JP3418535B2 - 断面形状可変押出成形用ダイ機構 - Google Patents
断面形状可変押出成形用ダイ機構Info
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Description
おいて、治療後に体内治療部位にたまる不要な体液を体
外へドレナージするための医療用ドレーンチューブの、
押出成形機のダイの機構に関するものである。
品において内腔の形状が何段階かに変化する製品が数多
く存在する。例えば、傷部治療用のドレーンチューブ等
では、排液効率向上及びキンク防止のため、体内留置部
側にはリブ付き内腔をもたせる必要があるが、体外側に
おいては排液ボトル等のコネクタ類に接続する都合上、
真円状の内腔で、且つ比較的肉厚のチューブにする必要
ある。本発明の成形対照となる医療用チューブは、1本
のチューブの長手方向に段階的に異なった機能が必要と
されるチューブである。
腔と真円状の内腔を持つチューブを製造する場合には、
薄肉リブ付きの内腔のチューブと真円状の内腔のチュー
ブを別々に成形した後に、別途成形したコネクター等の
部品を介して2本のチューブを接着する方法が採られて
いた。しかしこの方法では、部品点数がかさむばかりで
なく工程の自動化が困難なため、手作業による組立工程
とならざるを得ず、主に工数の面から製品の低コスト化
には無理がある。加えて、必然的に生じる、チューブ外
周のコネクターの段差が、医療用チューブとしての使用
上、不都合を生じる場合も多い。
9−289340号の多段式可動インダイによるダイ形
状可変機構を開発し、内腔の形状を連続的に変化させる
押出ダイ機構を実用化したが、医療用チューブのような
複雑な内腔形状の場合、成形不可能な形状もあった。
ーブ成形のこのような問題点を解決すべく種々の検討の
結果なされたもので、押出成形において、チューブ長手
方向に内腔の形状を一定間隔で連続的に変化させること
を可能とし、且つ摺動部の少ない断面可変押出成形用ダ
イ機構を提供することを目的とするものである。
のランド部(成形品内腔形状決定部)が複数の異なる形
状の部品で構成されており、各々の部品を長手方向(イ
ンダイに対して鉛直線方向)に前後移動させることによ
り成形品の内腔形状を変化させることを特徴とする断面
形状可変押出成成形用ダイ機構であり、さらにインダイ
のランド部のいずれかの部品、または全ての部品が長手
方向の後方側に拡径化する複数の段を持つ断面形状可変
押出成形用ダイ機構である。
説明する。図は本発明による断面形状可変押出成形用ダ
イ機構の一実施例を示す概略図で、図1は成形品断面形
状が図4(a)に示した組合せで変化可能である断面形
状可変押出成形用ダイ機構の概略図。図2は該機構の可
動インダイの概略図。図3は特願平9−289340号
での一実施例を示す図で、多段式可動インダイ(12)
が、(a)の位置の時の成形品の断面形状は(b)の断
面形状1(15)で、(c)の位置の時には(d)の断
面形状2(16)で成形されることをしめた図である。
89340号では断面形状可変成形が不可能であるが、
本発明の断面可変押出成形用ダイ機構では断面形状可変
押出成形が可能な断面形状の組合せの例を示した図で、
図4,図5,図6の(b)は、それぞれ同図(a)の2
つの断面形状の中心軸を重ねた時の図である。図7は、
図4(a)の断面形状の組合せにて断面形状可変押出成
形を行う場合の、可動インダイの形状及びそれぞれの断
面成形時の可動インダイの位置とランド部(3)での断
面図を例を示した図であり、図7(a),(b)は可動
インダイの形状の一例を示す図。同図(c)は図4
(a)の断面形状3(17)の断面形状で成形時の可動
インダイの位置を示す図であり、(d)はその時のラン
ド部(3)の断面図。同図(e)は図4(a)の断面形
状4(18)で成形時の可動インダイの位置関係を示す
図で、(f)はその時のランド部(3)の断面を示す図
である。
(b)、図9(a),(b),(c)はそれぞれ可動イ
ンダイの形状の一例を示した図。図8(c),(e)、
図9(d),(f)は可動インダイの位置関係を示す図
で、図8(d),(f)、図9(e),(g)はそれぞ
れその時のランド部の断面図を示したものである。本発
明の断面可変押出成形用ダイ機構は、図1に示すよう
に、通常のチューブ押出成形では固定されているインダ
イを樹脂流路内にて樹脂流路方向に分割し且つ前後に移
動することにより、連続した押出成形の中でチューブの
内腔の断面形状を図4(a)の断面形状3(17)から
断面形状4(18)へ、断面形状4(18)から断面形
状3(17)へと変化させることを可能にしたものであ
る。
面形状可変押出成形を行うダイ機構の一実施例で、イン
ダイは1段式の可動インダイ1(1)と2段式の可動イ
ンダイ2(2)であり、個々の形状を図2に示した。ア
ウトダイ(6)は基本的に固定である。可動インダイ1
(1),可動インダイ2(2)を動かすアクチュエータ
(7)は、前後に後進するもの、例えばエアシリンダ等
である。アクチュエータ(7)を設置する位置は、基本
的にはそれぞれの可動インダイと同軸上の後方になり、
分割した可動インダイの数と同数必要となる。
複数に分割するのだが、不用意に分割数を増やしては、
摺動部が増えてしまい、樹脂漏れや嵌合不良の要因が増
えるばかりであるので、特願平9−289340号の、
1つのインダイに複数の異なる形状のランド部が存在す
る、多段式可動インダイを採用することを前提に分割方
法を検討することによりこの問題を緩和する。
断面形状により異なり、更に同断面形状であっても、複
数のバリエーションが存在する。その中からダイの加
工、摺動、メンテナンス等を考慮し、最も効率の良い形
態を採用することが好ましい。図3に示す特願平9−2
89340号の例のように、形状によってはインダイを
分割せずとも多段式インダイのみで成形可能な場合もあ
るが、例えば図4,図5,図6,図7の(b)の例の様
に、変化させる断面形状の組合せの互いの中心軸を重ね
合わせたとき、内腔面積の大きい方に内腔面積の小さい
断面形状が重ならない部分、不一致部分がある場合に
は、1つの多段式インダイのみでは成形不可能であるの
で、インダイを分割し、それぞれを前後に移動させる必
要がある。
化の場合には、分割例1として図7(a),(b)、分
割例2として図8(a),(b)、分割例3として図9
(a),(b),(c)に示す様なバリエーションが考
えられる。最も単純に断面形状を分割したものが分割例
3の図9(a),(b),(c)であるが、分割数が1
段式の可動インダイが3つとなり、摺動部が多くなる。
分割例1の図7(a),(b)の場合は、図1,図2に
示したものと同様の機構であり、既に解説したように、
分割した可動インダイのうち1つが2段式インダイで摺
動部分も少ない。分割例2の図8(a),(b)は、分
割例1の図7(a),(b)とは異なった観点からイン
ダイを2つに分割したものであり、うち1つは2段式イ
ンダイである。
成形が可能であり、それぞれ利点を考慮し選択すること
が望ましい。可動ダイの場合、摺動部分を少なくしたほ
うが成形時のトラブル減少の面から望ましいということ
を考慮すれば、分割例1の図7か分割例2の図8のよう
に2段式インダイを用いた方が好ましい。次に、図4
(a)の断面形状の組合せを例にとり、成形品の断面形
状毎に可動インダイの位置関係を説明する。
図4(a)の断面形状3(17)での成形時の可動イン
ダイの位置関係は、図7(c)に示すように、可動イン
ダイ1(1)の1段目ランド部(11)と、可動インダ
イ2(2)の1段目ランド部(9)によりランド部が形
成され、その時のランド部(3)の断面(A−A断面
図)は(d)に示す様になる。図4(a)の断面形状4
(18)での成形時の可動インダイの位置関係は、図7
(e)に示すように、可動インダイ2(2)の2段目ラ
ンド部(10)のみから形成され、その時のランド部の
断面(B−B断面図)は図7(f)に示す通りである。
同様に、図8(c),(d)に図4(a)の断面形状3
(17)での成形時の可動インダイの位置関係とランド
部(3)の断面図(C−C断面図)を、図8(e),
(f)に図4(A)の断面形状4(18)での成形時の
可動インダイの位置関係とランド部(3)の断面図(D
−D断面図)を示した。
イにおいても同様に、図9(d),(e)に図4(a)
の断面形状3(17)での成形時の可動インダイの位置
関係とランド部(3)の断面図(E−E断面図)を、図
9(f),(g)に図4(A)の断面形状4(18)で
の成形時の可動インダイの位置関係とランド(3)部の
断面図(F−F断面図)を示した。この例のように、そ
れぞれの可動インダイの位置の変化に伴い、ランド部の
断面形状が変化し、成形品の断面形状が変化するもので
ある。
押出成形用ダイ機構を用いれば、押出成形において、チ
ューブ長手方向に内腔の形状を一定間隔で連続的に変化
させることを容易に可能とし、且つ摺動部の少ない機構
とすることができ、極めて有用である。
である。
例を示す図である。
である。
組み合わせの一例を示した図である。
組み合わせの一例を示した図である。
組み合わせの一例を示した図である。
イの一例と、そのそれぞれの形状と位置関係を示す図で
ある。
イの一例と、そのそれぞれの形状と位置関係を示す図で
ある。
イの一例と、そのそれぞれの形状と位置関係を示す図で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】インダイのランド部(成形品内腔形状決定
部)が複数の異なる形状の部品で構成されており、各々
の部品を長手方向(インダイの鉛直線方向)に前後移動
させることにより成形品の内腔形状を変化させる断面形
状可変押出成成形用ダイ機構であって、変化させる断面
形状の組合せの互いの中心軸を重ね合わせたとき、内腔
面積の大きい方の形状に内腔面積の小さい方の形状が重
ならない不一致部分があり、内腔面積の小さい断面形状
を成形するインダイの部品と、内腔面積の大きい方の断
面形状を成形するインダイの部品とが、それぞれ異なる
インダイの部品の組み合わせからなることを特徴とする
断面形状可変押出成成形用ダイ機構。 - 【請求項2】 インダイのランド部のいずれかの部品、
または全ての部品が長手方向の後方側に拡径化する複数
の段を持つ請求項1記載の断面形状可変押出成形用ダイ
機構。 - 【請求項3】 成形品が医療用途に用いられる特殊形状
チューブである請求項1又は2記載の断面形状可変押出
成形用ダイ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34167697A JP3418535B2 (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 断面形状可変押出成形用ダイ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34167697A JP3418535B2 (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 断面形状可変押出成形用ダイ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11170332A JPH11170332A (ja) | 1999-06-29 |
JP3418535B2 true JP3418535B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=18347928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34167697A Expired - Lifetime JP3418535B2 (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 断面形状可変押出成形用ダイ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3418535B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
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CN102806649B (zh) * | 2012-08-26 | 2015-03-25 | 浙江百纳橡塑设备有限公司 | 一种具有伸缩芯棒的橡胶挤出机机头 |
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WO2017164422A1 (ja) | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機 |
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-
1997
- 1997-12-11 JP JP34167697A patent/JP3418535B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11170332A (ja) | 1999-06-29 |
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