JP3414700B2 - 多相クロックの位相ずれ量検出回路およびそれを用いたビット同期回路 - Google Patents

多相クロックの位相ずれ量検出回路およびそれを用いたビット同期回路

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JP3414700B2 JP2000176202A JP2000176202A JP3414700B2 JP 3414700 B2 JP3414700 B2 JP 3414700B2 JP 2000176202 A JP2000176202 A JP 2000176202A JP 2000176202 A JP2000176202 A JP 2000176202A JP 3414700 B2 JP3414700 B2 JP 3414700B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE139、
4、ATM、空間光通信などに代表される高速シリアル
通信の受信機等に用いられる多相クロックの位相ずれ量
検出回路およびそれを用いたビット同期回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】情報機器のデジタル化に伴い、デジタル
信号の高速シリアル通信が、LSI間データ転送から無
線通信、光ファイバ通信に至るまで幅広く使用されるよ
うになっている。
【0003】このようなデジタル通信では、通信用デー
タの他に、データを正しくサンプルするためのタイミン
グ情報を送る必要がある。高速シリアル通信の多くは、
通信線を少なくするため、タイミング情報をデータとは
別の線を使って送るということはしない。その代わりに
データに冗長性を持たせ、一定時間内にデータが遷移す
ることを保証するようなコーディングを用いる。データ
の遷移そのものがタイミング情報なので、遷移と遷移の
間隔が十分短ければ、受信機側ではデータの遷移を基に
データを正しく復元できる。これを実現する回路は、ビ
ット同期回路またはシンボル同期回路と呼ばれている。
【0004】近年、高速シリアル通信において、例え
ば、ISDNにおける2線式加入者線系の時分割方式
や、その他の半2重通信のように、データを間欠的に送
受信するバーストモード通信と呼ばれる方式の開発が進
んでいる。バーストモード通信では、通常、ビット同期
を確立するために、転送したいデータの前にプレアンブ
ルと呼ばれる特定パターンを転送する。プレアンブルの
期間中は転送したいデータを送れないので、プレアンブ
ルを短くすればするほど、通信の効率を上げることがで
きる。プレアンブルを短くするためには、高速に同期を
確立するビット同期回路の技術が重要である。
【0005】更に、例えば、光ファイバ通信や無線通信
のように増幅器を用いて信号を変換しているような方式
の場合、増幅器が安定するまで、信号のパルス幅に偏り
が生ずる。その現象が発生したときの送信及び受信の信
号波形を図11に示す。図11において、送信信号は、
送信機の出力の時間変化を表している。この図では、プ
レアンブルとしてよく使用される0,1の繰り返しパタ
ーンを使用したものを示している。例えば、光ファイバ
通信の場合、この送信信号を基に、LEDもしくはレー
ザーに光信号を出力させる。
【0006】図11の受信信号は、光信号を受光素子で
受信し、増幅処理した信号の1例である。受信側の増幅
器等の特性によって、受信信号の先頭においては、信号
がハイである期間が送信信号に比べ長くなり、ローであ
る期間が短くなっている。この傾向は受信を続けること
で少なくなっていき、次第に送信信号の波形に近づいて
いく。この受信信号の偏りの影響をなくすために、更に
プレアンブルを付加する必要があった。このような場合
に対応するために、パルス幅が偏っている場合にも正し
く同期を図ることができるビット同期回路が重要であ
る。
【0007】このようなビット同期を取るための従来技
術として、以下の3種類のものが知られている。
【0008】第1の技術は、"Phase-Locked Loops - DE
SIGN, SIMULATION, & APPLICATIONS" Third Edition, R
oland E. Best, 1997, McGraw-Hillに開示されるよう
な、PLL(Phase-Locked Loops)を用いたものである。
この技術では、受信側でクロック生成するために電圧制
御オシレータを用いる。電圧制御オシレータは、動作電
圧を変更することにより出力されるクロックの速度を変
えることのできるオシレータである。PLLは、受信信
号の遷移点と生成されたクロックの位相差を用いて、受
信信号の遷移点とクロックの遷移点が一致するように電
圧制御オシレータの速度を制御する。このように受信信
号に同期したクロックで受信データをサンプルすること
で正しく受信することができる。
【0009】一般に、受信側で、受信信号に同期したク
ロックを生成するビット同期回路はクロックリカバリ方
式と呼ばれる。ビット同期回路にクロックリカバリ方式
を使用した場合、受信データは受信信号に同期したクロ
ックに同期しているので、これを受信機のシステムクロ
ックに同期するために、通常、非同期のFIFO(First
In First Out)を使用する。受信信号を、受信信号に同
期したクロックで非同期FIFOに書き込み、受信機の
システムクロックで読むことにより、受信機のシステム
クロックと同期が取ることができる。
【0010】第2の技術は、ビットレートと比較して十
分速いクロックでデータをサンプルし、サンプルデータ
の値が変わるタイミングから受信のためのサンプルタイ
ミングを決めるような、高速クロックを用いたものであ
る。PCのシリアルコントローラであるUART(Unive
rsal Asynchronous Receiver and Transmitter)がこの
方法を使用している。UARTでは、調歩同期と呼ばれ
るデータフォーマットを使用する。調歩同期では、通
常、8ビットのデータ毎に、前にスタートビット、後ろ
にストップビットを付加する。スタートビットは常に
1、ストップビットは常に0である。ビットレートの1
6倍のクロックで受信信号をサンプルし、サンプルデー
タが0から1に変化した時点、すなわちスタートビット
が始まった時点で4ビットカウンタを初期化する。カウ
ンタが8になった時のサンプルデータを8回分蓄え、そ
の次のストップビットが0であることを確認し、受信デ
ータとして出力する。
【0011】第3の技術は、特開平6−53950号公
報に記載されるような、2つのオシレータの切り替えを
用いたものである。受信信号のローとハイに従って、2
つのオシレータの動作を交互に動作開始させる。2つの
オシレータは、それぞれ、受信信号の立ち上がりまたは
立ち下がりで動作を開始するのでその出力は受信信号に
同期している。2つのオシレータの出力のORを取るこ
とで受信データに同期したクロックを生成する。なお、
この技術においても、第1の技術で述べた非同期FIF
Oが必要となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1〜3の技術では、以下のような問題点があった。
【0013】第1の技術では、同期に時間がかかるの
で、データの前に長いプレアンブルが必要となる。ま
た、アナログ回路を含むので、低コストでの量産が難し
い。
【0014】第2の技術では、100Mbpsから数G
bpsの高速通信の場合、必要なクロックが数百MHz
以上となり、安価なCMOSLSIでの実装に向かな
い。
【0015】第3の技術では、クロックがデータのエッ
ジで瞬時に同期するため、受信信号のゆらぎがそのまま
クロックのゆらぎとなる。ゆらぎが大きい場合、クロッ
クリカバリ方式で必要となる非同期FIFOが高速で動
作する必要がある。
【0016】そこで、これら以外に下記のような第4〜
6の技術も提案されている。
【0017】第4の技術は、多相クロック、すなわち、
位相がずれた複数のクロックから受信データに近い位相
を持つクロックを選択するものである(特開平7−19
3562号公報、特開平9−181713号公報、特開
平10−247903号公報等参照)。これらの公報に
は、受信信号の遷移点と最も位相の近いクロックを多相
クロックの中から選択する実装方法が開示されている。
なお、この技術においても、第1の技術で述べた非同期
FIFOが必要となる。
【0018】第5の技術は、調歩同期の高速化を図った
ものである("A CMOS Serial Linkfor Fully Duplexed
Data Communication," K. Lee, et al., IEEE Journal
ofSolid-State Circuits, Vol. 30, No.4, April 1995
等参照)。この技術では、500Mbpsという高速通
信を実現すべく並列性を高めるために、ビットレートの
10分の1のスピードの多相クロックを使用している。
具体的には、位相が等間隔にずれた40個の10分の1
クロックを使用する。これらのクロックでサンプルした
データを単一のクロックで再サンプルすることにより、
10ビット時間の間をビットレートの4倍の速さでサン
プリングしたのと同等の情報が50MHzの間隔で得ら
れる。
【0019】このデータをエッジ検出回路に入力するこ
とで、0から1への変化点を検出する。実際には、この
技術では、送りたいデータの前に1111100000
という形のプレアンブルを少なくとも3回送信すること
を前提としており、この期間中、1度のサンプリングで
1箇所だけ、すなわちスタートビットの先頭でのみ0か
ら1へ変化する。これにより、スタートビットの位置の
特定が可能である。プレアンブルが終わってデータが送
受信されるようになっても、スタートビットのエッジは
ほぼ同じ個所で現れるので、データ内のエッジは無視し
て、スタートビットのエッジを追跡する回路が組み込ま
れている。
【0020】上記のように、データ受信中、スタートビ
ットのエッジの位置が特定できるので、そこから4サン
プルずつが各ビットに対応するとみなす。各ビットの値
は、対応する4サンプルの多数決で決定する。
【0021】第6の技術は、例えば特開平9−3684
9号公報に記載されるような、オーバーサンプリングを
用いたものである。この技術では、受信信号をビットレ
ートより速いレートでサンプルした結果をビットレート
と同じレートで並列化したデータを処理する。具体的に
は、並列データから変化点を抽出し、並列データ内の変
化点の数と位置から受信データとみなすサンプルデータ
を選択する。
【0022】上記第4の技術では、受信信号のエッジ情
報からクロックを選択し、その選択されたクロックで受
信信号をサンプルするのであるが、設計した回路に合う
ように位相をおおよそビットレートを分割した同程度に
遅らせた多相クロックが必要であり、そのクロックを発
生させるための回路が必要である。
【0023】また、上記第5,6の技術においても、適
当に遅延された多相クロックが必要である。
【0024】したがって、上記のような第4〜6の技術
に好適な、高品質のビット同期回路が望まれている。
【0025】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであって、高品質のビット同期回路
びそれに用いる多相クロックの位相ずれ量検出回路を提
供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、シリアル通信の受信回路に用いられる
ビット同期回路に用いられる多相クロックの位相ずれ量
検出回路において、入力クロックに基づいて位相がほぼ
等間隔にずれた複数のクロックを生成する多相クロック
生成回路と、前記多相クロック生成回路により生成され
た前記等間隔にずれた複数のクロックが入力され、その
出力を順番にみることでクロックの周期の整数分のずれ
を検出する検出回路とを備えている。
【0027】本発明によれば、上記のような多相クロッ
ク生成回路と検出回路とを備えた構成としているので、
多相クロックの位相ずれ量(遅延量)を検出でき、この
検出結果に基づいて多相クロックの位相ずれ量(遅延
量)を適性化して、高品質の多相クロックの位相ずれ量
検出回路及びビット同期回路を実現できる。従って、上
記第4〜6の技術に好適な高品質の多相クロックの位相
ずれ量検出回路及びビット同期回路を実現できる。
【0028】さらに、本発明では、上記多相クロックの
位相ずれ量検出回路において、多相クロック生成回路
は、入力クロックをほぼ同一の時間遅延させる遅延回路
が複数接続されてなる構成としている。
【0029】本発明によれば、多層クロック生成回路を
複数の遅延回路で構成しているので、上記のような高品
質の多相クロックの位相ずれ量検出回路及びビット同期
回路を実現できる。
【0030】また、本発明では、上記の多相クロックの
位相ずれ量検出回路において、検出回路からの出力が入
力される論理回路と、その論理回路からの出力が入力さ
れるとともに出力がその論理回路に入力されるラッチ回
路とを備えた構成としている。
【0031】本発明によれば、上記のような論理回路と
ラッチ回路とを備えた構成としているので、ラッチされ
た値に基づいて、何相目でビットレートの周期分又はク
ロックの周期分ずれるかを決定するように構成でき、メ
タスタビリティが発生した場合でも、論理回路で数回演
算してラッチ回路を通すことによって、メタスタビリテ
ィの発生による不安定動作が生じにくい安定した回路構
成を実現できる。
【0032】さらに、本発明では、上記の多相クロック
の位相ずれ量検出回路において、ラッチ回路のデータを
一定のタイミングでクリアするように構成している。
【0033】本発明によれば、ラッチ回路のデータを一
定のタイミングでクリアするように構成しているので、
現在の状態を取得することができる。
【0034】また、本発明では、上記の多相クロックの
位相ずれ量検出回路において、検出回路からの出力を複
数回サンプリングして、サンプリング値を演算する演算
回路を備えた構成としている。
【0035】本発明によれば、上記のような演算回路を
備えた構成としているので、その演算回路の演算結果に
基づいて、何相目でビットレートの周期分又はクロック
の周期分ずれるかを決定するように構成でき、メタスタ
ビリティが発生した場合でも、その演算回路で演算する
ことによって、メタスタビリティの発生による不安定動
作が生じにくい安定した回路構成を実現できる。
【0036】また、本発明では、上記の多相クロックの
位相ずれ量検出回路において、検出回路からの出力を一
定時間保持すると共に一定時間毎に更新するように構成
している。
【0037】本発明によれば、検出回路からの出力を一
定時間保持すると共に一定期間毎に更新するように構成
しているので、ノイズ等の外乱要因のために検出回路か
らの出力が頻繁に変更されるような不具合を防止して、
このような変化が頻繁に変更されないようにして、回路
の安定動作を得ることができる。
【0038】さらに、本発明では、上記の多相クロック
の位相ずれ量検出回路において、検出回路からの出力を
ビットデータ受信時に保持するように構成している。
【0039】本発明によれば、検出回路からの出力をビ
ットデータ受信時に保持するように構成しているので、
ビットデータ受信時に回路の安定動作を得ることができ
る。
【0040】また、本発明では、上記の多相クロックの
位相ずれ量検出回路において、多相クロック生成回路か
らの多相クロックが入力され、それぞれ異なる相でビッ
ト同期の動作を行う複数のビット同期動作回路と、検出
回路の検出結果に基づいて、複数の多相クロックの位相
ずれ量検出回路からの出力を選択する選択回路とを備え
た構成としている。
【0041】本発明によれば、上記のような複数のビッ
ト同期動作回路と選択回路とを備えた構成としているの
で、検出回路の検出結果に基づいてどのビット同期動作
回路を使用するのかを選択回路で選択して、多相クロッ
クの位相ずれ量(遅延量)を容易に適正化できる。
【0042】尚、本発明のビット同期回路は、上記の
相クロックの位相ずれ量検出回路における多相クロック
生成回路からの多相クロックが入力され、前記検出回路
からの検出結果に基づいて、出力する多相クロックを選
択するクロック選択回路を備えて構成される。
【0043】本発明によれば、上記のようなクロック選
択回路を備えた構成としているので、ビット同期の動作
を行なうビット同期動作回路をクロック選択回路の後段
に接続し、そのビット同期動作回路の動作に必要な相の
クロックをクロック選択回路から出力することにより、
単一のビット同期動作回路でビット同期回路を構成でき
るので、回路構成を簡素化してコストの低減を図ること
ができる。
【0044】なお、上記の本発明のいずれの構成のもの
も、デジタル回路で構成できるので、安価に高品質なビ
ット同期回路を実現することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0046】[第1の実施形態]本発明の第1の実施形
態のビット同期回路の概略構成を、図1のブロック図に
示す。
【0047】図1に示すように、本実施形態のビット同
期回路は、シリアル通信の受信回路に用いられるビット
同期回路において、入力クロックに基づいて位相がほぼ
等間隔にずれた複数のクロックを生成する多相クロック
生成回路100と、入力クロックに対して多相クロック
生成回路からの出力のうち何相目でクロックの周期の整
数分ずれるかを検出する検出回路110とを備えた構成
である。
【0048】本実施形態のより詳細な回路構成を、図2
のブロック図に示す。
【0049】図2に示すように、この回路構成では、図
1の多相クロック生成回路100を、入力クロックをほ
ぼ同一の時間遅延させる遅延回路201〜208が複数
接続されてなり、遅延回路201の入力クロックである
ローカルクロックを順次遅延させて多相クロックである
クロック0〜クロック7を得るように構成したものであ
る。そして、図1の検出回路110を、Dフリップフロ
ップ210〜216から構成している。なお、本実施形
態では、遅延回路201〜208を8段とし、8相のク
ロック(クロック0〜クロック7)を出力して、そのク
ロックの1周期分を検出するものについて説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0050】ここで、例えば図3のクロック波形図に示
すように、入力されたクロックのようなクロックが遅延
回路201に入力されたとする。遅延回路201からの
出力は入力されたクロックを遅延したクロック0として
出力される。クロック0を遅延回路202に入力するこ
とにより、クロック0が遅延されクロック1が出力され
る。このようにして、クロック7までを作成(生成)す
る。
【0051】これらの遅延回路により作成されたクロッ
クがいくつでクロックの周期分だけ位相がずれているの
かを調べる方法の一つとして、Dフリップフロップ21
0〜216を使用する。Dフリップフロップ210〜2
16の入力として、それぞれクロック1からクロック7
までを使用する。これらのDフリップフロップ210〜
216を動作させるクロックとしてクロック0を使用す
る。このような動作をすることにより、それぞれのDフ
リップフロップ210〜216の出力Qは、図4のよう
に、Q1=0,Q2=0,Q3=1,Q4=1,Q5=
0,Q6=0,Q7=1というような値になる。
【0052】このDフリップフロップ210〜216か
らの出力でQ1からQ7へ順番にみて、最初に1から0
になるところ、図4でいうQ4とQ5との間で、クロッ
クの遅延がクロックの1周期分遅延していることにな
る。つまりはクロック0からクロック4がクロックの1
周期を分割した多相クロックとなることになる。このよ
うにして、遅延回路の遅延量を測定することができる。
【0053】したがって、本実施形態によれば、上記の
ように多相クロック生成回路100と検出回路110と
を備えた構成としているので、多相クロックの位相ずれ
量(遅延量)を検出でき、この検出結果に基づいて多相
クロックの位相ずれ量(遅延量)を適正化して、例えば
上記第4〜6の技術に好適な高品質のビット同期回路を
実現することができる。さらに、多相クロック生成回路
100を上記のように複数の遅延回路201〜208で
構成しているので、高品質のビット同期回路を容易に実
現することができる。
【0054】[第2の実施形態]上記第1の実施形態の
図2に示したような構成において、遅延量を測定すると
きに、Dフリップフロップ210〜216の入力クロッ
クとデータの遷移が近いものである場合に、メタスタビ
リティが発生する場合がある。
【0055】ここで、メタスタビリティについて、説明
する。Dフリップフロップ(ラッチ回路)を正常に動作
させるには、クロックの前後で、ある期間、入力データ
を一定値に保つ必要がある。この決められた期間中に入
力データが変化した場合、Dフリップフロップ(ラッチ
回路)の出力が0でも1でもない不安定な値を出力する
可能性があり、このような現象がメタスタビリティと呼
ばれる。このようなメタスタビリティは、回路の誤動作
の原因となるため、メタスタビリティが起こっても安定
に動作させることが望ましい。
【0056】そこで、第2の実施形態として、このよう
なメタスタビリティが発生した場合にも、安定に動作さ
せるための回路構成について説明する。
【0057】第2の実施形態の概略構成を、図5のブロ
ック図に示す。図5に示すように、この構成では、検出
回路501(上記第1の実施形態の図2のDフリップフロ
ップ210〜216に相当)からの出力が入力される論
理回路502と、その論理積回路502からの出力が入
力されると共に出力がその論理回路502に入力される
ラッチ回路503とを備えたものとしている。なお、図
5において、クロックa,bは、クロックbが図2のク
ロック0に相当し、クロックaが図2のクロック1〜ク
ロック7に相当するものである。
【0058】すなわち、検出回路501(上記第1の実
施形態の図2のDフリップフロップ210〜216に相
当)の出力とラッチ回路503からの出力とを論理積回
路502に入力し、論理積回路502で数回論理積を実
行してラッチ回路を通すことで、メタスタビリティの発
生による不安定動作を抑止して、安定化させるというも
のである。そして、本実施形態では、上記のラッチされ
た値に基づいて、何相目でビットレートの周期分又はク
ロックの周期分ずれるかを決定するように構成してい
る。
【0059】なお、図5に示した構成では、単一の検出
回路501に対して論理積回路502及びラッチ回路5
03を一つずつ設けているが、図2に示した構成のよう
に検出回路が複数ある場合にはそれぞれの検出回路に対
応させて論理積回路及びラッチ回路を設ければ良い。
【0060】また、このまま上記のようなラッチを続け
ると、現在の正確な値を持っていない可能性がある。そ
れを防止するのに、ある一定時間毎にこのラッチのデー
タをクリアすることにより、現在の状態を取得すること
ができる。
【0061】以上のように、本実施形態によれば、上記
のように論理積回路502とラッチ回路503とを備え
た構成としているので、ラッチされた値に基づいて、何
相目でビットレートの周期分又はクロックの周期分ずれ
るかを決定するように構成でき、メタスタビリティが発
生した場合でも、論理積回路502で数回演算してラッ
チ回路503を通すことによって、メタスタビリティの
発生による不安定動作が生じにくい安定した回路構成を
実現できる。さらに、ラッチ回路503のデータを一定
のタイミングでクリアするように構成すれば、現在の状
態を取得することができる。
【0062】[第3の実施形態]第3の実施形態とし
て、上記第2の実施形態と異なる構成で、メタスタビリ
ティが発生しても安定して動作させるためのものについ
て説明する。
【0063】第3の実施形態の概略構成を、図6のブロ
ック図に示す。図6に示すように、この構成では、多相
クロック生成回路600(上記第1の実施形態の多相ク
ロック生成回路100に相当)及び検出回路610(上
記第1の実施形態の検出回路110に相当)の後段に、
検出回路610からの出力を複数回サンプリングして、
サンプリング値を演算するサンプリング/演算回路62
0を備えたものとしている。なお、上記第1の実施形態
と同様に、多相クロック生成回路600は複数の遅延回
路で構成でき、検出回路610は複数のDフリップフロ
ップで構成できるものである。
【0064】すなわち、本実施形態は、メタスタビリテ
ィの発生による不安定動作を抑止するために、何回か検
出回路610からの出力をサンプリングし、その値の平
均を取るようにサンプリング/演算回路620で演算を
行なうように構成したものである。そして、本実施形態
では、何相目でビットレートの周期分又はクロックの周
期分ずれるかを決定するように構成している。
【0065】以上のように、上記のようにサンプリング
/演算回路620を備えた構成としているので、サンプ
リング/演算回路620の演算結果に基づいて、何相目
でビットレートの周期分又はクロックの周期分ずれるか
を決定するように構成でき、サンプリング/演算回路6
20で、上記のように検出回路610からの出力を数回
サンプリングしてその値の平均を取るように演算するこ
とによって、メタスタビリティの発生による不安定動作
が生じにくい安定した回路構成を実現できる。
【0066】なお、上記第1から3の実施形態におい
て、何らかのノイズ等の外乱要因のために検出回路から
の出力が頻繁に変更され、回路全体が不安定な動作を起
こすというような不具合が予想される。そのような不具
合を防止するには、検出回路(110,210〜21
6,501,610)の出力を一定の期間保持し、頻繁
に変更しないことにより、回路の安定動作を図ることが
できる。すなわち、検出回路からの出力を一定時間保持
すると共に一定期間毎に更新するように構成することに
より、ノイズ等の外乱要因のために検出回路からの出力
が頻繁に変更されるような不具合を防止して、このよう
な変化が頻繁に変更されないようにして、回路の安定動
作を得ることができる。
【0067】さらに、検出回路からの出力をビットデー
タ受信時に保持するように構成することにより、ビット
データ受信時に回路の安定動作を得ることができる。
【0068】[第4の実施形態]第4の実施形態とし
て、ビット同期の動作を行なうビット同期動作回路を含
むビット同期回路について、図7を参照して説明する。
【0069】図7に示すように、本実施形態のビット同
期回路は、上記第1〜3の実施形態のいずれかの回路7
00を備えており、さらに、その回路700の多相クロ
ック生成回路からの多相クロックが入力され、それぞれ
異なる相でビット同期の動作を行なう複数のビット同期
動作回路701と、回路700の検出回路の検出結果に
基づいて、複数のビット同期動作回路からの出力を選択
する選択回路(セレクタ)702とを備えた構成のもの
である。
【0070】なお、回路700は、上記第1の実施形態
のように多相クロック生成回路と検出回路とからなるも
のでも良いし、上記第2の実施形態のように論理積回路
及びラッチ回路を含んでも良いし、上記第3の実施形態
のように演算回路を含んでも良い。したがって、上記第
2の実施形態のように論理積回路及びラッチ回路を含ん
だ構成のものでは検出結果はラッチ回路を介したものと
なり、上記第3の実施形態のように演算回路を含んだも
のでは検出結果は演算回路を介したものとなる。
【0071】また、本実施形態においても、上記第1の
実施形態と同様に、多相クロック生成回路は複数の遅延
回路で構成でき、検出回路は複数のDフリップフロップ
で構成できるものである。
【0072】すなわち、本実施形態は、実際にビット同
期回路に上記実施形態の回路を組み込む際に、…n−2
相で動くビット同期動作回路,n−1相で動くビット同
期動作回路,n相で動くビット同期動作回路,n+1相
で動くビット同期動作回路…(nは整数)、より具体的
には例えば4相のクロックで動作するビット同期動作回
路、5相のクロックで動作するビット同期動作回路、6
相のクロックで動作するビット同期動作回路……という
ように、いくつかのビット同期動作回路701を含む。
そして、これらのビット同期動作回路701に回路70
0の多相クロック生成回路(遅延回路)により生成され
た多相クロックを入力し、それぞれのビット同期動作回
路701を動作させる。こうして、動作しているビット
同期動作回路701から、回路700の検出回路により
検出された何相目で1周期分の遅延が発生しているかの
データを使用し、どのビット同期動作回路701からの
出力データを使用するかを選択するといものである。
【0073】なお、図7には、ビット同期動作回路70
1として、l相クロックで動作するビット同期動作回路
701lと、n相クロックで動作するビット同期動作回
路701nとを示している(l,nはいずれも整数)。
【0074】なお、上記ではビット同期回路を動作させ
る相を、…n−2相,n−1相,n相,n+1…(nは
整数)、としたが、ジッタ許容量を向上させるために、
奇数相のみ用いるように構成しても良い。
【0075】以上のように、本実施形態によれば、上記
のように複数のビット同期動作回路と選択回路とを備え
た構成としているので、検出回路の検出結果に基づいて
どのビット同期動作回路を使用するのかを選択回路で選
択して、多相クロックの位相ずれ量(遅延量)を容易に
適正化できる。
【0076】なお、このようにいくつものビット同期動
作回路を含むと、どうしても回路規模が大きくなるた
め、これらのビット同期動作回路のうち共通化できると
ころを共通化することで、回路規模を小さくすることが
できる。
【0077】[第5の実施形態]第5の実施形態とし
て、ビット同期の動作を行なうビット同期動作回路を含
むビット同期回路で、上記第4の実施形態よりも回路構
成を簡素化可能なものについて、図8から図10を参照
して説明する。
【0078】図8に示すように、上記第1〜3の実施形
態のいずれかの回路800を備えており、さらに、回路
800の多相クロック生成回路からの多相クロックが入
力され、回路800の検出回路からの検出結果に基づい
て、出力する多相クロックを選択するクロック選択回路
(クロックセレクタ)802を備えた構成としている。
そして、クロックセレクタ802の後段には、クロック
セレクタ802から出力された相のクロックで動作する
ビット同期動作回路801が接続されている。
【0079】なお、回路800は、上記第1の実施形態
のように多相クロック生成回路と検出回路とからなるも
のでも良いし、上記第2の実施形態のように論理積回路
及びラッチ回路を含んでも良いし、上記第3の実施形態
のように演算回路を含んでも良い。したがって、上記第
2の実施形態のように論理積回路及びラッチ回路を含ん
だ構成のものでは検出結果はラッチ回路を介したものと
なり、上記第3の実施形態のように演算回路を含んだも
のでは検出結果は演算回路を介したものとなる。
【0080】また、本実施形態においても、上記第1の
実施形態と同様に、多相クロック生成回路は複数の遅延
回路で構成でき、検出回路は複数のDフリップフロップ
で構成できるものである。
【0081】すなわち、本実施形態は、図8に示すよう
に、n相(nは整数)で動作するビット同期動作回路8
01を含み、回路800の多相クロック生成回路(遅延
回路)ではm相クロック(mはm>nとなる整数)を作
成(生成)して、回路800の検出回路からのデータに
基づいて、クロックセレクタ802では後段のビット同
期動作回路801を動作させるためのクロックであるn
相クロックを入力されたm相クロックから選択して出力
するというものである。
【0082】回路800のより具体的な一例を、そのブ
ロック図である図9に示す。
【0083】図9に示すように、例えば4相の多相クロ
ックを必要とするビット同期動作回路801であった場
合に、4相のクロックを供給するために、16段構成の
遅延回路901〜916と、それに対応した検出回路9
20〜934とからなる構成である。なお、図9に示し
た構成は、上記第1の実施形態の図2に示したものの遅
延回路及びDフリップフロップの数量を増やしたもので
ある。
【0084】これらの遅延回路601〜616からの出
力は、図6のクロック波形図に示すようなものになる。
これらを検出回路920〜934に入力した場合のQ1
〜Q15の出力値は、"00000011111110"のようになる。
この出力値から、クロック1周期分遅延した相のクロッ
クは、クロック14となる。クロック0からクロック1
4で1周期をなすのであるから、その値を4相に分けて
クロック0、クロック3、クロック8、クロック12と
いったほぼ4相に分けたクロックをビット同期回路に入
力することにより、ビット同期回路を動作させることが
できる。
【0085】以上のように、本実施形態によれば、上記
のようにクロックセレクタ802を備えた構成としてい
るので、ビット同期の動作を行なうビット同期動作回路
801をクロックセレクタ802の後段に接続し、その
ビット同期動作回路801の動作に必要な相のクロック
をクロックセレクタ802から出力することにより、単
一のビット同期動作回路801でビット同期回路を構成
できる、回路構成を簡素化してコストの低減を図ること
ができる。
【0086】なお、上記第1〜5の実施形態のいずれの
回路構成についても、デジタル回路で構成できるので、
安価に高品質なビット同期回路を実現することができ
る。
【0087】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、デジタ
ル回路で、多相クロックを生成し、その遅延量を検知す
る検知回路を設けることにより、安価な多相クロックの
位相ずれ量検出回路及びビット同期回路を実現できる。
【0088】さらに、メスタビリティや外乱ノイズに強
い安定した多相クロックの位相ずれ量検出回路及びビッ
ト同期回路を実現できる。
【0089】そして、本発明によれば、多相クロック生
成回路の位相ずれ量(各々の遅延回路の遅延量)が設計
値からずれた場合にでも、ロジックによる補正回路を働
かせ、製造ばらつきによる遅延量のずれや、温度変化に
よる遅延量の変化に対処できる安定した多相クロックの
位相ずれ量検出回路及びビット同期回路を作成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のビット同期回路の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のビット同期回路のより詳細な回路構成を
示すブロック図である。
【図3】図2の構成での多相クロックのクロック波形を
示す図である。
【図4】図2の構成での検出回路からの出力を示す図で
ある。
【図5】第2の実施形態のビット同期回路の概略構成を
示すブロック図である。
【図6】第3の実施形態のビット同期回路の概略構成を
示すブロック図である。
【図7】第4の実施形態のビット同期回路の概略構成を
示すブロック図である。
【図8】第5の実施形態のビット同期回路の概略構成を
示すブロック図である。
【図9】図8のビット同期回路の回路800のより詳細
な回路構成を示すブロック図である。
【図10】図8の構成での多相クロックのクロック波形
を示す図である。
【図11】光受信機の増幅器が安定するまでに信号のパ
ルス幅に偏りが発生したときの送信及び受信の信号波形
を示す図である。
【符号の説明】
100,600 多相クロック生成回路 110,210〜216,501,610,920〜9
34 検出回路 201〜208,901〜916 遅延回路 502 論理積回路 503 ラッチ回路 620 サンプリング/演算回路 701l,701n,801 ビット同期動作回路 702 選択回路(セレクタ) 802 クロック選択回路(クロックセレクタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/02 H04J 3/06 H04L 25/40

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアル通信の受信回路に用いられるビ
    ット同期回路に用いられる多相クロックの位相ずれ量検
    出回路において、 入力クロックに基づいて位相がほぼ等間隔にずれた複数
    のクロックを生成する多相クロック生成回路と、前記多相クロック生成回路により生成された前記位相が
    等間隔にずれた複数のクロックが入力され、その出力を
    順番にみることでクロックの周期の整数分のずれを検出
    する検出回路と、 前記検出回路からの出力が入力される論理回路と、 前記論理回路の出力が入力されるとともに出力が該論理
    回路に入力されるラッチ回路と、 を備えたことを特徴とする多相クロックの位相ずれ量検
    出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多相クロックの位相ず
    れ量検出回路において、 前記多相クロック生成回路
    は、入力クロックをほぼ同一の時間遅延させる遅延回路
    が複数接続されてなることを特徴とする多相クロックの
    位相ずれ量検出回路
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の多相クロックの
    位相ずれ量検出回路において、 前記ラッチ回路のデータを一定のタイミングでクリアす
    るように構成されたことを特徴とする多相クロックの位
    相ずれ量検出回路。
  4. 【請求項4】 シリアル通信の受信回路に用いられるビ
    ット同期回路に用いられる多相クロックの位相ずれ量検
    出回路において、 入力クロックに基づいて位相がほぼ等間隔にずれた複数
    のクロックを生成する多相クロック生成回路と、 前記多相クロック生成回路により生成された前記位相が
    ほぼ等間隔にずれた複数のクロックが入力され、その出
    力を順番にみることでクロックの周期の整数分のずれを
    検出する検出回路と、 前記検出回路からの出力を複数回サンプリングして、サ
    ンプリング値を演算する演算回路を備えたことを特徴と
    する多相クロックの位相ずれ量検出回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の多相クロックの位相ず
    れ量検出回路において、 前記多相クロック生成回路
    は、入力クロックをほぼ同一の時間遅延させる遅延回路
    が複数接続されてなることを特徴とする多相クロックの
    位相ずれ量検出回路。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    多相クロックの位相ずれ量検出回路において、 前記検出回路からの出力を一定時間保持するとともに
    定期間毎に更新するように構成されたことを特徴とする
    多相クロックの位相ずれ量検出回路。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の多相クロックの位相ず
    れ量検出回路において、 前記検出回路からの出力をビ
    ットデータ受信時に保持するように構成されたことを特
    徴とする多相クロックの位相ずれ量検出回路。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    多相クロックの位相ずれ量検出回路において、 前記多相クロック生成回路からの多相クロックが入力さ
    れ、前記検出回路からの検出結果に基づいて、出力する
    多相クロックを選択するクロック選択回路を備えたこと
    を特徴とする多相クロックの位相ずれ量検出回路。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    多相クロックの位相ずれ量検出回路を用いたビット同期
    回路であって、 前記多相クロック生成回路からの多相クロックが入力さ
    れ、それぞれ異なる相でビット同期の動作を行なう複数
    のビット同期動作回路と、前記検出回路の検出結果に基
    づいて、前記複数のビット同期動作回路からの出力を選
    択する選択回路と、を備えたことを特徴とするビット同
    期回路。
  10. 【請求項10】 シリアル通信の受信回路に用いられる
    ビット同期回路に用いられる多相クロックの位相ずれ量
    検出回路において、 入力クロックに基づいて位相がほぼ等間隔にずれた複数
    のクロックを生成する多相クロック生成回路と、 前記多相クロック生成回路からの複数のクロックの1つ
    をクロック端子に共通に入力するとともに残りのクロッ
    クをデータ端子に個別に入力する複数のDフリップフロ
    ップと、 前記複数のDフリップフロップの出力に基づいて前記共
    通のクロックに対しクロック周期の整数分のずれを検出
    する検出回路と、 前記検出回路からの出力が入力される論理回路と、 前記論理回路の出力が入力されるとともに出力が該論理
    回路に入力されるラッチ回路と、 から成ることを特徴とする位相ずれ量検出回路。
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