JP3414890B2 - ファンモータの防振装置 - Google Patents

ファンモータの防振装置

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JP3414890B2 JP13765195A JP13765195A JP3414890B2 JP 3414890 B2 JP3414890 B2 JP 3414890B2 JP 13765195 A JP13765195 A JP 13765195A JP 13765195 A JP13765195 A JP 13765195A JP 3414890 B2 JP3414890 B2 JP 3414890B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンジフードや天井埋
込形の換気扇などに設けられるファンモータの防振装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レンジフードや天井埋込形の換気
扇などにおいては、調理の状態や居室の状況に応じた最
適な風量での換気の点から、ファンモータの回転数制御
を頻繁に行うようになっており、ますますファンモータ
の振動の変動が大きくなり、不快な振動、騒音の発生が
増大している傾向にあって、ファンモータの振動を緩和
できるファンモータの防振装置の要求が高まってきてい
る。
【0003】従来のこの種のファンモータについて図1
2を参照しながら説明する。図に示すように、ファン5
1を取り付けたモータ52にモータ取付板53を介して
反吸込側の環状部54が取り付けられるファンケース5
5を備え、ファンケース55の環状部54に係合してモ
ータ取付板53との間に介在されるとともにモータ取付
板53に係合する防振ゴム56を介してファンケース5
5をモータ52に取り付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のファ
ンモータの防振装置によれば、防振ゴム56はモータ取
付板53とファンケース55の環状部54間に介在した
ものであるので、モータ軸57とファン51との共振お
よびモータ52から発生する振動を緩和することはでき
ず、ファンモータの防振装置としては満足できないとい
う問題があった。また、ファンモータを低速で駆動する
と、低周波振動が発生する。この低周波振動を確実に防
振するためには防振ゴム56の硬度を非常に低くする必
要があるが、硬度を低くすると難燃性とすることができ
ないため、レンジフード用のファンモータの防振装置と
しては使用できないという問題、あるいは、低周波振動
は防振できないという問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、ファ
ンモータの回転数制御を頻繁に行っても、低速回転時に
おいても、不快な振動、騒音の発生が少ないファンモー
タの防振装置を提供することを第1の目的とする。
【0006】第2の目的はファンの主板の軸方向へのぶ
れを防止して、さらに振動、騒音の発生が少ないファン
モータの防振装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のファンモータの
防振装置は上記した第1の目的を達成するために、第1
の手段は多数の翼庁を設けた主板の中央部に嵌挿される
筒状部および主板に取り付けるフランジを設けた主板取
付具と、モータ軸が挿入する円筒状の羽根ボスと、この
羽根ボスの外周と前記主板取付具の筒状部間に加硫接着
して設けられるファン側防振ゴムとを設けたファンと、
このファンを内部に収納するファンケーシングと、この
ファンケーシングに端部が取り付けられ、中央部にモー
タの後方側軸受部を保持する環状のモータ側防振ゴムを
設けた第1の取付脚と、この第1の取付脚に取り付けら
れ、前記モータの前方側軸受部を保持する環状のモータ
側防振ゴムを設けた第2の取付脚とを備え、前記ファン
をモータ軸に取付手段を介して取り付ける構成とし、前
記モータ側防振ゴムは内部の硬度を表面の硬度よりも低
くしたことを特徴とするファンモータの防振装置の構成
とする。
【0008】また、第2の手段は多数の翼庁を設けた主
板の中央部に嵌挿される筒状部および主板に取り付ける
フランジを設けた主板取付具と、モータ軸が挿入する円
筒状の羽根ボスと、この羽根ボスの外周と前記主板取付
具の筒状部間に加硫接着して設けられるファン側防振ゴ
ムとを設けたファンと、このファンを内部に収納するフ
ァンケーシングと、このファンケーシングに端部が取り
付けられ、中央部にモータの後方側軸受部を保持する環
状のモータ側防振ゴムを設けた第1の取付脚と 、この第
1の取付脚に取り付けられ、前記モータの前方側軸受部
を保持する環状のモータ側防振ゴムを設けた第2の取付
脚とを備え、前記ファンをモータ軸に取付手段を介して
取り付ける構成とし、前記モータ側防振ゴムは表面を緻
密構造、内部を気泡構造とする発泡シリコンにて形成し
たことを特徴とするファンモータの防振装置の構成とす
る。
【0009】また、第2の目的を達成するために、第3
の手段は主板取付具に形成されるフランジに凹部を設
け、ファン側防振ゴムを羽根ボス外周と筒状部内面およ
びフランジ凹部を加硫接着して結合する構成とする。
【0010】また、第の手段はファン側防振ゴムを発
泡シリコンにより羽根ボス外周と筒状部内面およびフラ
ンジ凹部を一体的にモールド成形して形成する構成とす
る。
【0011】
【作用】本発明は上記した第1手段の構成により、モー
タ軸とファンとの共振はファン側防振ゴムにより防止さ
れ、モータ側防振ゴムによりモータから発生した振動が
ファンケーシングに伝わることが阻止され、低速で回転
させたときに発生する低周波振動はモータ側防振ゴム内
部の低硬度部の変形により吸収されるので、低速から高
速まで回転数制御を頻繁に行っても振動が絶縁される。
【0012】また、第2の手段の構成により、ファンモ
ータを低速で回転させたときに発生する低周波振動はモ
ータ側防振ゴム内部の気泡部の変形により吸収され、振
動がファンケーシングに伝わるのを防止できる。
【0013】また、第3の手段の構成により、ファン側
防振ゴムのフランジ凹部の防振ゴムによってファン主板
が軸方向揺動しぶれることが防止される。
【0014】また、第4の手段の構成により、ファンモ
ータを低速で回転させたときに発生する低周波振動はフ
ァン側防振ゴム内部の気泡部の変形により吸収され、モ
ータ 軸ファンとの共振を防止するとともにファン主板が
軸方向揺動しぶれることが防止される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1〜図
3を参照しながら説明する。図に示すように、多数の翼
庁1を設けた主板2の中央部に翼庁1側から嵌挿される
筒状部3および主板2を取り付けるフランジ4を設けた
主板取付具5を設け、先端にナット6の蝶合するねじ部
7を形成し、途中にピン8を設けたモータ軸9が挿入す
る円筒状で後部にモータ軸9に設けたピン8が係合する
係合溝10を設けた羽根ボス11の外周と主板取付具5
の筒状部3間に設けられるファン側防振ゴム12を、羽
根ボス11の外面および筒状部3内面とを加硫接着によ
り結合して羽根ボス組14を形成し、主板取付具5のフ
ランジ4を主板2に取り付けてファン15を形成する。
そして、ファン15を収納するファンケーシング16に
端部が取り付けられ、中央部にモータ17の後方側軸受
部18を保持する環状のモータ側防振ゴム19を設けた
第1の取付脚20と、この第1の取付脚20に取り付け
られ、前記モータ17の前方側軸受部21を保持する環
状のモータ側防振ゴム22を設けた第2の取付脚23を
設け、ファンケーシング16に取り付けられたモータ1
7のモータ軸9にファン15の羽根ボス11を嵌挿しモ
ータ軸9のねじ部7にナット6を蝶合して取り付ける取
り付け手段を介して、ファン15を取り付けてファンモ
ータを構成する。
【0016】上記構成において、モータ17によりファ
ン15を駆動すると、モータ軸9とファン15とは金属
接続することなく、ファン15はモータ軸9に対して浮
いた状態となるため、モータ軸9とファン15との共振
はファン側防振ゴム12により防止され、モータ側防振
ゴム19および22によって、モータ17とファンケー
シング16とは金属接続することなく、モータ17はフ
ァンケーシング16に対して浮いた状態となるため、モ
ータ17の振動が吸収され、第1の取付脚20を伝わっ
てファンケーシング16に伝達される振動が防止され
る。
【0017】このように本発明の第1の実施例における
ファンモータの防振装置によれば、ファン側の防振ゴム
12により、ファン15とモータ軸9との共振が防止さ
れ、モータ側防振ゴム19および22により、モータ1
7から発生する振動がファンケーシング16に伝わるこ
とが防止されるので、ファンモータの回転数制御を頻繁
に行っても、不快な振動、騒音の発生を防止できる。
【0018】つぎに、本発明の第2の実施例について図
4および図5を参照しながら説明する。なお、第1の実
施例の構成と同一部分には同一番号を付し詳細な説明は
省略する。図に示すように、前記モータ17の後方側軸
受部18を保持する環状のモータ側防振ゴム24および
前記モータ17の前方側軸受部21を保持する環状のモ
ータ側防振ゴム25を発泡シリコンにてモールド成形し
て、表面は緻密構造、内部は気泡構造の3層構造とした
構成とし、その他の構成は第1の実施例の構成と同じで
ある。
【0019】上記構成において、モータ17によりファ
ン15を低速で駆動すると、モータ側防振ゴム24およ
び25の内部気泡部26の変形によって、モータ17の
低周波振動が吸収され、第1の取付脚20を伝わってフ
ァンケーシング16に伝達される振動が防止される。
【0020】このように本発明の第2の実施例における
ファンモータの防振装置によれば、発泡シリコンでモー
ルド成形して形成されたモータ側防振ゴム24および2
5により、モータ17から発生する低周波振動がファン
ケーシング16に伝わることが防止されるので、ファン
モータの回転数制御を頻繁に行っても、また、低速回転
で運転しても難燃性を損なうことなく不快な振動、騒音
の発生を防止できる。
【0021】つぎに、本発明の第3の実施例について図
6および図7を参照しながら説明する。なお、第1の実
施例の構成と同一部分には同一番号を付し詳細な説明は
省略する。図に示すように、前記モータ17の後方側軸
受部18を保持する環状のモータ側防振ゴム27および
前記モータ17の前方側軸受部21を保持する環状のモ
ータ側防振ゴム28を内部は硬度10度以下の低硬度防
振ゴム29により形成し、この低硬度防振ゴム29を包
含する硬度25度以上の高硬度防振ゴム30を外部に形
成する3層構造とした構成とし、その他の構成は第1の
実施例の構成と同じである。
【0022】上記構成において、モータ17によりファ
ン15を低速で駆動すると、モータ側防振ゴム27およ
び28の内部低硬度防振ゴム29の変形によって、モー
タ17の低周波振動が吸収され、第1の取付脚20を伝
わってファンケーシング16に伝達される振動が防止さ
れる。
【0023】このように本発明の第3の実施例における
ファンモータの防振装置によれば、内部を低硬度防振ゴ
ム29により形成し、この低硬度防振ゴム29を包含す
る高硬度防振ゴム30を外部に形成するモータ側防振ゴ
ム27および28により、モータ17から発生する振動
がファンケーシング16に伝わることが防止されるの
で、ファンモータの回転数制御を頻繁に行っても、ま
た、低速回転で運転しても難燃性を損なうことなく不快
な振動、騒音の発生を防止できる。
【0024】つぎに、本発明の第4の実施例について図
8および図9を参照しながら説明する。なお、第1の実
施例の構成と同一部分には同一番号を付し詳細な説明は
省略する。図に示すように、主板取付具31のフランジ
32における反主板側の面に凹部33を形成し、ファン
側防振ゴム36を凹部33と筒状部34内面および羽根
ボス11の外面とを加硫接着により結合して羽根ボス組
35を形成した構成とし、その他の構成は第1の実施例
の構成と同じである。
【0025】上記構成において、モータ17によりファ
ン15を駆動すると、モータ側防振ゴム24および25
によって、モータ17の振動が吸収され、第1の取付脚
20を伝わってファンケーシング16への振動の伝達が
防止でき、モータ軸9とファン15との共振はファン側
防振ゴム36により防止されるとともに、ファン15を
形成する主板2の軸方向へのぶれをファン側防振ゴム3
6のフランジ32の凹部33によって防止できる。
【0026】このように本発明の第4の実施例における
ファンモータの防振装置によれば、主板取付具31に形
成されるフランジ32に凹部33を設け、ファン側防振
ゴム36を羽根ボス11外周と筒状部34内面およびフ
ランジ31の凹部33を加硫接着して結合する構成とし
たので、ファンの主板の軸方向へのぶれを防止できる。
【0027】つぎに、本発明の第5の実施例について図
10および図11を参照しながら説明する。なお、第1
の実施例の構成と同一部分には同一番号を付し詳細な説
明は省略する。図に示すように、主板取付具31のフラ
ンジ32における反主板側の面に凹部33を形成し、フ
ァン側防振ゴム37を凹部33と筒状部34内面および
羽根ボス11の外面とを発泡シリコンで一体的にモール
ド成形して内部は気泡状態、外部は緻密状態の3層構造
を構成した羽根ボス組38を形成した構成とし、その他
の構成は第1の実施例の構成と同じである。
【0028】上記構成において、モータ17によりファ
ン15を低速で駆動すると、モータ側防振ゴム24およ
び25によって、モータ17の低周波振動が吸収され、
第1の取付脚20を伝わってファンケーシング16への
振動の伝達が防止でき、モータ軸9とファン15との低
周波の共振はファン側防振ゴム37の内部気泡部39の
変形により防止されるとともに、ファン15を形成する
主板2の軸方向へのぶれをファン側防振ゴム37のフラ
ンジ32の凹部33によって防止できる。
【0029】このように本発明の第5の実施例における
ファンモータの防振装置によれば、ファン側防振ゴム3
7を発泡シリコンで一体的にモールド成形した構成とし
たので、ファン15とモータ軸9の低周波の共振およ
び主板2の軸方向へのぶれを防止できる。
【0030】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に、本発明によれば、多数の翼庁を設けた主板の中央部
に嵌挿される筒状部および主板に取り付けるフランジを
設けた主板取付具と、モータ軸が挿入される円筒状の羽
根ボスと、この羽根ボスの外周と前記主板取付具の筒状
部間に設けられるファン側防振ゴムとを設けたファン
と、このファンを内部に収納するファンケーシングと、
このファンケーシングに端部が取り付けられ、中央部に
モータの後方側軸受部を保持する環状の防振ゴムを設け
た第1の取付脚と、この第1の取付脚に取り付けられ、
前記モータの前方側軸受部を保持する環状の防振ゴムを
設けた第2の取付脚とを備え、前記ファンをモータ軸に
取付手段を介して取り付ける構成としているので、ファ
ンモータの回転数制御を頻繁に行っても不快な振動、騒
音の発生が少ないファンモータの防振装置を提供でき
る。
【0031】また、モータ側防振ゴムを発泡シリコン
モールド成形して内部を気泡構造、外部を緻密構造と
して形成したので、ファンモータの低速回転時において
も、難燃性を保つとともに不快な低周波の振動、騒音の
発生の少ないファンモータの防振装置を提供できる。
【0032】また、モータ側防振ゴムを内部が低硬度防
振ゴム構造、外部が高硬度防振ゴム構造として形成して
も、ファンモータの低速回転時においても、難燃性を保
つとともに不快な低周波の振動、騒音の発生の少ないフ
ァンモータの防振装置を提供できる。
【0033】また、主板取付具に形成されるフランジに
凹部を設け、ファン側防振ゴムを羽根ボス外周と筒状部
内面およびフランジ凹部を加硫接着して結合する構成と
したので、ファンの主板の軸方向へのぶれを防止して、
振動、騒音がさらに少ないファンモータの防振装置を提
供できる。
【0034】また、ファン側防振ゴムを発泡シリコンで
一体的にモールド成形した構成としたので、ファンとモ
ータ軸の低周波の共振を防止するとともに、ファンの主
板の軸方向へのぶれを防止して、振動、騒音がさらに少
ないファンモータの防振装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のファンモータの防振装置
を示す断面図
【図2】同ファンモータの防振装置の羽根ボス組の断面
【図3】同ファンモータの防振装置の拡大図
【図4】本発明の第2実施例のファンモータの防振装置
のモータ側防振ゴムの断面図
【図5】同ファンモータの防振装置の拡大図
【図6】本発明の第3実施例のファンモータの防振装置
のモータ側防振ゴムの断面図
【図7】同ファンモータの防振装置の拡大図
【図8】本発明の第4実施例のファンモータの防振装置
の羽根ボス組の断面図
【図9】同ファンモータの防振装置の拡大図
【図10】本発明の第5実施例のファンモータの防振装
置の羽根ボス組の断面図
【図11】同ファンモータの防振装置の拡大図
【図12】従来のファンモータの防振装置を示す断面図
【符号の説明】
1 翼庁 2 主板 3 筒状部 4 フランジ 5 主板取付具 9 モータ軸 11 羽根ボス 12 ファン側防振ゴム 15 ファン 16 ファンケーシング 17 モータ 18 後方側軸受部 19 モータ側防振ゴム 20 第1の取付脚 21 前方側軸受部 22 モータ側防振ゴム 23 第2の取付脚 24 モータ側防振ゴム 25 モータ側防振ゴム 27 モータ側防振ゴム 28 モータ側防振ゴム 29 低硬度防振ゴム 30 高硬度防振ゴム 31 主板取付具 32 フランジ 33 凹部 34 筒状部 36 ファン側防振ゴム 37 ファン側防振ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−301175(JP,A) 実開 昭63−128295(JP,U) 実開 昭58−46898(JP,U) 実開 平1−116238(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/00 - 7/20 H02K 5/00 - 5/26 F04D 29/00 - 29/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の翼庁を設けた主板の中央部に嵌挿
    される筒状部および主板に取り付けるフランジを設けた
    主板取付具と、モータ軸が挿入する円筒状の羽根ボス
    と、この羽根ボスの外周と前記主板取付具の筒状部間に
    加硫接着して設けられるファン側防振ゴムとを設けたフ
    ァンと、このファンを内部に収納するファンケーシング
    と、このファンケーシングに端部が取り付けられ、中央
    部にモータの後方側軸受部を保持する環状のモータ側防
    振ゴムを設けた第1の取付脚と、この第1の取付脚に取
    り付けられ、前記モータの前方側軸受部を保持する環状
    のモータ側防振ゴムを設けた第2の取付脚とを備え、前
    記ファンをモータ軸に取付手段を介して取り付ける構成
    とし、前記モータ側防振ゴムは内部の硬度を表面の硬度
    よりも低くしたことを特徴とするファンモータの防振装
    置。
  2. 【請求項2】 多数の翼庁を設けた主板の中央部に嵌挿
    される筒状部および主板に取り付けるフランジを設けた
    主板取付具と、モータ軸が挿入する円筒状の羽根ボス
    と、この羽根ボスの外周と前記主板取付具の筒状部間に
    加硫接着して設けられるファン側防振ゴムとを設けたフ
    ァンと、このファンを内部に収納するファンケーシング
    と、このファンケーシングに端部が取り付けられ、中央
    部にモータの後方側軸受部を保持する環状のモータ側防
    振ゴムを設けた第1の取付脚と、この第1の取付脚に取
    り付けられ、前記モータの前方側軸受部を保持する環状
    のモータ側防振ゴムを設けた第2の取付脚とを備え、前
    記ファンをモータ軸に取付手段を介して取り付ける構成
    とし、前記モータ側防振ゴムは表面を緻密構造、内部を
    気泡構造とする発泡シリコンにて形成したことを特徴と
    するファンモータの防振装置。
  3. 【請求項3】 主板取付具に形成されるフランジに凹部
    を設け、ファン側防振ゴムを羽根ボス外周と筒状部内面
    およびフランジ凹部を加硫接着して結合する構成とした
    請求項1または2記載のファンモータの防振装置。
  4. 【請求項4】 ファン側防振ゴムを発泡シリコンにより
    羽根ボス外周と筒状部内面およびフランジ凹部を一体的
    にモールド成形して形成する構成とした請求項 1〜3の
    いずれかに記載のファンモータの防振装置。
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