JP3377468B2 - ビット同期回路 - Google Patents
ビット同期回路Info
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- H04L7/033—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Description
4、ATM、空間光通信などに代表される高速シリアル
通信の受信機等に用いられるビット同期回路に関するも
のである。
信号の高速シリアル通信が、LSI間データ転送から無
線通信、光ファイバ通信に至るまで幅広く使用されるよ
うになっている。
タの他に、データを正しくサンプルするためのタイミン
グ情報を送る必要がある。高速シリアル通信の多くは、
通信線を少なくするため、タイミング情報をデータとは
別の線を使って送るということはしない。その代わりに
データに冗長性を持たせ、一定時間内にデータが遷移す
ることを保証するようなコーディングを用いる。データ
の遷移そのものがタイミング情報なので、遷移と遷移の
間隔が十分短ければ、受信機側ではデータの遷移を基に
データを正しく復元できる。これを実現する回路は、ビ
ット同期回路またはシンボル同期回路と呼ばれている。
ば、ISDNにおける2線式加入者線系の時分割方式
や、その他の半2重通信のように、データを間欠的に送
受信するバーストモード通信と呼ばれる方式の開発が進
んでいる。バーストモード通信では、通常、ビット同期
を確立するために、転送したいデータの前にプレアンブ
ルと呼ばれる特定パターンを転送する。プレアンブルの
期間中は転送したいデータを送れないので、プレアンブ
ルを短くすればするほど、通信の効率を上げることがで
きる。プレアンブルを短くするためには、高速に同期を
確立するビット同期回路の技術が重要である。
のように増幅器を用いて信号を変換しているような方式
の場合、増幅器が安定するまで、信号のパルス幅に偏り
が生ずる。その現象が発生したときの送信及び受信の信
号波形を図5に示す。図5において、送信信号は、送信
機の出力の時間変化を表している。この図では、プレア
ンブルとしてよく使用される0,1の繰り返しパターン
を使用したものを示している。例えば、光ファイバ通信
の場合、この送信信号を基に、LEDもしくはレーザー
に光信号を出力させる。
信し、増幅処理した信号の1例である。受信側の増幅器
等の特性によって、受信信号の先頭においては、信号が
ハイである期間が送信信号に比べ長くなり、ローである
期間が短くなっている。この傾向は受信を続けることで
少なくなっていき、次第に送信信号の波形に近づいてい
く。この受信信号の偏りの影響をなくすために、更にプ
レアンブルを付加する必要があった。このような場合に
対応するために、パルス幅が偏っている場合にも正しく
同期を図ることができるビット同期回路が重要である。
術として、以下の6種類のものが知られている。
ESIGN, SIMULATION, & APPLICATIONS″ Third Edition,
Roland E. Best, 1997, McGraw-Hillに開示されるよう
な、PLL(Phase-Locked Loops)を用いたものであ
る。この技術では、受信側でクロック生成するために電
圧制御オシレータを用いる。電圧制御オシレータは、動
作電圧を変更することにより出力されるクロックの速度
を変えることのできるオシレータである。PLLは、受
信信号の遷移点と生成されたクロックの位相差を用い
て、受信信号の遷移点とクロックの遷移点が一致するよ
うに電圧制御オシレータの速度を制御する。このように
受信信号に同期したクロックで受信データをサンプルす
ることで正しく受信することができる。
ロックを生成するビット同期回路はクロックリカバリ方
式と呼ばれる。ビット同期回路にクロックリカバリ方式
を使用した場合、受信データは受信信号に同期したクロ
ックに同期しているので、これを受信機のシステムクロ
ックに同期するために、通常、非同期のFIFO(Firs
t In First Out)を使用する。受信信号を、受信信号に
同期したクロックで非同期FIFOに書き込み、受信機
のシステムクロックで読むことにより、受信機のシステ
ムクロックと同期が取ることができる。
分速いクロックでデータをサンプルし、サンプルデータ
の値が変わるタイミングから受信のためのサンプルタイ
ミングを決めるような、高速クロックを用いたものであ
る。PCのシリアルコントローラであるUART(Univ
ersal Asynchronous Receiver and Transmitter)がこ
の方法を使用している。UARTでは、調歩同期と呼ば
れるデータフォーマットを使用する。調歩同期では、通
常、8ビットのデータ毎に、前にスタートビット、後ろ
にストップビットを付加する。スタートビットは常に
1、ストップビットは常に0である。ビットレートの1
6倍のクロックで受信信号をサンプルし、サンプルデー
タが0から1に変化した時点、すなわちスタートビット
が始まった時点で4ビットカウンタを初期化する。カウ
ンタが8になった時のサンプルデータを8回分蓄え、そ
の次のストップビットが0であることを確認し、受信デ
ータとして出力する。
報に記載されるような、2つのオシレータの切り替えを
用いたものである。受信信号のローとハイに従って、2
つのオシレータの動作を交互に動作開始させる。2つの
オシレータは、それぞれ、受信信号の立ち上がりまたは
立ち下がりで動作を開始するのでその出力は受信信号に
同期している。2つのオシレータの出力のORを取るこ
とで受信データに同期したクロックを生成する。なお、
この技術においても、第1の技術で述べた非同期FIF
Oが必要となる。
公報、特開平9−181713号公報、特開平10−2
47903号公報に開示されるように、多相クロック、
すなわち、位相がずれた複数のクロックから受信データ
に近い位相を持つクロックを選択するような、多相クロ
ック選択法を用いたものである。これらの公報には、受
信信号の遷移点と最も位相の近いクロックを多相クロッ
クの中から選択する実装方法が記載されている。なお、
この技術においても、第1の技術で述べた非同期FIF
Oが必要となる。
Fully Duplexed Data Communication,″ K. Lee, et a
l., IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol. 30,
No.4, April 1995に開示されるような、調歩同期の高
速化を図ったものである。この技術では、500Mbp
sという高速通信を実現すべく並列性を高めるために、
ビットレートの10分の1の速度の多相クロックを使用
している。具体的には、位相が等間隔にずれた40個の
10分の1クロックを使用する。これらのクロックでサ
ンプルしたデータを単一のクロックで再サンプルするこ
とにより、10ビット時間の間をビットレートの4倍の
速さでサンプルしたのと同等の情報が50MHzの間隔
で得られる。
とで、0から1への変化点を検出する。実際には、この
方法では、送りたいデータの前に1111100000
という形のプレアンブルを少なくとも3回送信すること
を前提としており、この期間中、1度のサンプルで1箇
所だけ、すなわちスタートビットの先頭でのみ0から1
へ変化する。これにより、スタートビットの位置の特定
が可能である。プレアンブルが終わってデータが送受信
されるようになっても、スタートビットのエッジはほぼ
同じ個所で現れるので、データ内のエッジは無視して、
スタートビットのエッジを追跡する回路が組み込まれて
いる。
ットのエッジの位置が特定できるので、そこから4サン
プルずつが各ビットに対応するとみなす。各ビットの値
は、対応する4サンプルの多数決で決定する。
報に開示されるような技術オーバーサンプルを用いたも
のである。この技術では、受信信号をビットレートより
速いレートでサンプルした結果をビットレートと同じレ
ートで並列化したデータを処理する。具体的には、並列
データから変化点を抽出し、並列データ内の変化点の数
と位置から受信データとみなすサンプルデータを選択す
る。
1〜6の技術では、以下のような問題点があった。
で、データの前に長いプレアンブルが必要となる。ま
た、アナログ回路を含むので、低コストでの量産が難し
い。
bpsの高速通信の場合、必要なクロックが数百MHz
以上となり、安価なCMOS−LSIでの実装に向かな
い。
ジで瞬時に同期するため、受信信号のゆらぎがそのまま
クロックのゆらぎとなる。ゆらぎが大きい場合、クロッ
クリカバリ方式で必要となる非同期FIFOが高速で動
作する必要がある。
らクロックを選択し、その選択されたクロックで受信信
号をサンプルするので、クロックを選択する回路の遅延
を考慮し精度よく調整する必要がある。この遅延調整
は、アナログ回路と同様の生産の難しさを伴う。
ットの遷移のみを追跡し、データビット部分では遷移を
考慮しない。すなわち、データビット部分での遷移をタ
イミング情報として利用しないので受信信号のゆらぎに
対して補正が効かない場合がある。また、多数決による
判定を行うので、0と1のパルス幅がどちらかに偏る傾
向がある場合に対応できない。
同期関係にない受信信号をサンプルする。サンプルには
通常Dフリップフロップが使用される。Dフリップフロ
ップを正常に動作させるには、クロックの前後で、ある
期間、入力データを一定値に保つ必要がある。この決め
られた期間中に入力データが一定値でなかった場合、D
フリップフロップの出力が0でも1でもない不安定な値
を出力する可能性がある。この現象はメタスタビリティ
と呼ばれる。メタスタビリティは回路の誤動作を生むの
で、起こる確率を減らすことが望ましい。第5の技術で
は、センスアンプを4段カスケード状に接続してこの問
題に対応している。
機のクロックレートに対して固定であり、従ってビット
レートのゆらぎや誤差に対して弱く、同期を長時間維持
するのが難しい。
を持つので、以下の項目をできるだけ多く満たすビット
同期を実現することが課題となる。
ること。アナログ部分が無いまたは少ないこと。高
速の非同期FIFOを必要としないこと。高速のクロ
ックを必要としないこと。受信信号のゆらぎに対して
強靭であること。特定の波形の偏りに対して対応でき
ること。
めになされたものであって、高性能のビット同期回路を
提供することを目的とする。
に、本発明の第1発明であるビット同期回路は、受信デ
ータであるビットデータがそれぞれ与えられるn個のD
フリップフロップを備え、各Dフリップフロップは、ビ
ットレートと同じ長さまたはそれより大きい長さを1周
期とし、その周期をn等分した時間だけ順次遅延させた
n個の第0〜第n−1クロックに基づいて、それぞれビ
ットデータをサンプリングして、n個のサンプルデータ
を並列出力するデータサンプル回路と、前記データサン
プル回路を構成するn個のDフリップフロップにそれぞ
れ複数個のDフリップフロップを多段接続して構成さ
れ、第0クロックが与えられるDフリップフロップに多
段接続されるDフリップフロップ群については、各Dフ
リップフロップにはそれぞれ第0クロックが与えられ、
第1〜第n−1クロックが与えられるDフリップフロッ
プに多段接続されるDフリップフロップ群については、
各Dフリップフロップにはその前段のDフリップフロッ
プに与えられるクロックよりもタイミングが早いクロッ
クが与えられるようにし、前記データサンプル回路から
並列に出力される複数のサンプルデータを同期化する同
期化回路と、前記同期化回路の出力に基づいて、前記サ
ンプルデータの変化点を検出する変化点検出回路を持つ
構成としている。
よれば、オーバーサンプルされたビットデータを、多段
接続されたDフリップフロップを使用してビットレート
と同一もしくは遅いクロックによる同期したサンプルデ
ータとすることができ、そのサンプルデータを基に同一
のクロックにおいて、変化点を検出することができる。
回路は、オーバーサンプルするデータサンプル回路に関
して低速クロックで動作させたい場合に、従来の第5の
技術のように多相クロックを利用するものである。
前記ビットレートと同じもしくは遅い速度で且つ位相が
略等間隔にずれたn個のクロックでオーバーサンプルす
る構成とする。
よれば、低速クロックでのオーバーサンプルが可能とな
る。
期回路は、第1発明であるビット同期回路において、前
記変化点検出回路の変化点検出の方法として、同期化し
たサンプルデータを基に、オーバーサンプルした時間の
古い方から新しい方に順次見ていき、そこで、変化して
いる部分を検出する方法をとっている。
よれば、同一クロックで動作する信号から、簡単にオー
バーサンプルされたサンプルデータの変化点を検出でき
る。
ト同期回路は、第2発明であるビット同期回路におい
て、ビットデータをビットレートの1周期分オーバーサ
ンプルし同期化したサンプルデータと、その中で、一番
新しくサンプルされ同期化したサンプルデータをビット
レートの1周期分遅らせた等価のサンプルデータとを使
用して、変化点を検出する方法をとっている。
よれば、ビットレートの1周期の変化点を抜け落ちがな
いように検出することができる。
期回路は、第1発明であるビット同期回路において、同
期化回路の並列出力の1つ1つの時間的変化が存在して
いた場合に、他の並列出力の信号を見ることにより変化
点を検出する方法をとっている。
よれば、同一クロックで動作する信号から、簡単にオー
バーサンプルされたサンプルデータの変化点を検出でき
る。
ット同期回路は、第1〜第4発明のいずれか1つの発明
であるビット同期回路において、変化点が検出されたと
きのみ、変化点検出回路の出力を変化させるように構成
している。
よれば、ビットデータに変化がないときなどに計算され
たデータが出力することを防ぐことができる。
期回路は、第1〜第4発明のいずれか1つの発明である
ビット同期回路において、同期回路からの出力から出力
するサンプルデータを選択するデータセレクト回路を持
つ構成としている。
期回路は、第6発明であるビット同期回路において、上
記データセレクト回路は、前記変化点検出回路により検
出された変化点からビットレートの半分位ずれた同期回
路からのサンプルデータを選択する構成としている。
同期回路によれば、ビットデータの変化点から最も離れ
た部分を選択することができ、正確なビットデータの復
元ができることになる。
期回路は、第6または第7発明であるビット同期回路に
おいて、前記データセレクト回路からの出力を入力とす
る同期式FIFOを持つ構成としている。
期回路は、第8発明であるビット同期回路において、当
該ビット同期回路のクロックと前記ビットデータのクロ
ックとがずれた場合に、前記ビットデータの過不足を補
い前記同期式FIFOへ書き込む手段を備えた同期式F
IFO書き込み回路を持つ構成としている。
同期回路によれば、同期式FIFOを備え、当該ビット
同期回路のクロックと前記ビットデータのクロックとが
ずれを生じた場合(例えば、100MHzと100.0
1MHzというようにシステムクロックのばらつきが生
じた場合)においても、ビット同期回路のクロックで受
信データであるビットデータを出力することができ、非
同期FIFOを必要としない構成となる。
て、図面を参照して説明する。
を、図1のブロック図に示す。
同期回路は、受信データであるビットデータを、そのビ
ットレート以上の速度のサンプルレートを有する、前記
ビットレート以上の速度のクロック、もしくは、前記ビ
ットレートと同じもしくは遅い速度で且つ位相がほぼ等
間隔にずれた複数のクロックによるオーバーサンプルを
行うデータサンプル回路100と、該データサンプル回
路100の出力を同一のビットレートと同じもしくは遅
い速度のクロックで同期するようにする同期化回路10
1と、該同期化回路101の出力を基にビットデータが
どのサンプルデータで変化したかを検出する変化点検出
回路102と、該変化点検出回路102の出力を基に同
期化回路101の出力の中から所望のサンプルデータを
選択するデータセレクト回路103と、受信回路と同じ
クロックにより同期化した受信データを入出力する同期
式FIFO105と、データセレクト回路103からの
クロックのずれによるデータの過不足を補い同期式FI
FO105に書き込む機能を持った同期式FIFO書き
込み回路104を備えた構成である。
ータの最小変化単位であって、本実施の形態においては
後述する図4の隣り合う点線間である。また、サンプル
レートとはオーバーサンプルする速度であって、本実施
の形態においてはビットレートを5相のクロックで割っ
た間隔である。
さを1周期とするクロックを使用したオーバーサンプル
について5相のクロックを使用し、ビットデータの変化
点の検出として、ビットデータの立ちあがりを検出する
場合について説明するが、本発明はこれに限定するもの
ではない。
図2のようなクロック0からクロック4の5相クロック
により動作を行うビット同期回路であって、データサン
プル回路は図3の300から304のDフリップフロッ
プのように表される。これらのサンプルされたサンプル
データをDフリップフロップ310から344で同期化
していく。具体的には例えば、Dフリップフロップ30
4はクロック4で動作し、そのDフリップフロップ30
4の出力を入力とするDフリップフロップ314はクロ
ック3で動作させるというように、クロックを少しずつ
変化させて、最終段のDフリップフロップ340から3
44では全てクロック0で動作することになる。
タビリティが発生した場合にも次のDフリップフロップ
によりメタスタビリティの発生を抑えることができ、ま
た全てのサンプルするサンプルデータが同一クロックに
より変化するため、変化点検出回路の演算が同期回路と
して設計できるため、設計・シミュレーションが容易と
なる。
えば図4のような受信データであるビットデータが入力
されたとき、このビットデータをクロック0からクロッ
ク4によりオーバーサンプルし、これらの信号を同期化
することにより、同期データ0から同期データ4のよう
になる。ここで、ビットデータの変化点がクロック1と
クロック2の間にあった場合に、クロック2からクロッ
ク4でオーバーサンプルされたサンプルデータを同期化
した同期データ2から同期データ4は同期データ0と同
期データ1よりもビットレート1周期分進んだ同期デー
タとなる。図4は、同期化回路の出力からの変化点検出
回路の動作と、データセレクト回路,同期式FIFO書
き込み回路の動作説明図である。
でいるのかを見ることによって、ビットデータがオーバ
ーサンプルしたデータのどこで変化しているかを検出す
ることができる。
の立ちあがりを検出する場合には、同期データが0で、
同期データ1が1になっているか、同期データ1が0で
同期データ2が1になっているか、…というように順番
に見ていくことによって、変化しているところを見つけ
るという手段もとることができる。またこの方法ではク
ロック4とクロック0の間にビットデータの変化点が存
在した場合には、全て同一の同期データとなるため、検
出されなくなる。この場合には同期データ4をビットレ
ートの1周期分遅延させたものと等価のデータが0で、
同期データ0が1になっているかどうかも見ることによ
って、全てのクロックの間での変化点を抜け落ちがなく
検出できる。
の時間0の部分と時間1の部分をみて、この2つのデー
タが変化していた場合に同期データ0から同期データ4
の時間0の部分と時間1の部分をみることにより、変化
点を検出する。このようにすることにより、ビットデー
タが変化した場合に、どのクロックでオーバーサンプル
したデータのところで変化点が発生したかを検出するこ
とができる。
されたデータをビットデータが変化したときにだけ、出
力を変更するようにする。このようにすることで、ビッ
トデータの変化がないときに、変化点検出回路が計算し
たデータが出力され、回路が誤動作することを防ぐこと
ができる。
データを復元する際に、例えば図4のようにクロック1
とクロック2の間にビットデータの変化点があった場合
に、ビットレートの半分ぐらいずれたクロック4のデー
タを同期化した同期データ4の信号を選択し出力する。
このようにすることで、ビットデータの変化点から最も
離れたクロックでサンプルしたサンプルデータを選択で
きるため、正確なデータの復元が可能となる。
データが、例えば同期データ4から同期データ0に,同
期データ0から同期データ4にというように、一方の同
期データから前後に波形がずれている他の同期データに
変化する場合に、データが抜け落ちたり、重複してしま
い正確なデータではなくなってしまう。
04では、例えば同期データ4を選択していたときから
同期データ0を選択する場合のように、後ろに波形がず
れるときには、データをビットレートの1周期分を詰め
て出力し、重複する部分を取り除くこととし、また、例
えば同期データ0を選択していたときから同期データ4
を選択する場合のように、前に波形がずれるときには、
データにもう一度先に選択した同期データのビットレー
トの1周期分を挿入し、その後ろに後の同期データを出
力することにより、データの抜け落ちを補い同期式FI
FO105に出力する。
リードリクエストがない同期式FIFOと同様の動作を
するものであるから、リードリクエストがいらない場合
には、同期式FIFO105は特に必要とせず、同期式
FIFO書き込み回路104の出力がそのまま同期され
た受信データとなる。
タサンプル回路100と、同期化回路101を除いて全
て同一のクロックで動作することができ、シミュレーシ
ョンや設計が非常に簡単になるビット同期回路を実現す
ることができる。
によれば、上述したようなデータサンプル回路、同期化
回路、変化点検出回路、データセレクト回路、同期式F
IFO書き込み回路、同期式FIFOを備えた構成とし
ているので、高速のクロックを必要とせず、高速で同期
し、同期を継続でき、受信信号の揺らぎにも強靭であ
り、波形の偏りに対しても対応でき、非同期FIFOを
必要としないビット同期回路が実現可能となる。
成を示すブロック図である。
ックのクロック波形を示す図である。
プル回路と同期化回路の概略構成を示すブロック図であ
る。
る。
ス幅に偏りが発生したときの送信及び受信の信号波形を
示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 シリアル通信の受信回路に用いられるビ
ット同期回路において、 受信データであるビットデータがそれぞれ与えられるn
個のDフリップフロップを備え、各Dフリップフロップ
は、ビットレートと同じ長さまたはそれより大きい長さ
を1周期とし、その周期をn等分した時間だけ順次遅延
させたn個の第0〜第n−1クロックに基づいて、それ
ぞれビットデータをサンプリングして、n個のサンプル
データを並列出力するデータサンプル回路と、 前記データサンプル回路を構成するn個のDフリップフ
ロップにそれぞれ複数個のDフリップフロップを多段接
続して構成され、第0クロックが与えられるDフリップ
フロップに多段接続されるDフリップフロップ群につい
ては、各Dフリップフロップにはそれぞれ第0クロック
が与えられ、第1〜第n−1クロックが与えられるDフ
リップフロップに多段接続されるDフリップフロップ群
については、各Dフリップフロップにはその前段のDフ
リップフロップに与えられるクロックよりもタイミング
が早いクロックが与えられるようにし、前記データサン
プル回路から並列に出力される複数のサンプルデータを
同期化する同期化回路と、 前記同期化回路の出力に基づいて、前記サンプルデータ
の変化点を検出する変化点検出回路とを有することを特
徴とするビット同期回路。 - 【請求項2】 前記変化点検出回路は、前記データサン
プル回路でビットデータをオーバーサンプルする際に、
そのサンプルデータが時間的に古い順に1,2,…,n
−1,n,n+1,…,m−1,m(n,mは整数)と
いう周期でサンプルされ、1からnのサンプルデータで
ビットレートの1周期分のサンプルを行っているとし
て、前記同期化回路の出力の1からnの順番にデータを
確認し、その変化点によりオーバーサンプルされたサン
プルデータの変化点を検出する検出方式を持つことを特
徴とする請求項1記載のビット同期回路。 - 【請求項3】 前記変化点検出回路は、前記同期化回路
の出力の変化点を検出する際に、前記1からnのデータ
に、ビットレートの1周期分遅らせたnのデータと等価
のデータを含めて検出することを特徴とする請求項2記
載のビット同期回路。 - 【請求項4】 前記変化点検出回路は、前記データサン
プル回路でビットデータをオーバーサンプルする際に、
そのサンプルデータが時間的に古い順に1,2,…,n
−1,n,n+1,…,m−1,m(n,mは整数)と
いう周期でサンプルされ、1からnのサンプルデータで
ビットレートの1周期分のサンプルを行っているとし
て、前記同期化回路の出力の1からnのデータと、それ
ぞれをビットレートの1周期分遅らせた1からnのデー
タと等価のデータとを確認することでビットデータが変
化したことを検知し、その時の1からnまでのデータを
確認することで、オーバーサンプルされたサンプルデー
タの変化点を検出する検出方式を持つことを特徴とする
請求項1記載のビット同期回路。 - 【請求項5】 前記変化点検出回路は、前記変化点が検
出された時のみ、出力データを変化させることを特徴と
する請求項1〜4のいずれか1つに記載のビット同期回
路。 - 【請求項6】 前記同期化回路の出力から出力するサン
プルデータを選択するデータセレクト回路を有すること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のビッ
ト同期回路。 - 【請求項7】 前記データセレクト回路は、前記変化点
検出回路により検出された変化点からビットレートの半
分位ずれたサンプルデータを選択することを特徴とした
請求項6記載のビット同期回路。 - 【請求項8】 前記データセレクト回路の出力を入力と
する同期式FIFOを有することを特徴とする請求項6
または7記載のビット同期回路。 - 【請求項9】 当該ビット同期回路のクロックと前記ビ
ットデータのクロックとのずれが発生したときに、前記
ビットデータの過不足を補い前記同期式FIFOへ書き
込む手段を備えた同期式FIFO書き込み回路を有する
ことを特徴とする請求項8記載のビット同期回路。
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