JP3421088B2 - 免震床装置および免震床 - Google Patents
免震床装置および免震床Info
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- JP3421088B2 JP3421088B2 JP19710293A JP19710293A JP3421088B2 JP 3421088 B2 JP3421088 B2 JP 3421088B2 JP 19710293 A JP19710293 A JP 19710293A JP 19710293 A JP19710293 A JP 19710293A JP 3421088 B2 JP3421088 B2 JP 3421088B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、免震床装置および免震
床に関するものである。
床に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】地震の際に情報処理装置等を保護するた
めに施工される免震床としては、従来、情報処理装置等
を設置する部屋の床基部上に地震の揺れによる振動を吸
収するための免震スプリング等を含む免震構造体を構築
し、該免震構造体の上に床面を敷設することが行われて
いる。
めに施工される免震床としては、従来、情報処理装置等
を設置する部屋の床基部上に地震の揺れによる振動を吸
収するための免震スプリング等を含む免震構造体を構築
し、該免震構造体の上に床面を敷設することが行われて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来例
においては、免震構造体が大規模なために、施工に手間
がかかるという欠点を有するものであった。
においては、免震構造体が大規模なために、施工に手間
がかかるという欠点を有するものであった。
【０００４】本発明は、以上の欠点を解消すべくなされ
たものであって、所望の領域に簡単に免震床を構築する
ことのできる免震床装置を提供することを目的とする。
たものであって、所望の領域に簡単に免震床を構築する
ことのできる免震床装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を図１に示
す。床基部１上には、柱頭において床パネル２、２・・
を支承して二重床を構築する支持脚３が所定間隔で立設
される。
す。床基部１上には、柱頭において床パネル２、２・・
を支承して二重床を構築する支持脚３が所定間隔で立設
される。
【０００６】免震床装置は、固定具１４とガイドポスト
１７ｂが設けられた基台４と、基台４上に立設される免
震スプリング５と、免震スプリング５により裏面が支承
されるとともにガイドポスト１７ｂに当接されることに
よって移動方向を鉛直方向にガイドされる被ガイドポス
ト１７ｃが設けられた床部材６を有し、基台４を固定具
１４を介して二重床の所定領域に形成される設置スペー
スの周囲の支持脚３に固定することにより所定位置に設
置される。
１７ｂが設けられた基台４と、基台４上に立設される免
震スプリング５と、免震スプリング５により裏面が支承
されるとともにガイドポスト１７ｂに当接されることに
よって移動方向を鉛直方向にガイドされる被ガイドポス
ト１７ｃが設けられた床部材６を有し、基台４を固定具
１４を介して二重床の所定領域に形成される設置スペー
スの周囲の支持脚３に固定することにより所定位置に設
置される。
【０００７】
【作用】上記構成に基づき、床基部１が地震等により鉛
直方向に振動した場合には、免震スプリング５により免
震されて、情報処理装置等の大型電子機器が設置される
床面を構成する床部材６に振動が伝わるのを抑制する。
直方向に振動した場合には、免震スプリング５により免
震されて、情報処理装置等の大型電子機器が設置される
床面を構成する床部材６に振動が伝わるのを抑制する。
【０００８】上記免震床装置は、基台４を支持脚３に固
定するだけで所定の領域に設置可能であり、例えば、既
設の二重床装置から免震床装置の設置スペースが確保さ
れるに必要な本数の支持脚３を取り除いた後、残余の支
持脚３に基台４を固定することにより、所望の領域に手
軽に免震床を構築することが可能となる。
定するだけで所定の領域に設置可能であり、例えば、既
設の二重床装置から免震床装置の設置スペースが確保さ
れるに必要な本数の支持脚３を取り除いた後、残余の支
持脚３に基台４を固定することにより、所望の領域に手
軽に免震床を構築することが可能となる。
【０００９】また、請求項２記載の発明において、床部
材６と基台４とは、リンク機構１６を介して連結され、
床部材６の水平状態が維持される。さらに、請求項３記
載の発明において、床部材６と基台４とは、減衰機構１
５を介して接続されており、鉛直方向の応答振動を早期
に収束させる。
材６と基台４とは、リンク機構１６を介して連結され、
床部材６の水平状態が維持される。さらに、請求項３記
載の発明において、床部材６と基台４とは、減衰機構１
５を介して接続されており、鉛直方向の応答振動を早期
に収束させる。
【００１０】また、図２に示すように、請求項４記載の
発明において、支持脚３は、床基部１の水平方向の振動
を吸収する水平免震構造体７上に立設されており、鉛直
方向への免震に加え、水平方向の免震効果をも同様に簡
単な構成で発揮させることが可能となる。
発明において、支持脚３は、床基部１の水平方向の振動
を吸収する水平免震構造体７上に立設されており、鉛直
方向への免震に加え、水平方向の免震効果をも同様に簡
単な構成で発揮させることが可能となる。
【００１１】さらに、図６、図７に示す請求項５記載の
発明において、免震床装置の複数が隣接して配置され、
各免震床装置間は連結装置８により連結される。連結装
置８は、床部材６の変位を一致させるように動作し、複
数の免震床装置により大きな面積で、かつ、振動の位相
差の発生に伴う有害な傾き等のない免震床が得られる。
発明において、免震床装置の複数が隣接して配置され、
各免震床装置間は連結装置８により連結される。連結装
置８は、床部材６の変位を一致させるように動作し、複
数の免震床装置により大きな面積で、かつ、振動の位相
差の発生に伴う有害な傾き等のない免震床が得られる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の第１の実施例に係る
免震床装置を図２ないし図５に示す。二重床装置は、水
平方向の揺れと鉛直方向の振動が吸収可能な所謂三次元
免震床であり、床基部１上に構築される水平免震構造体
７上に設置される。
基づいて詳細に説明する。本発明の第１の実施例に係る
免震床装置を図２ないし図５に示す。二重床装置は、水
平方向の揺れと鉛直方向の振動が吸収可能な所謂三次元
免震床であり、床基部１上に構築される水平免震構造体
７上に設置される。
【００１３】水平免震構造体７は、図２に示すように、
ビーム材９、９・・を格子状に枠組みした架台１０と、
架台１０の格子点に立設される複数の支持脚３、３・・
と、支持脚３の柱頭により四隅部裏面を支承されて床基
部１上の適宜高さに水平免震床面を構成する複数の床パ
ネル２、２・・と、架台１０の底面で、各格子点に対応
する部位に固定される摺動板１１とを備え、摺動板１１
を床基部１上に固定された摺動材１２上に載置すること
により床基部１上に設置される。
ビーム材９、９・・を格子状に枠組みした架台１０と、
架台１０の格子点に立設される複数の支持脚３、３・・
と、支持脚３の柱頭により四隅部裏面を支承されて床基
部１上の適宜高さに水平免震床面を構成する複数の床パ
ネル２、２・・と、架台１０の底面で、各格子点に対応
する部位に固定される摺動板１１とを備え、摺動板１１
を床基部１上に固定された摺動材１２上に載置すること
により床基部１上に設置される。
【００１４】以上のように構成される水平免震構造体７
は、室内の一部の範囲に設けることも、あるいは室内の
中央部略全域に渡って設けることも可能であり、その周
縁部に位置する床パネル２と、非免震領域の床面との間
にはスライド可能なパネルにより覆われる移動吸収スペ
ースが形成される。
は、室内の一部の範囲に設けることも、あるいは室内の
中央部略全域に渡って設けることも可能であり、その周
縁部に位置する床パネル２と、非免震領域の床面との間
にはスライド可能なパネルにより覆われる移動吸収スペ
ースが形成される。
【００１５】また、水平免震構造体７は、図３、図５に
示すように、床基部１に一端が固定される引張スプリン
グ１３により四方から引っ張られており、通常時、引張
スプリング１３反力の釣合位置に静止している。
示すように、床基部１に一端が固定される引張スプリン
グ１３により四方から引っ張られており、通常時、引張
スプリング１３反力の釣合位置に静止している。
【００１６】したがってこの実施例において、床基部１
が地震等により水平方向に揺れて床基部１と水平免震構
造体７との間に相対変位が生じた場合には、摺動板１１
と摺動材１２との摩擦と、引張スプリング１３のバネ力
とにより所定の減衰力で振動を抑制、収束させる。
が地震等により水平方向に揺れて床基部１と水平免震構
造体７との間に相対変位が生じた場合には、摺動板１１
と摺動材１２との摩擦と、引張スプリング１３のバネ力
とにより所定の減衰力で振動を抑制、収束させる。
【００１７】一方、免震床装置は、上記水平免震構造体
７による免震床面の一部に鉛直振動に対する免震性能を
も併せ持つ鉛直免震床面を構成するために設置される。
図５に示すように、鉛直免震床面を水平免震床面の一部
に形成することは、施工コストの低減に加えて、歩行時
の床面への荷重の変動に応答して床面が上下振動するの
を防止するために有用であり、望ましくは、情報処理装
置等の大型電子機器の設置エリアのみに構成される。
７による免震床面の一部に鉛直振動に対する免震性能を
も併せ持つ鉛直免震床面を構成するために設置される。
図５に示すように、鉛直免震床面を水平免震床面の一部
に形成することは、施工コストの低減に加えて、歩行時
の床面への荷重の変動に応答して床面が上下振動するの
を防止するために有用であり、望ましくは、情報処理装
置等の大型電子機器の設置エリアのみに構成される。
【００１８】この免震床装置は、上記水平免震構造体７
上に立設される支持脚３、３・・の適数本を取り除いて
形成された設置スペースに設置され、枠状、あるいは平
板状に形成され、その周縁に設けた固定具１４を介して
残存する支持脚３に固定される基台４と、基台４上に設
けられる免震スプリング５と、免震スプリング５により
裏面が支承されて鉛直免震床面を形成する床部材６とを
備える（図３、図４参照）。
上に立設される支持脚３、３・・の適数本を取り除いて
形成された設置スペースに設置され、枠状、あるいは平
板状に形成され、その周縁に設けた固定具１４を介して
残存する支持脚３に固定される基台４と、基台４上に設
けられる免震スプリング５と、免震スプリング５により
裏面が支承されて鉛直免震床面を形成する床部材６とを
備える（図３、図４参照）。
【００１９】免震スプリング５は、圧縮コイルバネであ
り、そのバネ定数は、地震等による床基部１の上下方向
の振動に応答して鉛直免震床面の固有周期を長くするに
十分な値に設定される。また、この自由長は、免震スプ
リング５により支承される床部材６上に情報処理装置等
の大型電子機器を設置した際に、床部材６が床パネル２
の設置高さと略一致する程度に設定される。
り、そのバネ定数は、地震等による床基部１の上下方向
の振動に応答して鉛直免震床面の固有周期を長くするに
十分な値に設定される。また、この自由長は、免震スプ
リング５により支承される床部材６上に情報処理装置等
の大型電子機器を設置した際に、床部材６が床パネル２
の設置高さと略一致する程度に設定される。
【００２０】１５は減衰機構を示すもので、床部材６の
鉛直方向の応答振動を早期に収束させるために設けられ
る。また、水平免震機構７は、床基部１からの高さが低
いため、床部材６までの空間が高くなるために、固有振
動数の低い免震スプリング５の使用が可能となり、減衰
機構１５への負荷が小さくなることにより、この実施例
においては、減衰機構１５としてエアダンパが使用され
る。
鉛直方向の応答振動を早期に収束させるために設けられ
る。また、水平免震機構７は、床基部１からの高さが低
いため、床部材６までの空間が高くなるために、固有振
動数の低い免震スプリング５の使用が可能となり、減衰
機構１５への負荷が小さくなることにより、この実施例
においては、減衰機構１５としてエアダンパが使用され
る。
【００２１】また、免震床装置には、リンク機構１６と
ガイド機構１７が組み込まれて床部材６の揺動が防止さ
れる。リンク機構１６は、図４に詳細を示すように、床
部材６の四隅部裏面と基台４上の対向位置に枢支される
四対のリンク対１６ａ、１６ａ・・と、隣接するリンク
対１６ａの枢軸１６ｂ同士を連結する二本の連結リンク
１６ｃ、１６ｃからなり、連結リンク１６ｃにより連結
されたリンク対１６ａ、１６ａの変位を一致させること
により、床部材６の傾斜等を防止する。
ガイド機構１７が組み込まれて床部材６の揺動が防止さ
れる。リンク機構１６は、図４に詳細を示すように、床
部材６の四隅部裏面と基台４上の対向位置に枢支される
四対のリンク対１６ａ、１６ａ・・と、隣接するリンク
対１６ａの枢軸１６ｂ同士を連結する二本の連結リンク
１６ｃ、１６ｃからなり、連結リンク１６ｃにより連結
されたリンク対１６ａ、１６ａの変位を一致させること
により、床部材６の傾斜等を防止する。
【００２２】一方、ガイド機構１７は、基台４の四隅部
に立設され、上端部に回転ローラ１７ａを備えたガイド
ポスト１７ｂと、床部材６の四隅部裏面に突設された被
ガイドポスト１７ｃとからなり、被ガイドポスト１７ｃ
をガイドポスト１７ｂの回転ローラ１７ａに当接させる
ことによって床部材６の移動方向をガイドし、床部材６
の傾斜等を防止する。
に立設され、上端部に回転ローラ１７ａを備えたガイド
ポスト１７ｂと、床部材６の四隅部裏面に突設された被
ガイドポスト１７ｃとからなり、被ガイドポスト１７ｃ
をガイドポスト１７ｂの回転ローラ１７ａに当接させる
ことによって床部材６の移動方向をガイドし、床部材６
の傾斜等を防止する。
【００２３】したがってこの実施例において、水平方向
の揺れに対しては上述したように水平免震構造体７が免
震効果を発揮し、鉛直方向の振動に対しては、免震スプ
リング５が免震動作を行い、かつ、減衰機構１５による
応答振動の収束、および減衰がなされる。
の揺れに対しては上述したように水平免震構造体７が免
震効果を発揮し、鉛直方向の振動に対しては、免震スプ
リング５が免震動作を行い、かつ、減衰機構１５による
応答振動の収束、および減衰がなされる。
【００２４】なお、以上の説明においては、水平免震構
造体７上に免震床装置を設置し、全体として三次元免震
床を構築する場合を説明したが、この他に、図１に示す
ように、床基部１上に直接免震床装置を設置し、鉛直方
向の揺れに対してのみ免震効果を発揮する床面を構築す
ることも勿論可能である。
造体７上に免震床装置を設置し、全体として三次元免震
床を構築する場合を説明したが、この他に、図１に示す
ように、床基部１上に直接免震床装置を設置し、鉛直方
向の揺れに対してのみ免震効果を発揮する床面を構築す
ることも勿論可能である。
【００２５】図６に本発明の第２の実施例を示す。この
実施例は、複数の免震床装置を隣接して配置するもの
で、複数台の大型電子機器を併置したり、あるいは免震
床装置の規格化された床部材６の面積より広い設置面積
を有する大型電子機器への対応を可能にするために有効
な変形である。
実施例は、複数の免震床装置を隣接して配置するもの
で、複数台の大型電子機器を併置したり、あるいは免震
床装置の規格化された床部材６の面積より広い設置面積
を有する大型電子機器への対応を可能にするために有効
な変形である。
【００２６】なお、この実施例の説明において、上記第
１の実施例と同一の構成要素は、図中に同一の符号を付
して説明を省略する。また、図６には、床基部１上に直
接免震床装置を設置し、鉛直方向の振動に対してのみ免
震効果を有する免震床を構築する例が示されているが、
この下面に上述した水平免震構造体７を配置し、三次元
免震が可能なように構成することも勿論可能である。
１の実施例と同一の構成要素は、図中に同一の符号を付
して説明を省略する。また、図６には、床基部１上に直
接免震床装置を設置し、鉛直方向の振動に対してのみ免
震効果を有する免震床を構築する例が示されているが、
この下面に上述した水平免震構造体７を配置し、三次元
免震が可能なように構成することも勿論可能である。
【００２７】この実施例において、複数（図示の例では
二組）の免震床装置は、リンク対１６ａの変位方向に隣
接して配置され、隣接する免震床装置の床部材６の境界
には連結パネル１８が配置される。
二組）の免震床装置は、リンク対１６ａの変位方向に隣
接して配置され、隣接する免震床装置の床部材６の境界
には連結パネル１８が配置される。
【００２８】また、各免震床装置は連結装置８Ａにより
連結される。連結装置８Ａは、リンク対１６ａ同士を連
結杆１９で連結して構成され、かかる構成により、隣接
する免震床装置のリンク対１６ａの変位は同一となり、
この結果、隣接する床部材６が異なった位相で応答する
ことが防止される。
連結される。連結装置８Ａは、リンク対１６ａ同士を連
結杆１９で連結して構成され、かかる構成により、隣接
する免震床装置のリンク対１６ａの変位は同一となり、
この結果、隣接する床部材６が異なった位相で応答する
ことが防止される。
【００２９】なお、連結パネル１８は、両免震床装置の
床部材６の境界部に形成される隙間を閉塞するために設
置されるが、この連結パネル１８を介して床部材６同士
を強固に連結し、連結パネル１８に連結装置８としての
機能を持たせることも可能である。
床部材６の境界部に形成される隙間を閉塞するために設
置されるが、この連結パネル１８を介して床部材６同士
を強固に連結し、連結パネル１８に連結装置８としての
機能を持たせることも可能である。
【００３０】図７は、上記免震床装置をリンク対１６ａ
の変位方向に対して直交する方向に並べた場合の連結装
置８の変形例を示す。この場合、連結装置８Ｂは、伝達
軸２０により隣接するリンク対１６ａの枢軸１６ｂを連
結して構成され、かかる構成により、両連結装置８のリ
ンク対１６ａの枢軸１６ｂは同一角速度で回転すること
となり、床部材６の変位量が一致する。
の変位方向に対して直交する方向に並べた場合の連結装
置８の変形例を示す。この場合、連結装置８Ｂは、伝達
軸２０により隣接するリンク対１６ａの枢軸１６ｂを連
結して構成され、かかる構成により、両連結装置８のリ
ンク対１６ａの枢軸１６ｂは同一角速度で回転すること
となり、床部材６の変位量が一致する。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、基台を支持脚に固定するだけで所定の領域に
免震床装置を設置することができるので、既設の二重床
装置を免震対応の床面に容易に変更することができる。
によれば、基台を支持脚に固定するだけで所定の領域に
免震床装置を設置することができるので、既設の二重床
装置を免震対応の床面に容易に変更することができる。
【００３２】また、情報処理装置等の大型電子機器の設
置領域のみを免震床面とすることができるので、施工の
コストを低減させることができる。
置領域のみを免震床面とすることができるので、施工の
コストを低減させることができる。
【図１】本発明の構成を示す説明図で、（ａ）は断面
図、（ｂ）は平面図である。
図、（ｂ）は平面図である。
【図２】本発明の第１の実施例を示す断面図である。
【図３】図２の平面図である。
【図４】免震床装置の要部を示す斜視図である。
【図５】免震床装置の配置を示す平面図である。
【図６】本発明の第２の実施例を示す断面図である。
【図７】図６の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
１ 床基部
２ 床パネル
３ 支持脚
４ 基台
５ 免震スプリング
６ 床部材
７ 水平免震構造体
８ 連結装置
１５ 減衰機構
１６ リンク機構
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 奥田 賢持
東京都港区六本木一丁目４番33号 株式
会社エヌ・ティ・ティ ファシリティー
ズ内
(72)発明者 二宮 利文
東京都港区六本木一丁目４番33号 株式
会社エヌ・ティ・ティ ファシリティー
ズ内
(72)発明者 澤辺 幸夫
東京都台東区秋葉原５−８ 株式会社エ
ヌ・ティ・ティ・建築総合研究所内
(72)発明者 奥島 武彦
東京都千代田区内幸町一丁目１番１号
株式会社ナカ技術研究所内
(72)発明者 奥村 隆夫
東京都千代田区内幸町一丁目１番１号
株式会社ナカ技術研究所内
(72)発明者 庄司 辰夫
東京都千代田区内幸町一丁目１番１号
株式会社ナカ技術研究所内
(72)発明者 増野 博之
東京都千代田区内幸町一丁目１番１号
株式会社ナカ技術研究所内
(56)参考文献 実開 平６−37435（ＪＰ，Ｕ)
特公 平１−28256（ＪＰ，Ｂ２)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
E04F 15/18 601
E04F 15/024 605
Claims (5)
- 【請求項１】床基部上に立設され、柱頭において床パネ
ルを支承する支持脚の複数により構築される二重床から
適宜数の支持脚を取り除いて形成される設置スペースに
設置される免震床装置であって、 支持脚に固定する固定具を備え、該固定具を介して前記
設置スペースの周囲に残存する 支持脚に固定される基台
と、 基台上に立設され、鉛直方向の振動を吸収可能な免震ス
プリングと、 免震スプリングにより前記二重床の床パネルと略同一面
に支承される床部材とを有し、前記基台には、床部材に形成される被ガイドポストに当
接して床部材の移動方向を鉛直方向にガイドするガイド
ポストが設けられる 免震床装置。 - 【請求項２】前記床部材と基台とは、リンク機構を介し
て連結され、該床部材の水平状態を維持する請求項１記
載の免震床装置。 - 【請求項３】床部材と基台とは、鉛直方向の応答振動を
早期に収束させる減衰機構を介して連結される請求項１
または２記載の免震床装置。 - 【請求項４】前記基台が固定される支持脚は、床基部の
水平方向の振動を吸収する水平免震構造体上に立設され
る請求項１、２または３記載の免震床装置。 - 【請求項５】請求項１、２、３または４記載の免震床装
置の複数を隣接配置し、 各免震床装置間を連結装置により連結して床部材の変位
を一致させた免震床。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19710293A JP3421088B2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 免震床装置および免震床 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19710293A JP3421088B2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 免震床装置および免震床 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0748922A JPH0748922A (ja) | 1995-02-21 |
| JP3421088B2 true JP3421088B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=16368766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19710293A Expired - Lifetime JP3421088B2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 免震床装置および免震床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3421088B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017040366A (ja) * | 2015-08-21 | 2017-02-23 | Thk株式会社 | 上下免震装置 |
| WO2017033707A1 (ja) * | 2015-08-21 | 2017-03-02 | Thk株式会社 | 上下免震装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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