JP3423726B2 - 会議支援システム - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、会議支援システムに関
し、特に、会議支援端末を用いて遠隔地を結んで会議を
行う場合に、会議支援システム運用中においても、会議
の参加者が会議の進行を妨げないで、他の参加者が個人
的に所有している情報を得ることができる計算機による
会議支援システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、機械による会議支援を行う装置と
して、例えば、遠隔地を結んで会議を行う場合の会議支
援のために、テレビ会議システムが開発されている。こ
のようなテレビ会議システムは、会議に参加する参加者
の顔や、参加者から示される映像を分割したり、合成し
たりして表示する会議支援機能を提供するシステムであ
り、会議参加者が互いに遠隔地にいても、同一場所に居
るような雰囲気を出すため、参加者の顔を双方向テレビ
で互いに表示し、また、参加者から示される会議資料を
映像として表示するシステムとなっている。 【0003】テレビ会議システムでは、遠隔地を結ぶ通
信回線の伝送容量が余り大きくない場合に、通信回線を
有効に利用するため、例えば、特開平2−44885号
公報に記載の「画像伝送方法および装置」のように、テ
レビ会議システムにおいて顔の映像などの重要な部分を
優先的に転送する技術の提案がある。ここでは、会議参
加ポイントの各々のテレビ端末においては送出する画像
情報がその優先順位と共に事前に決められており、各々
のテレビ会議端末は、それに従って画像の送出制御を行
う。 【0004】また、この種のテレビ会議システムに関す
る技術として、例えば、特開平2−44984号公報に
記載の「遠隔制御形テレビ会議システム」では、会議の
発言者または議長側の操作により、複数の他の室の傍聴
者にチャネル選局操作をさせることなく、発言者の映像
を視聴させることができるシステムの提案があり、特開
平2−5690号公報に記載の「多地点間テレビ会議制
御装置」では、複数の会議端末からの映像を縮小または
切り出しを行い、任意位置で一つの画面上に合成できる
ようにした技術の提案がある。ここで説明されている多
地点間テレビ会議制御装置のような会議端末を用いるこ
とにより、会議端末を設置する遠隔の会議参加ポイント
が増加しても、当該会議参加ポイントの映像を切り出し
縮小を行って、画面上に追加合成するだけなので、会議
端末を設置する遠隔の会議参加ポイントの増加に対応で
きる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の会議支援装置においては、いずれのシステムで
あっても、会議開催中(テレビ会議システム運用中)に
おいては、会議参加者が個人で所有している情報を提示
できるのは、あくまでも情報を所有している参加者とな
っており、他の参加者が自由にそれらの情報を得ること
はできない。つまり、このような会議支援装置の共通の
問題として、ある会議参加者が、他の会議参加者しか持
っていない会議情報を得ようとすると、会議を中断し、
当該会議情報の所持者に提示を求めなければならないと
いう問題がある。このようなシステム運用の中断によっ
て、会議の進行が妨げられ、結果として、テレビ会議シ
ステムは会議の効率を向上させることを目的としたシス
テムでありながら、会議の効率を低下させることにな
る。 【0006】したがって、本発明の目的は、会議支援端
末を用いて遠隔地を結んで会議を行う場合に、会議支援
システム運用中においても、会議の参加者が会議の進行
を妨げないで、他の参加者が個人的に所有している情報
を得ることができる計算機による会議支援システムを提
供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の会議支援システムは、3以上の会議支援端
末(11,12,13,14)がネットワーク(10)
を介して相互接続され、各々の会議支援端末により会議
参加者が会議開始前に当該会議に提示した会議情報を任
意にアクセスを可能とする会議支援システムであって、
各々の会議支援端末には、会議参加者が会議開始前に当
該会議に提示した会議参加者各自の会議情報を保存する
会議情報メモリ(6)と、該会議情報メモリに保存され
た会議情報の項目リストを作成し、当該項目リストのみ
を会議開始前に自会議支援端末以外の他の全ての会議支
援端末に配布し、会議開始後は配布した項目リストによ
りアクセス要求された会議情報のみを、会議情報メモリ
から読み出し、アクセス要求元の会議支援端末に送出す
る処理を行う会議情報制御部(7)とを備えることを特
徴とする。 【0008】 【作用】本発明の会議支援システムは、3以上の会議支
援端末(11,12,13,14)がネットワーク(1
0)を介して相互接続されて構築される。システムを構
成する各々の会議支援端末には、会議情報メモリ(6)
と、会議情報制御部(7)とが備えられ、会議支援メモ
リ(6)には、会議参加者が会議開始前に当該会議に提
示する会議参加者各自の会議情報が保存される。会議情
報制御部(7)は、会議情報メモリ(6)に保存された
会議情報の項目リストを作成し、当該項目リストのみを
会議開始前に自会議支援端末以外の他の全ての会議支援
端末に配布し、会議開始後は配布した項目リストにより
アクセス要求された会議情報のみを、会議情報メモリか
ら読み出し、アクセス要求元の会議支援端末に送出する
処理を行う。 【0009】このような構成とすることにより、本発明
の会議支援システムにおいては、各々の会議支援端末に
より、それぞれの会議参加者から会議参加前に当該会議
に提示された会議参加者各自の会議情報が項目リストに
したがって個別に任意にアクセスできる。会議情報のア
クセスは、会議開始前に配布された項目リストによりア
クセス要求された会議情報のみを、会議情報メモリから
読み出し、アクセス要求元の会議支援端末に送出される
ので、会議の進行を妨げることなく、他人の個人所有の
情報の参照が可能となる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図により具体的に
説明する。図1は本発明の一実施例にかかる会議支援シ
ステムの全体の構成を示すブロック図である。図2は会
議情報メモリに保存する会議情報,項目リスト,および
会議情報参照リストのデータ構造を説明する図である。
また、図3,図4,および図5は会議支援システムにお
いて会議情報をアクセスする場合の会議参加者の会議支
援端末操作に伴う表示画面の変化の例を示す各々の表示
画面例の図である。 【0011】図1において、11,12,13,14は
それぞれ任意場所の会議参加ポイントに設置される会議
支援端末である。ここでは各々の会議支援端末を会議支
援端末A,会議支援端末B,会議支援端末C,会議支援
端末Nとしている。10はネットワークであり、ネット
ワーク10により各々の会議支援端末(11,12,1
3,14)が相互接続されて、会議支援システムを構成
している。1つの会議支援端末Aには、図示するよう
に、データ処理装置1を中心として、キーボード2,ポ
インティングデバイスのマウス3,ディスプレイ4,記
録媒体読取り装置5,会議情報メモリ6,会議情報制御
部7,メインメモリ8が設けられ、ネットワークシステ
ムの端末となった会議支援端末を構成している。 【0012】このように構成された会議支援システムの
動作を次に説明する。会議に参加する会議参加者は、ま
ず、マウス3,キーボード2,あるいは記録媒体読取り
装置5を用いて、会議の前に、自己が個人的に所有して
いる情報、例えば、自分の名前,所属,自分が会議資料
として提示する資料情報などの会議情報を入力する。こ
の会議情報は、データ処理装置1を介して会議情報制御
部7により、会議情報メモリ6に項目名と内容が分けら
れた状態で保存される。例えば、図2(A)に示すよう
に、各項目名を管理する項目名テーブル21と共に、各
項目のデータがデータ本体部22として格納され、会議
情報が各々の項目名ごとに分けられた状態で、会議情報
メモリ6に保存される。 【0013】そして、会議情報メモリ6への保存が終了
すると、会議情報制御部7は、会議情報メモリ6に保存
された問い合わせ可能な会議情報に対して、各項目名を
管理する項目名テーブル21から、例えば、図2(B)
に示すように、当該会議支援端末の識別名ID,項目
数,各項目名からなる項目リスト23を生成し、ネット
ワーク10を通じて同報通信を行い、当該項目リスト2
3を全ての会議参加者の会議支援端末に配布する。 【0014】ネットワーク10を通して配布された項目
リスト23を受け取った各々の会議支援端末では、会議
情報制御部7が、全ての会議参加者から受け取った項目
リスト23に対して、図2(C)に示すような、各々の
会議支援端末に対応する識別名IDおよび会議参加者の
名前などと共に、参照可能な情報の項目リスト25を対
応させた会議情報参照リスト24を生成し、自己の会議
支援端末の会議情報メモリ6に格納する。 【0015】このような会議参加者からの会議情報の入
力処理,会議情報にかかる項目リスト23の生成処理,
配布処理,および、会議情報参照リスト24の生成処理
などの一連の処理は、会議情報制御部7の制御によって
実行される。また、ネットワークの通信処理を伴う処理
は、例えば、ネットワーク10における通信制御処理な
ど一部の処理は、データ処理装置1がメインメモリ8を
用いて実行する通信制御処理サービス機能などを利用し
て実行する。 【0016】会議中は、データ処理装置1が、その会議
を支援するための情報、例えば、相手の顔や、現在議論
中の資料などの情報をディスプレイ4の画面上に表示
し、会議を進行させている。この際には、例えば、図3
に示すような表示画面の形態によって、ディスプレイ4
の画面上に会議の参加者を表示し、または、現在議論中
の資料などの情報をディスプレイ4の画面上に表示して
いる。図3に示す表示画面30においては、会議参加者
の顔の画像が各々の矩形領域31に表示されている。 【0017】このような状態において、会議支援システ
ムの会議支援端末では、次のような操作を行うことによ
って、任意時間に他の会議参加者が会議参加前に保存し
た会議情報を取り出すことができる。まず、参照したい
会議情報を取り出したい参加者は、マウス3あるいはキ
ーボード2により、画面上でカーソル32を移動させ
て、参照したい情報を保持している他の会議参加者2の
顔の表示領域の矩形領域33の上に、カーソルを位置決
めして指定ボタンを押す。指定ボタンを押すと、ディス
プレイの画面は、図4に示すように変化し、指定された
会議参加者2の会議支援端末から配布されている会議情
報の項目リスト(23:図2)が、画面上にサブウィン
ドウ34が開かれて表示される。次に、このサブウィン
ドウ34に表示された各々の項目名から見たい会議情報
の項目名を、キー操作またはカーソル移動の操作により
指示し指定する。例えば、項目名「個人プロフィール」
を指定すると、指定された項目名の会議情報のアクセス
処理がネットワークを介して行なわれる。このアクセス
処理により、当該指定の会議支援端末からネットワーク
を通して読み出された会議情報が、例えば、図5に示す
ように、更に別のサブウィンドウ35が開かれれて表示
される。 【0018】このようなサブウィンドウ35に表示され
る会議情報を当該会議支援端末からのネットワークを通
したアクセス処理によって得るまでの、一連の処理の流
れの概要は次のようになっている。 【0019】この会議支援システムの構成においては、
図4に示すようなディスプレイの画面により当該アクセ
ス要求を行った会議支援端末には、読み出し可能な会議
情報の項目名の項目リストしか保持していない。このた
め、会議情報のアクセス要求を図4に示すような画面に
よる操作指示により行うと、当該会議支援端末のデータ
処理装置1が指定された項目名にかかる会議情報のアク
セス要求を会議情報制御部7に送出し、会議情報制御部
7は、このアクセス要求に従って、既に生成して保存し
ている図2(C)に示すような会議情報参照リスト24
から、該当する参加者の会議支援端末の識別情報(識別
名ID)を得て、該当する会議支援端末に対して会議情
報のメッセージ問合せを行う。そして、当該アクセス要
求を行った会議支援端末から必要な会議情報を含んだ返
答情報を得ると、会議情報制御部7では、返送された返
答情報から該当する項目名の会議情報をデータ処理装置
1に返し、データ処理装置1では、他の会議支援情報と
合成して、ディスプレイの表示領域(サブウィンドウ3
5)に表示することになる。 【0020】以上に説明したように、本実施例の会議支
援システムでは、各々の会議支援端末に会議情報メモリ
を備え、当該会議情報メモリに、当該会議支援端末を使
用する会議参加者から提示される会議参加者各自の会議
情報の項目リストを個別に保存し、アクセス要求に応じ
てネットワークを介して個別の会議情報を得るようにし
ているが、特定の会議支援端末に大容量の会議情報メモ
リを備え、各々の会議参加者から提示される会議参加者
各自の会議情報を、当該大容量の会議情報メモリに収集
して集中管理し、まとめて保存するようなシステム構成
としてもよい。このような形態のシステム構成とする
と、会議参加者各自の会議情報のデータを集中的に保持
することができ、他の資料データなどと共に会議情報の
一貫性を保つことができる。 【0021】 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
会議支援システムにおいて、各々の会議支援端末には、
会議参加者が会議開始前に当該会議に提示した会議情報
を保存する会議情報メモリと、該会議情報メモリに保存
された会議情報の項目リストを生成し、当該項目リスト
を会議開始前に他の会議支援端末に配布し、会議開始後
は配布した項目リストによりアクセス要求された会議情
報を会議情報メモリから読み出し、アクセス要求元に送
出する処理を行う会議情報制御部とを備えることによ
り、会議支援端末により会議参加者から会議開始前に当
該会議に提示された会議情報が任意にアクセスすること
ができ、会議の進行を妨げることなく、他の会議参加者
の個人所有情報の参照が任意に可能となる。
し、特に、会議支援端末を用いて遠隔地を結んで会議を
行う場合に、会議支援システム運用中においても、会議
の参加者が会議の進行を妨げないで、他の参加者が個人
的に所有している情報を得ることができる計算機による
会議支援システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、機械による会議支援を行う装置と
して、例えば、遠隔地を結んで会議を行う場合の会議支
援のために、テレビ会議システムが開発されている。こ
のようなテレビ会議システムは、会議に参加する参加者
の顔や、参加者から示される映像を分割したり、合成し
たりして表示する会議支援機能を提供するシステムであ
り、会議参加者が互いに遠隔地にいても、同一場所に居
るような雰囲気を出すため、参加者の顔を双方向テレビ
で互いに表示し、また、参加者から示される会議資料を
映像として表示するシステムとなっている。 【0003】テレビ会議システムでは、遠隔地を結ぶ通
信回線の伝送容量が余り大きくない場合に、通信回線を
有効に利用するため、例えば、特開平2−44885号
公報に記載の「画像伝送方法および装置」のように、テ
レビ会議システムにおいて顔の映像などの重要な部分を
優先的に転送する技術の提案がある。ここでは、会議参
加ポイントの各々のテレビ端末においては送出する画像
情報がその優先順位と共に事前に決められており、各々
のテレビ会議端末は、それに従って画像の送出制御を行
う。 【0004】また、この種のテレビ会議システムに関す
る技術として、例えば、特開平2−44984号公報に
記載の「遠隔制御形テレビ会議システム」では、会議の
発言者または議長側の操作により、複数の他の室の傍聴
者にチャネル選局操作をさせることなく、発言者の映像
を視聴させることができるシステムの提案があり、特開
平2−5690号公報に記載の「多地点間テレビ会議制
御装置」では、複数の会議端末からの映像を縮小または
切り出しを行い、任意位置で一つの画面上に合成できる
ようにした技術の提案がある。ここで説明されている多
地点間テレビ会議制御装置のような会議端末を用いるこ
とにより、会議端末を設置する遠隔の会議参加ポイント
が増加しても、当該会議参加ポイントの映像を切り出し
縮小を行って、画面上に追加合成するだけなので、会議
端末を設置する遠隔の会議参加ポイントの増加に対応で
きる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の会議支援装置においては、いずれのシステムで
あっても、会議開催中(テレビ会議システム運用中)に
おいては、会議参加者が個人で所有している情報を提示
できるのは、あくまでも情報を所有している参加者とな
っており、他の参加者が自由にそれらの情報を得ること
はできない。つまり、このような会議支援装置の共通の
問題として、ある会議参加者が、他の会議参加者しか持
っていない会議情報を得ようとすると、会議を中断し、
当該会議情報の所持者に提示を求めなければならないと
いう問題がある。このようなシステム運用の中断によっ
て、会議の進行が妨げられ、結果として、テレビ会議シ
ステムは会議の効率を向上させることを目的としたシス
テムでありながら、会議の効率を低下させることにな
る。 【0006】したがって、本発明の目的は、会議支援端
末を用いて遠隔地を結んで会議を行う場合に、会議支援
システム運用中においても、会議の参加者が会議の進行
を妨げないで、他の参加者が個人的に所有している情報
を得ることができる計算機による会議支援システムを提
供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の会議支援システムは、3以上の会議支援端
末(11,12,13,14)がネットワーク(10)
を介して相互接続され、各々の会議支援端末により会議
参加者が会議開始前に当該会議に提示した会議情報を任
意にアクセスを可能とする会議支援システムであって、
各々の会議支援端末には、会議参加者が会議開始前に当
該会議に提示した会議参加者各自の会議情報を保存する
会議情報メモリ(6)と、該会議情報メモリに保存され
た会議情報の項目リストを作成し、当該項目リストのみ
を会議開始前に自会議支援端末以外の他の全ての会議支
援端末に配布し、会議開始後は配布した項目リストによ
りアクセス要求された会議情報のみを、会議情報メモリ
から読み出し、アクセス要求元の会議支援端末に送出す
る処理を行う会議情報制御部(7)とを備えることを特
徴とする。 【0008】 【作用】本発明の会議支援システムは、3以上の会議支
援端末(11,12,13,14)がネットワーク(1
0)を介して相互接続されて構築される。システムを構
成する各々の会議支援端末には、会議情報メモリ(6)
と、会議情報制御部(7)とが備えられ、会議支援メモ
リ(6)には、会議参加者が会議開始前に当該会議に提
示する会議参加者各自の会議情報が保存される。会議情
報制御部(7)は、会議情報メモリ(6)に保存された
会議情報の項目リストを作成し、当該項目リストのみを
会議開始前に自会議支援端末以外の他の全ての会議支援
端末に配布し、会議開始後は配布した項目リストにより
アクセス要求された会議情報のみを、会議情報メモリか
ら読み出し、アクセス要求元の会議支援端末に送出する
処理を行う。 【0009】このような構成とすることにより、本発明
の会議支援システムにおいては、各々の会議支援端末に
より、それぞれの会議参加者から会議参加前に当該会議
に提示された会議参加者各自の会議情報が項目リストに
したがって個別に任意にアクセスできる。会議情報のア
クセスは、会議開始前に配布された項目リストによりア
クセス要求された会議情報のみを、会議情報メモリから
読み出し、アクセス要求元の会議支援端末に送出される
ので、会議の進行を妨げることなく、他人の個人所有の
情報の参照が可能となる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図により具体的に
説明する。図1は本発明の一実施例にかかる会議支援シ
ステムの全体の構成を示すブロック図である。図2は会
議情報メモリに保存する会議情報,項目リスト,および
会議情報参照リストのデータ構造を説明する図である。
また、図3,図4,および図5は会議支援システムにお
いて会議情報をアクセスする場合の会議参加者の会議支
援端末操作に伴う表示画面の変化の例を示す各々の表示
画面例の図である。 【0011】図1において、11,12,13,14は
それぞれ任意場所の会議参加ポイントに設置される会議
支援端末である。ここでは各々の会議支援端末を会議支
援端末A,会議支援端末B,会議支援端末C,会議支援
端末Nとしている。10はネットワークであり、ネット
ワーク10により各々の会議支援端末(11,12,1
3,14)が相互接続されて、会議支援システムを構成
している。1つの会議支援端末Aには、図示するよう
に、データ処理装置1を中心として、キーボード2,ポ
インティングデバイスのマウス3,ディスプレイ4,記
録媒体読取り装置5,会議情報メモリ6,会議情報制御
部7,メインメモリ8が設けられ、ネットワークシステ
ムの端末となった会議支援端末を構成している。 【0012】このように構成された会議支援システムの
動作を次に説明する。会議に参加する会議参加者は、ま
ず、マウス3,キーボード2,あるいは記録媒体読取り
装置5を用いて、会議の前に、自己が個人的に所有して
いる情報、例えば、自分の名前,所属,自分が会議資料
として提示する資料情報などの会議情報を入力する。こ
の会議情報は、データ処理装置1を介して会議情報制御
部7により、会議情報メモリ6に項目名と内容が分けら
れた状態で保存される。例えば、図2(A)に示すよう
に、各項目名を管理する項目名テーブル21と共に、各
項目のデータがデータ本体部22として格納され、会議
情報が各々の項目名ごとに分けられた状態で、会議情報
メモリ6に保存される。 【0013】そして、会議情報メモリ6への保存が終了
すると、会議情報制御部7は、会議情報メモリ6に保存
された問い合わせ可能な会議情報に対して、各項目名を
管理する項目名テーブル21から、例えば、図2(B)
に示すように、当該会議支援端末の識別名ID,項目
数,各項目名からなる項目リスト23を生成し、ネット
ワーク10を通じて同報通信を行い、当該項目リスト2
3を全ての会議参加者の会議支援端末に配布する。 【0014】ネットワーク10を通して配布された項目
リスト23を受け取った各々の会議支援端末では、会議
情報制御部7が、全ての会議参加者から受け取った項目
リスト23に対して、図2(C)に示すような、各々の
会議支援端末に対応する識別名IDおよび会議参加者の
名前などと共に、参照可能な情報の項目リスト25を対
応させた会議情報参照リスト24を生成し、自己の会議
支援端末の会議情報メモリ6に格納する。 【0015】このような会議参加者からの会議情報の入
力処理,会議情報にかかる項目リスト23の生成処理,
配布処理,および、会議情報参照リスト24の生成処理
などの一連の処理は、会議情報制御部7の制御によって
実行される。また、ネットワークの通信処理を伴う処理
は、例えば、ネットワーク10における通信制御処理な
ど一部の処理は、データ処理装置1がメインメモリ8を
用いて実行する通信制御処理サービス機能などを利用し
て実行する。 【0016】会議中は、データ処理装置1が、その会議
を支援するための情報、例えば、相手の顔や、現在議論
中の資料などの情報をディスプレイ4の画面上に表示
し、会議を進行させている。この際には、例えば、図3
に示すような表示画面の形態によって、ディスプレイ4
の画面上に会議の参加者を表示し、または、現在議論中
の資料などの情報をディスプレイ4の画面上に表示して
いる。図3に示す表示画面30においては、会議参加者
の顔の画像が各々の矩形領域31に表示されている。 【0017】このような状態において、会議支援システ
ムの会議支援端末では、次のような操作を行うことによ
って、任意時間に他の会議参加者が会議参加前に保存し
た会議情報を取り出すことができる。まず、参照したい
会議情報を取り出したい参加者は、マウス3あるいはキ
ーボード2により、画面上でカーソル32を移動させ
て、参照したい情報を保持している他の会議参加者2の
顔の表示領域の矩形領域33の上に、カーソルを位置決
めして指定ボタンを押す。指定ボタンを押すと、ディス
プレイの画面は、図4に示すように変化し、指定された
会議参加者2の会議支援端末から配布されている会議情
報の項目リスト(23:図2)が、画面上にサブウィン
ドウ34が開かれて表示される。次に、このサブウィン
ドウ34に表示された各々の項目名から見たい会議情報
の項目名を、キー操作またはカーソル移動の操作により
指示し指定する。例えば、項目名「個人プロフィール」
を指定すると、指定された項目名の会議情報のアクセス
処理がネットワークを介して行なわれる。このアクセス
処理により、当該指定の会議支援端末からネットワーク
を通して読み出された会議情報が、例えば、図5に示す
ように、更に別のサブウィンドウ35が開かれれて表示
される。 【0018】このようなサブウィンドウ35に表示され
る会議情報を当該会議支援端末からのネットワークを通
したアクセス処理によって得るまでの、一連の処理の流
れの概要は次のようになっている。 【0019】この会議支援システムの構成においては、
図4に示すようなディスプレイの画面により当該アクセ
ス要求を行った会議支援端末には、読み出し可能な会議
情報の項目名の項目リストしか保持していない。このた
め、会議情報のアクセス要求を図4に示すような画面に
よる操作指示により行うと、当該会議支援端末のデータ
処理装置1が指定された項目名にかかる会議情報のアク
セス要求を会議情報制御部7に送出し、会議情報制御部
7は、このアクセス要求に従って、既に生成して保存し
ている図2(C)に示すような会議情報参照リスト24
から、該当する参加者の会議支援端末の識別情報(識別
名ID)を得て、該当する会議支援端末に対して会議情
報のメッセージ問合せを行う。そして、当該アクセス要
求を行った会議支援端末から必要な会議情報を含んだ返
答情報を得ると、会議情報制御部7では、返送された返
答情報から該当する項目名の会議情報をデータ処理装置
1に返し、データ処理装置1では、他の会議支援情報と
合成して、ディスプレイの表示領域(サブウィンドウ3
5)に表示することになる。 【0020】以上に説明したように、本実施例の会議支
援システムでは、各々の会議支援端末に会議情報メモリ
を備え、当該会議情報メモリに、当該会議支援端末を使
用する会議参加者から提示される会議参加者各自の会議
情報の項目リストを個別に保存し、アクセス要求に応じ
てネットワークを介して個別の会議情報を得るようにし
ているが、特定の会議支援端末に大容量の会議情報メモ
リを備え、各々の会議参加者から提示される会議参加者
各自の会議情報を、当該大容量の会議情報メモリに収集
して集中管理し、まとめて保存するようなシステム構成
としてもよい。このような形態のシステム構成とする
と、会議参加者各自の会議情報のデータを集中的に保持
することができ、他の資料データなどと共に会議情報の
一貫性を保つことができる。 【0021】 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
会議支援システムにおいて、各々の会議支援端末には、
会議参加者が会議開始前に当該会議に提示した会議情報
を保存する会議情報メモリと、該会議情報メモリに保存
された会議情報の項目リストを生成し、当該項目リスト
を会議開始前に他の会議支援端末に配布し、会議開始後
は配布した項目リストによりアクセス要求された会議情
報を会議情報メモリから読み出し、アクセス要求元に送
出する処理を行う会議情報制御部とを備えることによ
り、会議支援端末により会議参加者から会議開始前に当
該会議に提示された会議情報が任意にアクセスすること
ができ、会議の進行を妨げることなく、他の会議参加者
の個人所有情報の参照が任意に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかる会議支援シ
ステムの全体の構成を示すブロック図、 【図2】 図2は会議情報メモリに保存する会議情報,
項目リスト,および会議情報参照リストのデータ構造を
説明する図、 【図3】 図3は会議支援システムにおいて会議情報を
アクセスする場合の会議参加者の会議支援端末操作に伴
う表示画面の変化の例を示す第1の表示画面例の図、 【図4】 図4は会議支援システムにおいて会議情報を
アクセスする場合の会議参加者の会議支援端末操作に伴
う表示画面の変化の例を示す第1の表示画面例に続く第
2の表示画面例の図、 【図5】 図5は会議支援システムにおいて会議情報を
アクセスする場合の会議参加者の会議支援端末操作に伴
う表示画面の変化の例を示す第2の表示画面例の続く第
3の表示画面例の図である。 【符号の説明】 1…データ処理装置、2…キーボード、3…マウス、4
…ディスプレイ、5…記録媒体読取り装置、6…会議情
報メモリ、7…会議情報制御部、8…メインメモリ、1
0…ネットワーク、11,12,13,14…会議支援
端末、21…項目名テーブル、22…データ本体部、2
3…項目リスト、24…会議情報参照リスト、30…表
示画面、31…矩形領域、32…カーソル、33…矩形
領域、34,35…サブウィンドウ。
ステムの全体の構成を示すブロック図、 【図2】 図2は会議情報メモリに保存する会議情報,
項目リスト,および会議情報参照リストのデータ構造を
説明する図、 【図3】 図3は会議支援システムにおいて会議情報を
アクセスする場合の会議参加者の会議支援端末操作に伴
う表示画面の変化の例を示す第1の表示画面例の図、 【図4】 図4は会議支援システムにおいて会議情報を
アクセスする場合の会議参加者の会議支援端末操作に伴
う表示画面の変化の例を示す第1の表示画面例に続く第
2の表示画面例の図、 【図5】 図5は会議支援システムにおいて会議情報を
アクセスする場合の会議参加者の会議支援端末操作に伴
う表示画面の変化の例を示す第2の表示画面例の続く第
3の表示画面例の図である。 【符号の説明】 1…データ処理装置、2…キーボード、3…マウス、4
…ディスプレイ、5…記録媒体読取り装置、6…会議情
報メモリ、7…会議情報制御部、8…メインメモリ、1
0…ネットワーク、11,12,13,14…会議支援
端末、21…項目名テーブル、22…データ本体部、2
3…項目リスト、24…会議情報参照リスト、30…表
示画面、31…矩形領域、32…カーソル、33…矩形
領域、34,35…サブウィンドウ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 3以上の会議支援端末がネットワークを
介して相互接続され、各々の会議支援端末により会議参
加者が会議開始前に当該会議に提示した会議情報を任意
にアクセスを可能とする会議支援システムであって、各
々の会議支援端末には、 会議参加者が会議開始前に当該会議に提示した会議参加
者各自の会議情報を保存する会議情報メモリと、 該会議情報メモリに保存された会議情報の項目リストを
作成し、当該項目リストのみを会議開始前に自会議支援
端末以外の他の全ての会議支援端末に配布し、会議開始
後は配布した項目リストによりアクセス要求された会議
情報のみを、会議情報メモリから読み出し、アクセス要
求元の会議支援端末に送出する処理を行う会議情報制御
部とを備えることを特徴とする会議支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16609891A JP3423726B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 会議支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16609891A JP3423726B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 会議支援システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678302A JPH0678302A (ja) | 1994-03-18 |
JP3423726B2 true JP3423726B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=15824972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16609891A Expired - Fee Related JP3423726B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 会議支援システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3423726B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6591293B1 (en) | 1999-03-31 | 2003-07-08 | International Business Machines Corporation | Application presentation synchronizer |
CN100393129C (zh) * | 2004-05-31 | 2008-06-04 | 中兴通讯股份有限公司 | 会议电视终端的分级控制方法 |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP16609891A patent/JP3423726B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0678302A (ja) | 1994-03-18 |
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