JP3413241B2 - 電子管 - Google Patents
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Description
光電管に係わり、特にアノードとして電子線照射型ダイ
オードを使用する光電管に関するものである。
は運動エネルギを放出し、最終的には静止する。シリコ
ン素子の中では、放出されたエネルギ3.6eVごとに
1対の電子−正孔が生成する。したがって、−10kV
が印加された光電面から放出された電子がシリコン素子
に入射すれば、約2800個の電子−正孔対が生成さ
れ、対の一方を信号電荷として取り出すことが可能であ
る。したがって、光電面を有する電子管にアノードとし
て、シリコンダイオードを封入すという構成で、非常に
高感度であり、且つ入射した光子数を定量的に計測でき
る光検出器を構成することが原理的には可能であり、製
品開発が進められている。
管でアノードとして使用される半導体電子検出器として
の電子線照射型ダイオードの構成図である。図5(a)
はこの電子線照射型ダイオードの構造断面を示し、図5
(b)はこの半導体電子検出器の電極管に電圧を印加し
た場合の内部における電界強度の分布を示す。この電子
線照射型ダイオードは、(a)200μm厚、1kΩ−
cmの抵抗を有する高抵抗n型シリコン基板710と、
(b)基板710といわゆる階段接合し、5×1019c
m-3のp型不純物を含む、深さが0.5μmのp型高濃
度拡散層720と、(c)p型高濃度拡散層720の電
子線の入射領域を除いた表面領域と基板710のp型高
濃度拡散層720を形成した側の表面とに形成されたシ
リコン酸化膜730と、(d)基板710のp型高濃度
拡散層720を形成した側と反対側の表面に形成され、
逆バイアス電圧の印加時の基板710内の空乏層広がり
を停止させるn型高濃度層740と、(e)p型高濃度
拡散層720の電子線の入射領域を除いた表面領域に形
成された電極751と、(f)n型高濃度層740の表
面に形成された電極752と、から構成される。
の入射領域にシリコン酸化膜を形成しない理由は、シリ
コン酸化膜が不感帯となり、その中で吸収された入射電
子の運動エネルギによって生じる電子−正孔対として発
生した電荷を信号電荷として取り出すことができないた
めである。
cm)のシリコン部材を使用する理由は、逆バイアス電
圧を印加して空乏層を広げるとともに、接合容量を小さ
くして高速性を達成するためである。例えば、上記の電
子線照射型ダイオードに150Vの逆バイアス電圧を印
加して基板710の厚み全体に関して空乏状態とした場
合には、接合容量が約0.5pFとなる。外付けの負荷
抵抗は通常50Ωであるから、CR時定数は25pse
cとなり、電子管に封入される電子検出器として要求さ
れるナノ秒オーダの動作が可能である。なお、シリコン
酸化膜730は暗電流の抑制のために形成されている。
ードに逆バイアス電圧を印加した場合の図5(a)にお
けるA−B間での電界強度分布を示す。図示の通り、空
乏層内では信号電荷(電子)を移動させる電界が発生し
ており、pn接合面で極大値となる様子を示している。
から電子が放出される。この電子は光電面とアノードで
ある上記の電子線照射型ダイオードとの間に印加された
電圧によって加速され、遮光板によって選択された電子
が電子線照射型ダイオードにp型高濃度拡散層720の
電子線入射面から入射する。入射した電子は、電子線照
射型ダイオードを構成するシリコン部材中で運動エネル
ギを放出し、電子−正孔対を生成する。この時、電子線
照射型ダイオードには逆バイアス電圧が印加され、基板
710は空乏化している。空乏層で電子−正孔対として
発生した信号電荷は、信号電流として出力される。
れている電子線照射型ダイオードは上記のように構成さ
れ、電子線が入射する高濃度不純物層は導電性が良い。
これは、逆バイアス電圧を印加した場合、この高濃度不
純物層にも空乏領域が成長するが、空乏領域がシリコン
酸化膜との界面にまで至ると、いわゆる表面準位のため
暗電流が大幅に増加するので、これを防止するためであ
る。したがって、高濃度不純物層での空乏領域はpn接
合面の近傍の非常に薄い領域にしか形成されないので、
電子線の入射面から空乏層までの領域である高濃度不純
物層のほとんどの領域は不感帯となる。この不感帯で発
生した電子−正孔対から信号電荷を有効に取り出すこと
はできないので、光検出器としての電子管の感度や精度
を低下させるので、高濃度不純物層は薄いほど好まし
い。
ほど電界集中が大きくなり、降伏電圧が小さくなる。更
に、高濃度不純物層の厚さに対する接合の湾曲の度合い
が大きくなると降伏電圧は極端に小さくなる。すなわ
ち、高速動作のために高抵抗を有する基板に十分な空乏
領域を形成する逆バイアス電圧の印加を確保するには、
ある程度の厚みを有する高濃度不純物層が必須であり、
光検出器としての電子管の感度や精度の低下が避けられ
ない、という問題があった。
電子線照射型ダイオードに入射するので、運動エネルギ
を放出して静止するまでにpn接合面を通過することが
ある。例えば、上記のように10keVに加速された電
子がシリコンに入射すると、入射面から平均で数μm程
度侵入するので、0.5μmの高濃度不純物層の厚さで
はほぼ確実に電界強度の最も大きいpn接合面を通過す
る(図5(b)参照)。高エネルギ電子の通過によりシ
リコンのバンドギャップ中に多数のエネルギレベルが作
り出される(S.M.SZE : Physics of Semiconductor Dev
ives, p.49)。これらのエネルギレベルは暗電流の原因
となるが、電界強度の大きなpn接合面付近でのバンド
ギャップ中における多数のエネルギレベルの生成は大き
な暗電流の原因となり、電子管としての感度や精度に対
して悪影響を与えるという問題点があった。
れてしまうことにより、逆バイアス電圧に対する耐圧の
低下が想定される。耐圧が低下すると、基板に広く空乏
層を広げるほどには逆バイアス電圧を印加することがで
きず、CR時定数が大きくなり動作速度が低下するとい
う問題点があった。
のであり、不感帯を薄くでき且つ入射電子がpn接合面
にまで侵入しない構造の電子線照射型ダイオードを実現
することにより、感度および精度を向上した電子管を提
供することを目的とする。
する半導体電子検出器である電子照射型ダイオードのp
n接合面を不純物を低濃度に含む基板と低濃度不純物層
である低濃度不純物層とで形成する。逆バイアス電圧の
印加によって生じる空乏領域を基板と低濃度不純物層と
の厚さ方向の全域に渡って形成するとともに、低濃度不
純物層のpn接合面とは反対の表面に空乏領域の成長を
止める低濃度不純物層と同一の導電型を有する高濃度不
純物層を形成する。この結果、この高濃度不純物層の厚
さは耐圧の要因とならず、この高濃度不純物層の厚さを
薄くすることができる、ことを利用して従来の電子管の
問題点の解決を図っている。
体電子線検出器を封入した電子管であって、半導体電子
線検出器は、(a)第1の導電型を有するシリコン基板
と、(b)シリコン基板の一方の表面に形成された第1
の導電型を有する第1の高濃度不純物層と、(c)シリ
コン基板の他方の表面に形成された第2の導電型を有す
る低濃度不純物層と、(d)シリコン基板の他方の表面
の低濃度不純物層領域を取り巻く領域に形成された第1
の導電型を有するアイソレーション層と、(e)低濃度
不純物層の表面に形成された第2の導電型を有する第2
の高濃度不純物層と、(f)アイソレーション層の表面
と第2の高濃度層の表面の外周付近を含む領域とに形成
されたシリコン酸化膜と、(g)第1の高濃度不純物層
の表面に形成された第1の電極と、(h)第2の高濃度
不純物層の表面に形成された第2の電極と、から構成さ
れ第2の高濃度不純物層のシリコン酸化膜が形成されて
いない表面から電子を入射することを特徴とする。
出器を封入した電子管であって、半導体電子線検出器
は、上記第1の電子管における半導体電子線検出器の第
2の高濃度不純物層の表面の前記シリコン酸化膜が形成
された領域と第2の電極が形成された領域とを除く領域
とに、第2の高濃度不純物層の有するバンドギャップよ
りも大きなバンドギャップを有する半導体材料からな
り、前記第2の高濃度不純物層とヘテロ接合するワイド
バンドギャップ層が形成され、ワイドバンドギャップ層
の表面から電子を入射することを特徴とする。
出器を封入した電子管であって、半導体電子線検出器
は、上記第1の電子管における半導体電子線検出器の基
板と低濃度不純物層との間に高濃度不純物層を形成し
た、ことを特徴とする。
出器を封入した電子管であって、半導体電子線検出器
は、上記第2の電子管における半導体電子線検出器の基
板と低濃度不純物層との間に高濃度不純物層を形成し
た、ことを特徴とする。
ダイオードには逆バイアス電圧が印加されており、低濃
度不純物層の厚さ方向の全領域は空乏化している。した
がって、加速電子の電子線照射型ダイオード内における
侵入領域で空乏化していないのは、低濃度不純物層の表
面に形成された低濃度不純物層と同一の導電型を有する
高濃度不純物層のみである。また、アイソレーション拡
散層は、pn接合面が側面に露出することを防止するの
で、暗電流を抑止する。
子を発生する。この光電子は加速され電子線照射型ダイ
オードに入射する。この入射加速電子は電子入射面を有
する高濃度不純物層と空乏化された低濃度不純物層ある
いは基板とで運動エネルギを放出し、電子−正孔対を生
成する。この場合、電子入射面を有する高濃度不純物層
は非常に薄いので、ほとんどエネルギの放出はなされ
ず、空乏領域で実質的に全てのエネルギを放出する。こ
のエネルギの放出によって発生した電子−正孔対から取
り出された信号電荷は、電極から信号として出力され
る。
1の電子管における電子線照射型ダイオードの構成に加
えて、非常に薄いワイドギャップ層が加速電子の入射面
に形成されヘテロ接合する結果、信号電荷に対して良好
なアキュムレーション状態が発現する。この状態で、こ
の電子管の光電面に光が入射するのにともなって発生し
た光電子を加速して電子線照射型ダイオードに入射する
と、第1の電子管と同様に電子−正孔対を生成するが、
加速電子の入射面付近が良好なアキュムレーション状態
となっているので、信号電荷の一方が効率良くpn接合
面に到達し、信号電荷の他方との表面付近での再結合を
低減できる。こうして効率良く収集した信号電荷は、電
極から信号として出力される。なお、ワイドバンドギャ
ップ層は一種のパッシベーション膜としても作用し、封
入時に発生するアルカリ金属の汚染から電子線照射型ダ
イオードを保護する。
1の電子管における電子線照射型ダイオードの構成に加
えて、基板と低濃度不純物層との間に低濃度不純物層と
同一の導電型を有する高濃度不純物層を形成されてお
り、逆バイアス電圧の印加時にはこの高濃度不純物層に
高電界が発生しアバランシェ増倍機能が発現する。この
状態で、この電子管の光電面に光が入射にともなって発
生した光電子を加速して電子線照射型ダイオードに入射
すると、第1の電子管と同様に電子−正孔対が生成さ
れ、信号電荷の一方はpn接合面への方向に進行する。
この信号電荷の一方は、pn接合面を通過する直前にア
バランシェ増倍される。したがって、基板に到達する信
号電荷の総量は第1の電子管の場合に比べて増大したも
のとなる。こうして増大した信号電荷は、電極から信号
として出力される。
2の電子管における電子線照射型ダイオードの構成に加
えて、基板と低濃度不純物層との間に低濃度不純物層と
同一の導電型を有する高濃度不純物層を形成されてお
り、逆バイアス電圧の印加時にはこの高濃度不純物層に
高電界が発生しアバランシェ増倍機能が発現する。した
がって、第1の電子管に対しての第2の電子管における
改善点および第1の電子管に対しての第3の電子管にお
ける改善点の双方が改善された作用を有する。この結
果、効率良くpn接合面への方向へ進行する信号電荷が
アバランシェ増倍されて、電極から信号として出力され
る。
説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同
一の符号を付し、重複する説明を省略する。
管の構成図であり、図1(a)は電子管全体の構成を、
図1(b)は電子管に封入された電子線照射型ダイオー
ドの構成を示す。この電子管は、光を受光して電子を放
出する光電面111を有する光電面板110と、ガラス
バルブ120とで封入容器を構成し、封入容器内に、光
電面から放出された電子を絞り込む第1グリッド131
および第2グリッド132と、加速された電子の進路を
制限する遮蔽板140と、入射した加速電子を検出して
信号電荷を出力する電子線照射型ダイオード(以後、単
にダイオードとも称する)200と、を含んで構成され
る。ダイオード200には、直流電源(E)から負荷抵
抗(R)を介して逆バイアス電圧が印加される。ダイオ
ード200で発生した信号電荷が負荷抵抗(R)を流れ
ることによって生じた負荷抵抗(R)の両端に発生した
電圧信号は増幅器(AMP)に入力される。なお、本実
施例の電子管では光電子の加速電圧は10kVであり、
したがって、加速電子のシリコン部材への侵入深さは数
μmである。
を有する1mm角のシリコン基板210と、(イ)シリ
コン基板210の一方の表面に形成されたn型の導電性
を有する高濃度不純物層(以後、n型高濃度層と称す
る)250と、(ウ)シリコン基板210の他方の表面
に形成されたp型の導電性を有するアノード層220
と、(エ)シリコン基板210の他方の表面のアノード
層220領域を取り巻く領域に形成されたn型の導電性
を有するアイソレーション層230と、(オ)アノード
層220の表面に形成されたp型の導電性を有する高濃
度不純物層(以後、p型高濃度層と称する)240と、
(カ)アイソレーション層230の表面とp型高濃度層
240の外周付近を含む領域とに形成されたシリコン酸
化膜260と、(キ)n型高濃度層250の表面に形成
された電極271と、(ク)p型高濃度層240の表面
に形成された電極272と、から構成される。
抵抗0.01Ωcmとなる程度のn型不純物を含有する
200μm厚のシリコンから形成され、アノード層22
0は、比抵抗が100Ωcm程度となるp型不純物を含
有するシリコンをエピタキシャル成長で40μm厚に形
成する。
n型シリコン基板210の一方の表面にp型層を形成
後、p型層(結果的にはシリコン基板の一部を含んで)
の所定の領域にn型不純物を拡散して形成され、pn接
合面が側面に露出することを防止する。この結果、暗電
流を抑止する。
m-3の不純物濃度を有する0.1μm厚の層である。こ
の厚さのほぼ全てが不感帯となるが、従来の電子照射型
ダイオードの構成に比べて不感帯の厚さが低減される。
p型高濃度層240とシリコン基板210との間にはア
ノード層220が介在するので、p型高濃度層240の
厚さがpn接合面の耐圧を決定する要因とはならず、ま
た、逆バイアス電圧の印加に伴う空乏領域の成長を有効
に止める。
と光電子を発生する。この光電子は加速され電子線照射
型ダイオード200に入射する。電子線照射型ダイオー
ド200の電極271と電極272との間には略100
Vの逆バイアス電圧が印加され、アノード層220のほ
ぼ全域とシリコン基板210のpn接合面付近には空乏
化されている。入射加速電子は電子入射面を有するp型
高濃度層240と空乏化されたアノード層220とで運
動エネルギを放出し、電子−正孔対を生成する。この場
合、電子入射面を有するp型高濃度層240は非常に薄
いので、ほとんどエネルギの放出はなされず、空乏領域
で実質的に全てのエネルギを放出する。このエネルギの
放出によって発生した電子−正孔対から取り出された信
号電荷は、電極271および電極272から信号として
出力される。
材の深さ数μm程度までの領域で運動エネルギを全て放
出する。すなわち、入射加速電子の侵入深さは数μm程
度であり、信号電荷のほとんど全てはアノード層220
で発生する。この信号電荷が抵抗(R)を流れることに
よって生じる信号電流の立上り時間は、電子−正孔対の
発生位置から正孔がp型高濃度層240に到達するまで
の時間と、電子−正孔対の発生位置から電子がpn接合
面に到達するまでの時間と、遅い方で主に決定される。
電子−正孔対の発生位置が加速電子の入射面から数μm
程度であり、アノード層220の厚さが40μmであ
る。このことを考えると、アノード層220中の電子の
移動度と正孔の移動度との相違を考慮しても、電子の走
行時間で信号電流の立上がり時間が決まる。また、信号
電流の立下り時間は、基板210内の空乏領域を電子が
走行する時間で決定されるが、シリコン基板210とア
ノード層220との比抵抗の相違から、シリコン基板内
の空乏領域は薄くなり立上り時間に比べて小さくなる。
の電子の走行時間の最大値は以下のように求められる。
なお、逆バイアス電圧は上記のように100Vである。 ・アノード層220の空乏化に必要な逆バイアス電圧…
60V ・アノード層220の完全空乏化によって生じるpn接
合部の最大電界…3×104 V/cm ・(100V−60V)=40Vによって生じる電界…
1×104 V/cm ここで、電子の移動度を1800cm2 /(V・se
c)として、(アノード層220の電子の走行時間の最
大値)=約0.1nsecとなる。したがって、本実施
例の電子管はナノ秒オーダの動作が可能である。
シャル成長法で形成したが、拡散ウエファ法あるいは張
り合わせウエファ法で形成してもよい。
イオードを封入した電子管が必要な場合には、大面積に
なって接合容量が増加した分、空乏層を広げて、結果的
には接合容量を変化させなければよい。具体的には、以
下のような方法がある。 (1)エピタキシャル成長による層成長を増す、また
は、拡散型ウエファ若しくは張り合わせウエファなどを
用いて厚いアノード層を形成するとともに、逆バイアス
電圧を増加して空乏層を大きく広げる。 (2)シリコン基板の不純物濃度を下げ、シリコン基板
側にも空乏層が広がる構成とする。
層の厚さを80μmとして、アノード層が全空乏する逆
バイアス電圧を印加する。これにより、入射面積を1m
m角から1.5mm角に拡大できる。この場合、信号電
流の立上り時間および立下り時間を決定する信号電子の
走行時間は、空乏層が厚くなった分だけ長くなる。但
し、この走行時間は加わる電界に反比例するので、印加
する逆バイアス電圧を2倍とすれば、動作速度を確保で
きる。
管の構成図であり、図2(a)は電子管全体の構成を、
図2(b)は電子管に封入された電子線照射型ダイオー
ドの構成を示す。この電子管は第1実施例の電子管と比
べて、封入する電子線照射型ダイオードが異なるのみ
で、それ以外は同様に構成される。
型ダイオード300は、第1実施例の電子線照射型ダイ
オードと同様の構成に加えて、シリコンのバンドギャッ
プよりも大きなバンドギャップを有する材料物質を基材
としてp型の導電性を有するワイドバンドギャップ層3
80を加速電子入射面に形成して構成される。すなわ
ち、この電子線照射型ダイオード300は、(ア)n型
の導電性を有する1mm角のシリコン基板310と、
(イ)シリコン基板310の一方の表面に形成されたn
型高濃度層350と、(ウ)シリコン基板310の他方
の表面に形成されたp型の導電性を有するアノード層3
20と、(エ)シリコン基板310の他方の表面のアノ
ード層320領域を取り巻く領域に形成されたn型の導
電性を有するアイソレーション層330と、(オ)アノ
ード層320の表面に形成されたp型高濃度層340
と、(カ)アイソレーション層330の表面とp型高濃
度層340の外周付近を含む領域とに形成されたシリコ
ン酸化膜360と、(キ)n型高濃度層350の表面に
形成された電極372と、(ク)p型高濃度層340の
表面に形成された電極371と、(ケ)p型の導電性を
有する数nm厚のワイドバンドギャップ層380と、か
ら構成される。
タ、PVD、あるいはCVD装置などで高濃度層340
と同一の導電型を有するシリコンカーバイドやカドミウ
ム・テルル等を堆積させて形成される。この堆積は、比
較的低温で可能であり、シリコン部材の損傷を招かずに
すむ。また、ワイドバンドギャップなので温度変化に対
しても安定であり暗電流の生成源とはならないととも
に、p型高濃度層340とヘテロ接合して加速電子入射
面をアキュムレーション状態とする。更に、一種のパッ
シベーション膜としても作用し、封入時に発生するアル
カリ金属の汚染から電子線照射型ダイオードを保護す
る。なお、ワイドバンドギャップ層380は不感帯とな
るが、非常に薄いので、ワイドバンドギャップ層380
による不感帯の増加は実質的に無視できる。
と光電子が発生し、第1実施例と同様にしてダイオード
300に入射する。ダイオード300の電極371と電
極372との間には略100Vの逆バイアス電圧が印加
され、アノード層320のほぼ全域とシリコン基板31
0のpn接合面付近には空乏化されている。入射加速電
子は電子入射面を有するp型高濃度層340と空乏化さ
れたアノード層320とで運動エネルギを放出し、電子
−正孔対を生成する。この場合、ワイドバンドギャップ
層380とp型高濃度層340は薄いので、ほとんどエ
ネルギの放出はなされず、空乏領域で実質的に全てのエ
ネルギを放出する。このエネルギの放出によって発生し
た電子−正孔対を生成するが、加速電子の入射面付近が
良好なアキュムレーション状態となっているので、信号
電荷の一方である電子は効率良くpn接合面に到達す
る。こうして効率良く収集した信号電荷は、電極271
および電極272から信号として出力される。
同様に、アノード層を拡散ウエファ法あるいは張り合わ
せウエファ法で形成してもよい。
管の構成図であり、図3(a)は電子管全体の構成を、
図3(b)は電子管に封入された電子線照射型ダイオー
ドの構成を示す。この電子管は第1実施例の電子管と比
べて、封入する電子線照射型ダイオードが異なるのみ
で、それ以外は同様に構成される。
型ダイオード400は、第1実施例の電子線照射型ダイ
オードと同様の構成に加えて、基板とアノード層との間
に、p型高濃度層を形成して構成される。すなわち、こ
の電子線照射型ダイオード400は、(ア)n型の導電
性を有する1mm角のシリコン基板410と、(イ)シ
リコン基板410の一方の表面に形成されたn型高濃度
層450と、(ウ)シリコン基板410の他方の表面の
所定の領域に形成されたp型高濃度層490と、(エ)
シリコン基板410の他方の表面に形成されたp型の導
電性を有するアノード層420と、(オ)シリコン基板
410の他方の表面のアノード層420領域を取り巻く
領域に形成されたn型の導電性を有するアイソレーショ
ン層430と、(カ)アノード層420の表面に形成さ
れたp型高濃度層440と、(キ)アイソレーション層
430の表面とp型高濃度層440の外周付近を含む領
域とに形成されたシリコン酸化膜460と、(ク)n型
高濃度層450の表面に形成された電極472と、
(ケ)p型高濃度層440の表面に形成された電極47
1と、から構成される。
るいはエピタキシャル成長法によって形成される。エピ
タキシャル成長法による場合は、2重エピタキシャル成
長をする。逆バイアス電圧の印加時にはp型高濃度層4
90に高電界が発生し、アバランシェ増倍機能が発現す
る。
と光電子が発生し、第1実施例と同様にしてダイオード
400に入射する。ダイオード400の電極471と電
極472との間には略100Vの逆バイアス電圧が印加
され、アノード層420のほぼ全域とシリコン基板41
0のpn接合面付近には空乏化されている。入射加速電
子はp型高濃度層440と空乏化されたアノード層42
0とで運動エネルギを放出し、電子−正孔対を生成す
る。この場合、ワイドバンドギャップ層480とp型高
濃度層440は薄いので、ほとんどエネルギの放出はな
されず、空乏領域で実質的に全てのエネルギを放出す
る。このエネルギの放出によって発生した電子−正孔対
を生成するが、信号電荷の一方である電子はpn接合面
に到達する直前にアバランシェ増倍される。こうして増
倍された信号電荷は、電極471および電極472から
信号として出力される。なお、アバランシェ増倍率は1
00程度にはすることが通常可能なので、非常に感度の
良い電子管を実現できる。
同様に、アノード層を拡散ウエファ法あるいは張り合わ
せウエファ法で形成してもよい。
管の構成図であり、図4(a)は電子管全体の構成を、
図4(b)は電子管に封入された電子線照射型ダイオー
ドの構成を示す。この電子管は第1実施例の電子管と比
べて、封入する電子線照射型ダイオードが異なるのみ
で、それ以外は同様に構成される。
型ダイオード500は、第1実施例の電子線照射型ダイ
オードと同様の構成に加えて、シリコンのバンドギャッ
プよりも大きなバンドギャップを有する材料物質を基材
としてp型の導電性を有するワイドバンドギャップ層5
80を加速電子入射面に形成して構成される。すなわ
ち、この電子線照射型ダイオード500は、(ア)n型
の導電性を有する1mm角のシリコン基板510と、
(イ)シリコン基板510の一方の表面に形成されたn
型高濃度層550と、(ウ)シリコン基板510の他方
の表面の所定の領域に形成されたp型高濃度層590
と、(エ)シリコン基板510の他方の表面に形成され
たp型の導電性を有するアノード層520と、(オ)シ
リコン基板510の他方の表面のアノード層520領域
を取り巻く領域に形成されたn型の導電性を有するアイ
ソレーション層530と、(カ)アノード層520の表
面に形成されたp型高濃度層540と、(キ)アイソレ
ーション層530の表面とp型高濃度層540の外周付
近を含む領域とに形成されたシリコン酸化膜560と、
(ク)n型高濃度層550の表面に形成された電極57
2と、(ケ)p型高濃度層540の表面に形成された電
極571と、(コ)p型の導電性を有する数nm厚のワ
イドバンドギャップ層580と、から構成される。
例と、p型高濃度層490は第3実施例と同様にして構
成される。
と光電子が発生し、第1実施例と同様にしてダイオード
500に入射する。ダイオード500の電極571と電
極572との間には略100Vの逆バイアス電圧が印加
され、アノード層520のほぼ全域とシリコン基板51
0のpn接合面付近には空乏化されている。入射加速電
子はp型高濃度層540と空乏化されたアノード層52
0とで運動エネルギを放出し、電子−正孔対を生成す
る。この場合、ワイドバンドギャップ層580とp型高
濃度層540は薄いので、ほとんどエネルギの放出はな
されず、空乏領域で実質的に全てのエネルギを放出す
る。このエネルギの放出によって発生した電子−正孔対
を生成するが、信号電荷の一方である電子は効率良くp
n接合面の方向へ進行し、到達直前にアバランシェ増倍
される。こうして増倍された信号電荷は、電極571お
よび電極572から信号として出力される。
同様に、アノード層を拡散ウエファ法あるいは張り合わ
せウエファ法で形成してもよい。
1の電子管によれば、封入する電子線照射型ダイオード
に関して、pn接合面を不純物を低濃度に含む基板と低
濃度不純物層とで形成し、低濃度不純物層のpn接合面
とは反対の表面に空乏領域の成長を止める低濃度不純物
層と同一の導電型を有する薄い高濃度不純物層を形成し
て、逆バイアス電圧の印加によって生じる空乏領域を低
濃度不純物層の厚さ方向の全域に渡って形成することに
したので、不感帯を薄くすることが可能になり、感度や
精度を向上した電子管を実現できる。また、低濃度不純
物層の側面側の周囲にはアイソレーション拡散層を形成
したので、pn接合面の露出が防止されることによる暗
電流が抑止され、電子管の感度や精度の向上が達成され
る。
1の電子管における電子線照射型ダイオードの構成に加
えて、非常に薄いワイドギャップ層が加速電子の入射面
に形成されヘテロ接合する結果、信号電荷に対して良好
なアキュムレーション状態が発現し、信号電荷が効率良
くpn接合面に到達するので、第1の電子管よりも更に
感度や精度を向上した電子管を実現できる。
1の電子管における電子線照射型ダイオードの構成に加
えて、基板と低濃度不純物層との間に低濃度不純物層と
同一の導電型を有する高濃度不純物層を形成されてお
り、逆バイアス電圧の印加時にはこの高濃度不純物層に
高電界が発生しアバランシェ増倍機能が発現するので、
入射加速電子の運動エネルギの放出にともなう出力信号
電荷が増大し、第1の電子管よりも更に感度や精度を向
上した電子管を実現できる。
2の電子管における電子線照射型ダイオードの構成に加
えて、基板と低濃度不純物層との間に低濃度不純物層と
同一の導電型を有する高濃度不純物層を形成されてお
り、逆バイアス電圧の印加時にはこの高濃度不純物層に
高電界が発生しアバランシェ増倍機能が発現するので、
第1の電子管に対しての第2の電子管における改善点お
よび第1の電子管に対しての第3の電子管における改善
点の双方が改善された感度や精度を有する電子管を実現
できる。
バランシェ増倍を利用する場合は、非常に高い利得を得
ることが可能であり、単一光子の検出が可能となる。ま
た、光電子増倍管で問題になるダイノードに起因する利
得の不安定性や応答特性が改善されるので、超高感度・
超高速の光検出器が実現できる。更に、光電子増倍管に
比べて増倍揺らぎが小さくなるので、入射光子の計数も
可能となる。
る。
る。
る。
る。
ードの説明図である。
32…グリッド、140…遮蔽板、200,300,4
00,500…電子線照射型ダイオード、210,31
0,410,510…シリコン基板、220,320,
420,520…アノード層、230,330,43
0,530…アイソレーション拡散層、240,34
0,440,540…p型高濃度不純物層、260,3
60,460,560…シリコン酸化膜、271,27
2,371,372,471,472,571,572
…電極、380,580…ワイドバンドギャップ層、4
90,590…アバランシェ層
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体電子線検出器を封入した電子管で
あって、 前記半導体電子線検出器は、 第1の導電型を有するシリコン基板と、 前記シリコン基板の一方の表面に形成された第1の導電
型を有する第1の高濃度不純物層と、 前記シリコン基板の他方の表面に形成された第2の導電
型を有する低濃度不純物層と、 前記シリコン基板の前記他方の表面の前記低濃度不純物
層領域を取り巻く領域に形成された第1の導電型を有す
るアイソレーション層と、 前記低濃度不純物層の表面に形成された第2の導電型を
有する第2の高濃度不純物層と、 前記アイソレーション層の表面と前記第2の高濃度層の
表面の外周付近を含む領域に形成されたシリコン酸化膜
と、 前記第1の高濃度不純物層の表面に形成された第1の電
極と、 前記第2の高濃度不純物層の表面に形成された第2の電
極と、 から構成され、前記第2の高濃度不純物層の表面から電
子を入射することを特徴とする電子管。 - 【請求項2】 半導体電子線検出器を封入した電子管で
あって、 前記半導体電子線検出器は、 第1の導電型を有するシリコン基板と、 前記シリコン基板の一方の表面に形成された第1の導電
型を有する第1の高濃度不純物層と、 前記シリコン基板の他方の表面に形成された第2の導電
型を有する低濃度不純物層と、 前記シリコン基板の前記他方の表面の前記低濃度不純物
層領域を取り巻く領域に形成された第1の導電型を有す
るアイソレーション層と、 前記低濃度不純物層の表面に形成された第2の導電型を
有する第2の高濃度不純物層と、 前記アイソレーション層の表面と前記第2の高濃度不純
物層の表面の外周付近を含む領域に形成されたシリコン
酸化膜と、 前記第1の高濃度不純物層の表面に形成された第1の電
極と、 前記第2の高濃度不純物層の表面に形成された第2の電
極と、 前記第2の高濃度不純物層の表面の前記シリコン酸化膜
が形成された領域と前記第2の電極が形成された領域と
を除く領域に形成された、前記第2の高濃度不純物層の
有するバンドギャップよりも大きなバンドギャップを有
し、第2の導電型を有する半導体材料からなり、前記第
2の高濃度不純物層とヘテロ接合するワイドバンドギャ
ップ層と、 から構成され、前記ワイドバンドギャップ層の表面から
電子を入射することを特徴とする電子管。 - 【請求項3】 半導体電子線検出器を封入した電子管で
あって、 前記半導体電子線検出器は、 第1の導電型を有するシリコン基板と、 前記シリコン基板の一方の表面に形成された第1の導電
型を有する第1の高濃度不純物層と、 前記シリコン基板の他方の表面の第1の領域に形成され
た第2の導電型を有する第2の高濃度不純物層と、 前記シリコン基板の前記他方の表面の前記第1の領域を
囲む第2の領域と前記第2の高濃度不純物層の表面に形
成された第2の導電型を有する低濃度不純物層と、 前記シリコン基板の前記他方の表面の前記低濃度不純物
層領域を取り巻く領域に形成された第1の導電型を有す
るアイソレーション層と、 前記低濃度不純物層の表面に形成された第2の導電型を
有する第3の高濃度不純物層と、 前記アイソレーション層の表面と前記第3の高濃度層の
表面の外周付近を含む領域に形成されたシリコン酸化膜
と、 前記第1の高濃度不純物層の表面に形成された第1の電
極と、 前記第3の高濃度不純物層の表面に形成された第2の電
極と、 から構成され、前記第3の高濃度不純物層の表面から電
子を入射することを特徴とする電子管。 - 【請求項4】 半導体電子線検出器を封入した電子管で
あって、 前記半導体電子線検出器は、 第1の導電型を有するシリコン基板と、 前記シリコン基板の一方の表面に形成された第1の導電
型を有する第1の高濃度不純物層と、 前記シリコン基板の他方の表面の第1の領域に形成され
た第2の導電型を有する第2の高濃度不純物層と、 前記シリコン基板の前記他方の表面の前記第1の領域を
囲む第2の領域と前記第2の高濃度不純物層の表面に形
成された第2の導電型を有する低濃度不純物層と、 前記シリコン基板の前記他方の表面の前記低濃度不純物
層領域を取り巻く領域に形成された第1の導電型を有す
るアイソレーション層と、 前記低濃度不純物層の表面に形成された第2の導電型を
有する第3の高濃度不純物層と、 前記アイソレーション層の表面と前記第3の高濃度不純
物層の表面の外周付近を含む領域に形成されたシリコン
酸化膜と、 前記第1の高濃度不純物層の表面に形成された第1の電
極と、 前記第3の高濃度不純物層の表面に形成された第2の電
極と、 前記第3の高濃度不純物層の表面の前記シリコン酸化膜
が形成された領域と前記第2の電極が形成された領域と
を除く領域に形成された、前記第3の高濃度不純物層の
有するバンドギャップよりも大きなバンドギャップを有
し、第2の導電型を有する半導体材料からなり、前記第
3の高濃度不純物層とヘテロ接合するワイドバンドギャ
ップ層と、 から構成され、前記ワイドバンドギャップ層の表面から
電子を入射することを特徴とする電子管。
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