JP3423780B2 - 絶縁型スイッチと絶縁型スイッチング回路 - Google Patents

絶縁型スイッチと絶縁型スイッチング回路

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JP3423780B2
JP3423780B2 JP13354194A JP13354194A JP3423780B2 JP 3423780 B2 JP3423780 B2 JP 3423780B2 JP 13354194 A JP13354194 A JP 13354194A JP 13354194 A JP13354194 A JP 13354194A JP 3423780 B2 JP3423780 B2 JP 3423780B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】第1発明は、それがオフの時その各スイッ
チ端子とその駆動信号入力側との間を無条件で絶縁する
ことができる各種の絶縁型スイッチに関する。第2発明
は、発光、受光ダイオードのペアー、変圧器または圧電
手段を用いた絶縁手段などのアイソレーション手段を使
わずに完全にアイソレーション駆動することができる各
種の絶縁型スイッチング回路に関する。本発明を各種の
絶縁スイッチング手段の他にアナログ・スイッチ(=ア
ナログ・ゲート)、あるいは、ディジタル・スイッチ
(ディジタル・ゲート)等に利用することができる。ま
た、各本発明は2端子スイッチ型であるが、各本発明か
ら3端子あるいは多端子の双方向性絶縁型スイッチまた
は双方向性絶縁型スイッチング回路などを構成すること
ができる。もちろん、その2端子、3端子あるいは多端
子の双方向性絶縁型スイッチ又は双方向性絶縁型スイッ
チング回路などを2端子、3端子あるいは多端子の交流
スイッチとして使うことも可能である。
【0002】従って、本発明を2端子スイッチ、3端子
スイッチ、多端子スイッチの他に電力変換装置、リレ
ー、有線通信、通話の電子交換機、マルチプレクサ、論
理回路などの分野にも利用することもできる。その他に
第2発明の双方向性絶縁型スイッチング回路などを利用
すると、回路中の所定のインダクタンス又はキャパシタ
ンスを変えたり、抵抗または負荷を換えたり、等するこ
とが容易にできる。このため、その応用分野はいろいろ
あるが、例えば「出力電流制御のために共振周波数を切
り換える共振型電力変換回路」、「出力電圧制御のため
に共振周波数を切り換える共振型スイッチング電源」、
「複数の点火コイル(点火用昇圧変圧器)のうちから少
なくとも1つを選ぶことができる、つまり、その2次側
の点火用放電ギャップを選択できる電子配電機能付き点
火回路」、「有線通信、通話手段同士の切換えを行う電
子交換機」などに本発明は大いに役に立つ。
【0003】
【第1発明の背景技術】図2に従来の条件付き絶縁型ス
イッチの回路図を示す。このスイッチには「『トランジ
スタ2がオフのときスイッチ端子st3又はst4の電
位がダイオード5又はトランジスタ2の内蔵ダイオード
に順電圧が印加される電位にならない限り』という条件
付きながら、スイッチ端子st3、st4と入力端子i
t3、it4が絶縁される」という効果が有る。ただ
し、ダイオード5のアノード・カソード間静電容量とト
ランジスタ2のドレイン・ソース間静電容量は無視して
いる。同様に、図3〜図5の各双方向性絶縁型スイッチ
についても同じ事が言える。
【0004】しかしながら、いま述べた通り図2〜図5
の各絶縁型スイッチにおける各トランジスタ2のオフ期
間中の絶縁効果は条件付きである。従って、『スイッチ
ング手段(例:トランジスタ2)がオフのとき、無条件
で各スイッチ端子と各入力端子(例:ゲート端子、ソー
ス端子)が絶縁されることが望まれる』という問題点が
有る。
(問題点) そこで、第1発明は、その構成要素であるスイッチング
手段がオフのとき無条件で各スイッチ端子と各入力端子
を絶縁することができる絶縁型スイッチを提供すること
を目的としている。 (第1
発明の目的)
【0005】
【第2発明の背景技術】また、本発明者の先行技術で、
図3の双方向性絶縁型スイッチに駆動回路を組み合わせ
た双方向性絶縁型スイッチング回路を図6に示す。この
回路ではコンデンサが両トランジスタ2を順バイアス
し、両方がオンのときスイッチ8はオフにされているか
ら、ダイオード9に順電圧が印加されない限り、スイッ
チ端子st11、st12それぞれと直流電源7は絶縁
される、という効果がさらに有る。両トランジスタ2が
オフのときも勿論それらは前述した様に絶縁されるか
ら、結局、「『どちらかのトランジスタ2の内蔵ダイオ
ードとダイオード9に同時に順電圧が印加されない限
り』という条件付きで、両トランジスタ2のオン、オフ
に関係無く、スイッチ端子st11、st12それぞれ
と直流電源7が絶縁される」という効果がこの双方向性
絶縁型スイッチング回路に有る。ただし、ダイオード9
のアノード・カソード間静電容量、各トランジスタ2の
ドレイン・ソース間静電容量、および、各トランジスタ
2のオン、オフ切換え時のもれ電流などは無視してい
る。同様に、その駆動回路部と図2、図4、図5の各絶
縁型スイッチを組み合わせた各絶縁スイッチング回路に
も同じ効果が有る。
【0006】しかしながら、図6の回路などにおける絶
縁効果も前述した様に条件付きである。従って、『無条
件で各スイッチ端子と駆動用直流電源が絶縁されること
が望まれる』という問題点が有る。
(問題点) そこで、第2発明は、第1発明の絶縁型スイッチをさら
に発展させて無条件で各スイッチ端子と駆動用直流電源
を絶縁することができる絶縁型スイッチング回路を提供
することを目的としている。 (第2
発明の目的)
【0007】
【第1発明の開示】即ち、第1発明は請求項1に記載さ
れた絶縁型スイッチである。その第1、第2スイッチは
どちらもオフのとき双方向に非導通になり、しかも、そ
の第1、第2スイッチの両駆動信号入力側が内側となる
様に両スイッチは直列接続されており、主端子M1bと
主端子M2bが両スイッチ端子として用いられる。この
ことによって、前記第1、第2スイッチがオフのとき、
「両スイッチ端子となる主端子M1b、主端子M2bそ
れぞれ」と「その入力端子となる制御端子C1、制御端
子C2、主端子M1a、主端子M2aそれぞれ」を絶縁
することができる。
(第1発明の効果)
【0008】尚、第1発明の絶縁型スイッチは、主端子
M1a又は主端子M2aがスイッチ端子となる2端子ス
イッチでもなく、主端子M1a又は主端子M2aが中点
端子となる3端子スイッチでもない。つまり、前記第
1、第2スイッチは同時にオン、オフ駆動される。ま
た、前記第1、第2スイッチそれぞれの両主端子間静電
容量は無視している。さらに、前記第1又は第2スイッ
チがサイリスタ又はトライアックの様に自己ターン・オ
フ機能(=自己消弧機能)を持たないスイッチング手段
の場合、その絶縁型スイッチをターン・オフさせるには
その通流電流をその自己保持電流以下にしたり、又は、
始めからその自己保持電流以下の電流しか流さない様に
したり等する必要がある。それから、トライアックの場
合ゲート端子・T1端子間の順バイアス電圧極性はプラ
スでもあり、マイナスでもあるので、前記第1、第2ス
イッチ両方がトライアックということも有り得る。
【0009】第1発明が請求項2記載の絶縁型スイッチ
に対応する場合、同項記載中の第1スイッチング手段に
逆阻止能力が無くても、この第1スイッチング手段がオ
フのとき同項記載中の第1非可制御スイッチがその逆方
向の導通を阻止するので、その第1スイッチング手段に
逆阻止能力の無いものを使用できる。同様に、同項記載
中の第2スイッチング手段に逆阻止能力が無くても、こ
の第2スイッチング手段がオフのとき同項記載中の第2
非可制御スイッチがその逆方向の導通を阻止するので、
その第2スイッチング手段に逆阻止能力が無いものを使
用できる。
【0010】請求項3、4、5又は6記載の絶縁型スイ
ッチは双方向性である。請求項6記載の絶縁型スイッチ
は4端子の絶縁ゲート型電界効果トランジスタ手段を2
つ用いたので、請求項4記載の絶縁型スイッチより部品
点数が少ない。(比較参照:図25と図29の両実施
例)
【0011】
【第2発明の開示】即ち、第2発明は請求項7に記載さ
れた絶縁型スイッチング回路である。第1発明の絶縁型
スイッチを利用して「その各スイッチ端子」と「その駆
動用電源であるその第1、第2直流電源手段」を無条件
で絶縁するために、前記第1、第2直流電源手段側に
「その絶縁型スイッチと正反対にオン・オフ駆動される
その第3〜第6スイッチ」が接続されている。その絶縁
型スイッチがオフのときその絶縁型スイッチ自体がスイ
ッチ端子側と電源側を無条件で絶縁し、その絶縁型スイ
ッチがオンのときその第3〜第6スイッチがスイッチ端
子側と電源側を無条件で絶縁する。その第1、第2オン
駆動手段とその第1、第2オフ駆動手段それぞれは各絶
縁動作を邪魔しない様にその第1、第2スイッチを駆動
する。
【0012】その結果、その第1〜第6スイッチの各オ
ン、オフに関係無く無条件でその各スイッチ端子と前記
第1、第2直流電源手段それぞれを絶縁することができ
る。(第2発明の効果)
【0013】尚、前記第1オン駆動手段がエネルギー蓄
積手段(例:コイル、コンデンサ)を含み、前記第3〜
第4スイッチがオンのとき前記第1直流電源手段からエ
ネルギーを供給され、前記第3〜第4スイッチがオフの
とき前記第1スイッチをオン駆動する場合も有るし、前
記第1スイッチがノーマリィ・オン型ならば前記第1オ
ン駆動手段が「制御端子C1・主端子M1a間の電荷を
放電する放電手段」の場合も有る。同様に前記第2オン
駆動手段もエネルギー蓄積手段を含み、前記第5〜第6
スイッチがオンのとき前記第2直流電源手段からエネル
ギーを供給され、前記第5〜第6スイッチがオフのとき
前記第2スイッチをオン駆動する場合も有るし、前記第
2スイッチがノーマリィ・オン型ならば前記第2オン駆
動手段が「制御端子C2・主端子M2a間の電荷を放電
する放電手段」の場合も有る。
【0014】また、前記第1オフ駆動手段が前記第1直
流電源手段を含み、前記第3〜第4スイッチがオンのと
き前記第1直流電源手段が前記第3〜第4スイッチを介
して制御端子C1・主端子M1a間を逆バイアスして前
記第1スイッチをオフ駆動する場合も有るし、前記第1
スイッチがノーマリィ・オフ型ならば前記第1オフ駆動
手段が「制御端子C1・主端子M1a間の電荷を放電す
る等する放電等手段」の場合も有る。同様に、前記第2
オフ駆動手段が前記第2直流電源手段を含み、前記第5
〜第6スイッチがオンのとき前記第2直流電源手段が前
記第5〜第6スイッチを介して制御端子C2・主端子M
2a間を逆バイアスして前記第2スイッチをオフ駆動す
る場合も有るし、前記第2スイッチがノーマリィ・オフ
型ならば前記第2オフ駆動手段が「制御端子C2・主端
子M2a間の電荷を放電する等する放電等手段」の場合
も有る。さらに、前記第1、第2スイッチそれぞれの両
主端子間静電容量、前記第3〜第6スイッチそれぞれの
両スイッチ端子間静電容量、及び、前記第1〜第6スイ
ッチの切換え時の各もれ電流などは無視している。
【0015】それから、前記第1又は第2スイッチがサ
イリスタ又はトライアックの様に自己ターン・オフ機能
を持たないスイッチング手段の場合、第2発明の絶縁型
スイッチング回路をターン・オフさせるにはその通流電
流をその自己保持電流以下にしたり、又は、始めから前
記第1、第2スイッチにその自己保持電流以下の電流し
か流さない様にしたり等する必要がある。そして、前記
第3〜第6スイッチそれぞれは自己ターン・オフ機能を
持つ必要があるけれども、通常自己ターン・オフ機能を
持たないサイリスタ又はトライアックの様なスイッチン
グ手段の場合、その通流電流をその保持電流以下に抑え
ていれば、それは自己ターン・オフ機能を持つことにな
る。この場合、トライアックのゲート端子・T1端子間
の順バイアス電圧極性はプラスでもあり、マイナスでも
あるので、前記第3〜第6スイッチ全部がトライアック
ということも有り得る。
【0016】
【各発明を実施するための最良の形態】各発明をより詳
細に説明するために以下添付図面に従ってこれらを説明
する。図1の実施例は、請求項1又は2記載の絶縁型ス
イッチに対応し、ダイオード11、12どちらも無けれ
ば双方向性であり、その一方が有れば1方向性である。
図1の実施例では次の様にそれぞれが前述した各構成要
素に相当する。 a)トライアック101、102が前述した第1、第2
スイッチに。 b)トライアック101のゲート端子、T1端子および
T2端子が前述した制御端子C1、主端子M1a及び主
端子M1bに。 c)トライアック102のゲート端子、T1端子および
T2端子が前述した制御端子C2、主端子M2a及び主
端子M2bに。
【0017】トライアック101、102がオフのと
き、各トライアックのゲート端子・T2端子間、T1端
子・T2端子間の両方が非導通となるので、スイッチ端
子st101、st102それぞれと入力端子it10
1、it102それぞれを無条件で絶縁することができ
る。 (効果) 尚、各T1・T2間静電容量などは無視している。ま
た、この絶縁型スイッチを1方向性スイッチとして使う
場合、ダイオード11又は12を接続する。
【0018】図7の実施例は、請求項1又は2記載の絶
縁型スイッチに対応し、1方向性である。次の様にそれ
ぞれが請求項2記載中の各構成要素に相当する。 a)トランジスタ1、2が同項記載中の第1、第2スイ
ッチング手段に。 b)ダイオード11、12が同項記載中の第1、第2非
可制御スイッチに。 c)トランジスタ1とダイオード11の直列回路が前述
した第1スイッチに。 d)トランジスタ2とダイオード12の直列回路が前述
した第2スイッチに。 e)トランジスタ1のゲート端子、ソース端子およびド
レイン端子が同項記載中の制御端子ct1、主端子mt
1a及び主端子mt1bに。 f)トランジスタ2のゲート端子、ソース端子およびド
レイン端子が同項記載中の制御端子ct2、主端子mt
2a及び主端子mt2bに。
【0019】トランジスタ1、2がオフのとき、トラン
ジスタ1の内蔵ダイオードの導通をダイオード11が阻
止し、トランジスタ2の内蔵ダイオードの導通をダイオ
ード12が阻止するので、スイッチ端子st1、st2
それぞれと「入力端子it1、it2等となる各ゲート
端子と各ソース端子」を無条件で絶縁することができ
る。
(効 果) ただし、トランジスタ1、2の各ドレイン・ソース間静
電容量などやダイオード11、12の各アノード・カソ
ード間静電容量は無視している。
【0020】図8〜図23に1方向性または双方向性の
絶縁スイッチの実施例を16示す。図9の実施例では各
IGBTとも逆阻止型であるから、点線で画いた各ダイ
オードは必要無いが、有っても構わない。図10の実施
例ではノーマリィ・オン型MOS・FETが2つ使用さ
れ、図11の実施例では接合型FETが2つ使用されて
いる。図12〜図14の各実施例では異種類のスイッチ
ング手段が2つ使われている。図15の実施例では図1
の実施例と異って図左側のトライアックのトリガー・モ
ードが違っており、これを1方向性の絶縁型スイッチと
して使う場合、点線で画いた各ダイオードを接続する。
【0021】図16、図17の各実施例ではサイリスタ
がオフ制御されるとき、逆バイアスされず、ゼロ・バイ
アスされる。図17の実施例ではMOS・FETがオン
制御されるとき、順バイアスされず、ゼロ・バイアスさ
れる。図18の実施例では図下側に点線で画いたダイオ
ードが1つ又は2つ有ると、どちらのサイリスタもオフ
のとき逆バイアスされず各ノーマリィ・オン型MOS・
FETが各サイリスタのゲート・ソース間またはゲート
・アノード間を短絡する。図23の実施例では複数のダ
イオードが接続されているが、この絶縁型スイッチは基
本的には各アノードと各カソードの間をスイッチする2
端子スイッチである。
【0022】図7の1方向性の絶縁スイッチを利用した
双方向性の絶縁型スイッチの各実施例を図24〜図26
に示す。図24の実施例が請求項3記載の絶縁型スイッ
チに、図25の実施例が請求項4記載の絶縁型スイッチ
に、図26の実施例が請求項5記載の絶縁型スイッチ
に、それぞれ対応する。図24、図25の各実施例は図
26の実施例に比べ、両スイッチ端子間静電容量が小さ
い、という利点が有る。図27の実施例の様に異種類の
スイッチング手段の組合せもまた可能である。各ベース
に接続したツェナー・ダイオードの代わりに抵抗、定電
流手段、電圧降下手段または電流制限手段を使用でき
る。これら双方向性の絶縁型スイッチにも、当然の事な
がら、図7の実施例と同様の絶縁効果が有る。
【0023】図28〜図30の各実施例は、図25の実
施例中のノーマリィ・オフ型3端子MOS・FET4つ
の代わりにノーマリィ・オン又はノーマリィ・オフの4
端子MOS・FET2つを用いた双方向性の絶縁型スイ
ッチで、請求項6記載の絶縁型スイッチに対応する。4
端子MOS・FETでは通常バック・ゲートとドレイ
ン、ソースそれぞれとは各間のPN逆方向に対して非導
通であるが、サブストレート層を薄くし順バイアス電圧
を大きくすれば、チャネルがバック・ゲートに達し、導
通することが可能となる。
【0024】図31〜図33の各実施例は請求項7記載
の絶縁型スイッチング回路などに対応する。各実施例に
おいて「連携駆動が点線で示される4つのスイッチ」は
その両直流電源側からオン・オフ制御される。尚、各実
施例において図中誤って点線で接続が示されているが、
2つの直流電源は常に接続されている。並列接続される
2つのスイッチは共通化して1つにまとめることができ
る。また、その共通化したスイッチを取り外しても構わ
ない。そうすれば直列接続した両直流電源を共通化して
1つにまとめることもできる。さらに、図31の実施例
の2つのコンデンサを共通化して1つにまとめることも
できる。それが図34の実施例である。
【0025】図35の実施例は請求項9記載の絶縁型ス
イッチング回路などに対応し、以下の通りそれぞれが同
項などに記載中の各構成要素に相当する。 a)トランジスタ1〜2が前述した第1〜第2スイッチ
ング手段に。 b)ダイオード11〜12が前述した第1〜第2非可制
御スイッチに。 c)直流電源7が請求項8記載中の「共通化された直流
電源手段」に。 d)コンデンサ10が前述したエネルギー蓄積手段に。 e)トランジスタ1とダイオード11の直列回路が前述
した第1スイッチに。 f)トランジスタ2とダイオード12の直列回路が前述
した第2スイッチに。 g)トランジスタ3とダイオード13の直列回路が請求
項7記載中の第3スイッチに。 h)トランジスタ4とダイオード14の直列回路が請求
項7記載中の第6スイッチに。
【0026】i)トランジスタ1のゲート端子、ソース
端子、ドレイン端子が請求項2記載中の制御端子ct
1、主端子mt1a、mt1bに。 j)トランジスタ2のゲート端子、ソース端子、ドレイ
ン端子が請求項2記載中の制御端子ct2、主端子mt
2a、mt2bに。 k)「直流電源7、トランジスタ3、4の各ゲート・ソ
ース間抵抗および『トランジスタ3、4の両ゲート間に
直列接続される抵抗とスイッチ』の接続体が請求項7記
載中のオン・オフ連携手段に。 l)「直流電源7、トランジスタ3、ダイオード13、
抵抗16、『抵抗15とコンデンサ10の並列回路』、
ツェナー・ダイオード18、19、ダイオード14及び
トランジスタ4が構成する駆動回路」が請求項7記載中
の第1、第2オフ駆動手段に。 m)「コンデンサ10、抵抗17及びツェナー・ダイオ
ード19、18が構成する駆動回路」が請求項9記載中
の共通のオン駆動手段に。
【0027】この回路の動作は次の通りである。トラン
ジスタ3、4がオンのとき、トランジスタ1、2はオフ
制御されてオフであり、同時に、直流電源7がコンデン
サ10を充電する。このとき、トランジスタ1の内蔵ダ
イオードの導通をダイオード11が阻止し、トランジス
タ2の内蔵ダイオードの導通をダイオード12が阻止す
るので、スイッチ端子st13、st14それぞれと直
流電源7を無条件で絶縁することができる。
(効果の半分) 一方、トランジスタ3、4がオフのとき、コンデンサ1
0がトランジスタ1、2を順バイアスするから、トラン
ジスタ1、2はオンである。このとき、トランジスタ3
の内蔵ダイオードの導通をダイオード13が阻止し、ト
ランジスタ4の内蔵ダイオードの導通をダイオード14
が阻止するので、スイッチ端子st13、st14それ
ぞれと直流電源7を無条件で絶縁することができる。
(効果の残り半分)
【0028】その結果、トランジスタ1、2のオン、オ
フに関係無く、常に無条件でスイッチ端子st13、s
t14それぞれと直流電源7を絶縁することができる。
(効 果) ただし、トランジスタ1〜4の各ドレイン・ソース間静
電容量、ダイオード11〜14の各アノード・カソード
間静電容量、トランジスタ1〜4とダイオード11〜1
4のオン、オフ切換え時の各もれ電流などは無視してい
る。
【0029】図36の実施例では前述した第1、第2ス
イッチそれぞれにノーマリィ・オンのMOS・FETを
使用しているので、コンデンサ10の蓄積エネルギーが
無くなると各オン抵抗は大きくなるが、『依然オン状態
を保つことができる』という効果がこの実施例に有る。
同様に、前述した第1、第2スイッチそれぞれにノーマ
リィ・オンのSITを使った後述の図39の実施例に
も、前述した第1、第2スイッチそれぞれそにノーマリ
ィ・オンのスイッチング手段を使った実施例それぞれに
も同じ効果が有る。
【0030】図38の実施例では前述した第1、第2ス
イッチそれぞれにダーリントン接続のバイポーラ・トラ
ンジスタを、前述したエネルギー蓄積手段に2つのコイ
ルを、それぞれ使用している。
【0031】図39の実施例では両SIT共通のオン駆
動手段にサイリスタの等価回路を使用したので、無駄無
く順バイアス電流を大きくできる。
【0032】図40の実施例の駆動回路ではコンデンサ
10それぞれが別々に前述した第1、第2スイッチを順
バイアスするので、図12の絶縁型スイッチの様に各順
バイアス電流が違っている場合に便利である。図40の
実施例でも同様に各サイリスタのオン駆動手段にサイリ
スタを1つずつ使用している。
【0033】図41の実施例では前述したエネルギー蓄
積手段にコンデンサとコイルが使われているので、電源
電圧が小さい場合でもコイルがその不足分を補う。
【0034】図42〜図44の各実施例は請求項12記
載の絶縁型スイッチング回路などに対応する。図43の
実施例ではコンデンサ10のところに定電圧手段を設け
てその充電を速くしている。図45の実施例は請求項1
0記載の絶縁型スイッチング回路などに対応し、各コイ
ル20が前述したエネルギー蓄積手段に相当する。当然
の事ながら、これら双方向性の絶縁型スイッチング回路
の実施例にも図35の実施例と同様の絶縁効果が有る。
【0035】図46、図47の各実施例は3端子双方向
性絶縁型スイッチング回路に構成している。図46の実
施例は、図42の双方向性スイッチング回路2つをスイ
ッチ端子のところで直列接続し、直流電源7を共通化し
て1つにした3端子双方向性絶縁型スイッチング回路で
ある。図47の実施例は、図26の双方向性絶縁スイッ
チと図35の駆動回路部を応用した双方向性の絶縁型ス
イッチング回路2つをスイッチ端子のところで直列接続
し、直流電源7を共通化して1つにまとめた3端子双方
向性絶縁型スイッチング回路である。
【0036】図48〜図51の各実施例もまた可能であ
る。図50、図51の各実施例では前述した第1、第2
スイッチそれぞれにノーマリィ・オン型を用いたので、
エネルギー蓄積手段が要らず、構成が簡単で部品点数が
少ないという効果が有る。
【0037】図52の実施例は図7の絶縁型スイッチを
用いた条件付き絶縁型スイッチング回路であるが、オン
制御の時チャージ・ポンプが順バイアス・エネルギーを
絶えず補給するので、ノーマリィ・オフのMOS・FE
Tを使用してもオン期間に制限は無い。
【0038】最後に、以下の事を補足する。 a)図1、図7〜図30の各種の絶縁型スイッチ、図3
1〜図51の各種の絶縁型スイッチング回路において、
前述した第1又は第2スイッチとしてその使用スイッチ
の代わりにそのオン、オフ制御条件が同じならノーマリ
ィ・オン、ノーマリィ・オフに関係無く可制御なスイッ
チング手段ならなんでも使うことができる。 b)図31〜図51の各種の絶縁型スイッチング回路に
おいて、前述した第3、第4、第5又は第6スイッチと
してその使用スイッチの代わりにそのオン、オフ制御条
件などが同じならノーマリィ・オン、ノーマリィ・オフ
に関係無くオン・オフ可能なスイッチング手段ならなん
でも使うことができる。
【0039】c)図1、図7〜図30の各種の絶縁型ス
イッチ、図31〜図51の各種の絶縁型スイッチング回
路中の絶縁型スイッチ部のいずれか1つに、図31〜図
51の各種絶縁スイッチング回路中の駆動回路部のいず
れか1つ又は2つを組み合わせた各種の絶縁型スイッチ
ング回路の実施例もまた可能である。各駆動回路部の構
成は多少違うが、基本的には同じ考え方である。 d)図1、図7〜図23の絶縁型スイッチで1方向性の
もの等のいずれか1つを図31〜図41、図48〜図5
0の絶縁型スイッチング回路で1方向性のもの等のいず
れか1つを逆並列接続し、両方の主端子M1a同士、両
方の制御端子C1同士、両方の制御端子C2同士をそれ
ぞれ接続した双方向性の絶縁型スイッチング回路も可能
である。
【0040】e)図31〜図41、図48〜図50の絶
縁型スイッチング回路、a)項で述べた組合せにより得
られる同様の絶縁型スイッチング回路のいずれか1つを
ブリッジ接続型整流回路の両出力端子間に接続した双方
向性の絶縁型スイッチング回路も可能である。 f)図31〜図41、図48〜図50の絶縁型スイッチ
ング回路で1方向性のもの、a)項で述べた組合せによ
り得られる同様の絶縁型スイッチング回路で1方向性の
ものいずれか2つ(同じ2つでも違う2つでも良い。)
を逆並列接続した双方向性の絶縁型スイッチング回路も
可能である。
【0041】g)図31〜図41、図48〜図50の絶
縁型スイッチング回路で1方向性のもの、a)項で述べ
た組合せにより得られる同様の絶縁型スイッチング回路
で1方向性のものいずれか2つ(同じ2つでも違う2つ
でも良い。)を同じ方向に、あるいは、内向きに、ある
いは、外向きにスイッチ端子のところで直列接続した3
端子絶縁型スイッチング回路も可能である。 h)図31〜図41、図48〜図50の絶縁型スイッチ
ング回路で1方向性のもの、a)項で述べた組合せによ
り得られる同様の絶縁型スイッチング回路で1方向性の
もののいずれか1つと、図41〜図45、図51の双方
向性絶縁型スイッチング回路、上述の組合せにより得ら
れる同様の双方向性絶縁型スイッチング回路のいずれか
1つをスイッチ端子のところで直列接続した3端子絶縁
型スイッチング回路もまた可能である。
【0042】i)図41〜図45、図51の双方向性絶
縁型スイッチング回路、上述の組合せにより得られる同
様の双方向性絶縁型スイッチング回路のいずれか2つ
(同じ2つでも異なる2つでも良い。)をスイッチ端子
のところで直列接続した3端子双方向性絶縁型スイッチ
ング回路もまた可能である。 j)『図31〜図41、図48〜図50の絶縁型スイッ
チング回路で1方向性のもの、a)項で述べた組合せに
より得られる同様の絶縁型スイッチング回路で1方向性
のものいずれか1つ』と、『図31〜図41、図48〜
図50の絶縁型スイッチング回路で1方向性のもの、
a)項で述べた組合せにより得られる同様の絶縁型スイ
ッチング回路で1方向性のものいずれか1つ』を接続
し、さらに、その接続箇所に『図31〜図41、図48
〜図50の絶縁型スイッチング回路で1方向性のもの、
a)項で述べた組合せにより得られる同様の絶縁型スイ
ッチング回路で1方向性のものいずれか1つ』を接続
し、同様に所定数その接続箇所に接続した多端子絶縁型
スイッチング回路も可能である。
【0043】k)『図41〜図45、図51の双方向性
絶縁型スイッチング回路、上述の組合せにより得られる
同様の双方向性絶縁型スイッチング回路のいずれか1
つ』と『図41〜図45、図51の双方向性絶縁型スイ
ッチング回路、上述の組合せにより得られる同様の双方
向性絶縁型スイッチング回路のいずれか1つ』を接続
し、さらに、その接続箇所に『図41〜図45、図51
の双方向性絶縁型スイッチング回路、上述の組合せによ
り得られる同様の双方向性絶縁型スイッチング回路のい
ずれか1つ』を接続し、同様に所定数その接続箇所に接
続した多端子双方向性絶縁型スイッチング回路もまた可
能である。
【0044】l)複数の回路構成手段(例:能動素子、
受動素子。)又は回路(例:有線通信手段、有線通話手
段、アンプ。)又は負荷(例:ACモーター、スピーカ
ー等。)との接続を切り換える際にロータリー・スイッ
チの様な多端子切換えスイッチが必要になるが、本発明
の双方向性絶縁型スイッチング回路とその切換えの対象
となる回路構成手段、回路または負荷を直列接続した直
列回路を所定の数だけ並列接続すれば、多端子切換え型
双方向性絶縁型スイッチング回路ができる。 m)その2次コイルに点火用放電ギャップを接続した点
火コイルの1次コイルと本発明の双方向性絶縁型スイッ
チング回路を直列接続した直列回路を所定の数だけ並列
接続すれば、点火配電回路ができる。
【0045】n)図31〜図46、図48〜図52の各
実施例にはシールド効果が有る。各直流電源7が一定電
位(例えば、アース。)に固定されると、その第1、第
2スイッチがオフの時、その主端子M1a、M2a又は
制御端子C1、C2の電位も固定されるので、その両ス
イッチ端子間はシールドされる。
【0046】o)本発明の双方向性絶縁型スイッチング
回路の利用分野として電子交換機中で凹線同士の接続を
切り換える回線切換え手段がある。例えば、所定数の導
線を上から見て縦(斜めでも良いが。)に並べ、さらに
接触しない様にそこに別の所定数の導線を上から見て横
(斜めでも良いが。)に並べ、上から見て縦と横の各導
線が交叉する各交叉箇所近辺を本発明の双方向性絶縁型
スイッチング回路で1つずつ接続するのである。その双
方向性絶縁型スイッチング回路にシールド機能を持つも
のを使えば通信や通話などの漏洩を防止することができ
る。
【0047】p)各実施例またはそれから派生する各派
生実施例において、その構成要素となる各半導体スイッ
チをその相補関係にある半導体スイッチで1つずつ置き
換え、方向性のある各回路構成手段の向きを逆にした電
圧極性に関して元の回路に対して対称関係にある実施例
ももちろん可能である。 q)本発明の絶縁型スイッチング回路を特開平2−32
758号、特開平2−146955号、特願平5−24
7638に開示されている各絶縁給電手段中の各絶縁ス
イッチに用いた絶縁給電手段も可能である。
【0048】
【先行技術】特開平2−299474号の第10図、第
11図、特開平3−56073号の第10図、第11
図、実開平3−80691号、 特開平5−226
998号、特開平5−268037号、 特開平5−
304453〜4号、特願平5−227756号。
【図面の簡単な説明】
【図1】絶縁型スイッチの1実施例を示す回路図であ
る。
【図2〜図5】各図は、従来の各種の絶縁型スイッチの
1例を1つずつ示す回路図である。
【図6】従来の双方向性絶縁型スイッチング回路の1例
を示す回路図である。
【図7〜図30】各図は、各種の絶縁型スイッチの実施
例を1つずつ示す回路図である。
【図31〜図41】各図は、絶縁型スイッチング回路の
実施例を1つずつ示す回路図である。
【図42〜図45】各図は、双方向性絶縁型スイッチン
グ回路の実施例を1つずつ示す回路図である。
【図46〜図47】各図は、3端子双方向性絶縁型スイ
ッチング回路の実施例を1つずつ示す回路図である。
【図48〜図50】各図は、絶縁型スイッチング回路の
実施例を1つずつ示す回路図である。
【図51】双方向性絶縁型スイッチング回路の1実施例
を示す回路図である。
【図52】絶縁型スイッチの1実施例を使った絶縁型ス
イッチング回路の1例を示す回路図である。
【符号の説明】
st101、st102、st1〜st14 スイッチ
端子 it101〜it102、it1〜it12 入力端子 21、22 IGBT 23 発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H03K 17/60 H03K 17/725 A 17/68 17/687 F 17/725 17/60 A

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1スイッチの制御端子と両主端子を制
    御端子C1、主端子M1a及び主端子M1bと呼び、第
    2スイッチの制御端子と両主端子を制御端子C2、主端
    子M2a及び主端子M2bと呼ぶとしたときに、 そして、前記第1スイッチの駆動信号入力用に制御端子
    C1と主端子M1aが対を成し、前記第2スイッチの駆
    動信号入力用に制御端子C2と主端子M2aが対を成す
    としたときに、 前記第1スイッチがオフのとき制御端子C1・主端子M
    1b間も主端子M1a・主端子M1b間も双方向に非導
    通であり、 前記第2スイッチがオフのとき制御端子C2・主端子M
    2b間も主端子M2a・主端子M2b間も双方向に非導
    通であり、 制御端子C1・主端子M1a間の順バイアス電圧極性に
    関して制御端子C1側をマイナスとして用いることがで
    き、 制御端子C2・主端子M2a間の順バイアス電圧極性に
    関して制御端子C2側をプラスとして用いることがで
    き、 主端子M1aと主端子M2aを接続し、 主端子M1b・主端子M2b間を2端子スイッチとして
    用い、その2端子スイッチがオフの時その第1スイッ
    チ、第2スイッチ両方をオフにして、その2端子スイッ
    チがオンの時その第1スイッチ、第2スイッチ両方をオ
    ンにして用いることを特徴とする絶縁型スイッチ。
  2. 【請求項2】 第1スイッチング手段の制御端子と両主
    端子を制御端子ct1、主端子mt1a及び主端子mt
    1bと呼び、第2スイッチング手段の制御端子と両主端
    子を制御端子ct2、主端子mt2a及び主端子mt2
    bと呼ぶとしたときに、 そして、前記第1スイッチング手段の駆動信号入力用に
    制御端子ct1と主端子mt1aが対を成し、前記第2
    スイッチング手段の駆動信号入力用に制御端子ct2と
    主端子mt2aが対を成すとしたときに、 制御端子ct1・主端子mt1a間の順バイアス電圧極
    性に関して制御端子ct1側をマイナスとして用いるこ
    とができ、 制御端子ct2・主端子mt2a間の順バイアス電圧極
    性に関して制御端子ct2側をプラスとして用いること
    ができ、 主端子mt1b側に第1非可制御スイッチの陽極側が来
    る様に前記第1スイッチング手段と前記第1非可制御ス
    イッチを直列接続した1方向性可制御スイッチを前記第
    1スイッチとして用い、 制御端子ct1を制御端子C1として、主端子mt1a
    を主端子M1aとして、前記第1非可制御スイッチの陰
    極端子を主端子M1bとしてそれぞれ用い、 主端子mt2b側に第2非可制御スイッチの陰極側が来
    る様に前記第2スイッチング手段と前記第2非可制御ス
    イッチを直列接続した1方向性可制御スイッチを前記第
    2スイッチとして用い、 制御端子ct2を制御端子C2として、主端子mt2a
    を主端子M2aとして、前記第2非可制御スイッチの陽
    極端子を主端子M2bとしてそれぞれ用いたことを特徴
    とする請求項1記載の絶縁型スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の絶縁型スイッチで
    1方向性のものと請求項1又は2記載の絶縁型スイッチ
    で1方向性のものを逆並列接続して双方向性スイッチに
    したことを特徴とする絶縁型スイッチ。
  4. 【請求項4】 両者の主端子M1a同士、両者の制御端
    子C1同士、両者の制御端子C2同士それぞれを接続し
    たことを特徴とする請求項3記載の絶縁型スイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の絶縁型スイッチにおい
    て、 主端子mt1b・主端子mt2b間にその整流された出
    力が供給される様に前記第1、第2非可制御スイッチと
    後から追加する2つの非可制御スイッチでブリッジ接続
    型整流回路を構成して双方向性スイッチにしたことを特
    徴とする絶縁型スイッチ。
  6. 【請求項6】 オン駆動時にそのPチャネルがそのバッ
    クゲート電極に接してそのドレイン・バックゲート間も
    そのソース・バックゲート間も双方向に導通するPチャ
    ネルの絶縁ゲート型電界効果トランジスタ手段が有り、 そして、オン駆動時にそのNチャネルがそのバックゲー
    ト電極に接してそのドレイン・バックゲート間もそのソ
    ース・バックゲート間も双方向に導通するNチャネルの
    絶縁ゲート型電界効果トランジスタ手段が有って、 両者のバックゲート同士を接続し、 前者のドレインから後者のドレインに向かって非可制御
    スイッチを2つ直列接続してその非可制御スイッチ2つ
    の接続点を一方のスイッチ端子とし、 前者のソースから後者のソースに向かって非可制御スイ
    ッチを2つ直列接続してその非可制御スイッチ2つの接
    続点を他方のスイッチ端子とし、 その両スイッチ端子間を2端子スイッチとして用い、そ
    の2端子スイッチがオフの時その両トランジスタ手段を
    オフにして、その2端子スイッチがオンの時その両トラ
    ンジスタ手段をオンにして用いる こと特徴とする絶縁型
    スイッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1、2又は5記載の絶縁型スイッ
    チにおいて、 「直流電圧を供給する第1直流電源手段」と、 「直流電圧を供給し、前記第1直流電源手段のマイナス
    側にそのプラス側が接続される第2直流電源手段」と、 「オフのときその両スイッチ端子間が双方向に対して非
    導通で、その駆動信号入力側が前記第1直流電源手段の
    プラス側に来る様に前記第1直流電源手段と直列接続さ
    れ、その電源ソース電流の通流と遮断を制御する第3ス
    イッチ」と、 「オフのときその両スイッチ端子間が双方向に対して非
    導通で、その駆動信号入力側が前記第1直流電源手段の
    マイナス側に来る様に前記第1直流電源手段と直列接続
    され、その電源シンク電流の通流と遮断を制御する第4
    スイッチ」と、 「オフのときその両スイッチ端子間が双方向に対して非
    導通で、その駆動信号入力側が前記第2直流電源手段の
    プラス側に来る様に前記第2直流電源手段と直列接続さ
    れ、その電源ソース電流の通流と遮断を制御する第5ス
    イッチ」と、 「オフのときその両スイッチ端子間が双方向に対して非
    導通で、その駆動信号入力側が前記第2直流電源手段の
    マイナス側に来る様に前記第2直流電源手段と直列接続
    され、その電源シンク電流の通流と遮断を制御する第6
    スイッチ」と、 「前記第3〜第6スイッチを同時にオン・オフ制御する
    オン・オフ連携手段」と「前記第3、第4スイッチのオ
    ン・オフに基づいて動作し、前記第3、第4スイッチが
    オンのとき前記第1スイッチをオフ駆動する第1オフ駆
    動手段」と、 「前記第3、第4スイッチのオン・オフに基づいて動作
    し、前記第3、第4スイッチがオフのとき前記第1スイ
    ッチをオン駆動する第1オン駆動手段」と、 「前記第5、第6スイッチのオン・オフに基づいて動作
    し、前記第5、第6スイッチがオンのとき前記第2スイ
    ッチをオフ駆動する第2オフ駆動手段」と、 「前記第5、第6スイッチのオン・オフに基づいて動作
    し、前記第5、第6スイッチがオフのとき前記第2スイ
    ッチをオン駆動する第2オン駆動手段」、 を有することを特徴とする絶縁型スイッチング回路。
  8. 【請求項8】 前記第4、第5スイッチを取り外し、前
    記第1、第2直流電源手段を1つにまとめて共通化した
    ことを特徴とする請求項7記載の絶縁型スイッチング回
    路。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2オン駆動手段を1つにま
    とめて共通化し、その共通のオン駆動手段が前記第1、
    第2スイッチ両方をオン駆動することを特徴とする請求
    項8記載の絶縁型スイッチング回路。
  10. 【請求項10】 「請求項1又は2記載の絶縁型スイッ
    チを元にして構成された請求項7、8又は9記載の絶縁
    型スイッチング回路で1方向性のもの」と「請求項1又
    は2記載の絶縁型スイッチを元にして構成された請求項
    7、8又は9記載の絶縁型スイッチング回路で1方向性
    のもの」の両スイッチ端子同士を逆並列接続して双方向
    性スイッチにし、 その第3〜第6スイッチの部分、そのオン・オフ連携手
    段の部分およびその直流電源手段の部分をそれぞれ1つ
    まとめて共通化したことを特徴とする絶縁型スイッチン
    グ回路。
  11. 【請求項11】 「請求項1又は2記載の絶縁型スイッ
    チで1方向性のもの」と「請求項7又は8記載の絶縁型
    スイッチング回路で1方向性のもの」をその両スイッチ
    端子同士で逆並列接続して双方向性スイッチにし、 両者の主端子M1a同士、両者の制御端子C1同士、両
    者の制御端子C2同士それぞれを接続し、 前記第1オフ駆動手段が前者の前記第1スイッチもオフ
    駆動し、 前記第1オン駆動手段が前者の前記第1スイッチもオン
    駆動し、 前記第2オフ駆動手段が前者の前記第2スイッチもオフ
    駆動し、 前記第2オン駆動手段が前者の前記第2スイッチもオン
    駆動することを特徴とする絶縁型スイッチング回路。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2オン駆動手段を1つに
    まとめて共通化し、その共通のオン駆動手段が両者の前
    記第1、第2スイッチ4つをオン駆動することを特徴と
    する請求項11記載の絶縁型スイッチング回路。
  13. 【請求項13】 前記第1、第2スイッチ4つと前記第
    1、第2非可制御スイッチ4つが形成する双方向性絶縁
    型スイッチを請求項6記載の絶縁型スイッチで置き換え
    たことを特徴とする請求項11記載の絶縁型スイッチン
    グ回路。
  14. 【請求項14】 前記第1、第2オン駆動手段を1つに
    まとめて共通化し、その共通のオン駆動手段が両前記絶
    縁ゲート型電界効果トランジスタ手段をオン駆動するこ
    とを特徴とする請求項13記載の絶縁型スイッチング回
    路。
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