JP3424988B2 - 欠陥検査装置 - Google Patents

欠陥検査装置

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JP3424988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検査物上の異物、汚
れ、キズ、黒点、ピンホール、フィッシュアイ等の欠陥
を検出して良または不良と判定する欠陥検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の欠陥検査装置には、複数の固体
撮像素子を有し、フィルムや不織布等の被検査物の表面
を走査して、走査ラインにおける一次元画像を読み取
り、前記固体撮像素子の各々からアナログ信号を出力す
るラインイメージセンサと、このアナログ信号のレベル
を固体撮像素子ごとに設けられたしきい値と比較して2
値化することにより、被検査物の表面の欠陥を検出する
2値化手段とを有するものがある。このしきい値の設定
は定期的に又は検査に先立って行われ、正常部分の多い
製品の画像データに基づいて定められる。しきい値の設
定方法として用いることができるものに以下に示すもの
がある。(a)濃度ヒストグラムに基づく方法としてP
−タイル法、モード法がある。(b)エッジ情報を利用
する方法として、差分ヒストグラム法、ラプラシアンヒ
ストグラム法がある。(c)動的しきい値設定方法とし
て移動平均方法、部分画像分割法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法のうち、
(a)及び(b)の方法では、しきい値設定時に参照す
る画像データの中に正常部分と欠陥部分が適度に含まれ
ていることが必要である。ところが、しきい値の設定で
用いる製品の画像データでは、正常部分が欠陥部分に比
べて非常に多いため、しきい値を適切に設定できない場
合がある。また(c)の方法では、しきい値設定時に参
照する画像データの部分に移動平均画素数又は画像分割
画素数と同程度のサイズの欠陥部分が含まれていると、
この欠陥部分に影響されてしきい値が設定され、検査対
象の製品の欠陥部分を正常であると誤判断してしまう場
合も起こり得る。この例を図8を用いて説明する。
【0004】図8の(イ)で示されるグラフは、しきい
値の設定に用いる正常な製品の画像データである。
(ロ)で示されるグラフは、同じ図の(イ)のグラフか
ら移動平均法により各固体撮像素子のしきい値を計算し
たものである。移動平均画素数は3である。(イ)のグ
ラフには、素子No.11付近に移動平均画素数と同数
の素子にわたって欠陥部分があり、その影響を受けて該
当する素子のしきい値も低下している。このため、しき
い値が低下している部分では、検査対象の製品の欠陥部
分を正常であると誤判断してしまう場合も起こり得る。
このように(c)の方法でも、しきい値を適切に設定で
きない場合がある。したがって、本発明は固体撮像素子
の出力を2値化するためのしきい値を決定するときに用
いられる画像データに欠陥部分が多少含まれていても、
しきい値を適切に設定することができる欠陥検査装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、しきい値を決定する過程で、欠陥部分に
比べて正常部分の多い物体表面の一次元画像を読み取っ
て得られる、しきい値を決定するための第1次基準デー
タのうち、固体撮像素子の少なくとも一つを要素とする
第1集合の固体撮像素子の第1次基準データ、又は当該
第1次基準データに演算を施して得られる演算結果が、
この固体撮像素子以外の固体撮像素子の第1次基準デー
タを含む、当該第1次基準データによって決められる比
較用データと比較される。比較の結果、どちらがどれだ
け大きいか又は小さいかに応じて、この比較用データに
よって決められるデータ領域のどのデータをしきい値を
決定するための第2次基準データとするかが決められ、
第1集合の固体撮像素子ごとに第2次基準データが作成
されるようになっている。また、第1集合と互いに素で
ある第2集合の固体撮像素子の第1次基準データ、又は
当該第1次基準データに演算を施して得られる演算結果
が、第2次基準データが求められた固体撮像素子の第2
次基準データを含む、当該第2次基準データによって決
められる比較用データと比較される。比較の結果、どち
らがどれだけ大きいか又は小さいかに応じて、この比較
用データによって決められるデータ領域のどのデータを
第2集合の固体撮像素子の第2次基準データとするかが
決められ、第2次基準データが作成される。このように
求められた第2次基準データもまた比較用データとして
用いられ、同様の方法で第2集合の固体撮像素子の第2
次基準データが順次作成されるようになっている。
【0006】すなわち本発明によれば複数の固体撮像素
子を有し、被検査物の表面を走査して、走査ラインにお
ける一次元画像を読み取り、前記固体撮像素子の各々か
らアナログ信号を出力するラインイメージセンサと、前
記アナログ信号のレベルを前記固体撮像素子ごとに設け
られたしきい値と比較して2値化することにより前記被
検査物の表面の欠陥を検出する2値化手段とを有する欠
陥検査装置において、前記しきい値を決定する過程で、
欠陥部分に比べて正常部分の多い物体表面の一次元画像
を読み取って得られる、前記しきい値を決定するための
第1次基準データのうち前記固体撮像素子の少なくとも
一つを含む第1集合の固体撮像素子の第1次基準デー
タ、又は当該第1次基準データに演算を施して得られる
演算結果が、当該固体撮像素子以外の固体撮像素子の第
1次基準データによって決められる比較用データと比べ
てどの程度大きいか小さいかに応じて、当該比較用デー
タによって決められるデータ領域のどのデータを前記し
きい値を決定するための第2次基準データとするかを決
め、前記第1集合の固体撮像素子ごとに前記第2次基準
データを作成する第1作成手段と、前記第1集合と互い
に素である第2集合の固体撮像素子の第1次基準デー
タ、又は当該第1次基準データに演算を施して得られる
演算結果が、前記第2次基準データが既に求められた固
体撮像素子の第2次基準データによって決められる比較
用データと比べてどの程度大きいか小さいかに応じて、
当該比較用データによって決められるデータ領域のどの
データを前記第2集合の固体撮像素子の第2次基準デー
タとするかを決め、当該第2次基準データを作成する第
2作成手段と、前記第2作成手段を繰り返し用いて、前
記第2集合の固体撮像素子ごとに順次、第2次基準デー
タを求める第1繰り返し手段とを、有することを特徴と
する欠陥検査装置が提供される。
【0007】
【実施例】以下図面とともに本発明の好ましい実施例に
ついて説明する。図4は本発明の欠陥検査装置の第1実
施例の構成図である。図4で全素子数NのラインCCD
カメラ1により撮像された被検査物の画像は画像処理装
置2により処理されて被検査物の欠陥が検査される。ラ
インCCDカメラ1は、例えば三菱レイヨン株式会社製
SCC−2048のものを用いることができる。また画
像処理装置2は、例えば三菱レイヨン株式会社製LSC
−100のものを用いることができる。ラインCCDカ
メラ1により撮像された信号は、A/Dコンバータ3に
より例えば8ビットのデジタルデータに変換される。こ
のデジタルデータは、メモリ6内にあるしきい値メモリ
11のラインCCDカメラ1の素子ごとのしきい値に基
づき、論理指定部7に合わせてコンパレータ4により2
値化され、この2値化データにより欠陥が検出される。
この2値化データはランレングス符号化回路5によりラ
ンレングス符号化される。
【0008】メモリ6は論理指定部7と、ライン数指定
部8と、ランレングスバッファ9と、ランレングスバッ
ファ系列切替指定部10と、しきい値メモリ11と基準
値メモリ12を有する。論理指定部7では、コンパレー
タ4により画像データが白と判断された場合に「0」に
変換され、黒と判断された場合に「1」に変換されるよ
う、白と「0」及び黒と「1」の対応関係が記録されて
いる。ライン数指定部8には予め、ランレングス符号化
回路5の処理単位のライン数がセットされる。
【0009】ランレングスバッファ9は、例えば128
kBの容量のバッファが2系統用いられる。このバッフ
ァの情報はランレングス符号化回路5によって符号化さ
れる。また、CPU15が連結性処理をするために各系
統のバッファが交互に用いられる。なお、連結性処理と
は、複数の連続する走査ラインにおけるデータをライン
間で比較しつつ処理することをいう。この連結性処理を
行うことによって、単独では良と判定されるべき欠陥が
密集して不良と判定されるべき欠陥を識別することがで
きる。ランレングスバッファ系列切替指定部10には、
ランレングス符号化回路5が用いるランレングスバッフ
ァ9の一方の系統の情報がセットされる。
【0010】しきい値メモリ11には、ラインCCDカ
メラ1の素子間の感度バラツキや主走査方向の照明ムラ
やレンズの歪みを補正するために、ラインCCDカメラ
1の素子ごとの2値化用しきい値が設定される。基準値
メモリ12には、透過率又は反射率がほぼ均一な物体表
面を予め読み取ったときの各素子のレベルデータがしき
い値を決定するための基準データとして記録される。こ
の各素子の基準データに基づき、ROM14に記録され
ているしきい値決定プログラムによってしきい値が決定
され、しきい値メモリ11に記録される。したがって、
コンパレータ4は、ラインCCDカメラ1の素子間の感
度バラツキや照明ムラやレンズの歪みを補正して各素子
の出力信号を2値化することができる。
【0011】画像処理装置2はまた、連結性処理と欠陥
の良否を行うための検査プログラムと後述するしきい値
決定プログラムを実行するCPU15と、この検査プロ
グラム及びしきい値決定プログラム等が記録されている
ROM14と、ROM14に記録されているプログラム
で用いられる数値が記録されるRAM13と、ホストコ
ンピュータ17との間で検査条件や検査結果等のデータ
を転送するためのGPIBインタフェイス16を有す
る。ホストコンピュータ17では、この欠陥検査装置の
検査条件が設定されたり、検査結果が表示される。
【0012】次に、ROM14に記録されているしきい
値決定プログラムについて説明する。ラインCCDカメ
ラ1の素子の走査順に各素子に番号i(i=1,2,
…,N)が割り振られているものとし、素子をe(i)
で表わす。また、透過率又は反射率がほぼ均一な物体表
面を読み取って得られる各素子の基準データをD(i)
とする。この基準データD(i)からしきい値計算用デ
ータR1(i)及びR2(i)が作成される。
【0013】このプログラムでは、以下のようにライン
CCDカメラ1の素子e(i)のしきい値が決められ
る。まず、素子e(i)のしきい値を決定するときに、
素子e(i)から昇順又は降順に数えて何番目の素子e
(j)(j≠i)のしきい値計算用データR1(j)を
参照するかが決められる。これをkで表わす。そして、
素子e(1),…,e(k)の各々についてしきい値計
算用データR1(1),…,R(k)が数1のように決
められる。
【0014】
【数1】 R1(i)=D(i)
【0015】次に、素子e(k+1)から降順に数えて
k番目である素子e(1)のしきい値計算用データR1
(1)が参照される。素子e(k+1)の基準データD
(k+1)としきい値計算用データR1(1)との差が
制約量C又は−Cと比較され、その大小関係に応じて素
子e(k+1)のしきい値計算用データR1(k+1)
が数2、数3及び数4から求められる。なお、制約量C
は、しきい値計算用データR1(i)及びR2(i)の
値がとり得る範囲を制約する正の定数で使用者によって
決められる。
【0016】
【数2】R1(i)=R1(i−k)−C (R1(i
−k)−D(i)>Cのとき)
【0017】
【数3】R1(i)=R1(i−k)+C (R1(i
−k)−D(i)<Cのとき)
【0018】
【数4】R1(i)=D(i) (−C≦R1(i−
k)−D(i)≦Cのとき)
【0019】i=k+2,…,Nの素子e(i)につい
ても数2、数3及び数4により、順次、しきい値計算用
データR1(i)が定められる。次に、しきい値計算用
データR2(i)が定められる。まず、素子e(N−k
+1),…,e(N)の各々についてしきい値計算用デ
ータR2(N−k+1),…,R(N)が数5のように
定められる。
【0020】
【数5】 R2(i)=D(i)
【0021】次に、素子e(N−k)から昇順に数えて
N番目である素子e(N)のしきい値計算用データR2
(N)が参照される。素子e(N−k)の基準データD
(N−k)としきい値計算用データR2(N)との差が
制約量C又は−Cと比較され、その大小関係に応じて素
子e(N−k)のしきい値計算用データR2(N−k)
が数6、数7及び数8から求められる。
【0022】
【数6】R2(i)=R2(i+k)−C (R2(i
+k)−D(i)>Cのとき)
【0023】
【数7】R2(i)=R2(i+k)+C (R2(i
+k)−D(i)<−Cのとき)
【0024】
【数8】R2(i)=D(i) (−C≦R2(i+
k)−D(i)≦Cのとき)
【0025】i=N−k−1,…,1の素子e(i)に
ついても数6、数7及び数8により、順次、しきい値計
算用データR2(i)が定められる。このように求めら
れたしきい値計算用データR1(i)及びR2(i)を
用いて、以下のように素子e(i)のしきい値S(i)
が決定される。素子e(i)のうち、i=k+1,…,
N−kの素子e(i)については、次式のようにR1
(i)とR2(i)の平均にTを乗算して、しきい値S
(i)が決定される。
【0026】
【数9】 S(i)={R1(i)+R2(i)}・
T/2 Tは基準データD(i)を採取した物体表面の透過率又
は反射率を示す定数である。i=N−k+1,…,Nの
素子e(i)については次式によって素子e(i)のし
きい値S(i)が決定される。
【0027】
【数10】 S(i)=R1(i)・T
【0028】i=1,…,kの素子e(i)について
は、次式によって素子e(i)のしきい値が求められ
る。
【0029】
【数11】 S(i)=R2(i)・T
【0030】以上のように素子e(i)のしきい値S
(i)が決定される。この方法では、i=1,…,kの
素子e(i)の基準データD(i)に欠陥部分が含ま
れ、素子e(i)の昇順に求められたしきい値計算用デ
ータR1(i)全体がこの欠陥部分の影響を受けること
があっても、i=N,…,N−k+1の素子e(i)の
基準データD(i)が正常であれば、素子e(i)の降
順に求められたしきい値計算用データR2(i)によっ
てこの影響を弱め、しきい値S(i)を決定することが
できる。逆にi=N,…,N−k+1の基準データD
(i)に欠陥部分が含まれ、しきい値計算用データR2
(i)全体がこの欠陥部分の影響を受けることがあって
も、同様にしきい値計算用データR1(i)によってこ
の影響を弱め、しきい値S(i)を決定することができ
る。また、この方法において基準データD(i)は第1
次基準データに当たる。i=k+1,…,Nのしきい値
計算用データR1(i)は第2次基準データに当たり、
i=N−k,…,1のしきい値計算用データR2(i)
は第3次基準データに当たる。
【0031】図1、図2及び図3は、本発明の第1実施
例で使用されるしきい値決定プログラムのフローチャー
トである。このフローチャートのステップS1乃至ステ
ップS12で素子e(i)のしきい値計算用データR1
(i)が求められる。ステップS13乃至ステップS2
3で素子e(i)のしきい値計算用データR2(i)が
求められる。ステップS18乃至ステップS27で素子
e(i)のしきい値S(i)が求められる。これらのス
テップのうち、ステップS6乃至ステップS12が第1
作成手段、第2作成手段及び第1繰り返し手段に当た
り、ステップS17乃至ステップS23が第3作成手
段、第4作成手段及び第2繰り返し手段に当たる。ま
た、ステップS28乃至ステップS30がしきい値決定
手段に当たる。
【0032】このフローチャートをステップ順に説明す
る。ステップS1では、素子e(i)のしきい値を決定
するときに参照するしきい値計算用データR1(j)
(j≠i)の素子e(j)が素子e(i)から昇順又は
降順に数えて何番目であるかが使用者によって入力さ
れ、kに代入される。また、制約量Cが使用者によって
決められる。ステップS2では、素子e(i)の番号を
示すiに0がセットされる。ステップS3ではiに1が
加算され、ステップS4でしきい値計算用データR1
(i)が数1に従って定められる。ステップS5では、
iがkに達したか否かが調べられる。iがkに達してい
ない場合、ステップS3に戻り、他の場合はステップS
6に進む。
【0033】ステップS6では、iに1が加算される。
ステップS7では、素子e(i)から降順に数えてk番
目の素子e(i−k)のしきい値計算用データR1(i
−k)から素子e(i)の基準データD(i)を引いた
値が制約量Cより大きいか否かが調べられる。制約量C
より大きい場合には、ステップS8に進み、他の場合に
は、ステップS9に進む。ステップS8では、数2に従
ってしきい値計算用データR1(i)が定められる。ス
テップS9では、しきい値計算用データR1(i−k)
から基準データD(i)を引いた値が制約量−Cより小
さいか否かが調べられる。制約量−Cより小さい場合に
は、ステップS10に進み、他の場合はステップS11
に進む。
【0034】ステップS10では、数3に従ってしきい
値計算用データR1(i)が定められる。ステップS1
1では、数4に従ってしきい値計算用データR1(i)
が定められる。ステップS12では、iがNに達したか
否かが調べられる。iがNであれば、ステップS13に
進み、他の場合は、ステップS6に戻る。
【0035】ステップS13では、素子e(i)の番号
を示すiに全素子数Nがセットされる。ステップS14
では、しきい値計算用データR2(i)が数5に従って
定められる。ステップS15では、iから1が引かれ
る。ステップS16では、iがN−kに達したか否かが
調べられる。iがN−kに達していない場合、ステップ
S14に戻り、他の場合はステップS17に進む。ステ
ップS17では、素子e(i)から昇順に数えてk番目
の素子e(i+k)のしきい値計算用データR2(i+
k)から素子e(i)の基準データD(i)を引いた値
が制約量Cより大きいか否かが調べられる。制約量Cよ
り大きい場合には、ステップS18に進み、他の場合は
ステップS19に進む。
【0036】ステップS18では、数6に従ってしきい
値計算用データR2(i)が定められる。ステップS1
9では、しきい値計算用データR2(i+k)から基準
データD(i)を引いた値が制約量−Cより小さいか否
かが調べられる。制約量−Cより小さい場合には、ステ
ップS20に進み、他の場合はステップS21に進む。
ステップS20では、数7に従ってしきい値計算用デー
タR2(i)が定められる。ステップS21では、数8
に従ってしきい値計算用データR2(i)が定められ
る。ステップS22では、iから1が引かれる。ステッ
プS23では、iが0に達したか否かが調べられる。i
が0であれば、ステップS24に進み、他の場合は、ス
テップS17に戻る。
【0037】ステップS24では、iに0が代入され
る。ステップS25では、iに1が加算される。ステッ
プS26では、数11に従ってしきい値S(i)が求め
られる。ステップS27では、iがkに達したか否かが
調べられる。iがkに等しければステップS28に進
み、他の場合はステップS25に戻る。
【0038】ステップS28では、iに1が加算され
る。ステップS29では、数9に従ってしきい値S
(i)が求められる。ステップS30では、iがN−k
に等しいか否かが調べられる。iがN−kに等しけれ
ば、ステップS31に進み、他の場合はステップS28
に戻る。ステップS31では、iに1が加算される。ス
テップS32では、数10に従ってしきい値S(i)が
求められる。ステップS33では、iがNに達したか否
かが調べられる。iがNに達していればプログラムを終
了し、他の場合はステップS31に戻る。以上のように
しきい値決定プログラムは構成されている。
【0039】このしきい値決定プログラムによってしき
い値を求めた例を示す。図6の(ロ)で示されるグラフ
は、図7の(イ)で示される画像データを基準データD
(i)としてしきい値決定プログラムで求められたしき
い値を示すものである。図6の(ロ)のグラフはC=
5,k=1として求められた。図6の(イ)のグラフは
図8の(イ)のグラフと同一のものである。基準データ
D(i)に用いる画像データに欠陥部分があっても、図
6の(ロ)で示されるように欠陥部分の影響をあまり受
けない安定したしきい値のグラフが得られる。
【0040】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。構成は、第1実施例の構成と同じである。ただし、
ROM14に記憶されているしきい値決定プログラムが
異なる。第2実施例で使用されるしきい値決定プログラ
ムは、移動平均方法と第1実施例のしきい値決定プログ
ラムの一部が組み合わされて構成されている。具体的に
は、まず移動平均法によりしきい値の決定に用いられる
画像データが補正され、得られたデータからiにk+
1,…,Nの素子e(i)についてしきい値計算用デー
タR1(i)が求められる。そして数8によってしきい
値S(i)が求められる。i=1,…,kの素子e
(i)については、移動平均法により得られたデータと
数8の透過率又は反射率を示すTとの積がしきい値S
(i)として求められる。
【0041】図7の(ロ)のグラフは、図6の(イ)の
グラフで示される画像データを基準データD(i)とし
て、第2実施例で用いられるしきい値決定プログラムに
よって求められたしきい値を示すものである。図7の
(ロ)のグラフは、C=5,k=1として求められた。
図7の(イ)のグラフは図8の(イ)のグラフと同一の
ものである。図7で示されるように、欠陥部分で画像デ
ータのレベルが最小となる位置と、この欠陥部分に対応
する素子e(i)のしきい値S(i)が最小となる位置
は異なっているが、安定したしきい値S(i)のグラフ
となっている。このように、移動平均法と組み合わせて
しきい値S(i)を求めることも可能である。
【0042】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。構成は、第1実施例の構成と同じである。ただし、
ROM14に記憶されているしきい値決定プログラムが
異なる。第1実施例のしきい値決定プログラムでは、i
=k+1,…,N−kの素子e(i)のしきい値を決定
するときにしきい値計算用データR1(i)及びR2
(i)の平均がとられ、数9に従って求められた。この
場合、i=1,…,kの素子e(i)の基準データD
(i)又はi=N−k+1,…,Nの素子e(i)の基
準データD(i)のどちらかに欠陥部分が含まれ、しき
い値計算用データR1(i)又はR2(i)のどちらか
がこの影響を受けることがあっても、一方の基準データ
D(i)が正常であれば、しきい値計算用データR1
(i)とR2(i)の平均をとることによって、欠陥部
分を含む他方の基準データD(i)による影響を弱め、
しきい値を決定することができた。次に説明する第3実
施例のしきい値決定プログラムは、i=1,…,kの素
子e(i)の基準データD(i)又はi=N−k+1,
…,Nの素子e(i)の基準データD(i)に欠陥部分
が含まれていても、第1実施例のしきい値決定プログラ
ムよりもこの欠陥部分の影響を弱めてしきい値を決定す
ることができるものである。
【0043】第3実施例のしきい値決定プログラムで
は、第1実施例と同様にして求められたしきい値計算用
データR1(i)及びR2(i)の大きさに開きがある
場合に、i=1,…,kの素子e(i)の基準データD
(i)とi=N−k+1,…,Nの素子e(i)の基準
データD(i)のどちらかに欠陥部分があると判断さ
れ、この大きさに応じてしきい値計算用データR1
(i)又はR2(i)のどちらかが素子e(i)のしき
い値の決定に用いられる。i<N/2であれば、しきい
値計算用データR2(i)がしきい値の決定に用いら
れ、i≧N/2であればしきい値計算用データR1
(i)がしきい値の決定に用いられる。
【0044】第1実施例のしきい値決定プログラムのス
テップS17乃至ステップS23で示されるように、i
が小さくなるにつれて、しきい値計算用データR2
(i)が受ける、i=N−k+1,…,Nの素子e
(i)の基準データD(i)の影響は弱められる。した
がって、i=N−k+1,…,Nの素子e(i)の基準
データに欠陥部分が含まれていても、iの小さい部分で
は、しきい値計算用データR2(i)をしきい値の決定
に用いることができる。同様に、i=1,…,Nの素子
e(i)の基準データに欠陥部分が含まれていても、i
の大きい部分では、しきい値計算用データR1(i)を
しきい値の決定に用いることができる。以上の理由によ
り、i<N/2であればしきい値計算用データR2
(i)がしきい値の決定に用いられ、i≧N/2であれ
ば、しきい値計算用データR1(i)がしきい値の決定
に用いられる。
【0045】図5は、第3実施例のしきい値決定プログ
ラムのフローのステップS124乃至ステップS127
を示すフローチャートである。このうち、ステップS1
28乃至ステップS134について説明する。第3実施
例のしきい値決定プログラムの最初のステップであるス
テップS101乃至ステップS127(ステップS10
1〜S123は図示省略)は、第1実施例のしきい値決
定プログラムのステップS1乃至ステップS27と同じ
である。ただし、ステップS101では、k及びCの他
に変数Fの値を使用者が決めることができるようになっ
ている。また、ステップS135乃至ステップS137
も第1実施例のしきい値決定プログラムのステップS3
1乃至ステップS33と同じである。
【0046】ステップS128では、素子e(i)の番
号を示すiに1が加算される。ステップS129では、
R1(i)とR2(i)の差の絶対値がステップS10
1で決められたF以下であるか否かが調べられる。F以
下である場合、ステップS130に進み、他の場合はス
テップS131に進む。ステップS130では、数9に
従ってしきい値が決められる。
【0047】ステップS131では、iがN/2より小
さいか否かが調べられる。iがN/2より小さい場合に
は、ステップS132に進み、他の場合はステップS1
33に進む。ステップS132では、数11に従ってし
きい値が決められる。ステップS133では数10に従
ってしきい値が決められる。ステップS132又はステ
ップS133の後、ステップS134に進む。
【0048】ステップS134では、iがN−kに達し
たか否かが調べられる。N−kに達していればステップ
S135に進み、他の場合はステップS128に戻る。
以上のフローで第3実施例のしきい値決定プログラムは
構成されている。
【0049】上記の3つの実施例で、しきい値決定プロ
グラムで使用される素子間の距離を表わすk、及び制約
量Cを検査対象の画像に応じて決めることにより、適切
なしきい値を得ることができる。また、しきい値の決定
に用いる画像データを複数取得しておき、各素子ごとの
画像データのレベルを平均化し、これを基準データD
(i)としてもよい。一つの画像データに欠陥部分があ
っても他の画像データによって欠陥部分のデータが補正
されることがあるからである。また、第2実施例のよう
に移動平均法を組み合わせて用いる場合、移動平均法の
画素数を検査対象の画像に応じて決めることにより良い
結果を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の欠陥検査装
置によれば、しきい値設定時に用いる画像データに欠陥
部分の画像データが混入することがあっても、しきい値
を適切に設定することができる。このため、ラインイメ
ージセンサの素子間の感度バラツキや照明ムラやレンズ
の歪み等の装置に起因する画像データのバラツキや、検
査対象の品種変更による検査対象の明るさの変化や検査
自体の明るさのバラツキ等の検査対象に起因するバラツ
キがあっても、検査対象の欠陥部分を見誤ることなく検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の欠陥検査装置の第1実施例で使用され
るプログラムのフローチャートである。
【図2】本発明の欠陥検査装置の第1実施例で使用され
るプログラムのフローチャートである。
【図3】本発明の欠陥検査装置の第1実施例で使用され
るプログラムのフローチャートである。
【図4】本発明の欠陥検査装置の第1実施例の構成を説
明する構成図である。
【図5】本発明の欠陥検査装置の第3実施例で使用され
るプログラムのフローチャートである。
【図6】本発明の欠陥検査装置の第1実施例の構成で求
められた素子ごとのしきい値と基準データとの関係を示
す説明図である。
【図7】本発明の欠陥検査装置の第2実施例の構成で求
められた素子ごとのしきい値と基準データとの関係を示
す説明図である。
【図8】従来の欠陥検査装置によって求められた素子ご
とのしきい値と基準データとの関係を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ラインCCDカメラ 2 画像処理装置 3 A/Dコンバータ 4 コンパレータ 5 ランレングス符号化回路 6 メモリ 7 論理指定部 8 ライン数指定部 9 ランレングスバッファ 10 ランレングスバッファ系列切替指定部 11 しきい値メモリ 12 基準値メモリ 13 RAM 14 ROM 15 CPU 16 GPIBインタフェイス 17 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の固体撮像素子を有し、被検査物の
    表面を走査して、走査ラインにおける一次元画像を読み
    取り、前記固体撮像素子の各々からアナログ信号を出力
    するラインイメージセンサと、前記アナログ信号のレベ
    ルを前記固体撮像素子ごとに設けられたしきい値と比較
    して2値化することにより前記被検査物の表面の欠陥を
    検出する2値化手段とを有する欠陥検査装置において、 前記しきい値を決定する過程で、欠陥部分に比べて正常
    部分の多い物体表面の一次元画像を読み取って得られ
    る、前記しきい値を決定するための第1次基準データの
    うち前記固体撮像素子の少なくとも一つを含む第1集合
    の固体撮像素子の第1次基準データ、又は当該第1次基
    準データに演算を施して得られる演算結果が、当該固体
    撮像素子以外の固体撮像素子の第1次基準データによっ
    て決められる比較用データと比べてどの程度大きいか小
    さいかに応じて、当該比較用データによって決められる
    データ領域のどのデータを前記しきい値を決定するため
    の第2次基準データとするかを決め、前記第1集合の固
    体撮像素子ごとに前記第2次基準データを作成する第1
    作成手段と、 前記第1集合と互いに素である第2集合の固体撮像素子
    の第1次基準データ、又は当該第1次基準データに演算
    を施して得られる演算結果が、前記第2次基準データが
    既に求められた固体撮像素子の第2次基準データによっ
    て決められる比較用データと比べてどの程度大きいか小
    さいかに応じて、当該比較用データによって決められる
    データ領域のどのデータを前記第2集合の固体撮像素子
    の第2次基準データとするかを決め、当該第2次基準デ
    ータを作成する第2作成手段と、 前記第2作成手段を繰り返し用いて、前記第2集合の固
    体撮像素子ごとに順次、第2次基準データを求める第1
    繰り返し手段とを、有することを特徴とする欠陥検査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ラインイメージセンサの固体撮像素
    子を少なくとも一つ含む第3集合の固体撮像素子の第1
    次基準データ、又は当該第1次基準データに演算を施し
    て得られる演算結果が、前記第1集合の固体撮像素子の
    第2次基準データを決定するときに、比較用データの決
    定に第1次基準データが用いられた固体撮像素子を除く
    固体撮像素子の第1次基準データによって決められる比
    較用データと比べてどの程度大きいか小さいかに応じ
    て、当該比較用データによって決められるデータ領域の
    どのデータを、前記しきい値を決定するための第3次基
    準データとするかを決め、前記第3集合の固体撮像素子
    ごとに前記第3次基準データを作成する第3作成手段
    と、 前記第3集合と互いに素である第4集合の固体撮像素子
    の第1次基準データ、又は当該第1次基準データに演算
    を施して得られる演算結果が、前記第3次基準データが
    既に求められた固体撮像素子の第3次基準データによっ
    て決められる比較用データと比べてどの程度大きいか小
    さいかに応じて、当該比較用データによって決められる
    データ領域のどのデータを前記第4集合の固体撮像素子
    の第3次基準データとするかを決め、当該第3次基準デ
    ータを作成する第4作成手段と、 前記第4作成手段を繰り返し用いて、前記第4集合の固
    体撮像素子ごとに順次、第3次基準データを求める第2
    繰り返し手段と、 前記第3集合及び前記第4集合の両方に属する固体撮像
    素子の第2次基準データ及び第3次基準データに応じて
    当該固体撮像素子のしきい値を決定するしきい値決定手
    段とを、有する請求項1記載の欠陥検査装置。
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