JP3426617B2 - ディーゼル機関の燃焼装置 - Google Patents
ディーゼル機関の燃焼装置Info
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- combustion chamber
- diesel engine
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/14—Direct injection into combustion chamber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は直接噴射式ディーゼル機
関の燃焼装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来の直接噴射式ディーゼル機関の燃焼
室及び燃料噴射弁の配置の代表例を図２〜３によって説
明する。図２は従来の直接噴射式ディーゼル燃焼装置の
上視図、図３は図２に対する縦断面図である。図におい
て１はピストン、２は燃焼室でピストン１の略中央に設
けられた略円筒形の凹みである。３はシリンダヘッド、
４は燃料噴射弁で複数の噴孔を有しシリンダヘッド３の
中央に前記噴孔を放射方向斜下に向けて設けられてい
る。５は燃料噴霧である。前記従来例の作用を説明す
る。ピストン１の圧縮行程上死点近くで燃料噴射弁４よ
り燃料噴霧５が噴射され燃料は自己着火して燃焼する。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】従来の直接噴射式ディ
ーゼル機関では燃料噴射弁から噴射された燃料噴霧は周
囲の空気流動のエネルギと噴霧運動エネルギとの相互作
用により混合を活発に行いながら燃焼していくが燃焼過
程が進むにつれて燃焼室内の酸素濃度が低下していき燃
焼室壁面近傍に達した段階即ち燃焼後期においては燃料
噴射の終了に伴う噴霧運動エネルギの低下及び残存酸素
濃度の低下により混合速度が極端に低下するため燃焼が
悪化し、ひいては煙の排出をまねくとともに燃焼効率自
体も向上に限界がある。本発明の目的は前記不具合を解
消し煙の排出を抑制でき且燃焼効率のよい直接噴射式デ
ィーゼル機関の燃焼装置を提供することである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明のディーゼル機関
の燃焼装置は、ピストン（１）頂面のほぼ中央に凹設さ
れた空気スワールを形成しない燃焼室（２）を具え、シ
リンダヘッド（３）に取付けられた複数の噴孔を有する
燃料噴射弁（４）が前記燃焼室の中心に配設されたセン
タインジェクション方式の直接噴射式ディーゼル機関に
おいて、直接燃焼に関与しない不活性物質（７）を燃焼
室側壁面近傍で側壁面に沿う方向に噴射する不活性物質
噴射弁（６ａ）、（６ｂ）、（６ｃ）、（６ｄ）をシリ
ンダヘッドに有してなることを特徴とする。 【０００５】 【作用】燃料噴射弁の各噴孔から噴射された燃料噴霧は
燃焼室内に空気のスワールがないので噴霧への空気の導
入が抑制され、前記噴射された燃料の初期の燃焼が過濃
混合気の状態で進行するとともに燃焼室側壁面近傍に噴
霧が発達した時点においては、燃焼室側方部に配設され
た不活性物質の噴射弁から噴射された不活性物質の運動
エネルギが供給されるため空気との混合が急速に促進さ
れる。 【０００６】 【実施例】本発明の実施例を図１によって説明する。図
１は実施例の直接噴射式ディーゼル燃焼装置のシリンダ
内上視図である。図において１はピストン、２は燃焼室
でピストン１の頂面ほぼ中央部に設けられたほぼ円筒形
の凹みである。本発明においては、該燃焼室２内に空気
の旋回流である空気スワールを形成しないように構成し
ている。４は燃料噴射弁で８個の噴孔を放射方向斜下向
きに有しシリンダヘッドの中央に設けられている。５は
燃料噴霧である。６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄは何れも不活
性物質噴射弁でそれらの４個は一定方向に燃焼室側壁面
方向に向けて配設されている。７は不活性物質で例えば
窒素などである。 【０００７】前記実施例の作用を説明する。ピストン１
の圧縮行程上死点近くで燃焼室２の中央部に設置された
燃料噴射弁４の各噴孔から燃料噴霧５が噴射され、該燃
料噴霧５は燃焼室側壁面へ放射状に発達していくが燃焼
室内に空気スワールがないため、前記噴射された燃料の
初期の燃焼が過濃混合気の状態で進行していく。さらに
燃焼室側壁面近傍に噴霧が発達した時点においては燃焼
室側方部に配設された４個の不活性物質噴射弁６ａ，６
ｂ，６ｃ，６ｄより燃焼室側壁面に沿う方向に噴射され
た不活性物質の運動エネルギが供給されるため乱れが生
成されて空気との混合が促進され最終的には完全燃焼が
はかられる。 【０００８】 【発明の効果】本発明は前記のとおり構成されているの
で、燃焼室内に空気スワールがないため、該燃焼室内へ
燃料噴射弁から燃料を噴射することにより前記燃料の初
期の燃焼が過濃混合気の状態で進行することからＮＯX
の生成反応が抑制され、排気中のＮＯXを低減できる。
更に燃焼室壁面近傍に達した燃料噴霧は燃焼室側壁面に
沿う方向に噴射された不活性物質の運動エネルギが供給
されるため乱れが生成されて、空気との混合が促進され
短時間の完全燃焼がはかられ低ＮＯX、低排煙で高効率
の燃焼が得られる。よって本発明は煙の排出を抑制し且
燃焼効率の良い直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置を
提供できる。
関の燃焼装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来の直接噴射式ディーゼル機関の燃焼
室及び燃料噴射弁の配置の代表例を図２〜３によって説
明する。図２は従来の直接噴射式ディーゼル燃焼装置の
上視図、図３は図２に対する縦断面図である。図におい
て１はピストン、２は燃焼室でピストン１の略中央に設
けられた略円筒形の凹みである。３はシリンダヘッド、
４は燃料噴射弁で複数の噴孔を有しシリンダヘッド３の
中央に前記噴孔を放射方向斜下に向けて設けられてい
る。５は燃料噴霧である。前記従来例の作用を説明す
る。ピストン１の圧縮行程上死点近くで燃料噴射弁４よ
り燃料噴霧５が噴射され燃料は自己着火して燃焼する。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】従来の直接噴射式ディ
ーゼル機関では燃料噴射弁から噴射された燃料噴霧は周
囲の空気流動のエネルギと噴霧運動エネルギとの相互作
用により混合を活発に行いながら燃焼していくが燃焼過
程が進むにつれて燃焼室内の酸素濃度が低下していき燃
焼室壁面近傍に達した段階即ち燃焼後期においては燃料
噴射の終了に伴う噴霧運動エネルギの低下及び残存酸素
濃度の低下により混合速度が極端に低下するため燃焼が
悪化し、ひいては煙の排出をまねくとともに燃焼効率自
体も向上に限界がある。本発明の目的は前記不具合を解
消し煙の排出を抑制でき且燃焼効率のよい直接噴射式デ
ィーゼル機関の燃焼装置を提供することである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明のディーゼル機関
の燃焼装置は、ピストン（１）頂面のほぼ中央に凹設さ
れた空気スワールを形成しない燃焼室（２）を具え、シ
リンダヘッド（３）に取付けられた複数の噴孔を有する
燃料噴射弁（４）が前記燃焼室の中心に配設されたセン
タインジェクション方式の直接噴射式ディーゼル機関に
おいて、直接燃焼に関与しない不活性物質（７）を燃焼
室側壁面近傍で側壁面に沿う方向に噴射する不活性物質
噴射弁（６ａ）、（６ｂ）、（６ｃ）、（６ｄ）をシリ
ンダヘッドに有してなることを特徴とする。 【０００５】 【作用】燃料噴射弁の各噴孔から噴射された燃料噴霧は
燃焼室内に空気のスワールがないので噴霧への空気の導
入が抑制され、前記噴射された燃料の初期の燃焼が過濃
混合気の状態で進行するとともに燃焼室側壁面近傍に噴
霧が発達した時点においては、燃焼室側方部に配設され
た不活性物質の噴射弁から噴射された不活性物質の運動
エネルギが供給されるため空気との混合が急速に促進さ
れる。 【０００６】 【実施例】本発明の実施例を図１によって説明する。図
１は実施例の直接噴射式ディーゼル燃焼装置のシリンダ
内上視図である。図において１はピストン、２は燃焼室
でピストン１の頂面ほぼ中央部に設けられたほぼ円筒形
の凹みである。本発明においては、該燃焼室２内に空気
の旋回流である空気スワールを形成しないように構成し
ている。４は燃料噴射弁で８個の噴孔を放射方向斜下向
きに有しシリンダヘッドの中央に設けられている。５は
燃料噴霧である。６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄは何れも不活
性物質噴射弁でそれらの４個は一定方向に燃焼室側壁面
方向に向けて配設されている。７は不活性物質で例えば
窒素などである。 【０００７】前記実施例の作用を説明する。ピストン１
の圧縮行程上死点近くで燃焼室２の中央部に設置された
燃料噴射弁４の各噴孔から燃料噴霧５が噴射され、該燃
料噴霧５は燃焼室側壁面へ放射状に発達していくが燃焼
室内に空気スワールがないため、前記噴射された燃料の
初期の燃焼が過濃混合気の状態で進行していく。さらに
燃焼室側壁面近傍に噴霧が発達した時点においては燃焼
室側方部に配設された４個の不活性物質噴射弁６ａ，６
ｂ，６ｃ，６ｄより燃焼室側壁面に沿う方向に噴射され
た不活性物質の運動エネルギが供給されるため乱れが生
成されて空気との混合が促進され最終的には完全燃焼が
はかられる。 【０００８】 【発明の効果】本発明は前記のとおり構成されているの
で、燃焼室内に空気スワールがないため、該燃焼室内へ
燃料噴射弁から燃料を噴射することにより前記燃料の初
期の燃焼が過濃混合気の状態で進行することからＮＯX
の生成反応が抑制され、排気中のＮＯXを低減できる。
更に燃焼室壁面近傍に達した燃料噴霧は燃焼室側壁面に
沿う方向に噴射された不活性物質の運動エネルギが供給
されるため乱れが生成されて、空気との混合が促進され
短時間の完全燃焼がはかられ低ＮＯX、低排煙で高効率
の燃焼が得られる。よって本発明は煙の排出を抑制し且
燃焼効率の良い直接噴射式ディーゼル機関の燃焼装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例の直接噴射式ディーゼル燃焼装置のシリ
ンダ内上視図。 【図２】従来例の直接噴射式ディーゼル燃焼装置のシリ
ンダ内上視図。 【図３】図２に対する縦断面図。 【符号の説明】 １…ピストン、２…燃焼室、４…燃料噴射弁、５…燃料
噴霧、６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ…不活性物質噴射弁、７
…不活性物質。
ンダ内上視図。 【図２】従来例の直接噴射式ディーゼル燃焼装置のシリ
ンダ内上視図。 【図３】図２に対する縦断面図。 【符号の説明】 １…ピストン、２…燃焼室、４…燃料噴射弁、５…燃料
噴霧、６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ…不活性物質噴射弁、７
…不活性物質。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ
Ｆ０２Ｍ 25/00 Ｆ０２Ｍ 25/00 Ｋ
Ｓ
(56)参考文献 特開 平２−78729（ＪＰ，Ａ)
実開 昭62−101057（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭63−2836（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F02B 1/00 - 23/10
F02B 47/04
F02D 19/12
F02M 25/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 ピストン（１）頂面のほぼ中央に凹設さ
れた空気スワールを形成しない燃焼室（２）を具え、シ
リンダヘッド（３）に取付けられた複数の噴孔を有する
燃料噴射弁（４）が前記燃焼室の中心に配設されたセン
タインジェクション方式の直接噴射式ディーゼル機関に
おいて、直接燃焼に関与しない不活性物質（７）を燃焼
室側壁面近傍で側壁面に沿う方向に噴射する不活性物質
噴射弁（６ａ）、（６ｂ）、（６ｃ）、（６ｄ）をシリ
ンダヘッドに有してなるディーゼル機関の燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13568692A JP3426617B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ディーゼル機関の燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13568692A JP3426617B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ディーゼル機関の燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05306618A JPH05306618A (ja) | 1993-11-19 |
| JP3426617B2 true JP3426617B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=15157547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13568692A Expired - Fee Related JP3426617B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | ディーゼル機関の燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3426617B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2896273A1 (fr) * | 2006-01-18 | 2007-07-20 | Renault Sas | Dispositif d'injection de gaz haute pression dans un cylindre de moteur a combustion |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP13568692A patent/JP3426617B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05306618A (ja) | 1993-11-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030408 |
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