JP3411845B2 - 昇降機構および建設機械 - Google Patents

昇降機構および建設機械

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JP3411845B2
JP3411845B2 JP37671198A JP37671198A JP3411845B2 JP 3411845 B2 JP3411845 B2 JP 3411845B2 JP 37671198 A JP37671198 A JP 37671198A JP 37671198 A JP37671198 A JP 37671198A JP 3411845 B2 JP3411845 B2 JP 3411845B2
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正 斎藤
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吉永機械株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降機構およびこ
れを備えた建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】テルハ(テルハクレーン)のような建設
機械は、搬送装置や懸吊装置等を地面に対しほぼ垂直に
立設された1または2以上の脚部(マスト)で支持した
構造をなしている。このような建設機械においては、建
築構造物の高さの変化に応じてその高さを変えることが
可能なものがある。
【0003】従来、このような建設機械の高さを増大さ
せる機構としては、マストの下方においてマストをジャ
ッキで持ち上げ、マストおよびその上部に支持された建
設機械を上昇させ、次いで、マストの最下端へ短い柱状
物を継ぎ足してマストを延長する構成のものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の機構では、建設機械をマストごとジャッキで上
昇させるため、重量が重くなり、そのため、高出力のジ
ャッキを必要とするとともに、ジャッキによる1回の上
昇高さ(最大ストローク)を大きくとることができず、
建設機械を所定の高さまで上昇させるのに、柱状物の継
ぎ足し回数が多くなり、それに要する時間が長くかかる
という問題がある。
【0005】また、ジャッキのピストンには、圧縮荷重
が作用するため、座屈による変形を考慮して、ピストン
の強度を高くする必要があり、用いるジャッキが大型化
するという問題がある。
【0006】さらに、上昇時にマストまたはそれを構成
する柱状物に曲げ荷重(偏心荷重)が作用するため、高
強度のものを用いなければならず、そのため、マスト全
体の重量が大きくなる。このことは、前述したジャッキ
の高出力化、大型化を助長する結果となる。
【0007】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ものであり、その目的は、簡易な構造で、安全かつ迅速
に昇降可能な昇降機構およびこれを備える建設機械を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(9)の本発明により達成される。
【0009】(1) マストを構成する単位構造体の連
結個数の増減により前記マストの長さを変え、前記マス
トの上部に支持されている建設機械を昇降させる昇降機
構であって、前記単位構造体の外周部に位置し、前記建
設機械の脚部を支持する下部フレームと、前記下部フレ
ームに設置され、該下部フレームを前記単位構造体に連
結するための連結手段と、伸縮自在なピストンロッドを
有するシリンダーで構成され、前記ピストンロッドを収
縮させることにより前記下部フレームを引き上げる複数
のジャッキと、前記各ジャッキのシリンダーを支持する
上部フレームとを有し、前記下部フレームは、前記ピス
トンロッドの先端を連結するピストンロッド連結部を有
し、前記上部フレームは、その下部に前記単位構造体を
連結可能であり、前記ピストンロッドの最大ストローク
は、前記単位構造体の高さより長く、前記上部フレーム
は、前記マストの最上部の単位構造体から取り外し可能
であり、前記建設機械を上昇させる際、前記マストの最
上部の単位構造体から取り外した前記上部フレームを、
新たに継ぎ足そうとする前記単位構造体の上部に地面上
で連結した後、連結された前記上部フレームおよび新た
に継ぎ足そうとする前記単位構造体を吊り上げて、新た
に継ぎ足そうとする前記単位構造体の下端を前記マスト
の最上部にある前記単位構造体の上端と連結するように
使用することを特徴とする昇降機構。
【0010】(2) 前記連結手段は、下部フレームの
内側に向かって突出/退避可能な棒状体と、前記棒状体
を前記単位構造体に固定する固定具とを有する上記
(1)に記載の昇降機構。
【0011】(3) 前記各ジャッキは、それらのピス
トンロッドの動作が同期的に行われる上記(1)または
(2)に記載の昇降機構。
【0012】(4) 前記建設機械は、クレーンである
上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の昇降機構。
【0013】(5) 前記建設機械は、テルハである上
記(1)ないし(3)のいずれかに記載の昇降機構。
【0014】(6) 前記建設機械を上昇させる際、地
面上で連結した前記上部フレームおよび新たに継ぎ足そ
うとする前記単位構造体を、前記クレーンまたは前記テ
ルハを用いて吊り上げる上記(4)または(5)に記載
の昇降機構。
【0015】(7) 前記単位構造体は、垂直方向の主
柱を有し、前記連結手段が連結される部分に、前記主柱
より外側に突出する突出部が設けられており、前記連結
手段により連結したとき、前記単位構造体の垂直方向の
主柱に偏心荷重を作用させないよう構成されている上記
(1)ないし(6)のいずれかに記載の昇降機構。
【0016】(8) 搬送物の搬送手段を備える建設機
械において、上記(1)ないし(7)のいずれかに記載
の昇降機構を有することを特徴とする建設機械。 (9) 前記建設機械は、ダムの堤体の建設に用いられ
るものである上記(8)に記載の建設機械。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の昇降機構およびこ
れを備える建設機械を添付図面に示す好適実施例に基づ
いて詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の昇降機構を備えるテルハ
(建設機械)の実施例を示す側面図、図2は、図1に示
すテルハの平面図、図3は、下部フレームの構成を示す
斜視図、図4は、上部フレームの構成を示す斜視図、図
5は、ピストンロッドの先端を下部フレームに連結した
状態を示す斜視図、図6は、下部フレームを引き上げた
状態を示す斜視図、図7および図8は、それぞれ、連結
手段の構成を示す平面図および正面図、図9および図1
0は、それぞれ、連結手段の作動状態を示す側面図、図
11および図12は、それぞれ、単位構造体を構成する
フレーム同士の連結部分の構成を示す平面図および正面
図、図13〜図17は、それぞれ、本発明の昇降機構に
よりテルハを上昇させる際の作業工程を示す側面図であ
る。
【0026】まず、これらの図に基づき、本発明の建設
機械であるテルハ10の全体構造および作用について説
明する。
【0027】テルハ10は、主に、水平方向に架設され
たガーター11と、ガーター11の長手方向に沿って移
動するトロリー12と、トロリー12よりワイヤー14
を介して懸吊されたシーブ13と、シーブ13に吊り下
げられるバケット15と、トロリー12上に設置され、
トロリーを走行するためのモータ16と、トロリー12
が走行するレール17と、ガーター11を支持する4本
のステー18と、ワイヤー14を巻き上げるためのウイ
ンチ19と、滑車20と、これらを支持する4本の脚部
30とで構成されている(図1、図2等参照)。
【0028】これらのうち、ガーター11、トロリー1
2、シーブ13、ワイヤー14、バケット15、モータ
16、レール17、ウインチ19および滑車20によ
り、搬送物の搬送手段(搬送機構)が構成される。
【0029】ウインチ室25内に設置されたウインチ1
9を作動して、ワイヤー14を巻き取ると、シーブ13
が上昇し、ワイヤー14を巻き出すと、シーブ13が下
降し、これに伴って、バケット15が上昇、下降する。
【0030】トロリー12は、4つの車輪およびそれら
を回転駆動するモータ16を有し、ガーター11の長手
方向に沿って設置されたレール17上を車輪が転動(回
転駆動)することにより移動する。
【0031】バケット15は、例えばセメント、コンク
リート、土砂等を収納し、搬送するものであり、底部が
開閉可能な底開バケットである。トロリー12がガータ
ー11の図1中右端部(搬送物投入位置)に来たときに
は、そこに設置されている自動開閉機構(図示せず)の
作動により底部が自動的に開かれるようになっている。
【0032】なお、シーブ13には、バケット15に代
えて、後述する上部フレーム5を吊り下げることができ
る。
【0033】テルハ10は、各脚部30がほぼ鉛直とな
るような姿勢に設置される。各脚部30の下端は、下部
フレーム2に固定されている。
【0034】このようなテルハ10は、複数の単位構造
体8を連結してなるマスト9により支持されている。
【0035】次に、テルハ10の使用例(作用)につい
て、図1および図2を参照しつつ説明する。
【0036】トロリー12がガーター11の図1中左端
部に位置している状態で、台車(トロッコ)40により
搬送されてきたセメント、コンクリート、土砂等は、地
面GL上の荷受け位置にあるバケット15に移され、揚
重される。
【0037】ウインチ19の作動によりワイヤー14を
巻き取り、シーブ13を上昇させてこれに吊り下げられ
たバケット15を上昇させる。
【0038】次に、トロリー12に搭載されたモータ1
6を作動して、トロリー12を自送し、トロリー12が
ガーター11の図1中右端部(搬送物投入位置)に到達
した所で停止する。
【0039】バケット15の下方にダンプ車50が位置
する状態で、前記自動開閉機構によりバケット15の底
部を開き、バケット15内の搬送物を落下させ、ダンプ
車50の荷台へ移す。ダンプ車50は、この搬送物を所
定の箇所、すなわち本実施例ではダムの堤体60の上端
の各所へ搬送する。これにより、堤体60の高さを高く
することができる。
【0040】その後、前記と逆の動作を行ってバケット
15を元の荷受け位置へ戻し、以下、上記一連の作業を
繰り返し行う。
【0041】次に、本発明の昇降機構(昇降機)1の構
成について、図1〜図12を参照しつつ説明する。
【0042】図示の昇降機構1は、クライミング機構、
より詳しくはクライミング式揚重機と呼ばれるもので、
マスト9を構成する単位構造体8の連結個数の増減によ
りマスト9の長さを変え、マスト9の上部に支持されて
いるテルハ10を昇降させるものである。
【0043】この昇降機構1は、テルハ10の各脚部3
0を支持する下部フレーム2と、下部フレーム2に設置
され、下部フレーム2を単位構造体8に連結するための
連結手段3と、4つのジャッキ4と、各ジャッキ4を支
持する上部フレーム5とを有している。以下、各部の構
成を詳細に説明する。
【0044】図3に示すように下部フレーム2は、ほぼ
長方形の枠状の部材であり、その上部の4箇所には、短
い柱21が上方に向けて下部フレーム2に対し垂直に立
設されている。そしてこの4本の柱21にそれぞれテル
ハ10の4本の脚部30が連結、固定されている。この
連結は、柱21および脚部30の端部同士にそれぞれ形
成されたフランジをボルト23で固定することによりな
されている。
【0045】また、下部フレーム2の上部の後述するピ
ストンロッド42の先端取付部43に対応する位置に
は、先端取付部43を固定するためのブラケット(ピス
トンロッド連結部)22が設けられている。
【0046】下部フレーム2の各柱21近傍の位置に
は、それぞれ、連結手段3が設置されている。各連結手
段3は、その構成が同一であるため、以下、そのうちの
1つについて代表的に説明する。
【0047】図7〜図10に示すように、連結手段3
は、カンヌキ(閂)と呼ばれる一対の棒状体31と、こ
れらの棒状体31を挿通し、棒状体31をその長手方向
に摺動可能に支持する一対の筒体32と、各棒状体31
をその長手方向に摺動させる一対のシリンダ33と、各
棒状体31の先端部を単位構造体8の上端角部に固定す
るための固定具36とで構成されている。
【0048】各棒状体31の後端は、連結部材35を介
して対応するシリンダ33のピストンロッド34に連結
されている。シリンダ33は、油圧または空気圧により
駆動する。このシリンダ33を作動してピストンロッド
34を収縮させると、棒状体31は、下部フレーム2の
内側に向かって突出し、単位構造体8の上端の水平方向
のフレーム81に係合する。このとき、両棒状体31
は、それらの間に単位構造体8の垂直方向のフレーム8
2が挿入されるような位置とされる。また、ピストンロ
ッド34を伸長させると、棒状体31は、前記と逆方向
に移動し、退避する。
【0049】ここで、両棒状体31は、フレーム82を
介して図7および図8中左右対称に配置され、フレーム
81上に載る。すなわち、外側の棒状体31は、突出部
86上に載り、他方の棒状体31は、フレーム82を介
して突出部86と反対側のフレーム81上に載る。これ
により、フレーム82に偏心荷重(曲げ応力)が作用せ
ず、よって、フレーム82としてより強度の低いもの
(細いもの)を使用することができ、単位構造体8の軽
量化を図ることができる。
【0050】固定具36は、上下一対の板材37、38
と、2組のボルト(ボルト・ナット)39とで構成され
ている。両棒状体31の固定は、両棒状体31の先端部
と水平方向のフレーム81とを板材37と板材38とで
挟み、これらをボルト39で締め付けることによりなさ
れる(図7および図8参照)。このとき、板材37、3
8は、垂直方向のフレーム(主柱)82に当接し、板材
37は、両棒状体31の先端に形成されたフランジ31
1にも当接する。従って、下部フレーム2に横方向の荷
重が作用したとしても、固定具36による固定が解除さ
れることはない。
【0051】図4に示すように、上部フレーム5は、ほ
ぼ長方形の枠状の部材であり、その4つの角部において
は、上部フレーム5の対向する1組の辺の両端がそれぞ
れ外方に向けて突出している。この4つの突出部51
に、それぞれ、ジャッキ4が上部フレーム5に対し垂直
方向となるように固定されている。
【0052】また、上部フレーム5の4つの角部付近の
下面には、それぞれ、垂直下方に向けて突出する短い柱
52が形成されている。この4つの柱52の下端は、単
位構造体8の対応するフレーム82の上端とそれぞれ連
結されている。
【0053】各ジャッキ4は、油圧による駆動で伸縮す
るピストンロッド(可動部)42を備えたシリンダ41
で構成されている。各ジャッキ4は、例えば、ウインチ
室25内に設置された油圧ユニット26により作動す
る。
【0054】この場合、4つのジャッキ4は、同期的に
作動するよう構成されている。すなわち、各ジャッキ4
のピストンロッド42の伸長、収縮動作は、同期的に
(同時に)行われる。これにより、下部フレーム2を水
平な状態で上昇させること、すなわち、テルハ10の脚
部30を垂直な状態に保ち、テルハ10を傾斜させるこ
となく上昇させることができ、よって、テルハ10を安
定的に上昇させることができ、安全性も高まる。
【0055】各シリンダー41のピストンロッド42の
先端には、下部フレーム2の対応するブラケット22に
固定するための先端取付部43が設けられている。
【0056】ブラケット22および先端取付部43に
は、それぞれボルト孔(またはピン孔)が形成されてお
り、このボルト孔にボルトやピン等を挿通し、締め付け
ることによりブラケット22と先端取付部43とを固定
する。
【0057】各ジャッキ4におけるピストンロッド42
の最大ストロークは、テルハ10を上昇させる際の1回
の上昇距離に相当し、1つの単位構造体8の高さより大
きい値とされる。これにより、容易かつ確実に、新たな
単位構造体(延長マスト)8を最上部の単位構造体8の
上に継ぎ足すことができる。
【0058】なお、1つの単位構造体8の高さは、例え
ば3〜10m程度とすることができ、本実施例では、約
6mとされる。
【0059】各先端取付部43が対応するブラケット2
2に固定され、かつ各ピストンロッド42が伸長した状
態で、各シリンダー41を作動し、ピストンロッド42
を収縮させると、下部フレーム2が上方へ引き上げら
れ、それに固定されているテルハ10が上昇する。単位
構造体8を継ぎ足してマスト9を延長するためのテルハ
10の上昇距離は、1つの単位構造体8の高さと同程度
とされる。
【0060】このような昇降機構1は、下部フレーム2
と単位構造体8との位置関係、特に水平方向の位置関係
を規制する位置規制手段6を有する。
【0061】この位置規制手段6は、単位構造体8の垂
直方向のフレーム82の外周面にその長手方向に沿って
形成されたレール61と、下部フレーム2の下部に設け
られ、レール61に沿って転動するローラ62とで構成
されている(図9および図10参照)。このような位置
規制手段6は、4箇所設けられている。
【0062】下部フレーム2の高さが変化しない状態の
ときはもちろんのこと、各シリンダ41を作動して下部
フレーム2を上昇または下降させる際にも、位置規制手
段6が機能する。すなわち、下部フレーム2が上昇また
は下降する際、各ローラ62が対応するレール61に沿
って転動し、下部フレーム2の単位構造体8に対する離
間距離をほぼ一定に保つ。
【0063】このような位置規制手段6を設けたことに
より、特に下部フレーム2の上昇中または下降中におけ
る下部フレーム2の揺動や単位構造体8に対する衝突を
防止し、下部フレーム2の上昇、下降を安全にかつ安定
的に行うことができる。
【0064】図11および図12に示すように、隣接す
る単位構造体8のフレーム82同士の連結は、ボルト止
めにより行われるが、各ボルト84およびボルト84で
挟持されるフランジ部(内フランジ)85は、フレーム
82の外周面より内側に位置し、フレーム82の外周面
より外方に突出していない。これにより、例えば下部フ
レーム2を上昇または下降させる作業等に際し、フレー
ム82同士の連結部に下部フレーム2等が引っかかるこ
とが防止され、安全性が高まる。
【0065】なお、このような連結構造は、前述した柱
21と脚部30との連結や、柱52とフレーム82との
連結等、種々の連結箇所に適用することができる。
【0066】単位構造体8は、4本の垂直方向のフレー
ム(主柱)82と、これらを連結する水平方向のフレー
ム81とを有している。また、単位構造体8は、補強の
ために、対角線上に配置された筋交い83を有してい
る。これにより、所望の強度を確保する上で、フレーム
81、82を細くすることができ、単位構造体8の軽量
化に寄与する。
【0067】各フレーム82の上部には、フレーム82
より外側に突出する突出部86が形成されている。この
突出部86は、水平方向のフレーム81がフレーム82
と交差し、フレーム82を越えて外方へ延長されたかた
ちで形成されている。
【0068】このような突出部86を設けたことによ
り、前述したように、連結手段3を連結したとき、フレ
ーム82にできるだけ偏心荷重(曲げ応力)が作用しな
いようにすることができ、その結果、フレーム82とし
てより強度の低いもの(細いもの)を使用することが可
能となり、単位構造体8の軽量化(すなわちマスト9全
体の軽量化)に寄与する。
【0069】なお、図3〜図6では、単位構造体8を上
下いずれでも使用可能とするために、各フレーム82の
上部および下部のそれぞれに突出部86が形成されてい
るが、この突出部86は、図1に示すように、フレーム
82の上部のみに形成されていてもよい。
【0070】図13〜図17は、それぞれ、昇降機構1
の作動状態を示す側面図である。これらの図では、昇降
機構1を用いてテルハ10を上昇させ、ダムの堤体60
を建設する工事を示している。以下、これらの図に基づ
いて、昇降機構1の作用を説明する。
【0071】[1] テルハ10は、マスト9の上端に
下部フレーム2を介して固定されている。下部フレーム
2とマスト9の最上部にある単位構造体8との固定は、
前述したように、下部フレーム2に設置された連結手段
3によりなされている。
【0072】まず、シーブ13からバケット15を取り
外し、フック131に交換する。次に、最上部の単位構
造体8から上部フレーム5を取り外し、フック131で
吊り下げて地面GLまで搬送する(図13参照)。
【0073】[2] 地面GL上では、新たに継ぎ足そ
うとする単位構造体(延長マスト)8の上部に上部フレ
ーム5を連結する。この連結は、単位構造体8の4つの
垂直方向のフレーム82に、上部フレーム5の柱52を
ボルト止めすることにより行われる。
【0074】[3] 連結された上部フレーム5および
単位構造体8を最上部まで吊り上げ(図14参照)、次
いで、トロリー12をガーター11の中央部まで移動す
る(図15参照)。
【0075】[4] 上部フレーム5および単位構造体
8を下降させ、その下端をマスト9の最上端にある単位
構造体8の上端と連結する(図16参照)。この連結
は、図11および図12に示すように、上下の単位構造
体8の各フレーム82同士のフランジ部85を、ボルト
84で締め付けて挟持することにより行う。
【0076】[5] 上部フレーム5に設置された4つ
のシリンダー41を作動して、各ピストンロッド42を
伸長し、それらの先端取付部43を下部フレーム2の対
応するブラケット22にボルト(またはピン)44で固
定する(図5、図7および図16参照)。
【0077】[6] 単位構造体8と下部フレーム2と
を連結、固定している各連結手段3の固定具36を取り
外し、シリンダー33を作動してピストンロッド34を
伸長させ、棒状体31を退避させる。
【0078】[7] 4つのシリンダー41を同期的に
作動して、各ピストンロッド42を同時に収縮させる。
これにより、下部フレーム2およびこれに支持、固定さ
れているテルハ10が上昇する(図6および図17参
照)。このテルハ10の上昇距離は、1つの単位構造体
8の高さに相当する分、すなわち、約6mとされる。
【0079】また、この上昇の際には、単位構造体8の
フレーム82に形成されたレール61に沿ってローラ6
2が転動するので、上昇を円滑かつ確実に行うことがで
きると共に、下部フレーム2の単位構造体8に対する離
間距離をほぼ一定に保ち、下部フレーム2の揺動や単位
構造体8に対する衝突を防止する。
【0080】[8] 下部フレーム2に設置された各連
結手段3のシリンダ33を作動してピストンロッド34
を収縮させ、棒状体31を下部フレーム2の内側に向か
って、すなわち下部フレーム2の内側にある新たに継ぎ
足された単位構造体8に向かって突出させる。
【0081】次いで、固定具36により棒状体31を新
たに継ぎ足された単位構造体8の上部に固定する。この
固定は、一対の棒状体31と単位構造体8のフレーム8
1とを板材37および38で挟持し、これらをボルト3
9で締め付けることにより行われる。
【0082】以上のような工程により、マスト9は、1
つの単位構造体8の高さに相当する分延長され、マスト
9に支持されているテルハ10も、同じ高さ上昇する。
なお、このようなテルハ10を上昇させる作業は、堤体
60の高さの増大に対応して行われる。
【0083】[9] 再び、シーブ13にバケット15
を装着する。そして、前述したテルハ10の使用例のよ
うに、セメント、コンクリート、土砂等を揚重し、ダム
の堤体60の上端部へ搬送し、堤体60の高さを高くし
て行く。
【0084】[10] 前記工程[1]〜[9]を繰り
返し行うことにより、テルハ10を所望の高さまで上昇
させることができる。
【0085】なお、マスト9の安定性を考慮して、マス
ト9の所定位置に、堤体60に対する壁継ぎ7を設ける
のが好ましい。この壁継ぎ7を設けることにより、マス
ト9を構成する単位構造体8のフレーム81、82とし
てより細いものを使用することができ、単位構造体8の
軽量化が図れる。これにより、テルハ10の昇降の作業
効率がさらに向上する。
【0086】なお、壁継ぎ7としては、例えば、4本の
フレームで構成され、各フレームの一端をそれぞれマス
ト9の4つ角部に連結し、他端を堤体60の壁面に連結
した構成のものが挙げられる。
【0087】以上では、テルハ10を上昇させる作業に
ついて説明したが、テルハ10を下降させる場合には、
前記と逆の手順で行えば良い。
【0088】以上のような昇降機構1では、作業効率が
良く、短時間で、テルハ10を上昇または下降させるこ
とができる。特に、ピストンロッド42を収縮させるこ
とにより下部フレーム2を引き上げ、テルハ10を上昇
させる構成であることにより、ピストンロッド42に
は、引っ張り荷重が作用するが圧縮荷重は作用しないの
で、圧縮荷重によるピストンロッド42の座屈を考慮し
なくてよくなる。そのため、シリンダー41を小型化す
ることができ、より細いピストンロッド42を用いるこ
とができる。
【0089】さらに、ピストンロッド42の移動ストロ
ークを長くすることができるので、1つの単位構造体8
の高さ(本実施例では、6m)を高くすることができ
る。その結果、テルハ10を所定高さまで上昇させるの
に、単位構造体8の継ぎ足す回数が少なく、作業時間の
短縮が図れる。
【0090】また、昇降機構1は、作業性に優れるばか
りでなく、作業の安全性も高い。特に、重量の重いテル
ハ10でも安全かつ確実に昇降させることができる。
【0091】また、昇降機構1では、上昇高さに制約を
受けず、いかなる高さでも同様に前記効果が発揮され
る。このようなことから、ダムの堤体の建設に適し、ま
た、その他、各種高層建造物の建設にも適する。
【0092】以上、本発明の昇降機構およびこれを備え
るテルハ(建設機械)を図示の各実施例に基づいて説明
したが、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0093】例えば、ジャッキ4のシリンダー41は、
水圧や空気圧で作動するものであってもよい。また、下
部フレーム2、上部フレーム5、連結手段3等の構造
も、図示のものに限定されない。
【0094】また、本発明の昇降機構は、図示のごとき
テルハ10に適用するものに限らず、その他、例えば、
ジブクレーン、建設用リフト、エレベータ等の、あらゆ
る建設機械、しゅんせつ機械、土木機械、搬送機械に適
用することができる。
【0095】また、本発明の昇降機構は、少なくとも建
設機械等を上昇させ得るものであればよく、下降させな
いものまたは下降には使用しないものであってもよい。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の昇降機構お
よび建設機械によれば、簡易な構造で、安全かつ確実に
昇降させることができる。特に、ピストンロッドの移動
ストロークを長くすることができるので、建設機械の1
回の上昇距離を長くすることができる。
【0097】また、本発明の昇降機構および建設機械
は、作業性に優れ、短い作業時間で建設機械を昇降させ
ることができると共に、作業の安全性も高い。特に、昇
降作業中での揺動や衝突を防止し、安定した状態を保持
することができる。
【0098】また、本発明によれば、昇降の駆動源(シ
リンダー)やその関連物の小型化、マストの軽量化等を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降機構を備えるテルハ(建設機械)
の実施例を示す側面図である。
【図2】図1に示すテルハの平面図である。
【図3】下部フレームの構成を示す斜視図である。
【図4】上部フレームの構成を示す斜視図である。
【図5】ピストンロッドの先端を下部フレームに連結し
た状態を示す斜視図である。
【図6】下部フレームを引き上げた状態を示す斜視図で
ある。
【図7】連結手段の構成を示す平面図である。
【図8】連結手段の構成を示す正面図である。
【図9】連結手段の作動状態(連結状態)を示す側面図
である。
【図10】連結手段の作動状態(連結解除状態)を示す
側面図である。
【図11】単位構造体を構成するフレーム同士の連結部
分の構成を示す平面図である。
【図12】単位構造体を構成するフレーム同士の連結部
分の構成を示す正面図である。
【図13】本発明の昇降機構によりテルハ(建設機械)
を上昇させる際の作業工程を示す側面図である。
【図14】本発明の昇降機構によりテルハ(建設機械)
を上昇させる際の作業工程を示す側面図である。
【図15】本発明の昇降機構によりテルハ(建設機械)
を上昇させる際の作業工程を示す側面図である。
【図16】本発明の昇降機構によりテルハ(建設機械)
を上昇させる際の作業工程を示す側面図である。
【図17】本発明の昇降機構によりテルハ(建設機械)
を上昇させる際の作業工程を示す側面図である。
【符号の説明】
1 昇降機構 2 下部フレーム 21 柱 22 ブラケット 23 ボルト 3 連結手段 31 棒状体 311 フランジ 32 筒体 33 シリンダ 34 ピストンロッド 35 連結部材 36 固定具 37、38 板材 39 ボルト 4 ジャッキ 41 シリンダー 42 ピストンロッド 43 先端取付部 44 ボルト(ピン) 5 上部フレーム 51 突出部 52 柱 6 位置規制手段 61 レール 62 ローラ 7 壁継ぎ 8 単位構造体 81、82 フレーム 83 筋交い 84 ボルト 85 フランジ部 86 突出部 9 マスト 10 テルハ 11 ガーター 12 トロリー 13 シーブ 131 フック 14 ワイヤー 15 バケット 16 モータ 17 レール 18 ステー 19 ウインチ 20 滑車 25 ウインチ室 26 油圧ユニット 30 脚部 40 台車 50 ダンプ車 60 堤体 GL 地面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 5/00 B66C 23/32

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マストを構成する単位構造体の連結個数
    の増減により前記マストの長さを変え、前記マストの上
    部に支持されている建設機械を昇降させる昇降機構であ
    って、 前記単位構造体の外周部に位置し、前記建設機械の脚部
    を支持する下部フレームと、 前記下部フレームに設置され、該下部フレームを前記単
    位構造体に連結するための連結手段と、 伸縮自在なピストンロッドを有するシリンダーで構成さ
    れ、前記ピストンロッドを収縮させることにより前記下
    部フレームを引き上げる複数のジャッキと、 前記各ジャッキのシリンダーを支持する上部フレームと
    を有し、 前記下部フレームは、前記ピストンロッドの先端を連結
    するピストンロッド連結部を有し、 前記上部フレームは、その下部に前記単位構造体を連結
    可能であり、 前記ピストンロッドの最大ストロークは、前記単位構造
    体の高さより長く、 前記上部フレームは、前記マストの最上部の単位構造体
    から取り外し可能であり、 前記建設機械を上昇させる際、前記マストの最上部の単
    位構造体から取り外した前記上部フレームを、新たに継
    ぎ足そうとする前記単位構造体の上部に地面上で連結し
    た後、連結された前記上部フレームおよび新たに継ぎ足
    そうとする前記単位構造体を吊り上げて、新たに継ぎ足
    そうとする前記単位構造体の下端を前記マストの最上部
    にある前記単位構造体の上端と連結するように使用する
    ことを特徴とする昇降機構。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は、下部フレームの内側に
    向かって突出/退避可能な棒状体と、前記棒状体を前記
    単位構造体に固定する固定具とを有する請求項1に記載
    の昇降機構。
  3. 【請求項3】 前記各ジャッキは、それらのピストンロ
    ッドの動作が同期的に行われる請求項1または2に記載
    の昇降機構。
  4. 【請求項4】 前記建設機械は、クレーンである請求項
    1ないし3のいずれかに記載の昇降機構。
  5. 【請求項5】 前記建設機械は、テルハである請求項1
    ないし3のいずれかに記載の昇降機構。
  6. 【請求項6】 前記建設機械を上昇させる際、地面上で
    連結した前記上部フレームおよび新たに継ぎ足そうとす
    る前記単位構造体を、前記クレーンまたは前記テルハを
    用いて吊り上げる請求項4または5に記載の昇降機構。
  7. 【請求項7】 前記単位構造体は、垂直方向の主柱を有
    し、前記連結手段が連結される部分に、前記主柱より外
    側に突出する突出部が設けられており、前記連結手段に
    より連結したとき、前記単位構造体の垂直方向の主柱に
    偏心荷重を作用させないよう構成されている請求項1な
    いし6のいずれかに記載の昇降機構。
  8. 【請求項8】 搬送物の搬送手段を備える建設機械にお
    いて、請求項1ないし7のいずれかに記載の昇降機構を
    有することを特徴とする建設機械。
  9. 【請求項9】 前記建設機械は、ダムの堤体の建設に用
    いられるものである請求項8に記載の建設機械。
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