JP3427963B2 - 天板のフラップ装置 - Google Patents

天板のフラップ装置

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JP3427963B2
JP3427963B2 JP34909296A JP34909296A JP3427963B2 JP 3427963 B2 JP3427963 B2 JP 3427963B2 JP 34909296 A JP34909296 A JP 34909296A JP 34909296 A JP34909296 A JP 34909296A JP 3427963 B2 JP3427963 B2 JP 3427963B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、会議テーブル等に
好適に適用可能な天板のフラップ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、会議テーブルには、収納時に有
効なスタックピッチで相互に重合状態で収納しておき必
要に応じて展開できるように、天板をフラップ装置を介
して脚にフラップ動作可能に支持させているものが少な
くない。
【0003】従来のフラップ装置は、水平部を天板支持
面とし鉛直部を脚の内面に沿って配設してなるL字型の
可動ブラケットと、基端を脚に止着され上端で前記可動
ブラケットの鉛直部を回動可能に軸支するとともにその
上端に設定した支持受け部を天板支持面が水平状態又は
起立状態にあるときに可動ブラケットの水平部を支持し
得る位置に配設してなる固定ブラケットと、前記可動ブ
ラケットに枢着され操作レバーにより回動可能なロック
爪と、前記固定ブラケットに設けられ可動ブラケットの
天板支持面が水平状態若しくは起立状態にあるときに前
記ロック爪を選択的に係合させる係合部とから構成され
ている。そして、天板が水平な使用位置にあるときに可
動ブラケットに枢着したロック爪を固定ブラケットの係
合部に係合させることによって天板をその位置にロック
し、テーブルを起立させて収納する際に操作レバーを操
作することによってそのロック状態を解除し得るように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
のフラップ装置は、可動ブラケットの水平部と固定ブラ
ケットの支持受け部との当接部分や、ロック爪と係合部
からなる係合部分が、外部に露出した状態にある。この
ため、指や衣類等を挟み込み易いという不具合がある。
また、これを回避するために、従来では別途にそれらの
箇所をカバーにより隠蔽しているのが通例であり、部品
点数ひいては工数やコストの増大をもたらしているとい
う不具合もある。さらに、前記固定ブラケットは、可動
ブラケットの動き代を確保するために、基端と上端の間
を折曲加工することにより屈曲部を設けて脚との間に可
動ブラケットを挿入するための隙間を形成しているのが
通例であるが、このような構造では、折曲加工時の誤差
やその後の荷重による折曲部のダレによって、支持受け
部や係合部の位置、可動ブラケットに対する軸支点の位
置等が狂い易く、組み付け精度を出し難い上に、組み付
け後に再調整が必要になる場合が多いという欠点もあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、可動ブラケットと固定ブラケットの
組み付け構造を工夫することにより、両ブラケットの当
接部分やロック機構の係合部分を外部に表出させないよ
うに構成するとともに、固定ブラケットの上端を変形し
難いものにすることとしている。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係る天板のフ
ラップ装置は、天板との間に介在して天板をフラップ
動作可能に支持するために、上端に天板支持面を有する
とともに少なくとも下端側に開口する中空部を備えその
中空部内に当接面を設定してなる可動ブラケットと、基
端をに止着され上端を前記可動ブラケットの中空部内
に挿入して該可動ブラケットを回動可能に軸支するとと
もにその上端に天板支持面が水平状態又は起立状態にあ
るときに可動ブラケットの当接面を支持する支持受け部
を形成してなる固定ブラケットと、可動ブラケットの動
作を惹起する操作レバーと、前記両ブラケットの間に介
設され可動ブラケットの天板支持面が水平状態又は起立
状態にあるときに一方のブラケットに設けたロック爪を
他方のブラケットに設けた係合部に選択的に係合させ得
るように構成されたロック機構とを具備してなり、前記
可動ブラケットの幅寸法を脚の幅寸法よりも小さく設定
し、前記操作レバーを板状の本体部を主体として具備す
るものにし、ロック機構を構成する前記ロック爪、前記
係合部及び前記操作レバーの本体部を略同一面内に配置
するとともに、可動ブラケットの略水平な使用位置と略
鉛直な収納位置との間の回動動作範囲内において、前記
ロック爪及び前記係合部を前記中空部内に収容し、前記
ロック爪、前記係合部、及び前記操作レバーにおける本
体部の厚み寸法を可動ブラケットの中空部における開口
幅寸法に近い値に設定していることを特徴とする。
【0007】このように構成すれば、天板がフラップ動
作する間、ロック機構の構成要素のうち、ロック爪、前
記係合部、及び前記操作レバーにおける本体部の可動ブ
ラケットの中空部内に収容された部分が外部に露出する
ことが一切なく、また、天板が使用位置若しくは収納位
置に配設されるときに互いに当接する可動ブラケットの
当接面及び固定ブラケットの支持受け部も可動ブラケッ
トの中空部内に収容されて外部から隠蔽されることとな
る。さらに、ロック爪、係合部、及び操作レバーにおけ
る本体部の厚み寸法を可動ブラケットの中空部における
開口幅寸法に近い値に設定している。このため、格別な
カバーを設けずともロック部分や支持受け部分に指や衣
服等を挟む恐れを解消することができる。
【0008】また本発明は、上述の構成に加えて、該操
作レバーと前記可動ブラケットとの間に圧縮コイルバネ
を弾設し、ロック機構を構成する前記ロック爪、前記係
合部、前記操作レバーの本体部、及び前記圧縮コイルバ
ネを略同一面内に配置することもできる。
【0009】更に本発明は、上述の構成に加えて、前記
操作レバーの操作角度が前記ロック 爪の回転角度に増幅
して現れるように設定して前記操作レバーの回動を前記
ロック爪に伝達するように構成することもできる。
【0010】以上の構成において、可動ブラケットを下
向コ字型のものにした場合には、鋼板を折り曲げるだけ
で天板支持面、当接面及び中空部を有する可動ブラケッ
トを容易に製造することができる。
【0011】また、固定ブラケットが、家具本体との間
に可動ブラケットの動き代を確保するための屈曲部をそ
の基端と上端の間に有しているものにおいて、この固定
ブラケットをダイキャスト製のものにした場合には、板
金製のものに比べて折曲部がダレることがないので、少
なくとも屈曲部よりも上端側に形成される支持受け部や
係合部の位置、可動ブラケットに対する軸支点の位置等
が狂うことがない。このため、組み付け精度を出し易
く、生産性の向上につながるだけでなく、組み付け後の
再調整の必要性も有効に低減することができる。
【0012】同様の趣旨で、ロック爪をダイキャスト製
のものにしておくことが有効となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図8を参
照して説明する。
【0014】図1に示すフラップ装置1は、会議テーブ
ルを構成する天板2とテーブル本体たる脚3との間に介
在して、天板2を同図に示す略水平な使用位置と略鉛直
な収納位置との間でフラップ動作可能に支持するもので
ある。
【0015】脚3は、前後に伸びるベース31と、この
ベース31の中央付近に立設された脚支柱32とを具備
してなるもので、ベース31の前後両端下面に取着した
キャスタ33を介して床面に滑動自在に支持されてい
る。
【0016】一方、フラップ装置1は、左右の脚3にそ
れぞれ付帯して設けられるもので、図2〜図5に示すよ
うに、可動ブラケット4と、固定ブラケット5と、ロッ
ク機構6とを具備してなる。
【0017】可動ブラケット4は、比較的厚肉な鋼板に
折曲げ加工を施して頂板41、外側壁42及び内側壁4
3からなる下向コ字型のものに成型されたもので、両側
壁42、43間に形成される中空部44は少なくとも下
端側及び後端側に開口している。そして、頂板41の上
面が天板2を添設、支持するための天板支持面41aと
して設定されている。
【0018】固定ブラケット5は、アルミダイキャスト
製のもので、基端51を前記脚支柱32の内面32aに
ボルト等により固定され、上端52をその脚支柱32の
内側上方に屈曲部53を介し突設させている。そして、
この固定ブラケット5の上端52を前記可動ブラケット
4の中空部44内に位置させるべく、可動ブラケット4
を固定ブラケット5に被嵌し、両ブラケット4、5の対
応部位に設けた孔4a、5aに支軸7aを挿通して、そ
の支軸7aを支点にして可動ブラケット4を固定ブラケ
ット5に回動可能に軸支している。この固定ブラケット
5の上端面に設定した支持受け部52aは、可動ブラケ
ット4の天板支持面41aが図3に示す水平状態にある
ときに該可動ブラケット4の頂板41下面の当接面41
bを当接させ得る位置に設定してあり、また、固定ブラ
ケット5の上端52側の後縁に形成した支持受け部52
bは、可動ブラケット4の天板支持面41aが図8に示
す起立状態にあるときに該可動ブラケット4の頂板41
下面の当接面41bを当接させ得る位置に設定してあ
る。
【0019】ロック機構6は、両ブラケット4、5間に
介設され、天板支持面41aが水平状態又は起立状態に
あるときに可動ブラケット4を固定ブラケット5にロッ
クするためのもので、ロック爪61と、係合部62、6
3と、操作レバー64とを具備してなる。
【0020】ロック爪61は、部分錨状のもので、上端
に形成した異形孔6bに同様の形状をなす支軸7bを挿
通して可動ブラケット4の両側壁42、43に設けた孔
4bに支持させることによって回動可能に枢着され、か
つ下端に前記支軸7bを支点とする部分円弧状の先端爪
部61aを固定ブラケット5に向けて延設している。な
お、このロック爪61には、前記先端爪部61aと反対
方向にアーム61bが延出させてあり、このアーム61
bの先端にピン61cが取着してある。
【0021】係合部62は、前記固定ブラケット5の上
端52側の前縁に形成された切欠状のもので、前述した
可動ブラケット4の天板支持面41aが図3に示す水平
状態にあり且つ前記ロック爪61を支軸7bを支点にし
て回動させたときにその先端爪部61aの描く軌跡に沿
う形状をなしている。
【0022】係合部63は、前記固定ブラケット5の支
持受け部52a付近に形成されたV溝状のもので、可動
ブラケット4の天板支持面41aが図8に示す起立状態
にあり且つ前記ロック爪61を支軸7bを支点にして僅
かに回動させたときにその先端爪部61aが沈み込み得
る位置に設けてある。
【0023】操作レバー64は、板状をなす本体部64
Aを主体とするものであり、この本体部64Aの基端に
設けた凹所64aに支軸7cを挿通して前記可動ブラケ
ット4の両側壁42、43に回動可能に枢着され、先端
に設けた開口溝64bを前記ロック爪61から延出させ
たアーム61bにピン61cを介して係合させており
この本体部64Aの下縁に指掛け部64cが設けられて
いる。すなわち、この操作レバー64は、開口溝64b
に沿ってピン61cを移動させながら該ピン61cとの
係合状態を保って支軸7c回りに回動可能なものであ
り、この操作レバー64が回動することによって、前記
ロック爪61が回動し、係合部62、63に対する接離
動作を惹起するようになっている。一方、この操作レバ
ー64と可動ブラケット4の頂板41の下面との間に
は、圧縮コイルバネ65が弾設してあり、この圧縮コイ
ルバネ65によって操作レバー64を突出方向に付勢し
ている。すなわち、この操作レバー64は、外力が加わ
らないときは圧縮コイルバネ65の付勢力によってロッ
ク爪61の先端爪部61aを固定ブラケット5に設けた
係合部62、63に係合させる方向に付勢し、指掛け部
64cを介して圧縮コイルバネ65を圧縮する方向の操
作力が加えられたときはロック爪61にそれらの係合部
62、63から退避するための付勢力を付与し得るよう
にしている。そして、本実施例においては、操作レバー
64やロック爪61の枢着位置、回動半径等を通じて、
前者の操作角度が後者の回転角度に増幅して現れるよう
に設定している。
【0024】しかして、本実施例では、前記可動ブラケ
ット4を構成する側壁42、43間の中空部44内に該
可動ブラケット4の任意の回動位置においてロック機構
6を構成するロック爪61及び係合部62、63及び操
作レバー64の本体部64Aの略上半部が収容されるよ
うになっている。そして、この状態で、これらロック爪
61、係合部62、63操作レバー64の本体部64
A、及び圧縮コイルバネ65が略同一面内に配置される
ようにしている。ここで、これらロック爪61、係合部
62、63、操作レバー64の本体部64Aの厚み寸法
は、可動ブラケット4の中空部44の開口幅寸法に近い
値で若干小さく設定してある。なお、左右のフラップ装
置1を構成するロック爪61の異形孔6bに挿通される
支軸7bは、中央に配置した共通の連結パイプ8の対応
する端部にそれぞれ固設してあり、この連結パイプ8を
介して左右のロック爪61が同期回動可能に連結されて
いる。すなわち、何れのフラップ装置1の操作レバー6
4を操作しても、両フラップ装置1のロック機構6を同
時に解除することができるようになっている。また、可
動ブラケット4の内側壁43間には天板3と一体回動す
る図示しない棚板が架設してある。
【0025】次に、本実施例の作動を説明する。天板2
が図1、図3及び図5に示す使用位置にあり、ロック機
構6を構成するロック爪61の先端爪部61aが固定ブ
ラケット5の係合部62に係合している状態では、可動
ブラケット4は支軸7a回りの回動を禁止され、天板2
は可動ブラケット4の当接面41b、固定ブラケット5
の支持受け部52aを介して脚支柱3に安定的に保持さ
れる。一方、この位置から操作レバー64の指掛け部6
4cに指を掛けて該操作レバー64が可動ブラケット4
の中空部44内に没入する方向へ操作すると、図6に示
すようにロック爪61が反時計回りに回動してその先端
爪部61aが係合部62から離脱する。このため、可動
ブラケット4のロック状態が解除され、図7に示すよう
に支軸7a回りの回動動作を惹起することとなる。更に
可動ブラケット4の回動を続けると、天板2が所定の収
納位置に達したときに図8に示すように天板2のロック
爪61が圧縮コイルバネ65の作用で固定ブラケット5
のもう一方の係合部63に落ち込み、可動ブラケット4
をその位置に仮保持する。この状態においても前記と同
様に操作レバー64を僅かに操作しない限り、ロック爪
61が係合部63から離脱することがなく、可動ブラケ
ット4の支軸7a回りの回動が禁止される。また、この
位置において可動ブラケット4の当接面41bは固定ブ
ラケット4のもう1つの支持受け部52bに当接するの
で、それ以上の後傾動作も禁止される。したがって、相
隣接する会議テーブルの一方の起立した天板2の下面に
他方の起立した天板2の上面を密接に近付けてスタッキ
ングすることが可能となる。更に、この位置から天板2
を再び使用位置にまで回動するには、操作レバー64を
操作してロック機構6のロック爪61を係合部63から
解離させ、天板2を回動させればよく、ロック爪61が
図7、図8に示す状態を経て図5に示すように再び係合
部62に落ち込んだときに、天板2が使用位置でロック
状態下に安定的に保持される。
【0026】以上のような構成からなるフラップ装置1
であれば、天板2がフラップ動作する間、ロック機構6
の構成要素であるロック爪61や係合部62、63、操
作レバー64の本体部64Aの略上半部が外部に露出す
ることが一切なく、また、天板2が使用位置若しくは収
納位置に配設されるときに互いに当接する可動ブラケッ
ト4の当接面41bと固定ブラケット5の支持受け部5
2a、52bとの間も可動ブラケット4の中空部44内
に終始収容されて外部から隠蔽されることとなる。この
ため、格別なカバーを設けずともロック部分や支持受け
部分に指や衣服等を挟む恐れを有効に解消することがで
きる。
【0027】また、本実施例は、以上のような有効な作
用を営む可動ブラケット4の天板支持面41a、当接面
41b及び中空部44を,鋼板を折り曲げるだけで構成
しているので、可動ブラケット4の製造に係る工数及び
コストを有効に削減することができる。
【0028】さらに、固定ブラケット5が、基端51と
上端52の間に可動ブラケット4の動き代を確保するた
めの屈曲部53を有しているにも拘わらず、この固定ブ
ラケット5をダイキャスト製のものにしているため、板
金製のものを用いる場合に比べて、折曲部53が荷重に
よってダレるようなことがなく、少なくとも屈曲部53
よりも上端52側に形成される支持受け部52a、52
bや係合部62、63の位置、可動ブラケット4を軸支
するための孔5aの位置等が狂うことがない。このた
め、組み付け精度を出し易く、生産性の向上につながる
だけでなく、組み付け後の再調整の必要性も有効に低減
することができる。ロック爪61をダイキャスト製のも
のにしている点も同様の作用効果を奏しているものであ
る。
【0029】なお、各部の具体的な構成は、図示実施例
のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。例えば、上記実施
例ではロック爪61を操作レバー64によって操作し、
操作角度を小さくできるようにしたが、図9に示すよう
に、ロック爪61を軸支する支軸7bに直接操作レバー
164を連結して操作するように構成しても、上記実施
例と全く同様に本発明の作用効果を期待することができ
るものである。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0031】すなわち、本発明に係る天板のフラップ装
置は、天板との間に介在して天板をフラップ動作可能
に支持するに際して、操作レバーの操作を通じて天板と
一体に回動する可動ブラケットを脚の幅寸法よりも薄い
中空体状のものにするとともに、に取り付けられる固
定ブラケットの上端をその中空部内に挿入し、その挿入
位置において、天板が使用位置や収納位置にあるときに
可動ブラケットの一部を固定ブラケットの一部に当接、
支持させ、同時に一方に設けたロック爪を他方に設けた
係合部に係合させてロックするようにしたものである。
なお、このときロック爪、係合部及び操作レバー及び操
作レバーの本体部が略同一面内で可動ブラケットの中空
部内に収容され且つこれらの厚みを可動ブラケットの中
空部における開口幅寸法に近い値となるようにしてい
る。このため、天板がフラップ動作する間、ロック機構
の構成要素が外部に露出することが一切なく、また、天
板が使用位置若しくは収納位置に配設されるときに可動
ブラケットと固定ブラケットの間の当接部分を好適に隠
蔽することができ、格別なカバーを設けずともそれらの
ロック部分や支持受け部分に指や衣服等を挟む恐れを有
効に解消することができる。
【0032】以上の構成において、可動ブラケットを下
向コ字型のものにした場合には、鋼板を折り曲げるだけ
で上記の作用を営むために必要な天板支持面、当接面及
び中空部を形成することができ、製造工数及びコストを
有効に削減することができる。
【0033】また、固定ブラケットに、基端と上端の間
に可動ブラケットの動き代を確保するための屈曲部を設
けるにあたり、この固定ブラケットをダイキャスト製の
ものにした場合には、折曲部のダレに起因した支持受け
部や係合部の位置、可動ブラケットに対する軸支点の位
置等の狂いを無くすことができるので、組み付け精度の
向上を通じて生産性の拡大を容易に図ることができ、組
み付け後の再調整の必要性も低減して作業効率を大巾に
改善することができる。このような作用効果は、ロック
爪をダイキャスト製のものにすることによって更に有効
に高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した会議テーブルの斜
視図。
【図2】同実施例のフラップ装置を示す分解斜視図。
【図3】同実施例のフラップ装置を示す縦断面図。
【図4】図3におけるIV−IV線拡大断面図。
【図5】図3におけるV−V線に沿う拡大階段断面図。
【図6】図3に対応した作用説明図。
【図7】図3に対応した作用説明図。
【図8】図3に対応した作用説明図。
【図9】本発明の他の実施例を示す図2に対応した分解
斜視図。
【符号の説明】 1…フラップ装置 2…天板 3…家具本体(脚) 4…可動ブラケット 5…固定ブラケット 6…ロック機構 41a…天板支持面 41b…当接面 44…中空部 51…基端 52…上端 52a、52b…支持受け部 53…屈曲部 61…ロック爪 62、63…係合部64…操作レバー 64A…本体部 65…圧縮コイルバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−322690(JP,A) 特開 平8−10050(JP,A) 実開 昭58−26339(JP,U) 実開 平7−194435(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板との間に介在して天板をフラップ動
    作可能に支持するものであって、 上端に天板支持面を有するとともに少なくとも下端側に
    開口する中空部を備えその中空部内に当接面を設定して
    なる可動ブラケットと、基端をに止着され上端を前記
    可動ブラケットの中空部内に挿入して該可動ブラケット
    を回動可能に軸支するとともにその上端に天板支持面が
    水平状態又は起立状態にあるときに可動ブラケットの当
    接面を支持する支持受け部を形成してなる固定ブラケッ
    トと、可動ブラケットの動作を惹起する操作レバーと、
    前記両ブラケットの間に介設され可動ブラケットの天板
    支持面が水平状態又は起立状態にあるときに一方のブラ
    ケットに設けたロック爪を他方のブラケットに設けた係
    合部に選択的に係合させ得るように構成されたロック機
    構とを具備してなり、前記可動ブラケットの幅寸法を脚
    の幅寸法よりも小さく設定し、前記操作レバーを板状の
    本体部を主体として具備するものにし、ロック機構を構
    成する前記ロック爪、前記係合部及び前記操作レバー
    本体部を略同一面内に配置するとともに、可動ブラケッ
    トの略水平な使用位置と略鉛直な収納位置との間の回動
    動作範囲内において、前記ロック爪及び前記係合部を前
    記中空部内に収容し、前記ロック爪、前記係合部、及び
    前記操作レバーにおける本体部の厚み寸法を可動ブラケ
    ットの中空部における開口幅寸法に近い値に設定してい
    ことを特徴とする天板のフラップ装置。
  2. 【請求項2】天板と脚の間に介在して天板をフラップ動
    作可能に支持するものであって、 上端に天板支持面を有するとともに少なくとも下端側に
    開口する中空部を備えその中空部内に当接面を設定して
    なる可動ブラケットと、基端を脚に止着され上端を前記
    可動ブラケットの中空部内に挿入して該可動ブラケット
    を回動可能に軸支するとともにその上端に天板支持面が
    水平状態又は起立状態にあるときに可動ブラケットの当
    接面を支持する支持受け部を形成してなる固定ブラケッ
    トと、可動ブラケットの動作を惹起する操作レバーと、
    該操作レバーと前記可動ブラケッ トとの間に弾設される
    圧縮コイルバネと、前記両ブラケットの間に介設され可
    動ブラケットの天板支持面が水平状態又は起立状態にあ
    るときに一方のブラケットに設けたロック爪を他方のブ
    ラケットに設けた係合部に選択的に係合させ得るように
    構成されたロック機構とを具備してなり、前記可動ブラ
    ケットの幅寸法を脚の幅寸法よりも小さく設定し、前記
    操作レバーを板状の本体部を主体として具備するものに
    し、ロック機構を構成する前記ロック爪、前記係合部、
    前記操作レバーの本体部、及び前記圧縮コイルバネを略
    同一面内に配置するとともに、可動ブラケットの略水平
    な使用位置と略鉛直な収納位置との間の回動動作範囲内
    において、前記ロック爪及び前記係合部を前記中空部内
    に収容し、前記ロック爪、前記係合部、及び前記操作レ
    バーにおける本体部の厚み寸法を可動ブラケットの中空
    部における開口幅寸法に近い値に設定している ことを特
    徴とする天板のフラップ装置。
  3. 【請求項3】天板と脚の間に介在して天板をフラップ動
    作可能に支持するものであって、 上端に天板支持面を有するとともに少なくとも下端側に
    開口する中空部を備えた可動ブラケットと、基端を脚に
    止着され上端を前記可動ブラケットの中空部内に挿入し
    て該可動ブラケットを回動可能に軸支する固定ブラケッ
    トと、可動ブラケットの動作を惹起する操作レバーと、
    前記両ブラケットの間に介設され可動ブラケットの天板
    支持面が水平状態又は起立状態にあるときに一方のブラ
    ケットに設けたロック爪を他方のブラケットに設けた係
    合部に選択的に係合させ得るように構成されたロック機
    構とを具備してなり、前記可動ブラケットの幅寸法を脚
    の幅寸法よりも小さく設定し、前記操作レバーを板状の
    本体部を主体として具備するものにし、ロック機構を構
    成する前記ロック爪、前記係合部及び前記操作レバーの
    本体部を略同一面内に配置するとともに、可動ブラケッ
    トの略水平な使用位置と略鉛直な収納位置との間の回動
    動作範囲内において、前記ロック爪及び前記係合部を前
    記中空部内に収容し、前記ロック爪、前記係合部、及び
    前記操作レバーにおける本体部の厚み寸法を可動ブラケ
    ットの中空部における開口幅寸法に近い値に設定してお
    り、前記操作レバーの操作角度が前記ロック爪の回転角
    度に増幅して現れるように設定して前記操作レバーの回
    動を前記ロック爪に伝達するよ うにしていることを 特徴
    とする天板のフラップ装置。
  4. 【請求項4】固定ブラケットが、脚との間に可動ブラケ
    ットの動き代を確保するための屈曲部をその基端と上端
    の間に有しているものにおいて、固定ブラケットをダイ
    キャスト製のものにしていることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の天板のフラップ装置。
  5. 【請求項5】ロック爪をダイキャスト製のものにしてい
    ることを特徴とする請求項4記載の天板のフラップ装
    置。
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