JP3428074B2 - 自動二輪車用カウリング - Google Patents

自動二輪車用カウリング

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JP3428074B2
JP3428074B2 JP16368293A JP16368293A JP3428074B2 JP 3428074 B2 JP3428074 B2 JP 3428074B2 JP 16368293 A JP16368293 A JP 16368293A JP 16368293 A JP16368293 A JP 16368293A JP 3428074 B2 JP3428074 B2 JP 3428074B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車用のカウリ
ングに関し、特にオートバイレースに好適な自動二輪車
用のカウリングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動二輪車においては走行風
による空気抵抗を低減させるためにカウリングを設ける
ことが行われている。前記カウリング70は図7に示すよ
うに、ライダー72の前方の車体前部に設けられ、車幅方
向に広がると共に、側面視車体後方に向かって後ろ上が
りに傾斜する上部70b と、この上部70b に連なり前後輪
間に設けられるエンジン等を側方から覆う下部70a 等か
ら構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7に示めすように従
来の形状のカウリング70は、後ろ上がりに傾斜する部分
70b が前方からみて車幅方向に一つの湾曲した面で構成
されているので、前方からみるとライダー72が前傾姿勢
をとった時の前面投影の形状とは異なる。このようにカ
ウリング70の形状とライダー72の前面投影の形状とが異
なると、ライダー72がカウリング70から大きく外側に飛
び出してしまって空気抵抗を十分に低減させることがで
きず一考の余地があった。また、上記したような問題点
を解決するために、図7に示す従来の形状のまま、カウ
リングをライダー全体を覆うように大きくしたのでは、
カウリング自体が必要以上に大きくなってしまい、かえ
って空気抵抗を増大させてしまうという問題が生ずる。
そこで、上述の問題に鑑みて、本発明は従来のカウリン
グよりも空気抵抗を小さくできる形状のカウリングを提
供することを目的としいる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の請求項1に係る自動二輪車用カウリング
は、車体前部に設けられ、かつ、上部にウインドシール
ドを備えた自動二輪車用カウリングにおいて、前記ウイ
ンドシールドの車幅方向中央部分が、前方から見た時
に、前傾姿勢で乗車するライダーのヘルメットに沿った
円弧面を形成し、前記中央部分の両側部分が前傾姿勢で
乗車するライダーの肩部に沿った円弧面を形成し、か
つ、前記中央部分を前記両側部分より上方に突出させ
て、前記中央部分が前記両側部分と段差を付けて連続す
るようにウインドシールドを形成して、前方から見た時
に、ウインドシールドの前面投影形状が、前傾姿勢で乗
車するライダーの前面投影形状に沿うようにし、ウイン
ドシールドの前記車幅方向中央部分を、側面から見た時
に車体前方から後方に向けて、上方に凸に滑らかな傾斜
を作りながら、前傾姿勢で乗車するライダーのヘルメッ
ト上端部に向けて高くなるように形成し、ウインドシー
ルドの前記両側部分を、側面から見た時に、前記中央部
分より低い位置で、車体前方から車体後方に向けて、上
方に凸の滑らかな傾斜を作りながら、前傾姿勢で乗車す
るライダーの肩部に向けて高くなるように形成し、か
つ、ウインドシールドの前記車幅方向中央部分を、上面
から見た時に、車体前方に向かって収束し、車体後方に
向かって広がるように形成したことを特徴とするもので
ある。また、本発明の請求項2に係る自動二輪車用カウ
リングは、上記した自動二輪車用カウリングにおいて、
カウリングの両側部のハンドルの前方に対応する部分
に、車体前方から車体後方に向かって車体上下方向に広
がる二つの面を有するナックルガード部を形成し、この
ナックルガード部の側面視水平線に対する上面の傾斜角
度が、前記水平線に対する下面の傾斜角度より大きくな
るようにしたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記したように構成された本発明の請求項1に
係る自動二輪車用カウリングは、上部に設けられたウイ
ンドシールドの車幅方向中央部分を、前方から見た時
に、前傾姿勢で乗車するライダーのヘルメットに沿った
円弧面を形成し、前記中央部分の両側部分が前傾姿勢で
乗車するライダーの肩部に沿った円弧面を形成し、か
つ、前記中央部分を前記両側部分より上方に突出させ
て、前記中央部分が前記両側部分と段差を付けて連続す
るようにウインドシールドを形成して、前方から見た時
に、ウインドシールドの前面投影形状が、前傾姿勢で乗
車するライダーの前面投影形状に沿うようにし、前記ウ
インドシールドの前記車幅方向中央部分を、側面から見
た時に車体前方から後方に向けて、上方に凸に滑らかな
傾斜を作りながら、前傾姿勢で乗車するライダーのヘル
メット上端部に向けて高くなるように形成し、前記ウイ
ンドシールドの前記両側部分を、側面から見た時に、前
記中央部分より低い位置で、車体前方から車体後方に向
けて、上方に凸の滑らかな傾斜を作りながら、前傾姿勢
で乗車するライダーの肩部に向けて高くなるように形成
し、かつ、前記ウインドシールドの前記車幅方向中央部
分を、上面から見た時に、車体前方に向かって収束し、
車体後方に向かって広がるように形成しているので、中
央部分が前傾姿勢で乗車するライダーのヘルメットの上
端に向けて、かつ、両側部分が前傾姿勢で乗車するライ
ダーの肩部に向けて滑らかな傾斜面を形成し、ライダー
に走行風が当たらないように走行風を車両後方に向かっ
て整流する。また、本発明の請求項2に係る自動二輪車
用カウリングは、カウリングの両側部のハンドルの前方
に対応する部分に、車体前方から車体後方に向かって車
体上下方向に広がる二つの面を有するナックルガード部
を形成し、このナックルガード部の側面視水平線に対す
る上面の傾斜角度が、前記水平線に対する下面の傾斜角
度より大きくなるようにすることにより、前面からみた
時の前記上面の前面投影面積が、前記下面の前面投影面
積より大きくなり、結果として上面を通る走行風が下面
を通る走行風より多くなるので、走行中のダウンフォー
スが十分に得られ、エンジンの駆動力が十分に走行面に
伝わるようになる。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の自動二輪
車用カウリング(以下、単にカウリングと称する)につ
いて説明する。図1は本発明のカウリングを採用した自
動二輪車の概略側面図、図2は本発明に係るカウリング
の主要部を示す図1におけるカウリング及びライダーの
概略部分上面図、図3は同じく本発明に係るカウリング
の主要部分を示す図1におけるカウリング及びライダー
の概略部分正面図である。
【0007】図中1は自動二輪車本体を、2はフレーム
を示している。このフレーム2にはシートレール(図示
せず)が取り付けられており、シートレールにはシート
3が設けられている。また、フレーム2に前方にはヘッ
ドパイプ4を介してステアリング軸(図示せず)が回動
自在に設けられており、このステアリング軸の上端部に
はハンドル5が取付けられている。このハンドル5と前
記シート3とはライダー6が走行中に、前面投影面積を
減らすために前傾姿勢をとれるように位置決めされてい
る。図中7はフレーム2に取り付けられたブラケットで
あり、このブラケット7にはフットレスト7aが設けられ
ている。尚、図中8はリアアームを、9a,9b は各々前輪
と後輪を示している。
【0008】上述のフレーム2には本発明の自動二輪車
用カウリングの一実施例を示すカウリング10が取付けら
れている。カウリング10は、ライダー72の前方の車体前
部に設けられ、車幅方向に広がると共に、側面視車体後
方に向かって後ろ上がりに傾斜する部分と、この部分に
連なり前後輪間に設けられるエンジン等を側方から覆う
部分等から構成されており、本実施例においては、ハン
ドル5のほぼ上方から上側は透明なウインドシールド12
で構成され、該ウインドシールド12の下端から下側は車
体カバー部11で構成されている。
【0009】前記カウリング10についてさらに詳述する
と、このカウリング10の、車体カバー部11における前端
部付近から前記ウインドシールド12にかけては上面から
みて、ライダー6のヘルメット6aに対応する中央部10a
と、ライダー6の肩部6b,6bに対応する側部10b,10b と
が段差をもっており、各々湾曲して中央部10a と側部10
b,10b との間に段部10g を形成し(図2,3参照)、中
央部10a が側部10b,10b より高くなるように構成されて
いる(図1及び図3参照)。即ち、側面からみて(図1
参照)、前記中央部10a は、車両前方からライダー6の
ヘルメット6a上端に向けて滑らかな傾斜を作るように高
くされ、側部10b,10b も同様に、車両前方からライダー
6の肩部6b,6b に向けて滑らかな傾斜を作り、背中のラ
インに沿うように前記中央部10a に比べると低く構成さ
れ、かつ、上面からみると(図2参照)、前記中央部10
a は車体前方に向かって収束し、後端はライダー6のヘ
ルメット6aの側面に向かって広がるような形状にされ、
前面からみると(図3参照)、ライダー6が前傾姿勢を
とった時の前面投影の形状に沿った形状に構成されてお
り、全体としてライダー6の形状に合わせて向かい風を
整流するように構成されている。また、このカウリング
10の上縁部10c は中央部10a ,側部10b,10b 共に、ライ
ダー6が前傾姿勢をとった時に、ライダー6のヘルメッ
ト6a及び肩部6b,6b との間に大きな隙間ができないよう
に、ライダー6の近くまで伸びている(図1,2,3参
照)。図4に本発明の第1実施例のカウリング10と従来
のカウリングとの側面視比較を示す。尚、図4及び図
2,3における破線aは従来のカウリングの形状を示し
ている。
【0010】さらに、上記カウリング10の側部10b,10b
の下側部分にはハンドル5の前方を覆うように外側方向
に突出し、かつ、車両前方から車両後方に向かって上
下、左右に除々に広がっている略三角錐状のナックルガ
ード10d が形成されている。このナックルガード部10d
は、図1に示すように、側面視における水平線Xに対す
る傾斜角度が、その上面10e の角度βが下面10f の角度
αより大きくなるように構成され、即ち、下面10f が上
面10e に比べて地面に平行に近くなるように構成されて
おり、かつ、その大きさ(即ち、外側方向への突出量)
も、前方からみてハンドル5のグリップの略全体を覆う
ような形状にされている。
【0011】また、ライダー6は抵抗減少具20を装着し
ている。この抵抗減少具20は、図6(本図は、抵抗減少
具20の概略斜視図である。)に示すように、複数の隔壁
21a及び空気穴21b を備えた袋状の本体21と、この本体2
1が取り付けられた基部22とから成り、基部22の裏面全
体に設けられたベルクロテープ等の取付部材(図示せ
ず)によって、ライダー6の肩部6b,6b から背中部6cに
かけて着脱自在に装着される。前記基部22の、ライダー
6の肩部6b,6b に対応する部分には、装着時にライダー
6の肩部6b,6b に掛けられるように延長された左右一対
の肩掛け部22a,22a が形成されており、これにより走行
中等における抵抗減少具20の脱落を防止している。上記
したように構成された、抵抗減少具20は、使用時に前記
空気穴21b から空気をいれて、前記隔壁21a によって所
望の形状に規制されるまで膨らまし、ライダー6に装着
させると、図1に示すように側面からみてライダー6の
ヘルメット6aから背中部6cにかけての段差をなくし、か
つ、その後端部が収束するような形状に形成されている
ので、上面からみて、ライダー6のヘルメット6aの両側
から滑らかなカーブを描くようにできる。これによっ
て、ヘルメット6aと背中部6cにかけての段差がなくなる
ので、従来から問題となっていたヘルメット6a後部の段
差によって空気の流れが剥離して、空気流の乱れが強く
なるために空気抵抗が増加するという問題点が解消され
る。
【0012】以下、本発明にかかるカウリングの第2の
実施例について説明する。図5に、本発明の第2実施例
にかかるカウリング10' の形状を示す概略側面図を示
す。図中破線aで示すのは従来のカウリングの形状であ
る。尚、図中第1実施例と同じものには図1における第
1実施例と同じ符号を付してその説明は省略する。図5
に示すように、第2実施例にかかるカウリング10' はウ
インドシールド12' のみが、中央部10a'がその側部10b'
より高くなうように、段差をつけて湾曲されており、車
体カバー部11' には段差がない。また、上縁部10c'は、
第1の実施例とは異なり、従来のカウリングと同様の位
置付近までしかライダー6側に伸びていない。上記した
ように、ウインドシールド12' のみをその中央部10a'と
側部10b'との間に段差をつけて湾曲するように構成する
と、従来のカウリングにもウインドシールド12' を付け
替えるだけで使用することができ、また、車体カバー部
11' との合わせも楽になるので、製造が簡単で、かつ、
コストも安くなるという効果奏する。
【0013】以上説明したように、本実施例によれば、
カウリング10,10'のライダー6を覆う部分を、側面から
みて車両前方からライダー6の前傾姿勢に沿って風が流
れるような形状にし、上面からみて中央部10a を、車体
前方からライダー6のヘルメット6aの両側を通って風が
流れるように車体前方に向かって収束し車体後方に向か
って広がるような形状にし、かつ前面からみて、前傾姿
勢をとったライダー6の前面投影の形状に沿うような形
状に構成することによって、走行中にライダー6を整流
部材の一部として機能させ、走行風を車両の前方から後
方にかけてスムーズに流すように整流でき、空気抵抗を
低減させることができると共に、側部10b,10b'と中央部
10a との間に段部10g を形成し、側部10b,10b'を中央部
10a,10a'に比べて低く構成しているので、カウリング1
0,10'の上面を通る走行風が従来のカウリングより多く
なり、走行中のダウンフォースを十分に得ることができ
るという効果を奏する。
【0014】さらに、本実施例では、上述のように、ナ
ックルガード部10c を従来のものに比べて大きく外側に
突出させ、その形状も、上面10e の水平線xに対する傾
斜角βが下面10f の水平線xに対する傾斜角αより大き
くなるように構成しているので、前面からみた時の前記
上面10e の前面投影面積が、前記下面10f の前面投影面
積より大きくなり、結果として上面10e を通る走行風が
下面10f を通る走行風より多くなるので、走行中のダウ
ンフォースが十分に得られて、エンジンの駆動力が十分
に走行面に伝わるという効果を奏する。また、第1実施
例によれば、ライダー6が前傾姿勢をとった時に、ライ
ダー6のヘルメット6a及び肩部6b,6b と、カウリング10
の上側縁部10c との間に大きな隙間ができないように、
カウリング10の上側縁部10c をライダー6に向かって伸
ばし、ライダー6の形状に沿うような形状に構成してい
るので、走行中にライダー6とカウリング10との間の隙
間に空気が巻き込まれることが少なく、よりいっそう整
流効果が向上するという効果を奏する。さらに、第1実
施例によれば、ライダー6に抵抗減少具20を装着させ、
これとカウリング10によって、側面からみて、車体前方
からライダー6の背中部6cまで滑らかなカーブを描き、
かつ、上面からみて、前記カウリング10の中央部10a と
ライダー6のヘルメット6aと前記抵抗減少具20とによっ
て車両前方から抵抗減少具20の後端にかけてライダー6
のヘルメット6aを含めて滑らかなカーブを描くように構
成しているので、走行風の整流効果をカウリング10だけ
を使用した時より整流効果が向上するという効果を奏す
る。
【0015】
【発明の効果】本発明の自動二輪車用カウリングは、
部に設けられたウインドシールドの車幅方向中央部分
を、前方から見た時に、前傾姿勢で乗車するライダーの
ヘルメットに沿った円弧面を形成し、前記中央部分の両
側部分が前傾姿勢で乗車するライダーの肩部に沿った円
弧面を形成し、かつ、前記中央部分を前記両側部分より
上方に突出させて、前記中央部分が前記両側部分と段差
を付けて連続するようにウインドシールドを形成して、
前方から見た時に、ウインドシールドの前面投影形状
が、前傾姿勢で乗車するライダーの前面投影形状に沿う
ようにし、前記ウインドシールドの前記車幅方向中央部
分を、側面から見た時に車体前方から後方に向けて、上
方に凸に滑らかな傾斜を作りながら、前傾姿勢で乗車す
るライダーのヘルメット上端部に向けて高くなるように
形成し、前記ウインドシールドの前記両側部分を、側面
から見た時に、前記中央部分より低い位置で、車体前方
から車体後方に向けて、上方に凸の滑らかな傾斜を作り
ながら、前傾姿勢で乗車するライダーの肩部に向けて高
くなるように形成し、かつ、前記ウインドシールドの前
記車幅方向中央部分を、上面から見た時に、車体前方に
向かって収束し、車体後方に向かって広がるように形成
しているので、中央部分が前傾姿勢で乗車するライダー
のヘルメットの上端に向けて、かつ、両側部分が前傾姿
勢で乗車するライダーの肩部に向けて滑らかな傾斜面を
形成し、前傾姿勢で乗車するライダーに走行風が当たら
ないように走行風を車両後方に向かって整流することが
できる。また、本発明の請求項2に係る自動二輪車用カ
ウリングは、カウリングの両側部のハンドルの前方に対
応する部分に、車体前方から車体後方に向かって車体上
下方向に広がる二つの面を有するナックルガード部を形
成し、このナックルガード部の側面視水平線に対する上
面の傾斜角度が、前記水平線に対する下面の傾斜角度よ
り大きくなるように構成しているので、前面からみた時
の前記上面の前面投影面積が、前記下面の前面投影面積
より大きくなり、結果として上面を通る走行風が下面を
通る走行風より多くすることができ、走行中のダウンフ
ォースが十分に得られ、エンジンの駆動力を十分に走行
面に伝えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明かかる第1実施例のカウリングを採用し
た自動二輪車の概略側面図である。
【図2】本発明にかかる第1実施例のカウリングの主要
部分を示す図1におけるカウリング及びライダーの概略
部分上面図である。
【図3】本発明にかかる第1実施例のカウリングの主要
部分を示す図1におけるカウリング及びライダーの概略
部分正面図である。
【図4】本発明にかかる第1実施例のカウリングの形状
と従来のカウリングの形状とを比較するカウリング近辺
の概略側面図である。
【図5】本発明にかかるカウリングの第2実施例を示す
カウリング近辺の概略側面図である。
【図6】抵抗減少具の概略斜視図である。
【図7】従来のカウリングを示す自動二輪車の概略側面
図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 フレーム 3 シート 4 ヘッドパイプ 5 ステアリング軸 5 ハンドル 6 ライダー 6a ヘルメット 6b 肩部 6c 背中部 7 ブラケット 7a フットレスト 8 リアフレーム 9a 前輪 9b 後輪 10 カウリング 10a 中央部 10b 側部 10c 上縁部 10d ナックルガード部 10e 上面 10f 下面 11 車体カバー部 12 ウインドシールド 20 抵抗減少具 21 本体 21a 隔壁 22 基部 22a 肩掛け部 x 水平線 a 従来のカウリングの形状

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前部に設けられ、かつ、上部にウイン
    ドシールドを備えた自動二輪車用カウリングにおいて、前記ウインドシールドの車幅方向中央部分が、前方から
    見た時に、前傾姿勢で乗車するライダーのヘルメットに
    沿った円弧面を形成し、前記中央部分の両側部分が前傾
    姿勢で乗車するライダーの肩部に沿った円弧面を形成
    し、かつ、前記中央部分を前記両側部分より上方に突出
    させて、前記中央部分が前記両側部分と段差を付けて連
    続するようにウインドシールドを形成して、前方から見
    た時に、ウインドシールドの前面投影形状が、前傾姿勢
    で乗車するライダーの前面投影形状に沿うようにし、 ウインドシールドの前記車幅方向中央部分を、側面から
    見た時に車体前方から後方に向けて、上方に凸に滑らか
    な傾斜を作りながら、前傾姿勢で乗車するライダーのヘ
    ルメット上端部に向けて高くなるように形成し、 ウインドシールドの前記両側部分を、側面から見た時
    に、前記中央部分より低い位置で、車体前方から車体後
    方に向けて、上方に凸の滑らかな傾斜を作りながら、前
    傾姿勢で乗車するライダーの肩部に向けて高くなるよう
    に形成し、 かつ、ウインドシールドの前記車幅方向中央部分を、上
    面から見た時に、車体前方に向かって収束し、車体後方
    に向かって広がるように形成したことを特徴とする自動
    二輪車用カウリング。
  2. 【請求項2】カウリングの両側部のハンドルの前方に対
    応する部分に、 車体前方から車体後方に向かって車体上下方向に広がる
    二つの面を有するナックルガード部を形成し、 このナックルガード部の側面視水平線に対する上面の傾
    斜角度が、前記水平線に対する下面の傾斜角度より大き
    くなるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自
    動二輪車用カウリング。
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