JP3423536B2 - 系統間軸交換制御機能を有する多系統数値制御装置 - Google Patents

系統間軸交換制御機能を有する多系統数値制御装置

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JP3423536B2
JP3423536B2 JP16468796A JP16468796A JP3423536B2 JP 3423536 B2 JP3423536 B2 JP 3423536B2 JP 16468796 A JP16468796 A JP 16468796A JP 16468796 A JP16468796 A JP 16468796A JP 3423536 B2 JP3423536 B2 JP 3423536B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動旋盤などで
使用される多系統数値制御装置に関し、特に系統間軸交
換制御機能を有する多系統数値制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動旋盤などで使用される多系統数値制
御装置には、加工プログラムの任意軸交換指令により軸
の制御権を各系統毎に変更可能に設定し、系統間で軸交
換制御を行う系統間軸交換制御機能を有するものがあ
り、これは、例えば特開平1−150909号公報に開
示されている。
【0003】図19は系統間軸交換制御機能を有する多
系統数値制御装置の従来例を示している。この数値制御
装置1は、各系統毎に設けられた加工プログラム解析処
理部10と、各系統の加工プログラムを格納するメモリ
20と、パラメータ設定部21と、画面表示処理部22
と、補間処理手段31と任意軸交換処理手段32とを含
む補間処理部30と、機械制御信号処理部50と、シー
ケンス回路をなすラダー回路部55と、各可動軸毎に設
けられ加減速処理手段61と停止確認手段62とを含む
各可動軸毎の軸制御部60と、軸移動量出力回路70と
を有している。
【0004】軸移動量出力回路70には各系統の可動軸
のサーボ制御部80が接続され、また各サーボ制御部8
0には各可動軸のサーボモータ90が接続されている。
なお、図には示されていないが、サーボモータ90は位
置検出用のパルスゼネレータ付きのものであり、サーボ
制御部80はパルスゼネレータよりの位置フィードバッ
ク信号による位置ループを有する。
【0005】この数値制御装置では、テープリーダ等か
ら読み込まれた各系統の加工プログラムはメモリ20に
格納される。加工プログラムを実行する際には、メモリ
20から1ブロックずつ加工プログラムを読み出し、各
系統毎に設けられている加工プログラム解析処理部10
によって加工プログラムを解析処理し、各ブロックの終
点位置等を算出する。この終点位置を補間処理部30の
補間処理手段31によって処理し、終点位置を各可動軸
の単位時間当たりの移動指令に分配する。
【0006】この移動指令は、軸制御部60の加減速処
理手段61によって予め指定された加減速パターンに従
って加減速を考慮した単位時間当たりの移動指令に変換
され、軸移動量出力回路70よりサーボ制御部80へサ
ーボ移動指令として出力される。
【0007】このサーボ移動指令によりサーボ制御部8
0は図示されていない工作機械に取り付けられているサ
ーボモータ90に対して回転指令を与える。
【0008】また、切削油のオン・オフ等の機械信号は
機械制御を記述するラダー回路部55を介して機械制御
信号処理部50で処理され、処理結果などは補間処理部
30に伝えられる。
【0009】図示していないキー入力手段によって設定
された可動軸の初期所属系統、即ち基本構成軸に関する
軸定義や各可動軸の加減速時定数等はパラメータ設定部
21が処理してメモリ20に格納される。このようにし
て格納されたパラメータ等は画面表示処理部22によっ
て図示していない表示器に表示されるので、パラメータ
等の内容を確認することができる。
【0010】つぎに従来の数値制御装置における系統間
軸交換制御について図20(a)、(b)を参照して説
明する。なお、図20(a)は系統1の加工プログラム
例を、図20(b)は系統2の加工プログラム例を各々
示している。
【0011】加工プログラム解析処理部10が系統1の
加工プログラムによる任意軸交換指令G140を解析す
ると、任意軸交換処理手段32が軸の制御権を各系統毎
に変更可能に設定し、系統間で軸交換制御を行う。系統
1の加工プログラムにおけるサブプログラム呼び出し指
令M32により呼び出されたサブプログラムの先頭行に
ある任意軸交換指令G140では、第2系統X軸と第2
系統Z軸の制御権が系統1に移行する。この移行、即ち
軸交換により、系統1においては系統1の基本構成軸で
ある第1系統X軸と第1系統Z軸は制御不可軸になり、
系統2では系統2の基本構成軸である第2系統X軸と第
2系統Z軸とは制御不可軸になる。これは各軸に与えら
れる制御権は一つの系統にのみ与えられるからである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の数値制御装置に
おける系統間軸交換制御では、任意軸交換指令G140
による軸交換の状態は、つぎに任意軸交換指令G140
が実行されるまで有効であるため、このことを充分に考
慮せずに加工プログラムの作成が行われると、移動指令
により予期せぬ軸が動いたり、目的の軸が動かず、アラ
ーム停止することがある。
【0013】例えば、図20に示されている加工プログ
ラム例では、系統1の”G01 Z−10.F0.0
5”の移動指令で、第1系統Z軸を動かしたいにも拘ら
ず、第2系統Z軸が動いてしまう。また系統2では、”
G0 X10.”の移動指令が解析されても第2系統X
軸の制御権は系統1に移行したままであるため、第2系
統X軸は系統2では制御できず、アラーム停止すること
になる。
【0014】また或る系統において、所要の処理が遂行
されることを保証するために、所要のブロック区間では
自系統に属している軸の制御権が他系統における任意軸
交換指令により他系統に移行することを禁止したい場合
があるが、従来の系統間軸交換制御では、任意軸交換指
令G140しか存在しないため、加工プログラム作成に
際してそれ相応の工夫しなければならず、系統間軸交換
制御を含む加工プログラムの作成が厄介なものになる。
【0015】この発明は、上述の如き問題点に着目して
なされたものであり、移動指令により予期せぬ軸が動い
たり、目的の軸が動かないようなことが発生することを
回避することや、所要のブロック区間では自系統に属し
ている軸の制御権が他系統に移行することを禁止するこ
とを、加工プログラムの作成を難しくすることなく行え
る多系統数値制御装置を得ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による多系統数値制御装置は、加工プロ
グラムの任意軸交換指令により軸の制御権を各系統毎に
変更可能に設定し、系統間で軸交換制御を行う系統間軸
交換制御機能を有する多系統数値制御装置において、任
意軸交換指令が指令された時点において各系統に属する
軸アドレスを示す軸所属構成を記憶した軸所属情報記憶
手段と、軸の制御権を任意軸交換前の系統に復帰させる
任意軸交換復帰指令を解析する任意軸交換復帰指令解析
手段と、前記任意軸交換復帰指令解析手段からの通知に
より、復帰対象の系統での他の軸の存在有無を確認し他
の軸が存在しない場合には、前記軸所属情報記憶手段が
記憶している軸所属構成に基づいて軸の制御権を任意軸
交換前の系統に復帰させる任意軸交換復帰処理手段とを
有しているものである。
【0017】この発明による多系統数値制御装置では、
軸所属情報記憶手段が任意軸交換指令が指令された時点
において各系統に属する軸アドレスを示す軸所属構成を
記憶しており、任意軸交換復帰指令解析手段が軸の制御
権を任意軸交換前の系統に復帰させる任意軸交換復帰指
令を解析し、任意軸交換復帰処理手段が任意軸交換復帰
指令解析手段からの通知により、復帰対象の系統での他
の軸の存在有無を確認し他の軸が存在しない場合には、
軸所属情報記憶手段が記憶している軸所属構成に基づい
て軸の制御権を任意軸交換前の系統に復帰させる。
【0018】つぎの発明による多系統数値制御装置は、
上述の多系統数値制御装置において、前記軸所属情報記
憶手段は任意軸交換前の軸所属構成として、所属する系
統をパラメータにより初期設定された基本構成軸に関す
る軸所属構成を記憶しており、前記任意軸交換復帰指令
により軸の制御権が初期状態の系統に復帰するものであ
る。
【0019】この発明による多系統数値制御装置では、
所属情報記憶手段が任意軸交換前の軸所属構成として、
所属する系統をパラメータにより初期設定された基本構
成軸に関する軸所属構成を記憶していることにより、任
意軸交換復帰指令により軸の制御権が初期状態の系統に
復帰する。
【0020】
【0021】
【0022】つぎの発明による多系統数値制御装置は、
上述の多系統数値制御装置において、前記任意軸交換
処理手段は上述のような任意軸交換復帰時に任意軸交
換禁止状態、または任意軸交換禁止を設定された系統の
軸交換復帰を禁止し、任意軸交換禁止状態でない、また
任意軸交換禁止が設定されていない系統の軸交換復帰
を実行するものである。
【0023】この発明による多系統数値制御装置では、
任意軸交換復帰処理手段は任意軸交換復帰時に任意軸交
換禁止状態、または任意軸交換禁止を設定された系統の
軸交換復帰を禁止し、任意軸交換禁止状態でない、また
任意軸交換禁止が設定されていない系統の軸交換復帰
を実行する。
【0024】つぎの発明による多系統数値制御装置は、
上述の多系統数値制御装置において、前記任意軸交換
処理手段が任意軸交換復帰指令において任意軸交換禁
止状態、または任意軸交換禁止を設定された系統に属す
る軸を含む場合にはアラーム処理を行うものである。
【0025】この発明による多系統数値制御装置では、
任意軸交換復帰処理手段は任意軸交換復帰指令において
任意軸交換禁止状態、または任意軸交換禁止を設定され
た系統に属する軸を含む場合にはアラーム処理を行う。
【0026】つぎの発明による多系統数値制御装置は、
上述の多系統数値制御装置において、前記任意軸交換
処理手段は任意軸交換復帰指令において任意軸交換禁
止状態、または任意軸交換禁止を設定された系統に属す
る軸を含む場合には任意軸交換禁止が解除されるのを待
ってその系統の軸交換復帰を実行するものである。
【0027】この発明による多系統数値制御装置では、
任意軸交換復帰処理手段は任意軸交換復帰指令において
任意軸交換禁止状態、または任意軸交換禁止を設定され
た系統に属する軸を含む場合には任意軸交換禁止が解除
されるのを待ってその系統の軸交換復帰を実行する。
【0028】
【0029】
【0030】つぎの発明による多系統数値制御装置は、
上述の多系統数値制御装置において、任意軸交換復帰を
禁止する軸または系統を指令する任意軸交換復帰禁止指
令とその任意軸交換復帰の禁止を解除する任意軸交換復
帰禁止解除指令とを解析する手段と、任意軸交換復帰禁
止の指令を受けた軸または系統に所属する軸の交換復帰
をそれが解除されるまで禁止する設定を行う任意軸交換
復帰禁止軸設定手段と、を有するものである。
【0031】この発明による多系統数値制御装置では、
解析手段が、任意軸交換復帰を禁止する軸または系統を
指令する任意軸交換復帰禁止指令とその任意軸交換復帰
の禁止を解除する任意軸交換復帰禁止解除指令とを解析
し、任意軸交換復帰禁止軸設定手段が、任意軸交換復帰
禁止の指令を受けた軸または系統に所属する軸の交換復
帰をそれが解除されるまで禁止する設定を行う
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明す
るこの発明の実施の形態において上述の従来例と同一構
成の部分は、上述の従来例に付した符号と同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0037】(実施の形態1)図1はこの発明による多
系統数値制御装置の実施の形態1を示している。
【0038】加工プログラム解析処理部10は、任意軸
交換指令G140などを解析する通常の加工プログラム
解析手段11に加えて、任意軸交換復帰指令解析手段1
2と、任意軸交換禁止区間指令解析手段13とを含んで
いる。
【0039】任意軸交換復帰指令解析手段12は軸の制
御権を任意軸交換前の系統に復帰させる任意軸交換復帰
指令G141.1を解析する。
【0040】任意軸交換禁止区間指令解析手段13は、
各系統において任意軸交換を禁止する区間の開始を指令
する任意軸交換禁止区間開始指令G141.2と、任意
軸交換を禁止する区間の終了を指令する任意軸交換禁止
区間終了指令G141.3とを解析する。
【0041】補間処理部30は、通常の補間処理手段3
1に加えて、任意軸交換処理部32と、軸情報記憶手段
33と、任意軸交換復帰処理手段34と、任意軸交換禁
止系統設定手段35とを有している。
【0042】軸情報記憶手段33は、図2に示されてい
るように、任意軸交換指令が指令された時点において各
系統1、2に属する軸アドレスを示す軸所属構成と、各
系統1、2毎に設定され任意軸交換禁止フラグとを記憶
する。軸所属情報記憶手段33は、任意軸交換前の軸所
属構成として、所属する系統をパラメータにより初期設
定された基本構成軸に関する軸所属構成を記憶すること
ができる。
【0043】任意軸交換復帰処理手段34は、任意軸交
換復帰指令解析手段12からの通知により軸所属情報記
憶手段33が記憶している軸所属構成に基づいて軸の制
御権を任意軸交換前の系統に復帰させる処理を行う。
【0044】任意軸交換禁止系統設定手段35は、任意
軸交換禁止区間指令解析手段13からの通知により任意
軸交換禁止区間の設定指令を受けた系統に所属している
軸の交換を任意軸交換禁止区間において禁止する設定、
ここでは軸所属情報記憶手段33の各系統毎の任意軸交
換禁止フラグのオン・オフ書き込みを行う。
【0045】任意軸交換処理手段32は、任意軸交換指
令G140による任意軸交換時と、任意軸交換復帰指令
G141.1による任意軸交換復帰時に、軸所属情報記
憶手段33の任意軸交換禁止フラグを参照して任意軸交
換禁止を設定された系統の軸交換、任意軸交換復帰を禁
止し、任意軸交換禁止が設定されていない系統の軸交
換、任意軸交換復帰のみを実行する。
【0046】任意軸交換処理手段32は、任意軸交換指
令G140において任意軸交換禁止を設定された系統に
属する軸を含む場合にはアラーム処理を行うか、あるい
は交換禁止が解除されるのを待ってその系統の軸交換を
実行する。
【0047】また任意軸交換復帰処理手段34は、任意
軸交換復帰指令G141.1において任意軸交換禁止を
設定された系統に属する軸を含む場合にはアラーム処理
を行うか、あるいは交換禁止が解除されるのを待ってそ
の系統の軸交換復帰を実行する。
【0048】つぎに、図3(a)、(b)に示されてい
る加工プログラム例と、図4〜図9に示されているフロ
ーチャートとを参照して上述の如き構成による多系統数
値制御装置における系統間軸交換制御の動作について説
明する。図3(a)は系統1の加工プログラムであり、
図3(b)は系統2の加工プログラムである。系統1
は、T1400指令によるサブプログラムと、M32に
よるサブプログラムの各々において、で示されている
任意軸交換指令G140と、で示されている任意軸交
換復帰指令G141.1とを含んでいる。系統2は、
で示されている任意軸交換禁止区間開始指令G141.
2と、で示されている任意軸交換禁止区間終了指令G
141.3とを含んでおり、ととのブロック区間が
任意軸交換禁止区間となる。
【0049】図4は任意軸交換禁止区間開始処理ルーチ
ンを示している。任意軸交換禁止区間指令解析手段13
が各系統、例えば系統2の加工プログラムにおいて任意
軸交換禁止区間開始指令G141.2を解析すると(ス
テップS10)、任意軸交換禁止系統設定手段35が、
任意軸交換禁止区間指令解析手段13からの通知により
任意軸交換禁止区間開始指令を受けた系統の任意軸交換
禁止フラグオンさせる。これにより例えば、任意軸交
換禁止区間開始指令が指令された系統2に所属する全て
の軸X2、Z2、C2が交換禁止状態になる(ステップ
S11)。
【0050】図5は任意軸交換禁止区間終了処理ルーチ
ンを示している。任意軸交換禁止区間指令解析手段13
が各系統、例えば系統2の加工プログラムにおいて任意
軸交換禁止区間終了指令G141.2を解析すると(ス
テップS20)、任意軸交換禁止系統設定手段35が、
任意軸交換禁止区間指令解析手段13からの通知により
任意軸交換禁止区間終了指令を受けた系統の任意軸交換
禁止フラグオフさせる。これにより例えば、任意軸交
換禁止区間開始指令が指令された系統2に所属する全て
の軸X2、Z2、C2の交換禁止状態が解除される(ス
テップS21)。
【0051】図6は任意軸交換処理ルーチンを示してい
る。加工プログラム解析手段11が各系統の加工プログ
ラムにおいて任意軸交換指令G140を解析すると(ス
テップS30)、任意軸交換処理手段32が軸情報記憶
手段33にアクセスして軸交換の対象となる軸が所属す
る系統の任意軸交換禁止フラグがオンであるか否か、即
ちその系統が交換禁止状態であるか否かをチェックする
(ステップS31)。
【0052】軸交換の対象となる軸が所属する系統が交
換禁止状態であれば(ステップS31肯定)、アラーム
処理を行う(ステップS32)。
【0053】これに対し、軸交換の対象となる軸が所属
する系統が交換禁止状態でなければ(ステップS31否
定)、任意軸交換指令が指令された時点の軸所属情報
(軸所属構成情報)を軸情報記憶手段33に書き込み
(ステップS33)、任意軸交換処理手段32が任意軸
交換指令G140の解析結果に応じた系統間の軸交換を
実行する(ステップS34)。
【0054】図7は任意軸交換処理ルーチンの他の例を
示している。この任意軸交換処理ルーチンでは、軸交換
の対象となる軸が所属する系統が交換禁止状態でなけれ
ば(ステップS31否定)、交換禁止状態であるか否か
のチェックステップ(ステップS31)を繰り返すこと
により、任意軸交換禁止が解除されるのを待ってその系
統の軸交換を実行することになる。
【0055】図8は任意軸交換復帰処理ルーチンを示し
ている。任意軸交換復帰指令解析手段12が各系統の加
工プログラムにおいて任意軸交換復帰指令G141.1
を解析すると(ステップS40)、任意軸交換復帰処理
手段34が軸情報記憶手段33にアクセスして軸を復帰
させる場所に他の軸が定義されていないか否かを判別す
る(ステップS41)。この軸を復帰させる場所とは、
任意軸交換前に軸が所属していた場所であり、何系統何
軸目と云うように場所を指定される。
【0056】軸を復帰させる場所に他の軸が定義されて
いる場合には(ステップS41否定定)には、アラーム
処理を行う(ステップS42)。
【0057】これに対し、軸を復帰させる場所に他の軸
が定義されていない場合には(ステップS41肯定)に
は、つぎに任意軸交換復帰処理手段34が軸情報記憶手
段33にアクセスして軸交換復帰の対象となる軸が所属
する系統の任意軸交換禁止フラグがオンであるか否か、
即ちその系統が交換禁止状態であるか否かをチェックす
る(ステップS43)。
【0058】軸交換復帰の対象となる軸が所属する系統
が交換禁止状態であれば(ステップS43肯定)、アラ
ーム処理を行う(ステップS42)。
【0059】これに対し、軸交換復帰の対象となる軸が
所属する系統が交換禁止状態でなければ(ステップS4
3否定)、任意軸交換復帰処理手段34が軸軸情報記憶
手段33に書き込まれている軸所属構成情報に基づいて
任意軸交換した軸を元の系統に戻す(ステップS4
4)。これにより任意軸交換復帰指令G141.1の記
述だけで、軸アドレス指定などの記述を必要とすること
なく軸の制御権が任意軸交換前の系統に復帰する。
【0060】なお、軸所属情報記憶手段33が、任意軸
交換前の軸所属構成として、所属する系統をパラメータ
により初期設定された基本構成軸に関する軸所属構成を
記憶していれば、任意軸交換復帰指令G141.1の記
述だけで、軸所属構成が初期パラメータ設定された基本
構成軸によるものに自動復帰する。
【0061】図9は任意軸交換処理ルーチンの他の例を
示している。この任意軸交換処理ルーチンでは、軸を復
帰させる場所に他の軸が定義されていない場合には(ス
テップS41肯定)には、軸を復帰させる場所に他の軸
が定義されていないか否かのチェックステップ(ステッ
プS41)を繰り返し、また軸交換復帰の対象となる軸
が所属する系統が交換禁止状態でなければ(ステップS
43否定)、交換禁止状態であるか否かのチェックステ
ップ(ステップS43)を繰り返すことにより、任意軸
交換禁止が解除されるのを待ってその系統の軸交換復帰
を実行することになる。
【0062】(実施の形態2)図10はこの発明による
多系統数値制御装置の実施の形態2を示している。尚、
図10に於いて、図1に対応する部分は図1に付した符
号と同一の符号を付けてその説明を省略する。
【0063】加工プログラム解析処理部10は、任意軸
交換指令G140などを解析する通常の加工プログラム
解析手段11に加えて、任意軸交換復帰指令解析手段1
2と、軸単位任意軸交換禁止指令解析手段14とを含ん
でいる。
【0064】軸単位任意軸交換禁止指令解析手段14
は、各軸毎に任意軸交換を禁止する軸を指令する任意軸
交換禁止軸指令G141.4と、その任意軸交換の禁止
を解除する任意軸交換禁止解除指令G141.5とを解
析する。
【0065】補間処理部30は、通常の補間処理手段3
1に加えて、任意軸交換処理部32と、軸情報記憶手段
33と、任意軸交換復帰処理手段34と、任意軸交換禁
止軸設定手段36とを有している。
【0066】軸情報記憶手段33は、図11に示されて
いるように、任意軸交換指令が指令された時点において
各系統1、2に属する軸アドレスを示す軸所属構成と、
各系統の各軸毎に設定された軸単位の任意軸交換禁止フ
ラグとを記憶する。
【0067】任意軸交換禁止軸設定手段36は、軸単位
任意軸交換禁止指令解析手段14からの通知により任意
軸交換禁止の指令を受けた軸の交換をそれが解除される
まで禁止する設定、ここでは軸所属情報記憶手段33の
各軸毎の任意軸交換禁止フラグのオン・オフ書き込みを
行う。
【0068】任意軸交換処理手段32は、任意軸交換指
令G140による任意軸交換時と、任意軸交換復帰指令
G141.1による任意軸交換復帰時に、軸所属情報記
憶手段33の任意軸交換禁止フラグを参照して任意軸交
換禁止を設定された軸の軸交換、任意軸交換復帰を禁止
し、任意軸交換禁止が設定されていない軸の軸交換、任
意軸交換復帰のみを実行する。
【0069】任意軸交換処理手段32は、任意軸交換指
令G140において任意軸交換禁止を設定された軸を含
む場合にはアラーム処理を行うか、あるいは交換禁止が
解除されるのを待ってその系統の軸交換を実行する。
【0070】また任意軸交換復帰処理手段34は、任意
軸交換復帰指令G141.1において任意軸交換禁止を
設定された軸を含む場合にはアラーム処理を行うか、あ
るいは交換禁止が解除されるのを待ってその系統の軸交
換復帰を実行する。
【0071】つぎに、図12(a)、(b)に示されて
いる加工プログラム例と、図13〜図18に示されてい
るフローチャートとを参照して上述の如き構成による多
系統数値制御装置における系統間軸交換制御の動作につ
いて説明する。図12(a)は系統1の加工プログラム
であり、図12(b)は系統2の加工プログラムであ
る。系統1は、T1400指令によるサブプログラム
と、M32によるサブプログラムの各々において、で
示されている任意軸交換指令G140と、で示されて
いる任意軸交換復帰指令G141.1とを含んでいる。
系統2は、で示されている任意軸交換禁止軸指令G1
41.4と、で示されている任意軸交換禁止解除指令
G141.5とを含んでおり、任意軸交換禁止軸指令G
141.4で指定された軸(X2,Z2)が任意軸交換
禁止解除指令G141.5まで任意軸交換を禁止され
る。
【0072】図13は軸単位任意軸交換禁止開始処理ル
ーチンを示している。軸単位任意軸交換禁止指令解析手
段14が、例えば系統2の加工プログラムにおいて任意
軸交換禁止軸指令G141.4を解析すると(ステップ
S50)、任意軸交換禁止軸設定手段35が、軸単位任
意軸交換禁止指令解析手段14からの通知により任意軸
交換禁止軸指令を受けた軸、例えばX2,Z2の任意軸
交換禁止フラグオンさせる。これによりX2、Z2が
交換禁止状態になる(ステップS51)。
【0073】図14は任意軸交換禁止解除処理ルーチン
を示している。軸単位任意軸交換禁止指令解析手段14
が、例えば系統2の加工プログラムにおいて任意軸交換
禁止解除指令G141.5を解析すると(ステップS6
0)、任意軸交換禁止軸設定手段36が、単位任意軸交
換禁止指令解析手段14からの通知により任意軸交換禁
止区間解除指令を受けた系統の属している各軸の任意軸
交換禁止フラグオフさせる。これにより例えば、任意
軸交換禁止を指令されていた軸X2、Z2の交換禁止状
態が解除される(ステップS61)。
【0074】図15は任意軸交換処理ルーチンを示して
いる。加工プログラム解析手段11が各系統の加工プロ
グラムにおいて任意軸交換指令G140を解析すると
(ステップS70)、任意軸交換処理手段32が軸情報
記憶手段33にアクセスして軸交換の対象となる軸の任
意軸交換禁止フラグがオンであるか否か、即ち任意軸交
換を指定された軸が交換禁止状態であるか否かをチェッ
クする(ステップS71)。
【0075】任意軸交換を指定された軸が交換禁止状態
であれば(ステップS71肯定)、アラーム処理を行う
(ステップS72)。
【0076】これに対し、任意軸交換を指定された軸が
交換禁止状態でなければ(ステップS71否定)、任意
軸交換指令が指令された時点の軸所属情報(軸所属構成
情報)を軸情報記憶手段33に書き込み(ステップS7
3)、任意軸交換処理手段32が任意軸交換指令G14
0の解析結果に応じた系統間の軸交換を実行する(ステ
ップS74)。
【0077】図16は任意軸交換処理ルーチンの他の例
を示している。この任意軸交換処理ルーチンでは、軸交
換の対象となる軸が交換禁止状態でなければ(ステップ
S71否定)、交換禁止状態であるか否かのチェックス
テップ(ステップS71)を繰り返すことにより、任意
軸交換禁止が解除されるのを待ってその系統の軸交換を
実行することになる。
【0078】図17は任意軸交換復帰処理ルーチンを示
している。任意軸交換復帰指令解析手段12が各系統の
加工プログラムにおいて任意軸交換復帰指令G141.
1を解析すると(ステップS80)、任意軸交換復帰処
理手段34が軸情報記憶手段33にアクセスして軸を復
帰させる場所に他の軸が定義されていないか否かを判別
する(ステップS81)。
【0079】軸を復帰させる場所に他の軸が定義されて
いる場合には(ステップS81否定定)には、アラーム
処理を行う(ステップS82)。
【0080】これに対し、軸を復帰させる場所に他の軸
が定義されていない場合には(ステップS81肯定)に
は、つぎに任意軸交換復帰処理手段34が軸情報記憶手
段33にアクセスして軸交換復帰の対象となる軸の任意
軸交換禁止フラグがオンであるか否か、即ち軸交換復帰
を指定された軸が交換禁止状態であるか否かをチェック
する(ステップS83)。
【0081】軸交換復帰を指定された軸が交換禁止状態
であれば(ステップS83肯定)、アラーム処理を行う
(ステップS82)。
【0082】これに対し、軸交換復帰を指定された軸が
交換禁止状態でなければ(ステップS83否定)、任意
軸交換復帰処理手段34が軸情報記憶手段33に書き込
まれている軸所属構成情報に基づいて任意軸交換した軸
を元の系統に戻す(ステップS84)。
【0083】図18は任意軸交換復帰処理ルーチンの他
の例を示している。この任意軸交換処理ルーチンでは、
軸を復帰させる場所に他の軸が定義されてい場合には
(ステップS81否定)には、軸を復帰させる場所に他
の軸が定義されていか否かのチェックステップ(ステ
ップS81)を繰り返し、また軸交換復帰を指定された
軸が交換禁止状態であれば(ステップS83肯定)、交
換禁止状態であるか否かのチェックステップ(ステップ
S83)を繰り返すことにより、任意軸交換禁止が解除
されるのを待ってその系統の軸交換復帰を実行すること
になる。
【0084】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による多系統数値制御装置によれば、任意軸交換復帰
指令だけで、復帰対象の系統での他の軸の存在有無を確
認し他の軸が存在しない場合には、軸所属情報記憶手段
が記憶している軸所属構成に基づいて軸の制御権が任意
軸交換前の系統に復帰するから、移動指令により予期せ
ぬ軸が動いたり、目的の軸が動かないようなことが発生
することを確実に回避することが加工プログラムの作成
を難しくすることなく実現できる。
【0085】つぎの発明による多系統数値制御装置によ
れば、所属情報記憶手段が任意軸交換前の軸所属構成と
して、所属する系統をパラメータにより初期設定された
基本構成軸に関する軸所属構成を記憶していることによ
り、任意軸交換復帰指令だけで軸の制御権が初期状態の
系統に確実するから、目的の軸が動かないようなことが
発生することを回避することが加工プログラムの作成を
難しくすることなく実現できる。
【0086】
【0087】つぎの発明による多系統数値制御装置によ
れば、任意軸交換復帰指令による任意軸交換復帰時に
意軸交換禁止状態、または任意軸交換禁止を設定された
系統の軸交換復帰を禁止するから、軸交換復帰時にも自
系統に属している軸の制御権が他系統に移行することを
禁止することが加工プログラムの作成を難しくすること
なく行えるようになり、このことによっても移動指令に
より予期せぬ軸が動いたり、目的の軸が動かないような
ことが発生することが回避できる。
【0088】つぎの発明による多系統数値制御装置によ
れば、任意軸交換復帰指令において任意軸交換禁止状
態、または任意軸交換禁止を設定された系統に属する軸
を含む場合にはアラーム処理を行うから、任意軸交換復
帰指令を含む加工プログラムのチェック(デバッグ)が
平易になる
【0089】つぎの発明による多系統数値制御装置によ
れば、任意軸交換復帰指令において任意軸交換禁止状
態、または任意軸交換禁止を設定された系統に属する軸
を含む場合には任意軸交換禁止が解除されるのを待って
その系統の軸交換復帰を実行するから、アラーム処理へ
移行せずに加工プログラムの実行を続行することができ
る。
【0090】
【0091】つぎの発明による多系統数値制御装置によ
れば、系統単位で任意軸交換禁止を行う場合に比して軸
交換禁止対象の軸が絞られ、軸の可動率を改善すること
ができる。
【0092】
【0093】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による多系統数値制御装置の実施の
形態1を示すブロック線図である。
【図2】 実施の形態1における軸所属情報記憶手段に
記憶される軸所属構成と任意軸交換禁止フラグのフォー
マット例を示す説明図である。
【図3】 (a)は実施の形態1における系統1の加工
プログラム例を、(b)は実施の形態1における系統2
の加工プログラム例を各々示す説明図である。
【図4】 実施の形態1における任意軸交換禁止区間開
始処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態1における任意軸交換禁止区間終
了処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態1における任意軸交換処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図7】 実施の形態1における任意軸交換処理ルーチ
ンの他の例を示すフローチャートである。
【図8】 実施の形態1における任意軸交換復帰処理ル
ーチンを示すフローチャートである。
【図9】 実施の形態1における任意軸交換復帰処理ル
ーチンの他の例を示すフローチャートである。
【図10】 この発明による多系統数値制御装置の実施
の形態2を示すブロック線図である。
【図11】 実施の形態2における軸所属情報記憶手段
に記憶される軸所属構成と任意軸交換禁止フラグのフォ
ーマット例を示す説明図である。
【図12】 (a)は実施の形態2における系統1の加
工プログラム例を、(b)は実施の形態2における系統
2の加工プログラム例を各々示す説明図である。
【図13】 実施の形態2における軸単位任意軸交換禁
止開始処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図14】 実施の形態2における任意軸交換禁止解除
処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図15】 実施の形態2における任意軸交換処理ルー
チンを示すフローチャートである。
【図16】 実施の形態2における任意軸交換処理ルー
チンの他の例を示すフローチャートである。
【図17】 実施の形態2における任意軸交換復帰処理
ルーチンを示すフローチャートである。
【図18】 実施の形態2における任意軸交換復帰処理
ルーチンの他の例を示すフローチャートである。
【図19】 多系統数値制御装置の従来例を示すブロッ
ク線図である。
【図20】 (a)は従来例における系統1の加工プロ
グラム例を、(b)は従来例における系統2の加工プロ
グラム例を各々示す説明図である。
【符号の説明】
1 数値制御装置,10 加工プログラム解析処理部,
11 加工プログラム解析処理手段,12 任意軸交換
復帰指令解析手段,13 任意軸交換禁止区間指令解析
手段,14 軸単位任意軸交換禁止指令解析手段,20
メモリ,21パラメータ設定部,22 画面表示処理
部,30 補間処理部,31 補間処理手段,32 任
意軸交換処理手段,33 軸構成記憶手段,34 任意
軸交換復帰処理手段,35 任意軸交換禁止系統設定手
段,36 任意軸交換禁止軸設定手段,50 機械制御
信号処理部,55 ラダー回路部,60 軸制御部,6
1 加減速処理手段,62 停止確認手段,70 軸移
動量出力回路,80 サーボ制御部,90 サーボモー

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工プログラムの任意軸交換指令により
    軸の制御権を各系統毎に変更可能に設定し、系統間で軸
    交換制御を行う系統間軸交換制御機能を有する多系統数
    値制御装置において、 任意軸交換指令が指令された時点において各系統に属す
    る軸アドレスを示す軸所属構成を記憶した軸所属情報記
    憶手段と、 軸の制御権を任意軸交換前の系統に復帰させる任意軸交
    換復帰指令を解析する任意軸交換復帰指令解析手段と、 前記任意軸交換復帰指令解析手段からの通知により、復
    帰対象の系統での他の軸の存在有無を確認し他の軸が存
    在しない場合には、前記軸所属情報記憶手段が記憶して
    いる軸所属構成に基づいて軸の制御権を任意軸交換前の
    系統に復帰させる任意軸交換復帰処理手段と、 を有していることを特徴とする多系統数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記軸所属情報記憶手段は任意軸交換前
    の軸所属構成として、所属する系統をパラメータにより
    初期設定された基本構成軸に関する軸所属構成を記憶し
    ており、前記任意軸交換復帰指令により軸の制御権が初
    期状態の系統に復帰することを特徴とする請求項1に記
    載の多系統数値制御装置。
  3. 【請求項3】 前記任意軸交換復帰処理手段は任意軸交
    換復帰時に任意軸交換禁止状態、または任意軸交換禁止
    を設定された系統の軸交換復帰を禁止し、任意軸交換禁
    止状態でない、または任意軸交換禁止が設定されていな
    い系統の軸交換復帰を実行することを特徴とする請求項
    に記載の多系統数値制御装置。
  4. 【請求項4】 前記任意軸交換復帰処理手段は任意軸交
    換復帰指令において任意軸交換禁止状態、または任意軸
    交換禁止を設定された系統に属する軸を含む場合にはア
    ラーム処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の多
    系統数値制御装置。
  5. 【請求項5】 前記任意軸交換復帰処理手段は任意軸交
    換復帰指令において任意軸交換禁止状態、または任意軸
    交換禁止を設定された系統に属する軸を含む場合には任
    意軸交換禁止が解除されるのを待ってその系統の軸交換
    復帰を実行することを特徴とする請求項3に記載の多系
    統数値制御装置。
  6. 【請求項6】 任意軸交換復帰を禁止する軸または系統
    を指令する任意軸交換復帰禁止指令とその任意軸交換復
    帰の禁止を解除する任意軸交換復帰禁止解除指令とを解
    析する手段と、任意軸交換復帰禁止の指令を受けた軸ま
    たは系統に所属する軸の交換復帰をそれが解除されるま
    で禁止する設定を行う任意軸交換復帰禁止軸設定手段
    と、を有することを特徴とする請求項3〜5に記載の多
    系統数値制御装置。
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