JP3414070B2 - バッテリーフォークリフトにおけるバッテリー室底部構造 - Google Patents

バッテリーフォークリフトにおけるバッテリー室底部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリーフォー
クリフトにおけるバッテリー室の底部の構造に係り、さ
らに詳細には、ハーネス,配管の自由度が大きく、かつ
バッテリーボックスの水抜き穴の位置に拘りなく対応す
ることのできるバッテリー室底部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバッテリーフォークリフトにおけ
るバッテリー室の底部構造は図5,図6に示すごとき構
造である。すなわち、バッテリフォークリフト(全体的
構成は図示省略)においてバッテリーBを収容するバッ
テリー室1を構成する底板3には、前板5と後板7とが
前後に離隔して立設し溶接してある。そして、上記前板
5の後板7の左右両側部は左右の側板(図示省略)を介
して一体的に連結してある。
【0003】前記底板3の左右方向の中央部にはドレン
穴9が形成してあり、このドレン穴9を間にして左右両
側には前後方向に延伸した中央リブ11L,11Rが設
けてあり、この中央リブ11L,11Rから左右方向に
離隔した外側位置には、中央リブ11L,11Rよりも
高い補強リブ13L,13Rが設けてある。
【0004】そして、左右の中央リブ11L,11Rと
左右の補強リブ13L,13Rには、図6に示すよう
に、左右の中央部側が低くなるように傾斜した左右のカ
バー17L,17Rが支持されており、この左右のカバ
ー17L,17R上には前記バッテリーBが載置支持さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとき従来の構
成においては、左右の中央リブ11L,11Rと補強リ
ブ13L,13Rとカバー17L,17Rとによって囲
繞された左右の空間部19L,19Rを、ハーネスや油
圧配管を配置する配管スペースにしている。
【0006】すなわち、配管スペースが2分されている
ので、ハーネスや油圧配管を、どちらの配管スペースに
配置するかを予め考慮しなければならず、配管等の自由
度が無いという問題がある。
【0007】また、カバー17L,17Rは内側が低く
なるように傾斜してあり、カバー17L,17Rの外側
の高い部分にバッテリーBが載置支持されているので、
カバー17L,17Rの内側は浮く傾向にあり、中央リ
ブ11L,11Rから離れ、当該部分のシール性が損わ
れる傾向にある。
【0008】したがって、カバー17L,17Rの内側
部分とバッテリーBとの間に適宜の介在物21を介在す
る必要が有り、それだけ構成が複雑になるという問題が
ある。さらに、中央部にドレン穴9が設けてあって、カ
バー17L,17Rの内側が低くなるように傾斜してあ
るので、例えばバッテリーを収納したバッテリーボック
スの側部付近に水抜き穴が設けてある場合にはドレン穴
9から排水することができず、上記水抜き穴がバッテリ
ーボックスの種々の位置にある場合には対応できないこ
とがあるという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき従
来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に記載の発
明は、バッテリー室を形成する底板の上面に、当該底板
の中央付近を覆う左右対称形状のカバーを設け、このカ
バーと前記底板との間に、前後方向に貫通した配管スペ
ースを形成して設けると共に、上記カバーの左右両側縁
部にシール部材を設け、かつ上記カバーの左右両側縁部
の側方位置において前記底板にドレン穴を設けてなるも
のである。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、底板上面の左右対称位置に前後方向に
延伸したリブを設け、カバーの左右両側縁部を下方向に
屈曲して設けると共に当該左右の両側縁部を前記リブの
外側に配置してなるものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、カバーの中央部を、当該カバー
の左右両側縁部より高く形成してあるものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1,2又
は3に記載の発明において、カバーの左右両側縁部に設
けたシール部材が緩衝材を兼ねているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て説明するに、前述した従来構成と同一機能を奏する構
成部分には同一符号を付することにして、重複した説明
は省略することにする。
【0014】さて、図1,図2を参照するに、本実施形
態例においては、バッテリーBを収容するバッテリー室
1を構成する底板3の前後には前板5及び後板7が立設
され溶接によって一体に固定してある。そして、上記前
板5,後板7の左右両側部は左右の側板23(一側のみ
を図示し、他側は省略してある)を介して一体に連結し
てある。この側板23の上部には、ハーネス(図示省
略)を内装したハーネスプロテクタ25が一体的に固定
してある。
【0015】前記底板3の左右両側縁には、図2に示す
ように、前記バッテリーBを支持する支持フランジ3F
が上方向に屈曲してある。さらに、底板3の上面の左右
対称位置には、底板3の前後端縁に亘って前後に延伸し
たリブ27が設けてある。このリブ27の高さは前記支
持フランジ3Fより低く設けてある。
【0016】上記左右のリブ27の間に、ハーネスや油
圧配管等の配設を行うための配管スペース29を形成す
るためにカバー31が設けてある。このカバー31は左
右対称形であって、図2に示すように、左右の両側縁部
よりも中央部が高くなるように傾斜してあり、中央部上
面には、前記バッテリーBの下面に当接する緩衝材33
が設けてある。
【0017】前記カバー31の左右両側縁部には下方向
へ屈曲したフランジ部31Fが形成してある。この左右
のフランジ部31Fは前記リブ27の外側面を覆う態様
に設けてあり、下端縁にはシール部材35が設けてあ
る。そして、前記カバー31の左右両側縁部の側方位置
において前記底板3にドレン穴37が適数設けてある。
換言すると、上記ドレン穴37は、底板3における左右
両側の支持フランジ3Fと左右のリブ27との間に形成
された前後方向の溝部39の底部に形成してあるもので
ある。
【0018】上記構成より明らかなように、本実施形態
例においては、底板3の左右対称位置に設けた左右のリ
ブ27とカバー31によって囲繞された配管スペース2
9を底板3の左右方向の中央付近に設けた構成であるか
ら、左右の中央部に配管スペース29を集約した態様と
なり、配管スペースが複数に分割してある場合に比較し
て配管の自由度が大きくなると共に、カバー31は1つ
でよいことになり、構成がより簡単になる。また左右の
リブ27によってカバー31の左右方向への移動が規制
され、中央部への配管スペース29の確保が容易であ
る。
【0019】さらに、カバー31は左右両側部より中央
部が高くなるように傾斜してあり、かつ中央部にはバッ
テリーBの下面に当接する緩衝材33が設けてあるの
で、バッテリー室1内にバッテリーBを収容したときに
は、バッテリーBの下面でもって緩衝材33を押圧し、
この緩衝材33を介してカバー31が押下されて左右両
側のフランジ部31Fの下端縁に設けたシール部材35
が均等的に圧縮される。
【0020】したがって、カバー31の上面に滴下した
水が傾斜に沿って流下し、ドレン穴37から外部へ排出
される際、水の1部が配管スペース29に侵入する傾向
にあっても、配管スペース29内への水の流入を確実に
防止することができるものである。
【0021】さらに、前記構成においては、緩衝材33
を介してカバー31を押圧する構成であるから、カバー
31がシール部材35を必要以上に強力に押圧すること
が緩衝されることとなり、シール部材35の損傷を抑制
することができる。
【0022】ところで、緩衝材33を介してカバー31
の中央部を押圧すると、左右両側のシール部材35が底
板3へ均等的に押圧されて固定される態様となるので、
リブ27を省略することも可能である。
【0023】なお、上記実施形態例においては、カバー
31の上面を、左右両側部より中央部が高くなるように
傾斜した構成であるが、図3に示すように、上面を水平
面に形成し、左右の中央部に緩衝材33を設けた構成と
することも可能である。
【0024】この構成においては、前記実施形態例に比
較して、上面の水の排出性は劣るものの、その他の作用
効果は同様の作用効果を奏するものである。
【0025】図4は別の実施形態例を示すものである。
この実施形態例においては、前記緩衝材33とシール部
材35とを省略し、リブ27の上面とカバー31との間
に、シール機能と緩衝機能とを兼ねたシール部材41を
配置したものである。この構成によれば、構成部品点数
を少なくすることができ、構成の簡素化を図ることがで
きるものである。
【0026】なお、図2,図3に示した構成において、
シール部材35がシール機能と緩衝機能とを有する場合
には、緩衝材33を省略することができるものである。
【0027】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、請求項1に記載の発明は、バッテリー室を形成する
底板の上面に、当該底板の中央付近を覆う左右対称形状
のカバーを設け、このカバーと前記底板との間に、前後
方向に貫通した配管スペースを形成して設けると共に、
上記カバーの左右両側縁部にシール部材を設け、かつ上
記カバーの左右両側縁部の側方位置において前記底板に
ドレン穴を設けてなるものであるから、配管スペースを
形成するためのカバーは1つで良いこととなり、構成が
簡素化されると共に、配管スペースが左右の中央部に集
約される態様となり、配管の自由度が大きくなるもので
ある。また、ドレン穴が左右両側部付近に設けてあるの
で、バッテリーボックスにおける水抜き穴が中央部付近
又は左右の側部付近に設けてある場合であっても、前記
ドレン穴から外部へ排出することが可能であり、種々の
バッテリーボックスに対して対応し得るものである。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、底板上面の左右対称位置に前後方向に
延伸したリブを設け、カバーの左右両側縁部を下方向に
屈曲して設けると共に当該左右の両側縁部を前記リブの
外側に配置してなるものであるから、カバーの左右方向
の移動がリブによって規制されることとなり、左右方向
の中央部においての配管スペースの確保が容易なもので
ある。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、カバーの中央部を、当該カバー
の左右両側縁部より高く形成してあるものであるから、
カバー上に滴下した水は左右方向に流れ易く、錆の発生
を抑制することができるものである。
【0030】請求項4に記載の発明は、請求項1,2又
は3に記載の発明において、カバーの左右両側縁部に設
けたシール部材が緩衝材を兼ねているものであるから、
それだけ部品点数を少なくでき、構成をより簡素化でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るバッテリー室の構成
を示す説明図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面説明図
で、中央部から一側のみを示し、他側を省略してある。
【図3】カバー部分の別の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図4】カバー部分の別の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図5】従来のバッテリー室の構成を示す斜視説明図で
ある。
【図6】図5におけるVI矢視の説明図である。
【符号の説明】
1 バッテリー室 3 底板 3F 支持フランジ 5 前板 7 後板 23 側板 27 リブ 29 配管スペース 31 カバー 33 緩衝材 35 シール部材 37 ドレン穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/00 - 11/04 B60R 16/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリー室を形成する底板の上面に、
    当該底板の中央付近を覆う左右対称形状のカバーを設
    け、このカバーと前記底板との間に、前後方向に貫通し
    た配管スペースを形成して設けると共に、上記カバーの
    左右両側縁部にシール部材を設け、かつ上記カバーの左
    右両側縁部の側方位置において前記底板にドレン穴を設
    けてなることを特徴とするバッテリーフォークリフトに
    おけるバッテリー室底部構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、底板上
    面の左右対称位置に前後方向に延伸したリブを設け、カ
    バーの左右両側縁部を下方向に屈曲して設けると共に当
    該左右の両側縁部を前記リブの外側に配置してなること
    を特徴とするバッテリーフォークリフトにおけるバッテ
    リー室底部構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の発明において、
    カバーの中央部を、当該カバーの左右両側縁部より高く
    形成してあることを特徴とするバッテリーフォークリフ
    トにおけるバッテリー室底部構造。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の発明におい
    て、カバーの左右両側縁部に設けたシール部材が緩衝材
    を兼ねていることを特徴とするバッテリーフォークリフ
    トにおけるバッテリー室底部構造。
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