JP3415991B2 - 回線集約装置 - Google Patents

回線集約装置

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JP3415991B2
JP3415991B2 JP12351796A JP12351796A JP3415991B2 JP 3415991 B2 JP3415991 B2 JP 3415991B2 JP 12351796 A JP12351796 A JP 12351796A JP 12351796 A JP12351796 A JP 12351796A JP 3415991 B2 JP3415991 B2 JP 3415991B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回線集約装置に
関し、特に、遠隔送信のための回線集約装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の遠隔送信方法を説明する
ためのブロック図である。1は、例えば、新宿地区や新
橋地区といった監視対象地域(以下、地域とする。)で
あり、2〜4は地域1内に設置されて、地域1内のビル
等の設備を監視している遠隔監視装置、5は遠隔監視装
置2に接続されている電話回線、6は遠隔監視装置3に
接続されている電話回線、7は遠隔監視装置4に接続さ
れている電話回線、8は例えばNTT(登録商標)の公
衆用電話交換機等の交換機、9は受信センターであり、
遠隔監視装置2〜4は異常を検知した時には、それを知
らせる信号をこの受信センター9に向けて発信する。受
信センター9内には、当該信号を受信するためのセンタ
ー装置10が設けられている。11は、センター装置1
0と交換機8とを接続している電話回線である。12
は、受信センター9が何らかの理由により遠隔監視装置
2〜4からの信号を受信することが出来ない場合に、受
信センター9の代わりに当該信号を受信するためのバッ
クアップ用予備受信センターである。13は、予備受信
センター12内に設けられ、当該信号を受信するための
予備受信センター側センター装置である。14は、予備
受信センター側センター装置13と交換機8とを接続し
ている電話回線である。
【0003】動作について説明する。遠隔監視装置2〜
4からセンター装置10への従来の送信方法を説明す
る。地域1内における遠隔監視装置2〜4はビル等内の
設備の監視をしており、異常があれば、電話回線5〜7
より、交換機8および電話回線11を介して、受信セン
ター9内のセンター装置10に、その異常を知らせる異
常情報が送信される。また、センター装置10が、容量
オーバー等の理由で受信不能な場合は、交換機8および
電話回線14を介して、予備受信センター12内の予備
受信センター側センター装置13へ当該異常情報が送信
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の送信方法は以上
説明したような方法であるため、例えば、地域1におい
て、地域1全体に及ぶような停電や地震などの災害が発
生すると、遠隔監視装置2〜4は一斉に当該異常を知ら
せる異常情報を受信センター9内のセンター装置10に
送信しようとするため、回線が集中し、交換機8とセン
ター装置10とを結ぶ電話回線11において回線容量が
オーバーする。
【0005】このように、地域1全体に及ぶような停電
や地震などの災害が発生すると、電話回線11の回線容
量がオーバーしてしまうので、その結果、他の地域から
の異常情報があっても、それらは受信されない恐れがあ
った。
【0006】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、電話回線の回線容量がオーバー
してしまうことを防止し、ある地域全体に及ぶような停
電や地震などの災害が発生した場合には、その地域から
の回線を集約し、その地域のみならず他の地域からの異
常情報も確実に送信することができる回線集約装置を得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の回線集約装置
は、外部装置からの信号を受信するための信号受信手段
と、信号受信手段が、複数の信号を受信した場合に、そ
れらの信号の内容が同一であるか否かを判定し、同一内
容であれば、それらを1つの信号にまとめるための集約
手段と、集約手段により集約された信号を通信回線に送
信するための信号送信手段とを備えている。また、信号
受信手段が複数の外部装置に接続されているものであっ
て、集約手段が、時間をカウントするためのタイマー部
と、信号受信手段により受信された各外部装置からの信
号のうち、同一の内容のものがあるか否かを判定すると
ともに、それらの同一の内容の信号の数をカウントする
ための信号内容判定部と、タイマー部によりカウントさ
れる所定の時間内に信号受信手段が受信した信号数をカ
ウントするための信号数カウント部と、信号数カウント
部によりカウントされた信号数が所定のしきい値を超え
ていた場合に、信号内容判定部により同一であると判定
された信号の中から、複数の外部装置の所定の1つから
送信されてきた信号を選択するための信号選択部と、信
号選択手段により選択された信号と信号内容判定部から
の信号の数とを信号送信手段に出力するための信号出力
部とから構成されている。
【0008】また、集約手段が、時間をカウントするた
めのタイマー部と、信号受信手段により受信された信号
のうち、同一の内容のものがあるか否かを判定するとと
もに、それらの同一の内容の信号の数をカウントするた
めの信号内容判定部と、タイマー部によりカウントされ
る所定の時間内に、信号受信手段が受信した信号数をカ
ウントするための信号数カウント部と、信号数カウント
部によりカウントされた信号数が所定のしきい値を超え
ていた場合に、信号内容判定部により同一であると判定
された信号をまとめて単一のデータを生成するためのデ
ータ生成部と、データ生成部からのデータと信号内容判
定部からの信号の数とを信号送信手段に出力するための
信号出力部とから構成されている。
【0009】本発明の回線集約装置は、外部装置からの
信号を受信するための信号受信手段と、信号受信手段
が、複数の信号を受信した場合に、それらの信号の内容
が同一であるか否かを判定し、同一内容であれば、それ
らを1つの信号にまとめるための集約手段と、集約手段
により集約された信号を通信回線に送信するための信号
送信手段とを備えている。また、集約手段が、時間をカ
ウントするためのタイマー部と、信号受信手段により受
信された信号のうち、同一の内容のものがあるか否かを
判定するとともに、それらの同一の内容の信号の数をカ
ウントするための信号内容判定部と、タイマー部により
カウントされる所定の時間内に、信号受信手段が受信し
た信号数をカウントするための信号数カウント部と、信
号数カウント部によりカウントされた信号数が所定のし
きい値を超えていた場合に、信号内容判定部により同一
であると判定された信号をまとめて単一のデータを生成
するためのデータ生成部と、データ生成部からのデータ
と信号内容判定部からの信号の数とを信号送信手段に出
力するための信号出力部とから構成されている。
【0010】また、信号送信手段が、通信回線を介し
て、外部の受信装置及び予備の受信装置に信号を送るも
のであって、信号送信手段が、集約手段により集約され
た信号を、通常時は受信装置に送信し、該受信装置が受
信できないときに、予備の受信装置に送信する。
【0011】また、信号送信手段が、通信回線を介し
て、外部の受信装置及び予備の受信装置に信号を送るも
のであって、信号送信手段が、集約手段により集約され
た信号を、予備の受信装置に信号を送信する。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、本発明の回線集約装置15が組
み込まれた回線網を示した全体構成図である。1は、例
えば、新宿地区や新橋地区といった監視対象地域(以
下、地域とする。)であり、2〜4は地域1内に設置さ
れ、地域1内のビル等の設備の監視を行うための遠隔監
視装置、5Aは遠隔監視装置2に接続されている電話回
線、6Aは遠隔監視装置3に接続されている電話回線、
7Aは遠隔監視装置4に接続されている電話回線、8は
交換接続動作を行うための交換機、9は受信センターで
ある。遠隔監視装置2〜4が設備内の異常を検知した時
には、当該異常を知らせる信号をこの受信センター9に
向けて発信する。受信センター9内には、当該信号を受
信するためのセンター装置10が設けられている。11
は、センター装置10と交換機8とを接続している電話
回線である。12は、受信センター9が何らかの理由に
より遠隔監視装置2〜4からの信号を受信することが出
来ない場合のために設けられたもので、受信センター9
の代わりに当該信号を受信するためのバックアップ用予
備受信センターである。13は、予備受信センター12
内に設けられ、当該信号を受信するための予備受信セン
ター側センター装置である。14は、予備受信センター
側センター装置13と交換機8とを接続している電話回
線である。
【0013】15は、本発明の回線集約装置である。回
線集約装置15は、遠隔監視装置2〜4から送信されて
くる信号の内容が同一であるか否かを判定し、同一であ
れば、それらを1つの信号にまとめて、送信信号数を集
約するためのものである。また、16〜18は回線集約
装置15と交換機8とを接続している電話回線であり、
電話回線5A〜7Aと同数設けられている。
【0014】図2は、回線集約装置15の内部構成を示
したブロック図である。15aは、遠隔監視装置2〜4
から送信されてくる信号を受信するための信号受信部で
ある。15bは、信号受信部15aが信号を受信したと
きに作動し始める時限タイマーであり、15cは、タイ
マー作動中に受信された信号数をカウントする受信数カ
ウント部であり、15dは、設備異常の情報を各設備ご
とにカウントして、同一内容の異常情報信号があるか否
かを判定する設備別カウント部である。15eは、信号
受信部15aにより受信された信号数が許容量を越える
通信量であったときに、それを制御する通信制御部であ
る。15fは、交換機8を介してセンター装置10(ま
たは予備受信センター側センター装置13)へ信号を送
信するための信号送信部である。
【0015】動作について説明する。図3は、図1及び
図2の上述した回線集約装置15の動作を示した流れ図
である。遠隔監視装置2〜4が監視している設備に異常
が発生すると、遠隔監視装置2〜4はその異常を知らせ
る異常情報信号を回線集約装置15に送信する。回線集
約装置15においては、信号受信部15aにより当該異
常情報信号が受信され(ステップP1)、時限タイマー
15bが作動し始める(ステップP2)。次に、受信数
カウント部15cにおける異常情報信号のカウントがあ
ったか否かが判定され(ステップP3)、設備別カウン
ト部15dにおいて当該異常情報信号に基づいて各設備
で発生した当該異常が停電異常であるか否か(すなわ
ち、異常情報信号の内容が同一であるか否か)を判定す
る(ステップP4)。もし、停電異常でなかった場合に
は、ステップP5に移り、当該異常情報信号は電話回線
16〜18および11を介してセンター装置10にその
まま送信される。なお、地域1全体におよび災害等の例
として、この実施の形態においては、停電を例に挙げて
いるが、当然ながらその場合に限らず、他の災害または
事故で地域1全体に及ぶものであれば同様に動作する。
【0016】ステップP4において、停電異常であると
判定された場合には、60秒以内に10件以上受信され
たか否かの判定を行い(ステップP6)、受信されてい
なければ、ステップP5に移り、当該異常情報信号は電
話回線16〜18および11を介してセンター装置10
にそのまま送信される。60秒以内に10件以上受信し
ていた場合には、通信制御手段15eにおいて、当該異
常情報信号に基づいて停電情報データを作成し、当該デ
ータとカウントされている信号受信件数のみを信号送信
部15fに出力する(ステップP7)。信号送信部15
fは、電話回線16〜18のうち1つの回線のみを用い
て、1通信で、当該データと信号受信件数をセンター装
置10へ向けて送信する(ステップP8)。次に、ステ
ップP2に戻り、再び、時限タイマーがリセットされ作
動し始める。タイマー作動中に信号の受信がなければ
(ステップP3)、ステップP9に移り、通信制御が解
除される。
【0017】なお、この実施の形態においては、信号受
信部15aが、外部装置である遠隔監視装置2〜4から
の信号を受信するための信号受信手段を構成しており、
信号送信部15fが、相手先の受信装置である受信セン
ター9及び12に接続される電話回線等の通信回線に信
号を送信するための信号送信手段を構成しており、他の
構成要素15b〜15eが、信号受信部15aが、複数
の信号を受信した場合に、それらの信号の内容が同一で
あるか否かを判定し、同一内容であれば、それらを1つ
の信号にまとめるための集約手段を構成している。ま
た、時限タイマー15bが、時間をカウントするための
タイマー部を構成しており、設備別カウント部15d
が、信号受信部15aにより受信された信号のうち、同
一の内容のものがあるか否かを判定するとともに、それ
らの同一の内容の信号の数をカウントするための信号内
容判定部を構成しており、受信数カウント部15cが、
時限タイマー15bによりカウントされる所定の時間内
に、信号受信部15aが受信した信号数をカウントする
ための信号数カウント部を構成しており、通信制御部1
5eが受信数カウント部15cによりカウントされた信
号数が所定のしきい値を超えていた場合に、設備別カウ
ント部15dにより同一であると判定された信号をまと
めて単一のデータを生成するためのデータ生成部を構成
するとともに、該データ生成部からのデータと設備別カ
ウント部15dからの信号の数とを信号送信部15fに
出力するための信号出力部を構成している。
【0018】本発明の回線集約装置15は以上のように
構成されて、地域全体に及ぶような例えば停電や地震な
どの災害が発生して、各遠隔監視装置2〜4が一斉に異
常情報信号を送信して、電話回線が集中し込み合って、
終いには回線容量がオーバーしてしまいかねないような
場合にも、上述したように、本発明においては、通信制
御部15eにより回線を集約することができ、センター
装置10に向かって送信される信号送信回線数が抑制で
きるため、電話回線の容量オーバーが無くなり、センタ
ー装置10において、地域1の遠隔監視装置2〜4から
の異常情報だけでなく他の地域の遠隔監視装置からの異
常情報をも確実に受信することができる。また、通信制
御部15eにおいて集約された情報が送信されるので、
受信センター9側での受信信号処理は簡潔に行うことが
でき、処理を簡易化することができる。
【0019】実施の形態2.上述した実施の形態1にお
いては、本発明の回線集約装置を専用装置で構成する例
について示したが、その場合に限らず、本発明の回線集
約装置は、パーソナルコンピュータおよびそれのソフト
ウエアから構成するようにしてもよい。
【0020】この場合においても、上記の実施の形態1
と同様の効果を奏することができるため、この実施の形
態においては、パーソナルコンピュータから回線集約装
置を構成するようにしたので、安価にかつ容易に製造す
ることができる。
【0021】実施の形態3.図4は、本発明の他の実施
の形態における回線集約装置の動作を示した流れ図であ
る。この回線集約装置の内部構成は、上述の図2に示し
たものと同様であるため、ここでは図2を参照すること
とし、その説明については省略する。図4と図3とを比
較すれば、図3のステップP2〜P4の順序が入れ替わ
っている点だけが異なる。しかしながら、この場合にお
いても、基本的に動作は同じであるため、上述の実施の
形態1と同様の効果を得ることができる。
【0022】動作について簡単に説明する。信号受信部
15aにより異常情報信号が受信されると(ステップP
1)、設備別カウント部15dにおいて当該異常情報信
号に基づいて設備で発生した当該異常が停電異常である
か否かを判定する(ステップP12)。もし、停電異常
でなかった場合には、当該異常情報信号は電話回線16
〜18および11を介してセンター装置10にそのまま
送信される(ステップP5)。停電異常であると判定さ
れた場合には、時限タイマー15bが作動し始める(ス
テップP13)。次に、受信数カウント部15cによる
異常情報信号のカウントがあったか否かが判定され(ス
テップP14)、60秒以内に10件以上受信されたか
否かの判定を行う(ステップP6)。このステップP6
以降の動作については上述の実施の形態1と同じである
ため、説明は省略する。
【0023】この実施の形態においても、回線が集中し
た場合には、通信制御部15eにより回線を集約するこ
とができ(図4のステップP7の処理)、センター装置
10に向かって送信される信号送信回線数が抑制できる
ため、電話回線の容量オーバーが無くなり、センター装
置10において、地域1の遠隔監視装置2〜4からの異
常情報だけでなく他の地域の遠隔監視装置からの異常情
報をも確実に受信することができる。また、通信制御部
15eにおいて集約された情報が送信されるので、受信
センター9側での受信信号処理は簡潔に行うことがで
き、処理を簡易化することができる。
【0024】実施の形態4.上述の実施の形態1におい
ては、停電異常が発生した場合には通信制御部15eが
信号送信部15fに停電情報データと信号受信件数とを
出力する例について示したが、この実施の形態において
は、それらの代わりに、遠隔監視装置2からの異常情報
信号に信号受信件数のデータを付加した情報を送信する
ようにした。この実施の形態においては、遠隔監視装置
2を代表機として、そこからの異常情報信号を受信セン
ター10に送信する例について説明するが、その場合に
限らず、いずれの遠隔監視装置を代表機に選定してもよ
い。なお、この実施の形態における回線集約装置の内部
構成も、上述の図2に示したものと同様であるため、こ
こでは図2を参照することとし、その説明については省
略する。
【0025】動作について説明する。図5は、この実施
の形態における回線集約装置の動作を示した流れ図であ
る。図5において、ステップP1〜P6およびP9は、
図3と同じであるため、ここでは説明を省略する。ステ
ップ6において、60秒以内に10件以上受信していた
と判定された場合には、通信制御手段15eにおいて、
遠隔監視装置2からの異常情報信号だけを取り出し、そ
の異常情報信号に、受信数カウント部15cによりカウ
ントされた信号受信件数のデータを付加して、信号送信
部15fに出力する(ステップP27)。信号送信部1
5fは、電話回線16〜18のうち1つの回線のみを用
いて、1通信で、当該異常情報信号と信号受信件数のデ
ータとをセンター装置10へ向けて送信する(ステップ
P28)。
【0026】なお、ここで、この実施の形態において
は、通信制御部15eが、受信数カウント部15cによ
りカウントされた信号数が所定のしきい値を超えていた
場合に、設備別カウント部15dにより同一であると判
定された信号の中から、遠隔監視装置2〜4のうち所定
の1つから送信されてきた信号を選択するための信号選
択部を構成するとともに、信号選択手段により選択され
た信号と設備別カウント部15dからの同一内容の信号
の数とを信号送信部15fに出力するための信号出力部
を構成している。
【0027】この実施の形態においても、回線が集中し
た場合には、通信制御部15eにより回線を集約するこ
とができ、センター装置10に向かって送信される信号
送信回線数が抑制できるため、電話回線の容量オーバー
が無くなり、センター装置10において、地域1の遠隔
監視装置2〜4からの異常情報だけでなく他の地域の遠
隔監視装置からの異常情報をも確実に受信することがで
きる。また、通信制御部15eにおいて集約された情報
が送信されるので、受信センター9側での受信信号処理
は簡潔に行うことができ、処理を簡易化することができ
る。さらに、実施の形態1においては、通信制御部15
eにおいて遠隔監視装置2〜4からの信号を基にして停
電情報データを作成したいたが、この実施の形態におい
ては、通信制御部15eにおいて遠隔監視装置2からの
信号を処理せずにそのまま出力するようにしたので、さ
らに迅速に行うことができる。
【0028】実施の形態5.上述の実施の形態1〜4に
おいては、地域全体に及びような災害が発生し、回線が
集中する場合にも、信号送信部15fが交換機8を介し
て受信センター9のセンター装置10に信号を送信する
例について説明したが、この実施の形態においては、受
信センター9のセンター装置10ではなく、予備受信セ
ンター12の予備受信センター側センター装置13に送
信するようにした。なお、この実施の形態における回線
集約装置の内部構成も、上述の図2に示したものと同様
であるため、ここでは図2を参照することとし、その説
明については省略する。
【0029】動作について説明する。図6は、この実施
の形態における回線集約装置の動作を示した流れ図であ
る。図6において、ステップP1〜P7およびP9は、
図3と同じであるため、ここでは説明を省略する。この
実施の形態においては、ステップP7の次に、ステップ
P38において、通信制御部15eから出力された信号
を信号送信部15fにより、交換機8を介して、予備受
信センター12の予備受信センター側センター装置13
に送信する。
【0030】なお、この実施の形態は、上述の実施の形
態1〜4のいずれとも組み合わすことができ、その場合
には、上述の実施の形態1〜4と同様の効果を得ること
ができる。さらに、この実施の形態においては、地域的
な災害を想定し、直接、バックアップ用の予備受信セン
ター12の予備受信センター側センター装置13に異常
情報信号を送信するようにしたので、万一、地域1のみ
ならず受信センター9にも災害の被害が及んでいた場合
にも、確実に異常情報信号を送信することができる。
【0031】上記の実施の形態1〜5においては、電話
回線16〜18及び11等を介して信号を送信する例に
ついて説明したが、その場合に限るものではなく、専用
回線を用いてもよく、また、光ファイバー等の他の有線
通信回線や、さらには、無線で信号を送信するようにし
てもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明の回線集約装置によれば、外部装
置からの信号を受信するための信号受信手段と、信号受
信手段が、複数の信号を受信した場合に、それらの信号
の内容が同一であるか否かを判定し、同一内容であれ
ば、それらを1つの信号にまとめるための集約手段と、
集約手段により集約された信号を通信回線に送信するた
めの信号送信手段とを備えるようにして、複数の信号の
うち内容が同一のものについては1つの信号にまとめて
送信するようにしたので、回線が集中して容量オーバー
することを防ぎ、確実に信号を相手先に送信できるよう
にし、通信の信頼性を向上させることができるという効
果を奏する。
【0033】また、集約手段を、時間をカウントするた
めのタイマー部と、信号受信手段により受信された信号
のうち、同一の内容のものがあるか否かを判定するとと
もに、それらの同一の内容の信号の数をカウントするた
めの信号内容判定部と、タイマー部によりカウントされ
る所定の時間内に、信号受信手段が受信した信号数をカ
ウントするための信号数カウント部と、信号数カウント
部によりカウントされた信号数が所定のしきい値を超え
ていた場合に、信号内容判定部により同一であると判定
された信号をまとめて単一のデータを生成するためのデ
ータ生成部と、データ生成部からのデータと信号内容判
定部からの信号の数とを信号送信手段に出力するための
信号出力部とから構成するようにし、所定の時間内にし
きい値を超える数の信号を受信した場合には、同一内容
の信号をまとめて単一のデータとして、同一内容の信号
の数値とともに、相手先に送信するようにしたので、回
線が集中して容量オーバーすることを防ぎ、確実に信号
を相手先に送信でき、通信の信頼性を向上させることが
できるという効果を奏する。
【0034】また、信号受信手段が複数の外部装置に接
続されているものであって、集約手段を、時間をカウン
トするためのタイマー部と、信号受信手段により受信さ
れた各外部装置からの信号のうち、同一の内容のものが
あるか否かを判定するとともに、それらの同一の内容の
信号の数をカウントするための信号内容判定部と、タイ
マー部によりカウントされる所定の時間内に信号受信手
段が受信した信号数をカウントするための信号数カウン
ト部と、信号数カウント部によりカウントされた信号数
が所定のしきい値を超えていた場合に、信号内容判定部
により同一であると判定された信号の中から、複数の外
部装置の所定の1つから送信されてきた信号を選択する
ための信号選択部と、信号選択手段により選択された信
号と信号内容判定部からの信号の数とを信号送信手段に
出力するための信号出力部とから構成するようにして、
所定の時間内にしきい値を超える数の信号を受信した場
合には、同一内容の信号のうちから、所定の1つの外部
装置からの信号を選択して、同一内容の信号の数値とと
もに、相手先に送信するようにしたので、回線が集中し
て容量オーバーすることを防ぎ、確実に信号を相手先に
送信でき、通信の信頼性を向上させることができるとい
う効果を奏する。
【0035】また、信号送信手段が、通信回線を介し
て、外部の受信装置及び予備の受信装置に接続されてい
るものであって、信号送信手段が、集約手段により集約
された信号を、通常時は受信装置に送信し、該受信装置
が受信できないときに、予備の受信装置に送信するよう
にしたので、相手先の受信装置が故障している場合で
も、確実に信号を送信することができる。
【0036】また、信号送信手段が、通信回線を介し
て、外部の受信装置及び予備の受信装置に接続されてい
るものであって、信号送信手段が、集約手段により集約
された信号を、予備の受信装置に信号を送信するように
したので、回線が集中して容量オーバーすることを防
ぎ、確実に信号を相手先に送信でき、通信の信頼性を向
上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1〜5における回線集約
装置を組み入れた回線網全体の構成を示したブロック図
である。
【図2】 本発明の実施の形態1〜5における回線集約
装置の内部の構成を示したブロック図である。
【図3】 実施の形態1における回線集約装置の動作を
示した流れ図である。
【図4】 実施の形態3における回線集約装置の動作を
示した流れ図である。
【図5】 実施の形態4における回線集約装置の動作を
示した流れ図である。
【図6】 実施の形態5における回線集約装置の動作を
示した流れ図である。
【図7】 従来の回線網全体の構成を示したブロック図
である。
【符号の説明】
1 地域、2,3,4 遠隔監視装置、8 公衆用電話
交換機、9 受信センター、10 センター装置、12
バックアップ用予備受信センター、13 予備受信セ
ンター側センター装置、15 回線集約装置、15a
信号受信部、15b 時限タイマー、15c 受信数カ
ウント部、15d 設備別カウント部、15e 通信制
御部、15f 信号送信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311K 321 321C (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 - 31/00 H03J 9/00 - 9/06 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 9/00 - 9/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置からの信号を受信するための信
    号受信手段と、 上記信号受信手段が、複数の信号を受信した場合に、そ
    れらの信号の内容が同一であるか否かを判定し、同一内
    容であれば、それらを1つの信号にまとめるための集約
    手段と、 上記集約手段により集約された上記信号を通信回線に送
    信するための信号送信手段とを備え、上記信号受信手段が複数の外部装置に接続されているも
    のであって、 上記集約手段が、 時間をカウントするためのタイマー部と、 上記信号受信手段により受信された各上記外部装置から
    の信号のうち、同一の内容のものがあるか否かを判定す
    るとともに、それらの同一の内容の信号の数をカウント
    するための信号内容判定部と、 上記タイマー部によりカウントされる所定の時間内に上
    記信号受信手段が受信した信号数をカウントするための
    信号数カウント部と、 上記信号数カウント部によりカウントされた信号数が所
    定のしきい値を超えていた場合に、上記信号内容判定部
    により同一であると判定された信号の中から、上記複数
    の外部装置の所定の1つから送信されてきた信号を選択
    するための信号選択部と、 上記信号選択手段により選択された上記信号と上記信号
    内容判定部からの上記信号の数とを上記信号送信手段に
    出力するための信号出力部と から構成されている ことを
    特徴とする回線集約装置。
  2. 【請求項2】 外部装置からの信号を受信するための信
    号受信手段と、 上記信号受信手段が、複数の信号を受信
    した場合に、それらの信号の内容が同 一であるか否かを判定し、同一内容であれば、それらを
    1つの信号にまとめるための集約手段と、 上記集約手段により集約された上記信号を通信回線に送
    信するための信号送信 手段と を備え、 上記集約手段が、 時間をカウントするためのタイマー部と、 上記信号受信手段により受信された信号のうち、同一の
    内容のものがあるか否かを判定するとともに、それらの
    同一の内容の信号の数をカウントするための信号内容判
    定部と、 上記タイマー部によりカウントされる所定の時間内に、
    上記信号受信手段が受信した信号数をカウントするため
    の信号数カウント部と、 上記信号数カウント部によりカウントされた信号数が所
    定のしきい値を超えていた場合に、上記信号内容判定部
    により同一であると判定された信号をまとめて単一のデ
    ータを生成するためのデータ生成部と、 上記データ生成部からの上記データと上記信号内容判定
    部からの上記信号の数とを上記信号送信手段に出力する
    ための信号出力部とから構成されていることを特徴とす
    る回線集約装置。
  3. 【請求項3】 上記集約手段が、 時間をカウントするためのタイマー部と、 上記信号受信手段により受信された信号のうち、同一の
    内容のものがあるか否かを判定するとともに、それらの
    同一の内容の信号の数をカウントするための信号内容判
    定部と、 上記タイマー部によりカウントされる所定の時間内に、
    上記信号受信手段が受信した信号数をカウントするため
    の信号数カウント部と、 上記信号数カウント部によりカウントされた信号数が所
    定のしきい値を超えていた場合に、上記信号内容判定部
    により同一であると判定された信号をまとめて単一のデ
    ータを生成するためのデータ生成部と、 上記データ生成部からの上記データと上記信号内容判定
    部からの上記信号の数とを上記信号送信手段に出力する
    ための信号出力部とから構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の回線集約装置。
  4. 【請求項4】 上記信号送信手段が、上記通信回線を介
    して、外部の受信装置及び予備の受信装置に信号を送る
    ものであって、 上記信号送信手段が、上記集約手段により集約された信
    号を、通常時は上記受信装置に送信し、該受信装置が受
    信できないときに、上記予備の受信装置に送信すること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の回線
    集約装置。
  5. 【請求項5】 上記信号送信手段が、上記通信回線を介
    して、外部の受信装置及び予備の受信装置に信号を送る
    ものであって、 上記信号送信手段が、上記集約手段により集約された信
    号を、上記予備の受信装置に信号を送信することを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の回線集約装
    置。
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