JPH05133107A - 揚重装置 - Google Patents
揚重装置Info
- Publication number
- JPH05133107A JPH05133107A JP26841091A JP26841091A JPH05133107A JP H05133107 A JPH05133107 A JP H05133107A JP 26841091 A JP26841091 A JP 26841091A JP 26841091 A JP26841091 A JP 26841091A JP H05133107 A JPH05133107 A JP H05133107A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- reaction force
- floor
- lifting device
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ビル等の施工箇所の上下間において、建築資
材、機材等をクレーンを用いずに能率良く搬送する。 【構成】パンタグラフ機構12を介して近接遠退自在な
形で上下に並ぶベース10とテーブル11とのそれぞれ
に反力桁15、13を、支持部150、130がベース
10、テーブル11の左右からそれぞれ突出駆動され得
るように設けて、揚重装置9を構成する。資材積載面1
0aに資材を搭載したテーブル11とベース10とをそ
れぞれ順にスラブ3に支持させて、パンタグラフ機構1
2を介して両者を相対的に近接遠退させることにより、
揚重装置9にシャフト5を昇降させる。
材、機材等をクレーンを用いずに能率良く搬送する。 【構成】パンタグラフ機構12を介して近接遠退自在な
形で上下に並ぶベース10とテーブル11とのそれぞれ
に反力桁15、13を、支持部150、130がベース
10、テーブル11の左右からそれぞれ突出駆動され得
るように設けて、揚重装置9を構成する。資材積載面1
0aに資材を搭載したテーブル11とベース10とをそ
れぞれ順にスラブ3に支持させて、パンタグラフ機構1
2を介して両者を相対的に近接遠退させることにより、
揚重装置9にシャフト5を昇降させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルの構築時に建築資
材、機材等を搬送するに用いるに好適な揚重装置に関す
る。
材、機材等を搬送するに用いるに好適な揚重装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルの構築時に建築資材等を揚重
しているクレーンは、これをビル内の上下階等にある各
施工箇所間における資材、機材の搬送に使ってしまう
と、その間、当該クレーンを用いて地上にある資材等を
ビル高層部分に揚重することが出来なくなってしまう。
そこで、こういった各施工箇所間の資材、機材の搬送に
はなるべく揚重用クレーンを用いないようにするのが通
例であり、故にこういった各施工箇所間の搬送作業はラ
ックアンドピニオンギア等によるロープ牽引方式の簡易
リフトや人力に頼るところが大であった。
しているクレーンは、これをビル内の上下階等にある各
施工箇所間における資材、機材の搬送に使ってしまう
と、その間、当該クレーンを用いて地上にある資材等を
ビル高層部分に揚重することが出来なくなってしまう。
そこで、こういった各施工箇所間の資材、機材の搬送に
はなるべく揚重用クレーンを用いないようにするのが通
例であり、故にこういった各施工箇所間の搬送作業はラ
ックアンドピニオンギア等によるロープ牽引方式の簡易
リフトや人力に頼るところが大であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは搬送
重量が限定されていて如何にも能率が悪い。特に最近の
超高層ビルにおいては、例えば型枠や施工用機材等を各
施工箇所間で転用する為に、こういった資材、機材等の
重量物を次々と下層階から上層階の施工箇所へ搬送して
いかなければならず、従って、このような各施工箇所間
における搬送作業を能率良く熟すようなような適当なる
揚重装置の開発が求められていた。そこで本発明は、上
記事情に鑑み、ビル等の施工箇所間の上下において、ク
レーンを用いずとも能率良く建築資材、機材等を搬送す
ることが出来る揚重装置を提供するものである。
重量が限定されていて如何にも能率が悪い。特に最近の
超高層ビルにおいては、例えば型枠や施工用機材等を各
施工箇所間で転用する為に、こういった資材、機材等の
重量物を次々と下層階から上層階の施工箇所へ搬送して
いかなければならず、従って、このような各施工箇所間
における搬送作業を能率良く熟すようなような適当なる
揚重装置の開発が求められていた。そこで本発明は、上
記事情に鑑み、ビル等の施工箇所間の上下において、ク
レーンを用いずとも能率良く建築資材、機材等を搬送す
ることが出来る揚重装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、ベース
(10)を有し、前記ベース(10)の上方に、上面側
に荷を積載し得る形で積載面(11a)が形成された水
平部材(11)を設け、前記ベース(10)と前記水平
部材(11)の間に、両者(10)、(11)を相対的
に近接遠退させ得る近接遠退駆動手段(12)を設け、
前記水平部材(11)に該水平部材(11)の支持手段
(130)、(17)、(17’)を、該水平部材(1
1)の側方に突出駆動自在に設け、前記ベース(10)
に該ベース(10)の支持手段(150)、(20)
を、該ベース(10)の側方に突出駆動自在に設けて、
構成される。また、前記ベース(10)に、前記ベース
(10)の支持手段(150)が設けられた昇降駆動手
段(151)を、該ベース(10)の支持手段(15
0)を上下方向に位置決め自在に設けて、構成されるこ
ともある。さらに、前記ベース(10)は、前記ベース
(10)の支持手段(20)が装着された支持手段装着
用フレーム(19)を有するように、構成されることも
ある。なお、( )内の番号等は、図面における対応す
る要素を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は
図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
(10)を有し、前記ベース(10)の上方に、上面側
に荷を積載し得る形で積載面(11a)が形成された水
平部材(11)を設け、前記ベース(10)と前記水平
部材(11)の間に、両者(10)、(11)を相対的
に近接遠退させ得る近接遠退駆動手段(12)を設け、
前記水平部材(11)に該水平部材(11)の支持手段
(130)、(17)、(17’)を、該水平部材(1
1)の側方に突出駆動自在に設け、前記ベース(10)
に該ベース(10)の支持手段(150)、(20)
を、該ベース(10)の側方に突出駆動自在に設けて、
構成される。また、前記ベース(10)に、前記ベース
(10)の支持手段(150)が設けられた昇降駆動手
段(151)を、該ベース(10)の支持手段(15
0)を上下方向に位置決め自在に設けて、構成されるこ
ともある。さらに、前記ベース(10)は、前記ベース
(10)の支持手段(20)が装着された支持手段装着
用フレーム(19)を有するように、構成されることも
ある。なお、( )内の番号等は、図面における対応す
る要素を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は
図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
【作用】の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、ベース(1
0)と水平部材(11)とのどちらか一方がそれぞれ支
持手段(130)、(17)、(17’)又は支持手段
(150)、(20)を介して支持されている間に、該
ベース(10)と水平部材(11)のうちの支持されて
いない側の一方が支持されている他方に対して、近接遠
退駆動手段(12)を介して近接遠退するように作用す
る。また、ベース(10)の支持手段(150)は、昇
降駆動手段(151)を介して上下方向の任意の位置に
配置するように作用することもある。さらに、ベース
(10)の支持手段(20)は、支持手段装着用フレー
ム(19)の側端部分から突出駆動されるように作用す
ることもある。
0)と水平部材(11)とのどちらか一方がそれぞれ支
持手段(130)、(17)、(17’)又は支持手段
(150)、(20)を介して支持されている間に、該
ベース(10)と水平部材(11)のうちの支持されて
いない側の一方が支持されている他方に対して、近接遠
退駆動手段(12)を介して近接遠退するように作用す
る。また、ベース(10)の支持手段(150)は、昇
降駆動手段(151)を介して上下方向の任意の位置に
配置するように作用することもある。さらに、ベース
(10)の支持手段(20)は、支持手段装着用フレー
ム(19)の側端部分から突出駆動されるように作用す
ることもある。
【0006】
【実施例】図1は構築物の一例を示す図、図2は図1に
示す構築物のシャフト部分に仮設された状態の本発明に
よる揚重装置の一実施例を示す図、図3は図2に示す揚
重装置の斜視図、図4は図2に示す揚重装置における上
部反力桁部分の一例を示す斜視図、図5は図2に示す揚
重装置における下部反力桁部分の一例を示す斜視図、図
6乃至図7は図2に示す揚重装置のクライミング動作の
一例を示す図、図8乃至図10は図4に示す上部反力桁
の別の例を示す図、図11は本発明による揚重装置の別
の実施例を示す図、図12は図2又は図11に示す揚重
装置の横移動動作の一例を示す図である。
示す構築物のシャフト部分に仮設された状態の本発明に
よる揚重装置の一実施例を示す図、図3は図2に示す揚
重装置の斜視図、図4は図2に示す揚重装置における上
部反力桁部分の一例を示す斜視図、図5は図2に示す揚
重装置における下部反力桁部分の一例を示す斜視図、図
6乃至図7は図2に示す揚重装置のクライミング動作の
一例を示す図、図8乃至図10は図4に示す上部反力桁
の別の例を示す図、図11は本発明による揚重装置の別
の実施例を示す図、図12は図2又は図11に示す揚重
装置の横移動動作の一例を示す図である。
【0007】ビル等の構築物1には、図1に示すよう
に、各階の居住スペース2が上下に積層される形で構築
されており、構築物1の上下に隣接する各居住スペース
2、2間には、コンクリート躯体によるスラブ3がそれ
ぞれ打設されている。構築物1の図1中左右方向中央部
分にはシャフト5が、各階のスラブ3にそれぞれ開口部
が形成される形で配設されており、いま、構築物1は未
だ構築中であるために、シャフト5の上下は屋上1a部
分と地盤6が連通する形で開放されている。なお、シャ
フト5は後に構築物1にエレベータ等を設備するための
開口スペースであったり、屋上1a等に仮設されるクレ
ーン7等により地盤6上の資材を居住スペース2に揚重
等する為の、後にスラブ打設閉合される仮設作業スペー
スであったりする。シャフト5は各階において居住スペ
ース2とそれぞれ図中左右方向に連通しており(即ち居
住スペース2との間には未だ壁等が形成されていな
い)、シャフト5の図中左右及び紙面の奥手前にはH型
鋼等による鉄骨梁25が、各居住スペース2のスラブ3
上の端部に仮置きされる形で、又はスラブ3上の適宜箇
所間に懸架される形で配設されている。シャフト5には
図1中下部に示す揚重装置9が、該シャフト5内を上下
に移動自在で且つ該シャフト5の図中左右にある各階の
居住スペース2内に退避自在な形で配置されており、揚
重装置9はシャフト5内に位置するとき、図6又は図7
に示すように、該揚重装置9自体の下部に配置するベー
ス10と上部に配置するテーブル11のいずれか一方又
は両方が、図4、図5に示す反力桁13、15を前記鉄
骨梁25上に展開固定させることにより、スラブ3に支
持された状態になっている。
に、各階の居住スペース2が上下に積層される形で構築
されており、構築物1の上下に隣接する各居住スペース
2、2間には、コンクリート躯体によるスラブ3がそれ
ぞれ打設されている。構築物1の図1中左右方向中央部
分にはシャフト5が、各階のスラブ3にそれぞれ開口部
が形成される形で配設されており、いま、構築物1は未
だ構築中であるために、シャフト5の上下は屋上1a部
分と地盤6が連通する形で開放されている。なお、シャ
フト5は後に構築物1にエレベータ等を設備するための
開口スペースであったり、屋上1a等に仮設されるクレ
ーン7等により地盤6上の資材を居住スペース2に揚重
等する為の、後にスラブ打設閉合される仮設作業スペー
スであったりする。シャフト5は各階において居住スペ
ース2とそれぞれ図中左右方向に連通しており(即ち居
住スペース2との間には未だ壁等が形成されていな
い)、シャフト5の図中左右及び紙面の奥手前にはH型
鋼等による鉄骨梁25が、各居住スペース2のスラブ3
上の端部に仮置きされる形で、又はスラブ3上の適宜箇
所間に懸架される形で配設されている。シャフト5には
図1中下部に示す揚重装置9が、該シャフト5内を上下
に移動自在で且つ該シャフト5の図中左右にある各階の
居住スペース2内に退避自在な形で配置されており、揚
重装置9はシャフト5内に位置するとき、図6又は図7
に示すように、該揚重装置9自体の下部に配置するベー
ス10と上部に配置するテーブル11のいずれか一方又
は両方が、図4、図5に示す反力桁13、15を前記鉄
骨梁25上に展開固定させることにより、スラブ3に支
持された状態になっている。
【0008】即ち、揚重装置9は図2、図3に示すよう
に、図中上下一対に示す形の2枚の鋼板からなるベース
10(図中下側)とテーブル11(図中上側)を有して
おり、ベース10とテーブル11とは、油圧ジャッキ1
20を介して上下方向に伸縮駆動する形のパンタグラフ
機構12により、該ベース10とテーブル11の両者が
相対的に近接遠退駆動され得る形で連結されている。テ
ーブル11の上面部分には資材積載面11aが形成され
ており、テーブル11の図2中左右にはそれぞれ紙面の
手前と奥に図4に示すような反力桁13が(即ち4ヶの
反力桁13が)、該反力桁13に内蔵された展開駆動機
構131により支持部130がテーブル11の左右側端
部分を軸として図中矢印P方向に展開駆動され得る形、
即ち該テーブル11の側方に突出自在な形で設けられて
いる。従って、支持部130は図4中実線又は破線又は
一点鎖線で示す状態のいずれかにおいて、固定支持され
ることが出来るようになっている。ベース10の下部に
は、揚重装置9が居住スペース2内のスラブ3上等を走
行する為の複数の車輪23が、それぞれ転動自在な形
で、該ベース10の底部4箇所等に適宜装着されてお
り、ベース10上の図中左右にはそれぞれ、図5に示す
ような反力桁15が、支持部150が伸縮ジャッキ15
1を介して昇降自在な形で設けられている。また、支持
部150は、反力桁15に内蔵された展開駆動機構15
2により、伸縮ジャッキ151の上端部分を軸として図
中矢印P方向に展開駆動されることによりベース10の
上方において該ベース10の側方に突出自在な形になっ
ている。従って、支持部150は、図5中実線又は一点
鎖線で示す状態において、固定支持されることが出来る
ようになっており、また、伸縮ジャッキ151の伸縮状
態如何に拘らず図中矢印P方向に展開駆動されることが
出来るようになっている。また、各反力桁15は、支持
部150が伸縮ジャッキ151を介してベース10に対
して上昇したとき、図3に示すように、前記テーブル1
1の反力桁13の支持部130、130間に嵌入配置し
得るように形成されている。そして、揚重装置9は、そ
れぞれテーブル11側の反力桁13のみを介して又はベ
ース10側の反力桁15のみを介して、鉄骨梁25下の
スラブ3に支持される形で、シャフト5内に懸垂され得
る。また、ベース10上には階段ユニット16が挿着さ
れており、階段ユニット16の上部はテーブル11に設
けられた開閉式の昇降口111に接続されている。階段
ユニット16は、ベース10とテーブル11とのパンタ
グラフ機構12を介しての近接遠退動作に伴い、該パン
タグラフ機構12と連動する形で上下方向に伸縮し得る
形の折畳み式の階段になっている。
に、図中上下一対に示す形の2枚の鋼板からなるベース
10(図中下側)とテーブル11(図中上側)を有して
おり、ベース10とテーブル11とは、油圧ジャッキ1
20を介して上下方向に伸縮駆動する形のパンタグラフ
機構12により、該ベース10とテーブル11の両者が
相対的に近接遠退駆動され得る形で連結されている。テ
ーブル11の上面部分には資材積載面11aが形成され
ており、テーブル11の図2中左右にはそれぞれ紙面の
手前と奥に図4に示すような反力桁13が(即ち4ヶの
反力桁13が)、該反力桁13に内蔵された展開駆動機
構131により支持部130がテーブル11の左右側端
部分を軸として図中矢印P方向に展開駆動され得る形、
即ち該テーブル11の側方に突出自在な形で設けられて
いる。従って、支持部130は図4中実線又は破線又は
一点鎖線で示す状態のいずれかにおいて、固定支持され
ることが出来るようになっている。ベース10の下部に
は、揚重装置9が居住スペース2内のスラブ3上等を走
行する為の複数の車輪23が、それぞれ転動自在な形
で、該ベース10の底部4箇所等に適宜装着されてお
り、ベース10上の図中左右にはそれぞれ、図5に示す
ような反力桁15が、支持部150が伸縮ジャッキ15
1を介して昇降自在な形で設けられている。また、支持
部150は、反力桁15に内蔵された展開駆動機構15
2により、伸縮ジャッキ151の上端部分を軸として図
中矢印P方向に展開駆動されることによりベース10の
上方において該ベース10の側方に突出自在な形になっ
ている。従って、支持部150は、図5中実線又は一点
鎖線で示す状態において、固定支持されることが出来る
ようになっており、また、伸縮ジャッキ151の伸縮状
態如何に拘らず図中矢印P方向に展開駆動されることが
出来るようになっている。また、各反力桁15は、支持
部150が伸縮ジャッキ151を介してベース10に対
して上昇したとき、図3に示すように、前記テーブル1
1の反力桁13の支持部130、130間に嵌入配置し
得るように形成されている。そして、揚重装置9は、そ
れぞれテーブル11側の反力桁13のみを介して又はベ
ース10側の反力桁15のみを介して、鉄骨梁25下の
スラブ3に支持される形で、シャフト5内に懸垂され得
る。また、ベース10上には階段ユニット16が挿着さ
れており、階段ユニット16の上部はテーブル11に設
けられた開閉式の昇降口111に接続されている。階段
ユニット16は、ベース10とテーブル11とのパンタ
グラフ機構12を介しての近接遠退動作に伴い、該パン
タグラフ機構12と連動する形で上下方向に伸縮し得る
形の折畳み式の階段になっている。
【0009】構築物1と揚重装置9等は以上のような構
成を有しているので、居住スペース2の下層階側から上
層階側へ資材、機材等を搬送する場合には、該揚重装置
9を介して、シャフト5を搬送路として用いて搬送作業
を行う。即ち、例えばいま図6に示すように、テーブル
11側の反力桁13の支持部130が展開駆動機構13
1を介して、N−1階のスラブ3上に、図4中実線で示
すように展開した状態で固定されて、また、ベース10
側の反力桁15は支持部150が収納状態にあるとき、
揚重装置9はシャフト5において、N−1階部分のスラ
ブ3に鉄骨梁25を介して支持されている。そこで例え
ば、N−1階部分の図6中左側に示す居住スペース2に
おいて用いた型枠等の資材21をN階部分の居住スペー
ス2に揚重するには、まず、当該N−1階部分にある資
材21を資材積載面11aに搭載する。なお、この際ベ
ース10のテーブル11に対する配置位置、即ちパンタ
グラフ機構12の伸縮状態は任意であるが、反力桁1
5、15の支持部150はパンタグラフ機構12の伸縮
状態如何に拘らず伸縮ジャッキ151を介してベース1
0に対して任意の位置に配置し得るので(但し、当然可
動範囲内に限定されるが)、該反力桁15を介してベー
ス10をN−1階又はN−2階のスラブ3に支持させて
おけば、揚重作業時の安全性を高めることが出来る。こ
うして資材積載面11aに資材21を搭載したなら、次
に当該資材21をシャフト5内を上昇させる為に、ま
ず、パンタグラフ機構12を収縮させてベース10を図
6中矢印A方向へ移動させることによりテーブル11に
接近させておく。そして、反力桁15の、伸縮ジャッキ
151を収縮させて展開駆動機構152を駆動すること
により支持部150を、図5中実線で示すようにN−1
階部分のスラブ3上に展開させた状態で固定する。する
と、これによりベース10がテーブル11と同時にN−
1階部分の図中左右のスラブ3、3に支持されるので、
ここで、伸縮ジャッキ151が伸縮し得ないように固定
すると、ベース10がN−1階部分のスラブ3、3を介
して配置固定される(図7中ベース10部分参照)。そ
こで、テーブル11の各反力桁13の支持部130を図
6中矢印Q方向、即ち図4中一点鎖線で示すように収納
し、即ちテーブル11側の支持状態を解除する。そし
て、この状態において、パンタグラフ機構12を伸長駆
動させると、テーブル11は、図7に示すように、スラ
ブ3、3を介して配置固定されたベース10に対して該
パンタグラフ機構12のストローク分だけ上昇させられ
る。すると、テーブル11は、反力桁13の支持部13
0がスラブ3の端部に干渉されることなく円滑に上昇
し、即ちテーブル11がN階部分のスラブ3位置より上
方に位置することがことが出来る。そこで、こうしてテ
ーブル11をN階部分のスラブ3の上方まで上昇させて
おいて、資材積載面10aに搭載した資材21を、例え
ば台車22に移動させる形で、居住スペース2に受け渡
して、搬送完了する。なお、こうして資材積載面11a
から資材21を荷降しする際には、反力桁13の支持部
130をN階部分のスラブ3上に展開固定して、テーブ
ル11がN階部分のスラブ3に支持された状態下におい
て荷降し作業を行っても良い。また、反力桁13の支持
部130がテーブル11から突出して資材積載面11a
からの荷降し作業の障害となる場合には、ベース10を
反力桁15を介してN階、又はN−1階に支持させてか
ら、テーブル11側の反力桁13の支持部130を図4
中点線で示すように収納した状態で、資材21の荷降し
を行っても差し支えない。また、ベース10側の反力桁
15の支持部150が、N階のスラブ上において反力桁
13の支持部130、130間に突出配置すると荷降し
の障害となる場合にはテーブル11を反力桁13を介し
てN階に支持させた状態で、支持部150を図5中一点
鎖線で示すように収納してから伸縮ジャッキ151を介
して適宜下降させておいても良い。
成を有しているので、居住スペース2の下層階側から上
層階側へ資材、機材等を搬送する場合には、該揚重装置
9を介して、シャフト5を搬送路として用いて搬送作業
を行う。即ち、例えばいま図6に示すように、テーブル
11側の反力桁13の支持部130が展開駆動機構13
1を介して、N−1階のスラブ3上に、図4中実線で示
すように展開した状態で固定されて、また、ベース10
側の反力桁15は支持部150が収納状態にあるとき、
揚重装置9はシャフト5において、N−1階部分のスラ
ブ3に鉄骨梁25を介して支持されている。そこで例え
ば、N−1階部分の図6中左側に示す居住スペース2に
おいて用いた型枠等の資材21をN階部分の居住スペー
ス2に揚重するには、まず、当該N−1階部分にある資
材21を資材積載面11aに搭載する。なお、この際ベ
ース10のテーブル11に対する配置位置、即ちパンタ
グラフ機構12の伸縮状態は任意であるが、反力桁1
5、15の支持部150はパンタグラフ機構12の伸縮
状態如何に拘らず伸縮ジャッキ151を介してベース1
0に対して任意の位置に配置し得るので(但し、当然可
動範囲内に限定されるが)、該反力桁15を介してベー
ス10をN−1階又はN−2階のスラブ3に支持させて
おけば、揚重作業時の安全性を高めることが出来る。こ
うして資材積載面11aに資材21を搭載したなら、次
に当該資材21をシャフト5内を上昇させる為に、ま
ず、パンタグラフ機構12を収縮させてベース10を図
6中矢印A方向へ移動させることによりテーブル11に
接近させておく。そして、反力桁15の、伸縮ジャッキ
151を収縮させて展開駆動機構152を駆動すること
により支持部150を、図5中実線で示すようにN−1
階部分のスラブ3上に展開させた状態で固定する。する
と、これによりベース10がテーブル11と同時にN−
1階部分の図中左右のスラブ3、3に支持されるので、
ここで、伸縮ジャッキ151が伸縮し得ないように固定
すると、ベース10がN−1階部分のスラブ3、3を介
して配置固定される(図7中ベース10部分参照)。そ
こで、テーブル11の各反力桁13の支持部130を図
6中矢印Q方向、即ち図4中一点鎖線で示すように収納
し、即ちテーブル11側の支持状態を解除する。そし
て、この状態において、パンタグラフ機構12を伸長駆
動させると、テーブル11は、図7に示すように、スラ
ブ3、3を介して配置固定されたベース10に対して該
パンタグラフ機構12のストローク分だけ上昇させられ
る。すると、テーブル11は、反力桁13の支持部13
0がスラブ3の端部に干渉されることなく円滑に上昇
し、即ちテーブル11がN階部分のスラブ3位置より上
方に位置することがことが出来る。そこで、こうしてテ
ーブル11をN階部分のスラブ3の上方まで上昇させて
おいて、資材積載面10aに搭載した資材21を、例え
ば台車22に移動させる形で、居住スペース2に受け渡
して、搬送完了する。なお、こうして資材積載面11a
から資材21を荷降しする際には、反力桁13の支持部
130をN階部分のスラブ3上に展開固定して、テーブ
ル11がN階部分のスラブ3に支持された状態下におい
て荷降し作業を行っても良い。また、反力桁13の支持
部130がテーブル11から突出して資材積載面11a
からの荷降し作業の障害となる場合には、ベース10を
反力桁15を介してN階、又はN−1階に支持させてか
ら、テーブル11側の反力桁13の支持部130を図4
中点線で示すように収納した状態で、資材21の荷降し
を行っても差し支えない。また、ベース10側の反力桁
15の支持部150が、N階のスラブ上において反力桁
13の支持部130、130間に突出配置すると荷降し
の障害となる場合にはテーブル11を反力桁13を介し
てN階に支持させた状態で、支持部150を図5中一点
鎖線で示すように収納してから伸縮ジャッキ151を介
して適宜下降させておいても良い。
【0010】こうしてN−1階からN階への資材21の
搬送を完了して、再び揚重装置9を、N−1階からN階
への資材搬送に用いる場合には、上述したと逆の順序を
辿ることにより、即ちベース10を反力桁15を介して
N−1階に懸垂支持させた状態に戻してから、テーブル
11をN−1階に下降させて、再び資材の搬送作業を繰
返す。また、テーブル11を更にN+1階へ上昇させた
い場合には、反力桁13を介してテーブル11をN階に
支持させておいてから、パンタグラフ機構12を介して
ベース10を該テーブル11に近接させる形で上昇させ
て、そして、前述したと同様にベース10を反力桁15
を介してテーブル10と共にN階に支持させてから、テ
ーブル11をパンタグラフ機構12を介してN+1階ま
で上昇させることにより、揚重装置9を更に一階層分ク
ライミングさせることが出来る。こうして、揚重装置9
は、反力桁15と反力桁13を介してベース10とテー
ブル11とのいずれか一方が又は両方が同時に、順々に
スラブ3に反力を求めることにより、パンタグラフ機構
12を介してシャフト5を自在にクライミングしたり下
降したりすることが出来る。従って、資材積載面11a
に搭載される資材21はN−1階からN階や更にN+1
階へと、又はその逆の下層階へと、構築物1における任
意の施工階に自在に搬送されることが出来る。従って、
資材21等の資材、機材はクレーン7を用いずとも、揚
重装置9を介して構築物1内の各施工箇所間で能率的に
搬送されることが出来る。
搬送を完了して、再び揚重装置9を、N−1階からN階
への資材搬送に用いる場合には、上述したと逆の順序を
辿ることにより、即ちベース10を反力桁15を介して
N−1階に懸垂支持させた状態に戻してから、テーブル
11をN−1階に下降させて、再び資材の搬送作業を繰
返す。また、テーブル11を更にN+1階へ上昇させた
い場合には、反力桁13を介してテーブル11をN階に
支持させておいてから、パンタグラフ機構12を介して
ベース10を該テーブル11に近接させる形で上昇させ
て、そして、前述したと同様にベース10を反力桁15
を介してテーブル10と共にN階に支持させてから、テ
ーブル11をパンタグラフ機構12を介してN+1階ま
で上昇させることにより、揚重装置9を更に一階層分ク
ライミングさせることが出来る。こうして、揚重装置9
は、反力桁15と反力桁13を介してベース10とテー
ブル11とのいずれか一方が又は両方が同時に、順々に
スラブ3に反力を求めることにより、パンタグラフ機構
12を介してシャフト5を自在にクライミングしたり下
降したりすることが出来る。従って、資材積載面11a
に搭載される資材21はN−1階からN階や更にN+1
階へと、又はその逆の下層階へと、構築物1における任
意の施工階に自在に搬送されることが出来る。従って、
資材21等の資材、機材はクレーン7を用いずとも、揚
重装置9を介して構築物1内の各施工箇所間で能率的に
搬送されることが出来る。
【0011】ところで、上述した搬送作業時に、階段ユ
ニット16は、該階段ユニット16自体が駆動機構を何
等持っていないことから特別に制御駆動されなくとも、
パンタグラフ機構12が伸縮駆動されると、これに連動
する形で上下方向に円滑に伸縮して、即ち折畳み又は展
張されることが出来る。そして、階段ユニット16は、
ベース10とテーブル11とが反力桁15、13を介し
て上下方向に隣接するスラブ3、3にそれぞれ支持され
た状態のとき、上下層階の居住スペース2、2を連絡さ
せることが出来るので、これを利用して、作業員が上下
の居住スペース2、2間を行き来することも出来る。す
ると、資材21の搬送作業時に必要に応じて随時作業員
が、居住スペース2の上下間を移動することが出来、こ
の際にはいちいちパンタグラフ機構12を油圧ジャッキ
11を介して伸縮駆動させる必要がないので、臨機応変
な搬送作業が可能になるとともに、当該階段ユニット1
6自体を仮設階段として他の作業に利用することも出来
る。また、テーブル11の昇降口111は、階段ユニッ
ト16を使用する必要がないときは閉合しておいて、必
要に応じて開口することが出来るので、搬送作業時に作
業員が転落するような危険性を回避することが出来る。
同時に、搬送作業時にシャフト5に揚重装置9が配置し
ていること自体により、シャフト5が閉合されているの
で、安全な搬送作業が行われ得る。
ニット16は、該階段ユニット16自体が駆動機構を何
等持っていないことから特別に制御駆動されなくとも、
パンタグラフ機構12が伸縮駆動されると、これに連動
する形で上下方向に円滑に伸縮して、即ち折畳み又は展
張されることが出来る。そして、階段ユニット16は、
ベース10とテーブル11とが反力桁15、13を介し
て上下方向に隣接するスラブ3、3にそれぞれ支持され
た状態のとき、上下層階の居住スペース2、2を連絡さ
せることが出来るので、これを利用して、作業員が上下
の居住スペース2、2間を行き来することも出来る。す
ると、資材21の搬送作業時に必要に応じて随時作業員
が、居住スペース2の上下間を移動することが出来、こ
の際にはいちいちパンタグラフ機構12を油圧ジャッキ
11を介して伸縮駆動させる必要がないので、臨機応変
な搬送作業が可能になるとともに、当該階段ユニット1
6自体を仮設階段として他の作業に利用することも出来
る。また、テーブル11の昇降口111は、階段ユニッ
ト16を使用する必要がないときは閉合しておいて、必
要に応じて開口することが出来るので、搬送作業時に作
業員が転落するような危険性を回避することが出来る。
同時に、搬送作業時にシャフト5に揚重装置9が配置し
ていること自体により、シャフト5が閉合されているの
で、安全な搬送作業が行われ得る。
【0012】こうして、シャフト5を利用して、揚重装
置9をクライミングさせつつ構築物1の上下の各施工箇
所間でやり取りすることにより、転用型枠等の資材21
を能率良く搬送することが出来るが、構築物1において
は、屋上1a等に仮設されているクレーン7を介して、
地盤6上の資材を上層階部分の居住スペース2に搬送す
るのに、シャフト5内を通過させる形で揚重するのが好
都合な場合もある。即ち、構築物1の外側周囲に足場が
組んであり、当該足場がクレーン7により揚重された資
材の受け渡しの障害となる場合である。この際には、シ
ャフト5をクレーン7用の搬送路として使用する為に、
該シャフト5は図1中上下方向に、屋上1a部分と地盤
6とが連通する形で、開放されなければならない。そこ
で、こういった場合に備え、シャフト5にいま配置され
ている揚重装置9は、図12に示すように、該シャフト
5から速やかに退避することが出来るように構成されて
いる。即ち、例えば図6に示すように、テーブル11側
の反力桁13を介してN−1階部分のスラブ3に支持さ
れている揚重装置9は、パンタグラフ機構12を介し
て、ベース10底に装着されている複数の車輪23を、
シャフト5内におけるN−1階とN−2階の間に位置さ
せることが出来る。そこで、該複数の車輪23をN−1
階とN−2階の間に位置させておいて、N−2階部分の
図6中左右のスラブ3、3間に鉄骨等による仮設軌条
(図示せず)を懸架させてから、パンタグラフ機構12
を伸長駆動させてベース10を下降させることにより、
該仮設軌条上に車輪23、従ってベース10を配置させ
るようにする。こうしておいて、次に、反力桁13がN
−1階部分の図中左右にあるスラブ3、3間を通過し得
るように収納状態にしてから、パンタグラフ機構12と
伸縮ジャッキ151を収縮駆動させると、テーブル11
と反力桁15がN−1階とN−2階の間の位置まで下降
して、揚重装置9は最収縮状態になる。そこで、最収縮
状態になった揚重装置9を、図12に示すように仮設軌
条上を横移動させて、複数の車輪23を介して仮設軌条
上からスラブ3上へ走行させることにより、シャフト5
からN−2階部分の居住スペース2に退避させて、そし
て前記仮設軌条をシャフト5から撤去すると、これによ
りシャフト5を開放することが出来る。こうして、揚重
装置9は任意の居住スペース2に退避する形で、いつで
もシャフト5から退避することが出来るので、シャフト
5を必要に応じて、クレーン7の搬送路として地盤6上
の資材を上層階部分の居住スペース2まで通過させるの
に用いることも出来る。またこうして、開放された状態
のシャフト5を通過させる資材揚重作業が終了して、再
び各施工箇所間における上下部分の資材、機材等の搬送
に揚重装置9を用いる場合には、上述したと同様の逆の
順序を辿ることにより再びシャフト5に該揚重装置9を
配置させることが出来る。なお、こうして居住スペース
2とシャフト5との間で揚重装置9が行き来するとき、
揚重装置9は、シャフト5内において反力桁13を介し
てテーブル11側がスラブ3、3に懸垂支持された状態
で、ベース10を昇降させることが出来るので、これを
利用することにより、揚重装置9の車輪23による仮設
軌条を介した支持状態と反力桁13、15による支持状
態との移行を、揚重装置9全体を揚重又は牽引する為の
専用のジャッキ等を用いずとも円滑に行うことが出来
る。従って、揚重装置9はこうして、構築物1内の任意
の居住スペース2とシャフト5との間を自在に行き来す
ることが出来るので、資材積載面11aに重量物を搭載
したままの揚重装置9を、構築物1の任意の施工箇所か
ら遠隔した他の任意の施工箇所へ移動させることも容易
に出来る。即ち、搬送すべき資材、機材等が重量物であ
っても必ずしもクレーン7を用いる必要はなく、これを
以ってクレーン7の稼働率を上げて、構築物1を構築す
る際の資材揚重作業の全体的な効率化を図ることが出来
る。
置9をクライミングさせつつ構築物1の上下の各施工箇
所間でやり取りすることにより、転用型枠等の資材21
を能率良く搬送することが出来るが、構築物1において
は、屋上1a等に仮設されているクレーン7を介して、
地盤6上の資材を上層階部分の居住スペース2に搬送す
るのに、シャフト5内を通過させる形で揚重するのが好
都合な場合もある。即ち、構築物1の外側周囲に足場が
組んであり、当該足場がクレーン7により揚重された資
材の受け渡しの障害となる場合である。この際には、シ
ャフト5をクレーン7用の搬送路として使用する為に、
該シャフト5は図1中上下方向に、屋上1a部分と地盤
6とが連通する形で、開放されなければならない。そこ
で、こういった場合に備え、シャフト5にいま配置され
ている揚重装置9は、図12に示すように、該シャフト
5から速やかに退避することが出来るように構成されて
いる。即ち、例えば図6に示すように、テーブル11側
の反力桁13を介してN−1階部分のスラブ3に支持さ
れている揚重装置9は、パンタグラフ機構12を介し
て、ベース10底に装着されている複数の車輪23を、
シャフト5内におけるN−1階とN−2階の間に位置さ
せることが出来る。そこで、該複数の車輪23をN−1
階とN−2階の間に位置させておいて、N−2階部分の
図6中左右のスラブ3、3間に鉄骨等による仮設軌条
(図示せず)を懸架させてから、パンタグラフ機構12
を伸長駆動させてベース10を下降させることにより、
該仮設軌条上に車輪23、従ってベース10を配置させ
るようにする。こうしておいて、次に、反力桁13がN
−1階部分の図中左右にあるスラブ3、3間を通過し得
るように収納状態にしてから、パンタグラフ機構12と
伸縮ジャッキ151を収縮駆動させると、テーブル11
と反力桁15がN−1階とN−2階の間の位置まで下降
して、揚重装置9は最収縮状態になる。そこで、最収縮
状態になった揚重装置9を、図12に示すように仮設軌
条上を横移動させて、複数の車輪23を介して仮設軌条
上からスラブ3上へ走行させることにより、シャフト5
からN−2階部分の居住スペース2に退避させて、そし
て前記仮設軌条をシャフト5から撤去すると、これによ
りシャフト5を開放することが出来る。こうして、揚重
装置9は任意の居住スペース2に退避する形で、いつで
もシャフト5から退避することが出来るので、シャフト
5を必要に応じて、クレーン7の搬送路として地盤6上
の資材を上層階部分の居住スペース2まで通過させるの
に用いることも出来る。またこうして、開放された状態
のシャフト5を通過させる資材揚重作業が終了して、再
び各施工箇所間における上下部分の資材、機材等の搬送
に揚重装置9を用いる場合には、上述したと同様の逆の
順序を辿ることにより再びシャフト5に該揚重装置9を
配置させることが出来る。なお、こうして居住スペース
2とシャフト5との間で揚重装置9が行き来するとき、
揚重装置9は、シャフト5内において反力桁13を介し
てテーブル11側がスラブ3、3に懸垂支持された状態
で、ベース10を昇降させることが出来るので、これを
利用することにより、揚重装置9の車輪23による仮設
軌条を介した支持状態と反力桁13、15による支持状
態との移行を、揚重装置9全体を揚重又は牽引する為の
専用のジャッキ等を用いずとも円滑に行うことが出来
る。従って、揚重装置9はこうして、構築物1内の任意
の居住スペース2とシャフト5との間を自在に行き来す
ることが出来るので、資材積載面11aに重量物を搭載
したままの揚重装置9を、構築物1の任意の施工箇所か
ら遠隔した他の任意の施工箇所へ移動させることも容易
に出来る。即ち、搬送すべき資材、機材等が重量物であ
っても必ずしもクレーン7を用いる必要はなく、これを
以ってクレーン7の稼働率を上げて、構築物1を構築す
る際の資材揚重作業の全体的な効率化を図ることが出来
る。
【0013】なお、上述した実施例においては、テーブ
ル11に支持部130が展開式の4ヶの反力桁13が設
けられている例を述べたが、反力桁13は図8に示すよ
うに、支持部17がネジジャッキ171を介してケーシ
ング172部分から図8中矢印R方向にスライド式に突
出駆動され得る形に構成されていても構わない。そし
て、支持部17は、シャフト5内におけるテーブル11
の配置様態や揚重装置9の資材積載重量に応じて、その
突出方向が図8に示すように資材の荷積み荷降し方向D
Rと直交していたり、図9に示すように資材21の荷積
み荷降し方向DRに沿っていたり、いずれであっても何
等差し支えなく、また該支持部17の突出方向を選択的
に設定し得るように、反力桁13自体がケーシング17
2ごとテーブル11に対して旋回するように構成されて
いても良い。さらに、反力桁13は、その支持部13
0、17等が揚重装置9の重量を支持している状態のと
きにはテーブル11からの展開又は突出状態が堅固に維
持されて、且つ、テーブル11を移動させたり荷積み荷
降ししたりする際には出来るだけテーブル11の外縁よ
り内側へ収納されているのが好ましく、例えば図10に
示すように、ネジジャッキ171を介して上下方向にス
ライド自在で且つテーブル11の外縁に対して展開又は
突出し得るように構成されていても良く、その他、反力
桁13は、上述したように収納性と支持性の両方を満足
させることが出来ればどのように構成されていても良
い。なお、ベース10側の反力桁15も同様に、収納性
と支持性の両方を満たすものであれば、その構成が任意
に変更されて構わず、例えば伸縮ジャッキ151の代り
に適当なるパンタグラフ機構が用いられていても良い。
ル11に支持部130が展開式の4ヶの反力桁13が設
けられている例を述べたが、反力桁13は図8に示すよ
うに、支持部17がネジジャッキ171を介してケーシ
ング172部分から図8中矢印R方向にスライド式に突
出駆動され得る形に構成されていても構わない。そし
て、支持部17は、シャフト5内におけるテーブル11
の配置様態や揚重装置9の資材積載重量に応じて、その
突出方向が図8に示すように資材の荷積み荷降し方向D
Rと直交していたり、図9に示すように資材21の荷積
み荷降し方向DRに沿っていたり、いずれであっても何
等差し支えなく、また該支持部17の突出方向を選択的
に設定し得るように、反力桁13自体がケーシング17
2ごとテーブル11に対して旋回するように構成されて
いても良い。さらに、反力桁13は、その支持部13
0、17等が揚重装置9の重量を支持している状態のと
きにはテーブル11からの展開又は突出状態が堅固に維
持されて、且つ、テーブル11を移動させたり荷積み荷
降ししたりする際には出来るだけテーブル11の外縁よ
り内側へ収納されているのが好ましく、例えば図10に
示すように、ネジジャッキ171を介して上下方向にス
ライド自在で且つテーブル11の外縁に対して展開又は
突出し得るように構成されていても良く、その他、反力
桁13は、上述したように収納性と支持性の両方を満足
させることが出来ればどのように構成されていても良
い。なお、ベース10側の反力桁15も同様に、収納性
と支持性の両方を満たすものであれば、その構成が任意
に変更されて構わず、例えば伸縮ジャッキ151の代り
に適当なるパンタグラフ機構が用いられていても良い。
【0014】また、ベース10側の反力桁15は、上述
した実施例のように伸縮ジャッキ151等を介してベー
ス10に対して独立した形で上下に移動されるようにな
っていなくとも構わず、例えば図11に示すように、ベ
ース10の図11中紙面の手前部分と奥側部分とにU字
型の支持フレーム19、19が装着されていて、該支持
フレーム19、19の先端側面部分を介して支持部2
0、20が突出駆動され得るように、揚重装置9’が構
成されていても良い。図11に示す場合には、テーブル
11側の反力桁13もまた、ベース10側の反力桁15
に対応する形で、該テーブル11の左右の側面部11
b、11bから支持部17’が突出駆動され得るように
構成されており、テーブル11はパンタグラフ機構12
の最収縮時にベース10と干渉し合うことがないよう
に、即ち該テーブル11が支持フレーム19、19間に
配置し得るように形成されている。そして、ベース10
側の反力桁15は、テーブル11が反力桁13を介して
スラブ3に支持された状態において(即ち支持部17’
が鉄骨梁25等の上に突出支持された状態で)、パンタ
グラフ機構12を介してベース10及び支持フレーム1
9、19の昇降と連動して上下に移動させられる。この
際、反力桁15が、図11に示すように鉄骨梁25上に
あるときは、単に支持部20を後退させるだけで迅速に
支持フレーム19内に収納することが出来、また、ベー
ス10の昇降と連動する形で反力桁15が上下に移動す
るので、資材積載面11aを昇降させたり揚重装置9’
自体をクライミングさせたりする際のスピードアップを
図ることが出来る。また、図11に示す揚重装置9’は
テーブル11上に何等突起物が設けられていないことに
より、資材積載面11aの面積、延いてはシャフト5の
横断面積を一杯に利用することが出来るので、資材、機
材等の搬送作業時に、大容量の資材を搭載したり、作業
員や台車22等をも無理なく積載して、一層作業の効率
化を図ることが可能になる。また、実施例においては、
揚重装置9(9’)がシャフト5を介して、構築物1の
一階層分づつ資材搬送したりクライミングしたりする例
を述べたが、パンタグラフ機構12のストロークを適宜
設定することにより、テーブル11をベース10に対し
て2乃至3階層分持ち上げることも可能である。また、
パンタグラフ機構12に代るベース10とテーブル11
との近接遠退駆動手段として、テレスコピックシリンダ
による駆動機構を用いても良く、また、階段ユニット1
6は、パンタグラフ機構12と連動する形で、折畳み展
張されることが出来ればその構成は任意であり、更に揚
重装置9、(9’)が用いられる建物は構築物1に限定
されるものではなく、また、揚重装置9、(9’)は揚
重作業がないときには、シャフト5を安全に塞ぐことが
出来る仮設テーブルとして、又は階段ユニット16を利
用して仮設階段としても用いることが出来る。
した実施例のように伸縮ジャッキ151等を介してベー
ス10に対して独立した形で上下に移動されるようにな
っていなくとも構わず、例えば図11に示すように、ベ
ース10の図11中紙面の手前部分と奥側部分とにU字
型の支持フレーム19、19が装着されていて、該支持
フレーム19、19の先端側面部分を介して支持部2
0、20が突出駆動され得るように、揚重装置9’が構
成されていても良い。図11に示す場合には、テーブル
11側の反力桁13もまた、ベース10側の反力桁15
に対応する形で、該テーブル11の左右の側面部11
b、11bから支持部17’が突出駆動され得るように
構成されており、テーブル11はパンタグラフ機構12
の最収縮時にベース10と干渉し合うことがないよう
に、即ち該テーブル11が支持フレーム19、19間に
配置し得るように形成されている。そして、ベース10
側の反力桁15は、テーブル11が反力桁13を介して
スラブ3に支持された状態において(即ち支持部17’
が鉄骨梁25等の上に突出支持された状態で)、パンタ
グラフ機構12を介してベース10及び支持フレーム1
9、19の昇降と連動して上下に移動させられる。この
際、反力桁15が、図11に示すように鉄骨梁25上に
あるときは、単に支持部20を後退させるだけで迅速に
支持フレーム19内に収納することが出来、また、ベー
ス10の昇降と連動する形で反力桁15が上下に移動す
るので、資材積載面11aを昇降させたり揚重装置9’
自体をクライミングさせたりする際のスピードアップを
図ることが出来る。また、図11に示す揚重装置9’は
テーブル11上に何等突起物が設けられていないことに
より、資材積載面11aの面積、延いてはシャフト5の
横断面積を一杯に利用することが出来るので、資材、機
材等の搬送作業時に、大容量の資材を搭載したり、作業
員や台車22等をも無理なく積載して、一層作業の効率
化を図ることが可能になる。また、実施例においては、
揚重装置9(9’)がシャフト5を介して、構築物1の
一階層分づつ資材搬送したりクライミングしたりする例
を述べたが、パンタグラフ機構12のストロークを適宜
設定することにより、テーブル11をベース10に対し
て2乃至3階層分持ち上げることも可能である。また、
パンタグラフ機構12に代るベース10とテーブル11
との近接遠退駆動手段として、テレスコピックシリンダ
による駆動機構を用いても良く、また、階段ユニット1
6は、パンタグラフ機構12と連動する形で、折畳み展
張されることが出来ればその構成は任意であり、更に揚
重装置9、(9’)が用いられる建物は構築物1に限定
されるものではなく、また、揚重装置9、(9’)は揚
重作業がないときには、シャフト5を安全に塞ぐことが
出来る仮設テーブルとして、又は階段ユニット16を利
用して仮設階段としても用いることが出来る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベース10を有し、前記ベース10の上方に、上面側に
荷を積載し得る形で資材積載面11a等の積載面が形成
されたテーブル11等の水平部材を設け、前記ベース1
0と前記水平部材の間に両者を相対的に近接遠退させ得
るパンタグラフ機構12等の近接遠退駆動手段を設け、
前記水平部材に支持部130、17、17’等の該水平
部材の支持手段を、該水平部材の側方に突出駆動自在に
設け、前記ベース10に支持部150、20等の該ベー
ス10の支持手段を、該ベース10の側方に突出駆動自
在に設けて、揚重装置9、9’等の揚重装置を構成した
ので、ベース10と水平部材とのどちらか一方がそれぞ
れ支持手段を介して支持されている間に、該ベース10
と水平部材のうちの支持されていない側の一方が支持さ
れている他方に対して、近接遠退駆動手段を介して近接
遠退することが出来る。すると、積載面に荷を積めば、
水平部材がベース10に対して昇降することにより荷を
揚重することが出来るのは勿論のこと、水平部材とベー
ス10のそれぞれを支持し得る形の、構築物1のシャフ
ト5等の搬送路中に揚重装置を設置すれば、ベース10
もまた水平部材に対して相対的に近接遠退することが出
来る。この際、ベース10と水平部材の少なくともどち
らか一方は支持手段を介して構築物1に支持されている
ので、これを用いてベース10と水平部材を順に相対的
に近接遠退させることにより、揚重装置全体を昇降させ
て搬送路中の任意の箇所に位置させることが出来る。す
ると、揚重装置は積載面に、例えば建築用資材、型枠、
施工用機材等の荷を積載して、これを構築物1のある階
の施工箇所から、該施工箇所の上下にある他の任意の階
の施工箇所に搬送することが出来る。従って、互いに隣
接する階の各施工箇所間における建築資材、機材等の揚
重はクレーンを用いずとも本発明による揚重装置のみを
介して行うことが出来るので、構築物1等のビルを施工
する際に必要な資材類を分担して、本発明による揚重装
置とクレーンとに揚重搬送させることにより、搬送作業
の大幅な効率化を図ることが可能となる。また、前記ベ
ース10に、前記ベース10の支持手段が設けられた伸
縮ジャッキ151等の昇降駆動手段を、該ベース10の
支持手段を上下方向に位置決め自在に設けて構成する
と、ベース10の支持手段は、昇降駆動手段を介して上
下方向の任意の位置に配置することが出来る。従って、
ベース10の支持手段は、ベース10と水平部材の近接
遠退状態如何に拘らず、ベース10に対して上下方向の
任意の位置において、ベース10を支持することが出来
るので、即ち揚重装置による揚重作業時にベース10の
テーブル11に対する相対的な位置が限定される必要が
なく、その分シャフト5等の搬送路を、例えば階段ユニ
ット16等の仮設階段を利用したり、仮設軌条等を懸架
して他の作業に利用したりと、多様に利用することが出
来るようになる。さらに、前記ベース10は、前記ベー
ス10の支持手段が装着された支持フレーム19等の支
持手段装着用フレームを有するように構成すると、ベー
ス10の支持手段は、支持手段装着用フレームの側端部
分から突出駆動されることが出来る。すると、ベース1
0の支持手段は、単に支持手段装着用フレームの側端部
分を介して突出、復帰されるだけで、迅速にベース10
を支持したり支持手段装着用フレーム内に収納されたり
することが出来るので、この分、揚重作業にかかる時間
が短縮化されて、さらに効率良く資材搬送作業が行われ
得る。
ベース10を有し、前記ベース10の上方に、上面側に
荷を積載し得る形で資材積載面11a等の積載面が形成
されたテーブル11等の水平部材を設け、前記ベース1
0と前記水平部材の間に両者を相対的に近接遠退させ得
るパンタグラフ機構12等の近接遠退駆動手段を設け、
前記水平部材に支持部130、17、17’等の該水平
部材の支持手段を、該水平部材の側方に突出駆動自在に
設け、前記ベース10に支持部150、20等の該ベー
ス10の支持手段を、該ベース10の側方に突出駆動自
在に設けて、揚重装置9、9’等の揚重装置を構成した
ので、ベース10と水平部材とのどちらか一方がそれぞ
れ支持手段を介して支持されている間に、該ベース10
と水平部材のうちの支持されていない側の一方が支持さ
れている他方に対して、近接遠退駆動手段を介して近接
遠退することが出来る。すると、積載面に荷を積めば、
水平部材がベース10に対して昇降することにより荷を
揚重することが出来るのは勿論のこと、水平部材とベー
ス10のそれぞれを支持し得る形の、構築物1のシャフ
ト5等の搬送路中に揚重装置を設置すれば、ベース10
もまた水平部材に対して相対的に近接遠退することが出
来る。この際、ベース10と水平部材の少なくともどち
らか一方は支持手段を介して構築物1に支持されている
ので、これを用いてベース10と水平部材を順に相対的
に近接遠退させることにより、揚重装置全体を昇降させ
て搬送路中の任意の箇所に位置させることが出来る。す
ると、揚重装置は積載面に、例えば建築用資材、型枠、
施工用機材等の荷を積載して、これを構築物1のある階
の施工箇所から、該施工箇所の上下にある他の任意の階
の施工箇所に搬送することが出来る。従って、互いに隣
接する階の各施工箇所間における建築資材、機材等の揚
重はクレーンを用いずとも本発明による揚重装置のみを
介して行うことが出来るので、構築物1等のビルを施工
する際に必要な資材類を分担して、本発明による揚重装
置とクレーンとに揚重搬送させることにより、搬送作業
の大幅な効率化を図ることが可能となる。また、前記ベ
ース10に、前記ベース10の支持手段が設けられた伸
縮ジャッキ151等の昇降駆動手段を、該ベース10の
支持手段を上下方向に位置決め自在に設けて構成する
と、ベース10の支持手段は、昇降駆動手段を介して上
下方向の任意の位置に配置することが出来る。従って、
ベース10の支持手段は、ベース10と水平部材の近接
遠退状態如何に拘らず、ベース10に対して上下方向の
任意の位置において、ベース10を支持することが出来
るので、即ち揚重装置による揚重作業時にベース10の
テーブル11に対する相対的な位置が限定される必要が
なく、その分シャフト5等の搬送路を、例えば階段ユニ
ット16等の仮設階段を利用したり、仮設軌条等を懸架
して他の作業に利用したりと、多様に利用することが出
来るようになる。さらに、前記ベース10は、前記ベー
ス10の支持手段が装着された支持フレーム19等の支
持手段装着用フレームを有するように構成すると、ベー
ス10の支持手段は、支持手段装着用フレームの側端部
分から突出駆動されることが出来る。すると、ベース1
0の支持手段は、単に支持手段装着用フレームの側端部
分を介して突出、復帰されるだけで、迅速にベース10
を支持したり支持手段装着用フレーム内に収納されたり
することが出来るので、この分、揚重作業にかかる時間
が短縮化されて、さらに効率良く資材搬送作業が行われ
得る。
【図1】構築物の一例を示す図である。
【図2】図1に示す構築物のシャフト部分に仮設された
状態の本発明による揚重装置の一実施例を示す図であ
る。
状態の本発明による揚重装置の一実施例を示す図であ
る。
【図3】図2に示す揚重装置の斜視図である。
【図4】図2に示す揚重装置における上部反力桁部分の
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
【図5】図2に示す揚重装置における下部反力桁部分の
一例を示す斜視図である。
一例を示す斜視図である。
【図6】図2に示す揚重装置のクライミング動作の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図7】図2に示す揚重装置のクライミング動作の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図8】図4に示す上部反力桁の別の例を示す図であ
る。
る。
【図9】図4に示す上部反力桁の別の例を示す図であ
る。
る。
【図10】図4に示す上部反力桁の別の例を示す図であ
る。
る。
【図11】本発明による揚重装置の別の実施例を示す図
である。
である。
【図12】図2又は図11に示す揚重装置の横移動動作
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
9、(9’)……揚重装置。 10……ベース 11……テーブル(水平部材) 11a……資材積載面(積載面) 12……パンタグラフ機構(近接遠退駆動手段) 130、17、17’……支持部(水平部材の支持手
段) 150、20……支持部(ベースの支持手段) 19……支持フレーム(支持手段装着用フレーム)
段) 150、20……支持部(ベースの支持手段) 19……支持フレーム(支持手段装着用フレーム)
Claims (3)
- 【請求項1】ベースを有し、 前記ベースの上方に、上面側に荷を積載し得る形で積載
面が形成された水平部材を設け、 前記ベースと前記水平部材の間に、両者を相対的に近接
遠退させ得る近接遠退駆動手段を設け、 前記水平部材に該水平部材の支持手段を、該水平部材の
側方に突出駆動自在に設け、 前記ベースに該ベースの支持手段を、該ベースの側方に
突出駆動自在に設けて構成した、揚重装置。 - 【請求項2】前記ベースに、前記ベースの支持手段が設
けられた昇降駆動手段を、該ベースの支持手段を上下方
向に位置決め自在に設けて構成した、請求項1記載の揚
重装置。 - 【請求項3】前記ベースは、前記ベースの支持手段が装
着された支持手段装着用フレームを有する、請求項1記
載の揚重装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26841091A JPH05133107A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 揚重装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26841091A JPH05133107A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 揚重装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133107A true JPH05133107A (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=17458096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26841091A Pending JPH05133107A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 揚重装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05133107A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102794759A (zh) * | 2012-08-10 | 2012-11-28 | 王俊 | 搬运机器人 |
CN102963839A (zh) * | 2011-09-01 | 2013-03-13 | 昆山溢阳潮热处理有限公司 | 装料和卸料用沉地升降装置 |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP26841091A patent/JPH05133107A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102963839A (zh) * | 2011-09-01 | 2013-03-13 | 昆山溢阳潮热处理有限公司 | 装料和卸料用沉地升降装置 |
CN102794759A (zh) * | 2012-08-10 | 2012-11-28 | 王俊 | 搬运机器人 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2764891B2 (ja) | 揚重装置及び、該装置を用いた構築資材の運搬方法 | |
US4102463A (en) | Transporter for slab casting tables | |
US6557817B2 (en) | Wall climbing form hoist | |
US5881504A (en) | Temporary frame system for construction | |
US5327690A (en) | Erection workbench for constructing a frame | |
JPH09328271A (ja) | 工事用エレベータおよびそのクライミング方法 | |
JPH0483060A (ja) | 建築物構造 | |
JPH05133107A (ja) | 揚重装置 | |
JP6920118B2 (ja) | 既存構造物の解体システム | |
JP3411845B2 (ja) | 昇降機構および建設機械 | |
JP2001039652A (ja) | セルフクライミングリフト | |
JPH05113034A (ja) | 資材の運搬方法 | |
JPH06158903A (ja) | 駐車場及び車両の転移手段及びリフトのバランス機構 | |
JPH05125843A (ja) | ユニツト階段 | |
JP2796449B2 (ja) | ビルの建設方法と同建設方法に使用する昇降装置 | |
JPH04336174A (ja) | 地下駐車場 | |
JP6953655B1 (ja) | 足場を構成する一組の箱 | |
RU2276244C2 (ru) | Подвижная опалубка с механизированным комплексом для возведения междуэтажных перекрытий | |
JPH035565A (ja) | 移動足場ロボット | |
JPH0416496A (ja) | 建造物に於ける揚重装置 | |
JP2005280955A (ja) | 走行式タワークレーンおよびそれを用いた搬送方法 | |
JP2001214614A (ja) | 建築資材の昇降装置 | |
JP3553370B2 (ja) | 鉄塔構築用作業ステージ装置および鉄塔構築方法 | |
JP2567983Y2 (ja) | 垂直昇降式高所作業車 | |
JP2666204B2 (ja) | 揚重装置 |