JP3422892B2 - 方位測定装置 - Google Patents

方位測定装置

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JP3422892B2
JP3422892B2 JP07598096A JP7598096A JP3422892B2 JP 3422892 B2 JP3422892 B2 JP 3422892B2 JP 07598096 A JP07598096 A JP 07598096A JP 7598096 A JP7598096 A JP 7598096A JP 3422892 B2 JP3422892 B2 JP 3422892B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波信号が到来す
る方位角や仰角などを測定する方位測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の方位測定装置について、図5を参
照して説明する。図5は、インタフェロメータ方式を利
用した方法で、例えば、正方形状の各頂点に位置するよ
うに4個の測定アンテナ#1〜#4が配置されている。
なお、矢印Yは基準方位を示す。このような構成で、外
部から到来する電波信号が各測定アンテナ#1〜#4で
受信される。このとき、測定アンテナ#1と測定アンテ
ナ#3の間隔がD1 、また、測定アンテナ#2と測定ア
ンテナ#4の間隔がD2 とする。そして、測定アンテナ
#1と測定アンテナ#3で受信された電波信号の位相差
がΦ1、測定アンテナ#2と測定アンテナ#4で受信さ
れた電波信号の位相差がΦ2、また、受信された電波信
号の波長がλとする。このとき、電波信号が到来する方
向、例えば方位角φや仰角θは次の式(1)(2)で示
される。
【0003】
【数1】 ところで、インタフェロメータ方式を利用して電波信号
の到来方向を測定する場合、測定アンテナ#1と測定ア
ンテナ#3の距離D1 や、測定アンテナ#2と測定アン
テナ#4の距離D2 が電波信号の1/2波長より長い
と、測定アンテナ#1、#3間、あるいは測定アンテナ
#2、#4間で受信された電波信号の位相差が正確に測
定できない。このため、各測定アンテナ間の距離D1 、
D2 は、到来方向を測定しようとする電波信号の1/2
波長より短い値に選ばれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電波信号の
到来方向を精度よく測定するためには、測定アンテナの
間隔が大きい方が望まれる。しかし、上記した理由で、
測定アンテナ間の距離を1/2波長以上にすることはで
きない。
【0005】また、測定アンテナ間の距離を1/2波長
以下にしても、金属など電波を反射する障害物が測定ア
ンテナの近くにあると、外部から到来する電波が障害物
で散乱し、測定アンテナで受信される電波信号の位相に
影響を与える。この影響で電波の到来方向を正しく測定
できないことがある。
【0006】ここで、受信される電波信号の位相が、電
波の散乱によって影響される模様を図6で説明する。
A、B、C、Dは測定アンテナで、正方形の各頂点に位
置している。なお、矢印Yは基準方位を示す。61は障
害物で、測定アンテナA、B、C、Dの中央に位置し、
電波を反射する例えば金属などの物体である。この場
合、到来方向を測定しようとする電波信号は測定アンテ
ナA、B、C、Dで受信される。その際、電波信号は障
害物61によって散乱する。このような電波信号の散乱
があると、測定アンテナA、B間、あるいは、測定アン
テナC、D間で受信される電波信号の位相差が変化す
る。位相差が変化する大きさは、障害物61で散乱する
電波信号の強さなどで変わる。ここでは、測定アンテナ
A、B間の位相差をα、また、測定アンテナC、D間の
位相差をβとした場合、電波の散乱で変化する両位相差
α、βには例えば次の関係が成立するものとする。
【0007】tan α=tan β ……(3) このとき、α=β、またはβ±180°である。したが
って、電波の散乱で理論値から例えば±180°変化す
る。このように理論値から±180°だけ変化する場合
を180°擾乱と呼ぶ。
【0008】このような180°擾乱が生ずると、測定
アンテナの間隔が1/2波長以下の場合でも正確な位相
差の検出ができなくなる。例えば、測定アンテナの間隔
が、探知する電波の周波数の1/3波長の場合、測定ア
ンテナで検出できる信号の位相差は+120°〜−12
0°の範囲である。この範囲は図7(a)の斜線部分で
示される。そして、障害物による電波の散乱がない場
合、図7(b)で示すように、測定アンテナAで受信さ
れる信号の位相が例えば50°、測定アンテナBで受信
される信号の位相が例えば150°で、両測定アンテナ
A、B間で100°の位相差があるとする。このとき、
180°擾乱があると、測定アンテナBで受信される信
号の位相が±180°変化し、−30°になる。したが
って、測定アンテナA、B間の位相差+100°(図7
のP)が−80°(図7のQ)へと180°変化する。
この場合、位相差の理論値が取り得る範囲は図3の斜線
部分となるため、擾乱のない状態+100°(図7の
P)も、180°擾乱を受けた状態−80°(図7の
Q)も斜線部分に含まれてしまう。この結果、PとQの
どちらが正しい位相状態を示しているか判断できなくな
る。
【0009】上記したように、従来の方位測定装置は、
測定アンテナの間隔を1/2波長以上にできないため、
測定精度をあげることができなかった。また、1/2波
長以下の場合でも、障害物による電波の散乱があると電
波の到来方向を正しく測定できなかった。
【0010】本発明は、上記した欠点を解決するもの
で、障害物などによって電波が散乱した場合でも到来方
向を測定でき、また、測定精度を向上した方位測定装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の方位測定装置
は、到来方向を測定する信号の1/2波長以上の間隔で
位置する測定アンテナおよびこの測定アンテナ間に位置
する補助アンテナから構成され、受信される信号の位相
差が求められるアンテナ間の距離が1/4波長以下であ
る第1のアンテナ群と、前記信号の1/2波長以上の間
隔で位置する測定アンテナおよびこの測定アンテナ間に
位置する補助アンテナから構成され、受信される信号の
位相差が求められるアンテナ間の距離が1/4波長以下
で、かつ、前記第1のアンテナ群を構成するアンテナの
位置と少なくとも一部のアンテナの位置が相違する第2
のアンテナ群と、前記第1および第2のアンテナ群それ
ぞれを構成するアンテナ間で受信される前記信号の位相
差を検出する位相差検出手段と、この位相差検出手段で
検出された位相差を、前記第1および第2のアンテナ群
それぞれの測定アンテナ間で累積する位相差累積手段
と、この位相差累積手段で累積された位相差のデータお
よび前記第1および第2のアンテナ群それぞれの測定ア
ンテナ間の距離のデータを用いて、前記信号の到来方向
を測定する方位検出手段とで構成されている。
【0012】また、到来方向を測定する信号の1/2波
長以上の間隔で位置する測定アンテナおよびこの測定ア
ンテナ間に位置する補助アンテナから構成され、隣接す
るアンテナ間の距離が1/4波長以下である第1のアン
テナ群と、前記信号の1/2波長以上の間隔で位置する
測定アンテナおよびこの測定アンテナ間に位置する補助
アンテナから構成され、隣接するアンテナ間の距離が1
/4波長以下で、かつ、前記第1のアンテナ群を構成す
るアンテナの位置と少なくとも一部のアンテナの位置が
相違する第2のアンテナ群と、前記第1および第2のア
ンテナ群それぞれの隣接するアンテナで受信される前記
信号の位相差を検出する位相差検出手段と、この位相差
検出手段で検出された位相差を、前記第1および第2の
アンテナ群それぞれの測定アンテナ間で累積する位相差
累積手段と、この位相差累積手段で累積された位相差の
データおよび前記第1および第2のアンテナ群それぞれ
の測定アンテナ間の距離のデータを用いて、前記信号の
到来方向を測定する方位検出手段とで構成されている。
【0013】また、第1のアンテナ群の2個の測定アン
テナ間を結ぶ直線と第2のアンテナ群の2個の測定アン
テナ間を結ぶ直線が平行に構成されていない。
【0014】また、第1のアンテナ群の2個の測定アン
テナおよび第2のアンテナ群の2個の測定アンテナが、
正方形の各頂点に位置するように配置されている。
【0015】また、4個の測定アンテナの配置で形成さ
れる正方形の辺に相当する直線上に、補助アンテナが配
列されている。
【0016】また、第1のアンテナ群の2個の測定アン
テナおよび第2のアンテナ群の2個の測定アンテナが正
方形の各頂点に位置するように配置され、かつ、第1の
アンテナ群の2個の測定アンテナおよび第2のアンテナ
群の2個の測定アンテナがそれぞれ前記正方形の対角線
上の頂点に配置されている。
【0017】また、4個の測定アンテナで形成される正
方形の対角線上に、補助アンテナが配列されている。
【0018】上記した構成によれば、1/4波長以下の
間隔で配列されたアンテナ間で受信信号の位相差を求
め、そして、これらの位相差を1/2波長以上の間隔で
位置する測定アンテナ間で累積することにより、第1お
よび第2のアンテナ群の測定アンテナ間の位相差データ
としている。そして、これらの位相差データや、第1お
よび第2のアンテナ群の測定アンテナ間の距離、信号の
波長から電波の到来方向を測定している。したがって、
位相差を求めるアンテナ間の距離が1/4波長以下であ
るため、電波の散乱に関係なく位相差が検出できる。ま
た、測定アンテナ間の距離を1/2波長以上にできるた
め、測定精度を向上できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
を参照して説明する。4つの測定アンテナ#1〜#4
が、例えば、正方形の各頂点の位置に配置されている。
そして、測定アンテナ#1、#2間に補助アンテナa1
〜an-1が、また測定アンテナ#2、#3間に補助アン
テナb1〜bn-1が、また測定アンテナ#3、#4間に
補助アンテナc1〜cn-1が、そして測定アンテナ#
4、#1間に補助アンテナd1〜dn-1がそれぞれ配置
されている。この場合、測定アンテナ#1や補助アンテ
ナa1〜an-1、測定アンテナ#2、補助アンテナb1
〜bn-1、測定アンテナ#3が1つのアンテナ群を構成
している。
【0020】また、測定アンテナ#2や補助アンテナb
1〜bn-1、測定アンテナ#3、補助アンテナc1〜c
n-1が、もう1つのアンテナ群を構成している。なお、
測定アンテナ#1と測定アンテナ#3の間隔D1、そし
て測定アンテナ#1と測定アンテナ#3の間隔D2は、
到来方向を検出する電波信号の1/2波長以上に設定さ
れている。また、測定アンテナや補助アンテナは、隣接
する同士は全て1/4波長以下の間隔、例えば1/4波
長に設定されている。なお、アンテナ間隔が1/4波長
の場合、隣接するアンテナで検出される信号の位相差は
+90°〜−90°の範囲である。この模様を示すと図
2(a)の斜線部分となる。
【0021】ここで、アンテナ間隔が1/4波長の場合
に、障害物による電波の散乱が発生した際の動作につい
て図2(b)で説明する。アンテナAとアンテナBは1
/4波長の間隔で配置され、電波の散乱がない場合にア
ンテナAには50°の位相で、またアンテナBには11
0°の位相でそれぞれ受信され、両アンテナA、B間で
60°の位相差があるものとする。そして、電波の散乱
で180°擾乱が発生したとする。このとき、アンテナ
Bで受信される位相110°が−70°に変化する。し
たがって、アンテナA、B間の位相差は+60°(図2
のP)が−120°(図2のQ)と180°変化する。
【0022】この場合、位相差の理論値が取り得る範囲
は図2の斜線部分であるため、180°擾乱を受けた状
態、即ち−120°(図2のQ)は斜線部分から外れ
る。したがって、アンテナA、B間の位相差60°が正
しい値と判断される。
【0023】次に、図1の測定アンテナ#1と測定アン
テナ#3で受信される信号の位相差を求める構成につい
て、図3で説明する。図3の#1、#2、#3やa1〜
an-1、b1、…は、同じ符号が付された図1の測定ア
ンテナや補助アンテナに対応している。そして、測定ア
ンテナや補助アンテナは隣接する同士は1/4波長以下
の間隔になっている。
【0024】このような構成で、まず、測定アンテナ#
1、#2間において、隣接するアンテナで受信された信
号同士が、例えば乗算器m1〜mnで乗算され、隣接す
るアンテナで受信された信号の位相差α1、…αnが求
められる。この場合、隣接するアンテナ同士は1/4波
長以下の間隔であるため、電波の散乱の有無に関係なく
隣接するアンテナ間の位相差α1、…αnが決定され
る。そして、それぞれの位相差α1、…αnが加算器p
1で加算され、測定アンテナ#1、#2間の位相差Φa
が求められる。
【0025】このような演算が測定アンテナ#2、#3
間でも行われ、測定アンテナ#2、#3間の位相差Φb
が求められる。その後、測定アンテナ#1、#2間の位
相差Φaと測定アンテナ#2、#3間の位相差Φbが加
算器p2で加算され、測定アンテナ#1、#3間の位相
差Φ1が決定される。
【0026】例えば、図1において、測定アンテナ#1
と測定アンテナ#2間で、隣接するアンテナ間の位相差
が測定アンテナ#1の側から順にα1、α2、……αn
とし、同様に、測定アンテナ#2と測定アンテナ#3間
で隣接するアンテナ間の位相差がβ1、β2、…、βn
で、また、測定アンテナ#3と測定アンテナ#4間で隣
接するアンテナ間の位相差がγ1、γ2、…、γnで、
測定アンテナ#4と測定アンテナ#1間で隣接するアン
テナ間の位相差がδ1、δ2、…δnとする。
【0027】このとき、測定アンテナ#1と測定アンテ
ナ#3の位相差Φ1、測定アンテナ#2と測定アンテナ
#4の位相差Φ2 は、 Φ1=(α1+…+αn)+(β1+…+βn) または、=(γ1+…+γn)+(δ1+…+δn) Φ2=(β1+…+βn)+(γ1+…+γn) または、(δ1+…+δn)+(α1+…+αn)とな
る。
【0028】この場合、隣接するアンテナの間隔は全て
1/4波長以下である。したがって、障害物による電波
の散乱に関係なく位相差が検出される。この結果、測定
アンテナ#1と測定アンテナ#3の位相差Φ1や、測定
アンテナ#2と測定アンテナ#4の位相差Φ2 も擾乱の
影響なしに位相差が決定される。そして、測定アンテナ
#1と測定アンテナ#3の間隔D1や、測定アンテナ#
2と測定アンテナ#4の間隔D2、そして別途検出され
る受信信号の波長をもとに、従来技術で説明した式
(1)(2)から電波の到来方向が測定される。
【0029】なお、図1では、測定アンテナ#1や測定
アンテナ#3、そしてこれら測定アンテナ#1、#3間
に挟まれた補助アンテナが1つのアンテナ群を構成して
いる。このアンテナ群の中では、測定アンテナ#2は補
助アンテナとして機能している。また、測定アンテナ#
2から測定アンテナ#4までのアンテナで構成されるア
ンテナ群においては、測定アンテナ#3は補助アンテナ
として機能している。
【0030】次に、本発明の他の実施形態について、図
4を参照して説明する。図4の場合も、測定アンテナ#
1〜#4は、例えば、正方形の各頂点に対応する位置に
それぞれ1/2波長以上の間隔で配置されている。そし
て、この実施形態では、測定アンテナ#1と測定アンテ
ナ#3を結ぶ任意の線上や、測定アンテナ#2と測定ア
ンテナ#4を結ぶ任意の線上に、隣接するアンテナ同士
が1/4波長以下の間隔となるように補助アンテナa1
〜an-1、b1〜bn-1が配列される。このとき、測定
アンテナ#1から測定アンテナ#3間の各アンテナa1
〜an-1が1つのアンテナ群を構成し、また、測定アン
テナ#2から測定アンテナ#4間の各アンテナb1〜b
n-1がもう1つのアンテナ群を構成している。この構成
の場合、例えばアンテナa5〜a8(b5〜b8)は2
つのアンテナ群に共通に利用されている。そして、隣接
するアンテナ間の位相差がそれぞれ累積され、測定アン
テナ#1、#3間、あるいは#2、#4間の位相差が決
定される。そして、測定アンテナ#1、#3間、あるい
は#2、#4間の位相差や、測定アンテナ#1、#3
間、あるいは#2、#4間の距離D1、D2などから、
電波の到来方向が測定される。
【0031】上記した構成によれば、測定アンテナ間の
距離が到来方向を測定する電波信号の周波数の1/2波
長以上に設定されている。したがって、方位測定の精度
を高めることができる。また、互いに隣接するアンテナ
間で得られる複数の位相差データを累積する構成である
ため、電波の散乱で擾乱が生じても全体で平均化され、
測定アンテナ間で精度のよい位相差データを得ることが
できる。
【0032】また、受信された信号の位相差が求められ
るアンテナ間の距離が電波信号の1/4波長以下となっ
ている。このため、隣接するアンテナ間の位相差が、そ
れぞれ−90°〜90°の範囲から外れている場合は、
該当するアンテナが電波の散乱による影響を受けている
ことが分かる。このことから、電波の散乱による影響を
受けたアンテナを選別することもできる。
【0033】なお、上記した実施形態では、位相が18
0°変化する180°擾乱の場合で説明し、補助アンテ
ナ間隔は1/4波長以下に設定されている。しかし、電
波の散乱によるアンテナ間の位相差の変化が180°よ
り小さいときは、補助アンテナの間隔をより短くするこ
とにより、アンテナ間の位相差を検出できる。そして、
このようにして求められたアンテナ間の位相差が測定ア
ンテナ間で累積され、測定アンテナ間の位相差が決定さ
れる。
【0034】また、上記した実施形態では、測定アンテ
ナ間を結ぶ直線上に補助アンテナが配列されている。し
かし、補助アンテナは、測定アンテナ間を結ぶ直線上に
配列する必要はなく、測定アンテナ間を結ぶ曲線上な
ど、測定アンテナ間を結ぶ自由な線上に配置することが
できる。
【0035】また、上記した実施形態では、各アンテナ
間の位相差を求める場合に、隣接するアンテナ間で位相
差を求めている。しかし、1つおきあるいは2つおきな
どある間隔で位置するアンテナ間で位相差を求め、これ
らの位相差を累積して測定アンテナ間の位相差を求める
ようにすることもできる。なお、この場合、位相差が求
められるアンテナ間の距離は1/4波長以下になってい
ることが必要である。また、隣接するアンテナで受信さ
れた信号同士を乗算して測定アンテナ間の位相差を求め
ているが、測定アンテナ間の位相差は乗算以外の方法で
求めることもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、障害物などによって電
波が散乱した場合でも到来方向を測定でき、また、測定
精度を向上した方位測定装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態を説明する図である。
【図3】本発明の動作を説明する図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す構成図である。
【図5】従来例を説明する構成図である。
【図6】従来例の動作を説明する図である。
【図7】従来例の動作を説明する図である。
【符号の説明】
#1〜#4…測定アンテナ a1〜an-1 、b1〜bn-1 、c1〜cn-1 、d1〜d
n-1 …補助アンテナ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−214005(JP,A) 特開 昭63−166305(JP,A) 特開 昭63−166304(JP,A) 特開 昭60−150304(JP,A) 特開 昭57−61965(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 3/00 - 3/74

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到来方向を測定する信号の1/2波長以
    上の間隔で位置する測定アンテナおよびこの測定アンテ
    ナ間に位置する補助アンテナから構成され、受信される
    信号の位相差を求めるアンテナ間の距離が1/4波長以
    下である第1のアンテナ群と、前記信号の1/2波長以
    上の間隔で位置する測定アンテナおよびこの測定アンテ
    ナ間に位置する補助アンテナから構成され、受信される
    信号の位相差を求めるアンテナ間の距離が1/4波長以
    下で、かつ、前記第1のアンテナ群を構成するアンテナ
    の位置と少なくとも一部のアンテナの位置が相違する第
    2のアンテナ群と、前記第1および第2のアンテナ群そ
    れぞれを構成するアンテナ間で受信される前記信号の位
    相差を検出する位相差検出手段と、この位相差検出手段
    で検出された位相差を、前記第1および第2のアンテナ
    群それぞれの測定アンテナ間で累積する位相差累積手段
    と、この位相差累積手段で累積された位相差のデータお
    よび前記第1および第2のアンテナ群それぞれの測定ア
    ンテナ間の距離のデータを用いて、前記信号の到来方向
    を測定する方位検出手段とを具備した方位測定装置。
  2. 【請求項2】 到来方向を測定する信号の1/2波長以
    上の間隔で位置する測定アンテナおよびこの測定アンテ
    ナ間に位置する補助アンテナから構成され、隣接するア
    ンテナ間の距離が1/4波長以下である第1のアンテナ
    群と、前記信号の1/2波長以上の間隔で位置する測定
    アンテナおよびこの測定アンテナ間に位置する補助アン
    テナから構成され、隣接するアンテナ間の距離が1/4
    波長以下で、かつ、前記第1のアンテナ群を構成するア
    ンテナの位置と少なくとも一部のアンテナの位置が相違
    する第2のアンテナ群と、前記第1および第2のアンテ
    ナ群それぞれの隣接するアンテナで受信される前記信号
    の位相差を検出する位相差検出手段と、この位相差検出
    手段で検出された位相差を、前記第1および第2のアン
    テナ群それぞれの測定アンテナ間で累積する位相差累積
    手段と、この位相差累積手段で累積された位相差のデー
    タおよび前記第1および第2のアンテナ群それぞれの測
    定アンテナ間の距離のデータを用いて、前記信号の到来
    方向を測定する方位検出手段とを具備した方位測定装
    置。
  3. 【請求項3】 第1のアンテナ群の2個の測定アンテナ
    間を結ぶ直線と第2のアンテナ群の2個の測定アンテナ
    間を結ぶ直線が平行になっていないことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の方位測定装置。
  4. 【請求項4】 第1のアンテナ群の2個の測定アンテナ
    および第2のアンテナ群の2個の測定アンテナが、正方
    形の各頂点に位置するように配置されることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の方位測定装置。
  5. 【請求項5】 4個の測定アンテナの配置で形成される
    正方形の辺に相当する直線上に、補助アンテナが配列さ
    れていることを特徴とする請求項3記載の方位測定装
    置。
  6. 【請求項6】 第1のアンテナ群の2個の測定アンテナ
    および第2のアンテナ群の2個の測定アンテナが正方形
    の各頂点に位置するように配置され、かつ、第1のアン
    テナ群の2個の測定アンテナおよび第2のアンテナ群の
    2個の測定アンテナがそれぞれ前記正方形の対角線上の
    頂点に配置されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の方位測定装置。
  7. 【請求項7】 4個の測定アンテナで形成される正方形
    の対角線上に、補助アンテナが配列されていることを特
    徴とする請求項5記載の方位測定装置。
JP07598096A 1996-03-29 1996-03-29 方位測定装置 Expired - Fee Related JP3422892B2 (ja)

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