JP3411980B2 - 弁装置における異常診断及び劣化予測方法並びに装置 - Google Patents

弁装置における異常診断及び劣化予測方法並びに装置

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JP3411980B2
JP3411980B2 JP2000324979A JP2000324979A JP3411980B2 JP 3411980 B2 JP3411980 B2 JP 3411980B2 JP 2000324979 A JP2000324979 A JP 2000324979A JP 2000324979 A JP2000324979 A JP 2000324979A JP 3411980 B2 JP3411980 B2 JP 3411980B2
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torque
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晴夫 伊藤
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M13/00Testing of machine parts
    • G01M13/02Gearings; Transmission mechanisms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K37/00Special means in or on valves or other cut-off apparatus for indicating or recording operation thereof, or for enabling an alarm to be given
    • F16K37/0075For recording or indicating the functioning of a valve in combination with test equipment
    • F16K37/0083For recording or indicating the functioning of a valve in combination with test equipment by measuring valve parameters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動弁(電磁弁を
含む)その他の弁装置を、プラントの運転中において
も、短時間に合理的に診断することができ、弁装置の保
全を、時間管理保全から状態監視保全に転換することが
できるようにした弁装置の異常診断と、この診断結果、
弁仕様、定期検査計画及び診断を含むメンテナンス履歴
からなるデータベースを用いた弁装置の劣化予測、ひい
てはメンテナンスプランの作成に関する。
【0002】
【従来の技術】電動弁(電磁弁を含む)その他の弁装置
のカバー等を開放したりして、弁装置に手を加えて、セ
ンサを取り付け、異常の診断を行うことは、従来行われ
ている。
【0003】しかし、このように、被検弁に手を加え、
センサを仮設して診断をするためには、作業安全上、電
源を切る必要があるため、実施時期がプラントの停止中
に限られ、かつ診断ごとに、カバーの取り外しやセンサ
を取り付けるための仮設治具を、作業スペースの狭い現
場で設置しなければならず、診断完了後の復旧作業も考
慮すると、作業時間の多くが、センサの着脱作業に費や
されてしまう。
【0004】また、被検弁に関連するすべてのセンサを
恒久的に設置して診断を行うようにすると、個々の弁毎
にすべてのセンサが必要となる上、センサケーブルも恒
久的に敷設しなければならず、費用面と管理面に問題が
生じることとなる。
【0005】弁装置に手を加えずに診断を行う装置とし
て、例えば複数の電動弁の駆動電源をコントロールする
ために、所定の場所に集中させたモータコントロールセ
ンタにおいて、動力線及び制御線の電流と電圧を測定
し、モータの消費電力を基に、電動弁の診断を行うよう
にした装置も存在する。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】弁装置の駆動源たるモータの電力を計測し
て、弁装置における弁開閉時の機械的特性を検出しよう
とする場合、弁を駆動するモータには、所要比率の電圧
低下時にも確実に弁を開閉しうるように、定格電圧時に
は、余分な出力を出せるような大きなモータが使用され
ているため、弁側の微小な負荷変動に対して、電力変動
を生じ難くなっている。そのため、モータの電力変動を
監視して、ステムねじの磨耗やガタ等の経時変化を診断
するのは困難である。また、モータの駆動電力を監視し
て診断する場合、モータへの電圧及び電流の供給が停止
した後の機械的な慣性力の大きさや、モータ停止後に電
動弁が保持しているトルクが流体遮断に充分なものであ
るか否かを判定することは、原理的に不可能である。
【0007】さらに、電力を駆動部出力トルクに換算す
る際に必要となる変換係数は、時々刻々変化するため、
これを正確に知ることはできず、精度が低いという問題
がある。
【0008】一方、カバーの開放や分解を一切行なわ
ず、弁装置の高精度診断を行なうために不可欠なトルク
測定機能を有し、プラント運転中にも、運用可能な診断
装置は、現在のところ、いまだ開発されていない。
【0009】本発明は、弁装置に恒久的に設けたトルク
センサと、ワンタッチで装着可能な仮設センサを用いる
ことにより、弁装置に一切手を加えることなく、プラン
ト運転中又は定期検査中に、弁装置全体における異常の
兆候把握と異常個所の特定化を行い、もって、総合的
に、修理部位の特定、弁装置の点検範囲の限定、及び異
常兆候の判定を行ない、また蓄積データから傾向管理を
行なうことによる部品取り替え時期の予測やメンテナン
ス時期の決定を行ない、しかも熟練を要することなく、
実施できるようにした弁装置における異常診断及び劣化
予測方法並びに装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1)弁全開時の保持トルク値並びに弁全閉時の保持ト
ルク値を、弁装置の弁開閉作動の始端と終端で検出する
とともに、弁開閉作動の中間区間でランニングトルク値
を検出し、さらに弁開閉動作の始端とランニングトルク
検出区間の前端の間及びランニングトルク検出区間の後
端と弁解閉動作の終端の間において、弁装置に固有的に
変動するトルク値を検出してなるトルク信号を、弁装置
の弁開閉動作に応じて検出するようにしたトルクセンサ
と、弁装置における弁を開閉駆動する駆動部に供給する
エネルギの大きさを検出するようにしたエネルギセンサ
と、弁装置の振動を検出する振動センサとを弁装置に設
、前記弁装置の開閉作動時における前記3種類のセン
サの検出値の変動を診断データとして記憶手段に収録す
るとともに、前記診断データと、予め設定された弁装置
の仕様から算出した診断項目毎の許容値、及び過去の診
断データとを比較して、前記診断データが前記許容値を
越えるか、または過去の診断データから予め定めた値以
上に変動しているときは異常、それ以外は正常と判断
し、また、過去の複数回の診断データから、その変化の
傾向を抽出し、診断データが、弁装置の健全性を判定す
るための基準値に達する時期を求めることにより、劣化
予測を行って、将来のメンテナンスプランを作成するこ
と。
【0011】(2)上記(1)項において、診断可能項目
が、トルクセンサの出力するトルク信号に基づいて診断
される、シート力、摺動抗力、トルクスイッチの調整不
及び故障、実負荷における駆動部のトルク余裕度、伝
達系の異常、弁固着現象、弁棒の曲がり、弁棒折損、ポ
ジションシート弁の開閉時間及び弁ストローク変化、ス
テムナット摩耗量によるガタの量、ロッキングナット
緩みによるガタの量、仕切弁における弁棒と弁結合部分
のガタの量、瞬時バイパスリミットスイッチの動作位
、全域バイパスリミットスイッチの動作位置に関する
適性評価を含む。
【0012】(3)上記(1)又は(2)項において、各診
断可能項目について、時間を置いて複数回診断データを
採取し、診断を実施した結果が記録されている場合に
は、これを基に劣化予測を行ない、将来のメンテナンス
プランを作成する。
【0013】(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、弁装置が電動弁であり、かつエネルギセンサが、駆
動部に対する供給電流または漏洩電流を検出する電流セ
ンサである。
【0014】(5)上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、弁装置が電動弁であり、かつエネルギセンサが、駆
動部に取り付けた磁気センサである。
【0015】(6)弁全開時の保持トルク値並びに弁全
閉時の保持トルク値を、弁装置の弁開閉作動の始端と終
端で検出するとともに、弁開閉作動の中間区間でランニ
ングトルク値を検出し、さらに弁開閉動作の始端とラン
ニングトルク検出区間の前端間及びランニングトルク検
出区間の後端と弁解閉動作の終端間において、弁の開閉
動作に固有的に変動するトルク値を検出してなるトルク
信号を、弁装置の弁開閉動作に応じて検出するようにし
たトルクセンサと、弁装置における弁を開閉駆動する駆
動部に供給する電力を、供給電流もしくは漏洩電流で検
出するようにした電流センサと、前記弁装置の機械的振
動を検出するようにした振動センサを、前記弁装置に設
けるとともに、前記弁装置の開閉作動における前記3種
類のセンサの検出値を、弁装置が健全な状態であるとき
に予め採取して基礎データとして記録しておき、その
後、前記弁装置の開閉作動によって得られる前記3種類
のセンサの検出値を、前記基礎データと比較して、その
変動を診断データとして記憶手段に収録するとともに、
前記診断データと、予め設定された弁装置の仕様から算
出した診断項目毎の許容値、及び過去の診断データとを
比較して、前記診断データが前記許容値を越えるか、ま
たは過去の診断データから予め定めた値以上に変動して
いるときは異常、それ以外は正常と判断し、また、過去
の複数回の診断データから、その変化の傾向を抽出し、
診断データが、弁装置の健全性を判定する ための基準値
に達する時期を求めることにより、劣化予測を行って、
将来のメンテナンスプランを作成することにより。
【0016】(7)弁全開時の保持トルク値並びに弁全
閉時の保持トルク値を、弁装置の弁開閉作動の始端と終
端で検出するとともに、弁開閉作動の中間区間でランニ
ングトルク値を検出し、さらに弁開閉動作の始端とラン
ニングトルク検出区間の前端の間及びランニングトルク
検出区間の後端と弁解閉動作の終端の間において、弁装
置に固有的に変動するトルク値を検出してなるトルク信
号を、弁装置の弁開閉動作に応じて検出するようにした
トルクセンサを、弁装置の駆動部に恒久的に設け、かつ
前記駆動部に対する供給エネルギの変動を検出するエネ
ルギセンサ、及び弁装置の振動を検出する振動センサ
を、前記弁装置に仮設的に取付け、これら計3種類のセ
ンサをデータ変換ユニットに接続し、データ変換ユニッ
トにおいて、各センサから出力される検知信号を所定の
信号に変換して、診断データとして演算処理装置に伝送
するようにし、演算処理装置には、弁装置の開閉作動に
伴う前記診断データの変動を記憶手段に収録する機能、
前記診断データと、予め設定された弁装置の仕様から算
出した診断項目毎の許容値、及び過去の診断データとを
比較して、前記診断データが前記許容値を越えるか、ま
たは過去の診断データから予め定めた値以上に変動して
いるときは異常、それ以外は正常と判断する機能、及び
前記許容値と過去の複数回の診断データとに基づいて、
診断データの変化の傾向を抽出し、弁装置の健全性を判
定するための基準値に達する時期を求める劣化予測及び
メンテナンスプランの作成機能を付与したこと。
【0017】(8)上記(7)項において 診断可能項目
が、トルクセンサの出力するトルク信号に基づいて診断
される、診断可能項目が、トルクセンサの出力するトル
ク信号に基づいて診断される、シート力、摺動抗力、ト
ルクスイッチの調整不良及び故障、実負荷における駆動
部のトルク余裕度、伝達系の異常、弁固着現象、弁棒の
曲がり、弁棒折損、ポジションシート弁の開閉時間及び
弁ストローク変化、ステムナット摩耗量によるガタの
、ロッキングナットの緩みによるガタの量、仕切弁に
おける弁棒と弁結合部分のガタの量、瞬時バイパスリミ
ットスイッチの動作 位置、全域バイパスリミットスイッ
チの動作位置に関する適性評価を含む。
【0018】(9)上記(7)又は(8)項において、各診
断可能項目について、時間を置いて複数回診断データを
採取し、診断を実施した結果が記録されている場合に
は、これを基に劣化予測を行ない、将来のメンテナンス
プランを作成作成する。
【0019】(10) 上記(7)〜(9)項のいずれかにおい
て、弁装置が電動弁であり、かつエネルギセンサが、駆
動部に対する供給電流または漏洩電流を検出する電流セ
ンサである。
【0020】(11) 上記(7)〜(9)項のいずれかにおい
て、弁装置が電動弁であり、かつエネルギセンサが、駆
動部に取り付けた磁気センサである。
【0021】(12) 弁全開時の保持トルク値並びに弁全
閉時の保持トルク値を、弁装置の弁開閉作動の始端と終
端で検出するとともに、弁開閉作動の中間区間でランニ
ングトルク値を検出し、さらに弁開閉動作の始端とラン
ニングトルク検出区間の前端の間及びランニングトルク
検出区間の後端と弁解閉動作の終端の間において、弁装
置に固有的に変動するトルク値を検出してなるトルク信
号を、弁装置の弁開閉動作に応じて検出するようにした
トルクセンサを、弁装置の駆動部に恒久的に設け、かつ
前記駆動部に供給する電力を、供給電流もしくは漏洩電
流として検出するの電流センサ、及び弁装置の機械的振
動を検出する振動センサを、前記弁装置に仮設的に取付
け、これら計3種類のセンサをデータ変換ユニットに接
続し、データ変換ユニットにおいて、各センサから出力
される各検知信号を、トルク信号、電流信号、振動信号
にそれぞれ変換して、診断データとして演算処理装置に
伝送するようにし、演算処理装置には、弁装置の開閉作
動毎に得られる前記診断データと、弁装置が健全な状態
であるときに予め採取して記録しておいた基礎データと
を比較して、その変動分を記憶手段に収録する機能、前
記診断データと、予め設定された弁装置の仕様から算出
した診断項目毎の許容値、及び過去の診断データとを比
較して、前記診断データが前記許容値を越えるか、また
は過去の診断 データから予め定めた値以上に変動してい
るときは異常、それ以外は正常と判断する機能、及び前
記許容値と過去の複数回の診断データとに基づいて、診
断データの変化の傾向を抽出し、弁装置の健全性を判定
するための基準値に達する時期を求める劣化予測及びメ
ンテナンスプランの作成機能を付与したこと。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、電動弁(電磁弁
を含む)に適用した実施の形態を、図面に基づいて具体
的に述べる。なお本発明は、流体圧式その他の弁装置に
も適用しうるものである。
【0023】図1において、(1)は、被検弁である電動
弁、(2)は、弁の開閉を行なう電動駆動装置(駆動部)、
(3)は、電動駆動装置(2)における図示しないモータ
に、電圧及び電流を供給する電力ケーブルである。
【0024】電動弁(1)における電動駆動装置(2)に
は、トルクセンサ(4)が恒久的に内蔵され、かつ振動セ
ンサ(5)が、仮設的に取付けられている。電力ケーブル
(3)には、供給電流または漏洩電流を検出する電流セン
サ(エネルギセンサ)(6)が、仮設的に取付けられてい
る。
【0025】電流センサ(6)を電力ケーブル(3)に取付
ける代わりに、磁気センサを電動駆動装置(2)に取付け
て実施することもある。
【0026】上記各センサ(4)(5)(6)は、データ変換
ユニット(7)に接続され、データ変換ユニット(7)は、
各センサ(4)(5)(6)の出力信号を変換し、診断データ
として、演算処理装置(8)に伝送する。
【0027】演算処理装置(8)は、受信データをA/D
変換し、即座に、診断データ情報の解析演算処理を行な
うことにより、測定現場において診断結果を表示する機
能と、診断結果と診断データを記憶手段に収録し、これ
らの診断データ、過去の診断データ及び定期検査計画を
基に、駆動部分及び弁の異常個所の限定、及び異常部品
の取り替え時期を、総合的に判断する機能を有してい
る。
【0028】図2は、本発明の装置により得られる情報
の一例で、上段の波形は、トルクセンサ(4)の出力によ
るトルク信号波形(A)、中段の波形は、電流センサ
(6)の出力による漏洩電流波形(B)、下段の波形は、
振動センサ(5)の出力による機械振動波形(C)であ
る。図3は、本発明装置のブロック構成の一例、図4
は、正常または異常の判定結果を表す画面の例、図5
は、劣化予測の例、図6は、各トルク信号波形と診断要
素の関係を示す。
【0029】次に、上記センサ(4)(5)(6)によって、
電動弁(1)の機能、及び電動駆動装置(2)のどのような
異常を診断するかについて述べる。電動弁(1)の動作状
態は、主にその電動駆動部のトルクを判定することによ
り、容易に知ることができ、かつ、採取データを、演算
処理装置によって、電動弁(1)の作動特性と比較するこ
とによって、把握することができる。すなわち、電動弁
(1)の作動が正常な場合のトルクのデータは、弁の操作
力データと同期して変動するため、次のように作動状態
を推測することができ、診断上の指針となりうる。
【0030】(1)全閉→全開作動時の記録(仕切弁トル
クシート時)図6のトルク信号波形(A1)に示す如く、 起動前(閉
保持トルクが働いている)→電動機始動(閉方向ト
ルク緩和)→ハンマーブロー→ドライブスリーブ以降の
伝達系のガタ吸収(トルクほぼゼロ)→弁棒と弁体間の
ガタ吸収(トルクやや増加)→弁体引き抜き(トルク一
時的に増大)→弁中間作動(ランニングトルクは減小し
ほぼ安定)→弁全開によりトルク停止(トルク大)。
じく、トルク信号波形(A1)から、起動前に、流体を
遮断するために必要な適正な保持トルクを維持していれ
ば、健全である。また、ハンマーブロー後ガタを吸収し
終わるまでの時間が増大していなければ、伝達系に摩耗
や緩みは生じていないと判断される。弁中間作動中のト
ルク(ランニングトルク)が、健全時に対して増大また
は減少していなければ、摺動部分に異常がないことが分
かる。更に、モータへの電力が遮断された時のトルク
(設定トルク)及び停止後のトルク(保持トルク)が、
健全時に対して増大または減少していなければ、劣化し
ておらず、摺動部分に異常はないと判断される。
【0031】(2)全開→全閉作動時の記録(仕切弁トル
クシート時)図6のトルク信号波形(A2)に示す如く、 起動前(開
側に保持トルクが働いている)→電動機始動(開方向ト
ルク緩和)→ハンマーブロー→ドライブスリーブ以降の
伝達系のガタ吸収(トルクほぼゼロ)→弁中間作動(ト
ルクはやや増大し、ほぼ安定)→弁全閉によりトルク停
止(トルク増大)。起動前に、適正な保持トルクを維持
していれば健全である。また、ハンマーブロー後ガタを
吸収し終わるまでの時間が増大していなければ、伝達系
に摩耗や緩みは生じていないと判断される。弁中間作動
のランニングトルクが、健全時に対して増大または減
少していなければ、摺動部分に異常がないことが分か
る。更に、モータへの電力が遮断された時のトルク(設
定トルク)及び停止後のトルク(保持トルク)が、健全
時に対して増大又は減少していなければ、摺動部分に異
常はないと判断される。
【0032】以下、図6に示すトルク信号波形(A1)
(A2)(A3)(A4)と、各診断項目の関係、並びに
診断要素及び評価方法について説明する。
【0033】
【表1】
【0034】(1) シート力 1) 検出要素 保持トルク 2) 測定方法 開作動、閉作動いずれの場合も、トルク停止にてモータ
が停止した後、慣性等による電動弁の挙動が落ち着き、
トルクが安定した時の値を計測(自動計測の場合、採取
したトルクセンサ信号の最終データとなる)。 3) 判定 保持トルクに関する規格はないが、実験により、設定ト
ルクがある割合で変化した場合、保持トルクも、ほぼ同
様の割合で変化することがわかっているため、次のよう
に判定する。 ウォームとウォームホイールが自動締まりの場合。 電動弁が健全な状態であるときに採取した基礎データに
基いて、上限値及び下限値を予め定めておき、計測値
が、これらのいずれかを超えた場合には、異常と判定す
る。 ウォームとウォームホイールが非自動締まり(モータ
ブレーキ付き)の場合。 上限値:電動弁が健全な状態であるときに採取した基礎
データから求めた値に対して、一定限度を超えた場合
は、異常と判定する。 下限値:モータブレーキ制動トルク×レシオ×効率にて
算出した値よりも低い場合には、異常と判定する。
【0035】(2) 摺動抗力 1) 検出要素 ランニングトルク。 2) 測定方法 開作動、閉作動いずれの場合も、弁中間作動状態におい
て電動弁の挙動が落ち着き、トルクが安定した時の値を
計測。 3) 判定 摺動抗力に関する規格はなく、使用者の設定した値を判
定基準とするが、特に指定のない場合は、次のようにす
る。 無負荷運転の場合 電動弁が健全な状態であるときに採取した基礎データに
基いて、上限値及び下限値を予め定めておき、計測値
が、これらのいずれかを超えた場合には、異常と判定す
る。 実負荷運転の場合 電動弁が健全な状態であるときに採取した基礎データ採
取後の初回実圧下データ値に基いて、上限値及び下限値
を定めておき、計測値がこれらのいずれかを超えた場合
には、異常と判定する。ただし、全閉全開の作動を行
い、グランドパッキンからの流体漏れが無い範囲とす
る。また、無負荷運転実負荷運転共、判定基準から正常
の範囲内であっても、傾向管理グラフに急激な変化を生
じた場合には、精密診断を実施する。
【0036】(3) トルクスイッチの調整不良及び故
障。 1) 検出要素 設定トルク。ただし、設定トルクが不明確な場合は保持
トルク。 2) 測定方法 設定トルクの測定方法 モータの漏洩電流またはモータ電流から判断できるモー
タ電流遮断時のトルク値を計測。 保持トルクの測定方法 開作動、閉作動いずれの場合も、トルク停止にてモータ
が停止した後、慣性等による電動弁の挙動が落ち着き、
トルクが安定した時の値を計測。 3) 判定 設定トルク 規格(JEM1446)により、設計値の±10%以内と
定められている。従って、設定トルクが仕様書で規定さ
れている値の±10%から外れた場合は、異常と判定す
る。 保持トルク 保持トルクに関する規格はないが、実験により設定トル
クがある割合で変化した場合、保持トルクもほぼ同様の
割合で変化することがわかっているため、次のように判
定する。 a) ウォームとウォームホイールが自動締まりの場合。 電動弁が健全な状態であるときに採取した基礎データか
ら求めた値に基いて、上限値及び下限値を定めておき、
測定値が、これらのいずれかを超えた場合には、異常と
判定する。 b) ウォームとウォームホイールが非自動締まり(モー
タブレーキ付き)の場合。 上限値:電動弁が健全な状態であるときに採取した基礎
データから求めた値に対して一定量を超えた場合には、
異常と判定する。 下限値:モータブレーキ制動トルク×レシオ×効率にて
算出した値よりも低い場合、異常と判定する。
【0037】(4) 実負荷における駆動部のトルク余裕
度 1) 検出要素 設定トルクとランニングトルクの比。 2) 測定方法 保持トルク÷ランニングトルク 保持トルクの測定 開作動、閉作動いずれの場合も、トルク停止にてモータ
が停止した後、慣性等による電動弁の挙動が落ち着き、
トルクが安定した時の値を計測。 ランニングトルクの測定 開作動、閉作動いずれの場合も、弁中間作動状態におい
て電動弁の挙動が落ち着き、トルクが安定した時の値を
計測。 3) 判定 規格等の明確な基準がないため、計測した保持トルクと
ランニングトルクの比が、弁仕様や弁の使用状況に応じ
て個別に定めた基準値を下回った場合、異常と判断す
る。
【0038】(5) 伝達系の異常 1) 検出要素 ランニングトルク及びトルク信号波形。 2) 測定方法 波形の目視 3) 判定 伝達系の異常は、採取したトルクセンサ信号のランニン
グトルク波形に、周期的な乱れとなって表れるので、波
形からオペレーターが判断し、周期的な乱れがある場合
には、その周期から故障個所を特定する。
【0039】(6) 弁固着現象 1) 検出要素 ランニングトルク及びトルク信号波形。 2) 測定方法 開作動、閉作動いずれの場合も、弁中間作動状態におい
て電動弁の挙動が落ち着き、トルクが安定した時の値を
計測。 3) 判定 弁が固着している場合には、モータの回転力が弁棒に伝
達されると、直ちに設定トルク以上のトルクが発生し
て、トルクスイッチが作動しトルク停止する。そのた
め、摺動抗力の判定において異常となるとともに、採取
した波形が過去に採取したものと著くし異なり、また、
他の不具合による波形とも異なるため、トルク波形か
ら、オペレーターが判断することが出来る。
【0040】(7) 弁棒の曲がり 1) 検出要素 ランニングトルク及びトルク信号波形。 2) 測定方法 開作動、閉作動いずれの場合も、弁中間作動状態におい
て、電動弁の挙動が落ち着き、トルクが安定した時の値
を計測。 3) 判定 弁棒に曲がりが生じた場合、弁棒の湾曲個所とグランド
パッキン等の干渉部分が近くなると、電動弁の摺動抗力
が増加する。そのため、摺動抗力の判定で異常となると
ともに、採取した波形が過去に採取したものと著しく異
なり、また、ランニングトルクがゆっくり上昇し、湾曲
部が干渉部分を通過すると、ランニングトルクがゆっく
り低下するという特徴を有するので、トルク波形からオ
ペレーターが判断することができる。
【0041】(8) 弁棒折損 1) 検出要素 ランニングトルク及びトルク信号波形。 2) 測定方法 開作動、閉作動いずれの場合も、弁中間作動状態におい
て電動弁の挙動が落ち着き、トルクが安定した時の値を
計測し、かつトルク信号波形を観察する。 3) 判定 弁棒が折損している場合には、モータの回転力が伝達さ
れると、弁棒が空転してしまい、摺動抗力が低くなる。
そのため、摺動抗力の判定で異常となるとともに、採取
した波形が過去に採取したものと著しく異なるため、ト
ルク波形から、オペレーターが判断することができる。
【0042】(9) ポジションシート弁の開閉時間及び
弁ストローク変化 1) 検出要素 運転時間 2) 測定方法 トルクデータ波形から、ハンマーブローから弁停止まで
の時間を測定する。 3) 判定 規格(JEM1446)では、開閉時間に関して15%の
幅を許容しているので、計測したデータが基礎データ
(電動弁健全時のデータ)に対して+10〜−5%範囲か
ら外れていれば、異常と判断する。
【0043】(10) ステムナット摩耗量によるガタの量 1) 検出要素 ガタの吸収時間。 2) 測定方法 閉作動時におけるハンマーブローから、ランニングトル
クが発生するまでの時間を計測し、これに、電動弁が健
全な状態にあるときに、予め基礎データとして計測して
おいた弁棒の移動速度を乗ずることにより、ロッキング
ナット部分及びステムナットに生ずるガタの量を検知す
ることができる。 3) 判定 ステムナットの摩耗量は、ステムナットネジ山幅の30
%以内と規定されているので、これを超えた場合は、異
常と判断する。また、ロッキングナットの緩みは、急激
に進行するのに対し、ステムナット摩耗は、長い時間を
かけて徐々に進行するという特徴を持っているので、デ
ータを積み重ね、傾向管理を行なうことにより、両者を
区別することができる。
【0044】(11) ロッキングナットの緩みによるガタ
の量 1) 検出要素 ガタの吸収時間。 2) 測定方法 閉作動時におけるハンマーブローから、ランニングトル
クが発生するまでの時間を計測し、これに、電動弁が健
全な状態であるときに、予め基礎データとして計測して
おいた弁棒の移動速度を乗ずることにより、ステムナッ
ト及びロッキングナット部分に生ずるガタの量を検知で
きる。 3) 判定 ロッキングナットの緩み量の検出要素及び検出方法は、
ステムナット摩耗と全く同じであるため、基準値は、ス
テムナット摩耗と同一であり、ステムナットネジ山幅の
30%を超えるガタが検出された場合は、異常と判断す
る。ステムナットの摩耗は、長い時間をかけて徐々に進
行するのに対し、ロッキングナットの緩みは、急激に進
行するという特徴を持っているので、データを積み重ね
傾向管理を行なうことにより、両者を区別することがで
きる。
【0045】(12) 仕切り弁における弁棒と弁体結合部
分のガタの量 1) 検出要素 ガタの吸収時間。 2) 測定方法 トルク停止により、全閉状態にある弁を開作動させると
きの、ロッキングナットの緩み、及びステムナットの摩
耗によるガタを吸収し終わってから、弁引き抜きにいた
るまでの時間を計測し、これに、予め基礎データとして
計測してある弁棒の移動速度を乗ずることにより、弁棒
と弁体の結合部分の摩耗量を検知できる。 3) 判定 仕切り弁における弁棒と弁体の結合部分の摩耗量に関し
ては、一般的な規定がないため、予めデータベースに入
力されているメーカー既定値、またはユーザ既定値との
比較により、異常を判定する。
【0046】(13) 瞬時バイパスリミットスイッチの作
動位置 1) 検出要素 起動時のトルク信号波形。 2) 判定 閉側トルクシート仕切弁の場合 全閉状態より、開方向運転にて弁体引き抜き時に開側設
定トルク以上の力量を必要とした場合、適正なトルクバ
イパスリミットスイッチの作動位置であれば、確実に弁
体が引き抜け、正常に作動する。しかし、トルクバイパ
スリミットスイッチの作動位置が全閉側にズレを生じた
状態にて開方向運転を行った場合、弁引き抜き以前に、
開側設定トルクの力量にて停止してしまうので、これが
トルク信号にて観測された場合には、異常と判断する。 閉側トルクシートの玉形弁の場合 開方向運転において、ハンマーブロー効果により、開側
設定トルク以上の力量が発生した場合、適正なトルクバ
イパスリミットスイッチ作動位置であれば、正常に作動
する。しかし、トルクバイパスリミットスイッチの作動
位置が、全閉側にズレを生じた状態において開方向運転
を行った場合、ハンマーブロー位置で、開側設定トルク
の力量にて停止してしまうので、これがトルク信号にて
観測された場合には、異常と判断する。
【0047】(14) 全域バイパスリミットスイッチの作
動位置 1) 検出要素 トルクバイパスリミットスイッチの作動位置が適切であ
れば、開作動中は、全開付近にて、また閉作動中は、全
閉付近にてトルクバイパスリミットスイッチ接点がOF
Fし、その後、トルクスイッチ(設定トルク)にて弁が停
止する。しかし、トルクバイパスリミットスイッチの作
動位置が、トルクスイッチ作動位置より開作動時におい
ては全開側に、また閉作動時においては、全閉側にズレ
を生じた場合、トルクバイパスリミットスイッチ接点が
ONの間は、トルクスイッチが作動してもモータは停止
せず、モータの出し得る力量内でバイパスが解除される
まで動作し続ける。結果として、見かけ上設定トルクが
上昇するとともに、保持トルクが上昇する。従って、検
出要素は設定トルクまたは保持トルクとなる。 2) 測定方法 設定トルクの測定方法 モータの漏洩電流またはモータ電流から判断できるモー
タ電流遮断時のトルク値を計測する。 保持トルクの測定方法 開作動、閉作動いずれの場合も、トルク停止にてモータ
が停止した後、慣性等による電動弁の挙動が落ち着き、
トルクが安定した時の値を計測。 3) 判定 設定トルク 規格(JEM1446)において、設計値の±10%以内
と定められている。従って、設定トルクが仕様書で規定
されている値の±10%から外れた場合には異常と判定
する。 保持トルク 保持トルクに関する規格はないが、実験により設定トル
クがある割合で変化した場合、保持トルクも、ほぼ同様
の割合で変化することがわかっているため、次のように
判定する。 a) ウォームとウォームホイールが自動締まりの場合。 電動弁が健全な状態であるときに採取した基礎データか
ら求めた値に基いて、上限値及び下限値を定め、これら
のいずれかを超えた場合、異常と判定する。 b) ウォームとウォームホイールが非自動締まり(モー
タブレーキ付き)の場合。 上限値:電動弁が健全な状態であるときに採取した基礎
データから求めた値の一定範囲を超えた場合、異常と判
定する。 下限値:モータブレーキ制動トルク×レシオ×効率にて
算出した値よりも低い場合、異常と判定する。
【0048】上記した診断により異常と判定された場合
には、警告もしくは警報を発信させる等、必要な対策を
執らせることとなる。
【0049】劣化予測とメンテナンスプランの作成 ある電動弁について、図5に示す如く、複数回の診断デ
ータが蓄積されている場合には、これらの診断項目毎の
診断データ情報から変化の傾向を抽出し、電動弁の健全
性を判定するための基準値に達する時期を求める。さら
に、定期検査の予定がデータベースに設定されている場
合には、被検弁の劣化が基準値に達する時期の直前にあ
る定期検査の際のメンテナンス対象弁の一つとしてリス
トアップし、メンテナンス内容を、データベースに追加
するとともに表示する。
【0050】
【発明の効果】本発明は、データ交換ユニットと演算処
理装置からなる小型軽量な携帯型異常診断及び劣化予測
装置と、恒久的に内蔵されて、弁装置に固有的なトルク
信号を出力するるトルクセンサ、及びワンタッチで装着
可能な漏洩電流を含む電流等を検知する仮設のエネルギ
センサと、振動を検知する仮設の振動センサを用いるこ
とにより、各種の弁機能の診断を精密に行うことができ
るとともに、診断に際して、カバー等を開放することも
不要とし、弁装置に一切手を加えることなく、短時間に
診断を行なうことが可能となり、かつプラント停止中の
みならず、運転中にも実施することができ、しかも、1
台の装置で、複数の弁装置を管理することができる。
【0051】さらに、演算処理装置の有する診断機能と
データベース機能(データ、弁仕様、診断項目毎の許容
値、診断データ等を管理)を別々の演算処理装置に持た
せ、データベース機能を有する1台の演算処理装置と、
診断機能を有する複数の演算処理装置を用意し、相互に
通信で必要なデータをやり取りする構成を構築すること
もできる。
【0052】しかも、各摺動部その他の可動部分の劣
化、ひいてはその使用限界もしくは交換時期等を予測す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施形態を略示する図である。
【図2】本発明の装置により得られる情報の一例を示す
図である。
【図3】本発明の装置のブロック構成の一例を示す図で
ある。
【図4】正常または異常の判定結果を表す画面の例を示
す図である。
【図5】劣化予測の例を示す図である。
【図6】波形と診断要素の関係を示す図である。
【符号の説明】
(1)電動弁 (2)電動駆動装置 (3)電力ケーブル (4)トルクセンサ (5)振動センサ (6)電流センサ (7)データ変換ユニット (8)(9)演算処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角田 智明 神奈川県藤沢市桐原町7番地 株式会社 ニチギ・エンジニアリング内 (56)参考文献 特開 平6−300667(JP,A) 特開 平5−18477(JP,A) 特開 平5−45251(JP,A) 特開 平7−280705(JP,A) 特開 平9−5064(JP,A) 特開 平9−15099(JP,A). 特開 平3−277938(JP,A) 特開2000−65246(JP,A) 実開 昭61−185258(JP,U) 特公 平3−46706(JP,B2) 特公 平7−81564(JP,B2) 特表 平6−502252(JP,A) 特表 平2−503234(JP,A) 特表2001−512233(JP,A) 特許3002640(JP,B2) 特許2602799(JP,B2) 特許2641687(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 37/00 F16K 31/00 - 31/04 G01D 21/00 H01K 11/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁全開時の保持トルク値並びに弁全閉時
    の保持トルク値を、弁装置の弁開閉作動の始端と終端で
    検出するとともに、弁開閉作動の中間区間でランニング
    トルク値を検出し、さらに弁開閉動作の始端とランニン
    グトルク検出区間の前端の間及びランニングトルク検出
    区間の後端と弁解閉動作の終端の間において、弁装置に
    固有的に変動するトルク値を検出してなるトルク信号
    を、弁装置の弁開閉動作に応じて検出するようにしたト
    ルクセンサと、弁装置における弁を開閉駆動する駆動部
    に供給するエネルギの大きさを検出するようにしたエネ
    ルギセンサと、弁装置の振動を検出する振動センサとを
    弁装置に設け、前記弁装置の開閉作動時における前記3
    種類のセンサの検出値の変動を診断データとして記憶手
    段に収録するとともに、前記診断データと、予め設定さ
    れた弁装置の仕様から算出した診断項目毎の許容値、及
    び過去の診断データとを比較して、前記診断データが前
    記許容値を越えるか、または過去の診断データから予め
    定めた値以上に変動しているときは異常、それ以外は正
    常と判断し、また、過去の複数回の診断データから、そ
    の変化の傾向を抽出し、診断データが、弁装置の健全性
    を判定するための基準値に達する時期を求めることによ
    り、劣化予測を行って、将来のメンテナンスプランを作
    成することを特徴とする弁装置における異常診断及び劣
    化予測方法。
  2. 【請求項2】 診断可能項目が、トルクセンサの出力す
    るトルク信号に基づいて診断される、シート力、摺動抗
    力、トルクスイッチの調整不良及び故障、実負荷におけ
    る駆動部のトルク余裕度、伝達系の異常、弁固着現象、
    弁棒の曲がり、弁棒折損、ポジションシート弁の開閉時
    及び弁ストローク変化、ステムナット摩耗量によるガ
    タの量、ロッキングナットの緩みによるガタの量、仕
    弁における弁棒と弁結合部分のガタの量、瞬時バイパス
    リミットスイッチの動作位置、全域バイパスリミットス
    イッチの動作位置に関する適性評価を含むことを特徴と
    する請求項1記載の弁装置における異常診断及び劣化予
    測方法。
  3. 【請求項3】 各診断可能項目について、時間を置いて
    複数回診断データを採取し、診断を実施した結果が記録
    されている場合には、これを基に劣化予測を行ない、将
    来のメンテナンスプランを作成することを特徴とする請
    求項1又は2記載の弁装置の異常診断及び劣化予測方
    法。
  4. 【請求項4】 弁装置が電動弁であり、かつエネルギセ
    ンサが、駆動部に対する供給電流または漏洩電流を検出
    する電流センサであることを特徴とする、請求項1〜3
    のいずれかに記載の弁装置における異常診断及び劣化予
    測方法。
  5. 【請求項5】 弁装置が電動弁であり、かつエネルギセ
    ンサが、駆動部に取り付けた磁気センサであることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の弁装置におけ
    る異常診断及び劣化予測方法。
  6. 【請求項6】 弁全開時の保持トルク値並びに弁全閉時
    の保持トルク値を、弁装置の弁開閉作動の始端と終端で
    検出するとともに、弁開閉作動の中間区間でランニング
    トルク値を検出し、さらに弁開閉動作の始端とランニン
    グトルク検出区間の前端間及びランニングトルク検出区
    間の後端と弁解閉動作の終端間において、弁の開閉動作
    に固有的に変動するトルク値を検出してなるトルク信号
    を、弁装置の弁開閉動作に応じて検出するようにしたト
    ルクセンサと、弁装置における弁を開閉駆動する駆動部
    に供給する電力を、供給電流もしくは漏洩電流で検出す
    るようにした電流センサと、前記弁装置の機械的振動を
    検出するようにした振動センサを、前記弁装置に設ける
    とともに、前記弁装置の開閉作動における前記3種類の
    センサの検出値を、弁装置が健全な状態であるときに予
    め採取して基礎データとして記録しておき、その後、前
    記弁装置の開閉作動によって得られる前記3種類のセン
    サの検出値を、前記基礎データと比較して、その変動を
    診断データとして記憶手段に収録するとともに、前記診
    断データと、予め設定された弁装置の仕様から算出した
    診断項目毎の許容値、及び過去の診断データとを比較し
    て、前記診断データが前記許容値を越えるか、または過
    去の診断データから予め定めた値以上に変動していると
    きは異常、それ以外は正常と判断し、また、過去の複数
    回の診断データから、その変化の傾向を抽出し、診断デ
    ータが、弁装置の健全性を判定するための基準値に達す
    る時期を求めることにより、劣化予測を行って、将来の
    メンテナンスプランを作成することを特徴とする弁装置
    における異常診断及び劣化予測方法。
  7. 【請求項7】 弁全開時の保持トルク値並びに弁全閉時
    の保持トルク値を、弁装置の弁開閉作動の始端と終端で
    検出するとともに、弁開閉作動の中間区間でランニング
    トルク値を検出し、さらに弁開閉動作の始端とランニン
    グトルク検出区間の前端の間及びランニングトルク検出
    区間の後端と弁解閉動作の終端の間において、弁装置に
    固有的に変動するトルク値を検出してなるトルク信号
    を、弁装置の弁開閉動作に応じて検出するようにしたト
    ルクセンサを、弁装置の駆動部に恒久的に設け、かつ前
    記駆動部に対する供給エネルギの変動を検出するエネル
    ギセンサ、及び弁装置の振動を検出する振動センサを、
    前記弁装置に仮設的に取付け、これら計3種類のセンサ
    をデータ変換ユニットに接続し、データ変換ユニットに
    おいて、各センサから出力される検知信号を所定の信号
    に変換して、診断データとして演算処理装置に伝送する
    ようにし、演算処理装置には、弁装置の開閉作動に伴う
    前記診断データの変動を記憶手段に収録する機能、前記
    診断データと、予め設定された弁装置の仕様から算出し
    た診断項目毎の許容値、及び過去の診断データとを比較
    して、前記診断データが前記許容値を越えるか、または
    過去の診断データから予め定めた値以上に変動している
    ときは異常、それ以外は正常と判断する機能、及び前記
    許容値と過去の複数回の診断データとに基づいて、診断
    データの変化の傾向を抽出し、弁装置の健全性を判定す
    るための基準値に達する時期を求める劣化予測及びメン
    テナンスプランの作成機能を付与したことを特徴とする
    弁装置における異常診断及び劣化予測装置。
  8. 【請求項8】 診断可能項目が、トルクセンサの出力す
    るトルク信号に基づいて診断される、診断可能項目が、
    トルクセンサの出力するトルク信号に基づいて診断され
    る、シート力、摺動抗力、トルクスイッチの調整不良
    故障、実負荷における駆動部のトルク余裕度、伝達系
    の異常、弁固着現象、弁棒の曲がり、弁棒折損、ポジシ
    ョンシート弁の開閉時間及び弁ストローク変化、ステム
    ナット摩耗量によるガタの量、ロッキングナットの緩み
    によるガタの量、仕切弁における弁棒と弁結合部分のガ
    タの量、瞬時バイパスリミットスイッチの動作位置、全
    域バイパスリミットスイッチの動作位置に関する適性評
    価を含むことを特徴とする請求項7記載の弁装置におけ
    る異常診断及び劣化予測装置。
  9. 【請求項9】 各診断可能項目について、時間を置いて
    複数回診断データを採取し、診断を実施した結果が記録
    されている場合には、これを基に劣化予測を行ない、将
    来のメンテナンスプランを作成するようにしたことを特
    徴とする請求項7又は8記載の電動弁の異常診断及び劣
    化予測装置。
  10. 【請求項10】 弁装置が電動弁であり、かつエネルギ
    センサが、駆動部に対する供給電流または漏洩電流を検
    出する電流センサであることを特徴とする請求項7〜9
    のいずれかに記載の弁装置における異常診断及び劣化予
    測装置。
  11. 【請求項11】 弁装置が電動弁であり、かつエネルギ
    センサが、駆動部に取り付けた磁気センサであることを
    特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の弁装置にお
    ける異常診断及び劣化予測装置。
  12. 【請求項12】 弁全開時の保持トルク値並びに弁全閉
    時の保持トルク値を、弁装置の弁開閉作動の始端と終端
    で検出するとともに、弁開閉作動の中間区間でランニン
    グトルク値を検出し、さらに弁開閉動作の始端とランニ
    ングトルク検出区間の前端の間及びランニングトルク検
    出区間の後端と弁解閉動作の終端の間において、弁装置
    に固有的に変動するトルク値を検出してなるトルク信号
    を、弁装置の弁開閉動作に応じて検出するようにしたト
    ルクセンサを、弁装置の駆動部に恒久的に設け、かつ前
    記駆動部に供給する電力を、供給電流もしくは漏洩電流
    として検出するの電流センサ、及び弁装置の機械的振動
    を検出する振動センサを、前記弁装置に仮設的に取付
    け、これら計3種類のセンサをデータ変換ユニットに接
    続し、データ変換ユニットにおいて、各センサから出力
    される各検知信号を、トルク信号、電流信号、振動信号
    にそれぞれ変換して、診断データとして演算処理装置に
    伝送するようにし、演算処理装置には、弁装置の開閉作
    動毎に得られる前記診断データと、弁装置が健全な状態
    であるときに予め採取して記録しておいた基礎データと
    を比較して、その変動分を記憶手段に収録する機能、前
    記診断データと、予め設定された弁装置の仕様から算出
    した診断項目毎の許容値、及び過去の診断データとを比
    較して、前記診断データが前記許容値を越えるか、また
    は過去の診断データから予め定めた値以上に変動してい
    るときは異常、それ以外は正常と判断する機能、及び前
    記許容値と過去の複数回の診断データとに基づいて、診
    断データの変化の傾向を抽出し、弁装置の健全性を判定
    するための基準値に達する時期を求める劣化予測及びメ
    ンテナンスプランの作成機能を付与したこ とを特徴とす
    る弁装置における異常診断及び劣化予測装置。
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