JP3418135B2 - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

送信装置及び受信装置

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JP3418135B2 JP06763199A JP6763199A JP3418135B2 JP 3418135 B2 JP3418135 B2 JP 3418135B2 JP 06763199 A JP06763199 A JP 06763199A JP 6763199 A JP6763199 A JP 6763199A JP 3418135 B2 JP3418135 B2 JP 3418135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル化した像
のテレバイズ(televise)に関する。
【0002】
【発明の背景】ディジタル化したビデオ信号の差分パル
ス・コ―ド変調(DPCM)は、テレビジョン像のフレ
―ム順序のディジタル伝送で重要な工程である場合が多
い。DPCMでは、相次ぐフレ―ムのラスタ走査の映像
要素(画素)を記述する各々のサンプルが関連する画素
と差分的に組合され、その結果得られる差分がパルス・
コ―ディング変調手順で符号化(コーディング)され
る。画素が前のサンプルと或いは1本の走査線だけ前の
サンプルと差分的に組合されるか、或いは空間的に隣接
するその他のあるサンプルと差分的に組合される様なD
PCM手順は公知であり、フレ―ム間DPCM(interfr
ame DPCM) 手順と分類することが出来る。然し、画素が
前のフレ―ムの対応する場所にある画素と差分的に組合
される「フレ―ム間」形のDPCMは、フレ―ム内DP
CM(intraframe DPCM) 手順に較べて特に利点がある。
ラン長コ―ディングを行なう場合、ゼロの値を持つDP
CMサンプルの長いランが、一連のフレ―ムの静止部分
で発生する可能性がある。量子化雑音は、フレ―ム内D
PCMに於ける様に空間的であるよりも、フレ―ム間D
PCMでは時間的である。人間の視覚系に於ける時間積
分の性質の為、こう云う視覚系は時間的な量子化雑音を
区別する可能性が小さい。フレ―ム間DPCMコ―ディ
ングに於ける誤りの伝搬は単独の画素に影響を与える傾
向がある。フレ―ム内DPCMでは、誤りは1フレ―ム
の広い部分にわたって伝搬することがあり、人間の視覚
系に関する限り、非常に目立つことがある。ビデオ信号
のフレ―ム間DPCM伝送は、その前に、ビデオ信号を
夫々の成分にするように選択的にフィルタ作用にかける
手順をおくことがある。 フレ―ム間ディジタル・パル
ス・コ―ド変調器の構造を一般的に述べると、次の通り
である。現在のビデオ信号又はビデオ信号成分をディジ
タル化して、ディジタル入力サンプルのストリ―ムを形
成し、それを減算器の被減数入力ポ―トに供給する。減
算器の減数入力ポ―トがディジタル入力サンプルの予測
値を受取り、差出力ポ―トが入力ポ―トに受取ったサン
プルに応答して、ディジタル誤り信号を発生する。この
ディジタル誤り信号が量子化器に供給され、それがディ
ジタル誤り信号を範囲ビンに分類する。変調器は、量子
化器内の各ビンのサンプル値の範囲が動作中に調節出来
る様な形式である場合が多い。量子化器は、単に誤り信
号中の下位のビットを抑圧することによって、一様な範
囲ビンを限定することも出来るし、或いは大きさの異な
る範囲ビンを限定する形式であってもよい。量子化器の
出力信号は、ゼロに対して対称的に配置された範囲ビン
数のストリ―ムであるが、それが変調器の出力信号であ
る。次のフレ―ムのサンプルに対する予測値は次の様に
して求める。一連のビン数で構成された変調器出力信号
の各サンプルを、そのビン数に対する公称誤り信号サン
プル値に変換し、現在のディジタル入力サンプルの予測
値に加算して、1フレ―ム後に発生するディジタル入力
サンプルの予測値に達する。この予測値をフレ―ム記憶
メモリに書込み、1フレ―ム後に減算器の減数入力ポ―
トに読出す。
【0003】フレ―ム間ディジタル・パルス・コ―ド復
調器の構造は一般的に云うと次の通りである。前段で述
べた変調器出力信号のサンプルに対応する、復調器入力
信号の各サンプルはビン数であり、それがそのビン数に
対する公称誤り信号値に変換され、加算器の第1の加数
入力ポ―トに供給される。加算器の第2の加数ポ―トが
予測値を受取り、加算器の和出力ポ―トには、ディジタ
ル・パルス・コ―ド変調器に供給されたディジタル入力
信号と同様なディジタル信号が発生される。このディジ
タル信号がフレ―ム記憶メモリに書込まれ、加算器の第
2の加数ポ―トに1フレ―ム後に予測値として読出され
る。
【0004】1987年5月5日に付与された「電話会
議に使うのに適した圧縮量子化像デ―タ伝送方式」と云
う名称のN.J.フェデ―ル、A.アキャンポラ、P.
J.バ―ド及びR.ヒンゴラミの米国特許第4,66
3,660号には、フレ―ム間DPCM帰還ル―プの範
囲内でオクタ―ブ単位で行なわれるテレビジョン像の空
間周波数解析が記載されている。この空間周波数解析の
結果が個別に量子化され、夫々の回路で記号コ―ドに変
えられ、記号コ―ドが、ディジタル化されたビデオ・サ
ンプルを伝送するのに要求されるディジタル回線に較べ
て帯域幅が狭いディジタル回線を介して伝送する為に、
時分割多重化(TDM)される。フェデ―ル他の米国特
許に記載される記号コ―ディング方式はゼロでない値を
持つDPCMサンプルとゼロの値のDPCMサンプルの
ラン長の、ハフマン・コ―ディングの様な統計式コ―デ
ィングを用いる。
【0005】1987年4月17日に出願され、RCA
コ―ポレ―ションに譲渡された「2分解能レベルDPC
Mシステム」と云う名称のL.N.シッフの米国特許出
願通し番号第040,470号には、テレビジョン像の
空間周波数解析に続いて、各々の解析結果に対する夫々
の差分パルス・コ―ド変調器を用いることが記載されて
いる。DPCM信号が個別に記号コ―ド(symbol code)
に変えられ、記号コ―ドが帯域幅の狭いディジタル回線
を介して伝送する為にTDM(時分割多重化)される。
【0006】上に述べたシステムの問題は、多重化され
る記号コ―ドの速度が一様でない為に、記号コ―ドの時
分割多重化が複雑になることである。更に、こう云うシ
ステムは構成が著しく複雑になり、何れも例えば複数個
の記号符号器を必要とする。
【0007】
【発明の概要】本発明を実施したディジタル・テレビジ
ョン伝送装置の送信局で、何れも一様なコ―ディング速
度を持つが、テレビジョン・カメラからのビデオ信号の
空間周波数解析か、或いはそのフレ―ム間DPCM応答
かの時分割多重化を、フレ―ム間DPCMサンプルの記
号コ―ド化の前に完了する。これによって、可変長を持
ち、不規則なコ―ディング速度を持つ記号コ―ドの時分
割多重化の問題が避けられる。時分割多重化は、DPC
Mサンプルのラン長符号化を含む記号コ―ディング・プ
ロトコルを容易にする様に行なわれる。ディジタル・テ
レビジョン伝送装置の受信局では、時分割分解は記号復
号の前に行なわれ、走査線毎に行なわれる。
【0008】以下、図面を参照して、本発明を詳しく説
明する。図面のブロック図では、制御信号の接続は破線
で表わす慣用に従っている。
【0009】
【発明の詳しい説明】図1では、素子2乃至8で構成さ
れる送信局1で、視野からの可視光放射がテレビジョン
・カメラ2によって感知される。テレビジョン・カメラ
がカラ―・テレビジョン・カメラであるとして示されて
おり、これは視野の構造を色選択性のフィルタ作用及び
その後の光感知にかけて、少なくとも3つのビデオ信号
を発生する。これらのカラ―信号がテレビジョン・カメ
ラ2内にあるカラ―・マトリクス回路で電子的に組合さ
れて、比較的広帯域の輝度信号Yと比較的狭帯域の2つ
のクロミナンス信号C1 及びC2 を発生する。C1 及び
2 はYからの色の差を記述するものであってよい。或
いはC1 及びC2 は赤及び青の様に、相加的な2つの原
色の狭帯域の輝度値を記述するものであってよい。ラス
タ走査されたY,C1 及びC2 アナログ信号が接続部
3,4,5を介してコ―ダ7に供給される。コ―ダ7は
テレビジョン・カメラ2から接続部6を介して同期信号
又はタイミング信号をも受取る。
【0010】コ―ダ7が、Y,C1 及びC2 信号を標本
化して、サンプルをディジタル化するアナログ・ディジ
タル変換回路を含む。コ―ダ7がディジタル圧縮技術を
用いて、ディジタル化されたY,C1 及びC2 信号を符
号化する。コ―ダ7によって発生されたディジタル・コ
―ドがコ―ド送信機8に供給され、この送信機が伝送媒
質9を介してディジタル・コ―ドを送信する。コ―ド送
信機8は、例えば通信媒質9として使われる衛星回線を
介して伝送する為の移相キ―イング無線周波送信機であ
ってよい。
【0011】図1は送信局1が伝送媒質9を介して、素
子11乃至15で構成された第1の受信局10に送信す
る場合を示している。受信局10では、コ―ド受信機1
1を使って、伝送媒質9から、コ―ダ7によって発生さ
れたのと同様なディジタル・コ―ドを復元する。復元さ
れたディジタル・コ―ドが復号器12に送られる。復号
器12がコ―ダ7によって持込まれたディジタル圧縮を
もとに戻し、Y,C1及びC2 アナログ信号を再び発生
するのに必要なディジタル・アナログ変換を行なう。カ
ラ―・マトリクス回路13がY,C1 及びC2 信号を電
子的に組合せて、赤(R)、青(B)及び緑(G)信号
を発生する。R,G及びB信号及び復号器12から接続
部14を介して供給されたタイミング信号が、カラ―・
テレビジョン・モニタ15に印加される。このモニタ
が、テレビジョン・カメラ2で感知した視野と同様な像
をその可視スクリ―ンに表示する。
【0012】テレビジョン・カメラ2、コ―ダ7及びコ
―ド送信機8は、受信局10以外の受信局に、例えば放
送形式でコ―ドを送信することが出来る。図1は、素子
11乃至15と同様な素子21乃至25で構成された第
2の受信局20と、素子11乃至15と同様な素子31
乃至35で構成された第3の受信局30を示している。
各々の受信局10,20,30は、素子2乃至8と同様
なそれ自身の送信装置を備えていてよく、通信局1も素
子11乃至15と同様な受信装置を持っていてよい。こ
れによって、ビデオ電話会議に一般的に希望される様
に、各局の間で両方向の通信が出来る。本発明に関する
限り、特に関心があるのは、コ―ダ7の形式と、復号器
12並びにそれに対応する復号器22,32が取り得る
形式である。
【0013】図2はコ―ダ7が取り得る1つの形式を示
す。テレビジョン・カメラ2がY,C1 及びC2 アナロ
グ・ビデオ信号を夫々アナログ・ディジタル変換器4
1,42,43に供給する。線走査速度、並びに変換器
41,42,43が1本の線毎に取り上げるサンプルの
数は、何れの方向でもサンプル速度が大体ナイキスト基
準の2倍になる様に選ぶのが最適であり、この為には空
間周波数領域での予備フィルタ作用が幾分か必要になる
ことがある。カメラ2のレンズ集成体でこう云うことが
ある程度光学的に行なうことが出来るが、予備フィルタ
作用は電気的なフィルタ作用によって強化することが出
来る。この様な電気的なフィルタ作用は、アナログ・デ
ィジタル変換器41乃至43より前に、アナログ領域内
で行なうべきである。電気的なフィルタ作用は分離出来
る様に行なわれ、水平方向のフィルタ作用は行なうのも
簡単である。走査線に対して垂直な垂直方向では、カメ
ラ2に於ける走査線の位置のよろめきにより、遅延線フ
ィルタ作用をアナログ領域で行なうことが出来る。比較
的狭帯域のC1 及びC2 信号は比較的広帯域のY信号よ
り低い標本化速度で標本化することが好ましく、こう云
う低い標本化速度をY標本化速度の低倍数に選ぶのが便
利である。nを何れの場合も正整数として、Yの標本化
速度の2-nの低倍数であるサブサンプリング速度を使う
のが特に便利である。整数nは1,2,3又は4に選ぶ
ことが出来る。C1 及びC2 がヨ―ロッパのテレビ放送
の様にR−Y及びB−Yであっても、C1 及びC2 がア
メリカのテレビ放送の様にI及びQであっても、或いは
1 及びC2 が狭帯域のR及びBであっても、nを2に
すると、Y標本化密度が十分であれは、C1 及びC2
号の十分稠密な標本化が出来る。nを3にするには、像
の品質の観点から、フレ―ム毎に、Yの標本化の周期に
対して、C1 及びC2 の標本化の周期の空間的な位相を
交番にすることが好ましく、この位相交番によって、1
フレ―ムだけ時間が異なるサンプルを空間的に整合させ
る為に、空間的な補間手順を必要とする為、DPCMサ
ンプルの計算が幾分複雑になる。nが4である場合、フ
レ―ム毎のクロミナンスのインタ―レ―スを行なう為の
位相交番が、満足し得る像の品質にとって不可欠であ
る。
【0014】何れの方向にも少なくともナイキスト・レ
―の2倍でY,C1 及びC2 アナログ・ビデオ信号の各
々を標本化すること(これば協同作業者E.H.ア―デ
ルソン博士から発明者は知っている)は、不足標本化に
よるエ―リアシング効果が顕著にならずに、ディジタル
処理で信号振幅の量子化が出来る。静止像では所定量の
空間的な分解能に対しより多くの画素サンプルが使われ
るが、こう云う画素サンプルに基づくゼロの値を持つD
PCMサンプルのランは一層長くなる可能性がある。ラ
ン長コ―ディングを用いる場合、画素サンプルの数が増
加することにより、ゼロでないDPCMサンプル並びに
ゼロの値のDPCMサンプルのランに基づく統計式コ―
ドの長さがずっと長くなる。
【0015】アナログ・ディジタル変換器41からの広
帯域のディジタル化されたY信号がディジタル遅延線4
4の入力ポ―トに印加され、この遅延線は装置全体で狭
帯域のC1 及びC2 信号を処理する時に起る遅延を補償
する。ディジタル遅延線は、例えばずれた読取及び書込
みアドレスを持つランダムアクセス・メモリで構成する
ことが出来る。C1 及びC2 信号の遅延が、特に走査線
に対して垂直な方向で、これらの信号を一層狭い帯域幅
に空間周波数フィルタ作用をかける時に起るが、C1
びC2 信号の空間周波数解析の時分割多重化で一層の遅
延が起る。この多重化は後で説明する。
【0016】ディジタル遅延線44、アナログ・ディジ
タル変換器42及びアナログ・ディジタル変換器43か
らの夫々のディジタル化されたY,C1 及びC2 信号
が、夫々空間周波数解析器45,46,47の入力信号
として印加される。オクタ―ブの帯域幅で2次元の空間
周波数解析を行なう所謂「バ―ト・ピラミッド」形のパ
イプライン形空間周波数解析器は、「実時間階層ピラミ
ッド形信号処理装置」と云う名称で、RCAコ―ポレ―
ションに譲渡され、1987年6月16日にC.R.カ
―ルソン、J.H.アルバイタ、及びR.H.ベスラ―
に付与された米国特許第4,674,125号によって
知られている。所謂「アンダ―ソンFSDピラミッド」
形の空間周波数解析は、1987年5月15日に出願さ
れ、「フィルタ−減算−減数階層形ピラミッド信号解析
及び合成方式」と云う名称で、RCAコ―ポレ―ション
に譲渡された係属中のC.H.アンダ―ソンの米国特許
出願通し番号第051,210号に記載されている。
L.N.シッフは米国特許出願通し番号第040,47
0号で、走査線と平行な方向に、即ち、大抵の用途では
水平方向に、単純に上側及び下側の空間周波数スペクト
ルを分離する空間解析器を説明している。上に述べたど
の形式の空間周波数解析器も本発明の種々の実施例で使
うことが出来るが、空間周波数解析器45,46,47
は、入力信号を4つのサブバンドに分離する為に直角ミ
ラ―・フィルタを使う形式のものとして示してある。こ
れらのサブバンドは各々の空間方向で2:1に減数され
る。こゝで読者は、1986年10月 IEEEトラン
ザクションズ・オン・アコ―スティックス、スピ―チ・
アンド・シグナル・プロセッシング、ASSP−34巻
の第1278頁乃至第2388頁に現れているJ.W.
ウッズ及びS.D.オニ―ルの論文「像のサブバンド・
コ―ディング」を参照されたい。
【0017】少なくともナイキスト・レ―との2倍で標
本化すると、縁及び細部の空間的な位相に対するフィル
タの応答感度が低下し、こうして動く縁及び細部に於け
る主なエイリアシングの源が除かれる。空間周波数解析
手順で高域空間周波数フィルタ応答をベ―スバンドにヘ
テロダインする場合、ヘテロダイン手順に於けるエイリ
アシングを避ける為に、このフィルタ作用を帯域空間周
波フィルタ作用として行なうことが好ましい。帯域空間
フィルタ作用は、エイリアシング効果と云う望ましくな
い結果を招く様な、信号のディジタル化に伴う量子化効
果によって入込むバンドより上側の応答を抑圧する。空
間周波数解析の前にカメラのビデオ信号の予備フィルタ
作用を行なうことも、特に高域フィルタ応答をベ―スバ
ンドにヘテロダインする場合、エイリアシングを招くバ
ンドより上側の応答を防止する為に行なわれる。直角ミ
ラ―・フィルタ作用に続く減数手順は、ベ―スバンドへ
のヘテロダイン作用に頼っている。
【0018】空間周波数解析器45が、第1の1対の直
角ミラ―・フィルタを使って、空間周波数フィルタ作用
により、Y信号を第1の方向のバンド半分の上側及び下
側スペクトルに分離し、その後この各々のバンド半分の
スペクトルを1番目に対して直交する第2の方向の成分
としての上側及び下側スペクトルにフィルタ作用によっ
て分離する。1/4バンドのスペクトルを求める為のこ
のフィルタ作用は、パイプライン形で行なわれるものと
仮定する。第1及び第2の方向の一方はラスタ走査され
たY信号の走査線と平行であり、第1及び第2の方向の
他方は走査線に対して横方向である。直角ミラ―・フィ
ルタの対を夫々の次元で奇の対称性を以て用い、各々の
次元で、成分スペクトルを夫々空間的に反位相で2:1
に減数することが好ましい。この代りに、これと同等の
分離可能でない直角ミラ―・フィルタ作用を使ってもよ
い。Y入力信号の1つ置きの走査線で、空間周波数解析
器45がフレ―ム間DPCM変調器48に信号YLLを供
給する。信号YLLは、垂直方向でも水平方向でも低域通
過の性質を持つ空間周波数フィルタの応答であり、走査
線あたりのサンプル数はYの半分である。Y信号の同じ
1つ置きの走査線の間、空間周波数解析器45がフレ―
ム間DPCM変調器49に信号YHLを供給する。信号Y
HLは、垂直方向に低域通過であるが、水平方向に高域通
過の性質を持つ空間周波数フィルタの応答であって、走
査線当たりのサンプル数がYと同じであり、画素毎にY
LLと時間的にインタ―リ―ブになる。周波数合成器45
がYLH信号及びYHH信号のサンプルを交互のY信号走査
線の間、夫々DPCM変調器50,51に供給する。こ
う云う交互の信号の走査線が、周波数合成器45がYLL
及びYHL信号のサンプルを供給するY信号の走査線とイ
ンタ―リ―ブになる。Y LH及びYHH信号は、両方共垂直
方向に高域通過の性質を持つ空間周波数フィルタの応答
である。YLHは水平方向に低域通過の性質を持ち、YHH
は水平方向に高域通過の性質を持つ。YLH及びYHHは何
れも走査線当たりのサンプル数がY信号の半分であり、
画素毎に互いに時間的にインタ―リ―ブである。YLL
HL,YLH及びYHH信号のフレ―ム当たりのサンプルの
合計の数が、Y信号のフレ―ム当たりのサンプルの数に
等しい。
【0019】YHL,YLH,YHHが1フレ―ム当たりYの
3/4のサンプル数しか持たないことが、2次元直角ミ
ラ―・フィルタ作用が、Yを1フレ―ム当たりYの1/
4のサンプル数を持つYLL低域成分及び1フレ―ム当た
りYと同じサンプル数を持つ相補的なまとまった高域成
分に分離する形式の他の1減数工程のサブバンド・コ―
ディング方式よりも好ましいとする1つの理由である。
更に、YHL,YLH,Y HH信号は、Yのまとまった高域成
分よりも、その中のゼロの値のランが一層長い傾向があ
る。
【0020】空間周波数解析器45による4つのサブス
ペクトルYLL,YHL,YLH,YHHへの空間周波数解析
は、夫々空間周波数解析器46,47によって行なわれ
るC1及びC2 の空間周波数解析と類似している。C1
が空間周波数解析器46で解析されて、C1LL 信号を発
生し、これは水平方向にも垂直方向にも低域通過の性質
を持ち、DPCM変調器52に対する入力信号として供
給される。C1HL 信号は、水平方向には高域通過で、垂
直方向には低域通過であるが、DPCM変調器53に対
する入力信号として供給される。
【0021】C1LH 信号は、水平方向には低域通過であ
って、垂直方向には高域通過であるが、DPCM変調器
54に対する入力信号として供給される。C1HH 信号は
水平方向にも垂直方向にも高域通過であって、DPCM
変調器55に対する入力信号として供給される。C2
空間周波数解析器46で解析されて、夫々DPCM変調
器56,57,58,59に対する入力信号として供給
されるC2LL ,C2HL,C2LH ,C2HH 信号を発生す
る。解析器46,47からの空間周波数解析の結果は、
解析器45からの空間周波数解析の結果に対して低下し
た速度で出るが、その低下の割合は、Yの標本化速度に
対するC1 及びC2 の標本化速度と同じである。
【0022】変調器48乃至59によって発生されるD
PCM信号が時分割マルチプレクサ60の入力であり、
このマルチプレクサがそれらを走査線単位でインタ―リ
―ブして、ラン長コ―ド・アッセンブラ62に対する入
力信号として連続的なサンプル・ストリ―ムを供給す
る。アッセンブラ62がゼロの値を持つサンプルを検出
し、こう云うサンプルのラン長を計数する。こう云うゼ
ロの値を持つサンプルのラン長が、アッセンブラ62に
供給される入力信号中のゼロでない値を越えた値の範囲
に変換され、統計式コ―ディング・コ―ダのルックアッ
プ・テ―ブル(LUT)63に対するアドレスとして供
給され、サンプル・ストリ―ム中のゼロの値を持つサン
プル自体の代りに使われる。LUT63は大部分が固定
メモリ(ROM)等にあるコ―ド・ブック記憶装置によ
って実現することが出来る。
【0023】例として云うと、コ―ダ・テ―ブル63に
あるコ―ドは、ゼロでない値に対するハフマン・コ―
ド、更に頻繁に発生するゼロの値のラン長、及びゼロの
値の普通でないラン長を直接的な2進コ―ディング形式
で特定すべきことを表わす接頭コ―ドを発生するのに使
われるコ―ド切換えフラグであってよい。接頭コ―ド及
びゼロの値の普通でないラン長の2進コ―ディングが、
コ―ダ・テ―ブル63のROMの寸法を妥当な限界内に
抑える。テ―ブル63のコ―ドは種々のビット長であ
り、並列から直列への変換器64に供給され、この変換
器がこう云うコ―ドのビットを直列にコ―ド出力速度バ
ッファ65に印加する。速度バッファ65は先入れ先出
し(FIFO)形である。
【0024】こう云うビットが不規則に起る周期でコ―
ド出力速度バッファ65に直列に供給されるが、これは
テ―ブル63の出力コ―ドが種々のビット長である為ば
かりでなく、ラン長符号化過程によるタイミングの不規
則性の為でもある。こう云う期間が発生するのが不規則
であるけれども、YLL,YHL,YLH,YHH,C1LL ,C
1HL ,C1LH ,C1HH ,C2LL ,C2HL ,C2LH ,C
2HH の時分割多重化が、タイミングの不規則性が入込む
処理の前に、マルチプレクサ60によって行なわれる為
に、直列ビットの順序はいつも正しい。タイミングの不
規則性がもたらすことは、コ―ド出力速度バッファ65
に供給されるコ―ド・ストリ―ムにすき間が生ずること
である。コ―ド出力速度バッファ65は、こう云うすき
間をなくす様に、少なくともその多くをなくす様に、ビ
ットのタイミングを整え、速度バッファ65からのコ―
ド出力を受取るコ―ド送信機によるディジタル伝送を更
に時間的に圧縮する。
【0025】出力コ―ド速度バッファ65は、最大量の
動きを持っているフレ―ムに起る様に、前のフレ―ムか
らの変化が大きいフレ―ムの過程の間に入って来る多く
のビット数を収容するのに十分な記憶容量を持っていな
ければならない。図2に示す様なシステムでは、素子6
2乃至65はDPCMル―プ内にないが、速度バッファ
65の記憶容量は平均の場合の1フレ―ムよりかなり大
きく、経済的に出来れば、最悪の場合の数フレ―ムまで
にすることが出来る。こう云う場合、異常に高いビット
速度が長引いた期間の間続く時にコ―ディング手順を変
更する適応形コ―ディング方式を使わないことが出来
る。この様な設計の選び方をする場合には、出力コ―ド
速度バッファ65に対する埋め制御器66がない。この
方式は、速度バッファに対する埋め制御器を設けなくて
もよい様にする為に大形のコ―ド出力速度バッファを使
うが、一方向ビデオ伝送方式には満足であることがあ
る。然し、両方向ビデオ伝送方式、即ち電話会議では、
送信局にある大形のコ―ド出力速度バッファと受信局に
ある相補形のコ―ド入力速度バッファとによる遅延は許
容し難いことがあり、この遅延がその他の実質的な伝送
遅延、例えば衛星回線を介しての伝送による遅延を増や
す場合、特にそうである。これは、ビデオ表示に合う様
にそれに伴うオ―ジオ伝送を適当に遅延させることによ
り、それ程問題にならなくなる様にすることが出来る。
然し、1/10秒又はそれ以上という遅延は、話す人
が、普通の会話のやり取りに参加することが出来ると云
うよりも、キュ―で話すのを開始しなければならないの
で、問題がある。
【0026】一般的には、速度バッファ65に対するビ
ット速度を下げる様に、動きの大きいフレ―ムの間、コ
―ディング手順を変更する様な制御器66を用いて、コ
―ド出力速度バッファ65の埋めを制御することが望ま
しい。こうすると、速度バッファ65と受信局にある相
補形の速度バッファに対する記憶条件が緩くなると共
に、こう云う速度バッファによって起る遅延も短くな
る。速度バッファ65は、その直列ビット入力を集めて
一様なビット長のワ―ドにし、それらのワ―ドをその中
のランダムアクセス・メモリ(RAM)に記憶し、相次
ぐ各々のワ―ドをモジュ―ル形の数式で次に高い書込み
アドレスを持つワ―ド記憶位置に記憶する様な形式にす
ることが出来る。同時に、RAMのワ―ド位置の相次ぐ
読取アドレスの不規則的な走査と共に、規則的なワ―ド
速度でRAMを読出し、RAMからのワ―ドは、速度バ
ッファ65の内部にある並列から直列への変換器によ
り、直列形式に再び変換され、こうして一様な速度の直
列出力コ―ドを発生する。速度バッファ65が過剰の埋
め(又は不足の埋め)になっていない限り、読取アドレ
スは書込みアドレスより遅れるが、その量は変化し、R
AM書込み及び読取アドレスの間の差が、RAMに残っ
ている記憶容量の大きさの表示である。この表示が速度
バッファ65によって接続部67を介して埋め制御器6
6に供給される。埋め制御器66の作用は、速度バッフ
ァ65が大部分の時間、空にかなり近い状態であって、
動きの大きいフレ―ムを犠牲にしたり、或いは少なくと
も普通はそうならない様にしておく様に、コ―ディング
方式を調節することである。埋め制御器66がその作用
を実施するやり方は数多くある。
【0027】例えば、埋め過剰になる傾向を持つコ―ド
出力速度バッファ65に問題がある場合、埋め制御器6
6はフレ―ム間DPCM変調器48乃至59に制御信号
を送って、夫々の量子化器の素子のビン分けを粗くする
様に構成することが出来る。特に、ゼロの値を持つビン
は幅を広くして、DPCM変調器48乃至59の走査線
出力により多く起る可能性のあるゼロの値のサンプルの
ランを長くする。DPCM変調器48乃至59にある量
子化器の素子のビン幅の変化は、埋め制御器66が接続
部68を介してコ―ダのLUT63に信号を送り、変更
したDPCM信号の統計によりよく合う様に、コ―ディ
ング・テ―ブルを調節することによって達成することが
出来る。コ―ディング・テ―ブルの調節は、ROMから
の異なるコ―ダ・テ―ブルを選ぶことによって行なうの
が最も容易である。
【0028】両方向ディジタル・ビデオ伝送方式では、
フレ―ム間DPCMに対するルックアヘッド方式に伴う
遅延のフレ―ムを避けるのを希望する場合、フレ―ム間
DPCM変調器48乃至59に於けるビン分けを粗くす
ることにより、速度バッファ65の埋め過剰に対する敏
速な応答が出来る。フレ―ム内の補正は、受信局に於け
る空間周波数補間器の動作を乱さない様に、(例えば像
情報のブロックの間で)敏速に行なうことが出来る。送
信局が、図2のコ―ダからコ―ド送信機へ供給されるデ
―タ・スリト―ムに、ビン分けの変化の性質を示すコ―
ド・ワ―ドを挿入することが出来る。この挿入は像情報
のブロックの間の適当な期間に行なわれ、この為、受信
機にある復号器は復号器のルックアップ・テ―ブルの変
化に応答することが出来る。
【0029】コ―ド出力速度バッファ65のオ―バ―フ
ロ―を避ける為に使うことが出来る別の方法は、一続き
の像フレ―ムの中で動きが起る区域では、一層高い空間
周波数は、一層低い空間周波数程、空間的に又は時間的
に分解されないと云う公知の事実を利用する。コ―ド出
力速度バッファ65の過剰の埋めが起る様な、ゼロでな
いDPCMの値が多数あるフレ―ムの間、Yビデオ信号
の空間周波数が一層高い成分、並びに場合によってはC
1 及びC2 ビデオ信号も、その伝送を抑圧する様に構成
する。この様にする機構は、図2に具体的に示してない
が、それはこう云う手順が特許請求の範囲にとって付属
的にあるからである。然しこの機構の動作は次の通りで
ある。
【0030】出力速度バッファ65に於けるオ―バ―フ
ロ―状態が予測される時、フレ―ム間DPCM変調器4
9,50,51のYHL,YLH,YHH(並びに場合によっ
てはフレ―ム間DPCM変調器53,54,55,5
7,58,59のC1HL ,C1L H ,C1HH ,C2HL ,C
2LH ,C2HH )の予測値を強制的にゼロにする。影響を
受けるDPCM変調器からの出力信号も強制的にゼロに
する。これは、DPCM変調器に於ける適当な多重化方
式によって行なう。この動作が起っていることを示すデ
ィジタル・コ―ド・ワ―ドをフレ―ムの間の期間(又は
像デ―タのブロックの間の期間)の間、コ―ダ・ルック
アップ・テ―ブル63に対する入力信号に挿入して、送
信局でこう云う動作が行なわれていることを受信局に知
らせる。受信局はその時そのDPCM復調回路でYHL
LH,YHH、並びに場合によってはC1HL ,C1LH ,C
1HH ,C2HL ,C2LH ,C2HH の予測値を強制的にゼロ
にし、Y,C1及びC2ビデオ信号を発生するのに使われ
るY,C1及びC2空間周波数合成器に供給される信号の
適当な場所をゼロに置換える。本段で説明するゼロ詰込
み手順(これはL.N.シッフの係属中の米国特許出願
通し番号第040,470号に記載されている形式であ
る)は、像の空間的な解像度を減少することに注意され
たい。然し、このゼロ詰込み手順は予測された像の一層
高い空間周波数の情報を除去し、人間の可視系統に非常
に目に付くエイリアシングを避ける。このエイリアシン
グは「ゴ―ストの縁」となって現れる。ゼロを詰込む
と、人間の視覚系に非常に目に付き易い空間領域では、
エイリアシングが起らない。その代りに、帯域幅の一時
的な減少があるが、それはそれ程目立たず、時間と共に
是正される。図3は時分割マルチプレクサ60にある線
圧縮速度バッファ、例えば速度バッファ60−1の各々
をどの様に構成することが出来るかを示す。図3の線圧
縮速度バッファに対する入力信号として供給される空間
周波数解析の相次ぐ走査線が、1フレ―ム当たりの走査
線の数を基数として使って、1から初めて、相次いで序
数がつけられると仮定する。線速度書込み入力マルチプ
レクサ70が空間周波数解析の奇数番号の走査線をラン
ダムアクセス・メモリ(RAM)71の入力/出力母線
に差向け、そこに書込む様にすると共に、偶数番号の走
査線をランダムアクセス・メモリ(RAM)72の入力
/出力母線に差向け、そこに書込む様にする。RAM7
1及び72は何れも1走査線のサンプルに対する記憶容
量を有する。書込み付能信号パルスがあれば、それは線
速度書込み付能マルチプレクサ73によって、その走査
線で書込まれているRAM71及び72の内の一方に送
られ、読取符号信号パルスがあれば、それは線読取付能
マルチプレクサ74によって、その走査線の間、他方の
RAM71,72に送られる。線速度読取出力マルチプ
レクサ75が、読取の為に選ばれ、書込みの為に選ばれ
ていないRAM71,72の内の一方の入力/出力母線
を図3の線圧縮速度バッファの出力接続部に接続する。
線速度アドレスマルチプレクサ76が書込みアドレス発
生器77を書込みが付能されたRAM71及び72の一
方に接続し、読取アドレス発生器78を読取が付能され
たRAM71及び72の一方に接続する。書込みアドレ
ス発生器77及び読取アドレス発生器78は、何れもア
ドレス発生器を走査する。このアドレス発生器は、走査
線に沿った画素サンプルの相次ぐアドレスを発生する
が、相次ぐアドレスが走査される速度は2つのアドレス
発生器で異なっている。書込みアドレス発生器77は、
図2のコ―ダで行なわれる様に、時分割多重化が許せ
ば、同じ標本化速度で動作する他の線圧縮速度バッファ
と共有にすることが出来る。埋め制御器66から速度バ
ッファが受取る夫々の書込み付能信号が、そのRAMか
らの読取に関する限り、時分割多重化を制御する。図3
のハ―ドウエアは線圧縮速度バッファとし作用する。こ
れは、読取アドレスが間欠的に読取アドレス発生器78
に供給される速度が、書込みアドレスが書込みアドレス
発生器77から間欠的に供給される速度より速い為、並
びに書込み付能及び読取付能のパルス速度のそれに見合
った違いの為である。空間周波数解析の1走査線の間に
RAM71及び72の一方に書込まれたサンプルが、こ
の後半分の走査線で読出される。図3のハ―ドウエア
は、この代りに、読取アドレスが読取アドレス発生器7
8によって間欠的に供給される速度を書込みアドレスが
書込みアドレス発生器77によって間欠的に供給される
速度より遅くすることにより、線拡張速度バッファ作用
となる様に使うことも出来る。
【0031】図4は時分割マルチプレクサ60をどの様
に動作させるかを示す時間線図であり、これは図2のコ
―ダで埋め制御器66がどの様に動作するかを理解する
のにも役立つ。カメラ2からの走査線の進行が縦軸にと
ってあり、1フレ―ムの像を担持する部分にわたって連
続的に繰返される時分割マルチプレクサ動作の1サイク
ルに8本の線がある。サイクル番号Nは最初のサイクル
では0であり、相次ぐ各々のサイクルで1だけ増数され
る。240本の線からなるフレ―ムは、図4の線図で示
した時分割マルチプレクサ動作が30サイクルあり、N
は相次ぐサイクルで0から29まで増数される。カメラ
2からのビデオの1走査線の間の時間が横軸に示されて
いる。例えば、(8N+1)番目の線の間、YLLサンプ
ルの圧縮された走査線の後にYLHサンプルの圧縮された
走査線が続く。C1及びC2は何れも水平方向及び垂直方
向の何れでも、Yに対して4:1で標本化されることが
示されている。これによって、時分割マルチプレクサ6
0の出力信号のラン長コ―ド・アッセンブラ62に対す
る簡単な詰込み形式が得られる。
【0032】速度バッファが埋まりすぎ始めた場合、C
2HH ,C1HH 及びYHHサンプルの走査線は、埋め速度が
高い場合はゼロの値を持つ走査線で全て置換え、埋め速
度が十分低い場合は選択的に置換える。速度バッファが
引続いて更に埋まるか、或いは埋め速度が非常に高い場
合、C2HL ,C1HL 及びYHLサンプルの走査線もゼロの
値を持つ走査線で置換えることが出来る。速度バッファ
が更に引続いて埋まる場合、或いは埋め速度が非常に高
い場合、C2LH ,C1LH 及びYLHの走査線もゼロの値を
持つ走査線で置換えることが出来る。ラン長コ―ド・ア
ッセンブラ62がゼロの値を持つ各々の走査線に応答し
て、コ―ダのLUT63に、並列から直列への変換器6
4に対してビット長の短い統計式コ―ド出力信号を選択
する様なアドレスを供給する。この様に頻繁に発生する
ビット長の短い統計式コ―ドの全体的なコ―ド長を短縮
することは、実質的にコ―ド出力速度バッファ65の埋
め速度を下げる。
【0033】前段で述べた手段により、信号の種々の空
間周波数サブバンドでゼロの値を持つサンプルのランが
大体同じであれば、速度バッファ65の埋め速度は殆ん
ど1/4に下がる。信号を4つより多くのサブバンドに
分割するQMF空間周波数解析は、速度バッファ65の
埋め速度を更に下げ、埋め制御の一層微細な同調が出来
る。Y信号のこれ以上のサブバンド・コ―ディングは、
YがC1 及びC2 よりもずっと大きいサンプル密度を持
つ為、特に関心があろう。
【0034】Yサンプルを省略すれば、それよりまばら
なC1 及びC2 サンプルを省略したよりも、速度バッフ
ァ65の過剰の埋めを減少する上で、一層急速な効果を
持つことが認められよう。Yの空間的な解像度だけを減
少して、サブサンプリングによるYが少なくともC1
びC2 と同じ標本化密度になる所まで、速度バッファ6
5の埋めを制御する様な設計の変更も可能である。
【0035】それでも、YLL,C1LL 及びC2LL 以外の
全てのサンプルをゼロの値を置換えても、コ―ド出力速
度バッファ65が埋め過剰になる傾向を持つと云う問題
があれば、低域空間フィルタ作用に続いてそれ以上のサ
ブサンプリングを行なうことにより、こう云う信号の空
間的な解像度を更に下げる構成を設けることが出来る。
これは、1987年10月13日に付与された、「適応
形パルス・コ―ド変調器に対する予測信号減数及び補間
の速度バッファ制御」と云う名称で、RCAコ―ポレ―
ションに譲渡されたA.A.アキャンポラの米国特許第
4,700,226号に記載されているものである。こ
の構成は、DPCM変調器48乃至59の量子化器の素
子のビン分けの変更の代りに、又はそれに追加して用い
ることが出来る。
【0036】時に像の解像度を更に減少することが必要
である場合、その手順を容易にする便利な方法は、別の
直角ミラ―・フィルタ作用を用いて、YLL,C1LL 及び
2L L 1/4スペクトルの各々を、何れも各々の空間的
な方向で2:1に減数された4つの1/16スペクトル
の夫々の1組に分割することである。こう云う1/16
スペクトルの各々は夫々のフレ―ム間DPCM変調器を
備えている。マルチプレクサ60を変更して、YLL,C
1LL 及びC2LL に対する速度バッファを、走査線を更に
時間的に4:1の比で圧縮すると共に、時分割多重化の
為にそれらを適当に遅延する夫々4つの速度バッファに
置換える。その場合、伝送中の一連の像フレ―ムに高度
の動きがあって、YLL,C1LL 及びC2LL だけが伝送さ
れる以上に、伝送を更に切詰めることが必要になる場
合、空間周波数の高い1/16スペクトルのサンプルは
ゼロの走査線で置換えて、更に圧縮した伝送を実現する
ことが出来る。適当なゼロ詰込み手段をフレ―ム間DP
CM変調器で用いて、古い空間周波数の高い情報は動き
を持つ区域では捨て、その後、前に述べた考えを用い
る。分割されない1/4スペクトルの遅延の補償も勿論
行なわなければならないが、その代りに全ての1/4ス
ペクトルを分割して、差別的な時間遅延の問題を全て避
けることが出来る。
【0037】図2のコ―ダの説明では、送信局の設計に
ついてある重要な点を省略している。ビデオ同期情報及
びゼロ詰込み命令を受信局に対して伝送する手段を設け
なければならないが、普通は音声を同時に伝送する何等
かの手段を設けなれればならない。簡単な設計手順は次
の通りである。コ―ダ・ルックアップ・テ―ブル63の
入力に、フレ―ムの初め及びフレ―ムの終りコ―ドを時
分割多重化する。(走査線変更コ―ドの組の様な)フレ
―ム内同期を用いる場合、フレ―ム内同期記号を、圧縮
された走査線の間で、コ―ダ・ルックアップ・テ―ブル
63の入力に時分割多重化することが出来る。DPCM
サンプルの各フレ―ムがコ―ド化されて終った時、出力
コ―ド速度バッファ65には、時分割マルチプレクサ6
0がDPCMサンプルの次のフレ―ムの供給を開始する
前に、音声を記述するビット・ストリ―ム・セグメント
を時分割多重化して、速度バッファ65に供給されるビ
ット・スリトリ―ムに入れるのに十分な場所がある様に
構成する。音声(或いは多すぎるフレ―ム内同期記号)
をビデオ・フレ―ムの時間スロット内に混合しないのが
好ましい。こうすると、アッセンブラ62の入力信号の
LL,YHL,YLH,YHH,C1LL ,C1HL ,C1LH ,C
1HH ,C2LL ,C2HL ,C2LH ,C2HH セグメントの間
のゼロの値のラン長を連結するのが一層よくなる。
【0038】図2のコ―ダでDPCMコ―ド化された相
次ぐ各々のフレ―ムが、像の1成分を記述するラスタ走
査の1個のビデオ信号ではないことに注意されたい。そ
うではなく、相次ぐ各々のフレ―ムは、詰込まれた像デ
―タの相次ぐブロックを構成しており、その相次ぐ各々
のブロックが、多数のラスタ走査線にわたる像の全ての
成分(その成分原色の各々)を記述する。像デ―タを詰
込む判断基準は、詰込まれた像デ―タのブロック当たり
に記述されるラスタ走査線の数を小さく抑えることであ
る。こうすると、像デ―タを詰込む為の時分割多重化に
必要な速度バッファ作用及び差別的な遅延の大きさが小
さくなる。直角ミラ―・フィルタ作用に続く減数作用
は、特に像の詰込みに適している。
【0039】C1及びC2にある狭帯域のカラ―・サンプ
ルの合計の数は、Yにある広帯域の輝度サンプルの数の
約1/8であり、従ってテレビジョン・カメラ2の帰線
期間の間の数走査線で詰込むことが出来る。空間周波数
解析はもとのビデオ信号にあったよりもサンプルを余計
発生したり少なく発生したりすることは決してない(但
し、これに続く空間周波数解析の手順により、遅延が長
くなる)。従って、詰込み像デ―タ・ブロックは、その
デ―タを取出したもとの像にある画素の区域に対して、
全般的な空間的な対応関係又は写像関係を引続いて持
つ。
【0040】ディジタル装置の設計の当業者であれば、
図2のコ―ダ2は、本発明の範囲内である変更を加える
ことが出来ることが理解されよう。図2は、変調器48
乃至59が動作するサンプル速度を下げる線圧縮速度バ
ッファ60−1.....60−12の前に変調器48乃至
59を使うDPCMの発生を示している。この代りに、
空間周波数解析器45,46,47が夫々の解析結果を
直接的に線圧縮速度バッファ60−1......60−12
に対する入力信号として印加し、夫々の一層速いサンプ
ル速度で動作する夫々のフレ―ム間DPCM変調器が各
々の線圧縮速度バッファ60−1,......60−2から
ラン長コ―ド・アッセンブラ62の入力信号母線への出
力接続部に挿入される様にすることも出来る。
【0041】図4に線図で示した時分割多重化方式は、
多重化される信号の全ての差別的な遅延が、図3に示す
様な線圧縮速度バッファを用いて達成され、(勿論補償
用の遅延線44を除いて)別の遅延線を必要としない点
で、魅力的である。時分割多重化される信号の更に複雑
な差別的な遅延作用を使う気があれば、本発明の範囲内
で、更に種々の交代的な時分割多重化方式を使うことが
出来る。こう云う代案のあるものは、動作にある利点が
あるが、その見返りに更に複雑なハ―ドウエアを必要と
する。例えば、(圧縮された)走査線単位で時分割多重
化される像デ―タのブロックがカメラ2のビデオ信号の
8本の走査線を表わすと引続いて仮定すると、図4の多
重化方式は、YLLの4本の圧縮された走査線、C1LL
圧縮された走査線及びC2LL の圧縮された走査線を連結
する様に修正することが出来る。LLスペクトルについ
てした様に、LH,HL及びHHスペクトルについても
同様な連結を行なうことが出来る。こうすると、FIF
O速度バッファの処理記号コ―ドに対する制御器によ
り、制御信号を発生するのが簡単になる。
【0042】図5は図2のコ―ダの構造を簡単にしたも
ので、多数のフレ―ム間DPCM変調器が、速いサンプ
ル速度で作用する1個のDPCM変調器61に置換えら
れている。1個のDPCM変調器61がDPCM変調器
48乃至59の代りの作用を満足に果し得る理由を次に
考える。輝度を記述する変数の空間周波数解析(1つの
空間的な次元に於ける)により、1つ又は更に多くの解
析スペクトル又はサブバンドが生じ、こゝではサンプル
が正又は負の値を取ることがあると共に、残留低域スペ
クトル又はサブバンドが生じ、こゝではサンプルは常に
正の値を持っている。色差を記述する変数の空間周波数
解析(1つの空間的な次元に於ける)により、1つ又は
更に多くの帯域サブバンドが生じ、こゝではサンプルが
正又は負の値を取り得ると共に、残留低域サブバンドが
生じ、こゝではサンプルは正又は負の値を取り得る。1
つの次元に於ける帯域サブバンドは空間的に隣接するサ
ンプルの間でサンプルの極性が交互に変る傾向を持つ
(この傾向が、直角ミラ―・フィルタ手順に従う場合、
帯域サブバンドのヘテロダイン作用で使われる2:1減
数手順によってマスクされてゼロ平均周波数となる)。
特にカメラの位置が不変であって、視野の中に動きの多
すぎる成分がない時、テレビジョン・カメラの視野の中
の同じ位置にある画素サンプルの間ではフレ―ム間の相
関の傾向が著しい。従って、フレ―ム間形のDPCM信
号が1つの空間的な次元で空間周波数解析に印加される
と、こう云う全ての形式のサブバンド信号のDPCM応
答の統計は同様になる傾向があり、異なる形式のサブバ
ンド信号の統計よりもずっとそれが強い。直交する2つ
の空間的な次元に於ける空間的な解析を実施すると、解
析は幾分か更に複雑であるけれども、各々の形式のサブ
バンド信号に対するフレ―ム間DPCM応答の統計も同
様になる傾向があることを示すことが出来る。サブバン
ドのΔ−フレ―ムDPCMの統計は十分類似しているの
で、同じコ―ダのルックアップ・テ―ブル構成を用い
て、それら全てを統計的に符号化することが出来る。
【0043】然し、埋め制御器66から接続部69を介
してDPCM変調器61に送られるビン分け制御信号
は、入力デ―タ・ストリ―ム中の圧縮された走査線セグ
メント毎に変えることが出来る。埋め制御器66からコ
―ダのLUT 63へ送られるコ―ダ・テ―ブル調節信
号も同様に変えて、DPCM変調器61の量子化器に於
けるビン分けの変更に対処することが出来る。
【0044】ゼロを詰込むことも、フレ―ム間DPCM
変調器61で時分割多重化形式で実施しなければならな
い。変調器61からラン長コ―ド・アッセンブラ62へ
送られる出力の値も、変調器61のDPCM帰還接続部
に記憶される予測値も、空間周波数が一層高い成分の走
査線を伝送しない時、強制的にゼロにしなければならな
い。
【0045】図6は送信局に図5のコ―ダを用いたディ
ジタル・テレビジョン伝送装置の受信局に使われる復号
器を示す。コ―ド受信機(図面に示してない)からのコ
―ド入力ビット・ストリ―ムがパ―ザ81に供給され
る。パ―ザ81はビット・ストリ―ムを可変長コ―ド・
ワ―ドに分離し、それらを標準ビット長に整頓し、その
後それを統計式コ―ディング復号器ルックアップ・テ―
ブル82に対するアドレス入力信号として印加する。こ
のテ―ブルは図5のコ―ダに於ける統計式コ―ディング
・コ―ダ・ルックアップ・テ―ブル63に対して相補的
なものである。ルックアップ・テ―ブル82によって発
生された修正DPCMサンプルが先入れ先出し(FIF
O)速度バッファ・メモリ83に供給される。FIFO
バッファ83がラン長コ―ド・アンパッカ84からの命
令に応答して、一度に1つずつ、修正DPCMサンプル
をアンパッカに入れる。アンパッカ84は修正DPCM
を普通のフレ―ム間DPCM信号に変換する。
【0046】アンパッカ84からのフレ―ム間DPCM
信号がフレ―ム間DPCM復調器85に供給され、この
復調器が空間周波数解析サンプルのスリト―ムを時分割
デマルチプレクサ90に供給する。このデマルチプレク
サは、線拡張速度バッファ90−1,90−2,90−
3,90−4,90−5,90−6,90−7,90−
8,90−9,90−10,90−11及び90−12
で構成される。線拡張速度バッファ90−1,90−
2,90−3及び90−4がYLL,YHL,YLH及びYHH
信号を、空間周波数解析器45を補完してディジタル化
されたY信号を再び発生する空間周波数合成器91に供
給する。線拡張速度バッファ90−5,90−6,90
−7及び90−8がC1LL ,C1HL ,C1LH 及びC1HH
信号を、空間周波数解析器46を補完してディジタル化
されたC1信号を再び発生する空間周波数合成器92に
供給する。線拡張速度バッファ90−9,90−10,
90−11及び90−12がC2LL ,C2HL ,C2LH
びC2HH 信号を、空間周波数解析器47を補完してディ
ジタル化されたC2 信号を再び発生する空間周波数合成
器93に供給する。
【0047】空間周波数合成器91,92,93の各々
は、その入力に供給されたサブバンド成分信号を、夫々
の出力信号Y,C1 及びC2 に対する一杯の標本化速度
まで標本化し直す複数個の空間周波数補間器を持ってい
る。この再標本化は、当業者によく知られているが、そ
の1つのやり方は次の通りである。第1の工程は各々の
サブバンドの拡張空間行列内で、サブバンドのスパ―ザ
空間行列からの対応する実際のサンプルで埋められてい
ないサンプル位置に、ゼロの値を持つゼロ・サンプルを
挿入する。この第1の工程は、低域及び帯域空間周波数
スペクトルを発生する空間周波数搬送波変調過程であ
る。第2の工程はフィルタ作用を用いて、第1の工程に
よって発生された不所望のスペクトルを抑圧することで
ある。(このフィルタ作用は、コ―ダの空間周波数解析
器が、空間解析を行なうのに直角ミラ―・フィルタ作用
を使う場合は、直角ミラ―・フィルタ作用である。)第
3の工程は、第2の工程からの補間結果を一緒に加算す
ることであり、その結果は同様な標本化密度を持つ。空
間周波数解析の間のピラミッド形減少を受ける信号の空
間周波数合成を求める場合、上に述べた手順を繰返す。
【0048】空間周波数合成器92が、合成されたC1
信号を再標本化して、合成されたY信号と同じ数の走査
線を持つ様にする為の別の空間的な補間工程を含む。同
様に、空間周波数合成器93が、合成されたC2 信号を
再標本化して、合成されたY信号と同じ数の走査線を持
つ様にする別の空間的な補間工程を含む。こう云う別の
空間的な補間を2つの次元で、即ち、水平方向並びに垂
直方向に行なうことが便利である。合成されたY,C1
及びC2 信号のカラ―・マトリクス作用をディジタルに
行なおうとする場合、特にそうである。コ―ダの補償遅
延装置44は、C1 及びC2 信号のこの様な別の空間的
な補間に伴う遅延を考慮に入れることが出来る。(Yの
遅延補償がコ―ダだけで行なわれる本発明の実施例を説
明しているが、本発明の別の実施例では、その代りに遅
延の補償は復号器で行なってもよく、或いはコ―ダと復
号器に配分してもよい。)ディジタル・アナログ変換器
94,95,96が、再生されてディジタル化された
Y,C1 及びC2 信号をアナログのY,C1 及びC2
号に変換し、これらのアナログ信号がカラ―・マトリク
ス回路97に供給される。カラ―・マトリクス回路97
がアナログのY,C1 及びC2 信号に応答して、赤
(R)、緑(G)及び青(B)駆動信号をカラ―・モニ
タ受像機98に供給する。カラ―・モニタ受像機98
は、図6に示してない復号器の他の部分からの同期信号
及び音声信号をも受取る。
【0049】(この代りに、カラ―・マトリクス作用
は、空間周波数合成器91,92,93からのディジタ
ルのY,C1 及びC2 信号を線形に組合せてディジタル
のR,G及びB信号を発生することにより、ディジタル
領域で行なうことも出来る。その後、適当なディジタル
・アナログ変換器を用いて、ディジタルのR,G及びB
信号をアナログのR,G及びB信号に変換してカラ―・
モニタ受像機98に印加することが出来る。色の飽和度
の調節が一層簡単で、高速のディジタル乗算を必要とし
ない点で、アナログ領域でのカラ―・マトリクス作用の
方が好ましい。)制御器86が速度バッファ83にロ―
ドされたあるコ―ド、フレ―ムの初め又は終りを表わす
同期コ―ド、走査線の初め又は終りを表わす同期コ―
ド、その他の使われる場合の同期コ―ド、及びコ―ダが
どんなコ―ディング方式をとっているかを示すコ―ドを
復号する。これらのコ―ドが接続部87を介して制御器
86に供給される。制御器86は同期コ―ドに応答し
て、制御器86が時分割デマルチプレクサ90の線拡張
速度バッファにあるRAMに伝送する一連の書込み付能
信号A,B,C,D,E,F,G,H及び一連の読取付
能信号P,Q,R,S,T,U,V,Wを調時する。制
御器86が接続部88を介して復号器のLUT82に制
御信号を供給して、コ―ダのLUT 63の動作特性を
修正する様な同様な動作がコ―ダで行なわれたことを示
すコ―ドをフレ―ム速度バッファ83から制御器86が
受取った場合、LUT82の動作特性を変更する。 制
御器86は速度バッファ83から受取ったゼロ詰込み命
令があれば、それを復号して、接続部89を介してDP
CM復調器85に命令を送り、復調器85内の回路によ
って、復調器85内に記憶される予測信号の適当なセグ
メントにゼロの予測値を詰込ませると共に、復調器85
の出力信号が強制的にゼロの値を持つ様にする。
【0050】図7の復号器は、DPCM復調器の標本化
速度を下げる為に、図6の復号器に施すことの出来る変
更を示す。時分割デマルチプレクサ90の前ではなく、
時分割デマルチプレクサ90にある線拡張速度バッファ
90−1乃至90−12の後でDPCM復調を行なうこ
とにより、DPCM復調を行なうサンプル速度を下げる
ことが出来る。図7の復号器では、ラン長コ―ド・アン
パッカ84からのフレ―ム間DPCM信号が、時分割デ
マルチプレクサ90に対する入力信号として直接的に印
加される。Y空間周波数合成器91に印加する為の
LL,YHL,YLH及びYHH信号を再生する為のDPCM
復調が、フレ―ム間DPCM復調器101乃至104に
よって行なわれる。これらの復調器は、一杯のY情報標
本化速度ではなく、この一杯のY標本化速度の半分の速
度で動作する。(YLL及びYHLは交互の走査線でYLH
びYHHとインタ―リ―ブになっているから、希望すれ
ば、走査線速度で正しく時分割多重化される2つのフレ
―ム間DPCM復調器を使って、4つのDPCM復調器
101乃至104の代りにすることが出来る。)同様
に、C1 空間周波数合成器92に印加する為のC1LL
1HL ,C1LH 及びC1HH 信号の再生が、一杯のC1
本化速度の半分の速度で動作するフレ―ム間DPCM復
調器105乃至108によって行なわれる。C2 空間周
波数合成器93に印加する為のC2LL ,C2HL ,C2LH
及びC2HH 信号の再生が、一杯のC2 標本化速度の半分
の速度で動作するフレ―ム間DPCM復調器109乃至
112によって行なわれる。一杯のC1 及びC2 標本化
速度は一杯のY標本化速度の1/4程度であるから、C
1 に関係する信号及びC2 に関係する信号のDPCM復
調が、DPCM復調の標本化速度が高いことに対して問
題を招く可能性は小さい。
【0051】フレ―ム間DPCM復調器の標本化速度が
高いことが問題になれば、次の手段をとることが出来
る。Yに対してDPCM復調器の速度を下げる問題は、
水平の次元で、直角ミラ―・フィルタ作用を使って、Y
LL,YHL,YLH及びYHHの各々を夫々1対の空間周波数
が一層低い及び一層高いサブバンドに分解することによ
って解決することが出来る。これは送信局で行なうこと
が出来るし、或いは速度バッファ90−1,90−2,
90−3及び90−4からの出力信号を使っても行なう
ことが出来る。この処理によって入る別の遅延は、当
然、C1 及びC2 チャンネルで補償しなければならな
い。その後、Yを記述する8個のサブバンドは一杯の標
本化速度の1/4の速度で復調することが出来る。垂直
の次元でも、このサブバンド方式を繰返すことにより、
フレ―ム間DPCM復調のサンプル速度を更に下げるこ
とが出来る。Yを記述する信号のサブバンド方式を、サ
ブバンドのサンプルが水平方向でずっとまばらに標本化
される点まで実施された場合、C 1 及びC2 を再生する
為のC1 及びC2 サンプルのフレ―ム間DPCM復調も
一層低い速度で進めなければならない。この為、C1
びC2 を復元する為に、Yを復元する為に復調の速度を
下げる上に述べた様な手順に従うことが出来る。
【0052】図7の復号器は、フレ―ム間で変化がある
区域で、空間周波数の高い成分を省略出来る様にするゼ
ロを詰込む手順が、Yではフレ―ム間DPCM復調器1
02乃至104で、C1 では復調器106乃至108
で、C2 では復調器110乃至112で行なわれる点で
も、図6の復号器とは異なっている。更に具体的に云う
と、Yでは復調器102乃至104、C1 では復調器1
06乃至108、そしてC2 では復調器110乃至11
2の各々に対し、予測値とし夫々のメモリにゼロが詰込
まれ、これらの復調器の出力信号が強制的にゼロにされ
る。このようなゼロ詰込み手順が、制御器86′によっ
て発生されるゼロ詰込み指令I,J,K,L,M,Nに
応答して実施される。
【0053】これまで、図5のコ―ダ及び図6の復号器
の動作を説明するに当たって、線圧縮速度バッファ60
−1乃至60−4からの読取及び線拡張速度バッファ9
0−1乃至90−4への書込みが、厳密に走査線単位で
時分割多重化されていた。線圧縮速度バッファ60−5
乃至60−8、線拡張速度バッファ90−5乃至90−
8、線圧縮速度バッファ60−9乃至60−12及び線
拡張速度バッファ90−9乃至90−12に対しても、
同様な手順で説明した。時分割多重化のこう云う部分を
別の方法で実施することが好ましい。それは、こうする
と、DPCM変調器61の出力のゼロの値のランが一層
長くなり、こうしてコ―ディングの圧縮が一層大きくな
るからである。図5の時分割マルチプレクサ60の出力
信号のサブバンドの圧縮した走査線を連結する代りに、
Y,C1 及びC2 の各々のサブバンド成分の対応する圧
縮された走査線を各々の走査線から1つの画素サンプル
ずつ逐次的にポ―リングし、ポ―リングした後各々の走
査線で1画素だけ前進する。この手順は、サブバンドの
走査線を画素単位でインタ―リ―ブし、その結果複合サ
ブバンド信号の走査線にあるサンプル数は、サブバンド
作用を受ける前のもとのビデオ信号の走査線と同じにな
る。複合サブバンド信号中で互いに接近しているサンプ
ルは、もとのビデオ信号中の同じ画素であるか或いは横
に並んだ画素である。従って、フレ―ム間の変化によっ
て生じたゼロでないDPCM信号の値は、変調器61で
圧縮された走査線の期間だけ離れて現れるのではなく、
群がる傾向がある。図6の復号器では、時分割デマルチ
プレクサ90に於ける線拡張速度バッファ90−1乃至
90−4への書込みは、画素速度で循環的に行なわれ
る。線拡張速度バッファ90−5乃至90−8の書込み
も同様であり、線拡張速度バッファ90−9乃至90−
12の書込みも同様である。
【0054】Yをサブバンドに分ける場合、そのサブバ
ンドは、C1 及びC2 と同じ密度で、又はサブバンドC
1 及びC2 と同じ密度で、水平方向に標本化され、ゼロ
でないDPCMサンプルがかたまる様にサンプルを配置
すると云う考えは、更に押進めることが出来る。コ―ダ
及び復号器の時分割マルチプレクサに於ける更に手の込
んだ速度バッファ回路により、像の同じ部分を記述する
Y,C1 及びC2 サンプルを、フレ―ム間DPCM変調
器に供給されるディジタル・サンプル・スリト―ム中で
夫々に接近して配置することが出来る。像デ―タの1ブ
ロック(即ち、時分割マルチプレクサ動作の1サイク
ル)にある全てのサブバンド信号は、圧縮された走査線
当たりのサンプル数が同じであり、それを逐次的にポ―
リングして、コ―ダの差分パルス・コ―ド変調器に供給
されるディジタル・デ―タ・ストリ―ムを発生すること
が出来る。復号器では、差分パルス・コ―ド復調器の後
に、コ―ダに於ける時分割多重化を補完する時分割分解
作用が続く。
【0055】図8は、送信局の空間周波数解析器、並び
に受信局にある様な空間周波数合成器が、送信局のDP
CM変調器の予測器部分に含まれる様なコ―ダを示して
いる。アナログ・ディジタル変換器41からのディジタ
ル化されたY信号が減算器141の被減数入力ポ―トに
供給されて、それから前のフレ―ムのY予測値が減算さ
れる。この予測器は減算器141の減数入力ポ―トに印
加される。減算器141の差出力ポ―トに現れるYフレ
―ム間誤差信号は、遅延の長さに関する限りは、図5の
コ―ダに於ける補償遅延装置44と同様な補償遅延装置
144の作用を受け、遅延させた誤差信号がY空間周波
数解析器145に供給される。空間周波数解析器145
は、Y自身ではなく、Yのフレ―ム間誤差を処理する点
で、第5図のコ―ダの空間周波数解析器と異なる。同様
に、空間周波数解析器146,147が、夫々減算器1
42,143の差出力ポ―トから供給されたC1及びC2
のフレ―ム間誤差を処理する。
【0056】時分割マルチプレクサ160は図5のコ―
ダの時分割マルチプレクサ60と同様に動作するが、
Y,C1及びC2のフレ―ム間誤差に対して作用する点が
異なる。マルチプレクサ160からの時分割多重化出力
信号が、量子化器161に供給され、その応答が差分パ
ルス・コ―ド変調器出力信号であって、ラン長コ―ド・
アッセンブラ62に供給される。素子62乃至65は、
図5のコ―ダにある対応する参照数字を用いた素子と同
様に動作する。コ―ド出力速度バッファ埋め制御器16
6が、図5のコ―ダにある制御器66の全ての作用と、
図6の制御器86の若干の作用とをその内部に持ってい
るが、これは後で説明する。
【0057】図8のコ―ダのコ―ド出力速度バッファ6
5が、図6の復号器の一部分と同様な復号器に伝送する
為のコ―ド出力を送出す。制御器166,86が正しく
協働すると仮定すると、図8のコ―ダの素子62乃至6
5又は図6の復号器の素子81乃至84に量子化による
振幅誤差が入込むことはなく、従って伝送誤差がなけれ
ば、図6のラン長コ―ド・アンパッカ4からの出力信号
は、量子化器161からの出力信号と同一であるはずで
ある。従って、図8の差分パルス・コ―ド変調器の予測
値部分を形成する帰還接続部から、素子62乃至65及
び素子81乃至84をモデルとする素子が省略される。
量子化器161の出力信号が装置167に送られる。こ
の装置は、その信号のDPCM復調を行なって、復調信
号を分解してサブバンド・スペクトルを分離し、Y,C
1 及びC2 信号を再生する為にサブバンド・スペクトル
を空間周波数合成器に供給し、減算器141,142,
143の減数入力ポ―トに印加する為の予測信号とする
為に、再生されたY,C1及びC2 信号を遅延させる。
【0058】図9は、図6の復号器のある部分と同様で
ある図8の装置167の構成を幾分詳しく示している。
図6の復号器の復調器85と同様なフレ―ム間DPCM
復調器185が、量子化器161からのフレ―ム間DP
CM信号に応答して、Y,C 1 及びC2 のインタ―リ―
ブされたサブバンド・サンプルを復元する。図6の復号
器の時分割デマルチプレクサ90と同様な時分割デマル
チプレクサ190を使って、それからY空間周波数合成
器191が遅延Y信号を再生する為の、Yを記述するサ
ブバンド、それからC1 空間周波数合成器192が遅延
1 信号を再生する為の、C1 を記述するサブバンド、
及びそれからC2 空間周波数合成器193が遅延C2
号を再生する為の、C2 を記述するサブバンドを分離す
る。合成器191,192,193は図6の復号器の合
成器91,92,93と夫々同様な構造である。ディジ
タル遅延線194が、Y空間周波数合成器191によっ
て復元されたY信号の遅延を増加して、アナログ・ディ
ジタル変換器41から減算器141に供給されるY信号
よりも、時間が1フレ―ム遅れる様にする。ディジタル
遅延線195が、C1 空間周波数合成器192によって
復元されたC1 信号の遅延を増加して、アナログ・ディ
ジタル変換器42から減算器142に供給されるC1
号よりも、時間が1フレ―ム遅れる様にする。ディジタ
ル遅延線196がC2 空間周波数合成器193によって
復元されたC2 信号の遅延を増加して、アナログ・ディ
ジタル変換器43から減算器143に供給されるC2
号よりも、時間が1フレ―ム遅れる様にする。
【0059】復元されたY,C1 及びC2 信号を減算器
141,142,143の減数入力ポ―トに夫々印加す
ることにより、図8のコ―ダの差分パルス・コ―ド変調
ル―プが閉じる。速度バッファ190−1乃至190−
12に対する書込み制御信号A乃至H及びその読取制御
信号T乃至Wが、埋め制御器166によって発生され
る。これは量子化器161の出力信号から始まって、図
6の復号器の制御器86について述べたのと同様に進め
られる。
【0060】埋め制御器166が、図8のコ―ダからの
コ―ド出力で、Y,C1 及びC2 信号の空間周波数の高
い成分を表わさない時、ゼロ詰込み手順をも制御する。
空間周波数の高い成分を省略する時、埋め制御器166
が量子化器161に於けるゼロ範囲ビンを拡げることを
指示し、その為、量子化器161の出力信号では、抑圧
された空間周波数の高い成分の走査線の全ての出力サン
プルはゼロの値になる。埋め制御器166は、フレ―ム
間DPCM変調器ル―プを閉じるのに使われる復号器の
装置167にあるフレ―ム間DPCM復調器185に対
し、接続部186を介して制御信号を送り、この制御信
号はフレ―ム間DPCM復調器185でゼロ詰込み手順
を指示する。この時、出力信号と1フレ―ムだけ遅延さ
せるべき予測信号との両方が強制的にゼロの値になる。
【0061】復号器の装置167を次に述べる様な形式
の復号器の装置に取替えることにより、図8のコ―ダを
変更することが出来る。量子化器161の出力信号が、
図7の101乃至112に示す様なフレ―ム間DPCM
復調器に配分する為、図7の90に示す様な時分割マル
チプレクサに供給される。これらの復調器からのサブバ
ンドが、図7の91乃至93に示す様な空間周波数合成
器に配分される。空間周波数合成器によって再生された
Y,C1 及びC2 信号は、もとのY,C1 及びC2 信号
よりも時間的に1フレ―ム遅れる様に遅延させられ、夫
々減算器141,142,143の減数入力ポ―トに印
加される。DPCMル―プにアナログ・ディジタル変換
器41,42,43を含める様な図8のコ―ダの変更も
可能である。
【0062】これまで説明したのとは若干異なる形式の
ゼロ詰込み方式を使って、テレビジョン映像の内、フレ
―ム間変化のない部分で失われる空間周波数の高い細部
の量を減少する様な本発明の実施例も可能である。この
別の方式では、Y誤差信号の空間周波数の低い成分(即
ち、YLLDPCM信号)を、送信局に於ける符号器並び
に受信局に復号器の両方で閾値検出して、フレ―ム間の
画素変化のある区域を記述するY誤差信号の一層大きい
値を検出する。こう云う区域では、前のフレ―ムの空間
周波数の高い成分の画素サンプルの予測値は誤っている
可能性があり、差分パルス・コ―ド変調器及び差分パル
ス・コ―ド復調器のメモリでは、その代りに予測値とし
ゼロが詰込まれる。フレ―ム間変化が検出されない区域
では、サンプルに置換えるゼロ詰込みは行なわれず、そ
の為空間周波数の高い細部が保持される。この代案のゼ
ロ詰込み手順は、一連の像フレ―ムで動きが起こる区域
で、低い空間周波数程、時間的にも空間的にも、高い空
間周波数が分解されないと云う事実を活用することが出
来る様にする。可視光の輝度成分だけをディジタル伝送
する本発明の実施例も可能である。カメラが、可視光エ
ネルギの代りに又はそれに加えて、赤外線スペクトル・
エネルギ又は紫外線エネルギを感知する様な本発明の実
施例も可能である。
【0063】工程の手順に影響を与える様にルックアヘ
ッド方式を使う、本発明の実施例が可能である。採用す
るコ―ディング手順が記号コ―ディングである様な本発
明の実施例も可能である。これは修正DPCMを発生す
るラン長コ―ディング手順の外側で行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いることが出来る様なディジタル・
テレビジョン伝送装置のブロック図である。
【図2】図1の装置の送信局のコ―ダのブロック図で、
このコ―ダは本発明の一面を実施したものである。
【図3】線圧縮器又は線拡張器として作用し得る速度バ
ッファのブロック図である。
【図4】ビデオ信号のサブバンドの時分割多重化を図2
のコ―ダでどの様に行なうかを示す時間線図である。
【図5】図1の装置の送信局に対するコ―ダのブロック
図で、このコ―ダは図2のコ―ダに代るものであり、本
発明の一面を実施したものである。
【図6】図1の装置の受信局の復号器のブロック図で、
この復号器は本発明の一面を実施したものである。
【図7】図1の装置の受信局の復号器のブロック図で、
この復号器は本発明の別の一面を実施したものである。
【図8】本発明の一面を実施した別のコ―ダのブロック
図である。
【図9】図8のコ―ダの一部分を詳しく示すブロック図
である。
【符号の説明】
41、42、43 アナログ・ディジタル変換器 65 コ―ド出力速度バッファ 141、142、143 減算器 144 補償遅延装置 145 Y空間周波数解析器 146、147 空間周波数解析器 160 時分割マルチプレクサ 161 量子化器 166 コ―ド出力速度バッファ埋め制御器 167 復号器の装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バンティング,リチャード・マイケル アメリカ合衆国、08691、ニュージャー ジ州、ロビンスビル、デボラ・コート、 6番 (56)参考文献 特許3076579(JP,B2)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デオ像フレームが空間周波数変換され
    インターリーブされた輝度及びクロミナンス成分を含ん
    でいる差分パルス・コード変調(DPCM)されたビデ
    オ信号を、量子化し、統計式コーディングし、前記統計
    コーディングされたビデオ信号を送信する装置に復調
    ループを含み、 (1) 前記輝度及びクロミナンス成分は、輝度信号と
    ロミナンス信号とが異なるサンプル密度を使用してサン
    プリングされた成分であり(2)前記復調ループによって、 前記送信されるビデ
    オ信号が、輝度及びクロミナンス成分を含んでいるフレ
    ーム間DPCMされたビデオ信号となり、 (−1)前記フレーム間DPCMされた輝度及びクロ
    ミナンス成分を逆量子化する逆量子化器と、 (−2)前記逆量子化された輝度及びクロミナンス成
    を復調するフレーム間DPCM復調器と、 (−3)前記復調された輝度及びクロミナンス成分
    逆空間周波数変換して合成する合成器とを有しており、 (送信するための統計式コーディングの前に、空間
    周波数変換された輝度及びクロミナンス成分を時分割に
    インターリーブして多重化することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 送信のため、前記空間周波数変換されイ
    ンターリーブされた輝度及びクロミナンス成分の統計式
    可変長コーディングを行なうことを特徴とする請求項1
    記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記空間周波数変換された輝度及びクロ
    ミナンス成分の変換が、ビデオ像のフレーム間隔よりも
    小さいセグメントに時分割多重化される請求項1記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 前記クロミナンス信号サンプル密度
    が、輝度信号サンプル密度よりも小さいことを特徴と
    する請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置により生成された形
    式のコード化されたビデオ信号を受信し、復号する復号
    器。
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