JP3425770B2 - ディジタルフェーズロックドループ及びそれに用いられるディジタル発振器 - Google Patents
ディジタルフェーズロックドループ及びそれに用いられるディジタル発振器Info
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- JP3425770B2 JP3425770B2 JP11468492A JP11468492A JP3425770B2 JP 3425770 B2 JP3425770 B2 JP 3425770B2 JP 11468492 A JP11468492 A JP 11468492A JP 11468492 A JP11468492 A JP 11468492A JP 3425770 B2 JP3425770 B2 JP 3425770B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電圧制御発振器と、その
出力が低域通過フィルタを介して電圧制御発振器の入力
に結合された位相検出器とよりなり、電圧制御発振器の
出力がその第2の入力がディジタル発振器の出力に結合
された位相検出器の第1の入力に結合されたディジタル
フェーズロックドループに係る。本発明は更にディジタ
ルフェーズロックドループで用いられるよう配置された
ディジタル発振器に係る。
出力が低域通過フィルタを介して電圧制御発振器の入力
に結合された位相検出器とよりなり、電圧制御発振器の
出力がその第2の入力がディジタル発振器の出力に結合
された位相検出器の第1の入力に結合されたディジタル
フェーズロックドループに係る。本発明は更にディジタ
ルフェーズロックドループで用いられるよう配置された
ディジタル発振器に係る。
【0002】
【従来の技術】このタイプのディジタルフェーズロック
ドループは一般的に公知である。これに用いられるディ
ジタル発振器は例えば広く公知であるプログラマブルパ
ルス発生器として配置される。プログラマブルパルス発
生器は、例えば毎秒2百万パルスの如く単位時間当り複
数のパルスの形で信号を発生する。この信号の周波数は
2MHzで単位時間当り12はそれ以上のパルスを阻止
することにより簡単な方法で減少してもよい。
ドループは一般的に公知である。これに用いられるディ
ジタル発振器は例えば広く公知であるプログラマブルパ
ルス発生器として配置される。プログラマブルパルス発
生器は、例えば毎秒2百万パルスの如く単位時間当り複
数のパルスの形で信号を発生する。この信号の周波数は
2MHzで単位時間当り12はそれ以上のパルスを阻止
することにより簡単な方法で減少してもよい。
【0003】このタイプのディジタル発振器がフェーズ
ロックドループ(PLL)に用いられる時、ディジタル
発振器の信号は電圧制御発振器(VCO)の出力信号と
共に位相検出器に供給される。2つの供給された信号間
の位相差を決める位相検出器出力信号は低域通過フィル
タを介してVCOの入力に与えられる。低域通過フィル
タの時定数はディジタル発振器の信号の周波数変化に反
応するPLLで必要とされる時間を決定し、従って最も
小さい可能性がなされる。時定数の下限はディジタル発
振器の信号の最小周波数変化で決定される。あるディジ
タル電話交換において、1/64Hzの最も小さい可能
周波数変化は100ppm(200Hz)の正確性を有
する2MHzの基本周波数に対して要求され、その変化
は1秒当たり1/64パルスの変化又は64秒当たり1
パルスの変化に対応する。最小の望ましい時定数はこの
場合64秒であり、それにより、PLLは周波数変化へ
の非常に遅い反応を示す。
ロックドループ(PLL)に用いられる時、ディジタル
発振器の信号は電圧制御発振器(VCO)の出力信号と
共に位相検出器に供給される。2つの供給された信号間
の位相差を決める位相検出器出力信号は低域通過フィル
タを介してVCOの入力に与えられる。低域通過フィル
タの時定数はディジタル発振器の信号の周波数変化に反
応するPLLで必要とされる時間を決定し、従って最も
小さい可能性がなされる。時定数の下限はディジタル発
振器の信号の最小周波数変化で決定される。あるディジ
タル電話交換において、1/64Hzの最も小さい可能
周波数変化は100ppm(200Hz)の正確性を有
する2MHzの基本周波数に対して要求され、その変化
は1秒当たり1/64パルスの変化又は64秒当たり1
パルスの変化に対応する。最小の望ましい時定数はこの
場合64秒であり、それにより、PLLは周波数変化へ
の非常に遅い反応を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、より
小さい時定数を有する低域通過フィルタが満足するディ
ジタルPLLを提供することである。
小さい時定数を有する低域通過フィルタが満足するディ
ジタルPLLを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この為、本発明によるデ
ィジタルPLLはディジタル発振器は時間間隔当たり所
定の位相の大きさだけディジタル発振器の入力に与えら
れる基準信号をシフトし、その出力信号が時間間隔当た
り所定の位相の大きさだけシフトされた基準信号である
ディジタル発振器の出力に出力信号を発生するシフト付
マルチプレックス手段からなることを特徴とする。
ィジタルPLLはディジタル発振器は時間間隔当たり所
定の位相の大きさだけディジタル発振器の入力に与えら
れる基準信号をシフトし、その出力信号が時間間隔当た
り所定の位相の大きさだけシフトされた基準信号である
ディジタル発振器の出力に出力信号を発生するシフト付
マルチプレックス手段からなることを特徴とする。
【0006】基準信号が時間間隔当たり特定の位相の大
きさだけ正の位相方向にシフトされる場合、出力信号は
基準信号より低い周波数を有する。他方、基準信号が時
間間隔当たり特定の位相の大きさだけ負の位相方向にシ
フトされる場合、出力信号は基準信号より高い周波数を
有する。基準信号の周波数は例えば2MHzであり、こ
の信号は1マイクロ秒毎に90°だけ正の位相方向にシ
フトされる場合、4マイクロ秒毎に、360°の正の位
相シフトがあり、250KHzの負の周波数変化に対応
する。この場合、出力信号の周波数は1.75MHzで
ある。しかし、基準信号が1マイクロ秒毎に90°だけ
負の位相方向にシフトされる場合、4マイクロ秒毎に3
60°の負の位相シフトがあり、250KHzの正の周
波数変化に対応する。この場合、出力信号の周波数は
2.25MHzである。
きさだけ正の位相方向にシフトされる場合、出力信号は
基準信号より低い周波数を有する。他方、基準信号が時
間間隔当たり特定の位相の大きさだけ負の位相方向にシ
フトされる場合、出力信号は基準信号より高い周波数を
有する。基準信号の周波数は例えば2MHzであり、こ
の信号は1マイクロ秒毎に90°だけ正の位相方向にシ
フトされる場合、4マイクロ秒毎に、360°の正の位
相シフトがあり、250KHzの負の周波数変化に対応
する。この場合、出力信号の周波数は1.75MHzで
ある。しかし、基準信号が1マイクロ秒毎に90°だけ
負の位相方向にシフトされる場合、4マイクロ秒毎に3
60°の負の位相シフトがあり、250KHzの正の周
波数変化に対応する。この場合、出力信号の周波数は
2.25MHzである。
【0007】周波数変化はプログラマブルパルス発生器
として配置されたディジタル発振器で生じる如く単位時
間当たり1つ又はそれ以上のパルスを阻止することで得
られないが、周波数変化は位相シフトが時間間隔毎に生
じることでこのディジタル発振器で実現されるので、デ
ィジタル発振器の出力信号はより均一な特性を得る。デ
ィジタル発振器がPLLで用いられる時、より小さい時
定数を有する低域通過フィルタは満足し、時定数低下の
度合は位相シフトの範囲に依存する。このシフトが例え
ば90°である場合、4倍小さい時定数を有することで
十分である。本発明によるディジタルPLLの第1の実
施例において、ディジタルPLLは所定の振幅を有し、
時間間隔で位置する少なくとも1つの位相パルスにより
時間間隔で基準信号を追加的に移相するディジタル発振
器のシフト付マルチプレックス手段は配置されたことを
特徴とする。
として配置されたディジタル発振器で生じる如く単位時
間当たり1つ又はそれ以上のパルスを阻止することで得
られないが、周波数変化は位相シフトが時間間隔毎に生
じることでこのディジタル発振器で実現されるので、デ
ィジタル発振器の出力信号はより均一な特性を得る。デ
ィジタル発振器がPLLで用いられる時、より小さい時
定数を有する低域通過フィルタは満足し、時定数低下の
度合は位相シフトの範囲に依存する。このシフトが例え
ば90°である場合、4倍小さい時定数を有することで
十分である。本発明によるディジタルPLLの第1の実
施例において、ディジタルPLLは所定の振幅を有し、
時間間隔で位置する少なくとも1つの位相パルスにより
時間間隔で基準信号を追加的に移相するディジタル発振
器のシフト付マルチプレックス手段は配置されたことを
特徴とする。
【0008】この動作中、時間間隔当たり一度なされた
所定の位相の大きさによる位相シフトは所定の振幅を有
する位相パルスに先行される。発振器の出力信号はより
積分可能であり、これによりPLLが更に小さい時定数
を有する低域通過フィルタからなることで十分である。
本発明によるディジタルPLLの第2の実施例のおい
て、ディジタルPLLは位相パルスの所定の振幅は所定
の位相の大きさに実質的に等しいことを特徴とする。
所定の位相の大きさによる位相シフトは所定の振幅を有
する位相パルスに先行される。発振器の出力信号はより
積分可能であり、これによりPLLが更に小さい時定数
を有する低域通過フィルタからなることで十分である。
本発明によるディジタルPLLの第2の実施例のおい
て、ディジタルPLLは位相パルスの所定の振幅は所定
の位相の大きさに実質的に等しいことを特徴とする。
【0009】位相パルスの所定の振幅を所定の位相の大
きさに等しくなるよう選択することにより、この実施例
は実現するのに簡単になる。本発明によるディジタルP
LLの第3の実施例において、ディジタルPLLは少な
くとも2つの位相パルスが時間間隔で生じる場合、パル
ス期間はその時間間隔で各次の位相パルスを増すことを
特徴とする。
きさに等しくなるよう選択することにより、この実施例
は実現するのに簡単になる。本発明によるディジタルP
LLの第3の実施例において、ディジタルPLLは少な
くとも2つの位相パルスが時間間隔で生じる場合、パル
ス期間はその時間間隔で各次の位相パルスを増すことを
特徴とする。
【0010】その場合、ディジタル発振器の出力信号は
大いに積分可能であり、これによりPLLが非常に小さ
い時定数を有する低域通過フィルタからなることで十分
である。本発明によるディジタルPLLの第4の実施例
において、ディジタルPLLはディジタル発振器はその
期間が時間間隔に対応する制御信号を発生する制御手段
を更に有し、これらの制御手段は制御信号をシフト付マ
ルチプレックス手段に伝送する伝送手段の制御入力信号
に結合された出力を有し、第1の移相は第1の制御信号
に応じて発生し、次の移相は次の制御信号に応じて発生
することを特徴とする。
大いに積分可能であり、これによりPLLが非常に小さ
い時定数を有する低域通過フィルタからなることで十分
である。本発明によるディジタルPLLの第4の実施例
において、ディジタルPLLはディジタル発振器はその
期間が時間間隔に対応する制御信号を発生する制御手段
を更に有し、これらの制御手段は制御信号をシフト付マ
ルチプレックス手段に伝送する伝送手段の制御入力信号
に結合された出力を有し、第1の移相は第1の制御信号
に応じて発生し、次の移相は次の制御信号に応じて発生
することを特徴とする。
【0011】その期間が時間間隔に対応する制御信号に
応じて各位相シフトが生じるのを許容することで、基準
信号の周波数変化の大きさは制御手段により制御信号の
期間を調整することで調整されえ、一方位相シフトの大
きさは一定のままである。制御信号の期間及び時間間隔
の長さが減る場合、毎秒当たりより多くの位相シフトが
あり周波数変化が増える。制御信号の期間及び時間間隔
の長さが増す場合、毎秒当たりより少ない位相シフトが
あり、周波数変化は減る。
応じて各位相シフトが生じるのを許容することで、基準
信号の周波数変化の大きさは制御手段により制御信号の
期間を調整することで調整されえ、一方位相シフトの大
きさは一定のままである。制御信号の期間及び時間間隔
の長さが減る場合、毎秒当たりより多くの位相シフトが
あり周波数変化が増える。制御信号の期間及び時間間隔
の長さが増す場合、毎秒当たりより少ない位相シフトが
あり、周波数変化は減る。
【0012】本発明によるディジタルPLLの第5の実
施例において、ディジタルPLLは、第1の制御信号中
次の制御信号を一時的に発生する制御手段が配置され、
第1の制御信号の期間は時間間隔に対応し、次の制御信
号の期間は位相パルスのパルス期間に対応することを特
徴とする。このPLLにおいて、次の位相シフトがすで
に一時的に第1の位相シフトと次の位相シフトの間に位
置される時間間隔中ディジタル発振器で生じるので、デ
ィジタル発振器の出力信号は前記記載の如くより積分可
能である。位相パルスのパルス期間は次に一時的に生じ
た制御信号の長さを変えることで調整自在である。本発
明によるディジタルPLLの第6の実施例において、デ
ィジタルPLLは制御手段は第1の制御信号に属する時
間間隔をサブ間隔に分割し、制御手段がこれらのサブ間
隔中次の制御信号を一時的に発生するのを許容する分割
手段からなり、制御信号期間は各次のサブ間隔に対して
増加し、サブ間隔に等しい最大長さを有することを特徴
とする。
施例において、ディジタルPLLは、第1の制御信号中
次の制御信号を一時的に発生する制御手段が配置され、
第1の制御信号の期間は時間間隔に対応し、次の制御信
号の期間は位相パルスのパルス期間に対応することを特
徴とする。このPLLにおいて、次の位相シフトがすで
に一時的に第1の位相シフトと次の位相シフトの間に位
置される時間間隔中ディジタル発振器で生じるので、デ
ィジタル発振器の出力信号は前記記載の如くより積分可
能である。位相パルスのパルス期間は次に一時的に生じ
た制御信号の長さを変えることで調整自在である。本発
明によるディジタルPLLの第6の実施例において、デ
ィジタルPLLは制御手段は第1の制御信号に属する時
間間隔をサブ間隔に分割し、制御手段がこれらのサブ間
隔中次の制御信号を一時的に発生するのを許容する分割
手段からなり、制御信号期間は各次のサブ間隔に対して
増加し、サブ間隔に等しい最大長さを有することを特徴
とする。
【0013】このPLLで用いられる発振器の出力信号
は前記記載の如く大いに積分可能である。分割手段が時
間間隔を例えば4サブ間隔に分割する場合、第1の間隔
において、次の位相シフトは発生せず、第2のサブ間隔
において、次の位相シフトはこのサブ間隔の1/4の間
に生じ、第3のサブ間隔において、次の位相シフトはこ
のサブ間隔の2/4の中に生じ、第4のサブ間隔におい
て、次の位相シフトはこのサブ間隔の3/4の中で生
じ、このタイプの発振器が用いられる時、例えば1/6
4Hzの非常に小さい最小周波数変化が可能であって
も、PLLが非常に小さい時定数を有する低域通過フィ
ルタからなることで十分である。
は前記記載の如く大いに積分可能である。分割手段が時
間間隔を例えば4サブ間隔に分割する場合、第1の間隔
において、次の位相シフトは発生せず、第2のサブ間隔
において、次の位相シフトはこのサブ間隔の1/4の間
に生じ、第3のサブ間隔において、次の位相シフトはこ
のサブ間隔の2/4の中に生じ、第4のサブ間隔におい
て、次の位相シフトはこのサブ間隔の3/4の中で生
じ、このタイプの発振器が用いられる時、例えば1/6
4Hzの非常に小さい最小周波数変化が可能であって
も、PLLが非常に小さい時定数を有する低域通過フィ
ルタからなることで十分である。
【0014】本発明によるディジタルPLLの第7の実
施例において、ディジタルPLLはシフト付マルチプレ
ックス手段はシフトレジスタとマルチプレクサとからな
り、シフトレジスタの入力はディジタル発振器への入力
を形成し、シフトレジスタの出力はマルチプレクサの入
力に結合され、マルチプレクサの出力はディジタル発振
器の出力を形成することを特徴とする。
施例において、ディジタルPLLはシフト付マルチプレ
ックス手段はシフトレジスタとマルチプレクサとからな
り、シフトレジスタの入力はディジタル発振器への入力
を形成し、シフトレジスタの出力はマルチプレクサの入
力に結合され、マルチプレクサの出力はディジタル発振
器の出力を形成することを特徴とする。
【0015】このPLLは非常に単純な構造を有する。
例えば各90°の位相シフトが望まれる場合、シフトレ
ジスタは基準信号が入手可能である4つの出力を各0
°,90°,180°及び270°だけ移相する。各出
力は毎回その入力の1つをその出力に結合するマルチプ
レクサの対応する入力に結合される。この出力で、時間
間隔当たり移相された基準信号は入手可能である。
例えば各90°の位相シフトが望まれる場合、シフトレ
ジスタは基準信号が入手可能である4つの出力を各0
°,90°,180°及び270°だけ移相する。各出
力は毎回その入力の1つをその出力に結合するマルチプ
レクサの対応する入力に結合される。この出力で、時間
間隔当たり移相された基準信号は入手可能である。
【0016】本発明によるディジタルPLLの第8の実
施例において、ディジタルPLLは制御手段は第1のカ
ウンタと、第2のカウンタと、比較器とからなり、その
第1のカウンタの最下位出力は比較器の第1の入力に結
合され、その第2のカウンタの出力は比較器の第2の入
力に結合され、比較器出力と共にその第1のカウンタの
最上位出力は制御手段の出力を形成し、この制御手段出
力はマルチプレクサの制御入力に結合され、制御入力は
シフト付マルチプレックス手段の制御入力を形成し、第
1のカウンタは分割手段を形成することを特徴とする。
施例において、ディジタルPLLは制御手段は第1のカ
ウンタと、第2のカウンタと、比較器とからなり、その
第1のカウンタの最下位出力は比較器の第1の入力に結
合され、その第2のカウンタの出力は比較器の第2の入
力に結合され、比較器出力と共にその第1のカウンタの
最上位出力は制御手段の出力を形成し、この制御手段出
力はマルチプレクサの制御入力に結合され、制御入力は
シフト付マルチプレックス手段の制御入力を形成し、第
1のカウンタは分割手段を形成することを特徴とする。
【0017】第1のカウンタの最上位出力は制御信号を
発生し、それに応じて周波数シフトが時間間隔毎に生じ
る。その期間が時間間隔に対応するこの信号の期間は最
小位出力のサイクル時間で決定される。最小位出力にあ
る可能なカウントの数は時間間隔毎のサブ間隔の数に対
応する。比較器はこのカウントが各サブ間隔に対して増
す期間の次の制御信号をサブ間隔中一時的に発生する第
2のカウンタにあるカウントより大きいかどうかを決定
する。
発生し、それに応じて周波数シフトが時間間隔毎に生じ
る。その期間が時間間隔に対応するこの信号の期間は最
小位出力のサイクル時間で決定される。最小位出力にあ
る可能なカウントの数は時間間隔毎のサブ間隔の数に対
応する。比較器はこのカウントが各サブ間隔に対して増
す期間の次の制御信号をサブ間隔中一時的に発生する第
2のカウンタにあるカウントより大きいかどうかを決定
する。
【0018】
【実施例】本発明を図面に示された例示的実施例に関し
て更に説明する。図1に示されるディジタルPLLはデ
ィジタル発振器20と、位相検出器21と、低域通過フ
ィルタ22と、電圧制御発振器23(VCO)とからな
る。VCO23の出力は出力が低域通過フィルタ22を
介してVCO23の入力に接続されるその位相検出器2
1の第1の入力に接続される。発振器20の出力は位相
検出器21の第2の入力に接続される。発振器20はシ
フトレジスタ2とマルチプレクサ3とを含むシフト付マ
ルチプレックス手段1からなる。シフトレジスタ2のデ
ータ入力2−1はシフト付マルチプレックス手段1の入
力を形成し、シフトレジスタ2のクロック入力2−2に
直接に更に印加される基準信号を分周器4を介して受信
する。この基準信号は例えば8MHzの周波数で発生す
る水晶(図示せず)から生じる。分周器4が4の係数で
分周する時、データ入力2−1は2MHzの周波数を有
する信号を供給される。シフトレジスタ2はデータ入力
2−1に印加される信号が毎回90°だけ移相される4
つの出力を有する。0°出力はマルチプレクサ3の入力
3−0及び3−7に接続され、90°出力は入力3−1
及び3−2に接続され、180°出力は入力3−3及び
3−4に接続され、270°出力は入力3−5及び3−
6に接続される。マルチプレクサ3の出力3−8は出力
信号が得られるシフト付マルチプレックス手段1の出力
を形成する。更に、マルチプレクサ3はシフト付マルチ
プレックス手段1の1つの制御入力を共に形成する3つ
の制御入力3−9,3−10及び3−11を有する。シ
フトレジスタ2の出力のマルチプレクサ3の入力への結
合は制御入力3−9及び3−10に送信された制御信号
がシフトレジスタ2の出力がシフト付マルチプレックス
手段1の出力に結合されるのを決めるようにされてい
る。制御入力3−11への制御信号により、シフトレジ
スタの次の出力は(一時的に)結合されてもよい。原則
として、制御入力3−9及び3−10への制御信号によ
りどの入力3−0,3−2,3−4又は3−6が出力3
−8に接続されるかが決められ、制御入力3−11への
制御信号により、入力3−1が入力3−0の代わりに、
又は入力3−3が入力3−2の代わりに又は入力3−5
が入力3−4の代わりに又は入力3−7が入力3−6の
代わりに接続さるべきかが決められる。これは、90°
位相ジャンプが制御入力3−9及び3−10に送信され
る制御信号により時間間隔ごとに実現され、一方一時的
追加90°位相ジャンプ(90°振幅を有するこの場合
の位相パルス)は制御入力3−11への制御信号により
時間間隔中に実現されることを実際に意味する。
て更に説明する。図1に示されるディジタルPLLはデ
ィジタル発振器20と、位相検出器21と、低域通過フ
ィルタ22と、電圧制御発振器23(VCO)とからな
る。VCO23の出力は出力が低域通過フィルタ22を
介してVCO23の入力に接続されるその位相検出器2
1の第1の入力に接続される。発振器20の出力は位相
検出器21の第2の入力に接続される。発振器20はシ
フトレジスタ2とマルチプレクサ3とを含むシフト付マ
ルチプレックス手段1からなる。シフトレジスタ2のデ
ータ入力2−1はシフト付マルチプレックス手段1の入
力を形成し、シフトレジスタ2のクロック入力2−2に
直接に更に印加される基準信号を分周器4を介して受信
する。この基準信号は例えば8MHzの周波数で発生す
る水晶(図示せず)から生じる。分周器4が4の係数で
分周する時、データ入力2−1は2MHzの周波数を有
する信号を供給される。シフトレジスタ2はデータ入力
2−1に印加される信号が毎回90°だけ移相される4
つの出力を有する。0°出力はマルチプレクサ3の入力
3−0及び3−7に接続され、90°出力は入力3−1
及び3−2に接続され、180°出力は入力3−3及び
3−4に接続され、270°出力は入力3−5及び3−
6に接続される。マルチプレクサ3の出力3−8は出力
信号が得られるシフト付マルチプレックス手段1の出力
を形成する。更に、マルチプレクサ3はシフト付マルチ
プレックス手段1の1つの制御入力を共に形成する3つ
の制御入力3−9,3−10及び3−11を有する。シ
フトレジスタ2の出力のマルチプレクサ3の入力への結
合は制御入力3−9及び3−10に送信された制御信号
がシフトレジスタ2の出力がシフト付マルチプレックス
手段1の出力に結合されるのを決めるようにされてい
る。制御入力3−11への制御信号により、シフトレジ
スタの次の出力は(一時的に)結合されてもよい。原則
として、制御入力3−9及び3−10への制御信号によ
りどの入力3−0,3−2,3−4又は3−6が出力3
−8に接続されるかが決められ、制御入力3−11への
制御信号により、入力3−1が入力3−0の代わりに、
又は入力3−3が入力3−2の代わりに又は入力3−5
が入力3−4の代わりに又は入力3−7が入力3−6の
代わりに接続さるべきかが決められる。これは、90°
位相ジャンプが制御入力3−9及び3−10に送信され
る制御信号により時間間隔ごとに実現され、一方一時的
追加90°位相ジャンプ(90°振幅を有するこの場合
の位相パルス)は制御入力3−11への制御信号により
時間間隔中に実現されることを実際に意味する。
【0019】これらの制御信号は第1のカウンタ6と、
第2のカウンタ7と、比較器8とからなる制御手段5に
より発生される。カウンタ6は4つの出力を有する。最
上位出力はマルチプレクサ3の制御入力3−9及び3−
10に結合され、一方2つの最下位出力は比較器8の第
1の入力に結合される。カウンタ7は比較器8の第2の
入力に結合される2つの出力を有する。比較器8の出力
は制御入力3−11に結合される。カウンタ7のクロッ
ク入力は基準信号を受信し、カウンタ6のクロック入力
はプログラマブルパルス発生器9の出力に結合される。
第2のカウンタ7と、比較器8とからなる制御手段5に
より発生される。カウンタ6は4つの出力を有する。最
上位出力はマルチプレクサ3の制御入力3−9及び3−
10に結合され、一方2つの最下位出力は比較器8の第
1の入力に結合される。カウンタ7は比較器8の第2の
入力に結合される2つの出力を有する。比較器8の出力
は制御入力3−11に結合される。カウンタ7のクロッ
ク入力は基準信号を受信し、カウンタ6のクロック入力
はプログラマブルパルス発生器9の出力に結合される。
【0020】このプログラマブルパルス発生器9は出力
に得られる特定のデータワードを調整し、蓄積する4つ
の出力を有するバッファ10からなる。バッファの第1
の最下位出力10−1はDフリップフロップ(DFF)
11のデータ入力に結合され、第2の出力10−2はD
FF12のデータ入力に結合され、第3の出力10−3
はDFF13のデータ入力に結合され、第4の最上位出
力10−4はDFF14のデータ入力に結合される。D
FF11,12,13及び14の出力はORゲート15
の入力に結合され、ORゲート15の出力は制御手段の
出力を形成し、カウンタ6のクロック入力に結合され
る。パルス発生器9は更に分周器16とカウンタ17と
を含む。このカウンタの第1の最下位出力17−1はD
FF14のクロック入力に結合され、第2の出力17−
2はDFF13のクロック入力に結合され、第3の出力
17−3はDFF12のクロック入力に結合され、カウ
ンタ17の第4の最上位出力17−4はDFF11のク
ロック入力信号に結合される。DFF11,12,13
及び14のリセット入力は、分周器16の如く、基準信
号を受信するリセット回路18に結合される。分周器1
6の出力はカウンタ17のクロック入力に結合される。
に得られる特定のデータワードを調整し、蓄積する4つ
の出力を有するバッファ10からなる。バッファの第1
の最下位出力10−1はDフリップフロップ(DFF)
11のデータ入力に結合され、第2の出力10−2はD
FF12のデータ入力に結合され、第3の出力10−3
はDFF13のデータ入力に結合され、第4の最上位出
力10−4はDFF14のデータ入力に結合される。D
FF11,12,13及び14の出力はORゲート15
の入力に結合され、ORゲート15の出力は制御手段の
出力を形成し、カウンタ6のクロック入力に結合され
る。パルス発生器9は更に分周器16とカウンタ17と
を含む。このカウンタの第1の最下位出力17−1はD
FF14のクロック入力に結合され、第2の出力17−
2はDFF13のクロック入力に結合され、第3の出力
17−3はDFF12のクロック入力に結合され、カウ
ンタ17の第4の最上位出力17−4はDFF11のク
ロック入力信号に結合される。DFF11,12,13
及び14のリセット入力は、分周器16の如く、基準信
号を受信するリセット回路18に結合される。分周器1
6の出力はカウンタ17のクロック入力に結合される。
【0021】シフト付マルチプレックス手段1と、制御
手段5と、プログラマブルパルス発生器9とからなる。
ディジタル発振器20の動作は次の通りである。パルス
発生器9は調整自在な周波数、例えば1MHzで信号を
発生する。この信号はカウンタ6のクロック入力に印加
され、それに応じてこのカウンタ6は1MHzの周波数
でカウントし、そのカウントを各マイクロ秒毎に1つず
つインクリメントする。カウンタ6の2つの最下位出力
のサイクル時間は4マイクロ秒であり、カウント6の2
つの最上位出力のカウントが各4マイクロ秒に1つずつ
インクリメントされることを意味する。これに応じて、
マルチプレクサ3はシフトレジスタ2の次の出力を各4
マイクロ秒毎に結合し、90°位相ずれは出力信号で各
4マイクロ秒毎に実現される。各16マイクロ秒毎に位
相ずれは360°であり、62.5KHzの周波数変化
に対応する。2MHzの周波数を有し、データ入力2−
1に印加された信号に対して、1.9375MHzの出
力信号が出力3−8に現われる。
手段5と、プログラマブルパルス発生器9とからなる。
ディジタル発振器20の動作は次の通りである。パルス
発生器9は調整自在な周波数、例えば1MHzで信号を
発生する。この信号はカウンタ6のクロック入力に印加
され、それに応じてこのカウンタ6は1MHzの周波数
でカウントし、そのカウントを各マイクロ秒毎に1つず
つインクリメントする。カウンタ6の2つの最下位出力
のサイクル時間は4マイクロ秒であり、カウント6の2
つの最上位出力のカウントが各4マイクロ秒に1つずつ
インクリメントされることを意味する。これに応じて、
マルチプレクサ3はシフトレジスタ2の次の出力を各4
マイクロ秒毎に結合し、90°位相ずれは出力信号で各
4マイクロ秒毎に実現される。各16マイクロ秒毎に位
相ずれは360°であり、62.5KHzの周波数変化
に対応する。2MHzの周波数を有し、データ入力2−
1に印加された信号に対して、1.9375MHzの出
力信号が出力3−8に現われる。
【0022】図2に示される時間図は、信号レベルでの
発振器20の動作を示す。基準信号の周波数は8MHz
であり、パルス発生器9はカウンタ6のクロック入力に
印加される1MHzの周波数を有する信号を発生すると
する。カウンタ6は0(0000)から15(111
1)まで1MHzの周波数でカウントし、そのカウント
を各マイクロ秒毎に1つずつインクリメントする。カウ
ンタ7は0(00)から3(11)まで8MHzの周波
数でカウントし、そのカウントを1/8マイクロ秒毎に
1つずつインクリメントする。
発振器20の動作を示す。基準信号の周波数は8MHz
であり、パルス発生器9はカウンタ6のクロック入力に
印加される1MHzの周波数を有する信号を発生すると
する。カウンタ6は0(0000)から15(111
1)まで1MHzの周波数でカウントし、そのカウント
を各マイクロ秒毎に1つずつインクリメントする。カウ
ンタ7は0(00)から3(11)まで8MHzの周波
数でカウントし、そのカウントを1/8マイクロ秒毎に
1つずつインクリメントする。
【0023】カウンタ6のカウントは第1のマイクロ秒
間0000である。両最下位出力と同様両最上位出力は
論理値「0」を有する。比較器8は、両最下位出力のカ
ウントがこの第1のマイクロ秒中2つの全サイクルをカ
ウントするカウンタ7のカウントより大きいかどうかを
見つけるよう比較する。値00がカウンタ7のカウント
より大きくないので、比較器8はこの第1のマイクロ秒
に対して論理値「0」を有する信号を発生する。マルチ
プレクサ3の3つの制御入力3−9,3−10及び3−
11は論理値「0」を有する制御信号を受信し、それに
応じて入力3−0はこの第1のマイクロ秒に対して出力
3−8に結合される。出力信号は4で分周され、移相さ
れない(又は0°で移相された)基準信号である。
間0000である。両最下位出力と同様両最上位出力は
論理値「0」を有する。比較器8は、両最下位出力のカ
ウントがこの第1のマイクロ秒中2つの全サイクルをカ
ウントするカウンタ7のカウントより大きいかどうかを
見つけるよう比較する。値00がカウンタ7のカウント
より大きくないので、比較器8はこの第1のマイクロ秒
に対して論理値「0」を有する信号を発生する。マルチ
プレクサ3の3つの制御入力3−9,3−10及び3−
11は論理値「0」を有する制御信号を受信し、それに
応じて入力3−0はこの第1のマイクロ秒に対して出力
3−8に結合される。出力信号は4で分周され、移相さ
れない(又は0°で移相された)基準信号である。
【0024】カウンタ6のカウントは第2のマイクロ秒
中0001である。比較器8は両最下位出力のカウント
(01)をカウンタ7のカウントと比較する。このカウ
ントが00である場合、両最下位出力のカウントはより
大きく、比較器8は論理値「1」を有する信号を発生す
る。この第2のマイクロ秒中、比較器8は毎回1/8マ
イクロ秒に対して(カウンタ7の各カウントの期間)論
理値「1」の信号を2回発生する。制御入力3−11は
この信号を供給され、それに応じて入力3−0の代わり
に入力3−1はこの第2のマイクロ秒中、毎回1/8マ
イクロ秒に対して出力3−8に2回結合され、一方出力
信号は移相されない(4で分周された)基準信号の代わ
りに、90°移相され、4で分周された基準信号であ
る。
中0001である。比較器8は両最下位出力のカウント
(01)をカウンタ7のカウントと比較する。このカウ
ントが00である場合、両最下位出力のカウントはより
大きく、比較器8は論理値「1」を有する信号を発生す
る。この第2のマイクロ秒中、比較器8は毎回1/8マ
イクロ秒に対して(カウンタ7の各カウントの期間)論
理値「1」の信号を2回発生する。制御入力3−11は
この信号を供給され、それに応じて入力3−0の代わり
に入力3−1はこの第2のマイクロ秒中、毎回1/8マ
イクロ秒に対して出力3−8に2回結合され、一方出力
信号は移相されない(4で分周された)基準信号の代わ
りに、90°移相され、4で分周された基準信号であ
る。
【0025】カウンタ6のカウントは第3のマイクロ秒
中0010である。最下位出力のカウント(10)はカ
ウンタ7のカウント00及び01より大きく、この第3
のマイクロ秒中比較器8は毎回2/8マイクロ秒に対し
て論理値「1」の信号を2回発生する。制御入力3−1
1はこの信号を供給され、それに応じて入力3−0の代
わり入力3−1がこの第3のマイクロ秒中、毎回2/8
マイクロ秒に対して出力3−8に2回結合され、一方、
出力信号は移相されない(4で分周された)基準信号の
代わりに90°移相され4で分周された基準信号であ
る。
中0010である。最下位出力のカウント(10)はカ
ウンタ7のカウント00及び01より大きく、この第3
のマイクロ秒中比較器8は毎回2/8マイクロ秒に対し
て論理値「1」の信号を2回発生する。制御入力3−1
1はこの信号を供給され、それに応じて入力3−0の代
わり入力3−1がこの第3のマイクロ秒中、毎回2/8
マイクロ秒に対して出力3−8に2回結合され、一方、
出力信号は移相されない(4で分周された)基準信号の
代わりに90°移相され4で分周された基準信号であ
る。
【0026】カウンタ6のカウントは第4のマイクロ秒
中0011である。両最下位出力のカウント(11)は
カウンタ7のカウント00,01及び10より大きく、
この第4のマイクロ秒中、比較器8は毎回3/8マイク
ロ秒に対して論理値「1」を有する信号を2回発生す
る。制御入力3−11はこの信号を供給され、それに応
じて入力3−0の代わりに入力3−1がこの第4のこの
第4のマイクロ秒中、毎回3/8マイクロ秒に対して出
力3−8に2回結合され、一方出力信号は移相されない
(4で分周された)基準信号の代わりに90°移相され
4で分周された基準信号である。
中0011である。両最下位出力のカウント(11)は
カウンタ7のカウント00,01及び10より大きく、
この第4のマイクロ秒中、比較器8は毎回3/8マイク
ロ秒に対して論理値「1」を有する信号を2回発生す
る。制御入力3−11はこの信号を供給され、それに応
じて入力3−0の代わりに入力3−1がこの第4のこの
第4のマイクロ秒中、毎回3/8マイクロ秒に対して出
力3−8に2回結合され、一方出力信号は移相されない
(4で分周された)基準信号の代わりに90°移相され
4で分周された基準信号である。
【0027】カウンタ6のカウントは第5のマイクロ秒
中0100である。両最上位出力のカウントは制御入力
3−9及び3−10に印加され、それに応じて入力3−
2は出力3−8に結合される。この第5のマイクロ秒中
出力信号は単に90°だけ移相され、4で分周された基
準信号であり、その理由は両最下位出力(00)のカウ
ントがカウンタ7のカウントより大きくないからであ
り、比較器8は常に論理値「0」を有する信号をこの第
5マイクロ秒中発生する。
中0100である。両最上位出力のカウントは制御入力
3−9及び3−10に印加され、それに応じて入力3−
2は出力3−8に結合される。この第5のマイクロ秒中
出力信号は単に90°だけ移相され、4で分周された基
準信号であり、その理由は両最下位出力(00)のカウ
ントがカウンタ7のカウントより大きくないからであ
り、比較器8は常に論理値「0」を有する信号をこの第
5マイクロ秒中発生する。
【0028】第6のマイクロ秒中、比較器8は又毎回1
/8マイクロ秒の間隔で論理値「1」を有する信号を2
回発生する。クロック入力3−11はこの信号を供給さ
れ、それに応じて入力3−2の代わりに入力3−3はこ
の第6のマイクロ秒中、毎回1/8マイクロ秒に対して
出力3−8に2回結合され、出力信号は(4で分周され
た)90°だけ移相された基準信号の代わりに180°
移相され、4で分周された基準信号である。
/8マイクロ秒の間隔で論理値「1」を有する信号を2
回発生する。クロック入力3−11はこの信号を供給さ
れ、それに応じて入力3−2の代わりに入力3−3はこ
の第6のマイクロ秒中、毎回1/8マイクロ秒に対して
出力3−8に2回結合され、出力信号は(4で分周され
た)90°だけ移相された基準信号の代わりに180°
移相され、4で分周された基準信号である。
【0029】図3は1MHz、0.5MHz及び0.2
MHzの周波数でプログラマブルパルス発生器9で発生
された信号に対するより大きい時間間隔に亘って上記の
ことを示す。第1の場合において、出力周波数は前記で
既に計算された如く1.9375MHzである。第2及
び第3の場合に対して、出力周波数は1.96875M
Hz及び1.9875MHzになるよう夫々同様に計算
されうる。
MHzの周波数でプログラマブルパルス発生器9で発生
された信号に対するより大きい時間間隔に亘って上記の
ことを示す。第1の場合において、出力周波数は前記で
既に計算された如く1.9375MHzである。第2及
び第3の場合に対して、出力周波数は1.96875M
Hz及び1.9875MHzになるよう夫々同様に計算
されうる。
【0030】図1に示すプログラマブルパルス発生器9
の助けで、調整自在周波数パルス信号が発生される。こ
の周波数はバッファ10に蓄積されたデータワードによ
り調整される。このデータワードが例えば0001であ
る場合、DFF11,12,13及び14のうちDFF
11だけがそのデータ入力で論理値「1」を有する信号
を受信する。例えば分周器16の被除数が例えば4であ
る場合、カウンタ17は2MHzの周波数を有するクロ
ック信号を供給され、そのカウントを各0.5マイクロ
秒毎に1つずつインクリメントする。DFF11のクロ
ック入力に接続されたカウンタ17の第4の最上位出力
17−4は4マイクロ秒に対して値「0」と「1」を交
互に有する。カウンタ17の全8マイクロ秒長サイクル
期間中、エッジトリガータイプであるDFF11はこの
場合に8マイクロ秒に1つのクロックパルスを受信す
る。DFF11のデータ入力が論理値「1」を有する信
号を供給されるので、DFF11はクロックパルスに応
じて8マイクロ秒に1つの出力パルスを発生し、その出
力パルスは又ORゲート15を通ってパルス発生器9の
出力に現われる。従ってパルス発生器9は1/8MHz
の周波数を有する出力信号を発生する。
の助けで、調整自在周波数パルス信号が発生される。こ
の周波数はバッファ10に蓄積されたデータワードによ
り調整される。このデータワードが例えば0001であ
る場合、DFF11,12,13及び14のうちDFF
11だけがそのデータ入力で論理値「1」を有する信号
を受信する。例えば分周器16の被除数が例えば4であ
る場合、カウンタ17は2MHzの周波数を有するクロ
ック信号を供給され、そのカウントを各0.5マイクロ
秒毎に1つずつインクリメントする。DFF11のクロ
ック入力に接続されたカウンタ17の第4の最上位出力
17−4は4マイクロ秒に対して値「0」と「1」を交
互に有する。カウンタ17の全8マイクロ秒長サイクル
期間中、エッジトリガータイプであるDFF11はこの
場合に8マイクロ秒に1つのクロックパルスを受信す
る。DFF11のデータ入力が論理値「1」を有する信
号を供給されるので、DFF11はクロックパルスに応
じて8マイクロ秒に1つの出力パルスを発生し、その出
力パルスは又ORゲート15を通ってパルス発生器9の
出力に現われる。従ってパルス発生器9は1/8MHz
の周波数を有する出力信号を発生する。
【0031】バッファ10のデータワードが0010で
ある場合、DFF12のデータ入力は論理値「1」を有
する信号を供給される。DFF12のクロック入力に接
続されるカウンタ17の第3の出力17−3は2マイク
ロ秒に対して値「0」及び次の2マイクロ秒に対して値
「1」を有する。DFF12は8マイクロ秒に2つのク
ロックパルスを供給され、8マイクロ秒に2つの出力パ
ルスを発生する。パルス発生器9は2/8=1/4MH
zの周波数を有する出力信号を発生する。
ある場合、DFF12のデータ入力は論理値「1」を有
する信号を供給される。DFF12のクロック入力に接
続されるカウンタ17の第3の出力17−3は2マイク
ロ秒に対して値「0」及び次の2マイクロ秒に対して値
「1」を有する。DFF12は8マイクロ秒に2つのク
ロックパルスを供給され、8マイクロ秒に2つの出力パ
ルスを発生する。パルス発生器9は2/8=1/4MH
zの周波数を有する出力信号を発生する。
【0032】バッファ10のデータワードが例えば00
11である場合、両DFF11とDFF12のデータ入
力は論理値「1」を有する信号を供給される。8マイク
ロ秒にDFF11は1つ、DFF12は2つのパルスを
供給され、これらのパルスは同時にはないので、パルス
発生器9は8マイクロ秒に3つの出力パルスを発生す
る。この出力信号の周波数は3/8MHz等である。
11である場合、両DFF11とDFF12のデータ入
力は論理値「1」を有する信号を供給される。8マイク
ロ秒にDFF11は1つ、DFF12は2つのパルスを
供給され、これらのパルスは同時にはないので、パルス
発生器9は8マイクロ秒に3つの出力パルスを発生す
る。この出力信号の周波数は3/8MHz等である。
【0033】バッファ10においてデータワード111
1の場合、DFF11,12,13及び14の全てのデ
ータ入力は論理値「1」を供給され、それらのクロック
入力はカウンタ17から生じる8マイクロ秒に15の一
致でないパルスを供給される。パルス発生器9は15/
8MHzの周波数を有する出力信号に対応する8マイク
ロ秒に15の出力パルスを発生する。
1の場合、DFF11,12,13及び14の全てのデ
ータ入力は論理値「1」を供給され、それらのクロック
入力はカウンタ17から生じる8マイクロ秒に15の一
致でないパルスを供給される。パルス発生器9は15/
8MHzの周波数を有する出力信号に対応する8マイク
ロ秒に15の出力パルスを発生する。
【0034】このように、1/8MHzと、15/8M
Hzの間の段階で調整自在である周波数を有する信号が
パルス発生器9で発生されうる。この信号はカウンタ6
に印加され、前記の如く周波数変化をディジタル発振器
20の出力信号に生じさせる。従って、ディジタル発振
器20の出力周波数はバッファ10から特定のデータワ
ードの選択で調整されてもよい。
Hzの間の段階で調整自在である周波数を有する信号が
パルス発生器9で発生されうる。この信号はカウンタ6
に印加され、前記の如く周波数変化をディジタル発振器
20の出力信号に生じさせる。従って、ディジタル発振
器20の出力周波数はバッファ10から特定のデータワ
ードの選択で調整されてもよい。
【0035】ここで一般的に、FPPG はプログラマブル
パルス発生器9の出力信号の周波数であり、FREF は基
準信号の周波数であり、D1 は分割器16の被除数であ
り、Nはカウンタ17の出力の数であり、Kはバッファ
10でのデータワードの値であるとすると、FPPG に対
して下式が容易に得られる:
パルス発生器9の出力信号の周波数であり、FREF は基
準信号の周波数であり、D1 は分割器16の被除数であ
り、Nはカウンタ17の出力の数であり、Kはバッファ
10でのデータワードの値であるとすると、FPPG に対
して下式が容易に得られる:
【0036】
【数1】
【0037】プログラマブルパルス発生器9の出力信号
での最小の望ましい周波数段階FST EPMIN はNの大きさ
に影響する。一般的に、下式がNに対し成り立つ:
での最小の望ましい周波数段階FST EPMIN はNの大きさ
に影響する。一般的に、下式がNに対し成り立つ:
【0038】
【数2】
【0039】プログラマブルパルス発生器9の出力信号
の最大の望ましい周波数FPPGMAXはD1 の大きさに影響
する。一般的に、下式がD1 に対し成り立つ。
の最大の望ましい周波数FPPGMAXはD1 の大きさに影響
する。一般的に、下式がD1 に対し成り立つ。
【0040】
【数3】
【0041】一般的に、FOUT はディジタル発振器20
の出力周波数であり、D2 は分割器4の被除数であり、
Pはカウンタ7の出力の数であり、P+2はカウンタ6
の出力の数であるとすると、FOUT に対して下式が容易
に得られる:
の出力周波数であり、D2 は分割器4の被除数であり、
Pはカウンタ7の出力の数であり、P+2はカウンタ6
の出力の数であるとすると、FOUT に対して下式が容易
に得られる:
【0042】
【数4】
【0043】ディジタル発振器20がPLLで用いられ
る場合、低域通過フィルタ22の時定数は
る場合、低域通過フィルタ22の時定数は
【0044】
【数5】
【0045】より大きくなければならず、また
【0046】
【数6】
【0047】より大きい。P(カウンタ7の出力の数)
に対する最適値は次の如くこれから容易に計算される:
に対する最適値は次の如くこれから容易に計算される:
【0048】
【数7】
【0049】但しPに対するこの最適値で、ジッタ周波
数FJITTERは下式になる: FJITTER=2×√FREF ×FSTEPMIN ×2P+2 ここでFSTEPMIN ×2P+2 はディジタル発振器20の出
力発振器FOUT の最小ステップサイズである。このジッ
タ周波数FJITTERは非常に高いので、FSTEPMI N に対す
る小さい値に対してさえ、PLLが簡単で高速の低域通
過フィルタ22を含むことが一般的に充分である。
数FJITTERは下式になる: FJITTER=2×√FREF ×FSTEPMIN ×2P+2 ここでFSTEPMIN ×2P+2 はディジタル発振器20の出
力発振器FOUT の最小ステップサイズである。このジッ
タ周波数FJITTERは非常に高いので、FSTEPMI N に対す
る小さい値に対してさえ、PLLが簡単で高速の低域通
過フィルタ22を含むことが一般的に充分である。
【0050】この方法で、ディジタル発振器20により
出力周波数FOUTを発生することは可能であり、その周
波数に対しFOUT <FREF /D2 が成り立つ。カウンタ
6がアップ/ダウン入力を有することを可能にすること
で、それによりカウンタ6はそのカウントを値「1」ず
つインクリメントすることに加えてそのカウントを値
「1」ずつディクリメントするようイネーブルされ、発
振器20も又FOUT >F REF /D2 が成り立つ出力周波
数FOUT を発生することを可能である。例えば、処理器
がバッファ10用データワードを発生する場合、特定の
測定結果に従い、この処理器は又カウンタ6のアップ/
ダウン入力をトリガしてもよい。
出力周波数FOUTを発生することは可能であり、その周
波数に対しFOUT <FREF /D2 が成り立つ。カウンタ
6がアップ/ダウン入力を有することを可能にすること
で、それによりカウンタ6はそのカウントを値「1」ず
つインクリメントすることに加えてそのカウントを値
「1」ずつディクリメントするようイネーブルされ、発
振器20も又FOUT >F REF /D2 が成り立つ出力周波
数FOUT を発生することを可能である。例えば、処理器
がバッファ10用データワードを発生する場合、特定の
測定結果に従い、この処理器は又カウンタ6のアップ/
ダウン入力をトリガしてもよい。
【図1】本発明によるディジタルPLLを示す図であ
る。
る。
【図2】ディジタル発振器で得られる信号の時間図を示
す。
す。
【図3】異なるパルス発生器周波数用基準信号位相シフ
トの探査を示す図である。
トの探査を示す図である。
1 シフト付マルチプレックス
2 シフトレジスタ
3 マルチプレクサ
4,16 分周器
5 制御手段
6,7,17 カウンタ
8 比較器
9 パルス発生器
10 バッファ
11,12,13,14 Dフリップフロップ
15 ORゲート
18 リセット回路
20 発振器
21 位相検出器
22 低域通過フィルタ
23 電圧制御発振器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 アントニ デュクホフ
オランダ国 3755 イーエー エムネ
ショルクステ 5番地
合議体
審判長 川嵜 健
審判官 千葉 輝久
審判官 今井 義男
(56)参考文献 特開 昭59−64928(JP,A)
特開 昭60−33736(JP,A)
特開 昭60−139082(JP,A)
特開 昭61−261918(JP,A)
特開 平2−76318(JP,A)
米国特許4443766(US,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03L 7/08
Claims (10)
- 【請求項1】 電圧制御発振器と、その出力が低域通過
フィルタを介して電圧制御発振器の入力に結合された位
相検出器とよりなり、電圧制御発振器の出力がその第2
の入力がディジタル発振器の出力に結合された位相検出
器の第1の入力に結合されたディジタルフェーズロック
ドループであって、ディジタル発振器は時間間隔当たり
所定の位相の大きさだけディジタル発振器の入力に与え
られる基準信号をシフトし、その出力信号が時間間隔当
たり所定の位相の大きさだけシフトされた基準信号であ
るディジタル発振器の出力に出力信号を発生するシフト
付マルチプレックス手段からなることを特徴とするディ
ジタルフェーズロックドループ。 - 【請求項2】 所定の振幅を有し時間間隔で位置する少
なくとも1つの位相パルスにより時間間隔で基準信号を
追加的に移相するディジタル発振器のシフト付マルチプ
レックス手段が配置されたことを特徴とする請求項1記
載のディジタルフェーズロックドループ。 - 【請求項3】 位相パルスの所定の振幅は所定の位相の
大きさに実質的に等しいことを特徴とする請求項2記載
のディジタルフェーズロックドループ。 - 【請求項4】 少なくとも2つの位相パルスが時間間隔
で生じる場合、パルス期間はその時間間隔で各次の位相
パルスを増すことを特徴とする請求項3記載のディジタ
ルフェーズロックドループ。 - 【請求項5】 ディジタル発振器はその期間が時間間隔
に対応する制御信号を発生する制御手段を更に有し、こ
れらの制御手段は制御信号をシフト付マルチプレックス
手段に伝送する伝送手段の制御入力に結合された出力を
有し、第1の移相は第1の制御信号に応じて発生し、次
の移相は次の制御信号に応じて発生することを特徴とす
る請求項4記載のディジタルフェーズロックドループ。 - 【請求項6】 第1の制御信号中次の制御信号を一時的
に発生する制御手段が配置され、第1の制御信号の期間
は時間間隔に対応し、次の制御信号の期間は位相パルス
のパルス期間に対応することを特徴とする請求項5記載
のディジタルフェーズロックドループ。 - 【請求項7】 制御手段は第1の制御信号に属する時間
間隔をサブ間隔に分割し、制御手段がこれらのサブ間隔
中次の制御信号を一時的に発生するのを許容する分割手
段からなり、制御信号期間は各次のサブ間隔に対して増
加し、サブ間隔に等しい最大長さを有することを特徴と
する請求項6記載のディジタルフェーズロックドルー
プ。 - 【請求項8】 シフト付マルチプレックス手段はシフト
レジスタとマルチプレクサとからなり、シフトレジスタ
の入力はディジタル発振器への入力を形成し、シフトレ
ジスタの出力はマルチプレクサの入力に結合され、マル
チプレクサの出力はディジタル発振器の出力を形成する
ことを特徴とする請求項7記載のディジタルフェーズロ
ックドループ。 - 【請求項9】 制御手段は第1のカウンタと、第2のカ
ウンタと、比較器とからなり、その第1のカウンタの最
下位出力は比較器の第1の入力に結合され、その第2の
カウンタの出力は比較器の第2の入力に結合され、比較
器出力と共にその第1のカウンタの最上位出力は制御手
段の出力を形成し、この制御手段出力はマルチプレクサ
の制御入力に結合され、制御入力はシフト付マルチプレ
ックス手段の制御入力を形成し、第1のカウンタは分割
手段を形成することを特徴とする請求項8記載のディジ
タルフェーズロックドループ。 - 【請求項10】 請求項1乃至9のうちいずれか一項記
載のディジタルフェーズロックドループで使用するよう
配置されたディジタル発振器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP91201105 | 1991-05-08 | ||
NL912011053 | 1991-05-08 |
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JPH05160724A JPH05160724A (ja) | 1993-06-25 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11468492A Expired - Fee Related JP3425770B2 (ja) | 1991-05-08 | 1992-05-07 | ディジタルフェーズロックドループ及びそれに用いられるディジタル発振器 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3425770B2 (ja) |
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DE10132230C2 (de) * | 2001-06-29 | 2003-08-28 | Infineon Technologies Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung eines Taktausgangssignales |
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