JP3426587B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
動作する半導体素子と、該半導体素子の動作電圧よりも
低い動作電圧で動作する半導体素子とが同一の半導体基
板に同時的に形成されて成る半導体装置であって前記両
半導体素子の性能が十分発揮され得る半導体装置および
その製造方法に関する。
体であるICのような半導体装置には、一般的に、動作
電圧を相互に異にする2種類の半導体素子が組み込まれ
ている。例えば特開平11−330267号公報には、
低電圧動作の電界効果トランジスタすなわち低電圧トラ
ンジスタと、高電圧動作の電界トランジスタすなわち高
電圧トランジスタとを単一基板に組み込む技術が開示さ
れている。前記従来技術では、低電圧トランジスタおよ
び高電圧トランジスタのそれぞれのソース・ドレインの
ために同一不純物濃度の不純物領域を適用することによ
り生じる不具合を解消すべく、低電圧トランジスタの不
純物領域に、これよりも低濃度あるいはその中間濃度の
不純物領域を伸長領域として形成することが提案され
た。
た従来技術によれば、低電圧トランジスタおよび高電圧
トランジスタの前記各一対の不純物領域は、それぞれ前
記半導体基板の導電型と逆の導電型を示す不純物により
所定の不純物濃度を示す第1の不純物区域と、該第1の
不純物区域からそれぞれのゲートに向けて伸長し第1の
不純物区域と同一の導電型を示しかつ該第1の不純物区
域の濃度よりも低い不純物濃度を示す第2の不純物区域
とで構成され、前記第2の不純物区域の設定が、前記高
電圧トランジスタの電界緩和のために適するように設定
されると、この設定では、前記低電圧トランジスタの実
行ゲート長が短くなり、前記低電圧トランジスタは、短
チャネル効果を招いてしまう。他方、前記低電圧トラン
ジスタが短チャネル効果を招くことのないように前記第
2の不純物区域が設定されると、この設定では、前記高
電圧トランジスタで充分な電界緩和効果を得ることがで
きず、そのために前記高電圧トランジスタにホットキャ
リア効果を招く結果となる。
される高電圧トランジスタおよび低電圧トランジスタの
両者のいずれにも性能の低下を招くことなく効率的に製
造し得る半導体装置およびその製造方法を提供すること
にある。
決するために、次の構成を採用する。本発明に係る半導
体装置は、半導体基板上に形成される第1および第2の
半導体素子であって第2の半導体素子が第1の半導体素
子の動作電圧よりも高い動作電圧で動作され、それぞれ
が前記半導体基板上に形成されるゲートおよび該ゲート
の両側で互いに間隔をおいて前記半導体基板に形成され
る一対の不純物領域を備える第1および第2の半導体素
子を含み、前記第1および第2の各半導体素子の前記一
対の不純物領域は、それぞれ前記半導体基板の導電型と
逆の導電型を示す不純物により所定の不純物濃度を示す
第1の不純物区域と、該第1の不純物区域からそれぞれ
のゲートに向けて伸長し第1の不純物区域と同一の導電
型を示しかつ該第1の不純物区域の濃度よりも低い不純
物濃度を示す第2の不純物区域とを有し、前記第1の半
導体素子の前記第1の不純物区域には、該不純物区域か
ら伸長する前記第2の不純物区域の上方で前記基板面に
沿って互いに相近づく方向へ伸長しそれぞれの伸長端が
相互に間隔をおく伸長部が形成され、さらに、第1の半
導体素子の前記一対の不純物領域のそれぞれは、該不純
物領域の前記第2の不純物区域の導電型と逆の導電型を
示しかつ当該不純物領域の前記第2の不純物区域を規制
する第3の不純物区域を有することを特徴とする。
物区域の形成のための加熱処理時における不純物の拡散
を防止すべく前記第2の不純物区域の互いに向き合う側
面を覆って形成することができる。
2の不純物区域の互いに向き合う前記側面に連なって伸
びる下面を覆うように形成することができる。
第1および第2の不純物区域はそれぞれほぼ等しい不純
物濃度を示す。
記半導体装置の製造方法であって、前記各一対の不純物
領域の形成は、前記半導体基板の所定箇所への前記各不
純物区域を形成するための不純物の導入と、導入された
各不純物の熱拡散のための少なくとも1回の加熱処理と
により行われ、前記第2の不純物区域のための不純物の
熱処理に先立って前記第3の不純物区域のための不純物
が所定箇所に導入されることを特徴とする。
のための各不純物の導入後、該各不純物の熱拡散のため
の熱処理を一括的に行うことができる。
子の各不純物領域のための不純物の導入のために、前記
第2の半導体素子の素子を形成する領域にマスク処理を
施し、その後、前記伸長部および第3の不純物区域のた
めの各不純物を各所定箇所に導入し、その後、前記第2
の半導体素子の素子を形成する領域に形成した前記マス
クを除去し、前記マスクの除去後、前記第1および第2
の各半導体素子の第1および第2の各不純物区域のため
の各所定箇所に各不純物を各不純物ごとに同時的に導入
することができる。
の各不純物の導入は、前記ゲートが形成された後、該ゲ
ートをマスクとして行うことができる。
第1および第2の各不純物区域のための各不純物の導入
は、前記ゲートと該ゲートを挟む絶縁材料で形成される
サイドウォールとが形成された後、前記ゲートおよびサ
イドウォールをマスクとして行うことができる。
純物領域のための不純物の導入は、イオン注入法により
行うことができる。
は、前記ゲートの両側で前記基板上方から互いに相近づ
く斜め方向へイオンが注入される斜めイオン注入により
行うことができる。
て説明する。 〈具体例1〉図1(a)〜図1(f)は、本発明に係る
半導体装置10の製造工程を示す。図1(a)〜図1
(f)には、第1の導電型である例えばp型の導電型を
示す半導体基板11上に設けられ所定の電圧で動作する
n型チャネルMOSFETすなわち低電圧トランジスタ
12と、前記半導体基板11上に設けられ前記トランジ
スタ12の動作電圧より高い電圧で動作する高電圧トラ
ンジスタ13とを含む半導体装置を効率的に製造する工
程が示されている。
リコン結晶基板からなる半導体基板11上に、第1のト
ランジスタである低電圧トランジスタ12のための例え
ば約0.25μmのゲート長を有するゲート14と、第
2のトランジスタである高電圧トランジスタ13のため
の例えば約0.35μmのゲート長を有するゲート14
とが、例えば従来よく知られたフォトリソグラフィおよ
びエッチング技術を用いて同時的に形成される。各ゲー
ト14は、従来よく知られているように、半導体基板1
1上の活性領域上に形成されるゲート絶縁膜15と、該
絶縁膜15上に形成されるゲート電極16とを備える。
前記活性領域は、例えばLOCOS法により形成される
フィールド酸化膜のような絶縁膜により区画される第1
および第2の素子形成領域である。各ゲート電極16す
なわち第1および第2の各導電体パターンに、従来よく
知られた多層構造を採用することができる。
4の形成後、高電圧トランジスタ13の活性領域すなわ
ち第2の素子形成領域が、そのゲート14をも含み、図
示しないマスクにより覆われる。図1(b)に示されて
いるように、該マスクから露出する低電圧トランジスタ
12のための活性領域すなわち第1の素子形成領域に
は、前記トランジスタ12のためのゲート14をマスク
として、前記半導体基板11の導電型と同一のp型の導
電型を示す例えばホウ素17が、イオン注入法により前
記半導体基板11に対してほぼ垂直な方向へ所定の深さ
位置に注入される。注入条件の一例として、前記ホウ素
が、20keVの加速電圧で、約2.0×1013個/c
m2の濃度で注入された。
ウ素17が前記半導体基板11のトランジスタ12の活
性領域に導入された後、前記低電圧トランジスタ12の
ソースおよびドレイン間のドレイン電流の流量の増大を
図るための砒素18が、イオン注入法により、前記高電
圧トランジスタ13の活性領域を覆う前記マスクを残し
た状態で、前記トランジスタ12の活性領域に注入され
る。砒素18は、前記ホウ素17よりも浅く、前記ホウ
素17よりもゲート方向に伸長することなく注入され
る。注入条件の一例として、前記砒素18が、10ke
Vの加速電圧で、約1.0×1015個/cm2の濃度で
注入された。前記砒素18は、前記半導体基板11に導
入されることにより、第2の導電型であるn型の不純物
として作用する。
性領域に導入された後、前記高電圧トランジスタ13の
活性領域を覆う前記マスクが除去される。
ているように、前記低電圧トランジスタ12のゲート1
4および前記高電圧トランジスタ13のゲート14のそ
れぞれには、各ゲートをその両側から挟む絶縁材料から
なる一対のサイドウォール19が、従来よく知られた方
法により、形成される。
(e)に示されているように、前記各トランジスタ12
および13のためのゲート14とサイドウォール19と
をマスクとして、その両側に、燐20がイオン注入法に
より同時に注入される。前記した燐20は、低電圧トラ
ンジスタ12のために導入された前記ホウ素17の導入
領域よりも浅く、かつ前記ホウ素17よりもゲート方向
に伸長することなく導入される。その結果、低電圧トラ
ンジスタ12のための前記燐20の導入領域は、その導
入領域の相互に間隔をおき、互いに向き合う側面および
該側面に連なって伸びる下面が、先に導入された燐の導
電型と異なる導電型を示すホウ素17の導入領域で、覆
われることとなる。前記燐の注入条件の一例として、前
記燐20が、30keVの加速電圧で、約5.0×10
13個/cm2の濃度で注入された。
記燐20の注入後、ソース・ドレインのための砒素(図
示せず)が、第1のイオンとして前記各トランジスタ1
2および13のためのゲート14とサイドウォール19
とをマスクとして、前記各トランジスタ12および13
に、イオン注入法により、同時に注入される。注入条件
の一例として、前記砒素21(図1(f)参照)が、5
0keVの加速電圧で、約5.0×1015個/cm2の
濃度で注入された。
導入された各不純物の活性化を図るために、前記半導体
基板11の各不純物導入領域が一括的な加熱処理を受け
る。この加熱処理により、前記各トランジスタ12およ
び13に導入された不純物17、18、20および21
がそれぞれ活性化されることから、図1(f)に示され
ているように、前記不純物21により第1の不純物区域
21が形成され、前記不純物21の拡散係数よりも大き
い拡散係数を有し、かつ第2のイオンとして注入された
前記不純物20により第2の不純物区域22が形成さ
れ、前記不純物17により第3の不純物区域23が形成
され、前記不純物18により前記第1の不純物区域21
の伸長部24が形成される。
により形成された一対の第1の不純物区域21は、従来
よく知られたソース及びドレインとして機能する。低電
圧トランジスタ12のソース・ドレインに関連して、前
記砒素18により形成された一対の前記伸長部24は、
ドレイン電流の流量の増大を図る作用をなす。
成される一対の第2の不純物区域22は、前記した熱処
理での燐20の熱拡散により、相互に相近づく方向へ充
分に伸長することから、第2の不純物区域22により、
ソースおよびドレイン間の電界が緩和され、これにより
ホットキャリア効果を抑制することができる。
より形成される一対の第2の不純物区域22は、前記し
たように、該区域を規定する燐20の導入領域がこれと
反対の導電型を示すホウ素17で取り囲まれている。そ
のため、燐20の導入領域のうちの互いに向き合う側面
は、これを覆うホウ素17により、前記した熱処理時の
互いに近づく方向への熱拡散が規制される。その結果、
低電圧トランジスタ12では、実行チャネル長の短縮化
が防止され、これにより短チャネル効果が防止されるこ
とから、この短チャネル効果によるゲート電圧の閾値の
低下が防止される。更に、低電圧トランジスタ12で
は、燐20により形成される一対の第2の不純物区域2
2が、ホウ素17により、相近づく方向への伸長を規制
されていることから、前記伸長部24によるドレイン電
流の流量の増大効果が、前記不純物区域22により、損
なわれることはない。
第3の不純物区域23は、前記一対の第2の不純物区域
22の互いに向き合う側面に連なって伸びる下面を覆う
ことから、前記第2の不純物区域23が前記半導体基板
11の深い部位に形成されることを防ぎ、これにより、
より効果的に短チャネル効果を抑制する。
よれば、前記低電圧トランジスタ12のドレイン電流の
流量の増大を図りかつその短チャネル効果の発生を抑制
し、高電圧トランジスタ13でのホットキャリア効果の
発生を抑制することができることから、両トランジスタ
12および13のそれぞれの電気特性を犠牲にすること
なく、それぞれに優れた電気特性を示すトランジスタ1
2および13を含む半導体装置10をマスク処理工程の
増加を招くことなく効率的に形成することができる。
低電圧トランジスタ12の第2の不純物区域22の側面
および底面が第3の不純物区域23で覆われた例を示し
た。この例に代えて、図2に示すように、低電圧トラン
ジスタ12の第2の不純物区域22の側面のみを第3の
不純物区域23で覆うことができる。具体例2に示した
3の不純物区域23のための不純物は、斜め方向からの
イオン注入法により導入される。
の導入方法以外は、具体例1と同じであり、具体例2の
半導体装置10が含む低電圧トランジスタ12は、具体
例1と同様に半導体基板11上に低電圧トランジスタ1
2のためのゲート絶縁膜15およびゲート電極16を有
するゲート14と、サイドウォール19と、伸長部24
を有する第1の不純物区域21と、第2の不純物区域2
2と、第3の不純物区域23とを備える。図2では、図
面の簡素化のために、高電圧トランジスタが省略されて
いるが、この高電圧トランジスタは、図1に示した高電
圧トランジスタ13と同一の構成を有する。
第3の不純物区域23のための不純物は、前記ゲート1
4の両側で前記基板11上方から互いに相近づく斜め方
向へ角度的に注入される。この斜めイオン注入法により
導入される第3の不純物区域23のための不純物は、具
体例1の前記第3の不純物区域23の不純物よりも、相
互に近づく方向に張り出すように導入される。
半導体基板11に対してほぼ垂直にイオン注入法を施さ
れる具体例1に比較して、第3の不純物区域23を相互
に近づく方向へ大きく張り出すように形成することがで
きる。前記第3の不純物区域23のための不純物を斜め
イオン注入法により導入することで、具体例1における
と同様に、高電圧トランジスタの電気特性を犠牲にする
ことなく、第2の不純物区域22の熱処理拡散による実
行チャネル長の短縮化を一層確実に防止することがで
き、低電圧トランジスタ12のゲート電圧の閾値の低下
を一層確実に防止することができる。
半導体基板に、n型チャネルの半導体装置を形成する形
成方法について述べたが、これに代えて、n型の導電型
を示す半導体基板に、p型チャネルの半導体装置を、前
記したと同様に形成することができる。
純物区域のための不純物、伸長部のための不純物、第2
の不純物区域のための不純物および第1の不純物区域の
ための不純物を導入後、加熱処理により一括的に各不純
物の活性化を図り半導体装置を形成する方法について述
べたが、これに代えて、各不純物の導入順序および活性
化のための加熱処理の順序などを適宜変更して半導体装
置を形成することもできるが、第2の不純物区域のため
の不純物の加熱処理に先立って、第3の不純物区域のた
めの不純物を所定箇所に導入することを遵守しなければ
ならない。
は、前記したように、低電圧半導体素子および高電圧半
導体素子のためのそれぞれの一対の不純物領域の形成に
際し、低電圧半導体素子における第1の不純物区域にお
ける不純物濃度よりも低い不純物濃度の第2の不純物区
域での熱拡散が、該不純物区域と逆の導電型を示す第3
の不純物区域により抑制されることから、たとえ前記第
2の不純物区域のための不純物注入が高電圧半導体素子
の特性に適するように設定されていても、前記した第3
の不純物区域による拡散防止効果により、低電圧半導体
素子の電気特性が損なわれることはない。
ば、単一半導体基板上に、前記低電圧半導体素子および
高電圧半導体素子いずれも性能の低下を招くことのない
各半導体素子を効率的に形成することが可能になる。
れた前記半導体装置によれば、前記低電圧半導体素子に
おける第1の不純物区域の伸長部により該低電圧半導体
素子のドレイン電流の増大を図ることができ、また第3
の不純物区域により第2の不純物区域の不要な拡散が防
止されることから、この不要な拡散による短チャネル効
果の発生を抑制することができ、他方、高電圧半導体素
子における第2の不純物区域を該高電圧半導体素子にお
ける電界緩和を図るに最適に設定されることから、高電
圧半導体素子における第2の不純物区域での電界緩和作
用により、ホットエレクトロンの発生を効果的に抑制す
ることができ、このホットエレクトロンの発生による電
気特性の劣化を防止することができる。
図である。
に示す断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成される第1および第
2の半導体素子であって第2の半導体素子が第1の半導
体素子の動作電圧よりも高い動作電圧で動作され、それ
ぞれが前記半導体基板上に形成されるゲートおよび該ゲ
ートの両側で互いに間隔をおいて前記半導体基板に形成
される一対の不純物領域を備える第1および第2の半導
体素子を含み、 前記第1および第2の各半導体素子の前記一対の不純物
領域は、それぞれ前記半導体基板の導電型と逆の導電型
を示す不純物により所定の不純物濃度を示す第1の不純
物区域と、該第1の不純物区域からそれぞれのゲートに
向けて伸長し第1の不純物区域と同一の導電型を示しか
つ該第1の不純物区域の濃度よりも低い不純物濃度を示
す第2の不純物区域とを有し、 前記第1の半導体素子の前記第1の不純物区域には、該
不純物区域から伸長する前記第2の不純物区域の上方で
前記基板面に沿って互いに相近づく方向へ伸長しそれぞ
れの伸長端が相互に間隔をおく伸長部が形成され、 さらに、第1の半導体素子の前記一対の不純物領域のそ
れぞれは、該不純物領域の前記第2の不純物区域の導電
型と逆の導電型を示しかつ当該不純物領域の前記第2の
不純物区域を規制する第3の不純物区域を有することを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記第3の不純物区域は、前記第2の不
純物区域の形成のための加熱処理時における不純物の拡
散を防止すべく前記第2の不純物区域の互いに向き合う
側面を覆って形成される請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記第3の不純物区域は、前記第2の不
純物区域の形成のための加熱処理時における不純物の拡
散を防止すべく前記第2の不純物区域の互いに向き合う
側面と、該側面に連なって伸びる下面とを覆って形成さ
れる請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記第1および第2の各半導体素子の前
記第1および第2の不純物区域はそれぞれほぼ等しい不
純物濃度を示す前記請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項5】 半導体基板上に形成される第1および第
2の半導体素子であって第2の半導体素子が第1の半導
体素子の動作電圧よりも高い動作電圧で動作され、それ
ぞれが前記半導体基板上に形成されるゲートおよび該ゲ
ートの両側で互いに間隔をおいて前記半導体基板に形成
される一対の不純物領域を備える第1および第2の半導
体素子を含み、 前記第1および第2の各半導体素子の前記一対の不純物
領域は、それぞれ前記半導体基板の導電型と逆の導電型
を示す不純物により所定の不純物濃度を示す第1の不純
物区域と、 該第1の不純物区域からそれぞれのゲートに向けて伸長
し第1の不純物区域と同一の導電型を示しかつ該第1の
不純物区域の濃度よりも低い不純物濃度を示す第2の不
純物区域と、 前記第1の半導体素子の前記第1の不純物区域には、該
不純物区域から伸長する前記第2の不純物区域の上方で
前記基板面に沿って互いに相近づく方向へ伸長しそれぞ
れの伸長端が相互に間隔をおく伸長部と、 さらに、第1の半導体素子の前記一対の不純物領域のそ
れぞれは、該不純物領域の前記第2の不純物区域の導電
型と逆の導電型を示しかつ当該不純物領域の前記第2の
不純物区域を規制する第3の不純物区域とを有する半導
体装置を製造する方法であって、 前記各一対の不純物領域の形成は、前記半導体基板の所
定箇所への前記各不純物区域を形成するための不純物の
導入と、導入された各不純物の熱拡散のための少なくと
も1回の加熱処理とにより行われ、前記第2の不純物区
域のための不純物の熱処理に先立って前記第3の不純物
区域のための不純物が所定箇所に導入されることを特徴
とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記各第1、第2および第3の不純物区
域のための各不純物が導入された後、該各不純物の熱拡
散のための熱処理が一括的に行われる請求項5記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記第1の半導体素子及び第2の半導体
素子の各不純物領域のための不純物の導入は、 前記第2の半導体素子の素子を形成する領域にマスク処
理が施されること、 前記マスク処理の後、前記伸長部および第3の不純物区
域のための各不純物が各所定箇所に導入されること、 前記伸長部および第3の不純物区域のための各不純物が
各所定箇所に導入された後、前記第2の半導体素子の素
子を形成する領域に形成した前記マスクが除去されるこ
と、 前記マスクの除去後、前記第1および第2の各半導体素
子の第1および第2の各不純物区域のための各所定箇所
に各不純物が各不純物ごとに同時的に導入されることを
備える前記請求項5記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記伸長部および第3の不純物区域のた
めの各不純物の導入は、前記ゲートが形成された後、該
ゲートをマスクとして行われる前記請求項7記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記第1および第2の各半導体素子の前
記第1および第2の各不純物区域のための各不純物の導
入は、前記ゲートと該ゲートを挟む絶縁材料で形成され
るサイドウォールとが形成された後、前記ゲートおよび
サイドウォールをマスクとして行われる前記請求項7記
載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記第1および第2の各半導体素子の
各不純物領域のための不純物の導入は、イオン注入法に
より行われる前記請求項5記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項11】 前記第3の不純物区域のためのイオン
注入は、前記ゲートの両側で前記基板上方から互いに相
近づく斜め方向へイオンが注入される斜めイオン注入で
ある前記請求項10記載の半導体装置の製造方法。
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