JP3418629B2 - 小型船舶 - Google Patents
小型船舶Info
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- JP3418629B2 JP3418629B2 JP26743992A JP26743992A JP3418629B2 JP 3418629 B2 JP3418629 B2 JP 3418629B2 JP 26743992 A JP26743992 A JP 26743992A JP 26743992 A JP26743992 A JP 26743992A JP 3418629 B2 JP3418629 B2 JP 3418629B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dashboard
- box
- storage box
- instrument panel
- cabin
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィッシングボートや
瀬渡し旅客船やレストランボートやダイビングボート等
に使用される小型船舶のダッシュボード近辺の構成に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来から、小型船舶のダッシュボードの
下方において、オペレーターが足を挿入する空間を設け
る技術は公知とされているのである。例えば、実公平4
−16799号公報に記載の技術の如くである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、ダッシュボ
ードの下方に収納ボックスを配置し、該収納ボックスの
部分の開閉可能蓋体を外したり、収納ボックス自体を回
動して手前に倒すことにより、オペレーターOが足を置
くことの出来るフットレスト空間を構成したものであ
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。小型船舶のキャビン10の内側にダッ
シュボードDを配置し、該ダッシュボードDの後部にス
テアリングハンドル2を配置し、該ダッシュボードDの
上部には航海機器ボックス3を設け、該ダッシュボード
Dの側方に船室に降りる船室ドア4を設けた構成におい
て、ダッシュボードDの下方でオペレーターOの足元が
位置する部分に、収納ボックスAを設け、該収納ボック
スAの前面に開閉可能蓋体1を設け、該開閉可能蓋体1
を運転者の側に回動可能とし、収納ボックスAを開放し
た状態で裏面をフットレストとしたものである。 【0005】 【作用】本発明は以上の如く構成したので、次のような
作用を行うものである。収納ボックスAの内部に航海時
に必要な海図や双眼鏡等の小物を、操縦者の近辺に配置
することが可能となり、これらの大事な小物は収納ボッ
クスAの内部に配置されるので、海水や飛沫により濡れ
ることが無いのである。また、オペレーターOがリーニ
ングフレーム13のシート部12を倒して座った状態で
操作する場合において、浮いてしまう足を収納ボックス
Aの裏面に載置することが可能となるのである。 【0006】 【実施例】次に実施例を説明する。図1はダッシュボー
ドDの下方に収納ボックスAと開閉可能蓋体1を配置し
た実施例の後面図、図2は同じく図1の側面断面図、図
3は収納ボックスAをコンソール5やデッキ6と別体に
構成した実施例の側面断面図、図4は収納ボックスAを
デッキ6と一体的に成形構成した実施例の側面断面図、
図5は開閉可能蓋体1を手前側に開放回動可能とした実
施例の後面断面図、図6は同じく図5の側面断面図、図
7はリーニングフレーム13とシート部12の状態を示
す斜視図、図8はエンジン計器盤ボックス7と航海機器
ボックス3の配置を示す平面図、図9は同じくエンジン
計器盤ボックス7と航海機器ボックス3の配置を示す後
面図、図10は航海機器ボックス3の内部に魚群探知機
等の計器8を挿入した状態の側面断面図、図11はコン
ソール5と一体に構成したエンジン計器盤ボックス7の
部分を示す側面断面図である。 【0007】図1・図2において小型船舶のキャビン1
0の部分の構成を説明する。該キャビン10の内側に
は、ダッシュボードDの後部にステアリングハンドル2
が配置されている。該ダッシュボードDの上部には、航
海機器ボックス3が設けられており、該航海機器ボック
ス3の内部に魚群探知機等の計器8が収納されている。
該ダッシュボードDの部分にも航行に必要な計器盤が配
置されている。該ダッシュボードDの左の側方に船室に
降りる船室ドア4が設けられている。 【0008】本発明はこのような構成において、ダッシ
ュボードDの下方でオペレーターOの足が位置する部分
に、収納ボックスAを設けたものである。該収納ボック
スAは通常は開閉可能蓋体1により閉鎖し、内部には海
図や双眼鏡や操縦ライセンス等の航行に必要な小物が収
納されている。図2に示す実施例においては、該収納ボ
ックスAは、FRPの成形により構成するコンソール5
と一体的に成形して製造している。該収納ボックスAを
閉鎖する開閉可能蓋体1は蝶番11により別体として付
設されている。図1と図2の実施例においては、開閉可
能蓋体1は側方に開放可能とされている。 【0009】該コンソール5の一部が上方に突出して、
航海機器ボックス3を構成している。該コンソール5の
内部には、別のFRP板により構成されたデッキ6が内
装されており、該コンソール5が船室の天井部分を構成
している。図3において示す実施例においては、収納ボ
ックスAはコンソール5ともデッキ6とも一体的に構成
されておらず、別体に構成されている。また図4に示す
実施例においては、収納ボックスAをデッキ6のFRP
板と一体的に成形すべく構成している。 【0010】次に図5と図6の実施例について説明す
る。該実施例においては、収納ボックスAをコンソール
5やデッキ6とは別体に構成し、該収納ボックスA自体
を、図6に示す如く、オペレーターOの足の下へ、手前
側に回動して床の上に配置可能としている。そして回動
した状態の収納ボックスA 'の裏側は、フットレストと
して使用可能としている。また該実施例の場合には、開
閉可能蓋体1は蝶番11を下方に設けて、前方に回動可
能としており、該開閉可能蓋体1を手前側に回動してこ
れをフットレストとすることも出来るのである。 【0011】そして、オペレーターOがシート部12に
座った状態では、図6の如く、足元が浮いた状態となる
ので、足をぶらぶらしていると疲れるので、収納ボック
スAを倒して、フットレストとしてその上に足を載せる
のである。これにより足の疲れを取ることが出来るので
ある。 【0012】次に図6と図7において図示したリーニン
グフレーム13とシート部12の構成について説明す
る。通常の操船においては、オペレーターOは立ったま
まで、リーニングフレーム13に寄り掛かってステアリ
ングハンドル2を操作するのである。しかし長時間操船
する場合には立ったままでは疲れるので、本構成におい
ては、リーニングフレーム13にシート部12を上下回
動可能に装着している。そして該シート部12を倒した
場合には、シート部12とリーニングフレーム13によ
り座席が構成可能としているのである。 【0013】このように構成することにより、キャビン
10の内部でステアリングハンドル 2を操作するオペレ
ーターOが寄り掛かるリーニングフレーム13にシート
部12を設けて、該シート部12を回動することによ
り、座席に兼用可能としたので、操縦時の安定性が良
く、また座席タイプとリーニングタイプの両方に使用す
ることができるのである。 【0014】図8・図9・図10・図11において、エ
ンジン計器盤ボックス7と航海機器ボックス3の配置を
説明する。ダッシュボードDの側方に配置されるエンジ
ン計器盤ボックス7を、ダッシュボードDの前方に配置
された航海機器ボックス3と一体的に構成し、FRPに
よる成形を容易にし、またエンジン計器盤ボックス7を
オペレーターOの方向に向くように斜めに配置すること
により、オペレーターOの側から見やすいように構成し
たものである。 従来技術においては、エンジン計器盤ボ
ックスは航海機器ボックスとは別体に構成されて、また
進行方向に直角に配置されていたのである。 【0015】本構成においては、ダッシュボードDの上
部の平面にコンソール5から突出した状態で航海機器ボ
ックス3とエンジン計器盤ボックス7を一体的に、FR
Pにより成形している。該航海機器ボックス3の部分に
は、更に開閉蓋9が設けられており、該開閉蓋9を開け
た状態で内部に魚群探知機等の計器8を挿入配置可能と
している。小型船舶を港に停泊させておく場合には、魚
群探知機等の計器8が露出した状態では盗難に会う恐れ
があるので、この場合には開閉蓋9を閉めて航海機器ボ
ックス3の部分に施錠をするのである。 【0016】また、航海機器ボックス3の左側方で、船
室ドア4の上部の平面にエンジン計器盤ボックス7を配
置している。該エンジン計器盤ボックス7の部分にはエ
ンジンの状態を示すエンジン計器盤Bが配置されてい
る。そしてコンソール5と航海機器ボックス3と一体的
に構成したエンジン計器盤ボックス7は、オペレーター
Oの方向に向いて傾斜した状態で成形されているのであ
る。該エンジン計器盤ボックス7に取付られるエンジン
計器盤Bは当然オペレーターOの方向を向いているので
ある。 【0017】小型船舶において、ダッシュボードDの部
分に配置した航海機器ボックス3とエンジン計器盤ボッ
クス7を一体型に成形し、エンジン計器盤ボックス7を
斜めに配置したので、航海機器ボックス3とエンジン計
器盤ボックス7の構成がコンパクトとなり、オペレータ
ーOの方向にエンジン計器盤ボックス7を傾斜させたこ
とにより、エンジン計器盤8の監視が容易に出来るよう
になったのである。 【0015】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。小型船舶のキャビン10
において、ダッシュボードDの下部の足元部分に収納ボ
ックスAを形成し、該収納ボックスAの前面に開閉可能
蓋体1を設けたので、該収納ボックスAの内部に航海時
に必要な海図や双眼鏡等の小物を、操縦者の近辺に配置
することが可能となり、これらの大事な小物は収納ボッ
クスAの内部に配置されるので、海水や飛沫により濡れ
ることが無いのである。 【0019】また、小型船舶のキャビン10において、
ダッシュボードDの下部の足元部分に収納ボックスAを
形成し、該収納ボックスAを運転者の側に回動可能と
し、裏面をフットレストとしたので、オペレーターOが
リーニングフレーム13のシート部12を倒して座った
状態で操作する場合において、浮いてしまう足を収納ボ
ックスAの裏面に載置することが可能となるのである。
瀬渡し旅客船やレストランボートやダイビングボート等
に使用される小型船舶のダッシュボード近辺の構成に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来から、小型船舶のダッシュボードの
下方において、オペレーターが足を挿入する空間を設け
る技術は公知とされているのである。例えば、実公平4
−16799号公報に記載の技術の如くである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、ダッシュボ
ードの下方に収納ボックスを配置し、該収納ボックスの
部分の開閉可能蓋体を外したり、収納ボックス自体を回
動して手前に倒すことにより、オペレーターOが足を置
くことの出来るフットレスト空間を構成したものであ
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。小型船舶のキャビン10の内側にダッ
シュボードDを配置し、該ダッシュボードDの後部にス
テアリングハンドル2を配置し、該ダッシュボードDの
上部には航海機器ボックス3を設け、該ダッシュボード
Dの側方に船室に降りる船室ドア4を設けた構成におい
て、ダッシュボードDの下方でオペレーターOの足元が
位置する部分に、収納ボックスAを設け、該収納ボック
スAの前面に開閉可能蓋体1を設け、該開閉可能蓋体1
を運転者の側に回動可能とし、収納ボックスAを開放し
た状態で裏面をフットレストとしたものである。 【0005】 【作用】本発明は以上の如く構成したので、次のような
作用を行うものである。収納ボックスAの内部に航海時
に必要な海図や双眼鏡等の小物を、操縦者の近辺に配置
することが可能となり、これらの大事な小物は収納ボッ
クスAの内部に配置されるので、海水や飛沫により濡れ
ることが無いのである。また、オペレーターOがリーニ
ングフレーム13のシート部12を倒して座った状態で
操作する場合において、浮いてしまう足を収納ボックス
Aの裏面に載置することが可能となるのである。 【0006】 【実施例】次に実施例を説明する。図1はダッシュボー
ドDの下方に収納ボックスAと開閉可能蓋体1を配置し
た実施例の後面図、図2は同じく図1の側面断面図、図
3は収納ボックスAをコンソール5やデッキ6と別体に
構成した実施例の側面断面図、図4は収納ボックスAを
デッキ6と一体的に成形構成した実施例の側面断面図、
図5は開閉可能蓋体1を手前側に開放回動可能とした実
施例の後面断面図、図6は同じく図5の側面断面図、図
7はリーニングフレーム13とシート部12の状態を示
す斜視図、図8はエンジン計器盤ボックス7と航海機器
ボックス3の配置を示す平面図、図9は同じくエンジン
計器盤ボックス7と航海機器ボックス3の配置を示す後
面図、図10は航海機器ボックス3の内部に魚群探知機
等の計器8を挿入した状態の側面断面図、図11はコン
ソール5と一体に構成したエンジン計器盤ボックス7の
部分を示す側面断面図である。 【0007】図1・図2において小型船舶のキャビン1
0の部分の構成を説明する。該キャビン10の内側に
は、ダッシュボードDの後部にステアリングハンドル2
が配置されている。該ダッシュボードDの上部には、航
海機器ボックス3が設けられており、該航海機器ボック
ス3の内部に魚群探知機等の計器8が収納されている。
該ダッシュボードDの部分にも航行に必要な計器盤が配
置されている。該ダッシュボードDの左の側方に船室に
降りる船室ドア4が設けられている。 【0008】本発明はこのような構成において、ダッシ
ュボードDの下方でオペレーターOの足が位置する部分
に、収納ボックスAを設けたものである。該収納ボック
スAは通常は開閉可能蓋体1により閉鎖し、内部には海
図や双眼鏡や操縦ライセンス等の航行に必要な小物が収
納されている。図2に示す実施例においては、該収納ボ
ックスAは、FRPの成形により構成するコンソール5
と一体的に成形して製造している。該収納ボックスAを
閉鎖する開閉可能蓋体1は蝶番11により別体として付
設されている。図1と図2の実施例においては、開閉可
能蓋体1は側方に開放可能とされている。 【0009】該コンソール5の一部が上方に突出して、
航海機器ボックス3を構成している。該コンソール5の
内部には、別のFRP板により構成されたデッキ6が内
装されており、該コンソール5が船室の天井部分を構成
している。図3において示す実施例においては、収納ボ
ックスAはコンソール5ともデッキ6とも一体的に構成
されておらず、別体に構成されている。また図4に示す
実施例においては、収納ボックスAをデッキ6のFRP
板と一体的に成形すべく構成している。 【0010】次に図5と図6の実施例について説明す
る。該実施例においては、収納ボックスAをコンソール
5やデッキ6とは別体に構成し、該収納ボックスA自体
を、図6に示す如く、オペレーターOの足の下へ、手前
側に回動して床の上に配置可能としている。そして回動
した状態の収納ボックスA 'の裏側は、フットレストと
して使用可能としている。また該実施例の場合には、開
閉可能蓋体1は蝶番11を下方に設けて、前方に回動可
能としており、該開閉可能蓋体1を手前側に回動してこ
れをフットレストとすることも出来るのである。 【0011】そして、オペレーターOがシート部12に
座った状態では、図6の如く、足元が浮いた状態となる
ので、足をぶらぶらしていると疲れるので、収納ボック
スAを倒して、フットレストとしてその上に足を載せる
のである。これにより足の疲れを取ることが出来るので
ある。 【0012】次に図6と図7において図示したリーニン
グフレーム13とシート部12の構成について説明す
る。通常の操船においては、オペレーターOは立ったま
まで、リーニングフレーム13に寄り掛かってステアリ
ングハンドル2を操作するのである。しかし長時間操船
する場合には立ったままでは疲れるので、本構成におい
ては、リーニングフレーム13にシート部12を上下回
動可能に装着している。そして該シート部12を倒した
場合には、シート部12とリーニングフレーム13によ
り座席が構成可能としているのである。 【0013】このように構成することにより、キャビン
10の内部でステアリングハンドル 2を操作するオペレ
ーターOが寄り掛かるリーニングフレーム13にシート
部12を設けて、該シート部12を回動することによ
り、座席に兼用可能としたので、操縦時の安定性が良
く、また座席タイプとリーニングタイプの両方に使用す
ることができるのである。 【0014】図8・図9・図10・図11において、エ
ンジン計器盤ボックス7と航海機器ボックス3の配置を
説明する。ダッシュボードDの側方に配置されるエンジ
ン計器盤ボックス7を、ダッシュボードDの前方に配置
された航海機器ボックス3と一体的に構成し、FRPに
よる成形を容易にし、またエンジン計器盤ボックス7を
オペレーターOの方向に向くように斜めに配置すること
により、オペレーターOの側から見やすいように構成し
たものである。 従来技術においては、エンジン計器盤ボ
ックスは航海機器ボックスとは別体に構成されて、また
進行方向に直角に配置されていたのである。 【0015】本構成においては、ダッシュボードDの上
部の平面にコンソール5から突出した状態で航海機器ボ
ックス3とエンジン計器盤ボックス7を一体的に、FR
Pにより成形している。該航海機器ボックス3の部分に
は、更に開閉蓋9が設けられており、該開閉蓋9を開け
た状態で内部に魚群探知機等の計器8を挿入配置可能と
している。小型船舶を港に停泊させておく場合には、魚
群探知機等の計器8が露出した状態では盗難に会う恐れ
があるので、この場合には開閉蓋9を閉めて航海機器ボ
ックス3の部分に施錠をするのである。 【0016】また、航海機器ボックス3の左側方で、船
室ドア4の上部の平面にエンジン計器盤ボックス7を配
置している。該エンジン計器盤ボックス7の部分にはエ
ンジンの状態を示すエンジン計器盤Bが配置されてい
る。そしてコンソール5と航海機器ボックス3と一体的
に構成したエンジン計器盤ボックス7は、オペレーター
Oの方向に向いて傾斜した状態で成形されているのであ
る。該エンジン計器盤ボックス7に取付られるエンジン
計器盤Bは当然オペレーターOの方向を向いているので
ある。 【0017】小型船舶において、ダッシュボードDの部
分に配置した航海機器ボックス3とエンジン計器盤ボッ
クス7を一体型に成形し、エンジン計器盤ボックス7を
斜めに配置したので、航海機器ボックス3とエンジン計
器盤ボックス7の構成がコンパクトとなり、オペレータ
ーOの方向にエンジン計器盤ボックス7を傾斜させたこ
とにより、エンジン計器盤8の監視が容易に出来るよう
になったのである。 【0015】 【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。小型船舶のキャビン10
において、ダッシュボードDの下部の足元部分に収納ボ
ックスAを形成し、該収納ボックスAの前面に開閉可能
蓋体1を設けたので、該収納ボックスAの内部に航海時
に必要な海図や双眼鏡等の小物を、操縦者の近辺に配置
することが可能となり、これらの大事な小物は収納ボッ
クスAの内部に配置されるので、海水や飛沫により濡れ
ることが無いのである。 【0019】また、小型船舶のキャビン10において、
ダッシュボードDの下部の足元部分に収納ボックスAを
形成し、該収納ボックスAを運転者の側に回動可能と
し、裏面をフットレストとしたので、オペレーターOが
リーニングフレーム13のシート部12を倒して座った
状態で操作する場合において、浮いてしまう足を収納ボ
ックスAの裏面に載置することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダッシュボードDの下方に収納ボックスAと開
閉可能蓋体1を配置した実施例の後面図。 【図2】同じく図1の側面断面図。 【図3】収納ボックスAをコンソール5やデッキ6と別
体に構成した実施例の側面断面図。 【図4】収納ボックスAをデッキ6と一体的に成形構成
した実施例の側面断面図。 【図5】開閉可能蓋体1を手前側に開放回動可能とした
実施例の後面断面図。 【図6】同じく図5の側面断面図。 【図7】リーニングフレーム13とシート部12の状態
を示す斜視図。 【図8】エンジン計器盤ボックス7と航海機器ボックス
3の配置を示す平面図。 【図9】同じくエンジン計器盤ボックス7と航海機器ボ
ックス3の配置を示す後面図。 【図10】航海機器ボックス3の内部に魚群探知機等の
計器8を挿入した状態の側面断面図。 【図11】コンソール5と一体に構成したエンジン計器
盤ボックス7の部分を示す側面断面図。 【符号の説明】 A 収納ボックス B エンジン計器盤 D ダッシュボード 1 開閉可能蓋体 2 ステアリングハンドル 3 航海機器ボックス 4 船室ドア 5 コンソール 6 デッキ 7 エンジン計器盤ボックス 8 魚群探知機等の計器 9 開閉蓋 10 キャビン 11 蝶番 12 シート部 13 リーニングフレーム
閉可能蓋体1を配置した実施例の後面図。 【図2】同じく図1の側面断面図。 【図3】収納ボックスAをコンソール5やデッキ6と別
体に構成した実施例の側面断面図。 【図4】収納ボックスAをデッキ6と一体的に成形構成
した実施例の側面断面図。 【図5】開閉可能蓋体1を手前側に開放回動可能とした
実施例の後面断面図。 【図6】同じく図5の側面断面図。 【図7】リーニングフレーム13とシート部12の状態
を示す斜視図。 【図8】エンジン計器盤ボックス7と航海機器ボックス
3の配置を示す平面図。 【図9】同じくエンジン計器盤ボックス7と航海機器ボ
ックス3の配置を示す後面図。 【図10】航海機器ボックス3の内部に魚群探知機等の
計器8を挿入した状態の側面断面図。 【図11】コンソール5と一体に構成したエンジン計器
盤ボックス7の部分を示す側面断面図。 【符号の説明】 A 収納ボックス B エンジン計器盤 D ダッシュボード 1 開閉可能蓋体 2 ステアリングハンドル 3 航海機器ボックス 4 船室ドア 5 コンソール 6 デッキ 7 エンジン計器盤ボックス 8 魚群探知機等の計器 9 開閉蓋 10 キャビン 11 蝶番 12 シート部 13 リーニングフレーム
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 木下 幸司
岡山県邑久郡牛窓町牛窓6449番地の1
ヤンマー造船株式会社内
(72)発明者 堀井 正信
岡山県邑久郡牛窓町牛窓6449番地の1
ヤンマー造船株式会社内
(56)参考文献 実開 昭55−179995(JP,U)
実開 平1−167993(JP,U)
実開 昭60−45244(JP,U)
実開 平2−145529(JP,U)
実開 平4−48041(JP,U)
特公 平4−16799(JP,B2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B63B 29/02
B63B 3/00
B63B 17/00
B63B 49/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 小型船舶のキャビン10の内側にダッシ
ュボードDを配置し、該ダッシュボードDの後部にステ
アリングハンドル2を配置し、該ダッシュボードDの上
部には航海機器ボックス3を設け、該ダッシュボードD
の側方に船室に降りる船室ドア4を設けた構成におい
て、ダッシュボードDの下方でオペレーターOの足元が
位置する部分に、収納ボックスAを設け、該収納ボック
スAの前面に開閉可能蓋体1を設け、該開閉可能蓋体1
を運転者の側に回動可能とし、収納ボックスAを開放し
た状態で裏面をフットレストとしたことを特徴とする小
型船舶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26743992A JP3418629B2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 小型船舶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26743992A JP3418629B2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 小型船舶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115486A JPH06115486A (ja) | 1994-04-26 |
JP3418629B2 true JP3418629B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=17444862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26743992A Expired - Fee Related JP3418629B2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 小型船舶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3418629B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015012196A1 (ja) | 2013-07-24 | 2015-01-29 | ヤンマー株式会社 | レジャー用の小型船舶 |
KR102078593B1 (ko) * | 2018-07-06 | 2020-02-20 | 김재흥 | 레저용 조립식 보트 |
CN112233493A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-01-15 | 江苏海事职业技术学院 | 一种可防倾斜的船舶航海训练模拟器 |
-
1992
- 1992-10-06 JP JP26743992A patent/JP3418629B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06115486A (ja) | 1994-04-26 |
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