JP3427768B2 - 柱・梁接合部構造 - Google Patents
柱・梁接合部構造Info
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Description
鋼管内にコンクリートが充填された鋼管コンクリート柱
等と鉄骨梁からなるラーメン架構において、建物の外周
側に位置する外柱と梁の接合部構造に関するものであ
る。
ン架構において、建物の外周側に位置する外柱とそれに
接続する、建物の外周に沿った外周梁との接合は両者間
での曲げモーメントの伝達上、図5,図6に示すように
柱と外周梁の芯ズレが柱幅の範囲内に納まるように行わ
れるが、建物の外周部分の屋内側に柱型が突出するた
め、その分、有効床面積を減少させ、居室空間の利用上
の自由度を制約している。
出がないラーメン架構を構成する柱・梁接合部構造を提
案するものである。
に位置する外柱の、建物の内周側を向く面に接合部材を
接合し、接合部材に梁を接合し、接合部材を介して梁か
ら柱へ曲げモーメントを伝達させることにより屋内側へ
の柱型の突出をなくし、有効床面積を増大させると共
に、居室空間の利用上の自由度を高める。
ンジに直接、もしくは間接的に突き合わせられる上下の
フランジプレートと、梁のウェブに直接、もしくは間接
的に突き合わせられるウェブプレートから組み立てら
れ、外柱へはフランジプレートにおいて接合される。梁
は接合部材のフランジプレートとウェブプレートに直
接、もしくは間接的に接合される。
プレートを通じて外柱に伝達され、せん断力はウェブプ
レートとフランジプレートを通じて外柱に伝達される。
接合部材の、外柱側を除く面には接合部材自身のせん断
捩じり剛性を向上させるために、必要により請求項2に
記載のように上下のフランジプレート間に跨る端部プレ
ートが接合され、更に請求項3に記載のように上下のフ
ランジプレート間にコンクリートが充填される。
が端部プレートによって拘束されることで、接合部材に
高い剛性と強度を持たせることができ、請求項3の場合
には更にフランジプレート間にコンクリートが充填され
ることで、接合部材の靱性を増すことができるため、地
震時等の水平力に対し、接合部材を健全に保ったまま梁
の全断面を曲げ降伏させる設計をすることが可能にな
り、柱・梁の接合部に破断を生じさせない粘り強いラー
メン架構を形成することが可能になる。
に建物の外周側に位置する外柱1と、その外柱1に接続
する、建物の外周に沿った外周梁2,2及び外周梁2に
直交する梁3を外柱1の、建物の内周側を向く面に接合
される接合部材4を介して接合した接合部構造である。
図1〜図3中、5は外周壁を、6はスラブを示す。
いるが、外柱1はH形鋼柱や、T型断面、もしくは十字
型断面の組立鉄骨柱、円形鋼管等の純鉄骨柱の他、角形
鋼管や円形鋼管の内部にコンクリートを充填した鋼管コ
ンクリート柱、あるいはT型断面や十字型断面の組立鉄
骨柱のフランジ間にコンクリートを充填した鉄骨鉄筋コ
ンクリート柱の場合がある。
及び梁3の上部フランジと下部フランジ間の距離を隔て
て配置される上部フランジプレート41及び下部フランジ
プレート42と、両フランジプレート41,42間に、外周梁
2及び梁3のウェブの方向を向いて配置され、両フラン
ジプレート41,42に溶接されるウェブプレート43,44か
ら組み立てられる。
レート42は外周梁2及び梁3の上部フランジと下部フラ
ンジに直接、もしくは間接的に突き合わせられ、ウェブ
プレート43,44は外周梁2及び梁3のウェブに直接、も
しくは間接的に突き合わせられる。
プレート43の梁3側の面にのみ、梁2の軸方向に平行な
ウェブプレート44を溶接しているが、ウェブプレート43
の外柱1側の面にもウェブプレート44を溶接する場合が
ある。
ために接合部材4の、外柱1側を除く、ウェブプレート
43の外周梁2側の面とウェブプレート44の梁3側の面
に、上下のフランジプレート41,42間に跨る端部プレー
ト45,46をそれぞれ溶接している。端部プレート45,46
を配置する場合には図1〜図3に示すように上下のフラ
ンジプレート41,42間にコンクリート47を充填すること
もある。
ート41,42の端面を塞ぐ形でフランジプレート41,42に
溶接される場合と、上下のフランジプレート41,42に挟
み込まれる形で溶接される場合がある。図面ではウェブ
プレート43側の端部プレート45をフランジプレート41,
42の端面を塞ぐ形で配置し、ウェブプレート44側の端部
プレート46,46をフランジプレート41,42とウェブプレ
ート44に挟み込まれる形で配置している。
部フランジプレート41と下部フランジプレート42におい
て、またはそれに加えて図示するように外周梁2側を向
く端部プレート45,45において外柱1に直接溶接によ
り、もしくは接合部材4の外柱1側の面に図示しないエ
ンドプレートや、外柱1の断面形状に沿った形のブラケ
ット等を介在させ、間接的に溶接やボルトにより接合さ
れる。
と梁3は上下のフランジプレート41,42とウェブプレー
ト43,44に直接溶接により、もしくは接合部材4と外柱
1の接合の場合と同様にエンドプレートやブラケット等
を介在させ、間接的に溶接やボルトにより接合される。
ート41,42の端面を塞ぐ形で溶接される場合には、外周
梁2と梁3は端部プレート45,46に直接溶接により接合
され、上下のフランジプレート41,42に挟み込まれる形
で溶接される場合には上下のフランジプレート41,42と
端部プレート45,46に、もしくはフランジプレート41,
42とウェブプレート43,44に直接溶接により、または間
接的にエンドプレート等とボルトを用いて接合される。
内周側を向く面にフランジプレートとウェブプレートか
らなる接合部材を接合し、接合部材に梁を接合し、接合
部材を介して梁と柱間で曲げモーメントを伝達させるた
め、屋内側への柱型の突出がなくなり、有効床面積を増
大させることができる。
とができるため、将来的な配置計画の変更に柔軟に対応
することができる。外周梁が外柱の、建物の内周側に位
置することで、外柱全体を屋外に面するように外周壁の
屋外側に位置させることができるため、外周壁がカーテ
ンウォールのような場合に外柱を日除けとして、あるい
は日除けを支持するための柱として利用することがで
き、夏期の冷房効率の向上につながる。
部プレートで拘束することで接合部材に高い剛性と強度
を持たせることができ、請求項3では更にフランジプレ
ート間にコンクリートを充填することで接合部材の靱性
を増すことができるため、地震時等の水平力に対し、接
合部材を健全に保ったまま梁の全断面を曲げ降伏させる
設計をすることが可能になり、柱・梁の接合部に破断を
生じさせない粘り強いラーメン架構を形成することが可
能になる。
平面図である。
図である。
図である。
材、41……上部フランジプレート、42……下部フランジ
プレート、43,44……ウェブプレート、45,46……端部
プレート、47……コンクリート、5……外周壁、6……
スラブ。
Claims (3)
- 【請求項1】 建物の外周側に位置する外柱と、その外
柱に接続する梁を接合した接合部構造であり、外柱の、
建物の内周側を向く面に、梁の上部フランジ及び下部フ
ランジに直接、もしくは間接的に突き合わせられる上下
のフランジプレートと、梁のウェブに直接、もしくは間
接的に突き合わせられるウェブプレートから組み立てら
れる接合部材が接合され、梁は接合部材のフランジプレ
ートとウェブプレートに直接、もしくは間接的に接合さ
れている柱・梁接合部構造。 - 【請求項2】 接合部材の、外柱側を除く面に、上下の
フランジプレート間に跨る端部プレートが接合されてい
る請求項1記載の柱・梁接合部構造。 - 【請求項3】 上下のフランジプレート間にコンクリー
トが充填されている請求項2記載の柱・梁接合部構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP04456899A JP3427768B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 柱・梁接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04456899A JP3427768B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 柱・梁接合部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000240172A JP2000240172A (ja) | 2000-09-05 |
JP3427768B2 true JP3427768B2 (ja) | 2003-07-22 |
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ID=12695117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP04456899A Expired - Fee Related JP3427768B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 柱・梁接合部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3427768B2 (ja) |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP04456899A patent/JP3427768B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2000240172A (ja) | 2000-09-05 |
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