫キャビネット内部のレール部材に前後スライド
可能に組付けられるようになっている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】上述のものの場合、補
強板5の支え部材取付孔15は扉内板2のねじ挿通孔1
0を間に挟んで容器支え部材7の取付孔22と連通する
関係にある。このため、その取付孔22からねじ挿通孔
10を通して支え部材取付孔15に螺挿したねじ8を強
く締付けると、図16に示すように、補強板5の支え部
材取付孔15周縁部が引寄せられて、扉内板2のねじ挿
通孔10周縁部をつぶしながら、該補強板5の支え部材
取付孔15周縁部がねじ挿通孔10の内部に入り込むよ
うに塑性変形する。 【0010】このように補強板5の支え部材取付孔15
周縁部が塑性変形すると、ねじ8の締付けに対する補強
板5の支え部材取付孔15部分の反発力が充分に得られ
なくなり、支え部材取付孔15のねじ切り部とねじ8と
の掛かりが弱くなって、ねじ8にゆるみが生じやすくな
る。この結果、扉がねじ8締め部分から下がったり、傾
いたりして、それより下方の他の扉の開閉を阻害するよ
うになる。又、扉が傾いた場合には、ガスケット6が冷
蔵庫キャビネットに均一に接触しなくもなり、冷気漏れ
を生じるようになることがある。 【0011】そして一方、補強板5の主体部14の扉外
板1側の面に貼付したシールテープ20は、支え部材取
付孔15の周囲筒部15aの先端、並びに扉内板2の補
強板位置決め突起11の先端に接するもので、この状態
で断熱材の発泡充填圧を受けることから、それら支え部
材取付孔15の周囲筒部15aの先端と接した部分、及
び扉内板2の補強板位置決め突起11の先端と接した部
分が破れやすく、この破れた部分から断熱材が漏れると
いうことがあった。 【0012】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、補強板に対する容器支え部
材など内部部材の取付け保持が永く確実にできて、下が
りや傾きを生じることのない扉を提供し、併せて、補強
板の扉外板側の面に貼付するシールテープに破れを生じ
ず、断熱材の漏れをより確実に防止できる扉を提供する
にある。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の扉は、扉外板及び扉内板と、前記扉内板の
うち前記扉外板側の面に取付けられる補強板と、前記
内板を挟んで前記補強板に取付けられる内部部材とを具
備するものにおいて、前記扉内板に設けられた補強板組
付孔と、前記補強板をプレス加工することにより形成さ
れ、前記補強板組付孔に挿入されると共に前記補強板組
付孔に挿入されたときにその先端面部が前記扉内板の反
扉外板側の面とほぼ面一となる凸部前記凸部の先端
面部にバーリングによって形成され前記先端面部から前
記扉外板側に向かって延びる筒状の内部部材取付孔
前記補強板組付け孔に挿入された前記凸部の前記内部部
材取付孔に挿通され、前記内部部材を前記補強板に取り
付けるための締付部材とを備え、前記内部部材取付孔の
先端部が前記補強板の前記扉外板側の面から突出しない
ように構成すると共に、前記補強板の扉外板側の面のう
ち少なくとも前記内部部材取付孔に対応する部分にシー
ルテープを貼付して、前記扉外板及び前記扉内板間に断
熱材を発泡により充填したことを特徴とする。 【0014】このものによれば、補強板の内部部材取付
孔は内部部材に隙間を隔てず直に接する。このため、そ
の内部部材取付孔に挿通した締付部材を強く締めても、
補強板の内部部材取付孔周縁部は内部部材に止められて
塑性変形しない。よって、締付部材の締付けに対する補
強板の内部部材取付孔部分の反発力が充分に得られ、内
部部材取付孔のねじ切り部と締付部材との掛かりが強ま
って、締付部材にゆるみが生じることがなくなる。しか
も、前記内部部材取付孔の先端部は補強板の扉外板側の
面から突出しないため、バーリングによって前記内部部
材取付孔を形成したことによりシールテープが破れるこ
とはない。 【0015】 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明を冷蔵庫の扉に適用
した第1実施例につき、図1ないし図6を参照して説明
する。まず図2には冷蔵庫の全体を示しており、冷蔵庫
キャビネット31に、貯蔵室として上段より順に、冷蔵
室32と、左右に並ぶ製氷室33及び仕様切換室34、
冷凍室35、野菜室36を形成している。このうち、特
に仕様切換室34は、室内温度を広範囲に設定可能とし
ており、具体的には、例えば冷凍室、パーシャルフリー
ジング室、チルド室、冷蔵室、及び野菜室の各仕様の温
度帯に設定ができ、もしくは冷凍室の温度帯の中でも低
め仕様の温度帯と、高め仕様の温度帯とに設定ができる
ようになっている。 【0017】上記各室32〜36には、その各前面の開
口部を開閉する扉37〜41を設けている。このうち、
冷蔵室用の扉37は一方側(図示例では右側)の縁部の
上下部をヒンジにより枢支して該ヒンジを中心に前後に
回動される回動式としており、これに対して、残りの製
氷室用の扉38、仕様切換室用の扉39、冷凍室用の扉
40、及び野菜室用の扉41は、いずれも前後に平行移
動される引出し式としている。 【0018】上記引出し式の扉38〜41は基本的に同
じ構成であり、従って、以下にはその構成を冷凍室用の
扉40で代表して説明する。図3に示すように、扉40
は、扉外板42、扉内板43、上下のキャップ44,4
5、2つの補強板46、ガスケット47、内部部材であ
る容器支え部材48、及び締付部材であるねじ49を有
している。このうち、扉外板42は外力に対して強い金
属板から成るものであり、矩形状にて、左右の両側部に
側壁42aを折曲形成している。一方、扉内板43は軽
量なプラスチック製で、矩形状を成しており、補強板4
6は扉外板42同様の金属板から成っている。 【0019】しかして、扉内板43には、図4に示すよ
うに、内部部材取付部50を反扉外板42側(図中左
側)から扉外板42側(図中右側)にへこむ例えば矩形
の凹部によって形成しており、更に、この内部部材取付
部50には、図5及び図6にも示すように、補強板組付
孔51,52を形成している。 【0020】これらの補強板組付孔51,52について
は、そのうちの補強板組付孔51を内部部材取付部50
のそれぞれ外側(図中右側のものでは更にその右側、左
側のものでは更にその左側)で上下に並ぶように形成
し、補強板組付孔52を上部の補強板組付孔51より内
側でそれと左右に並ぶように(下部の補強板組付孔51
とは斜めで、内部部材取付部50の対角線上に並ぶよう
に)形成している。又、補強板組付孔51に対し、補強
板組付孔52はそれより充分径大に形成している。更
に、内部部材取付部50の扉外板42側には、その上下
左右に補強板ガイド壁53を形成し、このガイド壁53
の左右部の各先端部に爪54を形成している。 【0021】一方、補強板46には、中央部の矩形状を
成す主体部55中の、上記扉内板43の補強板組付孔5
1,52と対応する位置にそれぞれ図4に示す凸部56
を形成している。この凸部56は詳細にはプレス加工に
より形成したもので、図1に示すように、反扉外板42
側(図中左側)に先細な中空の截頭円錐状を成し、その
高さHは扉内板43の板厚Tとほゞ同一に定めている。 【0022】又、凸部56の先端部からは扉外板42側
(図中右側)に内部部材取付孔57を形成している。こ
の場合、内部部材取付孔57はその各周囲に筒部57a
の成形を伴うバーリングによって形成しており、その長
さLは、凸部56の高さHに補強板46の板厚tを加え
た寸法より小さく定めている。すなわち、内部部材取付
孔57は、先端部が補強板46の扉外板42側の面より
突出しないように形成しているのである。 【0023】これに対して、前記扉内板43の補強板組
付孔51,52は凸部56より大きな(補強板組付孔5
2は凸部56より充分大きな)平孔で形成しており、加
えて、これらの補強板組付孔51,52は、そのうちの
補強板組付孔51で代表して示す図1から明らかなよう
に、上記補強板46の凸部56の形状に合わせて反扉外
板42側(図中左側)に先細なテーパ状に形成してい
る。なお、図1には補強板46の主体部55の扉外板4
2側の面に貼付して内部部材取付孔57の全部をシール
したシールテープ58をも示している。 【0024】更に、補強板46の主体部55の上下部に
は図4及び図5に示すようにそれぞれL字状及び逆L字
状のアンカー部59,60を形成しており、左右の両側
部には図5に示すように側壁61を形成している。 【0025】この構成で、組立て時には、まず、補強板
46を扉内板43のガイド壁53の爪54を越えてガイ
ド壁53内に位置させ、凸部56を扉外板42側から扉
内板43の補強板組付孔51,52に挿入すると共に、
側壁61の端縁部を爪54に係合させる。これにより、
補強板46は扉内板43の内部部材取付部50の扉外板
42側の面に位置決めされるもので、且つ、凸部56は
その高さHを扉内板43の板厚Tとほゞ同一に定めてい
ることにより、先端面部が扉内板43の反扉外板42側
の面とほゞ面一に位置される(図1参照)。 【0026】この後、補強板46の主体部55の扉外板
42側の面にシールテープ58を貼付して内部部材取付
孔57の全部をシールする。そして、その後、扉内板4
3を扉外板42に組付け、この扉外板42及び扉内板4
3に上下のキャップ44,45を組付けて、これらの内
部にポリウレタン等の断熱材(図示せず)を原液の状態
で注入し発泡させて充填させる。この結果、補強板46
のアンカー部59,60は断熱材中に埋められ、補強板
46の固定に供する。 【0027】上記断熱材の硬化完了後、扉内板43には
ガスケット47を取付ける。なお、扉内板43は反扉外
板42側の面の周囲部にガスケット取付溝(図示せず)
を有している。次いで、容器支え部材48の取付部62
を扉内板43の内部部材取付部50に当てて、この取付
部50に前記扉内板43の補強板組付孔51及び補強板
46の内部部材取付孔57に対応してあらかじめ形成し
た取付孔63をそれらの孔51,57に合わせ、その上
で、ねじ(タッピンねじ)49を3個それぞれその取付
孔63から内部材取付孔57に螺挿し、強く締付けて容
器支え部材48を扉内板43を間に挟んで補強板46に
取付けている。 【0028】なお、容器支え部材48には、その後、図
示しない貯蔵容器を組付け、この状態で、容器支え部材
48が冷蔵庫キャビネット31内部のレール部材に前後
スライド可能に組付けるようになっている。 【0029】さて、上述のごとく構成したものの場合、
補強板46の内部部材取付孔57は、凸部56の先端面
部が扉内板43の反扉外板42側の面とほゞ面一に位置
することで、内部部材である容器支え部材48に隙間を
隔てず直に接する。このため、その内部部材取付孔57
に挿通した締付部材であるねじ49を強く締めても、補
強板46の内部部材取付孔57周縁部は容器支え部材4
8に止められて、従来の補強板5の支え部材取付孔15
周縁部のように塑性変形することはない。よって、ねじ
49の締付けに対する補強板46の内部部材取付孔57
部分の反発力が充分に得られ、内部部材取付孔57のね
じ切り部とねじ49との掛かりが強まって、ねじ49に
ゆるみが生じることがなくなり、容器支え部材48の取
付け保持が永く確実にできる。 【0030】この結果、相対的に、扉40がねじ49締
め部分から下がったり、傾いたりすることもなくなり、
下方の他の扉の開閉を阻害することが避けられる。又、
扉40が傾かないことにより、ガスケット47が冷蔵庫
キャビネット31に均一に接触するようになり、冷気漏
れを生じることが防止される。 【0031】なお、補強板46の凸部56の先端面部
は、扉内板43の反扉外板42側の面とほゞ面一に位置
すれば良いもので、例えば0.1[mm]程度のわずか
な寸法であれば、扉内板43の反扉外板42側の面から
引込んでいても良く、あるいは突出していても良いもの
で、このうちでは、引込んでいる方が、容器支え部材4
8を扉内板43に確実に圧接させて固定し得るから、容
器支え部材48の取付強度上好ましい。 【0032】又、補強板46の凸部56は、補強板46
が扉40の内部で正しい位置、正しい姿勢にあれば、扉
内板43の反扉外板42側の面で補強板組付孔51,5
2から露出して見える。これに対して、断熱材の充填圧
等で、補強板46が扉40の内部で正しい位置からず
れ、正しい姿勢から傾いていれば、補強板46の凸部5
6は扉内板43の反扉外板42側の面で補強板組付孔5
1,52から露出して見えることはない。 【0033】このように、補強板46の凸部56が扉内
板43の反扉外板42側の面で補強板組付孔51,52
から露出して見えるか否かにより、扉40の内部での補
強板46の位置、姿勢の判断ができるものであり、これ
によって、位置、姿勢が正しくない補強板46に対し容
器支え部材48の取付けを行ってしまって不良品を発生
するような不具合を防止することもできる。 【0034】加えて、上記構成のものの場合、補強板4
6の内部部材取付孔57は先端部が補強板46の扉外板
42側の面より突出しないバーリングによって形成して
いるから、シールテープ58を貼付した補強板46の扉
外板42側の面には突起物が存在せず、その突起物によ
るシールテープ58の破れを防止できるものであり、こ
れによって、断熱材の漏れも防止することができる。 【0035】以上に対して、図7ないし図9は本発明の
第2実施例を示すもので、上記第1実施例と異なる部分
のみ説明する。このものでは、先の扉40に代え、仕様
切換室用の扉71の扉外板72を、左右の両側壁72a
のみならず、前述の上下のキャップ44,45に相当す
る上下の両側壁72b,72cをも一体に有する矩形箱
状に形成し、これの開口した裏面部の上下両内縁部にそ
れぞれリブ73を形成している。このリブ73の両端部
73aは扉外板72の厚み方向である内方へ屈曲してい
る。これに対して、扉内板74には左右の両側縁部に側
壁74aを扉外板72側に曲成し、更に、この側壁74
aのそれぞれ上下の端部には爪75を形成している。 【0036】この構成で、組立て時には、扉内板74を
扉外板72の裏側から進め、図8に示すように、側壁7
4aを扉外板72の左右の両側壁72aの内側に挿入し
て当接させ、爪75をリブ73の両端部73a先端に係
合させる。又、それと共に、図8及び図9に示すよう
に、扉内板74の上下の両縁部をリブ73に当接させ
る。そして、それら扉外板72及び扉外板73間にはポ
リウレタン等の断熱材(図示せず)を原液の状態で注入
し発泡させて充填させる。 【0037】このようにすることにより、使用部品点数
を少なくして扉71を組立てることができ、コスト安に
できる。又、その部品点数の少なさにより、断熱材の漏
れが心配される部品の合わせ目も少なくできて、その断
熱材の漏れを減少させることができる。更に、扉外板7
2のリブ73の両端部73aは内方(扉外板72の厚み
方向)に屈曲させており、これに扉内板74の左右の両
側壁74aが接する。これにより、爪75による係合箇
所から外方へ狭い隙間でその距離を長くとることがで
き、断熱材の漏れを一段と確実に防止することができ
る。 【0038】なお、扉外板72の上面部には図7に示す
ように手掛部76を形成している。又、扉内板74の左
右の両側縁部から両側壁72aは外方へ膨らむ湾曲状に
形成している。これは、扉内板74が成形後収縮したと
きにはその左右の両側壁74aが内方にへこむ湾曲状に
変形しやすいから、これを見越してのことであり、加え
て、扉外板72の左右の両側壁72aの内面に対する側
壁74aの接触をより確実にするためでもある。このた
め、扉内板74の左右の両側縁部から両側壁74aには
収縮後も外方へ膨らむ湾曲形状をある程度残すようにし
ている。更に、図9には扉内板74の反扉外板72側の
面の周囲部に形成したガスケット取付溝77を示してい
る(図7及び図8では図示せず)。 【0039】図10は上記扉内板74の左右の両側壁7
4aに代わる両側壁74bを示している。この扉内板7
4の左右の両側壁74bは先広がり状に形成しており、
これによって、扉外板72の左右の両側壁72aの内面
に対する側壁74aの接触を更に確実にできて、断熱材
の漏れを更に確実に防止できると共に、扉外板72と扉
内板74との寸法関係の変化に対し、両側壁74bがそ
の広がりを拡縮変化させるように追従することで対応で
き、従って、これによっても断熱材の漏れを更に確実に
防止することができる。 【0040】このほか、扉全体としては、冷蔵庫の扉に
限られず、扉一般として広く適用できるものであり、従
って、内部部材も容器支え部材48には限られず、容器
そのもの、あるいは更に他のものであっても良い。又、
第2実施例における扉外板72のリブ73、及び扉内板
74の側壁74aは、それぞれ扉外板72及び扉内板7
4の上下ではなく左右に設けるようにしても良い。更に
補強板46は2つに分けず。その2つ分を1枚で構成す
るようにしても良い。 【0041】 【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の扉によれば、締付部材
を強く締めても、補強板の内部部材取付孔の周縁部が塑
性変形することがないので、補強板に対する容器支え部
材など内部部材の取付け保持が永く確実にできて、扉の
下がりや傾きを生じることのないようにできる。又、補
強板の凸部(内部部材取付孔部分)が扉内板の反扉外板
側の面で補強板組付孔から露出して見えるか否かによ
り、扉の内部での補強板の位置、姿勢の判断ができるか
ら、位置、姿勢が正しくない補強板に対し内部部材の取
付けを行ってしまって不良品を発生するような不具合を
防止することもできる。 【0042】また、凸部にバーリングにより形成した内
部部材取付孔の先端部が補強板から突出しないため、
起物によるシールテープの破れを防止できて、断熱材の
漏れを生じることのないようにできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例を示す図4A部分の拡大縦
断側面図 【図2】冷蔵庫の正面図 【図3】扉の分解斜視図 【図4】主要部分の縦断側面図 【図5】主要部分の分解斜視図 【図6】扉内板の部分裏面図 【図7】本発明の第2実施例を示す図3部分相当図 【図8】図7のB−B線に沿う主要部分の横断面図 【図9】図7のC−C線に沿う主要部分の縦断側面図 【図10】扉内板の側壁の異なる例を示す図8相当図 【図11】従来例を示す図3相当図 【図12】図5部分相当図 【図13】図12のD−D線に沿う主要部分の縦断側面
図 【図14】図12のE−E線に沿う主要部分の横断面図 【図15】主要部分の内部部材取付中状態の縦断側面図 【図16】主要部分の内部部材取付後状態の図15部分
相当図 【符号の説明】 40は扉、42は扉外板、43は扉内板、46は補強
板、48は容器支え部材(内部部材)、49はねじ(締
付部材)、51,52は補強板組付孔、56は凸部、5
7は内部部材取付孔、57aは筒部、58はシールテー
プ、71は扉、72は扉外板、74は扉内板を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−157580(JP,A) 実開 昭59−9288(JP,U) 実開 昭61−145295(JP,U) 実公 昭46−12775(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 23/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 扉外板及び扉内板と、 前記扉内板のうち前記扉外板側の面に取付けられる補強
    前記 扉内板を挟んで前記補強板に取付けられる内部部材
    とを具備するものにおいて、 前記扉内板に設けられた補強板組付孔、 前記補強板をプレス加工することにより形成され、前記
    補強板組付孔に挿入されると共に前記補強板組付孔に挿
    入されたときにその先端面部が前記扉内板の反扉外板側
    の面とほぼ面一となる凸部前記 凸部の先端面部にバーリングによって形成され前記
    先端面部から前記扉外板側に向かって延びる筒状の内部
    部材取付孔前記補強板組付孔に挿入された前記凸部の前記 内部部材
    取付孔に挿通され、前記内部部材を前記補強板に取り付
    けるための締付部材とを備え、 前記内部部材取付孔の先端部を前記補強板の前記扉外板
    側の面から突出しないように構成すると共に、前記補強
    板の扉外板側の面のうち少なくとも前記内部部材取付孔
    に対応する部分にシールテープを貼付して、前記扉外板
    及び前記扉内板間に断熱材を発泡により充填した ことを
    特徴とする扉。
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