JP3425274B2 - エレベータの釣合い重り支え治具 - Google Patents
エレベータの釣合い重り支え治具Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
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- B66B17/00—Hoistway equipment
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Description
い重り支え治具、特にエレベータの主ロープ交換時に前
記釣合い重りを保持する釣合い重り支え治具の改良に関
する。
ベータの構造において、人や荷物が乗り昇降するかごを
ガイドするかご用ガイドレールと平行して、釣合い重り
をガイドする重り用ガイドレールが設けられている。前
記釣合い重りは主ロープを介してかごと対向する位置に
係合され、かごが上昇すると釣合い重りが下降するよう
になっている。これによって、かごを昇降させる機関は
かご(積載する重量も含む)と釣合い重りとの不釣合加
重と摩擦に耐える動力で済ませることが可能であり、エ
レベータを効率よく滑らかに運行することができる。
行うためには、かごと釣合い重りとを連結している主ロ
ープを定期的に交換することが望ましい。
巻上げ機にブレーキ装置を備えており、かごを所定位置
で停止・保持することができる。また、前記ブレーキ装
置にスリップが生じた場合でもかごの停止を維持するた
めブレーキ装置をかごが備えている。しかし、釣合い重
り側にはかごが有するようなブレーキ装置を備えていな
い場合が多い。そのため、主ロープの交換時には釣合い
重りを所望の位置で保持・停止させておく手段が必要に
なる。
来の釣合い重りをガイドする重り用ガイドレール60
a,60bは断面略U字形状を呈する鋼材で形成されて
いる。一方、図7に示すように、釣合い重り62は重り
枠64に板状の重り66を複数積層収納し、上枠68に
は主ロープ69が固定されていると共に、上枠68の両
端には前記重り用ガイドレール60bの彎曲部61bと
係合するガイドシュー70が固定されている。従って、
釣合い重り62はガイドシュー70にガイドされながら
2本の重り用ガイドレール60bに沿って摺動し良好に
移動する。
換することが望ましい。主ロープ69の交換を行う場
合、図7に示すように釣合い重り支え治具72を2本の
重り用ガイドレール60bのそれぞれの所定の高さに固
定する。釣合い重り支え治具72は、カム型押圧部材7
2aを有している。このカム型押圧部材72aは、チェ
ーン74を介して吊り下げられる釣合い重り62の自重
によってカム型押圧部材72aのカム面を重り用ガイド
レール60bの表面61cに押圧し釣合い重り支え治具
72自体を固定保持する。釣合い重り支え治具72は釣
り合い重り62の自重により動作するカムによる押圧力
を利用した単純な構成なので、装着が容易で確実な釣り
合い重り62の保持・固定を行うことができる。
に、何らかの原因によって巻上げ機のブレーキ装置にス
リップが生じた場合でも釣合い重りを所定の位置のい停
止保持し、安全な主ロープ69の交換作業を行うことが
できる。
ル化や構造部品の軽量化、コスト低減等の目的で、重り
用ガイドレールも様々な改良が加えられている。例え
ば、図8に示す重り用ガイドレール76は、断面が略π
型形状を呈し、釣合い重り(不図示)の中央部をガイド
し、1本のガイドレールで釣合い重りを上下移動のガイ
ドを行うものである。前記重り用ガイドレール76は屈
曲した一対の脚部76a,76bと左右に突出部を有す
る平面部76cとから構成されている。釣合い重りの枠
に設けられたガイドシューは平面部76cの突出部と係
合すると共に、釣合い重りが平面部76cの広い表面上
を摺動する。これによって、重り用ガイドレール76
は、前述した釣合い重りを両側から2本でガイドする重
り用ガイドレール60bと同様に釣合い重りを良好にガ
イドしスムーズな釣合い重りの移動を実現している。
する重り用ガイドレール76と2本でガイドする重り用
ガイドレール60bとでは、隙間の形状や突起の形状が
大きく異なるため、従来の釣合い重り支え治具72を重
り用ガイドレール76に装着することができない。ま
た、釣合い重り支え治具72は左右から釣合い重りを吊
り下げるため1本で使用する重り用ガイドレール76に
は適用することができない。
に装着可能な釣合い重り支え治具が要望されている。
れたもので、1本使用型の重り用ガイドレールに対して
も従来と同様に簡単な装着作業で確実に釣合い重りを支
持・固定することのできる釣合い重り支え治具を提供す
ることを目的とする。
するために、第1として、エレベータの釣合い重りをガ
イドする断面略π型の屈曲した一対の脚部を有するガイ
ドレールに係合しエレベータの主ロープ交換時に前記釣
合い重りを保持する釣合い重り支え治具であって、前記
ガイドレールの一対の脚部の間に挿入可能な第1突起部
と、該第1突起部の両側に配置され前記第1突起部と共
に前記脚部を挟み込む一対の第2突起部とを有する断面
略E字形状の支持本体部と、前記第2突起部のそれぞれ
に設けられた回動軸を中心に回転自在に配置された一対
のカム型押圧部材であって、一端側に下方に向かうに従
って前記回動軸からの半径が大きくなるカム面を有し、
他端側に前記釣合い重りを吊り下げる重り連結部を有す
るカム型押圧部材と、を有し、前記カム型押圧部材の重
り連結部に吊り下げる釣合い重りの自重によって前記カ
ム面の大半径側をガイドレールの両側に押圧し釣合い重
りを保持することを特徴とする。
レールの一対の脚部の間に挿入可能な第1突起部と、該
第1突起部と共に前記脚部を挟み込む一対の第2突起部
とを有しているので、ガイドレールを確実に支持するこ
とができる。また、前記第2突起部のそれぞれに設けら
れた一対のカム型押圧部材の重り連結部に吊り下げる釣
合い重りの自重によって前記カム型押圧部材のカム面が
下側から上側に向かって回転しカム面の下端の大半径側
がガイドレールの両側に押圧される。このカム面の押圧
力によって支持本体部はガイドレール固定され、釣合い
重りが保持される。
イドレール押圧時にカム面とガイドレールとの間で滑り
が生じない形状、例えば、凹凸形状や歯車形状が好まし
い。また、第2として、釣合い重り支え治具は、前記ガ
イドレールに固定され、前記支持本体部の下部に当接し
装着時に支持本体部を支持するストッパを有することを
特徴とする。
部をガイドレールの装着する時に、支持本体部を支持す
ることが可能で、装着作業を容易かつ迅速に行うことが
できる。
を図面に基づき説明する。
ある。釣合い重り支え治具10は支持本体部12と、一
対のカム型押圧部材14a,14bとから構成されてい
る。前記支持本体部12は断面が略E字形状を呈し、略
中央部に1本で釣り合い重りをガイドする重り用ガイド
レール76(図8参照)の一対の脚部76a,76bと
の隙間Aに挿入可能な第1突起部12aを有している。
また、前記第1突起部12aの両側には第1突起部12
aより丈の低い第2突起部12b,12cが形成されて
いる。前記第1突起部12aの厚みTは、図2に示すよ
うに、脚部76a,76bとの隙間Aと同じか僅かに薄
いことが望ましい。これは、前記カム型押圧部材14
a,14bによって重り用ガイドレール76を押圧した
時に、該重り用ガイドレール76が変形することを防ぐ
ためである。
れの略中央部にはボルト16等の支持手段によって、カ
ム型押圧部材14a,14bがそれぞれ回転自在に取り
付けられている。カム型押圧部材14a,14bの回転
部にはベアリング等を配置することが好ましいが、カム
型押圧部材14a,14bをボルト16によって直接保
持するようにしてもよい。
側(重り用ガイドレール76の脚部76a,76bに当
接する側)は、下方に向かうに従って前記回動軸(ボル
ト16)からの半径が大きくなるカム面18a,18b
を有している。また、前記回動軸を挟んでカム面18a
(18b)の反対側には前記釣合い重りを吊り下げる重
り連結部20a(20b)が形成されている。本態様の
場合、重り連結部20a(20b)は重りを吊り下げる
チェーンと係合可能な開口であるが、フック等でもよ
い。前記カム面18a(18b)は、下に向かうに連れ
て単に回転軸からの半径が大きくなる形状でもよいが、
重り用ガイドレール76に対する滑りを確実に防止する
ために、カム表面に歯車形状や凹凸形状を形成すること
が好ましい。
具10の使用状態について、図3、図4、図5を交えて
説明する。釣合い重り支え治具10を装着するに当たっ
て、まず、図5に示す断面略コの字型のストッパ22を
重り用ガイドレール76の脚部76a,76bの所定の
位置にそれぞれ装着する。ストッパ22はボルト24を
有しており、ストッパ22の把持部22aに脚部76a
(76b)を挿入し、ボルト24によってしっかりと固
定する。この時、脚部76a,76bに対するストッパ
22の固定する高さは、等しくすることが望ましい。こ
のストッパ22は釣合い重り支え治具10の下端を支持
して、該釣合い重り支え治具10の固定が完了するま
で、保持する機能を果たしている。次に、釣合い重り支
え治具10のカム型押圧部材14a,14bの重り連結
部20a,20b側をそれぞれ図3中矢印P方向に押し
上げて、カム面18a,18bを第1突起部12aと第
2突起部12b,12cとの間に形成されている脚部収
納部12d,12eから退避させる。この状態で、スト
ッパ22の上面に釣合い重り支え治具10を載置するよ
うに重り用ガイドレール76の脚部76a,76b側か
ら支持本体部12を装着する。
50の上枠52に係合したチェーン26の一端をカム型
押圧部材14a,14bの重り連結部20a,20bに
係合させる。この状態で、釣合い重り支え治具10の装
着は完了する。つまり、主ロープのかご側の係合または
釣り合い重り側の係合を開放することにより、釣り合い
重り50の自重でカム型押圧部材14a,14bの重り
連結部20a,20b側が図3中矢印Q方向に引き下げ
られ、カム面18a,18bの下方の大半径側が重り用
ガイドレール76の脚部76a,76bを押圧して、釣
合い重り支え治具10自体を固定・保持する。なお、釣
り合い重り50の構成は、図7に示す釣り合い重り62
の構成とほぼ同じであり、重り枠52aの内側に板状の
重り54を複数枚保持し、上枠52の中央部には重り用
ガイドレール76の平面部76cを左右から把持するガ
イドシュー56が配置されている。
え治具10を取り外す場合には、エレベータのかご側を
僅かに降下させ、釣り合い重り50を僅かに上昇させ
る。釣り合い重り50を上昇させることによって、チェ
ーン26の張力は失われ、容易に、カム型押圧部材14
a,14bの重り連結部20a,20b側を図3中矢印
P方向に押し上げることが可能になり、重り用ガイドレ
ール76に対する固定を開放することができる。
の長さは左右同じにして、カム型押圧部材14a,14
bに対する負荷を同じにすることが望ましい。
具によれば、支持本体部は断面略π型のガイドレールの
一対の脚部の間に挿入可能な第1突起部と該第1突起部
と共に前記脚部を挟み込む一対の第2突起部とを有して
いるので、ガイドレールを確実に支持することができ
る。また、前記第2突起部のそれぞれに設けられた一対
のカム型押圧部材の重り連結部に吊り下げる釣合い重り
の自重によって前記カム型押圧部材の下方に向かうにし
たがって半径の大きくなるカム面が下側から上側に向か
って回転しカム面の大半径側がガイドレールの両側に押
圧され、該カム面の押圧力によって支持本体部はガイド
レール固定され、釣合い重りが保持される。
ールに対しても従来と同様に簡単な装着作業で釣合い重
り支え治具を装着し、確実に釣合い重りを支持・固定す
ることのできる。
るストッパをガイドレールに装着することによって、支
持本体部をガイドレールの装着する時に、支持本体部を
支持するので、装着作業を容易かつ迅速に行うことがで
きる。
具の斜視図である。
具をガイドレールの装着した状態を示す上面図である。
具をガイドレールの装着した状態を示す正面図である。
具の使用状態を説明する説明図である。
具のストッパの斜視図である。
え治具の使用状態を説明する説明図である。
第1突起部、12b,12c 第2突起部、12d,
12e 脚部収納部、14a,14b カム型押圧部
材、18a,18b カム面、20a,20b 重り連
結部、22 ストッパ、26 チェーン、50 釣り合
い重り、76 重り用ガイドレール。
Claims (2)
- 【請求項1】 エレベータの釣合い重りをガイドする断
面略π型の屈曲した一対の脚部を有するガイドレールに
係合し、エレベータの主ロープ交換時に前記釣合い重り
を保持する釣合い重り支え治具であって、 前記ガイドレールの一対の脚部の間に挿入可能な第1突
起部と、該第1突起部の両側に配置され前記第1突起部
と共に前記脚部を挟み込む一対の第2突起部とを有する
断面略E字形状の支持本体部と、 前記第2突起部のそれぞれに設けられた回動軸を中心に
回転自在に配置された一対のカム型押圧部材であって、
一端側に下方に向かうに従って前記回動軸からの半径が
大きくなるカム面を有し、他端側に前記釣合い重りを吊
り下げる重り連結部を有するカム型押圧部材と、 を有し、 前記カム型押圧部材の重り連結部に吊り下げる釣合い重
りの自重によって前記カム面の大半径側をガイドレール
の両側に押圧し釣合い重りを保持することを特徴とする
エレベータの釣合い重り支え治具。 - 【請求項2】 請求項1記載のエレベータの釣合い重り
支え治具において、 前記ガイドレールに固定され、前記支持本体部の下部に
当接し装着時に支持本体部を支持するストッパを有する
ことを特徴とするエレベータの釣合い重り支え治具。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP18997795A Expired - Fee Related JP3425274B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | エレベータの釣合い重り支え治具 |
Country Status (1)
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1995
- 1995-07-26 JP JP18997795A patent/JP3425274B2/ja not_active Expired - Fee Related
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