JP3426174B2 - 医療用ガイドワイヤ - Google Patents
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- Veterinary Medicine (AREA)
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管狭塞部の治療
等に際して、血管内に挿入するカテーテルの挿入案内等
として使用する医療用ガイドワイヤに関するものであ
る。
等に際して、血管内に挿入するカテーテルの挿入案内等
として使用する医療用ガイドワイヤに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】血管造影を目的として、極細可撓管体の
カテーテルを血管内に挿入したり、または、冠状動脈の
閉塞部位の治療にバルーンカテーテルを血管内に挿入す
るのに際し、そのカテーテルの挿入を安全確実にするた
めに、可撓性線材からなる医療用ガイドワイヤが用いら
れており、特公平４−２５０２４号公報・特公平４‐２
９２１７５号公報に示される公知例がある。
カテーテルを血管内に挿入したり、または、冠状動脈の
閉塞部位の治療にバルーンカテーテルを血管内に挿入す
るのに際し、そのカテーテルの挿入を安全確実にするた
めに、可撓性線材からなる医療用ガイドワイヤが用いら
れており、特公平４−２５０２４号公報・特公平４‐２
９２１７５号公報に示される公知例がある。
【０００３】そして、この医療用ガイドワイヤ（以下、
単にガイドワイヤという）は、曲りくねった複雑な径路
の血管・分岐血管に先端部分から挿入するので、柔軟な
可撓性と進行方向の荷重に対する垂直荷重性（耐座屈
性）が要求され、さらに、体外に位置する端末部分を回
転させながら血管内へ挿入し進行させるので、その回転
に対する応分の捩り剛性と、端末部分の操作によって血
管内の先端部分の方向が操作できるステアリング性を併
有する機械的性質が必要であり、その先端部分は、ワイ
ヤ主体となる極細線のコア材に、コイルばねを嵌装着し
た基本形態のものがあり、その基本形態のものの機械的
性質を良好に確保する技術意図から、先端部分のコイル
ばね径を該先端部分に続く本体部分のコイルばね径より
細径にした「先細コイルばね形態」のものが、実開昭５
９―１６６４９号・特公平６―１１３３９号公報に提案
されている。
単にガイドワイヤという）は、曲りくねった複雑な径路
の血管・分岐血管に先端部分から挿入するので、柔軟な
可撓性と進行方向の荷重に対する垂直荷重性（耐座屈
性）が要求され、さらに、体外に位置する端末部分を回
転させながら血管内へ挿入し進行させるので、その回転
に対する応分の捩り剛性と、端末部分の操作によって血
管内の先端部分の方向が操作できるステアリング性を併
有する機械的性質が必要であり、その先端部分は、ワイ
ヤ主体となる極細線のコア材に、コイルばねを嵌装着し
た基本形態のものがあり、その基本形態のものの機械的
性質を良好に確保する技術意図から、先端部分のコイル
ばね径を該先端部分に続く本体部分のコイルばね径より
細径にした「先細コイルばね形態」のものが、実開昭５
９―１６６４９号・特公平６―１１３３９号公報に提案
されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上のコイルばね嵌装
形態の従来のガイドワイヤは、血流状態の狭塞病変部へ
先端部分が到達したとき血流確保が困難にして治療性を
妨げる。そして、前記先細コイルばね形態のものは応分
の機械的性質の向上が図れるものの、血管内への挿入進
行と病変部への留置セットの操作を「体外に出した後端
部を押したり回転させる遠隔操作」のみによってコント
ロールするので、その操作難度は高くして相当の熟練を
要すると共に、その遠隔操作を円滑に伝達するためのガ
イドワイヤの捩り剛性・強い捩りによる破断防止性・垂
直荷重性・ステアリング性等の前記の機械的性質の厳格
な配慮が不可欠になる。
形態の従来のガイドワイヤは、血流状態の狭塞病変部へ
先端部分が到達したとき血流確保が困難にして治療性を
妨げる。そして、前記先細コイルばね形態のものは応分
の機械的性質の向上が図れるものの、血管内への挿入進
行と病変部への留置セットの操作を「体外に出した後端
部を押したり回転させる遠隔操作」のみによってコント
ロールするので、その操作難度は高くして相当の熟練を
要すると共に、その遠隔操作を円滑に伝達するためのガ
イドワイヤの捩り剛性・強い捩りによる破断防止性・垂
直荷重性・ステアリング性等の前記の機械的性質の厳格
な配慮が不可欠になる。
【０００５】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
るガイドワイヤを提供するものである。
るガイドワイヤを提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のガイドワイヤは「長尺可撓性のコア材にコイ
ルばねを遊嵌装した先端部分からなる医療用ガイドワイ
ヤにおいて、該コイルばねのコイル線材間に遊隙を設
け、該線材間遊隙が前記先端部分の少くとも中間部位か
ら前端に貫通するスパイラル状の血流路を形成し、か
つ、該血流路の始端部位の前記コイルばね内周と前記コ
ア材との遊隙を塞ぐ遊隙閉塞部を設けた構造からなる第
一発明の医療用ガイドワイヤ」と、
る本発明のガイドワイヤは「長尺可撓性のコア材にコイ
ルばねを遊嵌装した先端部分からなる医療用ガイドワイ
ヤにおいて、該コイルばねのコイル線材間に遊隙を設
け、該線材間遊隙が前記先端部分の少くとも中間部位か
ら前端に貫通するスパイラル状の血流路を形成し、か
つ、該血流路の始端部位の前記コイルばね内周と前記コ
ア材との遊隙を塞ぐ遊隙閉塞部を設けた構造からなる第
一発明の医療用ガイドワイヤ」と、
【０００７】「長尺可撓性のコア材にコイルばねを遊嵌
装した先端部分からなる医療用ガイドワイヤにおいて、
該コイルばねが、太径線と細径線からなる複数のコイル
ばねをコイル芯を同一にして該太径線と該細径線のコイ
ルが交互配列された多条コイルばねからなり、該太径線
と該細径線のコイル外周によって、前記先端部分の少く
とも中間部位から先端に貫通するスパイラル状の血流路
を形成した構造からなる第二発明の医療用ガイドワイ
ヤ」になっている。
装した先端部分からなる医療用ガイドワイヤにおいて、
該コイルばねが、太径線と細径線からなる複数のコイル
ばねをコイル芯を同一にして該太径線と該細径線のコイ
ルが交互配列された多条コイルばねからなり、該太径線
と該細径線のコイル外周によって、前記先端部分の少く
とも中間部位から先端に貫通するスパイラル状の血流路
を形成した構造からなる第二発明の医療用ガイドワイ
ヤ」になっている。
【０００８】即ち、前記第一第二発明の医療用ガイドワ
イヤは、血管内血流の流体特性を活用して前記技術課題
の解決を図る技術思想からなるものにして、先端部分が
狭塞病変部へ到達して栓づめ状態になっても、前記第一
発明のコイル線材間のスパイラル状血流路または前記第
二発明のコイルばね外周のスパイラル状血流路によって
応分の血流を維持・確保すると共に、その血流の流体動
圧によって該先端部分に自力前進力と自力回転力を発生
付与させることを特徴とするものである。
イヤは、血管内血流の流体特性を活用して前記技術課題
の解決を図る技術思想からなるものにして、先端部分が
狭塞病変部へ到達して栓づめ状態になっても、前記第一
発明のコイル線材間のスパイラル状血流路または前記第
二発明のコイルばね外周のスパイラル状血流路によって
応分の血流を維持・確保すると共に、その血流の流体動
圧によって該先端部分に自力前進力と自力回転力を発生
付与させることを特徴とするものである。
【０００９】なお、本発明の前記構成において「コア材
へのコイルばねの遊嵌装」とは円形横断面のコア材の全
周がコイルばねの内周に対して遊嵌する形態と、方形横
断面のコア材の外周の一部がコイルばねの内周に接合し
た形態を含めたものを意味する。そして、前記第一第二
発明のコア材に遊嵌装するコイルばねは、段落０００３
に示した公知の「テーパー径コイルばね部を、細径コイ
ルばね部と太径コイルばね部の間に介在して一体に連設
した先細形態のコイルばね」または公知の「全長が一様
コイル径のコイルばね」のいずれも対象になると共に、
前記第一第二発明の併合構成の態様も採択する。
へのコイルばねの遊嵌装」とは円形横断面のコア材の全
周がコイルばねの内周に対して遊嵌する形態と、方形横
断面のコア材の外周の一部がコイルばねの内周に接合し
た形態を含めたものを意味する。そして、前記第一第二
発明のコア材に遊嵌装するコイルばねは、段落０００３
に示した公知の「テーパー径コイルばね部を、細径コイ
ルばね部と太径コイルばね部の間に介在して一体に連設
した先細形態のコイルばね」または公知の「全長が一様
コイル径のコイルばね」のいずれも対象になると共に、
前記第一第二発明の併合構成の態様も採択する。
【００１０】
【作用】以上の本発明の医療用ガイドワイヤは、先端部
分のコイル線間またはコイル外周にスパイラル状に連続
する血流路が存在するので、先端部分を狭塞病変部の狭
隘部分に挿入留置する場合、その先端部分の外周と狭塞
部との間隙が極度に狭小となったり、先端部分が狭塞病
変部に栓づめ状態になっても、先端部分のコイルばねの
長手方向に連続して貫通する前記血流路によって応分の
血流が維持・確保できる。
分のコイル線間またはコイル外周にスパイラル状に連続
する血流路が存在するので、先端部分を狭塞病変部の狭
隘部分に挿入留置する場合、その先端部分の外周と狭塞
部との間隙が極度に狭小となったり、先端部分が狭塞病
変部に栓づめ状態になっても、先端部分のコイルばねの
長手方向に連続して貫通する前記血流路によって応分の
血流が維持・確保できる。
【００１１】そして、健常な血管部分から狭塞病変部へ
接近したガイドワイヤ周辺の血流は、その狭塞病変部へ
の接近によって血流路が狭められて高速化して前記血流
路に入って高速スパイラル流するので、その高速スパイ
ラル血流の流体動圧によってガイドワイヤ先端部分に強
い自力前進力と自力回転力が発生付与される。
接近したガイドワイヤ周辺の血流は、その狭塞病変部へ
の接近によって血流路が狭められて高速化して前記血流
路に入って高速スパイラル流するので、その高速スパイ
ラル血流の流体動圧によってガイドワイヤ先端部分に強
い自力前進力と自力回転力が発生付与される。
【００１２】そして、その流体動圧による先端部分の自
力前進力と自力回転力は、健常な血管内においても微弱
ながら発生するので、ガイドワイヤ先端部分の病変部へ
の導入進行と留置セットは、体外後端部の手動操作力に
前記の自力前進力・自力回転力が加算されて先端部分の
可動性が向上するので、その操作が一段とし易くなると
共に、ガイドワイヤ中間部分が伝達すべき操作力が低減
するので、ガイドワイヤに要求される厳格な機械的性質
が若干緩和できる。
力前進力と自力回転力は、健常な血管内においても微弱
ながら発生するので、ガイドワイヤ先端部分の病変部へ
の導入進行と留置セットは、体外後端部の手動操作力に
前記の自力前進力・自力回転力が加算されて先端部分の
可動性が向上するので、その操作が一段とし易くなると
共に、ガイドワイヤ中間部分が伝達すべき操作力が低減
するので、ガイドワイヤに要求される厳格な機械的性質
が若干緩和できる。
【００１３】さらに、前記第一発明のガイドワイヤは前
記の遊隙閉鎖部が存在するので、前記スパイラル血流路
に通じる「コア材とコイルばね間の遊隙」に入った血流
は、その遊隙閉鎖部が血流堰として機能してガイドワイ
ヤ後方への逆流が防止されてて前進流となり、前記の血
流確保と自力前進力付与作用が一段と顕著にして安定す
る。
記の遊隙閉鎖部が存在するので、前記スパイラル血流路
に通じる「コア材とコイルばね間の遊隙」に入った血流
は、その遊隙閉鎖部が血流堰として機能してガイドワイ
ヤ後方への逆流が防止されてて前進流となり、前記の血
流確保と自力前進力付与作用が一段と顕著にして安定す
る。
【００１４】さらに、本発明の医療用ガイドワイヤは前
記のスパイラル状血流路を有し、かつ先細形態であるこ
とから、狭塞病変部へ接近した先端部が芯振れをするこ
となく前進して狭塞部への挿入進行がし易い特有作用が
ある。即ち、医療用ガイドワイヤは血管内への円滑な挿
入進行を図るための「半円球または略半円球の先丸形状
の先導栓」をコア材に嵌装したコイルばねの先端に備え
る形態が不可欠になる。従って、該先導栓の栓周を高速
血流がストレート流すると、先導栓の前方に「公知のカ
ルマン渦列が生じて先導栓部位の芯振れ現象」を生じて
「偏心型・不整型・複雑型・長大型等の多様形態の狭塞
部位」への挿入進行性を妨げる不良作用が存在する。し
かし、前記構成の本発明のものは、前記スパイラル状血
流路によるスパイラル血流が先導栓の栓周を通過するの
で有害なカルマン渦列の発生がなく、先導栓部位が芯振
れしないで安定するので狭塞病変部への進入進行性が特
段にし易くなる。
記のスパイラル状血流路を有し、かつ先細形態であるこ
とから、狭塞病変部へ接近した先端部が芯振れをするこ
となく前進して狭塞部への挿入進行がし易い特有作用が
ある。即ち、医療用ガイドワイヤは血管内への円滑な挿
入進行を図るための「半円球または略半円球の先丸形状
の先導栓」をコア材に嵌装したコイルばねの先端に備え
る形態が不可欠になる。従って、該先導栓の栓周を高速
血流がストレート流すると、先導栓の前方に「公知のカ
ルマン渦列が生じて先導栓部位の芯振れ現象」を生じて
「偏心型・不整型・複雑型・長大型等の多様形態の狭塞
部位」への挿入進行性を妨げる不良作用が存在する。し
かし、前記構成の本発明のものは、前記スパイラル状血
流路によるスパイラル血流が先導栓の栓周を通過するの
で有害なカルマン渦列の発生がなく、先導栓部位が芯振
れしないで安定するので狭塞病変部への進入進行性が特
段にし易くなる。
【００１５】さらに、本発明のスパイラル状血流路は、
コア材に嵌装したコイルばねの外周一様に細かいリード
ピッチで存在する形態を有するので、血管内挿入性を向
上させる意図で先端部分に滑り剤を施す場合の「滑り剤
プール溝」としても活用できる副次作用がある。
コア材に嵌装したコイルばねの外周一様に細かいリード
ピッチで存在する形態を有するので、血管内挿入性を向
上させる意図で先端部分に滑り剤を施す場合の「滑り剤
プール溝」としても活用できる副次作用がある。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を説明す
る。まず、前記第一発明一実施例のガイドワイヤ１Ａを
図１参照して説明する。即ち、可撓性細長体のコア材３
にコイルばね５を遊嵌装した先端部分２からなり、その
コイルばね５が先端側の「一様コイル径の細径Ｄ１から
なる細径コイル部６」と、その細径コイル部６に続く
「テーパー径コイル部７」と、そのテーパー径コイル部
７に続く「一様コイル径の太径Ｄ２からなる太径コイル
部８」を一体に連設して、そのテーパー径コイル部７の
介在によって、コイル径が先端方向に滑かに徐変縮径す
る先細形態のガイドワイヤ１Ａにおいて、下記に詳述す
るスパイラル状の血流路１０と「コア材３とテーパー径
コイルばね部７との遊隙を閉鎖する遊隙閉鎖部１２」を
備えている。
る。まず、前記第一発明一実施例のガイドワイヤ１Ａを
図１参照して説明する。即ち、可撓性細長体のコア材３
にコイルばね５を遊嵌装した先端部分２からなり、その
コイルばね５が先端側の「一様コイル径の細径Ｄ１から
なる細径コイル部６」と、その細径コイル部６に続く
「テーパー径コイル部７」と、そのテーパー径コイル部
７に続く「一様コイル径の太径Ｄ２からなる太径コイル
部８」を一体に連設して、そのテーパー径コイル部７の
介在によって、コイル径が先端方向に滑かに徐変縮径す
る先細形態のガイドワイヤ１Ａにおいて、下記に詳述す
るスパイラル状の血流路１０と「コア材３とテーパー径
コイルばね部７との遊隙を閉鎖する遊隙閉鎖部１２」を
備えている。
【００１７】詳しくは、テーパー径コイル部７の長手方
向の中間の任意ポジションに「コア材３とテーパー径コ
イル部７内周との遊隙Ｃ２を埋めて、テーパー径コイル
部７とコア材３を連結固定する環状の遊隙閉鎖部１２が
設けられ、さらに、この遊隙閉鎖部１２から先端部分２
の先端に至るテーパー径コイル部７と細径コイル部６の
隣接コイル線間には、線間遊隙Ｃ１が存在し、この線間
遊隙Ｃ１がスパイラル状に連続する血流路１０を形成し
ている。なお、この実施例の遊隙閉鎖部１２は公知の
「金属ローによるロー付け手段」または「接着材による
接着手段」等によって形成される。
向の中間の任意ポジションに「コア材３とテーパー径コ
イル部７内周との遊隙Ｃ２を埋めて、テーパー径コイル
部７とコア材３を連結固定する環状の遊隙閉鎖部１２が
設けられ、さらに、この遊隙閉鎖部１２から先端部分２
の先端に至るテーパー径コイル部７と細径コイル部６の
隣接コイル線間には、線間遊隙Ｃ１が存在し、この線間
遊隙Ｃ１がスパイラル状に連続する血流路１０を形成し
ている。なお、この実施例の遊隙閉鎖部１２は公知の
「金属ローによるロー付け手段」または「接着材による
接着手段」等によって形成される。
【００１８】以上の図１実施例のガイドワイヤ１Ａは前
記の作用がある。即ち、血管内へ挿入したガイドワイヤ
１Ａの先端部分２が狭塞病変部１３（以下、単に病変部
１３という）に達して病変部１３壁部との間隙が極めて
小になったり、病変部１３に栓づめ状態になると、病変
部１３への接近によって先端部分２周辺の血流路１０Ａ
が狭められた血流１６が増速して血流路１０に高速流入
する高速スパイラル血流１７を生ずる。そして、このス
パイラル血流１７の一部がコイル部６・７の内側の遊隙
Ｃ２に流入するものの、この遊隙流入血流は遊隙閉鎖部
１２が血流堰として機能して逆流が防止されて前進血流
１８となり、この前進血流１８が細径コイル部６の先端
を閉じる先導栓１５に衝突してスパイラル血流１７と合
流して先端部分２を通過する。かくして、先端部分２を
通過する血流が維持・確保される。
記の作用がある。即ち、血管内へ挿入したガイドワイヤ
１Ａの先端部分２が狭塞病変部１３（以下、単に病変部
１３という）に達して病変部１３壁部との間隙が極めて
小になったり、病変部１３に栓づめ状態になると、病変
部１３への接近によって先端部分２周辺の血流路１０Ａ
が狭められた血流１６が増速して血流路１０に高速流入
する高速スパイラル血流１７を生ずる。そして、このス
パイラル血流１７の一部がコイル部６・７の内側の遊隙
Ｃ２に流入するものの、この遊隙流入血流は遊隙閉鎖部
１２が血流堰として機能して逆流が防止されて前進血流
１８となり、この前進血流１８が細径コイル部６の先端
を閉じる先導栓１５に衝突してスパイラル血流１７と合
流して先端部分２を通過する。かくして、先端部分２を
通過する血流が維持・確保される。
【００１９】そして、その高速のスパイラル血流１７と
前進血流１８の流体動圧によって、コイル部６・７は引
き伸ばし外力を生じて先端部分２の自力前進力Ｆとスパ
イラル角に基づく自力回転力Ｔが生ずる。即ち、コイル
部６・７のコイル線材径は極めて細径にして微小外力に
よって極めて容易に長手方向弾性伸びを生ずる特性を有
するので、スパイラル血流１７による伸び応力が自力前
進力Ｆ・自力回転力Ｔに変換される。従って、体外に位
置する後端部（図示しない）を手作業操作して、先端部
分２を病変部１３に導入セットさせるガイドワイヤ１Ａ
の病変部１３への留置セット操作は、その自力前進力Ｆ
と自動回転力Ｔの加算によって極めてやり易くして的確
迅速にできる。そして、そのスパイラル血流１７と前進
血流１８は先端部分２が通過する健常血管内でも微弱な
がら生ずるのでガイドワイヤ１Ａの血管内挿入性が一段
と向上する。
前進血流１８の流体動圧によって、コイル部６・７は引
き伸ばし外力を生じて先端部分２の自力前進力Ｆとスパ
イラル角に基づく自力回転力Ｔが生ずる。即ち、コイル
部６・７のコイル線材径は極めて細径にして微小外力に
よって極めて容易に長手方向弾性伸びを生ずる特性を有
するので、スパイラル血流１７による伸び応力が自力前
進力Ｆ・自力回転力Ｔに変換される。従って、体外に位
置する後端部（図示しない）を手作業操作して、先端部
分２を病変部１３に導入セットさせるガイドワイヤ１Ａ
の病変部１３への留置セット操作は、その自力前進力Ｆ
と自動回転力Ｔの加算によって極めてやり易くして的確
迅速にできる。そして、そのスパイラル血流１７と前進
血流１８は先端部分２が通過する健常血管内でも微弱な
がら生ずるのでガイドワイヤ１Ａの血管内挿入性が一段
と向上する。
【００２０】なお、この図１実施例のガイドワイヤ１Ａ
は、円形断面の芯材３に０．０７２粍直径の線材をコイ
ルしたコイルばね５が遊嵌装されて全長約２００粍の先
端部分２を形成しており、細径コイル部６のコイル外直
径＝０．２５粍、太径コイル部８のコイル外直径＝０．
３５５粍の寸法諸元である。
は、円形断面の芯材３に０．０７２粍直径の線材をコイ
ルしたコイルばね５が遊嵌装されて全長約２００粍の先
端部分２を形成しており、細径コイル部６のコイル外直
径＝０．２５粍、太径コイル部８のコイル外直径＝０．
３５５粍の寸法諸元である。
【００２１】続いて、図２を参照して前記第二発明のガ
イドワイヤ１Ｂの一実施例を説明する。即ち、図１実施
例と同様にコア材３に「細径コイル部６とテーパー径コ
イル部７と太径コイル部８」を連設したコイルばね５を
遊嵌装した先端部分２を有するものにおいて、コイルば
ね５の全体が「太径線２０をコイル巻回してなる太径線
コイルばね２２」と「その太径線コイルばね２２と同一
のコイル中心径Ｄ３を有して細径線２１を巻回してなる
細径線コイルばね２３」の２個のコイルばねをコイル芯
２６を同一線上にして組合せた多条コイルばねにして、
その太径線２０と細径線２１が交互配設されて相互密着
する形態を有し、太径線２０と細径線２１の径差による
段差が、コイル部６・７の外周にスパイラル状に現れる
凹条溝の血流路１０を形成している。
イドワイヤ１Ｂの一実施例を説明する。即ち、図１実施
例と同様にコア材３に「細径コイル部６とテーパー径コ
イル部７と太径コイル部８」を連設したコイルばね５を
遊嵌装した先端部分２を有するものにおいて、コイルば
ね５の全体が「太径線２０をコイル巻回してなる太径線
コイルばね２２」と「その太径線コイルばね２２と同一
のコイル中心径Ｄ３を有して細径線２１を巻回してなる
細径線コイルばね２３」の２個のコイルばねをコイル芯
２６を同一線上にして組合せた多条コイルばねにして、
その太径線２０と細径線２１が交互配設されて相互密着
する形態を有し、太径線２０と細径線２１の径差による
段差が、コイル部６・７の外周にスパイラル状に現れる
凹条溝の血流路１０を形成している。
【００２２】この図２実施例のガイドワイヤ１Ｂは、前
記のガイドワイヤ１Ａと同様に、血流路１０を通る高速
のスパイラル血流１７が生じて先端部分２に自力前進力
Ｆと自力回転力Ｔを生じさせる。そして、その先端部分
２は病変部１３に接合する外周が、細径線２１の介在に
よってスパイラルリードが大となった太径線２０となる
ので、病変部１３へ接触した先端部分２の一回転による
前進量が大にして、先端部分２の病変部１３の通過留置
操作が一段と簡便にしてし易くなる。
記のガイドワイヤ１Ａと同様に、血流路１０を通る高速
のスパイラル血流１７が生じて先端部分２に自力前進力
Ｆと自力回転力Ｔを生じさせる。そして、その先端部分
２は病変部１３に接合する外周が、細径線２１の介在に
よってスパイラルリードが大となった太径線２０となる
ので、病変部１３へ接触した先端部分２の一回転による
前進量が大にして、先端部分２の病変部１３の通過留置
操作が一段と簡便にしてし易くなる。
【００２３】続いて、図３を参照して前記第二発明の他
の実施例のガイドワイヤ１Ｂを説明する。即ち、図２の
ものと同様に先端部分２が多条コイルばね形態のものに
おいて、この図３のものは太径線コイルばね２２と細径
線コイルばね２３のコイル内径Ｄ４が同一になってい
る。この図３実施例のものは太径線２０と細径線２１と
の径差による血流路１０のキャパシティーが大にして、
病変部１３へ挿入留置したときの血流量が大になる。
の実施例のガイドワイヤ１Ｂを説明する。即ち、図２の
ものと同様に先端部分２が多条コイルばね形態のものに
おいて、この図３のものは太径線コイルばね２２と細径
線コイルばね２３のコイル内径Ｄ４が同一になってい
る。この図３実施例のものは太径線２０と細径線２１と
の径差による血流路１０のキャパシティーが大にして、
病変部１３へ挿入留置したときの血流量が大になる。
【００２４】なお、この図２・図３に示す多条コイルば
ね形態のものは、図４（Ａ）のように細径線コイルばね
２３を「細径線２１を２本並列密着にした２条コイルば
ね」にして太径線コイルばね２２と組合せたり、図４
（Ｂ）のように、細径線２１より太径にして、かつ、太
径線２０より小径の中径線２５（または細径線２１）か
らなり「太径線コイルばね２２よりコイル径が小にし
て、かつ、細径線コイルばね２３よりコイル径が大なる
中径コイルばね２４」を太径線コイルばね２２と細径線
ばね２３の間に（コイル芯２６を同一にして）介在配設
した３条コイル形態に成し、それ等のコイル外周がなす
血流路１０のキャパシティーのさらなる増大を図る態様
を採択することがある。
ね形態のものは、図４（Ａ）のように細径線コイルばね
２３を「細径線２１を２本並列密着にした２条コイルば
ね」にして太径線コイルばね２２と組合せたり、図４
（Ｂ）のように、細径線２１より太径にして、かつ、太
径線２０より小径の中径線２５（または細径線２１）か
らなり「太径線コイルばね２２よりコイル径が小にし
て、かつ、細径線コイルばね２３よりコイル径が大なる
中径コイルばね２４」を太径線コイルばね２２と細径線
ばね２３の間に（コイル芯２６を同一にして）介在配設
した３条コイル形態に成し、それ等のコイル外周がなす
血流路１０のキャパシティーのさらなる増大を図る態様
を採択することがある。
【００２５】続いて、図５を参照して第一第二発明の併
合構成からなる本発明一実施例のガイドワイヤ１Ｃを説
明する。即ち、図５（Ａ）に示すものは図１実施例のガ
イドワイヤ１Ａと図２実施例のガイドワイヤ１Ｂの併合
構成にして、テーパー径コイル部７の中間ポジションに
「図１のものと同様な遊隙閉鎖部１２」が設けられると
共に、この遊隙閉鎖部１２から先端に至るコイル部６・
７が「太径線２０をコイル巻回してなる太径線コイルば
ね２２」と「細径線２１を巻回してなる細径線コイルば
ね２３」からなる図２実施例と同様な多条コイルばね形
態にして、隣接する太径線２０と細径線２１の間には線
間遊隙Ｃ１が設定されている。また図５（Ｂ）に示すも
のは、同じく図１実施例のガイドワイヤ１Ａと図４実施
例のガイドワイヤ１Ｂとの併合構成になっている。この
図５実施例のガイドワイヤ１Ｃはガイドワイヤ１Ａ・１
Ｂの併合作用が享受できる。
合構成からなる本発明一実施例のガイドワイヤ１Ｃを説
明する。即ち、図５（Ａ）に示すものは図１実施例のガ
イドワイヤ１Ａと図２実施例のガイドワイヤ１Ｂの併合
構成にして、テーパー径コイル部７の中間ポジションに
「図１のものと同様な遊隙閉鎖部１２」が設けられると
共に、この遊隙閉鎖部１２から先端に至るコイル部６・
７が「太径線２０をコイル巻回してなる太径線コイルば
ね２２」と「細径線２１を巻回してなる細径線コイルば
ね２３」からなる図２実施例と同様な多条コイルばね形
態にして、隣接する太径線２０と細径線２１の間には線
間遊隙Ｃ１が設定されている。また図５（Ｂ）に示すも
のは、同じく図１実施例のガイドワイヤ１Ａと図４実施
例のガイドワイヤ１Ｂとの併合構成になっている。この
図５実施例のガイドワイヤ１Ｃはガイドワイヤ１Ａ・１
Ｂの併合作用が享受できる。
【００２６】なお、以上の図１〜図５実施例のガイドワ
イヤ１Ａ〜１Ｃは、いずれもコイルばね５が先細形態に
して円形横断面のコア材３に嵌装されている。従って、
その先細形態に基づく「病変部１３の閉塞凹みを捕捉し
易く、かつ、狭塞部に進入し易い」等のメリット作用が
当然に存在すると共に、円形横断面コア材３であること
から前記自力回転力Ｔが発生し易いメリット作用があ
る。そして、本発明における線間遊隙Ｃ１は、血栓を生
ずることなくスパイラル血流１７が生ずる微小遊隙が確
保され、コイルばね内周とコア材３との遊隙Ｃ２は、遊
隙Ｃ１によるスパイラル血流１７を阻害しない範囲の微
小遊隙に設定される。
イヤ１Ａ〜１Ｃは、いずれもコイルばね５が先細形態に
して円形横断面のコア材３に嵌装されている。従って、
その先細形態に基づく「病変部１３の閉塞凹みを捕捉し
易く、かつ、狭塞部に進入し易い」等のメリット作用が
当然に存在すると共に、円形横断面コア材３であること
から前記自力回転力Ｔが発生し易いメリット作用があ
る。そして、本発明における線間遊隙Ｃ１は、血栓を生
ずることなくスパイラル血流１７が生ずる微小遊隙が確
保され、コイルばね内周とコア材３との遊隙Ｃ２は、遊
隙Ｃ１によるスパイラル血流１７を阻害しない範囲の微
小遊隙に設定される。
【００２７】
【発明の効果】以上の説明のとおり本発明の医療用ガイ
ドワイヤは、狭塞病変部へ挿入留置して病変部治療をす
る場合に、その病変部を貫流する血流が維持確保できる
ので、治療性の向上と患者の苦痛が緩和できる。そし
て、その病変部への挿入留置に際して先端部分が自力前
進力と自力回転力を発生するので、体外後端部によるガ
イドワイヤの手動操作が一段と簡易化・能率化し、さら
に、ガイドワイヤに課せられる厳格な機械的性質の緩和
が可能になり、ガイドワイヤの構造簡素化をもたらす。
以上の諸効果がある。
ドワイヤは、狭塞病変部へ挿入留置して病変部治療をす
る場合に、その病変部を貫流する血流が維持確保できる
ので、治療性の向上と患者の苦痛が緩和できる。そし
て、その病変部への挿入留置に際して先端部分が自力前
進力と自力回転力を発生するので、体外後端部によるガ
イドワイヤの手動操作が一段と簡易化・能率化し、さら
に、ガイドワイヤに課せられる厳格な機械的性質の緩和
が可能になり、ガイドワイヤの構造簡素化をもたらす。
以上の諸効果がある。
【図１】第一発明一実施例の医療用ガイドワイヤを示
し、（Ａ）はその先端部分の正面図、（Ｂ）は（Ａ）の
使用状態の部分拡大正面図
し、（Ａ）はその先端部分の正面図、（Ｂ）は（Ａ）の
使用状態の部分拡大正面図
【図２】第二発明一実施例の医療用ガイドワイヤを示
し、（Ａ）はその先端部分の正面図、（Ｂ）は（Ａ）の
使用状態の正面図
し、（Ａ）はその先端部分の正面図、（Ｂ）は（Ａ）の
使用状態の正面図
【図３】第二発明の他の実施例の医療用ガイドワイヤの
先端部分の部分正面図
先端部分の部分正面図
【図４】第二発明の他の実施例の医療用ガイドワイヤの
先端部分を示し、（Ａ）（Ｂ）ともその部分正面図
先端部分を示し、（Ａ）（Ｂ）ともその部分正面図
【図５】第一第二発明の併合構成の一実施例の医療用ガ
イドワイヤの先端部分を示し、（Ａ）（Ｂ）ともそのの
部分正面図
イドワイヤの先端部分を示し、（Ａ）（Ｂ）ともそのの
部分正面図
１Ａ・１Ｂ・１Ｃ 医療用ガイドワイヤ
２ 先端部分
３ コア材
５ コイルばね
６ 細径コイル部
７ テーパー径コイル部
８ 太径コイル部
１０ 血流路
１２ 遊隙閉鎖部
１３ 狭塞病変部
１５ 先導栓
１６ 血流
１７ スパイラル血流
１８ 前進血流
２０ 太径線
２１ 細径線
２２ 太径線コイルばね
２３ 細径線コイルばね
２４ 中径コイルばね
２５ 中径線
Ｃ１・Ｃ２ 遊隙
Ｆ 自力前進力
Ｔ 自力回転力
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平10−328309（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−178930（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−280814（ＪＰ，Ａ)
実開 平２−68859（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−93540（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61M 25/01
Claims (6)
- 【請求項１】 長尺可撓性のコア材にコイルばねを遊嵌
装した先端部分からなる医療用ガイドワイヤにおいて、
該コイルばねのコイル線材間に遊隙を設け、該線材間遊
隙が前記先端部分の少くとも中間部位から前端に貫通す
るスパイラル状の血流路を形成し、かつ、該血流路の始
端部位の前記コイルばね内周と前記コア材との遊隙を塞
ぐ遊隙閉塞部を設けた構造を特徴とする医療用ガイドワ
イヤ。 - 【請求項２】 長尺可撓性のコア材にコイルばねを遊嵌
装した先端部分からなる医療用ガイドワイヤにおいて、
該コイルばねが、太径線と細径線からなる複数のコイル
ばねをコイル芯を同一にして該太径線と該細径線のコイ
ルが交互配列された多条コイルばねからなり、該太径線
と該細径線のコイル外周によって、前記先端部分の少く
とも中間部位から先端に貫通するスパイラル状の血流路
を形成した構造を特徴とする医療用ガイドワイヤ。 - 【請求項３】 コア材に遊嵌装したコイルばねが、先端
側の一様コイル径の細径コイル部と該細径コイル部に続
くテーパー径コイル部と該テーパー径コイル部に続く太
径コイル部の連設からなり、スパイラル状の血流路の始
端が該テーパー径コイル部に存在する請求項１または請
求項２の医療用ガイドワイヤ。 - 【請求項４】 コイルばねの全長が一様径である請求項
１または請求項２の医療用ガイドワイヤ。 - 【請求項５】 太径線コイルと細径線コイルの隣接線材
間に遊隙を設け、該線材間遊隙がスパイラル状の血流路
を形成し、かつ、該血流路の始端部位のコイルばね内周
とコア材との遊隙を塞ぐ遊隙閉鎖部を設けた構造からな
る請求項２の医療用ガイドワイヤ。 - 【請求項６】 太径線コイルよりコイル径が少にして、
かつ、細径線コイルよりコイル径が大なる中径コイル
を、太径線コイルと細径線コイルとの間にコイル芯を同
一にして介在させた３条コイルばねからなる請求項２の
医療用ガイドワイヤ。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36636599A JP3426174B2 (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 医療用ガイドワイヤ |
| ES01305185T ES2278690T3 (es) | 1999-12-24 | 2001-06-14 | Un alambre de guia medico. |
| AT01305185T ATE354395T1 (de) | 1999-12-24 | 2001-06-14 | Medizinischer führungsdraht |
| DE60126749T DE60126749T2 (de) | 1999-12-24 | 2001-06-14 | Medizinischer Führungsdraht |
| EP01305185A EP1266670B1 (en) | 1999-12-24 | 2001-06-14 | A medical guide wire |
| US09/884,913 US6648837B2 (en) | 1999-12-24 | 2001-06-21 | Medical guide wire |
| HK03103195A HK1050862A1 (en) | 1999-12-24 | 2003-05-06 | A medical guide wire |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36636599A JP3426174B2 (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 医療用ガイドワイヤ |
| EP01305185A EP1266670B1 (en) | 1999-12-24 | 2001-06-14 | A medical guide wire |
| US09/884,913 US6648837B2 (en) | 1999-12-24 | 2001-06-21 | Medical guide wire |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001178829A JP2001178829A (ja) | 2001-07-03 |
| JP3426174B2 true JP3426174B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=27224355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6648837B2 (ja) |
| EP (1) | EP1266670B1 (ja) |
| JP (1) | JP3426174B2 (ja) |
| AT (1) | ATE354395T1 (ja) |
| DE (1) | DE60126749T2 (ja) |
| ES (1) | ES2278690T3 (ja) |
| HK (1) | HK1050862A1 (ja) |
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| US7780611B2 (en) * | 2003-05-01 | 2010-08-24 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Medical instrument with controlled torque transmission |
| JP3626488B1 (ja) | 2004-03-15 | 2005-03-09 | 朝日インテック株式会社 | 医療用ガイドワイヤ |
| US20090187116A1 (en) * | 2004-04-05 | 2009-07-23 | Yasuharu Noishiki | Method for harvesting bone marrow and its medical apparatus |
| US8545418B2 (en) | 2004-08-25 | 2013-10-01 | Richard R. Heuser | Systems and methods for ablation of occlusions within blood vessels |
| JP4693091B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2011-06-01 | 朝日インテック株式会社 | カテーテル及びその製造方法 |
| JP4771456B2 (ja) * | 2005-05-13 | 2011-09-14 | テルモ株式会社 | カテーテル |
| US8043232B2 (en) * | 2005-08-05 | 2011-10-25 | Cook Medical Technologies Llc | High performance wire guide |
| JP4829684B2 (ja) * | 2006-06-02 | 2011-12-07 | 株式会社エフエムディ | 医療用ガイドワイヤ |
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| US20170202657A1 (en) | 2009-01-16 | 2017-07-20 | Claret Medical, Inc. | Intravascular blood filters and methods of use |
| US9326843B2 (en) | 2009-01-16 | 2016-05-03 | Claret Medical, Inc. | Intravascular blood filters and methods of use |
| EP2387427B1 (en) | 2009-01-16 | 2014-08-27 | Claret Medical, Inc. | Intravascular blood filter |
| WO2011017103A2 (en) | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Claret Medical, Inc. | Dual endovascular filter and methods of use |
| EP3300691B1 (en) | 2009-09-21 | 2021-06-30 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Intravascular blood filters |
| JP4889062B2 (ja) | 2010-02-19 | 2012-02-29 | 朝日インテック株式会社 | ガイドワイヤ |
| JP5436304B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2014-03-05 | 朝日インテック株式会社 | 医療用ガイドワイヤ、及び医療用ガイドワイヤとマイクロカテーテル、又はバルーンカテーテルとガイディングカテーテルとの組立体 |
| JP4963326B2 (ja) * | 2010-06-03 | 2012-06-27 | 朝日インテック株式会社 | ガイドワイヤ |
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| US9259306B2 (en) | 2010-12-30 | 2016-02-16 | Claret Medical, Inc. | Aortic embolic protection device |
| JP5652884B2 (ja) | 2012-07-27 | 2015-01-14 | 朝日インテック株式会社 | ガイドワイヤ |
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| JP5735159B1 (ja) * | 2014-06-16 | 2015-06-17 | 株式会社エフエムディ | 医療用ガイドワイヤ |
| US9566144B2 (en) | 2015-04-22 | 2017-02-14 | Claret Medical, Inc. | Vascular filters, deflectors, and methods |
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| US4619274A (en) | 1985-04-18 | 1986-10-28 | Advanced Cardiovascular Systems, Inc. | Torsional guide wire with attenuated diameter |
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| US5147317A (en) | 1990-06-04 | 1992-09-15 | C.R. Bard, Inc. | Low friction varied radiopacity guidewire |
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