JP3419167B2 - 遠隔試験機能付火災監視システム - Google Patents

遠隔試験機能付火災監視システム

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JP3419167B2
JP3419167B2 JP24808295A JP24808295A JP3419167B2 JP 3419167 B2 JP3419167 B2 JP 3419167B2 JP 24808295 A JP24808295 A JP 24808295A JP 24808295 A JP24808295 A JP 24808295A JP 3419167 B2 JP3419167 B2 JP 3419167B2
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慎太郎 山本
泰幸 川野
剛嗣 和田
清 柴田
敏明 田中
俊朗 田伏
毅 上田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔試験機能付火
災監視システムに関し、特に、警戒区域等に設けられた
火災報知器の全てが正常であることを容易に判断できる
ようにした、遠隔試験機能付火災監視システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動火災報知システムの火災感知器の点
検は、通常は、試験者が、火災感知器の下で、煙を、直
接、発生させて、火災感知器が正常に動作するか否かを
試験する、直接試験(あぶり試験)が主に行われている
が、火災感知器が、試験者が立ち入ることのできないよ
うな区域(以下、警戒区域という)に設けられている場
合には、遠隔試験が行われている。
【0003】図6は、従来の遠隔試験機能付火災監視シ
ステムを説明するための概略的な構成図であり、1は、
住宅用受信機を、2は、住宅用受信機1に接続された火
災感知器を、43は、遠隔試験を行うための遠隔試験器
を、又、44は遠隔試験器を接続するために設けられた
試験用ターミナルを各々示している。従来の遠隔試験で
は、図6に示すように、試験用ターミナル44に遠隔試
験器43を接続して、遠隔試験器43から複数の火災感
知器2・・・に対しアドレス順に自動的に発報指令信号
を送出し、火災感知器2・・・から発報信号が返信され
ると、これを正常と判断して、正常に動作する火災感知
器2・・・に対応する表示LEDを点灯表示させること
により、火災感知器の動作試験と、住宅用受信機の機能
試験を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すような従来の遠隔試験では、試験者は、遠隔試験器
43を試験用ターミナル44に接続するときに、警戒区
域等内に何個の火災感知器2・・・が設定されているか
が判らないため、何個の表示LEDが点灯すれば、警戒
区域内の火災感知器2・・・の全てが正常なのかを判断
することができないという問題があった。
【0005】図7は、従来の遠隔試験の試験結果を例示
的に示す図であり、試験器43の表示LEDの点灯の様
子を示している。図7(a)の場合は、4個の表示LE
Dが連続して点灯しているが、点灯していない5番以降
の表示LEDについては、試験者が警戒区域に全部で何
個の火災感知器が設けられているのかを予め知っていな
いと、5番以降に対応する火災感知器が故障しているの
か、それとも、火災感知器が元々無いのかを、判断でき
ない。
【0006】また、図7(b)の例では、3番と5番以
降の表示LEDが点灯していないが、3番の表示LED
に対応する火災感知器が故障していることは判るが、5
番以降については、試験者が警戒区域に全部で何個の火
災感知器が設けられているのかを予め知っていないと、
5番以降に対応する火災感知器が故障しているのか、そ
れとも、火災感知器が元々無いのかを、判断できない。
【0007】このため、従来の遠隔試験では、試験者
が、遠隔試験を行う際には、設備設計図面を持ち歩いた
りして、遠隔試験を行う区域に何個の火災感知器が設け
られているのかを、予め、設備設計図面等で調べる必要
があるといった煩わしい作業を要するものであった。本
発明は、以上のような問題を解決するためになされたも
のであって、特に、遠隔試験を行う際に、試験者が対象
試験区域に何個の火災感知器があるかを容易に判るよう
にした、遠隔試験機能付火災監視システムを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の遠隔試
験機能付火災監視システムは、住戸の玄関先などに配設
された試験用ターミナルに、遠隔試験器を接続して、住
宅用受信機に接続された火災感知器を試験発報させて、
火災感知器の動作試験と、住宅用受信機の機能試験を行
うようにした火災監視システムにおいて、試験用ターミ
ナルには、住宅用受信機に接続されている火災感知器の
個数を表示する表示部を設けた構成としたことを特徴と
する。
【0009】表示部は、試験者が容易に見える場所であ
れば、特に限定されることはないが、試験者の視認性を
考慮した場合には、試験用ターミナルの近傍に設けるの
が好ましく、表示部には、通常は、不滅インク等の耐候
性の良いインク等で火災感知器の設置個数を記載する。
また、火災監視システムは、長年に渡って使用するも
のであり、そのような長年の使用によって、不滅インキ
等に手等が触れる等して、火災感知器の設置個数が消え
てしまうこともあるので、このような事態を予め想定し
た場合には、表示部に火災感知器の個数を不滅インクで
記入した後、表示部を透明なラミネートフィルム等のシ
ール部材により覆っておくのが好ましい。
【0010】請求項1に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムでは、試験用ターミナルに、住宅用受信機に接
続されている火災感知器の個数を表示する表示部を設け
た構成としたので、試験者は、表示部より住宅用受信機
に接続されている火災感知器の個数を知ることができ
る。請求項2に記載の遠隔試験機能付火災監視システム
は、請求項1に記載の遠隔試験機能付火災監視システム
の試験用ターミナルに、住宅用受信機に接続されている
火災感知器の設備個数を設定入力する設定スイッチを更
に設けた構成としたことを特徴とする。
【0011】設定スイッチとしては、例えば、ディップ
スイッチを好ましい例として挙げることができる。そし
て、設定スイッチは、壁側に埋め込まれる位置に設け、
火災報知器を設置する工事の際に、設備設計図面に基づ
いて、設置する火災報知器の数に対応するように設定
し、試験用ターミナルを設置する工事の後は、設定スイ
ッチの設定が、いたずら等により不用意に変更されない
ように、壁面内に埋め込んでしまうのが好ましい。
【0012】請求項2に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムでは、設定スイッチにより火災感知器の設備個
数が判るようにしたので、火災感知器の設備個数を変更
する際に、設定スイッチを操作するだけでよいので、火
災感知器の設備個数を変更する際の手間が、試験用ター
ミナルに火災感知器の設備個数を記載表示する場合に比
べ、作業が容易になる。
【0013】請求項3に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムは、請求項2に記載の遠隔試験器に、遠隔試験
器が試験用ターミナルに接続されたときに、設定スイッ
チによって設定されている火災感知器の設備個数を表示
する表示部を更に設けた構成としたことを特徴とする。
表示部は、試験者の見やすい位置に設け、表示部に不滅
インク等で火災感知器の個数を記載する構成としてもよ
いが、設定スイッチを設ける場合には、請求項3に記載
してように、表示部を遠隔試験器に設け、遠隔試験器を
試験用ターミナルに接続すると、遠隔試験器の表示部
に、設定スイッチから読み取った火災報知器の設定台数
を表示するようにしてもよい。
【0014】請求項3に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムでは、設定スイッチを設け、且つ、遠隔試験器
に表示部を設け、遠隔試験器の表示部に、設定スイッチ
から読み取った火災報知器の設定台数を表示するように
したので、表示部を試験用ターミナルの近傍に設け、表
示部に不滅インク等で、火災報知器の設置個数を記載す
る必要がない。
【0015】請求項4に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムは、請求項1または2に記載の遠隔試験機能付
火災監視システムの遠隔試験器に、火災感知器の試験結
果表示部を更に設けた構成としたことを特徴とする。請
求項4に記載の遠隔試験機能付火災監視システムでは、
遠隔試験器に、火災感知器の試験結果表示部を更に設け
たので、表示部に表示される火災報知器の設置個数との
比較により、試験者は、火災報知器が故障しているの
か、または、火災報知器が元々無いのかについて、判断
に迷うことがない。
【0016】請求項5に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムは、請求項4に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムの遠隔試験器の火災感知器の試験結果表示部
を、複数の火災感知器試験結果表示ランプとしたことを
特徴とする。請求項5に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムは、火災感知器の試験結果表示部の好ましい試
験結果表示部を規定しており、火災感知器の試験結果表
示部を、視認性に優れる、複数の火災感知器試験結果表
示ランプとしたので、表示部に表示される火災報知器の
設置個数との比較により、試験者は、容易に、火災報知
器の全てが正常なのか、故障しているものがあるのかを
容易に知ることができる。
【0017】請求項6に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムは、請求項1、2、3、4または5に記載の遠
隔試験機能付火災監視システムの遠隔試験器が、試験す
べき火災感知器のアドレスを指定するキー操作部と、試
験開始スイッチを更に備える構成としたことを特徴とす
る。請求項6に記載の遠隔試験機能付火災監視システム
では、遠隔試験器に、試験すべき火災感知器のアドレス
を指定するキー操作部と、試験開始スイッチを更に設け
たので、火災報知器を特定して、火災報知器毎に動作試
験を行うことができる。
【0018】請求項7に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムは、請求項6に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムの遠隔試験器が、キー操作部によって指定され
たアドレスの火災感知器に発報指令信号を送出して、火
災感知器から返信される発報信号の有無によって試験結
果を判別する構成としたことを特徴とする。請求項7に
記載の遠隔試験機能付火災監視システムでは、キー操作
部でアドレスを指定する毎に試験開始スイッチを操作し
て、動作試験を行いたい火災報知器を特定して、動作試
験を行うことができる他、火災報知器の複数のアドレス
を指定した後、試験開始スイッチを操作すれば、火災感
知器には、アドレスを付加した発報指令信号が順次送出
されるので、アドレスが指定された火災感知器の動作が
正常か否かを確認できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願発明について、発明の
実施の形態に基づいて、更に、詳しく説明する。 (発明の実施の形態1)図1は、本願発明の要部を示す
試験用ターミナルを中心に示す図であり、図2は、本願
発明に係る遠隔試験機能付火災監視システムを概略的に
示す全体構成図である。
【0020】尚、図2中、1は、住宅用受信機を、2
は、住宅用受信機1に接続された火災感知器を、3は、
遠隔試験を行うための遠隔試験器を、又、4は遠隔試験
器を接続するために設けられた試験用ターミナルを各々
示している。この遠隔試験機能付火災監視システムAで
は、試験用ターミナル4は、警戒区域等の試験者が立ち
入ることのできない区域の近くの入口付近の壁面に設け
られる。
【0021】そして、試験用ターミナル4は、図1に示
すように、ターミナルパネル5と、試験器接続コネクタ
部6と、ターミナルパネル5の表面上に設けられ、住宅
用受信機1に接続されている火災感知器2・・・の個数
を表示する表示部7とを備える構成となっている。この
例では、表示部7は、ターミナルパネル5の表面上の試
験器接続コネクタ部6の上方近傍の試験者が見やすい位
置に設けられている。
【0022】したがって、試験者は、表示部7から警戒
区域等内に5台の火災報知器が設置されていることが容
易に判る。尚、表示部7に記載された火災報知器の設備
個数を示す数字(この例では「5」)は、例えば、不滅
インク等の耐候性の良いインクで記載されており、更
に、数字(「5」)が記載された部分は、火災監視シス
テムAが、長年に渡って使用するものである点を考慮し
て、不滅インキ等により記載された数字が消えてしまう
ことのないように、透明なラミネートフィルム等のシー
ル部材(図示せず)により覆われている。
【0023】尚、火災報知器2・・・の設置個数を表示
する表示部7は、ラミネートフィルム等のシール部材が
貼り易いように、その表面を滑らかに加工しておくこと
が好ましい。一方、遠隔試験器3は、試験用コネクタ部
6に接続するケーブル線Lを有しておりケーブル線Lの
先端Ldには、試験用コネクタ部6に差し込む差込みプ
ラグ8が取り付けられている。
【0024】また、この遠隔試験器3には、火災感知器
2・・・の動作試験の試験結果を表示する試験結果表示
部9として、複数の火災感知器試験結果表示ランプが設
けられている。そして、複数の火災感知器試験結果表示
ランプの各々の上方には、火災報知器のアドレスとし
て、数字が1から昇べき順に記載されている。この遠隔
試験器3を用いて、火災監視システムAの火災報知器2
・・・の動作試験を行う際には、遠隔試験器3の差込み
プラグ8を試験用コネクタ部6に接続する。すると、遠
隔試験器3から、多重伝送によって、複数の火災報知器
2・・・に対して、アドレスの低い順に、自動的に、発
報指令信号が送出され、火災感知器2・・・の各々から
発報信号が返信されれば、これを正常として、試験結果
表示部9の火災報知器2・・・の各々に対応する表示ラ
ンプが、1から昇べき順に点灯するようになっている。
【0025】一方、火災感知器2・・・から発報信号が
返信されなければ、該当する火災報知器が故障している
と判断し、対応する表示ランプが点灯しないようになっ
ている。この遠隔試験機能付火災監視システムAでは、
試験用ターミナル4に、住宅用受信機1に接続されてい
る火災感知器2・・・の個数を表示する表示部7を設け
る構成としたので、試験者は、表示部7より住宅用受信
機1に接続されている火災感知器2・・・の個数を知る
ことができるので、表示部7に記載されている警戒区域
等に設けられた火災感知器2・・・の総数と同数の表示
ランプが点灯すれば、警戒区域等内の火災感知器2・・
・の全てが正常であるということを容易に判断すること
ができる。
【0026】また、試験用ターミナル4に記載表示され
た表示部7には、警戒区域等に設置されている火災報知
器2・・・の設置個数が記載されているので、試験者
は、遠隔試験を行う際に、設備設計図面を持ち歩いたり
して、遠隔試験を行う区域に何個の感知器が設けられて
いるのかを、予め、設備設計図面等で調べる必要がある
といった煩わしい作業から解放されるという効果があ
る。 (発明の実施の形態2)図3は、本願発明に係る遠隔試
験機能付火災監視システムの他の一形態を、本願発明の
要部を示す試験用ターミナルを中心に示す図であり、図
3(a)は、正面図を、図3(b)は側面図を示してい
る。
【0027】尚、全体構成図は、遠隔試験機能付火災監
視システムAと同様であるので、以下の説明において
は、理解容易とするため、相当する部材には、相当する
参照符号を付して説明する。この遠隔試験機能付火災監
視システムBでは、図3に示すような試験用ターミナル
14が、警戒区域等の近くの入口付近の壁面Wに設けら
れている。試験用ターミナル14は、ターミナルパネル
5と試験器接続コネクタ部6と壁面Wに埋め込まれる側
壁15を備えて構成されており、側壁15は、ボックス
工事によって壁面Wに埋め込まれるようになっている。
【0028】そして、側壁15には、住宅用受信機1に
接続されている火災感知器2・・・の設備個数を設定入
力する設定スイッチ16として、ディップスイッチが取
り付けられており、ディップスイッチを操作することに
より、警戒区域等に設けられる火災報知器の設置個数を
設定できるようになっている。尚、図3では、設定スイ
ッチ16として、オンオフを設定する複数のスイッチを
使用することにより火災報知器の設置個数を設定できる
ようにしたディップスイッチを用いているが、ディップ
スイッチは、この形式に限定されることはなく、火災報
知器2・・・の設置個数を設定できるものであれば、種
類を問わず、例えば、ロータリー式ディップスイッチ等
を用いてもよい。
【0029】ディップスイッチは、この火災監視システ
ムBを設置する工事の際に、設備設計図面に基づいて、
警戒区域等に設置する火災報知器の数に対応するように
設定し、試験用ターミナル4を設置する工事の後は、こ
のディップスイッチの設定が、いたずら等により不用意
に変更されないように、壁面W内に埋め込むようにされ
ている(図3(b)を参照)。
【0030】また、図4は、試験用ターミナル14の試
験器接続コネクタ部6に、遠隔試験器23を接続した状
態を示す図である。この遠隔試験器23には、火災感知
器の試験結果を表示する試験結果表示部9として、図示
するような複数の火災感知器に対応して設けられた、複
数の火災感知器試験結果表示ランプ(表示LED)が採
用されている。そして、複数の火災感知器試験結果表示
ランプ(表示LED)の各々の上方には、火災報知器の
アドレスとして、数字が1から昇べき順に記載されてい
る。
【0031】また、この遠隔試験器23には、試験結果
表示部9の下方に、設定スイッチ(図3(b)に示す設
定スイッチ16)から読み取った火災報知器の設定個数
を表示する表示部24が設けられている。表示部24
は、例えば液晶表示になっており、設定スイッチ16か
ら読み取った火災報知器の設定個数を数字として表示で
きるようになっている。
【0032】この遠隔試験器23を用いて、火災報知器
の動作試験を行う際には、遠隔試験器23を試験用コネ
クタ部6に接続する。すると、遠隔試験器23の表示部
24には設定スイッチ16から読み取った、警戒区域等
の火災報知器個数が数字で表示される(この例では、火
災報知器が5台設けられているので、表示部24に数字
「5」が表示されている)。
【0033】また、遠隔試験器23は、複数の火災報知
器に対して、多重伝送によって、アドレスの低い順に、
自動的に、発報指令信号を送出して、火災感知器から発
報信号が返信されれば、これを正常として、火災報知器
に対応する表示ランプが、1から昇べき順に点灯するよ
うになっており、火災感知器から発報信号の返信がなけ
れば、該当する火災報知器が故障していると判断し、該
当する表示ランプが点灯しないようになっている。
【0034】この遠隔試験機能付火災監視システムBで
は、遠隔試験器23に、住宅用受信機1に接続されてい
る火災感知器の個数を表示する表示部24を設ける構成
としたので、試験者は、表示部24より住宅用受信機1
に接続されている火災感知器の個数を知ることができる
ので、試験者は、表示部24に記載されている警戒区域
等内に設けられた火災感知器の数と同数の表示ランプが
点灯すれば、警戒区域等内の火災感知器の全てが正常で
あるということを容易に判断することができる。
【0035】また、試験者は、表示部24には警戒区域
等内に設置されている火災報知器の設置個数が表示され
ているので、遠隔試験を行う際に、設備設計図面を持ち
歩いたりして、遠隔試験を行う区域に何個の火災感知器
が設けられているのかを、予め、設備設計図面等で調べ
る必要があるといった煩わしい作業から解放されるとい
う効果がある。
【0036】また、この遠隔試験機能付火災監視システ
ムBでは、遠隔試験器23の表示部24に、警戒区域等
内の火災報知器の個数が数字で表示されるようにしたの
で、試験用ターミナル14に警戒区域等内の火災報知器
個数を、敢えて、記載表示する必要が無い。 (発明の実施の形態3)図5は、本願発明に係る遠隔試
験機能付火災監視システムの他の一形態を、本願発明の
要部を示す遠隔試験器を中心に示す図である。
【0037】図5を参照して説明すると、この遠隔試験
器33は、遠隔試験機能付火災監視システムBに使用す
るものであり、設定スイッチ16によって設定されてい
る火災感知器の設備個数を表示する表示部24及び火災
感知器の試験結果表示部9の他に、更に、試験すべき火
災感知器のアドレスを指定するキー操作部(テンキー)
35と、試験開始スイッチ36とを備える構成となって
いる。
【0038】この遠隔試験器33を用いて火災報知器の
動作試験を行う際には、遠隔試験器23を試験用コネク
タ部6に接続する。すると、表示部24に設定スイッチ
16から読み取った、警戒区域等内の火災報知器の個数
が数字で表示される。また、この遠隔試験器33では、
キー操作部(テンキー)35より、動作試験を行いたい
火災報知器のアドレスを入力し、その後、試験開始スイ
ッチ36をオンにすれば、キー操作部35によって指定
されたアドレスの火災感知器に、多重伝送によって、発
報指令信号が送出され、火災感知器から発報信号が返信
されれば、アドレスに対応する表示ランプが点灯し、発
報信号が返信されなければ、アドレスに対応する表示ラ
ンプが点灯しないようになっている。
【0039】したがって、この遠隔試験器33を用いれ
ば、動作試験を行いたい火災報知器を特定して、動作試
験を行うことができる。また、この遠隔試験器33で
は、火災報知器の複数のアドレスを指定した後、試験開
始スイッチ36を操作すれば、アドレスが指定された火
災感知器に、アドレスを付加した発報指令信号が順次送
出されるようにしてある。
【0040】したがって、この遠隔試験器33を用いれ
ば、アドレスが指定された複数の火災感知器の動作が正
常か否かを確認することができる。尚、発明の実施の形
態3では、遠隔試験機能付火災監視システムBに使用す
る遠隔試験器について説明したが、遠隔試験機能付火災
監視システムAに使用する遠隔試験器(図2に示す遠隔
試験器3)に、更に、試験すべき火災感知器のアドレス
を指定するキー操作部(テンキー)と、試験開始スイッ
チとを設ける構成としてもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の遠隔試験機能付火災監
視システムでは、試験用ターミナルに、住宅用受信機に
接続されている火災感知器の個数を表示する表示部を設
けた構成としたので、試験者は、表示部より住宅用受信
機に接続されている火災感知器の個数を知ることができ
る。
【0042】請求項2に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムでは、設定スイッチにより火災感知器の設備個
数が判るようにしたので、火災感知器の設備個数を変更
する際に、設定スイッチを操作するだけでよいので、火
災感知器の設備個数を変更する際の手間が、試験用ター
ミナルに火災感知器の設備個数を記載表示する場合に比
べ、作業が容易になるという効果がある。
【0043】請求項3に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムでは、設定スイッチを設け、且つ、遠隔試験器
に表示部を設け、遠隔試験器の表示部に、設定スイッチ
から読み取った火災報知器の設定台数を表示するように
したので、表示部を試験用ターミナルの近傍に設け、表
示部に不滅インク等で、火災報知器の設置個数を記載す
る必要がないという効果がある。
【0044】請求項4に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムでは、遠隔試験器に、火災感知器の試験結果表
示部を更に設けたので、表示部に表示される火災報知器
の設置個数との比較により、試験者は、火災報知器が故
障しているのか、または、火災報知器が元々無いのかに
ついて、判断に迷うことがない。請求項5に記載の遠隔
試験機能付火災監視システムでは、火災感知器の試験結
果表示部を、複数の火災感知器試験結果表示ランプとし
たので、視認性に優れており、表示部に表示される火災
報知器の設置個数との比較により、試験者は、容易に、
火災報知器の全てが正常なのか、故障しているものがあ
るのかを容易に知ることができるという効果がある。
【0045】請求項6に記載の遠隔試験機能付火災監視
システムでは、遠隔試験器に、試験すべき火災感知器の
アドレスを指定するキー操作部と、試験開始スイッチを
更に設けたので、アドレスが指定された火災報知器を特
定して、火災報知器毎に動作試験を行うことができると
いう効果がある。請求項7に記載の遠隔試験機能付火災
監視システムでは、キー操作部でアドレスを指定する毎
に試験開始スイッチを操作して、動作試験を行いたい火
災報知器を特定して、動作試験を行うことができる他、
火災報知器の複数のアドレスを指定した後、試験開始ス
イッチを操作すれば、火災感知器には、アドレスを付加
した発報指令信号が順次送出されるので、アドレスが指
定された火災感知器の動作が正常か否かを確認できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の要部を示す試験用ターミナルを中心
に示す図である。
【図2】本願発明に係る遠隔試験機能付火災監視システ
ムを概略的に示す全体構成図である。
【図3】本願発明に係る遠隔試験機能付火災監視システ
ムの他の一形態を、本願発明の要部を示す試験用ターミ
ナルを中心に示す図であり、図3(a)は、正面図を、
図3(b)は側面図を示している。
【図4】試験用ターミナルの試験器接続コネクタ部に、
遠隔試験器を接続した状態を示す図である。
【図5】本願発明に係る遠隔試験機能付火災監視システ
ムの他の一形態を、本願発明の要部を示す遠隔試験器を
中心に示す図である。
【図6】従来の遠隔試験機能付火災監視システムを説明
するための概略的な構成図である。
【図7】従来の遠隔試験の試験結果を例示的に示す図で
あり、(a)、(b)は、試験器の表示LEDの点灯の
様子を示している。
【符号の説明】
A、B 遠隔試験機能付火災監視システム 1 住宅用受信機 2 火災感知器 3、23、33 遠隔試験器 4、14 試験用ターミナル 5 ターミナルパネル 6 試験器接続コネクタ部 7、24 表示部 8 差込みプラグ 9 試験結果表示部 15 側壁 16 設定スイッチ 35 キー操作部(テンキー) 36 試験開始スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 清 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 田中 敏明 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 田伏 俊朗 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 上田 毅 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 平6−30889(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 29/14 G08B 17/00 G08B 23/00 510

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】住戸の玄関先などに配設された試験用ター
    ミナルに、遠隔試験器を接続して、住宅用受信機に接続
    された火災感知器を試験発報させて、火災感知器の動作
    試験と、住宅用受信機の機能試験を行うようにした火災
    監視システムにおいて、 上記試験用ターミナルには、住宅用受信機に接続されて
    いる火災感知器の個数を表示する表示部を設けた構成と
    したことを特徴とする、遠隔試験機能付火災監視システ
    ム。
  2. 【請求項2】上記試験用ターミナルに、住宅用受信機に
    接続されている火災感知器の設備個数を設定入力する設
    定スイッチを更に設けた構成としたことを特徴とする、
    請求項1に記載の遠隔試験機能付火災監視システム。
  3. 【請求項3】上記遠隔試験器に、上記遠隔試験器が上記
    試験用ターミナルに接続されたときに、上記設定スイッ
    チによって設定されている火災感知器の設備個数を表示
    する表示部を更に設けた構成としたことを特徴とする、
    請求項2に記載の遠隔試験機能付火災監視システム。
  4. 【請求項4】上記遠隔試験器に、火災感知器の試験結果
    表示部を更に設けた構成としたことを特徴とする、請求
    項1、2または3に記載の遠隔試験機能付火災監視シス
    テム。
  5. 【請求項5】上記火災感知器の試験結果表示部を、複数
    の火災感知器試験結果表示ランプとしたことを特徴とす
    る、請求項3に記載の遠隔試験機能付火災監視システ
    ム。
  6. 【請求項6】上記遠隔試験器が、試験すべき火災感知器
    のアドレスを指定するキー操作部と、試験開始スイッチ
    を更に備える構成としたことを特徴とする、請求項1、
    2、3、4または5に記載の遠隔試験機能付火災監視シ
    ステム。
  7. 【請求項7】上記遠隔試験器が、上記キー操作部によっ
    て指定されたアドレスの火災感知器に発報指令信号を送
    出して、火災感知器から返信される発報信号の有無によ
    って試験結果を判別する構成としたことを特徴とする、
    請求項6に記載の遠隔試験機能付火災監視システム。
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