JP3423820B2 - パワーウィンドレギュレータ回路 - Google Patents
パワーウィンドレギュレータ回路Info
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- JP3423820B2 JP3423820B2 JP11549095A JP11549095A JP3423820B2 JP 3423820 B2 JP3423820 B2 JP 3423820B2 JP 11549095 A JP11549095 A JP 11549095A JP 11549095 A JP11549095 A JP 11549095A JP 3423820 B2 JP3423820 B2 JP 3423820B2
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- Japan
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- value
- differential
- current
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Stopping Of Electric Motors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパワーウィンドレギュレ
ータ回路に係り、特に、ウインドガラス昇降モータに流
れる電流値に基づいてウインドガラスの挟み込みを検出
するパワーウィンドレギュレータ回路に関する。
ータ回路に係り、特に、ウインドガラス昇降モータに流
れる電流値に基づいてウインドガラスの挟み込みを検出
するパワーウィンドレギュレータ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のパワーウィンドレギュレ
ータにおいては、ウインド上昇下降時に大負荷がかかる
とウインドが停止もしくは反転する様にしたパワーウィ
ンドレギュレータ回路が使用されており、その回路の一
例が図4に示されている。
ータにおいては、ウインド上昇下降時に大負荷がかかる
とウインドが停止もしくは反転する様にしたパワーウィ
ンドレギュレータ回路が使用されており、その回路の一
例が図4に示されている。
【0003】図4に示される如く、このパワーウィンド
レギュレータ回路では、ウインドガラス昇降モータ70
とグランドとの間にシャント抵抗SRが接続されてお
り、ウインド上昇下降時にウインドガラス昇降モータ7
0に大負荷がかかると、シャント抵抗SRを流れる電流
が変化するようになっている。また、アンプ72により
この電流の変化を増幅し、CPU74で検出するととも
に、CPU74により、リレードライバ76を介してリ
レー78、80を制御し、ウインドガラス昇降モータ7
0をオフまたは反転するようになっている。
レギュレータ回路では、ウインドガラス昇降モータ70
とグランドとの間にシャント抵抗SRが接続されてお
り、ウインド上昇下降時にウインドガラス昇降モータ7
0に大負荷がかかると、シャント抵抗SRを流れる電流
が変化するようになっている。また、アンプ72により
この電流の変化を増幅し、CPU74で検出するととも
に、CPU74により、リレードライバ76を介してリ
レー78、80を制御し、ウインドガラス昇降モータ7
0をオフまたは反転するようになっている。
【0004】この時のシャント抵抗SRを流れる電流の
変化は、図5に示されるようになっており、挟まれ検出
範囲に対応したサンプリング時間T内での変化量、即ち
微分値と、予め、設定記録した微分特性検出レベル基準
値とを比較してウインド上昇下降時に大負荷が作用した
ことを検出するようになっている。
変化は、図5に示されるようになっており、挟まれ検出
範囲に対応したサンプリング時間T内での変化量、即ち
微分値と、予め、設定記録した微分特性検出レベル基準
値とを比較してウインド上昇下降時に大負荷が作用した
ことを検出するようになっている。
【0005】しかしながら、ドアフレームの有無及び硬
さの違い、環境温度の変化等によって、図3に示される
如く、サンプリング時間T内でのリップルノイズ(例え
ば、図3のN1、N2)が変化する。このため、これら
のリップルノイズが、ウインドガラス昇降モータ70の
負荷の検出に影響を与えないようにするためには、図2
に実線で示される微分特性検出レベル基準値Hiを高く
設定する必要があるが、微分特性検出レベル基準値Hi
を高く設定すると検出荷重が増加する。
さの違い、環境温度の変化等によって、図3に示される
如く、サンプリング時間T内でのリップルノイズ(例え
ば、図3のN1、N2)が変化する。このため、これら
のリップルノイズが、ウインドガラス昇降モータ70の
負荷の検出に影響を与えないようにするためには、図2
に実線で示される微分特性検出レベル基準値Hiを高く
設定する必要があるが、微分特性検出レベル基準値Hi
を高く設定すると検出荷重が増加する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ドア及び環境によるノイズレベルの違いに影響さ
れ難く、且つウインドガラスの挟み込みの検出荷重を低
減しながらも検出精度を向上することができるパワーウ
ィンドレギュレータ回路を得ることが目的である。
慮し、ドア及び環境によるノイズレベルの違いに影響さ
れ難く、且つウインドガラスの挟み込みの検出荷重を低
減しながらも検出精度を向上することができるパワーウ
ィンドレギュレータ回路を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
のパワーウィンドレギュレータ回路は、ウインドガラス
昇降モータに流れる電流値を検出する電流検出部と、挟
まれ検出範囲の時間に対して前記電流値の微分値を算出
する微分値算出部と、前記微分値と予め記憶された微分
特性検出レベル基準値とを比較してウインドガラスの挟
み込みを検出する挟み込み検出部と、前記ウインドガラ
ス昇降モータに流れる挟まれ検出範囲に対応したサンプ
リング時間内の任意時間でのリップル電流値を検出する
リップル電流検出部と、前記リップル電流検出部により
検出されたリップル電流の最大値を記憶するメモリと、
前記リップル電流の最大値に所定の演算を行い補正値を
算出し、この補正値により微分特性検出レベル基準値を
補正し次回の微分特性検出レベル基準値とする基準値補
正部と、を有することを特徴としている。
のパワーウィンドレギュレータ回路は、ウインドガラス
昇降モータに流れる電流値を検出する電流検出部と、挟
まれ検出範囲の時間に対して前記電流値の微分値を算出
する微分値算出部と、前記微分値と予め記憶された微分
特性検出レベル基準値とを比較してウインドガラスの挟
み込みを検出する挟み込み検出部と、前記ウインドガラ
ス昇降モータに流れる挟まれ検出範囲に対応したサンプ
リング時間内の任意時間でのリップル電流値を検出する
リップル電流検出部と、前記リップル電流検出部により
検出されたリップル電流の最大値を記憶するメモリと、
前記リップル電流の最大値に所定の演算を行い補正値を
算出し、この補正値により微分特性検出レベル基準値を
補正し次回の微分特性検出レベル基準値とする基準値補
正部と、を有することを特徴としている。
【0008】請求項2に記載の本発明のパワーウィンド
レギュレータ回路は、ウインドガラス昇降モータに流れ
る電流値を検出する電流検出部と、挟まれ検出範囲の時
間に対して前記電流値の微分値を算出する微分値算出部
と、前記微分値と予め記憶された微分特性検出レベル基
準値とを比較してウインドガラスの挟み込みを検出する
挟み込み検出部と、前記ウインドガラス昇降モータに流
れる挟まれ検出範囲に対応したサンプリング時間内の任
意時間でのリップル電流値を検出するリップル電流検出
部と、前記リップル電流検出部により検出されたリップ
ル電流の平均値を算出する平均値算出部と、このリップ
ル電流の平均値を記憶するメモリと、前記リップル電流
の平均値に所定の演算を行い補正値を算出し、この補正
値により微分特性検出レベル基準値を補正し次回の微分
特性検出レベル基準値とする基準値補正部と、を有する
ことを特徴としている。
レギュレータ回路は、ウインドガラス昇降モータに流れ
る電流値を検出する電流検出部と、挟まれ検出範囲の時
間に対して前記電流値の微分値を算出する微分値算出部
と、前記微分値と予め記憶された微分特性検出レベル基
準値とを比較してウインドガラスの挟み込みを検出する
挟み込み検出部と、前記ウインドガラス昇降モータに流
れる挟まれ検出範囲に対応したサンプリング時間内の任
意時間でのリップル電流値を検出するリップル電流検出
部と、前記リップル電流検出部により検出されたリップ
ル電流の平均値を算出する平均値算出部と、このリップ
ル電流の平均値を記憶するメモリと、前記リップル電流
の平均値に所定の演算を行い補正値を算出し、この補正
値により微分特性検出レベル基準値を補正し次回の微分
特性検出レベル基準値とする基準値補正部と、を有する
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、ウインドガ
ラス昇降モータ作動時にウインドガラス昇降モータに流
れる電流値を電流検出部で検出し、挟まれ検出範囲の時
間に対してこの電流値の微分値を微分値算出部で算出し
て、この微分値と予め記憶された微分特性検出レベル基
準値とを挟み込み検出部で比較してウインドガラスの挟
み込みを検出する。
ラス昇降モータ作動時にウインドガラス昇降モータに流
れる電流値を電流検出部で検出し、挟まれ検出範囲の時
間に対してこの電流値の微分値を微分値算出部で算出し
て、この微分値と予め記憶された微分特性検出レベル基
準値とを挟み込み検出部で比較してウインドガラスの挟
み込みを検出する。
【0010】これとともに、ウインドガラス昇降モータ
に流れる挟まれ検出範囲に対応したサンプリング時間内
の任意時間でのリップル電流値をリップル電流検出部で
検出し、検出されたリップル電流の最大値をメモリに記
憶する。
に流れる挟まれ検出範囲に対応したサンプリング時間内
の任意時間でのリップル電流値をリップル電流検出部で
検出し、検出されたリップル電流の最大値をメモリに記
憶する。
【0011】また、基準値補正部は、このリップル電流
の最大値に所定の演算を行い補正値を算出し、この補正
値により微分特性検出レベル基準値を補正し次回の微分
特性検出レベル基準値とする。
の最大値に所定の演算を行い補正値を算出し、この補正
値により微分特性検出レベル基準値を補正し次回の微分
特性検出レベル基準値とする。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば、ウイン
ドガラス昇降モータ作動時にウインドガラス昇降モータ
に流れる電流値を電流検出部で検出し、挟まれ検出範囲
の時間に対して前記電流値の微分値を微分値算出部で算
出して、この微分値と予め記憶された微分特性検出レベ
ル基準値とを挟み込み検出部で比較してウインドガラス
の挟み込みを検出する。
ドガラス昇降モータ作動時にウインドガラス昇降モータ
に流れる電流値を電流検出部で検出し、挟まれ検出範囲
の時間に対して前記電流値の微分値を微分値算出部で算
出して、この微分値と予め記憶された微分特性検出レベ
ル基準値とを挟み込み検出部で比較してウインドガラス
の挟み込みを検出する。
【0013】これとともに、ウインドガラス昇降モータ
に流れる挟まれ検出範囲に対応したサンプリング時間内
の任意時間でのリップル電流値をリップル電流検出部で
検出し、平均値算出部でリップル電流の平均値を算出し
て、このリップル電流の平均値をメモリに記憶する。
に流れる挟まれ検出範囲に対応したサンプリング時間内
の任意時間でのリップル電流値をリップル電流検出部で
検出し、平均値算出部でリップル電流の平均値を算出し
て、このリップル電流の平均値をメモリに記憶する。
【0014】また、基準値補正部は、このリップル電流
の平均値に所定の演算を行い補正値を算出し、この補正
値により微分特性検出レベル基準値を補正し次回の微分
特性検出レベル基準値とする。
の平均値に所定の演算を行い補正値を算出し、この補正
値により微分特性検出レベル基準値を補正し次回の微分
特性検出レベル基準値とする。
【0015】
【実施例】本発明のパワーウィンドレギュレータ回路の
一実施例について図1〜図3に従って説明する。
一実施例について図1〜図3に従って説明する。
【0016】図1に示される如く、本実施例のパワーウ
ィンドレギュレータ回路10には、ウインドガラス昇降
モータ12とグランドとの間に電流検出部としてのシャ
ント抵抗SRが接続されており、ウインド上昇時にウイ
ンドガラス昇降モータ12に大負荷がかかると、シャン
ト抵抗SRを流れる電流Iが変化するようになってい
る。また、アンプ14によりこの電流の変化量を増幅
し、微分値算出部、挟み込み検出部、リップル電流検出
部及び基準値補正部としてのCPU16で検出するよう
になっている。
ィンドレギュレータ回路10には、ウインドガラス昇降
モータ12とグランドとの間に電流検出部としてのシャ
ント抵抗SRが接続されており、ウインド上昇時にウイ
ンドガラス昇降モータ12に大負荷がかかると、シャン
ト抵抗SRを流れる電流Iが変化するようになってい
る。また、アンプ14によりこの電流の変化量を増幅
し、微分値算出部、挟み込み検出部、リップル電流検出
部及び基準値補正部としてのCPU16で検出するよう
になっている。
【0017】CPU16には、リレードライバ18を介
してリレー20、22が接続されており、CPU16の
出力信号により、リレー20、22が作動して、ウイン
ドガラス昇降モータ12が制御されるようになってい
る。また、CPU16には、不揮発性メモリ25が接続
されている。
してリレー20、22が接続されており、CPU16の
出力信号により、リレー20、22が作動して、ウイン
ドガラス昇降モータ12が制御されるようになってい
る。また、CPU16には、不揮発性メモリ25が接続
されている。
【0018】CPU16は、ウインドガラス昇降モータ
12の作動時にウインドガラス昇降モータ12に流れる
電流値の、挟まれ検出範囲S(図2参照)に対応したサ
ンプリング時間T(図3参照)内の微分値と、微分特性
検出レベル基準値Hiを比較してウインドガラスの挟み
込みを検出するようになっている。
12の作動時にウインドガラス昇降モータ12に流れる
電流値の、挟まれ検出範囲S(図2参照)に対応したサ
ンプリング時間T(図3参照)内の微分値と、微分特性
検出レベル基準値Hiを比較してウインドガラスの挟み
込みを検出するようになっている。
【0019】また、CPU16は、ウインドガラス昇降
モータ12に流れる挟まれ検出範囲S(図2参照)に対
応したサンプリング時間T(図3参照)内の任意時間で
のリップル電流値を検出し、このリップル電流値の最大
値HTMAX(図3参照)を不揮発性メモリ25に記憶する
ようになっている。
モータ12に流れる挟まれ検出範囲S(図2参照)に対
応したサンプリング時間T(図3参照)内の任意時間で
のリップル電流値を検出し、このリップル電流値の最大
値HTMAX(図3参照)を不揮発性メモリ25に記憶する
ようになっている。
【0020】なお、CPU16には、従来構造と同様
に、5V電源回路26、発振回路28及び、図示を省略
したコントロールスイッチが接続されたスイッチ入力回
路30が接続されている。
に、5V電源回路26、発振回路28及び、図示を省略
したコントロールスイッチが接続されたスイッチ入力回
路30が接続されている。
【0021】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例のパワーウィンドレギュレータ回路10では、スイッ
チ入力回路30に接続されれたコントロールスイッチを
操作すると、CPU16の出力信号により、リレー2
0、22が作動して、ウインドガラス昇降モータ12が
駆動する。この時、CPU16でウインドガラス昇降モ
ータ12とシャント抵抗SRに流れる電流Iの、挟まれ
検出範囲S(図2参照)の微分値と予め記憶された微分
特性検出レベル基準値Hiとを比較して微分値が検出レ
ベル初期値Hi以上となった場合に、ウインドガラスの
挟み込みを検出する。
例のパワーウィンドレギュレータ回路10では、スイッ
チ入力回路30に接続されれたコントロールスイッチを
操作すると、CPU16の出力信号により、リレー2
0、22が作動して、ウインドガラス昇降モータ12が
駆動する。この時、CPU16でウインドガラス昇降モ
ータ12とシャント抵抗SRに流れる電流Iの、挟まれ
検出範囲S(図2参照)の微分値と予め記憶された微分
特性検出レベル基準値Hiとを比較して微分値が検出レ
ベル初期値Hi以上となった場合に、ウインドガラスの
挟み込みを検出する。
【0022】これとともに、CPU16でウインドガラ
ス昇降モータ12とシャント抵抗SRに流れる検出範囲
Sに対応したサンプリング時間T内の任意時間でのリッ
プル電流値HT を検出し、検出されたリップル電流値の
最大値HTMAX(図3参照)を不揮発性メモリ25に記憶
する。
ス昇降モータ12とシャント抵抗SRに流れる検出範囲
Sに対応したサンプリング時間T内の任意時間でのリッ
プル電流値HT を検出し、検出されたリップル電流値の
最大値HTMAX(図3参照)を不揮発性メモリ25に記憶
する。
【0023】また、CPU16では、このリップル電流
の最大値HTMAXに所定の演算、例えば、HTMAX×1また
はHTMAX/2を行って、補正値α(α=HTMAXまたはα
=HTMAX/2)を算出し、この補正値αを微分特性検出
レベル基準値の最小値MIN Hに加算し次回の微分特性検
出レベル基準値Hi(Hi=MIN H+α)としウインド
ガラスの挟み込みを検出する。
の最大値HTMAXに所定の演算、例えば、HTMAX×1また
はHTMAX/2を行って、補正値α(α=HTMAXまたはα
=HTMAX/2)を算出し、この補正値αを微分特性検出
レベル基準値の最小値MIN Hに加算し次回の微分特性検
出レベル基準値Hi(Hi=MIN H+α)としウインド
ガラスの挟み込みを検出する。
【0024】なお、図2に示される如く、不揮発性メモ
リ25には、微分特性検出レベル基準値の最大値MAX H
(一点鎖線)と最小値MIN H(二点鎖線)とが記憶され
ており、MIN H≦Hi(実線)≦MAX Hの関係を満たす
ようになっている。
リ25には、微分特性検出レベル基準値の最大値MAX H
(一点鎖線)と最小値MIN H(二点鎖線)とが記憶され
ており、MIN H≦Hi(実線)≦MAX Hの関係を満たす
ようになっている。
【0025】従って、本実施例のパワーウィンドレギュ
レータ回路10では、ウインドガラス昇降モータ12を
駆動した時の、挟まれ検出範囲Sに対応したサンプリン
グ時間T内の任意時間での最大リップル電流値HTMAXに
基づいて算出した補正値αを微分特性検出レベル基準値
の最小値MIN Hに加算して、次回の微分特性検出レベル
基準値Hiとするため、ドア及び環境によるノイズレベ
ルの違いに影響され難く、且つリップルが小さき時に
は、検出レベルを下げることができウインドガラスの挟
み込みの検出荷重を低減しながらも検出精度を向上する
ことができる。
レータ回路10では、ウインドガラス昇降モータ12を
駆動した時の、挟まれ検出範囲Sに対応したサンプリン
グ時間T内の任意時間での最大リップル電流値HTMAXに
基づいて算出した補正値αを微分特性検出レベル基準値
の最小値MIN Hに加算して、次回の微分特性検出レベル
基準値Hiとするため、ドア及び環境によるノイズレベ
ルの違いに影響され難く、且つリップルが小さき時に
は、検出レベルを下げることができウインドガラスの挟
み込みの検出荷重を低減しながらも検出精度を向上する
ことができる。
【0026】なお、本実施例のパワーウィンドレギュレ
ータ回路では、挟まれ検出範囲Sに対応したサンプリン
グ時間T内の任意時間での最大リップル電流値HTMAXか
ら補正値α(α=HTMAXまたはα=HTMAX/2)を算出
したが、補正値αの算出は、これに限定されず、平均値
算出部としてのCPU16で、次式1で示される挟まれ
検出範囲Sに対応したサンプリング時間T内のリップル
電流の平均値HTAVEを算出し、このリップル電流の平均
値HTAVEを不揮発性メモリ25に記憶し、この平均値H
TAVEを補正値αとしても良い。
ータ回路では、挟まれ検出範囲Sに対応したサンプリン
グ時間T内の任意時間での最大リップル電流値HTMAXか
ら補正値α(α=HTMAXまたはα=HTMAX/2)を算出
したが、補正値αの算出は、これに限定されず、平均値
算出部としてのCPU16で、次式1で示される挟まれ
検出範囲Sに対応したサンプリング時間T内のリップル
電流の平均値HTAVEを算出し、このリップル電流の平均
値HTAVEを不揮発性メモリ25に記憶し、この平均値H
TAVEを補正値αとしても良い。
【0027】
【数1】
【0028】ここでnはサップル数である。
【0029】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に記載の本発明の
パワーウィンドレギュレータ回路は、前記構成としたの
で、ドア及び環境によるノイズレベルの違いに影響され
難く、且つリップルが小さき時には、検出レベルを下げ
ることができ、ウインドガラスの挟み込みの検出荷重を
低減しながらも検出精度を向上することができるという
優れた効果を有する。
パワーウィンドレギュレータ回路は、前記構成としたの
で、ドア及び環境によるノイズレベルの違いに影響され
難く、且つリップルが小さき時には、検出レベルを下げ
ることができ、ウインドガラスの挟み込みの検出荷重を
低減しながらも検出精度を向上することができるという
優れた効果を有する。
【図1】本発明の一実施例のパワーウィンドレギュレー
タ回路を示す回路図である。
タ回路を示す回路図である。
【図2】パワーウィンドレギュレータ回路の電流微分特
性を示すグラフである。
性を示すグラフである。
【図3】パワーウィンドレギュレータ回路の電流特性を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図4】従来例のパワーウィンドレギュレータ回路を示
す回路図である。
す回路図である。
【図5】パワーウィンドレギュレータ回路の電流特性を
示すグラフである。
示すグラフである。
10 パワーウィンドレギュレータ回路
12 ウインドガラス昇降モータ
16 CPU(微分値算出部、挟み込み検出部、リッ
プル電流検出部、基準値補正部及び平均値算出部) 25 不揮発性メモリ SR シャント抵抗(電流検出部)
プル電流検出部、基準値補正部及び平均値算出部) 25 不揮発性メモリ SR シャント抵抗(電流検出部)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平7−82954(JP,A)
特開 平5−113075(JP,A)
実開 平6−74781(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E05F 15/10
H02P 3/08
B60J 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】 ウインドガラス昇降モータに流れる電流
値を検出する電流検出部と、 挟まれ検出範囲の時間に対して前記電流値の微分値を算
出する微分値算出部と、 前記微分値と予め記憶された微分特性検出レベル基準値
とを比較してウインドガラスの挟み込みを検出する挟み
込み検出部と、 前記ウインドガラス昇降モータに流れる挟まれ検出範囲
に対応したサンプリング時間内の任意時間でのリップル
電流値を検出するリップル電流検出部と、 前記リップル電流検出部により検出されたリップル電流
の最大値を記憶するメモリと、 前記リップル電流の最大値に所定の演算を行い補正値を
算出し、この補正値により微分特性検出レベル基準値を
補正し次回の微分特性検出レベル基準値とする基準値補
正部と、 を有することを特徴とするパワーウィンドレギュレータ
回路。 - 【請求項2】 ウインドガラス昇降モータに流れる電流
値を検出する電流検出部と、 挟まれ検出範囲の時間に対して前記電流値の微分値を算
出する微分値算出部と、 前記微分値と予め記憶された微分特性検出レベル基準値
とを比較してウインドガラスの挟み込みを検出する挟み
込み検出部と、 前記ウインドガラス昇降モータに流れる挟まれ検出範囲
に対応したサンプリング時間内の任意時間でのリップル
電流値を検出するリップル電流検出部と、 前記リップル電流検出部により検出されたリップル電流
の平均値を算出する平均値算出部と、 このリップル電流の平均値を記憶するメモリと、 前記リップル電流の平均値に所定の演算を行い補正値を
算出し、この補正値により微分特性検出レベル基準値を
補正し次回の微分特性検出レベル基準値とする基準値補
正部と、 を有することを特徴とするパワーウィンドレギュレータ
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11549095A JP3423820B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | パワーウィンドレギュレータ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11549095A JP3423820B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | パワーウィンドレギュレータ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312243A JPH08312243A (ja) | 1996-11-26 |
JP3423820B2 true JP3423820B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=14663814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11549095A Expired - Fee Related JP3423820B2 (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | パワーウィンドレギュレータ回路 |
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JP (1) | JP3423820B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010229623A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-14 | Mitsuba Corp | 車両用開閉体の制御装置 |
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1995
- 1995-05-15 JP JP11549095A patent/JP3423820B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010229623A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-14 | Mitsuba Corp | 車両用開閉体の制御装置 |
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JPH08312243A (ja) | 1996-11-26 |
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