JP3419878B2 - 騒音キャンセル方法 - Google Patents

騒音キャンセル方法

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JP3419878B2
JP3419878B2 JP04462194A JP4462194A JP3419878B2 JP 3419878 B2 JP3419878 B2 JP 3419878B2 JP 04462194 A JP04462194 A JP 04462194A JP 4462194 A JP4462194 A JP 4462194A JP 3419878 B2 JP3419878 B2 JP 3419878B2
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLMS(Least Mean Squa
re)適応信号処理により騒音をキャンセルする騒音キャ
ンセル方法に係り、特に、キャンセル音伝搬系の伝達特
性を参照信号に畳み込んで信号処理用参照信号(フィル
タードリファレンス信号)を生成する信号処理フィルタ
における伝達関数をリアルタイムに更新して騒音をキャ
ンセルする騒音キャンセル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】騒音と逆位相の騒音キャンセル音をスピ
−カから放射して騒音を低減する方法(アクティブ制
御)が脚光を浴び、工場やオフィスなどの室内空間の一
部に実用化されつつある。又、自動車の車室内において
もアクティブ制御により騒音を低減する方式が提案され
ている。
【0003】図11はアクティブ制御により騒音を低減
する従来の騒音キャンセシステムの構成図であり、自動
車のエンジン音を低減する場合である。11は騒音源で
あるエンジン、12はエンジン回転数Rを検出する回転
数センサ、13はエンジン回転数Rに応じた周波数を有
する一定振幅の正弦波信号を参照信号xnとして発生す
る参照信号発生部である。騒音源がエンジンの場合、エ
ンジン回転により発生するノイズは周期性を有し、その
周波数はエンジン回転数に依存する。例えば、4気筒エ
ンジンの場合、車室内に発生する周期性ノイズはエンジ
ン回転数の2次高調波が支配的であり、回転数が600
rpm(10rps)の時、車室内に発生するノイズの
周波数は20Hz、回転数が6000rpm(100r
ps)の時、車室内に発生するノイズの周波数は200
Hzである。参照信号発生部13は、2次高調波の正弦
波データをROMに記憶しておき、そのデータを必要に
応じて読み出して出力することにより参照信号xnを生
成する。尚、このデータの読み出し/出力タイミングは
エンジン回転数Rに応じてコントロールされ、これによ
りエンジン回転数Rに応じて発生する周期性ノイズの周
波数を有する参照信号が出力されるようになっている。
【0004】14は騒音キャンセルコントローラであ
り、参照信号発生部13から発生する参照信号xnを入
力されると共に、車室内の騒音キャンセル点(観測点で
あり例えば運転者の耳元近傍)における騒音Snとキャ
ンセル音Scnの合成音信号をエラ−信号enとして入力
され、該エラ−信号が最小となるように適応信号処理を
行って騒音キャンセル信号ynを出力する。騒音キャン
セルコントローラ14は、適応信号処理部14aと、デ
ジタルフィルタ構成の適応フィルタ14bと、参照信号
nにスピーカから騒音キャンセル点までのキャンセル
音伝搬系の伝搬特性(伝達関数)を畳み込んで信号処理
用参照信号(フィルタードリファレンス信号)rnを作
成する信号処理フィルタ(フィルタードX信号作成用フ
ィルタ)14cを有している。15は適応フィルタ出力
(騒音キャンセル信号yn)をアナログの騒音キャンセ
ル信号に変換するDAコンバータ、16は騒音キャンセ
ル信号を増幅するパワ−アンプ、17は騒音キャンセル
音Scnを放射するキャンセルスピ−カ、18は騒音キャ
ンセル点に配置され、騒音Snとキャンセル音Scnの合
成音を検出し、合成音信号をエラ−信号enとして出力
するエラ−マイク、19はエラー信号enを増幅するア
ンプ、20はエイリアスを除去するローパスフィルタ、
20′はローパスフィルタ出力をデジタルに変換するA
Dコンバータである。
【0005】適応信号処理部14aは騒音キャンセル点
におけるエラー信号enと信号処理フィルタ14cを介
して入力される信号処理用参照信号rnを入力され、こ
れら信号を用いて騒音キャンセル点における騒音をキャ
ンセルするように適応信号処理を行って適応フィルタ1
4bの係数を決定する。例えば適応信号処理部14aは
周知のフィルタードX LMS(Least Mean Square)適応
アルゴリズムに従って、エラ−マイク18から入力され
たエラ−信号enが最小となるように適応フィルタ14
bの係数を決定する。適応フィルタ14bは適応信号処
理部14aにより決定された係数に従って参照信号xn
にデジタルフィルタ処理を施して騒音キャンセル信号y
nを出力し、騒音をキャンセルする。尚、参照信号x
nは、消去したい騒音Snと相関の高い信号でなくてはな
らず、参照信号と相関のない音は消去されない。
【0006】適応フィルタ14bは図12に示すよう
に、FIR型デジタルフィルタで構成され、例えば、入
力信号を順次1サンプリング時間遅延する遅延要素D
L,DL・・・と、各遅延要素出力に係数w1n,w2n
3n・・・wNnを乗算する乗算部ML,ML,・・・
と、各乗算部出力を順次加算する加算部AD,AD・・
・で実現される。すなわち、現時刻n・Tsにおける参
照信号をxn、その時の各乗算部の係数をw1n,w2n
3n・・・wNn、出力(騒音キャンセル信号)をynとす
れば、適応フィルタ14bは次式 yn=Σwin・xn-i+1 (i=1〜N) ・・(1) の演算を実行し、騒音キャンセル信号ynを出力する。
【0007】信号処理フィルタ14cは図13に示すよ
うに、FIR型デジタルフィルタで構成され、例えば、
入力信号を順次1サンプリング時間遅延する遅延要素D
L,DL・・・と、各遅延要素出力に係数c1,c2,c3
・・cMを乗算する乗算部ML,ML,・・・と、各乗算
部出力を順次加算する加算部AD,AD・・・で実現さ
れる。係数c1,c2,c3・・・cMは二次音伝搬系(キャン
セル音伝搬系:スピーカから観測点までの系)の伝搬特
性(伝達特性)を模擬するように決定されている。時刻
n・Tsにおける参照信号をxn、出力(信号処理用参照
信号)をrnとすれば、信号処理フィルタ14cは次式 rn=Σci・xn-i+1 (i=1〜M) ・・(2) の演算を実行して信号処理用参照信号rnを出力する。
【0008】適応信号処理部14aは、1サンプリング
時刻Ts後の次の時刻(n+1)・Tsにおける適応フィルタ
14bの係数w1n+1,w2n+1,w3n+1・・・wNn+1を、
現時刻n・Tにおける係数とエラー信号enと信号処理
用参照信号rnを用いて次式(係数更新式) wjn+1=wjn+μ・rn-j+1・en (3) により決定する(但し、j=1,2,・・・N)。(3)
式において、サフィックスnは現サンプリング時刻の
値、サフィックス(n+1)は1サンプリング時刻後の値、
サフィックス(n-1)は1サンプリング時刻前の値、サフ
ィックス(n-2)は2サンプリング時刻前の値、・・・を意味
している。又、μは適応フィルタの係数を更新するステ
ップを決める1以下の定数(ステップサイズパラメー
タ)であり、騒音キャンセルシステムに応じて適当な値
に設定される。
【0009】エンジン11が回転すると、その回転数R
は回転数センサ12により検出され、参照信号発生部1
3はエンジン回転数Rに応じた周波数の参照信号xn
発生し、信号処理フィルタ14cと適応フィルタ14b
に入力する。この時、エンジン11から発生した周期性
を有するエンジン音は、所定の伝達関数を有する騒音伝
搬系(一次音伝搬系)を有する空中を伝播して騒音キャン
セル点に至る。信号処理フィルタ14cは参照信号xn
にキャンセル音伝搬系の伝達特性CMを畳込んで信号処
理用参照信号rnを生成して適応信号処理部14cに入
力する。以上と並行して、騒音キャンセル点における騒
音とキャンセル音の合成音(エラー信号)enがエラー
マイク18により検出され、アンプ、ローパスフィル
タ、ADコンバータを介して適応信号処理部14aに入
力される。適応信号処理部14aはエラー信号enと信
号処理用参照信号rnを用いて(3)式に従ってLMS適応
信号処理を行い、適応フィルタ14bの係数を決定す
る。適応フィルタ14bは適応信号処理部14aにより
決定された係数に従って参照信号xnにデジタルフィル
タ処理を施して騒音キャンセル信号ynを発生し、DA
コンバータ、パワーアンプを介してスピーカ17に入力
する。これにより、スピーカ17から騒音キャンセル音
が出力され、キャンセル音伝搬系を介して騒音キャンセ
ル点に到り、騒音をキャンセルするように作用する。以
後、上記動作が繰り返されて騒音は速やかにキャンセル
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の騒音
キャンセル方法においては、キャンセル音伝搬系の伝達
特性CMを騒音キャンセル動作に先立って同定し、該伝
達特性を信号処理フィルタ14cに設定する。そして、
騒音キャンセル動作時、信号処理フィルタ14cは参照
信号に該キャンセル音伝搬系の伝達関数CMを畳み込ん
で信号処理用参照信号rnを生成し、信号処理部14a
は該信号処理用参照信号rnとエラー信号e nを用いて適
応信号処理を行って適応フィルタ14bの係数を決定す
る。かかる従来の騒音キャンセル方法は、騒音キャンセ
ル動作時におけるキャンセル音伝搬系の伝達関数と騒音
キャンセル動作前に同定した伝達関数とが一致していれ
ば何等問題はない。しかし、騒音キャンセル動作時にお
けるキャンセル音伝搬系の伝達関数は乗員数や車室内の
温度等の影響を受け、時々刻々と変化するもので、騒音
キャンセル動作前に同定した伝達関数と異なって来る。
かかる伝達関数のずれ(モデリングエラーという)が発
生すると、騒音キャンセルシステムの性能が劣化し、最
悪の場合にはシステムが不安定になり騒音をキャンセル
するどころか、逆に増音現象を生じてしまう恐れがあ
る。
【0011】以上から、本発明の目的は、騒音キャンセ
ル動作と並行してキャンセル音伝搬系の実際の伝達関数
を同定し、該伝達関数を信号処理フィルタに設定するこ
とにより騒音キャンセルシステムの性能の向上を図るこ
とができる騒音キャンセル方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、第1の発明
によれば、キャンセル音伝搬系が参照信号発生部と適応
フィルタ間に存在するものとして騒音キャンセルシステ
ムを近似する手段と、参照信号とエラー信号の相関を演
算し、該相関と適応フィルタ係数との組合せを求める手
段と、これら相関値と適応フィルタ係数値の組合せを用
いて、参照信号と近似システムにおけるキャンセル音伝
搬系出力との相関を算出する手段と、参照信号の自己相
関を演算する手段と、前記参照信号とキャンセル音伝搬
系出力との相関値と、前記参照信号の自己相関値とを用
いて騒音キャンセルシステムにおけるキャンセル音伝搬
系の伝達関数を演算する手段と、該伝達関数を騒音キャ
ンセルシステムの信号処理フィルタに設定する手段とに
より達成される。
【0013】又、上記目的は、第2の発明によれば、キ
ャンセル音伝搬系が参照信号発生部と適応フィルタ間に
存在するものとして騒音キャンセルシステムを近似する
手段、エラー信号の二乗平均値と適応フィルタ係数との
組合せを求める手段と、これら二乗平均値と適応フィル
タ係数値とを用いて誤差二乗平均曲線の勾配を演算する
手段と、エラー信号と参照信号との相関を演算する手段
と、前記勾配と前記相関値(エラー信号と参照信号の相
関値)とを用いて騒音キャンセルシステムにおけるキャ
ンセル音伝搬系の伝達関数を演算する手段と、該伝達関
数を騒音キャンセルシステムの信号処理フィルタに設定
する手段とにより達成される。
【0014】
【作用】
・第1の発明 キャンセル音伝搬系が参照信号発生部と適応フィルタ間
に存在するものとして騒音キャンセルシステムを近似す
る。騒音キャンセル動作時、参照信号とエラー信号の相
関を演算し、該相関と適応フィルタ係数との組合せを求
め、これら相関値と適応フィルタ係数値の組合せを用い
て、参照信号と近似システムにおけるキャンセル音伝搬
系出力との相関を算出する。又、参照信号の自己相関を
演算する。ついで、前記参照信号とキャンセル音伝搬系
出力との相関値と、前記参照信号の自己相関値とを用い
て騒音キャンセルシステムにおけるキャンセル音伝搬系
の伝達関数を演算し、該伝達関数を騒音キャンセルシス
テムの信号処理フィルタに設定して騒音をキャンセルす
る。
【0015】・第2の発明 キャンセル音伝搬系が参照信号発生部と適応フィルタ間
に存在するものとして騒音キャンセルシステムを近似す
る。騒音キャンセル動作時、エラー信号の二乗平均値と
適応フィルタ係数との組合せを求め、これら二乗平均値
と適応フィルタ係数値との組合せを用いて誤差二乗平均
曲線の勾配を演算する。又、エラー信号と参照信号との
相関を演算する。ついで、前記勾配と前記相関値(エラ
ー信号と参照信号の相関値)とを用いて騒音キャンセル
システムにおけるキャンセル音伝搬系の伝達関数を演算
し、該伝達関数を騒音キャンセルシステムの信号処理フ
ィルタに設定して騒音をキャンセルする。以上の第1、
第2の発明によれば、騒音キャンセル動作と並行してキ
ャンセル音伝搬系の伝達関数を同定し、該伝達関数を信
号処理フィルタに設定するから、実際のキャンセル伝搬
系の伝達関数を信号処理フィルタに設定することがで
き、騒音キャンセルシステムの性能の向上を図ることが
できる。
【0016】
【実施例】
(a) 全体の構成 図1は本発明の騒音キャンセル方法を具現化したシステ
ムの構成図である。図中20は騒音キャンセルシステム
であり、エラー信号のパワーが最小となるように騒音キ
ャンセル音を発生するようになっている。21は参照信
号xnを発生する参照信号発生部、22は騒音キャンセ
ルコントローラであり、参照信号発生部21から発生す
る参照信号xnを入力されると共に、車室内の騒音キャ
ンセル点における騒音Snとキャンセル音Scnの合成音
信号をエラ−信号enとして入力され、該エラ−信号が
最小となるように適応信号処理を行って騒音キャンセル
信号ynを出力する。騒音キャンセルコントローラ22
は、適応信号処理部22aと、デジタルフィルタ構成の
適応フィルタ22bと、参照信号xnにキャンセル音伝
搬系の伝搬特性(伝達関数)CMを畳み込んで信号処理
用参照信号(フィルタードリファレンス信号)rnを作
成する信号処理フィルタ22cを有している。信号処理
フィルタ22cには、後述するように騒音キャンセル動
作時に計算されたキャンセル音伝搬系の実際の伝達関数
cが逐次設定されるようになっている。従って、信号処
理フィルタ22cは乗員数や車室内温度その他の要因に
よりキャンセル音伝搬系の伝達関数が変動しても、実際
の伝達関数が設定され、参照信号xnに該伝達関数を畳
み込んでフィルタードリファレンス信号rnを作成す
る。
【0017】23は騒音キャンセル音Scnを放射するキ
ャンセルスピ−カ、24は騒音キャンセル点に配置さ
れ、騒音Snとキャンセル音Scnの合成音を検出し、合
成音信号をエラ−信号enとして出力するエラ−マイク
である。尚、適応フィルタ22bの出力信号(騒音キャ
ンセル信号yn)をアナログの騒音キャンセル信号に変
換するDAコンバータ、騒音キャンセル信号を増幅して
スピーカに入力するパワ−アンプ、エラー信号enを増
幅するアンプ、エラー信号よりエイリアスを除去するロ
ーパスフィルタ、ローパスフィルタ出力をデジタルに変
換して騒音キャンセルコントローラ22に入力するAD
コンバータ等が存在するが図示は省略している。30は
キャンセル音伝搬系の伝達関数を演算する伝達関数演算
処理部であり、参照信号xnと、エラー信号enと、適応
フィルタ22bの係数wnを用いてキャンセル音伝搬系
の伝達関数を演算し、信号処理フィルタ22cに逐次設
定するようになっている。
【0018】(b) 伝達関数演算処理部 (b-1) 第1の伝達関数同定法 騒音源から観測点までの一次音仮想伝搬系(騒音伝搬
系)Hとスピーカから騒音キャンセル点までの二次音伝
搬系(キャンセル音伝搬系)CRとを用いて騒音キャン
セルシステム20を表現すると図2に示すようになる。
図中、25は騒音伝搬系H、26はキャンセル音伝搬系
Rであり、キャンセル音伝搬系26はスピーカ特性も
含んでいる。適応が比較的ゆっくり行われている場合、
騒音キャンセルシステム20は図3に示すように近似す
ることができる。すなわち、キャンセル音伝搬系26が
参照信号発生部21と適応フィルタ22b間に存在する
ものとして適応信号処理を行っても、図2の騒音キャン
セルシステム20と同等の適応フィルタ係数を得ること
ができる。以上のように騒音キャンセルシステムを近似
すると、以下の(4),(5)式が成立する。式中、下線が付
されたものは1行の行列(ベクトル)であり、Tは転置
行列を意味している。又、サフィックスnは現サンプリ
ング時刻の値、n−iは現時刻よりiサンプリング前の
値を意味する。
【0019】 E[n n] =E[n (dnn T w)] =E[n n]+E[n n T (4) 但し、=[w0 1 2 ・・・wI-1T n =[un n-1 un-2 ・・・un-I+1T n =[xn n-1 xn-2 ・・・xn-J+1T E[xn-jn-i]=E[xn-j n-i T (5) 但し、i=0〜(I−1),j=0〜J−1 =[c0 1 2 ・・・cJ-1T (4)式において、E[n n]は参照信号n とエラー信
号enの相関であるが、これはN回のサンプリング時刻
における参照信号n とエラー信号enの積の和の平均
(=Σn n/N)で近似することができる。尚、Nは
例えば100である。他のE[ ]も同様の意味を有
し、例えばE[n n T]は参照信号n とキャンセル
音伝搬系出力信号n Tの相関である。又、(5)式におい
てE[xn-j n- i T]は参照信号の自己相関である。
【0020】さて、(4)式において、参照信号とエラー
信号の相関E[n n]と適応フィルタ係数は既知、
E[n n]とE[n n T]は未知である。従って、
相関E[n n]と適応フィルタ係数との組合せを2
組求め、これら2組のデータから(4)式に基づいて連立
方程式を作成し、該連立方程式を解けばE[n n]と
E[n n T]が求まる。一方、(5)式の右辺である参
照信号の自己相関E[xn-j n-i T]を演算し、これと
E[n n T]とを用いて(5)式から、キャンセル音伝
搬系26の伝達関数を求めることができる。
【0021】(b-2) 伝達関数演算処理部の第1の構成 図4は第1の伝達関数同定法に基づいて伝達関数cを演
算する伝達関数演算処理部30の構成図であり、31は
参照信号xnとエラー信号enの相関E[n n]を演算
する第1の相関演算部、32は参照信号とエラー信号の
相関E[n n]と適応フィルタ係数との2組の組合
せを用いて、E[n n]とE[n n T]をそれぞれ
未知数とする連立方程式を作成し、該連立方程式を解く
ことにより、E[n n T]を出力する第2の相関演算
部である。尚、E[n n ]は参照信号n と、近似
システムにおけるキャンセル音伝搬系26の出力信号
n T との相関である。33は参照信号の自己相関E[x
n-j n-i T]を演算する自己相関演算部、34は相関E
n n T]と参照信号の自己相関E[xn-j n-i T
を入力され、(5)式に基づいてキャンセル音伝搬系の伝
達関数を演算して出力する伝達関数演算部である。
尚、第2の相関演算部32では連立方程式を解く必要が
あるが、この解法については後述する。
【0022】(b-3) 第2の伝達関数同定法 騒音キャンセルシステムを図3に示すように近似する
と、(6),(7)式が成立する。式中、下線( )が付され
たものは1行の行列(ベクトル)である。但し、のみ
はマトリクスである。又、Tは転置行列を意味してい
る。サフィックスnは現サンプリング時刻の値、n−i
は現時刻よりiサンプリング前の値を意味する。 E[en 2] =E[dn 2]+2 T p+ T (6) 但し、=E[n n =E[n n T =2+2 (7) 但し、=[∇0 1 2 ・・・∇I-1T (6)式において、E[en 2]はエラー信号の自己相関で
あり、これはN回のサンプリング時刻におけるエラー信
号enの二乗の和の平均(=Σen 2/N)で近似するこ
とができる。尚、Nは例えば100である。エラー信号
nの二乗は図5に示すように適応フィルタ係数の二
次関数(誤差特性曲面)になっている。適応信号処理で
はE[en2]が最小になるように適応フィルタの係数
(=*w)を決定する。
【0023】又、は誤差特性曲線の勾配を意味してお
り、(6)式をwで微分することにより得られる。一方、
誤差特性曲面の勾配∇iは(8)式のようにも表現すること
ができる。 ∇i=E[en n-i T (8) (6)式において、エラー信号enの二乗平均値E[en 2
と適応フィルタ係数wは既知、E[dn 2]、は未
知数である。従って、エラー信号enの二乗平均値E
[en 2]と適応フィルタ係数wとの組合せを求め、これ
らの各組合せと(6)式に基づいて連立方程式を作成し、
該連立方程式を解けばが求まる。この
(7)式に代入することにより誤差特性曲面の勾配が求
まる。従って、エラー信号と参照信号の相関E[en
n-i T]を演算し、この相関と(7)式より求まる勾配
を用いれば(8)式より、キャンセル音伝搬系26の伝達
関数を求めることができる。
【0024】(b-4) 伝達関数演算処理部の第2の構成 図6は第2の伝達関数同定法により伝達関数cを演算す
る伝達関数演算処理部30の別の構成図であり、41は
エラー信号enの二乗平均値E[en 2]を演算する誤差
二乗平均演算部、42は誤差二乗平均値と適応フィルタ
係数との組合せを用いて、E[dn 2]、をそれ
ぞれ未知数とする連立方程式を作成し、該連立方程式を
解くことにより、を出力する変数演算部である。
尚、n とdnの相関行列、n の自己相関マト
リクスである。43は(7)式により勾配を演算する勾
配演算部、44はエラー信号enと参照信号n-i Tとの
相関を演算する相関演算部、45は勾配と相関E[e
n n-i T]を入力され、(8)式よりキャンセル音伝搬系の
伝達関数を演算して出力する伝達関数演算部である。
【0025】(c) 全体の動作 例えば、車室内のエンジン音をキャンセルする場合、予
め測定したキャンセル音伝搬系の伝達関数を信号処理フ
ィルタ22cに初期設定しておく。かかる状態で、騒音
キャンセル動作が開始すると、参照信号発生部21はエ
ンジン回転数に応じた周波数の参照信号xnを発生し、
信号処理フィルタ22cと適応フィルタ22bに入力す
る。この時、エンジンから発生したエンジン音は、所定
の伝達関数を有する騒音伝搬系(一次音伝搬系)を有する
空中を伝播して騒音キャンセル点に至る。信号処理フィ
ルタ22cは参照信号xnに初期設定されているキャン
セル音伝搬系の伝達特性CMを畳込んで信号処理用参照
信号rnを生成して適応信号処理部22aに入力する。
以上と並行して、騒音キャンセル点における騒音とキャ
ンセル音の合成音(エラー信号)enがエラーマイク2
4により検出され、適応信号処理部22aに入力され
る。
【0026】適応信号処理部22aはそれぞれエラー信
号enと信号処理用参照信号rnを用いて(3)式に従って
LMS適応信号処理を行い、適応フィルタ22bのデジ
タルフィルタの係数wnを決定する。適応フィルタ22
bは適応信号処理部22aにより決定された係数に従っ
て参照信号xnにデジタルフィルタ処理を施して騒音キ
ャンセル信号ynを発生し、図示しないDAコンバー
タ、パワーアンプを介してスピーカ23に入力する。こ
れにより、スピーカ23から騒音キャンセル音が出力さ
れ、キャンセル音伝搬系を介して騒音キャンセル点に到
り、騒音をキャンセルするように作用する。以後、上記
動作が繰り返される。一方、伝達関数演算処理部30は
上記適応信号処理による騒音キャンセル制御と並行し
て、参照信号xn、エラー信号en、適応フィルタ係数w
nを用いて現状態のキャンセル音伝搬系の伝達関数
演算し、伝達関数が求まる毎に信号処理フィルタ22c
に設定する。信号処理フィルタ22cは新たな伝達関数
が設定されれば、該伝達関数を参照信号xnに畳込んで
信号処理用参照信号rnを生成して適応信号処理部22
aに入力する。以後、同様に信号処理フィルタ22cに
常時現状態のキャンセル音伝搬系の伝達関数が設定さ
れ、該伝達関数を用いた適応信号処理が行われて騒音は
速やかにキャンセルされる。
【0027】(d) 方程式の適応的解法 第1の伝達関数同定法では連立一次方程式を解く必要が
ある。以下、二元連立一次方程式を例にとり、その解法
について説明する。尚、初めに一元一次方程式の解法を
説明し、ついで、二元連立一次方程式の解法について説
明する。 (d-1) 一元一次方程式の適応的解法 一元一次方程式 ax=b (xは未知数)の解は、この
方程式を e=b−ax (9) と変形し、エラーeが零なるように適応を行った時のx
の値である。(9)式をブロック図で示すと図7に示すよ
うになる。但し、51は乗算器、52は加算器である。
【0028】(9)式よりエラーeの二乗は e2=b2−2abx+a22 となり、xの二次関数(誤差特性曲線)となる。上式を
xで微分して誤差特性曲線の勾配∇を求めると次式 ∇=de2/dx=−2ab+2a2x となる。エラーeが最小(零)となるように制御すると
いうことは、現時刻の値xnを勾配方向に所定値μ(μ
はステップサイズパラメータで1以下)だけ減少させる
ように次の値xn+1を求め、以後xn+1を現時刻の値xn
として順次xn+1を同様に求めて行けばよいことを意味
する。すなわち、xn+1を次式 xn+1=xn−μ∇n =xn−μ(−2ab+2a2n) =xn+2μa(b−axn) =xn+2μaen (10) により、逐次的に求めてゆけば最終的に、∇n=0(エ
ラー最小)となりその時のxn(=*xn)が求める方程
式ax=bの解となる。
【0029】ところで、(10)式は適応信号処理における
適応フィルタの係数を求める(3)式と同一の構造になっ
ている。従って、図7におけるbは目標値、eはエラー
信号、axは目標値をキャンセルするキャンセル信号、
aは参照信号、xはe=0となるように適応信号処理に
より得られた適応フィルタ係数、51は適応フィルタ、
52はエラー検出センサに対応する。以上より、一元一
次方程式 ax=b (xは未知数)の解は、図8に示す
構成によりエラーenが収束(零)になった時のxnとして
求めることができる。図8において、51,53は乗算
器、52,54は加算器、55は係数2μを乗算する乗
算器、56は1サンプリング時間だけxn+1を遅延する
遅延部(レジスタ)である。
【0030】(d-2) 二元連立一次方程式の適応的解法 二元連立一次方程式 a111+a122=b1 211+a222=b2 の解は、上記連立方程式を e1=b1−(a111+a122) e2=b2−(a211+a222) (11) と変形し、エラー(e1 2+e2 2)が最小(零)なるよう
に適応を行った時のx1,x2の値である。(11)式をブロ
ック図で示すと図9に示すようになる。但し、61〜6
4は乗算器、65〜68は加算器、71、72は積和回
路である。
【0031】エラーe1,e2の二乗はそれぞれ e1 2=b1 2-2b1a11x1-2b1a12x2+a11 2x1 2+2a11a12x1x2+a
12 2x2 2 2 2=b2 2-2b2a21x1-2b2a22x2+a21 2x1 2+2a21a22x1x2+a
22 2x2 2 となり、上式をそれぞれx1,x2で偏微分すると ∂e1 2/∂x1=-2b1a11+2a11 2x1+2a11a12x2 ∂e1 2/∂x2=-2b1a12+2a12 2x2+2a11a12x1 ∂e2 2/∂x1=-2b2a21+2a21 2x1+2a21a22x2 ∂e2 2/∂x2=-2b2a22+2a22 2x2+2a21a22x1 となる。従って、誤差特性曲面の勾配はそれぞれ次式で
表わされる∇1,∇2の和で与えられる。
【0032】
【数1】 エラーのトータルパワーe1 2+e2 2が最小(零)となる
ように制御するということは、現時刻の値x1n,x2n
勾配方向に所定値μだけ減少させるように次の値x
1 n+1,x2 n+1を求め、以後x1 n+1,x2 n+1を現時刻
の値x1n,x2nとして順次x1 n+1,x2 n+1を同様に求
めて行けばよいことを意味する。すなわち、x1 n+1
2 n+1をそれぞれ次式により、逐次的に求めてゆけば
最終的に、∇1+∇2=0(エラー最小)となりその時の
1n,x2nが求める二元連立一次方程式の解となる。
【0033】
【数2】 ところで、(12)式は適応信号処理における適応フィルタ
の係数を求める係数更新式と同一の構造になっている。
従って、図9におけるb1,b2は2つの観測点における
目標値、e1,e2は2つの観測点におけるエラー信号、
(a111+a1 22n)、(a211+a222)は目標
値をキャンセルするキャンセル信号、a1 1,a12
21,a22は参照信号、x1,x2はe1=0,e2=0と
なるように適応信号処理により得られた適応フィルタ係
数、71,72は適応フィルタ、67,68はエラー検
出センサに対応する。
【0034】以上より、二元連立一次方程式の解は、図
10に示す構成によりエラーe1n,e2nが収束(零)にな
った時のx1n,x2nとして求めることができる。尚、図
10において、71,72,73,74は積和回路、7
5,76は係数2μを乗算する乗算器、77,78は1
サンプリング時間だけx1 n+1,x2 n+1をそれぞれ遅延
する遅延部(レジスタ),79,80は加算器である。
ところで、本発明の伝達関数同定法では一般的に連立一
次方程式を解く必要があるが、これは二元連立一次方程
式の場合と同様に適応的解法により求めることができ、
その詳細は省略する。以上、本発明を実施例により説明
したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に
従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除す
るものではない。
【0035】
【発明の効果】以上本発明によれば、騒音キャンセル動
作と並行してキャンセル音伝搬系の伝達関数を同定し、
該伝達関数を信号処理フィルタに設定するから、実際の
キャンセル伝搬系の伝達関数を信号処理フィルタに設定
することができ、騒音キャンセルシステムの性能の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の騒音キャンセル方法を具現化したシス
テム説明図である。
【図2】一次音及び二次音伝搬系を用いて表現した騒音
キャンセルシステムの説明図である。
【図3】近似システムの説明図である。
【図4】第1の伝達関数演算部の構成図である。
【図5】誤差特性曲線の説明図である。
【図6】第2の伝達関数演算部の構成図である。
【図7】一元一次方程式の適応的解法の説明図である。
【図8】一元一次方程式の適応的解法の構成図である。
【図9】二元連立一次方程式の適応的解法の説明図であ
る。
【図10】二元連立一次方程式の適応的解法の構成図で
ある。
【図11】従来の騒音キャンセル装置の構成図である。
【図12】適応フィルタの構成図である。
【図13】信号処理用フィルタの構成図である。
【符号の説明】
20・・騒音キャンセルシステム 21・・参照信号発生部 22a・・適応信号処理部 22b・・適応フィルタ 22c・・信号処理フィルタ 23・・スピーカ 24・・エラーマイク 30・・伝達関数演算処理部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音キャンセル点における騒音をキャン
    セルするキャンセル音を出力するキャンセル音発生部、
    騒音キャンセル点における騒音とキャンセル音の合成音
    であるエラー信号を検出するセンサ、騒音源から発生す
    る騒音に応じた参照信号を発生する参照信号発生部、キ
    ャンセル音発生部からセンサまでのキャンセル音伝搬系
    における伝搬特性を参照信号に畳み込んで信号処理用の
    参照信号を生成する信号処理フィルタ、参照信号発生部
    から出力される参照信号に所定のフィルタリング処理を
    施して騒音キャンセル信号を発生してキャンセル音発生
    部に入力する適応フィルタ、エラー信号と信号処理用参
    照信号を用いて騒音キャンセル点における騒音をキャン
    セルするように適応フィルタの係数を決定する適応信号
    処理部とを備えた騒音キャンセルシステムにおける騒音
    キャンセル方法において、 キャンセル音伝搬系が参照信号発生部と適応フィルタ間
    に存在するものとして騒音キャンセルシステムを近似
    し、 参照信号とエラー信号の相関を演算し、該相関と適応フ
    ィルタ係数との組合せを求め、 これら相関値と適応フィルタ係数値とを用いて、参照信
    号と近似システムにおけるキャンセル音伝搬系出力との
    相関を算出し、 又、参照信号の自己相関を演算し、 前記参照信号とキャンセル音伝搬系出力との相関値と、
    前記参照信号の自己相関値とを用いて騒音キャンセルシ
    ステムにおけるキャンセル音伝搬系の伝達関数を演算
    し、 該伝達関数を騒音キャンセルシステムにおける信号処理
    フィルタに設定して騒音をキャンセルする騒音キャンセ
    ル方法。
  2. 【請求項2】 騒音キャンセル点における騒音をキャン
    セルするキャンセル音を出力するキャンセル音発生部、
    騒音キャンセル点における騒音とキャンセル音の合成音
    であるエラー信号を検出するセンサ、騒音源から発生す
    る騒音に応じた参照信号を発生する参照信号発生部、キ
    ャンセル音発生部からセンサまでのキャンセル音伝搬系
    における伝搬特性を参照信号に畳み込んで信号処理用の
    参照信号を生成する信号処理フィルタ、参照信号発生部
    から出力される参照信号に所定のフィルタリング処理を
    施して騒音キャンセル信号を発生してキャンセル音発生
    部に入力する適応フィルタ、エラー信号と信号処理用参
    照信号を用いて騒音キャンセル点における騒音をキャン
    セルするように適応フィルタの係数を決定する適応信号
    処理部とを備えた騒音キャンセルシステムにおける騒音
    キャンセル方法において、 キャンセル音伝搬系が参照信号発生部と適応フィルタ間
    に存在するものとして騒音キャンセルシステムを近似
    し、 エラー信号の二乗平均値と適応フィルタ係数との組合せ
    を求め、 これら二乗平均値と適応フィルタ係数値とを用いて誤差
    二乗平均曲線の勾配を演算し、 又、エラー信号と参照信号との相関を演算し、 前記勾配と、前記エラー信号と参照信号の相関値とを用
    いて騒音キャンセルシステムにおけるキャンセル音伝搬
    系の伝達関数を演算し、 該伝達関数を騒音キャンセルシステムにおける信号処理
    フィルタに設定して騒音をキャンセルする騒音キャンセ
    ル方法。
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