JP3426273B2 - 帯鋸盤 - Google Patents

帯鋸盤

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JP3426273B2
JP3426273B2 JP33650092A JP33650092A JP3426273B2 JP 3426273 B2 JP3426273 B2 JP 3426273B2 JP 33650092 A JP33650092 A JP 33650092A JP 33650092 A JP33650092 A JP 33650092A JP 3426273 B2 JP3426273 B2 JP 3426273B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯鋸刃をストックする
機能を備えた帯鋸盤に関する。
【0002】
【従来の技術】帯鋸盤の先行技術について簡単に説明す
ると、基台には鋸刃ハウジングが昇降可能に設けてあ
り、この鋸刃ハウジング内には走行駆動可能な帯鋸刃が
着脱交換可能に設けてある。そして、前記鋸刃ハウジン
グの水平な側方位置には帯鋸刃をストックする複数のス
トックユニットを備えた鋸刃ストック装置が設けてあ
り、適宜のストックユニットにストックした帯鋸刃と、
鋸刃ハウジングに装着した帯鋸刃の交換を行う鋸刃交換
手段が適宜位置に設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとき従来の帯
鋸盤においては、鋸刃ハウジングの水平な側方位置に鋸
刃ストック装置を設けているため、大きなスペースを要
し、工場のスペースの有効利用を図れず、作業能率が悪
くなるといった問題があった。
【0004】そこで、本発明は、前記の問題点を解決す
ることができる帯鋸盤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するため、本発明においては、請求項1に記載
の発明にあっては、基台に鋸刃ハウジングを設け、この
鋸刃ハウジング内の右部に回転駆動可能な駆動ホイール
を設け、前記鋸刃ハウジング内の左部に回転自在かつ前
記駆動ホイールに対して接近離反する左右方向へ移動可
能な従動ホイールを設け、前記駆動ホイールと前記従動
ホイールに着脱交換可能なエンドレス状の帯鋸刃を掛け
回すように設け、前記鋸刃ハウジングの上方位置におい
てストックベースを前記基台に対して昇降可能に設け、
このストックベースに左右方向へ延伸した回転部材を回
転可能に設け、この回転部材の外周部に左右方向へ僅か
に移動可能かつ前記回転部材に対して回転不能な支持パ
イプを設け、この支持パイプに前記帯鋸刃をストックす
る複数のストックユニットを放射状に設け、各ストック
ユニットは、前記帯鋸刃の左側部分の胴部を保持する左
用鋸刃保持装置と、前記帯鋸刃の右側部分の胴部を保持
する右用鋸刃保持装置とをそれぞれ備えていることを特
徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明の構成の他に、各ストックユニットは、
前記帯鋸刃の胴部を把持するグリッパ装置をそれぞれ備
えていることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本実施例に係る発明について図面を参
照して説明する。
【0008】図1、図2、図3、図4を参照するに、横
型帯鋸盤1は、左右方向(図2、図4において左右方
向、図3において紙面に向って裏表方向)へ延伸した基
台3と、この基台3の後側(図1、図3において右側、
図2において紙面に向って裏側、図4において上側)に
前後方向へ延伸して一体的に設けた支持フレーム5を備
えている。
【0009】基台3の左部と右部には一対のガイドポス
ト7,9が立設してあり、一対のガイドポスト7,9に
は上下方向(図1、図2、図3において上下方向、図4
において紙面に向って表裏方向)へ延伸したガイド部材
11が設けてある。ガイド部材11には鋸刃ハウジング
13が昇降自在に設けてあり、この昇降ハウジング13
を昇降させるため、基台3の適宜位置には上下方向へ移
動可能なピストンロッド15を備えたハウジング用昇降
シリンダ17が設けてあり、このピストンロッド15の
先端部が鋸刃ハウジング13の適宜位置に連結してあ
る。
【0010】鋸刃ハウジング13内における右部には駆
動ホイール19が設けてあり、この駆動ホイール19は
ホイール用モータ21の駆動により回転駆動可能であ
る。鋸刃ハウジング13内における左部にはホイール支
持部材23が流体圧シリンダ25の作動により左右方向
へ移動可能に設けてあり、このホイール支持部材23に
は従動ホイール27が回転自在に支持されている。そし
て、駆動ホイール19と従動ホイール27には着脱交換
可能なエンドレス状の帯鋸刃29が掛け回すように設け
てある。
【0011】鋸刃ハウジング13には一対の支持アーム
31,33が設けてあり、一方の支持アーム31は、他
方の支持アーム33に対して接近離反する左右方向へ移
動可能である。各支持アーム31,33の先端部には帯
鋸刃29の胴部を案内支持する一対のガイドローラ35
を備えたローラ支持部材37が流体圧シリンダ(図示省
略)の作動により回動可能に設けてあり(図7参照)、
一対のガイドローラ35のうち一方のガイドローラ35
はミニシリンダ(図示省略)の作動により他方のガイド
ローラ35に対して接近離反する方向へ僅かな量だけ移
動可能である。ここで、ローラ支持部材37を回動可能
に構成したのは、一対のガイドローラ35内に案内支持
されている帯鋸刃29をひねって、帯鋸刃29の刃先が
被切断材Wに対して垂直になるようにするためである
(図7参照)。
【0012】鋸刃ハウジング13における駆動ホイール
19に近接した位置には、帯鋸刃29に付着した切粉を
除去するためのワイヤブラシ39が設けてあり、このワ
イヤブラシ39はブラシ用シリンダ41の作動により鋸
刃ハウジング13に対して昇降可能である。
【0013】基台3における切断位置よりも前側適宜位
置には被切断材Wの側面を水平方向から挟持固定する本
体バイス装置43が設けてある。この本体バイス装置4
3は、固定バイス45と、この固定バイス45に対して
接近離反する左右方向へバイスシリンダの作動により移
動可能な可動バイス47を備えている。
【0014】支持フレーム5にはワークWを前方向へ搬
送するワーク搬送装置49が設けてある。
【0015】より詳細には、支持フレーム5には前後方
向へ回転自在な複数の支持ローラ51が設けてあり、支
持フレーム5における支持ローラ51の前側には被切断
材Wを挟持する搬送バイス装置53が設けてある。搬送
バイス装置53は、前後方向へ移動自在なバイスヘッド
55と、このバイスヘッド55に設けた固定バイス5
7、可動バイス59を備えている。バイスヘッド55を
前後方向へ移動させるため、支持フレーム5の適宜位置
には前後方向へ移動可能なピストンロッド61を備えた
搬送シリンダ63が設けてあり、このピストンロッド6
1の先端部がバイスヘッド55の適宜位置に連結してあ
る。また、可動バイス57は、バイスヘッド55の左側
に設けたバイスシリンダ65の作動により固定バイス5
7に対して接近離反する左右方向へ移動可能である。
【0016】前記構成により、支持ローラ51に被切断
材Wを支持せしめた後に、バイスシリンダ65の作動に
より可動バイス59を固定バイス57に接近する右方向
へ移動させて可動バイス59と固定バイス57により被
切断材Wを挟持する。そして、搬送シリンダ63の作動
により搬送バイス装置53を前方向へ移動させて、被切
断材Wを本体バイス装置43における固定バイス45と
可動バイス47の間に移動位置決めする。
【0017】被切断材Wの移動位置決めを行った後に、
駆動モータ21の駆動により帯鋸刃29を走行駆動させ
ると共に、昇降シリンダ17の作動により鋸刃ハウジン
グ13を下降させる。これによって、被切断材Wに対し
て所望の切断加工を行うことができる。
【0018】鋸刃ハウジング13の上方位置には複数の
帯鋸刃29をストックする鋸刃ストック装置67が設け
てある。
【0019】この鋸刃ストック装置67の詳細について
図1〜図5を参照して説明すると、ガイドポスト7の左
側には上下方向へ延伸したガイド部材69が設けてあ
り、このガイド部材69には昇降フレーム71が昇降自
在に設けてある。昇降フレーム71を昇降させるため、
昇降フレーム71には上下方向へ移動可能なピストンロ
ッド73を備えた昇降シリンダ75が設けてあり、この
ピストンロッド73の下端部が基台3の左側適宜位置に
連結してある。
【0020】昇降フレーム71の上部右側にはストック
ベース77が一体的に設けてあり、このストックベース
77には左右方向へ延びた回転部材79が回転可能に設
けてある。回転部材79を回転させるため、昇降フレー
ム71の前側適宜位置にはサーボモータのごとき制御モ
ータ81が設けてあり、この制御モータ81はプーリ、
タイミングベルト等を介して回転部材79に連動連結し
てある(図4参照)。なお、回転部材79は、ストック
ベース77に設けた公知のショットピン装置(図示省
略)の作用により、回転可能な状態と回転不能な状態に
切換え可能である。
【0021】回転部材79の外周部には断面角形の支持
パイプ83が左右方向へ延伸して設けてあり、この支持
パイプ83は、移送シリンダ85の作動により回転部材
79に対して左右方向へ僅かな量だけ移動可能であり、
例えばスプライン、又はキーを介して回転部材79に対
して回転不能である。
【0022】支持パイプ83には帯鋸刃29をストック
するストックユニット87が放射状に複数設けてある。
【0023】ストックユニット87の詳細について説明
すると、支持パイプ83の各側面(本実施例では4つの
面)には一対の支持アーム89が左右に離隔して設けて
あり、一対の支持アーム89は左右方向へ延伸した支持
プレート91により連結してある。
【0024】各ストックユニット87における各支持ア
ーム89には帯鋸刃29の胴部を把持する一対のグリッ
パ装置93(各ストックユニット87には4つのグリッ
パ装置93)が設けてあり、各グリッパ装置93は、固
定グリッパ95と、この固定グリッパ95に対して接近
離反する方向へ移動可能な可動グリッパ97を備えてい
る。固定グリッパ95は支持アーム89の適宜位置に設
けたガイド部材99に固定してあり、可動グリッパ97
はこのガイド部材99に移動自在に支持されている。可
動グリッパ95を前記接近離反する方向へ移動させるた
め、グリップシリンダ101のシリンダ本体が可動グリ
ップ95に一体的に取付けてあると共に、グリップシリ
ンダ101のピストンロッドの先端部は固定グリッパ9
5に連結してある。
【0025】前記構成により、固定グリップ95と可動
グリップ97の間に帯鋸刃29の胴部を位置せしめた後
に、グリップシリンダ101を作動させることにより、
グリップシリンダ101のシリンダ本体及び可動グリッ
プ97をガイド部材99を介して固定グリップ95に対
して接近する方向へ移動させて、固定グリップ95と可
動グリップ97により帯鋸刃29の胴部を把持すること
ができる。また、グリップシリンダ101を作動させて
シリンダ本体及び可動グリップ97を固定グリップ95
に対して離反する方向へ移動させることにより、把持状
態を解除することができる。
【0026】各ストックユニット87における左側の支
持プレート91には帯鋸刃29におけるの左側部分の胴
部を保持する左用鋸刃保持装置103が設けてあり、各
ストックユニット87における右側の支持プレート91
には帯鋸刃29におけるの右側部分の胴部を保持する右
用鋸刃保持装置103が設けてある。
【0027】より詳細には、図5、図11、図12を参
照するに、支持プレート91の左右(図5、図11、図
12において左右)端部には円弧状の保持面を備えたフ
ォーマ105がガイド部材106を介してそれぞれ左右
方向へ移動自在に設けてあり、右側のフォーマ105は
右方向へ、左側のフォーマ105は左方向へそれぞれス
プリング107により付勢されている。なお、フォーマ
105は例えば電磁マグネットの作用に帯鋸刃29を保
持する。
【0028】各ストックユニット87におけるフォーマ
105を接近離反する左右方向へ移動させるためのフォ
ーマ作動装置109について説明すると、支持プレート
91の中央部には揺動中心111cを中心として揺動自
在な揺動リンク111が設けてあり、左側のフォーマ1
05に連結した連結リンク113及び右側のフォーマ1
05に連結した連結リンク115が、揺動リンク111
の適宜位置に長穴を介して連結してある。ここで、連結
リンク113,115はほぼ平行になるように構成して
ある。揺動リンク111を左右方向へ揺動させるため、
左側の支持アーム89の基部に設けたガイド部材117
には作動リンク119がスライダ120を介して左右方
向へ移動自在に設けてあり、この作動リンク119の右
端部が揺動リンク111の適宜位置に長穴を介して連結
してある。そして、適宜のストックユニット87が鋸刃
ハウジング13に対応する位置に位置したときに、適宜
のストックユニット87における作動リンク119を左
右方向へ移動させるための作動シリンダ121が鋸刃ハ
ウジング13の適宜位置に設けてある。ここで、鋸刃ハ
ウジング13に対応する位置とは、例えば図10に示す
ような垂直状態になる位置をいう。
【0029】前記構成により、通常状態の下では、各ス
トックユニット87における一対のフォーマ105はス
プリング107の作用により離反する方向へ付勢されて
おり、開状態になっている。
【0030】そして、ストックベース77を昇降フレー
ム71と一体的に下降させて適宜のストックユニット8
7を鋸刃ハウジング13に対応する位置に位置せしめた
後に、作動シリンダ121の作動により作動リンク11
9を右方向へ移動させることにより、揺動リンク111
を揺動中心111cを中心として図5、図12において
時計回り方向へ揺動させることができる。したがって、
連結リンク113を右方向へ、連結リンク113を左方
向へそれぞれ移動させることができ、一対のフォーマ1
05を接近させて閉状態とすることができる。
【0031】前述の構成に基づいて本実施例の作用につ
いて説明する。
【0032】ストックユニット87におけるグリッパ装
置93、鋸刃保持装置103を適宜に作動させて帯鋸刃
29を把持、保持することにより、このストックユニッ
ト87に帯鋸刃29をストックせしめることができる。
前記操作を他のストックユニット87においても行い、
複数の帯鋸刃29をストックする。なお、少くとも1つ
のストックユニット87は帯鋸刃29をストックしてい
ない空の状態にしておき、この空のストックユニット8
7a(便宜上a符号を用い、空のストックユニット87
aにおける構成要素についても適宜にa符号を用いる)
は図6において垂直下側位置に位置させておく。そし
て、複数のストックユニット87に複数の帯鋸刃29を
ストックした後は、昇降シリンダ75の作動により昇降
フレーム71を上昇端まで上昇させて複数のストックユ
ニット87を鋸刃ハウジング13の上方位置に位置せし
めておく。
【0033】複数のストックユニット87を鋸刃ハウジ
ング13の上方位置に位置せしめた後に、前述のように
ワーク搬送装置49、鋸刃ハウジング13等を適宜に操
作して被切断材Wに対して所望の切断加工を行う。な
お、鋸刃ハウジング13が昇降するときに、鋸刃ハウジ
ング13がストックユニット87に干渉したりすること
はない。
【0034】鋸刃ハウジング13に駆動ホイール19、
従動ホイール27を介して装着した帯鋸刃29a(便宜
上交換前、交換後の帯鋸刃29の区別をするための符号
を用いる)と、適宜のストックユニット87にストック
した帯鋸刃29の交換を行う場合について説明する。
【0035】まず、昇降シリンダ17の作動により図6
に示すように鋸刃ハウジング13を上昇端まで上昇させ
る。また、図7に示すように、ローラ支持部材37を回
転させてひねった状態の帯鋸刃29aを元の状態にし
て、一方のガイドローラ35を他方のガイドローラ35
に対して離反させて開状態にしておく。
【0036】そして、制御モータ81を駆動制御して回
転部材79、支持パイプ83を所定角度(本実施例では
例えば10度)で回転させることにより、空のストック
ユニット87aを図8において反時計回り方向へ10度
だけ旋回させる。なお、空のストックユニット87aを
図8において反時計回り方向へ例えば10度だけ旋回さ
せたのは、ストックユニット87が下降するときに、空
のストックユニット87aが鋸刃ハウジング13に干渉
しないようにするためである。
【0037】次に、昇降シリンダ75の作動により昇降
フレーム71を下降端まで下降させることにより、スト
ックユニット87を下降させる。また、昇降フレーム7
1が下降端に接近すると、制御モータ81を駆動制御し
て回転部材79、支持パイプ83を図9において時計回
り方向へ例えば4度回転させることにより、空のストッ
クユニット87aを図9において時計回り方向へ4度だ
け旋回させる。これによって、空のストックユニット8
7aを鋸刃ハウジング13の後側(図9において右側)
に近接した位置に位置せしめることができる。
【0038】空のストックユニット87aを鋸刃ハウジ
ング13の後側に近接した位置に位置せしめた後に、図
10に示すように、制御モータ81を駆動制御して空の
ストックユニット87aを図10において時計回り方向
へ例えば6度旋回させて、ほぼ垂直状態にする。これに
よって空のストックユニット87aの複数のグリッパ装
置93aを帯鋸刃29aを把持可能な位置に位置せしめ
ると共に、鋸刃保持装置103aを帯鋸刃29aを保持
可能な位置に位置せしめることができる。そして、グリ
ッパ装置93aにおける固定グリップ95aと可動グリ
ップ97aにより帯鋸刃29aを把持し、図11、図1
2に示すように、フォーマ作動装置109aを適宜に操
作して一対のフォーマ105aを接近させて帯鋸刃29
aを保持する。
【0039】一対のフォーマ105aにより帯鋸刃29
aを保持した後に、図13に示すように、流体圧シリン
ダ25を作動させて従動ホイール27を駆動ホイール1
9に対して接近する右方向(図13において左方向)へ
移動させることにより、従動ホイール27における左側
周面と帯鋸刃29aの間に間隙を形成せしめる。従動ホ
イール27における左側周面と帯鋸刃29aの間に間隙
を形成せしめた後に、移送シリンダ85の作動により支
持パイプ83、フォーマ105aを左方向へ僅かに移動
させることにより、駆動ホイール19における右側周面
と帯鋸刃29aの間にも間隙を形成せしめることができ
る。これによって、駆動ホイール19、従動ホイール2
7から帯鋸刃29aを容易に離脱可能な状態にすること
ができる。
【0040】帯鋸刃29aを容易に離脱可能な状態にし
た後に、図14に示すように、制御モータ81を駆動制
御してストックユニット87aを図8おいて反時計回り
方向へ(例えば6度)旋回させることにより、ホイール
19,27から帯鋸刃29aを離脱せしめることができ
ると共に、ストックユニット87aが鋸刃ハウジング1
3に対応する位置から外れて一対のフォーマ105aが
離反する左右方向へ移動する。そして、制御モータ81
を駆動制御してストックユニット87aを図14におい
て反時計回り方向へ例えば10度旋回させつつ、図15
に示すように、昇降シリンダ75の作動により昇降フレ
ーム71を上昇端まで上昇させて、複数のストックユニ
ット87を鋸刃ハウジング13の上方位置に位置せしめ
る。
【0041】昇降フレーム71を上昇端まで上昇させた
後に、図16に示すように、制御モータ81を駆動制御
して適宜のストックユニット89を図16において垂直
下側位置から図16において反時計回り方向へ例えば1
0度だけ旋回した位置に位置せしめる。そして、昇降フ
レーム71、適宜のストックユニット87を昇降シリン
ダ75の作動により下降させると共に、図17に示すよ
うに昇降フレーム71が下降端に接近するとストックユ
ニット87を図17において時計回り方向へ例えば4度
だけ旋回させることによって、適宜のストックユニット
87を鋸刃ハウジング13の後側(図17において右
側)に近接した位置に位置せしめることができる。
【0042】適宜のストックユニット87を鋸刃ハウジ
ング13の後側に近接した位置に位置せしめた後に、図
18に示すように適宜のストックユニット87を図18
において時計回り方向へ旋回させてほぼ垂直状態にす
る。これによって、帯鋸刃29を駆動ホイール19、従
動ホイール27に掛回可能な位置に位置せしめることが
できる。なお、このとき、駆動ホイール19の右側周面
と帯鋸刃29の間及び従動ホイール27の左側周面と帯
鋸刃29の間には間隙が形成してある。
【0043】そして、図19に示すように移送シリンダ
85の作動により適宜のストックユニット87における
フォーマ105を右方向(図19において左方向)へ移
動させることにより、駆動ホイール19の右側周面と帯
鋸刃29の間の間隙を消滅せしめると共に、従動ホイー
ル27を左方向へ移動させることにより、従動ホイール
27の左側周面と帯鋸刃29の間の間隙を消滅せしめる
ことができる。これによって、帯鋸刃29を駆動ホイー
ル19、従動ホイール27に掛回せしめることができ
る。なお、帯鋸刃29を掛回した後に、グリッパ装置9
3の把持状態を解除することにより、適宜のストックユ
ニット87から帯鋸刃27を離脱せしめることができ
る。また、適宜のストックユニット87における一対の
フォーマ105は図21に示すように接近することな
く、開状態のままである。
【0044】帯鋸刃29を駆動ホイール19、従動ホイ
ール27に掛回せしめた後においては、図21、図22
に示すように適宜のストックユニット87を旋回させる
と共に、昇降フレーム71と一体的に上昇させておく。
【0045】最後に、図23に示すように、ワイヤブラ
シ39を下降させると共に、一方のガイドローラ35を
他方のガイドローラ35に接近させて閉状態にして、ロ
ーラ支持部材37を回転させて帯鋸刃29をほぼ90度
ひねって刃先が被切断材Wに対して垂直に向くようにす
る。
【0046】以上のごとき、本実施例によれば、鋸刃ハ
ウジング13の上方位置において複数の帯鋸刃29をス
トックすることができるため、工場のスペースの有効利
用を図ることができる。
【0047】また、左用鋸刃保持装置103aにおける
フォーマ105aにより帯鋸刃29aの左側部分の胴部
を保持し、かつ右用鋸刃保持装置103aにおけるフォ
ーマ105aにより帯鋸刃29aの右側部分の胴部を保
持した状態の下で、従動ホイール27を駆動ホイール1
9に対して接近する右方向へ移動させ、更に支持パイプ
83を左方向へ僅かに移動させることによりることによ
り、従動ホイール27における左側周面と帯鋸刃29a
の間及び従動ホイール27における左側周面と帯鋸刃2
9aの間に間隙をそれぞれ形成せしめることができる。
これによって、駆動ホイール19、従動ホイール27か
ら帯鋸刃29aを容易に離脱可能な状態にすることがで
き、帯鋸刃29の交換作業の作業能率が向上する。
【0048】次に、第2実施例について簡単に説明す
る。この第2実施例は鋸刃保持装置103と異なる構成
の鋸刃保持装置123を用いており、他の構成について
は第1実施例の構成とほぼ同様である。
【0049】鋸刃保持装置123について説明すると、
各ストックユニット87における支持プレート91の左
右(図24、図25において左右)両側部にはフォーマ
105と同様に円弧状の保持面を備えたフォーマ125
がガイド部材127を介してそれぞれ左右方向へ移動自
在に設けてあり、左側のフォーマ125(図25には右
側のフォーマ125のみ図示)は右方向へ、右側のフォ
ーマ125は左方向へそれぞれスプリング129の作用
により付勢されている。左右のフォーマ125の適宜位
置には回転自在なローラ131を備えた支持アーム13
3がそれぞれ設けてあり、鋸刃ハウジング13の左右の
適宜位置には適宜のローラ131を案内するローラガイ
ド135が流体圧シリンダ137の作動により左右方向
へ移動可能に設けてある。そして、適宜のストックユニ
ット87が鋸刃ハウジング13に対応する位置、即ち図
10に示すような垂直状態の位置に位置するときに、適
宜のストックユニット87の適宜のローラ131がロー
ラガイド135に案内されるものである。
【0050】前記構成により、通常の状態の下では、一
対のフォーマ125は離反した開状態にあり、適宜のス
トックユニット87が鋸刃ハウジング13に対応する位
置に位置すると、図24に示すようにローラ131がガ
イドローラ135に案内されて一対のフォーマ125は
スプリング129の付勢力に抗して離反する方向へ移動
する。そして、流体圧シリンダ137を作動させること
により、一対のフォーマ125を接近する方向へ移動さ
せることができる。
【0051】第2実施例においても、第1実施例と同様
の作用、効果を奏するものである。
【0052】なお、本発明は、前述のごとき実施例の説
明に限るものではなく、適宜の変更を行うことによりそ
の他種々の態様で実施可能である。
【0053】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、請求項1又は請求項2に記載の発明によれ
ば、前記鋸刃ハウジングの上方位置において複数の前記
帯鋸刃をストックすることができるため、工場のスペー
スの有効利用を図ることができる。
【0054】また、前記左用鋸刃保持装置により前記帯
鋸刃の左側部分の胴部を保持し、かつ前記右用鋸刃保持
装置により前記帯鋸刃の右側部分の胴部を保持した状態
の下で、前記従動ホイールを前記駆動ホイールに対して
接近する右方向へ移動させ、更に前記支持パイプを左方
向へ僅かに移動させることによりることにより、前記従
動ホイールにおける左側周面と前記帯鋸刃の間及び前記
従動ホイールにおける左側周面と前記帯鋸刃の間に間隙
をそれぞれ形成せしめることができる。これによって、
前記駆動ホイール、前記従動ホイールから前記帯鋸刃を
容易に離脱可能な状態にすることができ、前記帯鋸刃の
交換作業の作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯鋸盤の斜視図である。
【図2】帯鋸盤の正面図である。
【図3】帯鋸盤の右側面図である。
【図4】帯鋸盤の平面図である。
【図5】鋸刃ストック装置の拡大図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】作用説明図である。
【図9】作用説明図である。
【図10】作用説明図である。
【図11】作用説明図である。
【図12】作用説明図である。
【図13】作用説明図である。
【図14】作用説明図である。
【図15】作用説明図である。
【図16】作用説明図である。
【図17】作用説明図である。
【図18】作用説明図である。
【図19】作用説明図である。
【図20】作用説明図である。
【図21】作用説明図である。
【図22】作用説明図である。
【図23】作用説明図である。
【図24】第2実施例の要部である鋸刃保持装置を示す
図である。
【図25】第2実施例の要部である鋸刃保持装置を示す
図である。
【符号の説明】
1 帯鋸盤 3 基台 13 鋸刃ハウジング 29 帯鋸刃 67 鋸刃ストック装置 77 ストックベース 79 回転軸 83 支持パイプ 87 ストックユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 53/00 B23D 55/00 B23Q 3/155 B23Q 3/157

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に鋸刃ハウジングを設け、この鋸刃
    ハウジング内の右部に回転駆動可能な駆動ホイールを設
    け、前記鋸刃ハウジング内の左部に回転自在かつ前記駆
    動ホイールに対して接近離反する左右方向へ移動可能な
    従動ホイールを設け、前記駆動ホイールと前記従動ホイ
    ールに着脱交換可能なエンドレス状の帯鋸刃を掛け回す
    ように設け、 前記鋸刃ハウジングの上方位置においてストックベース
    を前記基台に対して昇降可能に設け、このストックベー
    スに左右方向へ延伸した回転部材を回転可能に設け、こ
    の回転部材の外周部に左右方向へ僅かに移動可能かつ前
    記回転部材に対して回転不能な支持パイプを設け、この
    支持パイプに前記帯鋸刃をストックする複数のストック
    ユニットを放射状に設け、各ストックユニットは、前記
    帯鋸刃の左側部分の胴部を保持する左用鋸刃保持装置
    と、前記帯鋸刃の右側部分の胴部を保持する右用鋸刃保
    持装置とをそれぞれ備えていることを特徴とする帯鋸
    盤。
  2. 【請求項2】 各ストックユニットは、前記帯鋸刃の胴
    部を把持するグリッパ装置をそれぞれ備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の帯鋸盤。
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