JP3413057B2 - 多重巻コイルの製造方法 - Google Patents
多重巻コイルの製造方法Info
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Description
アクトル等に用いられ、筒状の巻型に層間に絶縁層を介
在させた状態でコイル導体を多層に巻装してなる多重巻
コイルの製造方法に関する。
縁層を介在させた状態でコイル導体を多層に巻装した多
重巻コイルは、コイル導体の巻装作業が比較的容易であ
る等の利点を有し、近年では電力用などの大容量の変圧
器にも採用されるようになってきている。この種の多重
巻コイルは、層間の電位が高くなる事情があり、層間で
の短絡を防止するために、層間に多量の絶縁物を介在さ
せて必要厚みの絶縁層を形成する必要がある。
従来では、幅広のシート状絶縁物を巻付けるように包む
方法と、テープ状の絶縁物を一部をラップさせながら螺
旋状(いわばゲートル状)に巻回する方法とがあった。
このうち前者のシート状絶縁物を用いる方法では、コイ
ルが大きくなるとシート状絶縁物も大きくなり、作業者
による巻付け作業が大変なものとなり、自動化が困難と
なる欠点があった。また、絶縁厚みを場所により自在に
変化させることは不可能であった。
る方法では、例えば本出願人の先の出願に係る特公昭5
6−34085号公報に示されるように、テープ状絶縁
物の巻回作業つまり絶縁層の形成作業の一定の自動化を
図ることができる。また、やはり本出願人の出願に係る
特開平2−47817号公報に示されるように、絶縁厚
みを場所により自在に変化させることも可能となる。
物を用いた先願技術では、一層分のコイル導体を巻装し
た後、一旦コイル導体を切離し、その層の外周部にテー
プ状絶縁物を巻回し、前記切離されたコイル導体を再び
接合するといった作業を繰返すことになり、一層の巻装
作業毎にコイル導体を切離し,接合するといった面倒な
作業を行わなければならず、作業性の面で更なる改善の
余地が残されていた。従って、絶縁層の形成にテープ状
絶縁物を用いながらも、コイル導体を一層毎に切断せず
に連続的に巻装作業を行うことができれば、作業性の大
幅な改善を図ることができるのである。
昭59−31969号公報では、テープ状絶縁物によっ
て、コイルの端部絶縁物をも一体に形成するようにした
技術が開示されている。ところが、この技術では、コイ
ルの種類(コイル導体の厚さ、幅、コイル長さ、巻回
数)に応じた端部絶縁物を形成するためには、コイルの
種類(端部絶縁物の大きさ等)毎にテープ状絶縁物の幅
や厚み等を変更しなければならず、種々のサイズのコイ
ルを製作するにあたっては、夫々に適合した多種類のテ
ープ状絶縁物が必要となる不具合があった。
で、その目的は、絶縁層の形成にテープ状絶縁物を用い
ながらも、コイル導体を切離し,接合せずに連続的に巻
装作業を行うことを可能とする多重巻コイルの製造方法
を提供するにある。
巻コイルの製造方法は、筒状の巻型に、層間に絶縁層を
介在させた状態でコイル導体を多層に巻装してなる多重
巻コイルを製造する方法にあって、前記巻型を一方向回
転させる回転駆動手段と、前記巻型の側方にてその軸方
向一端側と他端側との間を移動可能とされその巻型に対
して長尺なコイル導体を順次供給する導体供給部と、前
記巻型の側方にてその軸方向一端側と他端側との間を前
記導体供給部とは独立して移動可能とされ前記巻型に対
して長尺なテープ状絶縁物を順次供給するテープ供給部
とを具備し、前記導体供給部を、前記巻型の軸方向一端
側と他端側との間を往復移動させながら、前記巻型を回
転させることにより、その巻型の外周部に前記コイル導
体を一層ずつ連続的に巻取ると共に、前記コイル導体の
第n層の巻取りと同時に、軸方向一端側あるいは他端側
における巻始め位置をそのコイル導体と同一としなが
ら、前記テープ供給部を前記導体供給部のコイル導体の
巻取り進行方向前方に先行させ且つ適宜軸方向に反転を
繰返すようにさせることにより、前記コイル導体の第n
層の内周側に前記テープ状絶縁物の巻回厚みが軸方向に
変化する所定絶縁厚の絶縁層を形成するようにしたとこ
ろに特徴を有する。
るテープ状絶縁物と、導体供給部から供給されるコイル
導体とが、巻型の外周部に、テープ状絶縁物を内周側に
して同時に重ね巻きされるように巻装される。このと
き、テープ供給部を、コイル導体の巻取り進行方向前方
に先行させて適宜軸方向に反転を繰返すようにさせるこ
とにより、テープ状絶縁物がコイル導体の巻装に干渉す
ることなく、コイル導体の一層分の巻回数内でテープ状
絶縁物が形成する絶縁層の絶縁厚みを軸方向位置により
自在に変化させることが可能となる。
イル導体を切断せずとも、そのまま次の層の巻装作業に
進むことができる。また、このとき、コイルのサイズに
対して使用するテープ状絶縁物のサイズが厳密に限定さ
れるものではなく、1種類のテープ状絶縁物を多種類の
コイルに対して共用して使用することができ、汎用性を
向上させることができる。
法は、導体供給部と複数のテープ供給部とを有し、コイ
ル導体の第n層の巻取りと同時に、少なくとも一つのテ
ープ供給部における軸方向一端側あるいは他端側におけ
る巻始め位置をそのコイル導体と同一としながら、前記
複数のテープ供給部を前記導体供給部のコイル導体の巻
取り進行方向前方にて適宜軸方向に反転を繰返すように
させることにより、前記コイル導体の第n層の内周側に
前記テープ状絶縁物の巻回厚みが軸方向に変化する所定
絶縁厚の絶縁層を形成するようにしたところに特徴を有
する。
イル導体とを、巻型の外周部に、テープ状絶縁物を内周
側にして同時に重ね巻きされるように巻装することがで
きる。また、上記請求項1の発明と同様に、テープ状絶
縁物が形成する絶縁層の絶縁厚みを軸方向位置により自
在に変化させることが可能となるのであるが、このと
き、複数のテープ状絶縁物により一層大きな厚みの絶縁
層を形成することができる。さらに、一層の巻装作業が
終了した後、コイル導体を切断せずとも、そのまま次の
層の巻装作業に進むことができる。
る夫々のテープ状絶縁物を、互いに厚みや幅等の種類が
異なるものとすることができる(請求項3の発明)。こ
れにより、テープ状絶縁物が形成する絶縁層の絶縁厚み
をより一層緻密に調整することができ、最適な絶縁厚み
を得ることができる。
法は、導体供給部を巻型の軸方向一端側と他端側との間
を往復移動させながら、巻型を回転させることにより、
その巻型の外周部にコイル導体を一層ずつ連続的に巻取
ると共に、前記コイル導体の第(n−1)層の巻取り時
に、テープ供給部を前記導体供給部のコイル導体の巻取
り進行方向後方に遅れて適宜軸方向に反転を繰返すよう
にさせることにより、コイル導体の第(n−1)層の外
周側に第1絶縁層を形成し、前記テープ状絶縁物を一旦
切離した後、コイル導体の第n層の巻取り時に、軸方向
一端側あるいは他端側における巻始め位置をそのコイル
導体と同一としながら、前記テープ供給部を前記導体供
給部のコイル導体の巻取り進行方向前方に先行させ且つ
適宜軸方向に反転を繰返すことにより、コイル導体の第
n層の内周側に第2絶縁層を形成し、それら第1絶縁層
及び第2絶縁層からコイル導体の第n層の内周側の所定
絶縁厚の絶縁層を構成するようにしたところに特徴を有
する。
側には、コイル導体の第(n−1)層の巻取り時にその
外周部に巻回されたテープ状絶縁物からなる第1絶縁層
と、コイル導体の第n層の巻取り時に、その内周側に巻
回されたテープ状絶縁物からなる第2絶縁層とから、絶
縁層が形成されることになる。このとき、第1絶縁層
は、コイル導体の第n層の巻取り進行方向前方側に形成
されており、また、第2絶縁層もコイル導体の第n層の
巻取り進行方向前方側に形成されるので、テープ状絶縁
物をコイル導体の巻装に干渉することなく巻回すること
ができ、そのテープ状絶縁物が形成する絶縁層の絶縁厚
みを軸方向位置により自在に変化させることが可能とな
る。この場合、第n層の巻始め側においても、予め第1
絶縁層を形成しておくことにより、十分に厚い絶縁層を
形成することが可能となる。そして、テープ状絶縁物を
一旦切離すようにしているので、コイル導体の一層分の
巻回数に対して、テープ状絶縁物の絶縁層一層分の巻回
数を自在に調整することもでき、ひいてはテープ状絶縁
物のサイズの限定を緩和することができる。
において、テープ供給部を、同時に複数のテープ状絶縁
物を供給するように構成しても良く(請求項5の発
明)、これによれば、同一巻回数で形成できる絶縁層の
厚みをより大きくすることができる。さらには、テープ
状絶縁物を、テープ供給部の反転時に、該テープ状絶縁
物の巻回角度に合わせて折曲げて表裏反転させる構成と
することもでき(請求項6の発明)、これによれば、テ
ープ状絶縁物が反転した部分において、しわが発生する
ことを防止することができる。
について、図面を参照しながら説明する。◎ (1)第1,第2の実施例 初めに、図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施
例(請求項1に対応)について述べる。
実施例に係る多重巻コイルの構成について簡単に述べて
おく。この多重巻コイルは、絶縁物からこの場合円筒状
に構成された巻型1の外周部に、コイル導体2を多層
(図1(e)に2層のみ図示)に巻装して構成される。
前記コイル導体2は、例えば断面が矩形状とされ、各層
コイルは、このコイル導体2を、巻型1の外周の軸方向
一端側aと他端側bとの間の領域(図1参照)に、一重
ずつ整列状態に密着巻きすることにより構成される。そ
して、図1(e)に一層のみ示すように、前記コイル導
体2の各層間には、絶縁層3が設けられる。
絶縁物4をコイル導体2の層の外周部に巻回することに
より構成されるようになっており、層間電位傾度の高い
部位で絶縁厚が大となるように、その厚みが軸方向に変
化するように形成される。尚、本実施例では、図1に示
すように、テープ状絶縁物4の幅寸法は、コイル導体2
の5〜6倍(例えば数十mm)とされている。また、コイ
ル導体2の各層コイルの軸方向両端部には、リング状を
なす端部絶縁物5(図1に一部のみ図示)が設けられる
ようになっている。さらに、図示はしないが、この多重
巻コイルは、全体が樹脂モールドされてモールドコイル
とされ、その状態で例えば変圧器の鉄心に組付けられる
ようになっている。
した多重巻コイルを製造するための本実施例に係る製造
方法を実施するための装置(コイル巻装装置)の概略構
成について簡単に述べる。このコイル巻装装置は、大き
く分けて、前記巻型1への巻取作業が行われる巻取機構
部、その巻型1に対してコイル導体2を供給するための
導体供給部、巻型1に対してテープ状絶縁物4を供給す
るためのテープ供給部、全体を制御するためのマイコン
等からなる制御部を備えて構成されている。
状態にセットされるスピンドルと、このスピンドルひい
ては巻型1を、図2に示す軸cを中心に矢印A方向に一
方向回転させるモータ等の回転駆動手段たる回転駆動機
構等とを備えて構成されている。前記導体供給部は、前
記巻取機構部(巻型1)の側方に位置して設けられ、長
尺なコイル導体2を巻回したドラムが回転自在にセット
されるドラム収容部と、そのドラムから繰出されるコイ
ル導体2を巻型1の外周部に向けて案内するためのガイ
ドとを備えて構成され、導体用直線移動機構によって前
記軸cに沿う方向(図で矢印B及びC方向)に自在に移
動されるようになっている。
部(巻型1)の側方であって例えば前記導体供給部より
も上方の干渉しない位置に設けられ、長尺なテープ状絶
縁物4を巻回したドラムが回転自在にセットされるドラ
ム収容部と、そのドラムから繰出されるテープ状絶縁物
4を巻型1の外周部に向けて案内するためのガイド6
(図2参照)とを備えて構成され、テープ用直線移動機
構により前記導体供給部とは独立して前記軸cに沿う方
向(図で矢印B及びC方向)に自在に移動されるように
なっている。
御プログラム(テープ供給部の移動パターン)及び作業
者のスイッチ操作等に基づいて、前記回転駆動機構、導
体用直線移動機構及びテープ用直線移動機構等を制御し
て、巻型1に対するコイル導体2の巻装作業及びテープ
状絶縁物4の巻回作業(絶縁層3の形成作業)を実行す
るようになっている。
部は、回転駆動機構による巻型1の回転に同期して、導
体供給部を軸方向一端側aと他端側bとの間を矢印B及
びC方向に往復移動させることにより、巻型2の外周部
にコイル導体2を内側の層から一層ずつ順に連続的に巻
取るようになっている。そして、これと共に、コイル導
体2の第n層の巻取りと同時に、そのコイル導体2と巻
始め位置を同一としながら、テープ供給部を前記コイル
導体2の巻取り進行方向前方に先行させ且つ適宜軸方向
に反転を繰返すような所定の移動パターンで移動させる
ことにより、コイル導体2の第n層の内周側(第(n−
1)層の外周側)に、テープ状絶縁物4を巻回して所定
絶縁厚の絶縁層3を形成するようになっている。
ルの巻装作業を行う手順について述べる。図1(a)〜
(e)は、コイル導体2による第1層コイル7の巻装作
業が終わった後の、第2層コイル8の巻装作業の進行す
る様子を順に示している。図1(f)は、その際のテー
プ供給部の移動パターンPを模式的に示している。ま
た、図2は、コイル導体2による第1層コイル7の巻装
作業が終わった後の、第2層コイル8の巻始めの様子を
示している。
にあたっては、巻型1を巻取機構部のスピンドルにセッ
トし、図2に示すように、その巻型1の軸方向片側(一
端側a)に端部絶縁物5を固定する。そして、導体供給
部から引出されるコイル導体2の先端側部分を、その端
部絶縁物5の内側に密着するように固定(仮止め)し、
その状態から、巻型1を矢印A方向に回転させると共
に、それに同期して導体供給部を一端側aから他端側b
に向けて矢印B方向に移動させる。これにて、巻型1の
外周面に、コイル導体2が巻取られるようにして整列状
態に密着巻きされ、導体供給部が他端側bに至って所定
の巻回数(例えば30ターン)となったところで、巻取
を停止する。他端側bにおける端部絶縁物5を取付ける
ことにより、コイル導体2による第1層コイル7が形成
される。
あるが、ここではまず、他端側bにおける2層目の端部
絶縁物5を取付けると共に、図1(a)及び図2に示す
ように、第1層コイル7の巻終わり位置の外周部(コイ
ル導体2の第2層コイル8の巻始め位置の内周部とな
る)に、テープ供給部から引出されるテープ状絶縁物4
の先端部を固定する。そして、この状態で、巻型1を矢
印A方向に回転させ、それに同期して、導体供給部を今
度は他端側bから一端側aに向けて矢印C方向に移動さ
せると共に、テープ供給部を所定の移動パターンPで移
動させる。
この移動パターンPは、テープ供給部を、まず他端側b
から一端側aまで矢印C方向に移動させ、一端側aに至
ったところで一旦停止して今度は矢印B方向に反転さ
せ、軸方向中間部(位置d)にて再度矢印C方向に反転
させ、一端側aに至ったところで再度矢印B方向に反転
させ、若干量進んだところ(位置e)で矢印C方向に反
転させて一端側aまで進めるというものとなっている。
また、このときのテープ供給部の移動速度は、巻型2の
1回転毎に巻取位置が軸方向に半ピッチずつずれる(幅
の半分ずつ重ね巻きしていく)速度に設定されるように
なっている。さらに、テープ状絶縁物4は、所定の巻回
数(コイル導体2の巻回数以下)に達したところで切断
されるようになっている。
すように、巻型1の外周部(第1層コイル7の外周面)
に、テープ状絶縁物4とコイル導体2とがテープ状絶縁
物4を内周側にして同時に重ね巻きされていくようにな
り、絶縁層3の形成と第2層コイル8の形成とが一度に
行われるようになる。このとき、テープ供給部が、コイ
ル導体2の巻取り進行方向前方(矢印C方向)に先行し
て適宜軸方向に反転を繰返すことにより、テープ状絶縁
物4がコイル導体2の巻装に干渉することなく、巻始め
側である他端側bで厚みが小さく、層間電位傾度が高い
一端側aにいくほど厚みの大きい所定絶縁厚の絶縁層3
が形成されるのである。
第2層コイル8が形成されると、その一端側aの端部絶
縁物5が取付けられ、次の第3層へ進む。第3層では、
一端側aおける3層目の端部絶縁物5を取付けると共
に、第2層コイル8の巻終わり位置の外周部(第3層の
巻始め位置の内周部となる)に、テープ供給部から引出
されるテープ状絶縁物4の先端部を固定し、今度は、導
体供給部を矢印B方向に移動させながら、テープ供給部
を所定の移動パターンPで移動させ、もって、同様にし
て第3層のコイルとその内周側の絶縁層とが同時に形成
される。これを繰返すことにより、多重巻コイルが形成
されるのである。
2とテープ状絶縁物4とが同時に重ね巻きされていくよ
うにして、第2層コイル8の形成とその内周側の絶縁層
3の形成とが一度に行われ、そのような作業が一層ずつ
連続的に行われることにより、多重巻コイルを形成する
ことができる。この場合、従来のものと異なり、絶縁層
3の形成にテープ状絶縁物2を用いながらも、コイル導
体2を各層の形成毎に切離し、接合する作業を行う必要
がなくなった。
3の形成作業とを同時に行うことができて作業効率に優
れると共に、これと併せて、コイル導体2を一層毎に切
断せずに連続的に巻装作業を行うことができるので、作
業性の向上を図ることができたのである。しかも、絶縁
厚を必要に応じて軸方向に自在に変化させた絶縁層3を
容易に形成することができる。さらには、テープ状絶縁
物4と端部絶縁物5は別途に設けられるので、コイルの
サイズに対して使用するテープ状絶縁物4のサイズが厳
密に限定されるものではなく、1種類のテープ状絶縁物
4を多種類のコイルに対して共用して使用することがで
き、汎用性を高めることができるものである。
求項1に対応)を示している。この実施例が上記第1の
実施例と異なる点は、第2層コイル9の内周側に形成さ
れる絶縁層10の形状にあり、この絶縁層10は、その
絶縁厚が、他端側bから一端側aに向けて軸方向に段階
的に厚くなるように形成される。この場合、導体供給部
が他端側bから一端側aに向けて矢印C方向に移動され
る際のテープ供給部の移動パターンPが、図3(f)に
示すように設定されている。
一端側aに向けて矢印C方向に移動させ、全体の3分の
1程度まで達したところ(位置f)で、今度は矢印B方
向に反転させ、若干量進んだところ(位置g)で矢印C
方向に反転させる。そして、位置fよりも更に一端側a
に向けてある程度進んだところ(位置h)で、再び矢印
B方向に反転させ、位置fを越えて他端側bへ向けて若
干量進んだところ(位置i)で矢印C方向に反転させ
る。引き続き、位置j及び位置kにて反転を繰返し、一
端側aに至ったところで再度反転させ、若干量進んだと
ころ(位置l)で反転させて一端側aまで進めるもので
ある。
例と同様に、コイル導体2の巻装作業と絶縁層3の形成
作業とを同時に行うことができて作業効率に優れると共
に、これと併せて、コイル導体2を一層毎に切断せずに
連続的に巻装作業を行うことができるので、作業性の向
上を図ることができる。しかも、絶縁厚を必要に応じて
軸方向に自在に変化させた絶縁層3を容易に形成するこ
とができ、さらには、1種類のテープ状絶縁物4を多種
類のコイルに対して共用して使用することができて汎用
性を高めることができるものである。
て、図4及び図5を参照して述べる。尚、以下述べる実
施例については、説明の重複をさけるため、コイル巻装
装置の機械的構成など上記第1の実施例と同一部分につ
いての、新たな説明を省略すると共に、符号を共通して
使用し、異なる点を中心として述べることとする。
絶縁物4を供給するためのテープ供給部が複数この場合
2個設けられており、それらは相互に独立して矢印B及
びC方向に自在に移動されるようになっている。そし
て、コイル導体2の第n層の巻取りと同時に、一方(図
4,5で示す第2層の場合は右側)のテープ供給部にお
ける巻始め位置をそのコイル導体2と同一(他端側b)
とし、他方のテープ供給部における巻始め位置を反対の
一端側aとしながら、2個のテープ供給部をコイル導体
2の巻取り進行方向(矢印C方向)前方にて所定の移動
パターンP1,P2にて軸方向に反転を繰返すようにさ
せることにより、テープ状絶縁物4の巻回厚みが軸方向
に変化する所定絶縁厚の絶縁層11を形成するようにし
ている。
2による第1層コイル7の巻装作業が終わった後の、第
2層コイル12の巻装作業の進行する様子を順に示して
いる。また、図5(f)は、その際の2個のテープ供給
部の移動パターンP1,P2を模式的に示している。
イル7が形成されると、第1層コイル7の外周部の他端
側b部分に、一方のテープ供給部から引出されるテープ
状絶縁物4の先端部を固定すると共に、第1層コイル7
の外周部の一端側a部分に、他方のテープ供給部から引
出されるテープ状絶縁物4の先端部を固定する。そし
て、この状態で、巻型1を矢印A方向に回転させ、それ
に同期して、導体供給部を他端側bから一端側aに向け
て矢印C方向に移動させると共に、2個のテープ供給部
を夫々所定の移動パターンP1,P2で移動させる。
給部の移動パターンP1は、テープ供給部を、まず他端
側bから矢印C方向に移動させ、軸方向ほぼ中間の位置
mにて矢印B方向に反転させ、若干量進んだところ(位
置n)で矢印C方向に反転させ、位置mを越えてある程
度進んだところ(位置o)で再度反転させ、位置mにて
再び反転させる。そして、一端側aに近い位置pにて再
び矢印B方向に反転させ、位置oを越えて他端側bへ向
けて若干量進んだところ(位置q)で矢印C方向に反転
させて一端側aまで進めるものである。これに対し、他
方のテープ供給部の移動パターンP2は、一端側aから
出発して、位置mまで行って一端側aに戻り、位置oま
で行って一端側aに戻り、位置pまで行って一端側aに
戻るといったパターンとされている。
すように、巻型1の外周部(第1層コイル7の外周面)
に、2枚のテープ状絶縁物4とコイル導体2とがテープ
状絶縁物4を内周側にして同時に重ね巻きされていくよ
うになり、絶縁層11の形成と第2層コイル12の形成
とが一度に行われるようになる。かかる実施例において
も、上記第1の実施例と同様に、コイル導体2の巻装作
業と絶縁層11の形成作業とを同時に行うことができて
作業効率に優れると共に、これと併せて、コイル導体2
を一層毎に切断せずに連続的に巻装作業を行うことがで
きるので、作業性の向上を図ることができる。
様に、テープ状絶縁物4が形成する絶縁層11の絶縁厚
みを軸方向位置により自在に変化させることが可能とな
り、巻始め側である他端側bで厚みが小さく、層間電位
傾度が高い一端側aにいくほど厚みの大きい所定絶縁厚
の絶縁層11が形成されるのであるが、このとき、2枚
のテープ状絶縁物4により一層大きな厚みの絶縁層11
を形成することができるものである。
ープ供給部から供給されるテープ状絶縁物4を同一種類
のものとしたが、この場合、図示はしないが、複数のテ
ープ供給部における夫々のテープ状絶縁物を、互いに厚
みや幅等の種類が異なるものとすることもできる(請求
項3に対応)。これにより、テープ状絶縁物が形成する
絶縁層の絶縁厚みをより一層緻密に調整することがで
き、より適切な絶縁厚みを得ることが可能となるもので
ある。
応)を示している。この実施例においても、コイル巻装
装置の機械的構成は上記第1の実施例と共通している。
そして、本実施例では、やはり、導体供給部を巻型1の
軸方向一端側aと他端側bとの間を往復移動させなが
ら、巻型1を回転させることにより、その巻型1の外周
部にコイル導体2を一層ずつ連続的に巻取るのである
が、この際に、第1層コイル13と第2層コイル14と
の間に形成される絶縁層15の形成方法が、上記した第
1の実施例等とは異なっている。
に、テープ供給部を導体供給部のコイル導体2の巻取り
進行方向(矢印B方向)後方に遅れて所定の移動パター
ンP3(図6(i)参照)で反転を繰返すようにさせる
ことにより、テープ状絶縁物4により第1層コイル13
の外周側にいわば階段状の第1絶縁層16を形成し、前
記テープ状絶縁物4を一旦切離した後、コイル導体2の
第2層の巻取り時に、巻始め位置をそのコイル導体2と
同一(他端側b)としながら、テープ供給部を導体供給
部のコイル導体2の巻取り進行方向(矢印C方向)前方
に先行させて所定の移動パターンP4にて反転を繰返す
ことにより、第2層コイル14の内周側に第2絶縁層1
7を形成し、それら第1絶縁層16及び第2絶縁層17
から所定絶縁厚(階段状)の絶縁層15を構成するよう
にしているのである。
第1層コイル13の巻装作業の進行する様子を順に示し
ている。ここで、まず、巻型1の一端側aに端部絶縁物
5を配設してその一端側aからコイル導体2の巻装作業
を開始するのであるが、(a)に示すように、矢印B方
向に少し巻装が進んだところで、一旦巻型1の回転(及
び導体供給部の矢印B方向への移動)を停止し、第1層
コイル13の巻始め位置(一端側a)の外周部に、テー
プ供給部から引出されるテープ状絶縁物4の先端部を固
定する。
部の移動を再開してコイル導体2の巻装作業を続行し、
図6(b)〜(d)に示すように第1層コイル13を形
成するのであるが、その際に、テープ供給部を図6
(i)に示す所定の移動パターンP3で移動させる。こ
の移動パターンP3は、一端側aから出発して、位置r
まで行って一端側aに戻り、位置sまで行って一端側a
に戻り、位置tまで行って一端側aに戻り、位置uまで
いって一端側aに戻るといったパターンとされている。
層コイル13が形成されると共に、その外周部のうち一
端側aに近い領域に、第1絶縁層16が形成されるので
ある。テープ状絶縁物4は、所定の巻回数に達して第1
絶縁層16が形成されたところで切断されるようになっ
ている。
に、第2層コイル14のコイル導体2の巻装作業が行わ
れる。このときには、上記第1の実施例のように、第1
層コイル13の巻終わり位置(他端側b)の外周部に、
テープ供給部から引出されるテープ状絶縁物4の先端部
を固定し、巻型1を回転させると共に導体供給部を矢印
C方向に移動させる。そして、その際に、図6(i)に
示すように、テープ供給部を所定の移動パターンP4で
移動させる。
印C方向に位置sまで進み、そこで矢印B方向に反転し
て位置vまで戻ったところで反転し、位置tまで進んだ
ところで反転して位置rまで戻り、更に反転して位置u
まで進んだところで反転して位置sまで戻り、更に反転
して一端側aまで進んだところで反転して位置tまで戻
り、反転して一端側aまで進むものである。これによ
り、第2層コイル14の形成と同時に、前記第1絶縁層
16と一部が重なるようにして第2絶縁層17が形成さ
れ、もって、他端側bで厚みが小さく、層間電位傾度が
高い一端側aにいくほど厚みの大きい所定絶縁厚の絶縁
層15が形成されるのである。
第1の実施例などと同様に、コイル導体2の巻装作業と
絶縁層15の形成作業とを同時に行うことができて作業
効率に優れると共に、これと併せて、コイル導体2を一
層毎に切断せずに連続的に巻装作業を行うことができる
ので、作業性の向上を図ることができる。また、テープ
状絶縁物4が形成する絶縁層15の絶縁厚みを軸方向位
置により自在に変化させることが可能となることに加
え、第2層コイル14の形成前に予め形成される第1絶
縁層16と、その五形成される第2絶縁層17とから、
十分な厚さを有する所望の絶縁層15を形成することが
可能となる。
応)を示し、図8は本発明の第6の実施例(請求項6に
対応)を示している。このうち、図7に示す第5の実施
例では、テープ供給部を、同時に複数(この場合2枚)
のテープ状絶縁物18,19を、一部あるいは全部を重
ねるようにして供給する構成としている。これによれ
ば、同一巻回数で形成できる絶縁層の厚みをより大きく
することができる。また、図示はしないが、幅狭のテー
プ状絶縁物を2枚並べて供給するといった構成とするこ
ともでき、これにより反転作業をより容易とすることも
可能となる。
プ状絶縁物20を、テープ供給部の反転時に、該テープ
状絶縁物20の巻回角度θ(軸cに直交する面(線w)
に対する傾斜角度)に合わせて折曲げ(折曲げしろを線
wに一致させる)て表裏反転させる構成としている。こ
れによれば、テープ状絶縁物20が反転した部分におい
て、しわが発生することを防止することができるもので
ある。
各実施例に限定されるものではなく、例えば巻型は角筒
状のものを用いても良く、またコイル導体としては断面
円形のものを用いても良く、さらには第3層以降のコイ
ルについても同様にして絶縁層を形成することができる
など、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得
るものである。
の多重巻コイルの製造方法によれば、絶縁層の形成にテ
ープ状絶縁物を用いながらも、コイル導体を切離し,接
合せずに連続的に巻装作業を行うことを可能し、ひいて
は作業性の大幅な向上を図ることができるものである。
体及びテープ状絶縁物の巻装手順(a〜e)を、テープ
供給部の移動パターン(f)と併せて示す図
体及びテープ状絶縁物の巻装手順(a〜h)を、テープ
供給部の移動パターン(i)と併せて示す図
給部部分の斜視図
絶縁物を折曲げた様子を示す図
15は絶縁層、4,18,19,20はテープ状絶縁
物、5は端部絶縁物、7,13は第1層コイル、8,
9,14は第2層コイル、16は第1絶縁層、17は第
2絶縁層を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 筒状の巻型に、層間に絶縁層を介在させ
た状態でコイル導体を多層に巻装してなる多重巻コイル
を製造する方法において、 前記巻型を一方向回転させる回転駆動手段と、前記巻型
の側方にてその軸方向一端側と他端側との間を移動可能
とされその巻型に対して長尺なコイル導体を順次供給す
る導体供給部と、前記巻型の側方にてその軸方向一端側
と他端側との間を前記導体供給部とは独立して移動可能
とされ前記巻型に対して長尺なテープ状絶縁物を順次供
給するテープ供給部とを具備し、 前記導体供給部を、前記巻型の軸方向一端側と他端側と
の間を往復移動させながら、前記巻型を回転させること
により、その巻型の外周部に前記コイル導体を一層ずつ
連続的に巻取ると共に、 前記コイル導体の第n層の巻取りと同時に、軸方向一端
側あるいは他端側における巻始め位置をそのコイル導体
と同一としながら、前記テープ供給部を前記導体供給部
のコイル導体の巻取り進行方向前方に先行させ且つ適宜
軸方向に反転を繰返すようにさせることにより、前記コ
イル導体の第n層の内周側に前記テープ状絶縁物の巻回
厚みが軸方向に変化する所定絶縁厚の絶縁層を形成する
ことを特徴とする多重巻コイルの製造方法。 - 【請求項2】 筒状の巻型に、層間に絶縁層を介在させ
た状態でコイル導体を多層に巻装してなる多重巻コイル
を製造する方法において、 前記巻型を一方向回転させる回転駆動手段と、前記巻型
の側方にてその軸方向一端側と他端側との間を移動可能
とされその巻型に対して長尺なコイル導体を順次供給す
る導体供給部と、前記巻型の側方にてその軸方向一端側
と他端側との間を相互に独立して移動可能とされ前記巻
型に対して長尺なテープ状絶縁物を順次供給する複数の
テープ供給部とを具備し、 前記導体供給部を、前記巻型の軸方向一端側と他端側と
の間を往復移動させながら、前記巻型を回転させること
により、その巻型の外周部に前記コイル導体を一層ずつ
連続的に巻取ると共に、 前記コイル導体の第n層の巻取りと同時に、少なくとも
一つのテープ供給部における軸方向一端側あるいは他端
側における巻始め位置をそのコイル導体と同一としなが
ら、前記複数のテープ供給部を前記導体供給部のコイル
導体の巻取り進行方向前方にて適宜軸方向に反転を繰返
すようにさせることにより、前記コイル導体の第n層の
内周側に前記テープ状絶縁物の巻回厚みが軸方向に変化
する所定絶縁厚の絶縁層を形成することを特徴とする多
重巻コイルの製造方法。 - 【請求項3】 複数のテープ供給部における夫々のテー
プ状絶縁物は、互いに厚みや幅等の種類が異なるものと
されることを特徴とする請求項2記載の多重巻コイルの
製造方法。 - 【請求項4】 筒状の巻型に、層間に絶縁層を介在させ
た状態でコイル導体を多層に巻装してなる多重巻コイル
を製造する方法において、 前記巻型を一方向回転させる回転駆動手段と、前記巻型
の側方にてその軸方向一端側と他端側との間を移動可能
とされその巻型に対して長尺なコイル導体を順次供給す
る導体供給部と、前記巻型の側方にてその軸方向一端側
と他端側との間を前記導体供給部とは独立して移動可能
とされ前記巻型に対して長尺なテープ状絶縁物を順次供
給するテープ供給部とを具備し、 前記導体供給部を、前記巻型の軸方向一端側と他端側と
の間を往復移動させながら、前記巻型を回転させること
により、その巻型の外周部に前記コイル導体を一層ずつ
連続的に巻取ると共に、 前記コイル導体の第(n−1)層の巻取り時に、前記テ
ープ供給部を前記導体供給部のコイル導体の巻取り進行
方向後方に遅れて適宜軸方向に反転を繰返すようにさせ
ることにより、前記コイル導体の第(n−1)層の外周
側に第1絶縁層を形成し、前記テープ状絶縁物を一旦切
離した後、前記コイル導体の第n層の巻取り時に、軸方
向一端側あるいは他端側における巻始め位置をそのコイ
ル導体と同一としながら、前記テープ供給部を前記導体
供給部のコイル導体の巻取り進行方向前方に先行させ且
つ適宜軸方向に反転を繰返すことにより、前記コイル導
体の第n層の内周側に第2絶縁層を形成し、それら第1
絶縁層及び第2絶縁層から前記コイル導体の第n層の内
周側の所定絶縁厚の絶縁層を構成することを特徴とする
多重巻コイルの製造方法。 - 【請求項5】 テープ供給部は、同時に複数のテープ状
絶縁物を供給するようになっていることを特徴とする請
求項1ないし4のいずれかに記載の多重巻コイルの製造
方法。 - 【請求項6】 テープ状絶縁物は、テープ供給部の反転
時に、該テープ状絶縁物の巻回角度に合わせて折曲げら
れて表裏反転されることを特徴とする請求項1ないし5
記載のいずれかに記載の多重巻コイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09376097A JP3413057B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 多重巻コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09376097A JP3413057B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 多重巻コイルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10284336A JPH10284336A (ja) | 1998-10-23 |
JP3413057B2 true JP3413057B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=14091399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP09376097A Expired - Lifetime JP3413057B2 (ja) | 1997-04-11 | 1997-04-11 | 多重巻コイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3413057B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP4722373B2 (ja) * | 2002-12-19 | 2011-07-13 | パナソニック株式会社 | 溶接トランス |
-
1997
- 1997-04-11 JP JP09376097A patent/JP3413057B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10284336A (ja) | 1998-10-23 |
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