JP3418840B2 - 無音振動型警報器 - Google Patents
無音振動型警報器Info
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Description
振動型警報器に関するものである。
なく振動によって報知することができるため、ポケット
ベルやページャー等の無線通信機における呼び出し用と
して、あるいは耳の不自由な人のための目覚まし時計用
として広く使用されている。
型警報器の基本構造と動作原理を示す。同図において、
11は矩形状をなす二枚の圧電磁器素子11a,11b
を互いに貼着してなるバイモルフ振動子であり、その一
端に力伝達子12が、他端に重り13がそれぞれ取付け
られている。14は前記バイモルフ振動子11を収納す
ると共に、該振動子11の一端を力伝達子12を介して
保持する振動ケースである。15a,15bは前記バイ
モルフ振動子1の一端側にて各圧電磁器素子11a,1
1bに接続したリード線である。
のように呼び出し回路からリード線15a,15bを通
して所要周波数の交番電圧がバイモルフ振動子11に給
電されると、該振動子の他端の重り13が矢印のように
上下方向に振動し、同時に重り13の慣性により力伝達
子12を介して振動がケース14に伝播して該ケースを
励起し呼び出しがあったことを報知するようになってい
る。
端の振幅を増幅すると共に、後端の力伝達子12に振動
ケースを振動するに充分な駆動力を発生するもので、こ
の重り13がないと充分な振動を得ることができない。
重り13を振動子11の先端部の上面にエポキシ樹脂等
の接着剤により単に接着して取付けただけであるから、
励起中の振動により容易に重りが剥離、脱落する欠点が
あった。
材を用いて重りを振動子の先端に強固に結合することも
考えられるが、寸法の小さい振動子の先端部に固着部材
を挿通する孔を形成することに精密加工を要し、コスト
の面で問題がある。
消するためになされたもので、第1の発明では略台形状
をなす少なくとも一つの圧電振動子の狭巾部端に力伝達
子を取付け、該振動子を振動ケース内に収納すると共に
前記力伝達子を介して振動ケースに固定したことを要旨
としている。
圧電振動子の各狭巾部端を力伝達子により互いに連結
し、これら振動子を振動ケース内に収納する共に前記力
伝達子を介して振動ケースに固定したことを要旨として
いる。
を略台形状とすると共に、その巾広部を自由端としてい
るので、巾広部分の質量増加により恰も重りが付加され
ている態様と同等となる。従って別体の重りを付設する
場合よりも部品点数を少なくできるだけでなく、面倒な
重りの取付け作業も省略できる。
数の圧電振動子の各狭巾部端を力伝達子に共通に結合し
ているので、各振動子の駆動力が重畳して振動ケースに
加えることができるので、振動子一枚よりも振動ケース
を一層強振することができる。
て説明する。
電振動子1はチタン酸ジルコン酸鉛等よりなる薄板の表
裏面に電極(図示省略)を施し厚み方向に分極してなる
一対の圧電磁器素子1a,1bを、これらの分極方向が
互いに一致ないし逆向きになるよう貼着(この貼着構造
はバイモルフとして公知)することによって得られる。
本実施例では分極方向を逆向きにして貼着したバイモ
ルフ構造を採用している。
合された力伝達子で、硬質プラスチック、セラミック等
の振動ロスの小さい材料よりなる。3は警報器本体の一
部をなす振動ケースであり、前記圧電振動子1はこのケ
ース3内に収納されると共に、力伝達子2を介してケー
スの壁面に固定される。この取付状態で前記振動子1
は、その先端の巾広部端1dが自由に振動する片持ち式
に保持されていることになる。またこの振動子は略台形
状に形成されているため、自由端の巾広部端1dは他部
分よりも巾広で質量が大きくなっているので、振動子の
先端に恰も重りが付設されている態様と同等になってい
る。
1cの末端にて、一方の圧電磁器素子1aの上面電極と
他方の圧電磁器素子1bの下面電極とにそれぞれ接続し
た一対のリード線で、図示しない警報回路もしくは呼び
出し回路まで延長されている。
び出し回路からの信号が圧電振動子の各圧電磁器素子1
a,1bの電極間に印加されると、一方の圧電磁器素子
は長さ方向に伸張し、他方の圧電磁器素子は長さ方向に
伸縮する結果、該振動子1は力伝達子2側の狭巾部端1
cを支点とし、先端の巾広部端1dが上下に振動する、
所謂、撓み振動を呈する。このとき、振動子の先端は恰
も重りが付加されている態様になっているので、この重
り付け効果により先端の振幅が増幅されると同時に力伝
達子2側に大きな反動を生じ、これが力伝達子を介して
振動ケース3に伝播し、振動ケースを励振することにな
り、このケース3の振動により呼び出しがあったことを
知覚することができる。
さ(質量)は、使用する振動子の長さ寸法および共振周
波数等に応じて適宜設定される。
す。
振動子1を複数用い、これらの狭巾部端1cを互いに隣
接すると共に、同一平面内にて放射状(図4参照)ある
いは両翼状(図5参照)等、任意のパターンに配列した
上で前記各狭巾部端1cを力伝達子2に対しそれぞれ保
持固定する。これを振動ケース3内に収納すると共に、
力伝達子2を介して振動ケース1の壁面に固定すること
により複数の圧電振動子1の各巾広部端1dが自由に振
動する片持ち形式で保持されることになる。
振動子1を複数用い、これらの狭巾部端1cを上下方向
で互いに隣接するよう配列する共に、各狭巾部端1cを
力伝達子2に対しそれぞれ保持固定する。これを振動ケ
ース3内に収納すると共に、力伝達子2を介して振動ケ
ース1の壁面に固定することにより複数の圧電振動子1
の各巾広部端1dが自由に振動する片持ち形式で保持さ
れることになる。
ずれも複数の圧電振動子1を同時に励起することによ
り、複数の圧電振動子1の駆動力が力伝達子2側で加え
合わされ、力伝達子を介して振動ケースに伝播するの
で、振動ケース3を一個の圧電振動子を使用する場合よ
りも強振動することができる。
いるだけで、従来、別個に準備していた重りを用いる場
合よりも部品点数を少なくできるので小型化でき、しか
も面倒な重りの接着作業を要しないので、組付け作業性
を著しく簡略化して製造コストを引き下げることができ
る。更に複数の圧電振動子を用いたものにあっては振動
ケースを強振動で励起することができるので、使用者に
確実に報知させ得る利点がある。
面図。
射状に配列した状態を示す平面図。
子を両翼状に配列した状態を示す平面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 略台形状をなす少なくとも一つの圧電振
動子の狭巾部端に力伝達子を取付け、該振動子を振動ケ
ース内に収納すると共に前記力伝達子を介して振動ケー
スに固定したことを特徴とする無音振動型警報器。 - 【請求項2】 略台形状をなす複数の圧電振動子の各狭
巾部端を力伝達子により互いに連結し、これら振動子を
振動ケース内に収納すると共に前記力伝達子を介して振
動ケースに固定したことを特徴とする無音型振動警報
器。
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JP32963793A Expired - Fee Related JP3418840B2 (ja) | 1993-12-01 | 1993-12-01 | 無音振動型警報器 |
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