JP3416366B2 - コネクタの着脱検出装置 - Google Patents

コネクタの着脱検出装置

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JP3416366B2
JP3416366B2 JP32409695A JP32409695A JP3416366B2 JP 3416366 B2 JP3416366 B2 JP 3416366B2 JP 32409695 A JP32409695 A JP 32409695A JP 32409695 A JP32409695 A JP 32409695A JP 3416366 B2 JP3416366 B2 JP 3416366B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、各種電気機器の接
続に用いられるコネクタの着脱状態の健全性を検出する
装置に関する。 【0002】 【従来の技術】産業用ロボット、工作機械または自動化
装置等を制御する数値制御装置や位置決め装置等では、
各回転軸の位置決めを行うものとして交流サーボモータ
が利用されている。サーボモータはサーボ制御システム
が導入されたモータ制御装置によって制御される。 【0003】従来の多軸モータ制御装置は複数台のサー
ボモータを駆動制御する構成になっており、各サーボモ
ータごとに(各軸ごとに)専用の制御ユニットが設けら
れている。各制御ユニットは、各制御ユニットに外部制
御器からの制御命令を伝達するための上位制御ユニット
とともに一列に集合並置されている。各制御ユニットお
よび上位制御ユニットはそれぞれ個別のケーシング内に
収納されており、それぞれの前面側には必要な電気配線
を行うための多数のコネクタ類が設けられている。 【0004】コネクタ類は電源配線用、信号線用、モー
タ駆動用に大別される。1軸当たりの制御ユニットに
は、例えば、シリアル通信用コネクタ、制御信号用コネ
クタ、エンコーダ用コネクタ、モータ動力線用コネク
タ、および電源用コネクタ等の複数のコネクタが設けら
れている。このため、電源から各制御ユニットの電源用
コネクタに対して個別に電源配線が行われ、各サーボモ
ータには各モータ動力線用コネクタに対して配線する必
要があり、さらにエンコーダに対しても同様に各エンコ
ーダ用コネクタに配線を行う必要がある。加えて、上位
制御ユニットから各制御ユニットに制御信号を伝送する
ために各制御信号用コネクタに対して渡り配線が必要で
ある。その他、これ以外にも各制御ユニット単位での個
別の配線が行われている。 【0005】コネクタは、モータ制御装置の基板となる
バックプレーンに複数並列に並べて固定されたソケット
群と、各ソケットと対を成して各ユニット側に設けられ
たプラグ群とからなる。各ソケットには導電材料からな
る複数の受けピンが設けられ、これに対応して各プラグ
には受けピンに嵌合可能な導電材料からなる複数の接続
ピンが設けられている。バックプレーン側では各受けピ
ンを利用して必要な回路が形成され、ユニット側では各
接続ピンに必要な電気配線が施される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のコネクタは
複数の接続ピンおよび受けピンが直線上に配列されるた
め直方体状となり、接続時にコネクタの長手方向に傾き
が生じた場合には長手方向端部側の接続ピンと受けピン
との接触不良、接続不完全等の故障原因が発生する可能
性がある。従来、このようなコネクタの装着状態の検出
は通電中において行われていなかった。特に、ユニット
化された各機能要素をコネクタによって接続するように
構成されたアセンブリでは、保守点検時等においてはコ
ネクタの着脱が繰り返されるため、特に問題となる。 【0007】本発明の目的は、確実にコネクタの装着状
態を検出し、装置の動作の信頼性を向上し得るコネクタ
の着脱検出装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、行方向に配列された複数
の機能要素ユニットのそれぞれに、2列複数個の導電性
接続ピンを有するプラグが設けられているとともに、上
記各機能要素ユニットを固定するバックプレーンに、前
記接続ピンに嵌合可能な2列複数個の導電性受けピンを
有するソケットが設けられ、上記機能要素ユニット側の
プラグおよびバックプレーン側のソケットからなるコネ
クタが、前記接続ピンおよび受けピンの行方向が一致し
て並ぶよう複数並列に設置されたコネクタ群の着脱検出
装置であって、行方向に隣接する機能要素ユニットのプ
ラグの接続ピンに対応したバックプレーン側のソケット
の受けピン同士相互に脱落検出線がクロス配線され、一
方のソケットの受けピンが、検出電圧を引加する電圧引
加手段に、他方のソケットの受けピンが、電流の変化を
検出する検出手段に、上記クロス配線により各々接続さ
れ、一方のソケットが他方のソケットの存在を認識して
ピンの接続状態を検出できるように構成される。 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】請求項に記載の発明によれば、ある機能
要素ユニットが脱落している場合その検出信号の論理レ
ベルの変化に基づいて、判定ロジックに機能要素ユニッ
トに関する着脱信号を無視する等の処理ロジックを含ま
せることにより、脱落ユニットが存在しても、残る他の
機能要素ユニットに関するソケットの接続状態を検出す
ることができる。 【0018】 【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。 (I) 機能要素ユニットの組立構造 まず、本発明の理解を助けるため、図1に本発明のコネ
クタが使用される多軸モータ制御装置の各機能要素ユニ
ットの組立構造の例を示す。 【0019】図1に示すように、ガラスエポキシ樹脂等
からなるバックプレーン1が鉛直方向に設けられ、バッ
クプレーン1の表面側には複数の機能要素ユニットが上
下2列に分離されて配列固定されている。上側の列は主
回路電源ユニット2、追加コンデンサユニット3、4、
および小信号電源ユニット5が集合した状態で配列さ
れ、下側の列は2軸インバータユニット6、7、8、下
位制御ユニット9、および上位制御ユニット10が集合
した状態で配列されている。 【0020】また、バックプレーン1の裏面側(必要に
応じて表面側)には、予めプリント配線層が形成されて
おり、このプリント配線回路は当該多軸モータ制御装置
の構築に必要な回路パターンで形成されている。 【0021】これらの機能ユニット群6〜10に隣接し
て、バックプレーン1の表面には電源用コネクタ12が
設けられており、この電源用コネクタ12には商用電源
11からの電源供給ケーブルが接続される。また、バッ
クプレーン1の表面における下側の機能要素ユニット群
6〜10の下方には動力線用コネクタ13、14、15
が設けられている。 【0022】これらの動力線用コネクタ13、14、1
5には、各サーボモータM1 〜M6に対するモータ用配
線16〜21が接続される。下位制御ユニット9の下面
にはエンコーダ用コネクタ23およびシリアル通信コネ
クタ24が設けられている。このエンコーダ用コネクタ
23には6軸分のエンコーダ信号線22の一端が接続さ
れ、シリアル通信コネクタ24にはパーソナルコンピュ
ータあるいは制御パラメータ設定ユニット等の外部設定
器26が通信線25を介して接続される。 【0023】図2に、コネクタ類のバックプレーン1へ
の取付状態を示す。図2に示すように、バックプレーン
1の表面側には各ユニット2〜10の取付け位置に対応
し、かつ、各ユニット2〜10の背面側に設けられたユ
ニット側コネクタ(図示せず)に例えば雄雌関係で嵌合
可能なコネクタ30〜42が設けられている。 【0024】各ユニット2〜10のバックプレーン1へ
の配置固定に際しては、各ユニット2〜10をバックプ
レーンの表面側に向かって挿入し、図示を省略した
側支持フレーム、下側支持フレームにネジ止めすること
により、ユニット側コネクタと基板側コネクタ30〜4
2とが嵌合し、バックプレーン1には予めプリント配線
層が形成されているため、当該多軸モータ制御装置の回
路の大部分が配線されることになる。 【0025】(II)第1参考例 図3、図4に本発明の第1参考例を示す。図3、図4に
示すように、各ユニット(以下、総称して機能要素ユニ
ットUという。)とバックプレーン1とはコネクタを介
して電気的に接続されている。コネクタは機能要素ユニ
ットUの背面側に設けられたプラグ49と、バックプレ
ーン1側に設けられたソケット50とからなる。 【0026】プラグ49は縦長の直方体状を有し、その
接続面には長手方向に直線上に配列された複数の接続ピ
ン51が設けられている。ソケット50は同じくの直方
体状を有し、その接続面には長手方向に直線上に配列さ
れ、各接続ピン51が一対一で対応し嵌合可能な複数の
接続ピン51が設けられている。 【0027】プラグ49の長手方向上端部側の接続ピン
51には機能要素ユニットU内の検出電圧引加回路(図
示せず。)から供給される検出電圧Vccが引加され、ソ
ケット50の長手方向上端部側の受けピン52と長手方
向下端部の受けピン54は短絡配線55により電気的に
短絡接続され、接続ピン51の長手方向上端部側の接続
ピン53には電流/電圧変換用の抵抗Rが接続され、着
脱検出信号aが出力されるようになっている。この着脱
検出信号aは機能要素ユニットU内に内蔵される装着検
出回路(図示せず。)に入力される。 【0028】以上の構成において、接続ピン51と受け
ピン52とが正常に嵌合し両者の接続が電気的に正常で
あれば、検出電圧Vccにより接続ピン51、受けピン5
2、短絡配線55、受けピン54、接続ピン53、の経
路で電流が流れ、着脱検出信号aは“H“レベルとな
り、装着検出回路は正常と判断する(図4、ステップ1
00、101)。 【0029】一方、接続ピン51と受けピン52との嵌
合、および/または接続ピン53と受けピン54との嵌
合が外れている場合には、検出電圧Vccによる電流が流
れず、着脱検出信号aは“L“レベルとなり、装着検出
回路はコネクタ外れと判断し、アラームを出力する(図
4、ステップ100、102)。アラームとしては、L
EDランプの点灯、ブザーの警報等を適宜採用する。 【0030】(III) 第2参考例 この参考例は、複数のコネクタが並列に設けられた場合
の着脱検出を可能とする例を開示する。図5に示すよう
に、バックプレーン1にはソケット56、57、58、
59、60が平行に配置されている。各ソケット56〜
60はそれぞれ行方向に2個、列方向に複数の受けピン
P1〜P4を有している。 【0031】行方向に隣接するソケット56〜60の上
端部おいて隣り合うソケットどうしの受けピンP1と
P2が配線L1により互いに電気的に接続されており、
同様に下端部おいて隣り合うソケットどうしの受けピ
ンP3とP4が配線L2により互いに電気的に接続され
ている。一方、上記図5及び図6に示すように、各ソケ
ット56〜60に装着される機能要素ユニットU側の各
プラグ56´〜60´のP5、P6間は短絡配線S1、
S2により電気的に短絡接続されている。 【0032】以上の各ソケット56〜60に各プラグ5
6´〜60´を嵌合させて各機能要素ユニットUをバッ
クプレーン1に取付けた時、バックプレーン1側の配線
L1、L2、と機能要素ユニットU側の短絡配線S1、
S2により行方向の直列回路が形成される。ソケット5
6の受けピンP1、プラグ56´の受けピンP3にはそ
れぞれ電圧引加手段(図示せず。)により検出電圧Vcc
が引加され、ソケット60の受けピンP2、プラグ60
´の接続ピンP6には電流/電圧変換用の抵抗R1、R
2が接続され、その端子電圧が着脱検出信号a1、a2
として出力されるようになっている。この着脱検出信号
a1、a2は装着検出回路である電圧検出手段(図示せ
ず。)によりその変化が検出される。 【0033】以上の構成において、各ソケット56〜6
0と各プラグ56´〜60´が正常に嵌合し両者の接続
が電気的に正常であれば、検出電圧Vccによりソケット
56、プラグ56´〜ソケット60、プラグ60´の配
線L1、L2、と短絡配線S1、S2の直列回路に電流
が流れ、着脱検出信号a1、a2は“H“レベルとな
り、装着検出回路は正常と判断する。 【0034】一方、各ソケット56〜60と各プラグ5
6´〜60´との嵌合が外れている場合には、配線L
1、L2、と短絡配線S1、S2の直列回路に電流が流
れず、着脱検出信号a1、a2は“L“レベルとなり、
装着検出回路はコネクタ外れと判断し、アラームを出力
する。アラームとしては、LEDランプの点灯、ブザー
の警報等を適宜採用する。 【0035】この参考例の利点は、各ソケット56〜6
0の上端部側および下端部側にそれぞれ独立した直列回
路が形成され、個別に着脱検出信号a1、a2を出力す
るようにしてあるため、機能要素ユニットUが縦方向に
傾いて装着不十分なときに、どちら側に接触不良が発生
しているか簡単な故障診断が可能であるという点であ
る。 【0036】(IV)第3参考例 この参考例は、複数のコネクタが並列に設けられた場合
に、コネクタの位置を個別的に明確に特定して着脱の判
定を可能とする例を開示する。図7に示すように、バッ
クプレーン1にソケット62〜65が並列に取付けられ
ている。各ソケット62〜65には列方向に一列の受け
ピンP1〜P4が設けられている。図示しないが、受け
ピンP1〜P4に嵌合されるべき機能要素ユニットU側
のプラグの接続ピンも同様な配置で設けられている。 【0037】各ソケット62〜65の受けピンP1〜P
4は行方向に電気的に接続されており、受けピンP1、
P2およびP3のラインは3本構成のアドレスバスBを
構成し、受けピンP4のラインは着脱検出信号線bを構
成している。図8に示すように、アドレスバスBには機
能要素ユニットU1に内蔵されるCPU68によるアド
レス発生手段が接続されており、着脱検出信号線bは同
じく機能要素ユニットU1に内蔵されるCPU68によ
る着脱判定手段に接続される。アドレス発生手段および
着脱判定手段はCPU68に格納されたプログラムによ
り実行される。各機能要素ユニットU〜Uは、図9
に示されているように、アドレス信号を解読する解読手
段としてのデコーダ66、および着脱検出信号を出力
する着脱検出信号出力手段67を有している。 【0038】図9にデコーダ66、および着脱検出信号
出力手段67の回路例を示す。デコーダ66には各機能
要素ユニットU〜Uによって異なる固有の解読コー
ドが設定されており、自らに設定されたアドレスコード
に一致するアドレスコードが送信されたとき、バックプ
レーン1に着脱検出のための信号を出力する。この信号
は着脱信号出力回路67トランジスタQのベースに与
えられ、トランジスタQのオン・オフ動作を制御し、オ
フのとき着脱検出信号を出力する。 【0039】以上の構成において、各ソケット62〜6
5の各受けピンP1〜P4にプラグの接続ピンが嵌合さ
れた状態で、CPU68から適当なサンプリング周期で
アドレス信号をアドレスバスBを介して各機能要素ユニ
ットU〜Uに送信する(図10、ステップ20
0)。送信されたアドレス信号に該当する機能要素ユニ
ットU〜Uでは、デコーダ66により送信アドレス
信号をデコードし、一致した場合にデコーダ66は“H
“レベルの信号をトランジスタQのベースに出力する。
すると、それまでオンであったトランジスタQはオフと
なり、受けピンP4に“L“レベルの着脱検出信号aを
出力する。 【0040】このとき、もし、受けピンP4の嵌合が外
れているか、接触不良である場合には着脱検出信号aは
CPU68に送信されず、CPU68は当該アドレスの
ソケット62の接続に異常があると判定する(ステップ
201、203)。判定の結果は、上記実施例と同様に
ランプの点灯、LEDによる数値表示により外部に指示
するようにし(ステップ204)、更にはブザー等の警
報音を併用してもよい。上記動作を全てのコネクタに対
して繰返す(ステップ202)。このように、各ユニッ
トごとのアドレスが予め分かっているので、どのコネク
タに異常が発生しているかを明確に知ることができる。 【0041】(V) 第4参考例 この参考例は、コネクタが完全に嵌合されておらず、僅
かに外れているような接続状態の検出に好適な着脱検出
装置の例を開示する。図11に示すように、バックプレ
ーン1にはソケット70が取付けられ、このソケット7
0と対を成してプラグ69がソケット70に電気的に接
続されている。 【0042】すなわち、ソケット70にはバックプレー
1の取付け面を貫通して筒状を有する導電性の金属受
けピンP21、P22、P23、…Pijが設けられ、
これらの各受けピンP21〜Pijには、プラグ69に
設けられた導電性の金属接続ピンP11、P12、P1
3、…Pnmの先端部が挿抜可能に嵌合されている。 【0043】受けピンP21〜Pijの内、好ましくは
ソケット70の長手方向端部側に位置する受けピン、例
えば、受けピンP22の突出長さcは、他の受けピンP
21、P23〜Pijの突出長さよりも短く形成されて
いる。この受けピンP22の突出長さcは、実験的ある
いは経験的に設定されるが、例えば、プラグ69の上端
部がソケット70に完全に当接せず、プラグ69とソケ
ット70との接触面の間に僅かに間隙を有して不完全に
接続された場合に受けピンP22の開口側の端部と接続
ピンP11の先端部との接触が外れる程度とする。この
ように構成した結果、特に長細いコネクタの場合に生じ
やすい長手方向の傾きを伴った接続不良の発生を検出す
ることが可能となる。 【0044】なお、図11では上端部側のP22を短い
ピンとしたが、これに限定される物ではなく、下端部側
のピンであってもよく、あるいは上端部および下端部の
双方に設けてもよい。さらに、この実施例のコネクタを
上述の第1実施例〜第3実施例のコネクタとして用いる
ことも可能である。 【0045】(VI)第実施例 図12〜図15に本発明の第実施例を示す。この実施
例は、コネクタの着脱状態あるいは接続状態を隣接する
機能要素ユニットU1〜U6相互間監視あるいは検出可
能としたものである。すなわち、例えば図5及び図6に
示す第2参考例では、各機能要素ユニットU1〜U5を
直列に結線し、コネクタの着脱状態を抵抗R2で検出す
るように構成されているため、その直列回路内のいずれ
かのユニット自体が取り付けられていない場合に短絡治
具等が必要となる。しかし、着脱検出装置としては、極
力、治具を必要としないで電気的な処理により検出でき
ることがメンテナンス上好ましい。 【0046】そこで、本実施例は、隣接する機能要素ユ
ニットU1〜U6相互の接続関係を利用して機能要素ユ
ニットの欠落状態を監視し、その欠落に関するデータを
用いて情報処理により物理的な要素である短絡治具を必
要とせずにコネクタの着脱状態を検出可能とした例を開
示するものである。 【0047】まず、図12、図13に隣接する2個の機
能要素ユニット相互を一対とした例を示す。図12にお
いて、着脱検出用の受けピンとして、例えば、隣接する
ソケット59と60の上端側のピンP591とピンP6
01とが電気的に接続され、また下端側のピンP592
ピンP602とがそれぞれ図示するように電気的に接
続されている。そして、図13に示すように、ピンP5
92側から検出電圧VCCが与えられ、ピンP602を
介して抵抗R5に接続されて機能要素ユニットU4の脱
落検出信号を取り出すようになっている。同様に、ピン
P601側から検出電圧Vccが与えられ、ピンP591
を介して抵抗R4に接続されて機能要素ユニットU5脱
落検出信号を取り出すようになっている。したがって、
例えば機能要素ユニットU4が脱落している場合その検
出信号の論理レベルは“L“となるので、判定ロジック
を機能要素ユニットU4に関する着脱信号を無視する等
の処理を行うことにより、脱落ユニットが存在しても、
残る他の機能要素ユニットに関するソケットの接続状態
を検出することができる。 【0048】次に、図14、図15に隣接する3個の機
能要素ユニットを一対とした例を示す。図14におい
て、着脱検出用の受けピンとして、例えば、隣接する3
個のソケット58、59、60のうち、2個ずつの組合
わせで、列方向に対応する位置のピン相互を図示の如く
接続されている。そして、図15に示すように、接続さ
れた一対のソケットの一方のピンの側から検出電圧VC
Cが与えられ、他方のピンを介して抵抗に接続されて各
対応する機能要素ユニットの脱落検出信号を取り出すと
ともに、各機能要素ユニットにおいて出力される2つの
脱落検出信号をNOR回路によって少なくともいずれか
のユニットが脱落していることを示す脱落検出信号を出
力するようになっている。脱落信号の論理レベルで表す
意味は上述同様であり、例えば機能要素ユニットU4が
脱落している場合その検出信号の論理レベルは“L“と
なるので、判定ロジックを機能要素ユニットU4に関す
る着脱信号を無視する等の処理を行うことにより、脱落
ユニットが存在しても、残る他の機能要素ユニットに関
するソケットの接続状態を検出することができる。 【0049】 【発明の効果】以上の通り、請求項1に記載の発明によ
れば、ある機能要素ユニットが脱落している場合その検
出信号の論理レベルの変化に基づいて、判定ロジックに
機能要素ユニットに関する着脱信号を無視する等の処理
ロジックを含ませることにより、脱落ユニットが存在し
ても、残る他の機能要素ユニットに関するソケットの接
続状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明の実施例における各ユニットの組
立構造の概要を示す外観斜視図である。 【図2】図2は本発明の実施例におけるコネクタ類のバ
ックプレーンへの取付状態を示す外観斜視図である。 【図3】図3は本発明の第1実施例を示す縦断面図であ
る。 【図4】図4は本発明の第1実施例のアラーム動作を示
すフローチャートである。 【図5】図5は本発明の第2実施例を示す正面図であ
る。 【図6】図6は図5におけるA−A断面図である。 【図7】図7は本発明の第3実施例を示す正面図であ
る。 【図8】図8は本発明の第3実施例における各ユニット
の接続状態を示すブロックである。 【図9】図9は本発明の第3実施例におけるユニットの
内部ブロック図である。 【図10】図10は本発明の第3実施例二おけるアラー
ム動作を示すフローチャートである。 【図11】図11は本発明の第4実施例を示す縦断面図
である。 【図12】図12は本発明の第5実施例における一例を
示す正面図である。 【図13】図13は本発明の第5実施例の他の例におけ
る各ソケットのピンの接続状態を示すブロックである。 【図14】図14は本発明の第5実施例における他の例
を示す正面図である。 【図15】図15は本発明の第5実施例の他の例におけ
る各ソケットのピンの接続状態を示すブロックである。 【符号の説明】 1 バックプレーン 2 主回路電源ユニット 3、4 追加コンデンサユニット 5 小信号電源ユニット 6、7、8 インバータユニット(2軸) 9 下位制御ユニット(6軸) 10 上位制御ユニット 11 商用電源 12 電源用コネクタ 13〜15 動力線用コネクタ 26 外部設定器 29 外部設定器 30 主回路電源用コネクタ 31 追加コンデンサ用コネクタ 32 追加コンデンサ用コネクタ 33 小信号電源用コネクタ 34〜36 インバータ小信号用コネクタ 37 制御インバータI/Fコネクタ 38〜40 インバータ大電流用コネクタ 41 制御上位I/Fコネクタ 42 上位コネクタ 49、56´〜60´、69 プラグ 50、56〜60、62〜65、70 ソケット 51、53 接続ピン 52、54 受けピン 55 短絡配線 66 アドレスデコーダ 67 着脱検出信号出力回路 68 CPU B アドレスバス M1 〜M6 サーボモータ E1 〜E6 エンコーダ L1、L2 配線 P1〜P4 受けピン P5、P6 接続ピン P11〜Pnm 接続ピン P21〜Pij 受けピン S1、S2 短絡配線 U、U1〜U4 機能要素ユニット a、a1、a2 着脱検出信号 b 着脱検出信号線 l 信号配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00 G01R 31/04 H01R 13/64

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 行方向に配列された複数の機能要素ユニ
    ットのそれぞれに、2列複数個の導電性接続ピンを有す
    るプラグが設けられているとともに、上記各機能要素ユ
    ニットを固定するバックプレーンに、前記接続ピンに嵌
    合可能な2列複数個の導電性受けピンを有するソケット
    が設けられ、 上記機能要素ユニット側のプラグおよびバックプレーン
    側のソケット からなるコネクタが、前記接続ピンおよび
    受けピンの行方向が一致して並ぶよう複数並列に設置さ
    れたコネクタ群の着脱検出装置であって、 行方向に隣接する機能要素ユニットのプラグの接続ピン
    に対応したバックプレーン側のソケットの受けピン同士
    相互に脱落検出線がクロス配線され、 一方のソケットの受けピンが、検出電圧を引加する電圧
    引加手段、他方ソケットの受けピンが、電流の変化
    を検出する検出手段に、上記クロス配線により各々接続
    され、 一方のソケットが他方のソケットの存在を認識してピン
    の接続状態を検出できるようにしたことを特徴とするコ
    ネクタの着脱検出装置。
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