JP3411566B1 - 地図表示方法 - Google Patents
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Abstract
向を常に把握できるようにする。 【構成】道路地図データに基づき鳥瞰図を表示すると
き、車両の現在地を検出し、車両の進行方向を検出し、
道路地図データを表示するかしないかの優先度に応じて
分類し、現在地周辺の上空から進行方向を見下ろした鳥
瞰図を表示画面6に表示させ、表示画面6の上辺側には
優先度の高い道路地図データを表示させ、表示画面6の
下辺側には優先度の低い道路地図データから優先度の高
い道路地図データまでを表示させ、鳥瞰図に存在する自
車位置が所定距離を移動することにより表示画面6の上
辺側の道路地図データが表示画面6の下辺側に表示され
るようになったとき、優先度の低い道路地図データも表
示させる。
Description
表示することができる地図表示装置に関する。
車両用地図表示装置が提案されている。この種の従来の
車両用地図表示装置では、運転者が出発地と目的地を入
力すると、出発地および目的地周辺の道路地図データを
地図記憶メモリから読み出し、読み出した道路地図デー
タの一部を車両の走行に応じて表示装置に表示する。
が出発地と目的地を入力すると、出発地から目的地まで
の距離および方向を演算し、図14に示すように、出発
地と目的地が同時に表示装置に表示されるように地図縮
尺を選択するようにした装置が開示されている。また、
この公報には、出発地と目的地との距離が離れている場
合には、車両が目的地に近づくまでは現在地周辺の道路
地図を表示し、車両が目的地に近づくと現在地と目的地
の双方を含む道路地図を表示する例も開示されている。
報に開示された装置は、出発地と目的地との距離によっ
て自動的に地図縮尺を選択するため、例えば運転者が目
的地までの概略経路を知りたいときに目的地が表示され
ず、逆に、現在地周辺の道路地図を詳細に確認したいと
きに広範囲の道路地図が表示される場合がある。このよ
うに、従来の車両用地図表示装置は、現在地周辺の道路
地図を拡大表示し、同時に、目的地方向の広範囲の道路
地図を表示することはできなかった。
して、従来からフライトシュミレータ等で用いられてい
る鳥瞰図を利用し、道路地図を鳥瞰図表示することが考
えられる。鳥瞰図とは、道路地図等の平面の上空に視点
を置き、この視点から斜めに平面を見下ろした様子を表
示装置に表示するものである。道路地図を鳥瞰図表示す
ると、現在地周辺を拡大して表示でき、かつ同時に、現
在地から目的地までの広範囲の道路地図を表示できる。
置や視点からの見下ろし角度等によって表示装置に表示
される道路地図範囲が大きく変化するため、視点の設定
位置等が悪いと、運転者が進行しようとする方向の道路
地図が表示装置に十分に表示されないおそれがある。
する際、車両進行方向を常に把握できるようにした地図
表示方法を提供することにある。
から斜めに見下ろした見下ろし地図を表示画面に表示さ
せる地図表示方法に適用され、車両の現在地を検出し、
車両の進行方向を検出し、表示画面に自車位置を示した
見下ろし地図であって、現在地周辺の上空から進行方向
を見下ろした見下ろし地図を表示させ、地図表示の対象
となる道路地図データに基づき、表示画面の上方に道路
を、下方に道路および地名を表示させるものである。請
求項2の発明は、上方から斜めに見下ろした見下ろし地
図を表示画面に表示させる地図表示方法に適用され、車
両の現在地を検出し、車両の進行方向を検出し、表示画
面に自車位置を示した見下ろし地図であって、現在地周
辺の上空から進行方向を見下ろした見下ろし地図を表示
させ、表示画面上の表示位置に応じて、見下ろし地図に
表示される目印の大きさを変えて表示させるものであ
る。
した見下ろし地図を表示画面に表示させる地図表示方法
に適用され、車両の現在地を検出し、車両の進行方向を
検出し、表示画面に自車位置を示した見下ろし地図であ
って、現在地周辺の上空から進行方向を見下ろした見下
ろし地図を表示させ、表示画面上の表示位置に応じて、
見下ろし地図に表示される文字あるいは記号の大きさを
変えて表示させ、表示画面上の表示位置が該表示画面の
下辺側に近いほど文字あるいは記号を大きく表示させる
ものである。
が、本発明は実施例に限定されるものではない。
実施例のブロック図である。図1において、1は車両の
現在地を検出する現在地検出装置であり、例えば車両の
進行方位を検出する方位センサや車速を検出する車速セ
ンサやGPS(Global Positioning System)衛星から
のGPS信号を検出するGPSセンサ等から成る。2は
道路地図データを格納する地図記憶メモリであり、例え
ばCD−ROMおよびその読み出し装置から成る。地図
記憶メモリ2に格納される道路地図データは、主に道路
データ、名称データおよび背景データ等から成り、それ
ぞれ所定のデータ構造を有している。
データのデータ構造を示す図、図3は道路データの一例
を示す図である。図2(a)に示すように、道路データ
は「点数」、「データ種別」および「X1,Y1…」の
3つのデータ領域に分かれている。「データ種別」領域
には、図2(b)に示すように、各道路の道路種別を示
すコードが格納され、「X1,Y1…」領域には各道路
の座標が格納される。例えば図3の道路データの場合、
図示された6点分の座標が格納される。「X1,Y1
…」領域に格納される座標数は交差点数やカーブ数等に
よって変化し、座標数の総計が「点数」に格納される。
御回路であり、マイクロプロセッサおよびその周辺回路
から成る。4は車両の目的地等を入力する入力装置、5
は制御回路3によって作成された画像データを格納する
画像メモリであり、画像メモリ5に格納された内容は適
宜読み出されて表示装置6に表示される。
要を説明する図である。図4は道路地図をXY平面と
し、XY平面に直交するZ軸上に視点Mを置き、視点M
からの見下ろし角度をφとした例を示す。図示の長方形
abcdは図5に拡大表示するように表示装置6の表示
範囲を示し、図4の台形ABCDは表示装置6に表示さ
れる道路地図範囲を示す。図4に示すように、長方形a
bcdの面積よりも台形ABCDの方がはるかに面積が
大きく、鳥瞰図表示によって広範囲の道路地図を表示で
きることがわかる。また、表示装置6の下辺ab側の道
路地図は上辺cd側よりも大きい縮尺率で表示されるた
め、車両の現在地を下辺ab側に表示すれば、現在地周
辺をより拡大して表示できる。したがって、運転者は現
在地周辺の道路地図情報を詳細に把握できるとともに、
目的地方向の広範囲の道路地図も同時に把握できる。
示形式の道路地図データを予め地図記憶メモリ2に格納
することも考えられるが、データ量が膨大になってしま
う。そこで、本実施例では、地図記憶メモリ2に格納さ
れている通常の道路地図データをソフトウェア処理によ
って鳥瞰図データに変換して表示装置6に表示する。そ
の変換処理の際、道路地図データ中のすべてのデータを
鳥瞰図データに変換すると、縮尺率の小さい表示装置6
の上辺側はデータ量が多すぎて表示しきれなくなる。そ
こで、本実施例では、道路地図データに含まれる道路デ
ータ、名称データおよび背景データを各データ種別によ
って優先順位をつけて分類し、表示画面の上辺側には優
先順位の高いデータのみを表示し、下辺側には優先順位
の低いデータも含めて表示するようにしている。
モリ2に格納されている「データ属性」領域の道路種別
に基づいて優先順位をつける。そして、表示装置6の上
辺側には優先順位の高い高速道路、有料道路、国道およ
び都道府県道のみを表示し、下辺側には上記の道路に加
えて一般地方道も表示する。
フローチャートであり、以下このフローチャートに基づ
いて本実施例の動作を説明する。なお、制御回路3は、
キーがイグニッションオン位置に操作されたときに図
6,7の処理を開始する。図6のステップS1では、運
転者が入力装置4により設定した出発地と目的地を読み
込み、出発地から目的地までの推奨経路を演算する。な
お、出発地に関しては、後述するステップS2と同様
に、現在地検出装置1を用いて自動的に検出してもよ
い。ステップS1における推奨経路の演算は周知のダイ
クストラ法等を用いて行う。
み、現在地検出装置1を用いて車両の現在地を検出す
る。例えば、現在地検出装置1内部にGPSセンサが備
わっている場合には、GPSセンサを用いたいわゆるG
PS航法によって現在地を検出し、GPSセンサの代わ
りに車速センサおよび方位センサが備わっている場合に
は、車両の走行軌跡を求めるいわゆる自立航法によって
現在地を検出する。あるいは、GPS航法と自立航法を
組み合わせて現在地を検出してもよい。
表示方向角度を演算する。図8は表示方向角度αの演算
方法を説明する図である。図示のXY軸は道路地図平面
を示し、原点Oは車両の出発地を、座標G(X0,Y
0)は車両の現在地を、座標P1(X1,Y1)は目的
地をそれぞれ示す。図示のように、表示方向角度αは現
在地Gおよび目的地P1を結ぶ線分(図示の点線)と、
X軸との間の角度であり、(1)式で示される。
角度αを求める。ステップS4では、ステップS1で演
算した推奨経路、ステップS2で検出した現在地および
ステップS3で演算した表示方向角度αに基づいて、現
在地周辺の道路地図データを地図記憶メモリ2から読み
込む。例えば、現在地を含む数10km四方の道路地図
データを読み込む。
んだ道路地図データの中から、鳥瞰図を表示するのに用
いるデータを選択する。図9は、ステップS5の処理の
詳細を示すフローチャートである。図示のステップS1
01では、図6のステップS4で読み込んだ道路地図デ
ータのうち、以下に示すステップS102以降の処理を
行っていないデータを選択する。ステップS102で
は、ステップS101で選択したデータのデータ種別が
表示装置6に表示すべきものであるか否かを判定する。
例えば、ステップS101で選択したデータが道路デー
タの場合には、その道路データの道路種別の優先順位が
国道より上位か否かを判定する。このステップS102
の処理により、表示装置6に表示する道路地図データの
量を削減できる。
テップS103に進み、ステップS101で選択したデ
ータが表示装置6に表示される範囲内にあるか否かを判
定する。すなわち、ステップS101で選択したデータ
が図4の台形領域ABCDの範囲内にあるか否かを判定
する。ステップS103の判定が肯定されるとステップ
S104に進み、ステップS101で選択したデータを
鳥瞰図に変換するためのデータとして選択する。ステッ
プS104の処理が終了した場合、またはステップS1
02の判定が否定された場合、またはステップS103
の判定が否定された場合はいずれもステップS105に
進み、図6のステップS4で地図記憶メモリ2から読み
込んだデータのすべてについて、ステップS101〜S
104までの処理を行ったか否かを判定する。判定が肯
定されるとリターンし、判定が否定されるとステップS
101に戻る。
モリ2から読み込んだ道路地図データのうち、データ種
別が所定の条件を満たすデータのみを抽出し、その抽出
したデータの中からさらに、鳥瞰図表示のためのデータ
を選択する。
プS5で選択した道路地図データを鳥瞰図データに変換
する。具体的には、図4の台形領域ABCD内の道路地
図データのすべてを表示装置6に表示できるように、視
点Mの高さZ、視点Mからの見下ろし角度φおよび視点
からの見開き角度θを定めた後、これらパラメータを用
いて図4の長方形領域abcdに投影される鳥瞰図デー
タを作成する。その際、見下ろし角度φは、表示装置6
の表示画面の上辺および下辺の各中点を結ぶ中心線付近
が目的地方向となるように設定する。
た鳥瞰図データを、表示装置6に表示するための最終的
な地図画像データに変換する。図10はステップS7の
処理の詳細を示すフローチャートである。図10のステ
ップS201では、図6のステップS6の処理によって
得られる鳥瞰図データの中から、まだ地図画像データに
変換していないデータを選択する。ステップS202で
は、表示装置6の表示範囲を複数の領域に分割し、分割
した領域数を変数Nに代入する。
装置6の表示範囲を4つの領域に分割している。図11
では、表示装置6の表示画面のX軸方向を500ドッ
ト、Y軸方向を400ドットとし、画面の左下隅を座標
の原点とした例を示している。また図11では、4つの
領域のうち、第1領域をY軸方向の座標が0〜200ド
ットの範囲、第2領域をY軸方向の座標が200〜30
0ドットの範囲、第3領域をY軸方向の座標が300〜
350ドットの範囲、第4領域をY軸方向の座標が35
0〜400ドットの範囲としている。
で選択したデータの表示位置が第N領域に属するか否か
を判定する。判定が否定されるとステップS204に進
み、変数Nから1減算した値を新たなNとしてステップ
S203に戻る。ステップS203の判定が肯定される
とステップS205に進み、変数Nの値に基づいて鳥瞰
図データを地図画像データに変換する。例えば、第1領
域の道路データは4ポイントの線幅とし、第2領域の道
路データは2ポイント、第3領域の道路データは1ポイ
ントの線幅とする。また、第4領域には空を示す画像を
表示するため、第4領域に含まれる道路地図データはす
べて削除し、代わりに青系統の画像データを作成する。
なお、第4領域については、昼と夜によって表示色を変
えてもよい。ステップS206では、鳥瞰図データのす
べてを地図画像データに変換したか否かを判定する。判
定が否定されるとステップS201に戻り、判定が肯定
されるとリターンする。
6の表示範囲を複数の領域に分割し、各領域ごとに鳥瞰
図データの表示形式を変更するため、より立体的な鳥瞰
図を表示でき、距離感がつかみやすくなる。特に、表示
画面の上辺に最も近接した第4領域には道路地図を表示
せずに空を示す画像を表示するため、鳥瞰図により一層
の奥行きを持たせることができる。
現在地および目的地を示すマークを表示装置6に表示す
るためのデータ(以下、車両情報画像データと呼ぶ)を
作成する。図12はステップS8の処理の詳細を示すフ
ローチャートである。図12のステップS301では、
車両の現在地Gに対応する表示位置に、図11に示す三
角形状のマークを表示すべく、車両位置マークデータを
作成する。ステップS302では、車両の現在地Gと目
的地Pまでの距離GPを求める。ステップS303で
は、距離GPが所定距離L以下か否かを判定する。所定
距離Lは、図8に示すように、現在地Gおよび目的地P
を結ぶ線分と、道路地図の表示範囲ABCDとの交点を
Fとしたとき、現在地Gから交点Fまでの距離を示す。
このように、ステップS303では、目的地Pが表示装
置6に表示される範囲内にあるか否かを判定する。
テップS304に進み、目的地Pの表示位置に図11に
示す旗マークを表示すべく、目的地マークデータを作成
してリターンする。ステップS303の判定が否定され
るとステップS305に進み、交点Fに図に示す旗マー
クを表示すべく、目的地マークデータを作成してリター
ンする。また、上記ステップS304およびS305で
は、目的地の表示位置によって旗マークの大きさを変更
する。例えば、目的地が図11の第1領域内にある場合
には旗マークを最も大きくし、以下、第2領域にある場
合が次に大きく、第3領域にある場合は最も小さくす
る。図11では、第2領域および第3領域に目的地があ
る場合の各旗マークの表示例を示している。なお、第4
領域に旗マークが表示されないように、前述した所定距
離Lを現在地Gから交点Fまでの距離よりも少し短くし
てもよい。これにより、旗マークは第4領域に表示され
ず、道路地図が表示される第1〜3領域のいずれかに表
示されるようになり、画面上の地図表示を見易くでき
る。
表示装置6に表示される範囲内にある場合には、目的地
に対応する表示位置に旗マークを表示し、目的地が表示
範囲内にない場合には、目的地方向にあり、かつ表示画
面上で目的地に最も近い表示位置に旗マークを表示す
る。これにより、現在地から目的地までの距離にかかわ
らず常に旗マークを表示でき、運転者は常に目的地方向
を把握できるようになる。また、表示画面内の表示位置
によって旗マークの大きさを変更するようにしたため、
旗マークが他の地図情報の表示の妨げになることはな
い。
プS7で変換した地図画像データと、ステップS8で作
成した車両情報画像データとを画像メモリ5に格納す
る。図7のステップS10では、画像メモリ5に格納さ
れているデータに基づいて表示装置6への描画を行う。
これにより、表示装置6には、図11に示すような鳥瞰
図が表示される。図11の斜線で示す道路は、図6のス
テップS1で演算された推奨経路を示す。
ップS2と同様に車両の現在地を検出する。ステップS
12では、車両が所定距離以上走行したか否かを判定す
る。判定が肯定されるとステップS3に戻り、判定が否
定されるとステップS13に進む。ステップS13で
は、表示装置6上の地図画像データはそのままにし、車
両の現在地を示すマークの表示位置だけを、車両の走行
距離に応じて変更する。そして、ステップS11に戻
る。このように、ステップS12,S13では、車両が
所定距離走行するまでは、道路地図を書き換えずに車両
マークだけを書き換えるようにしたため、制御回路3の
負担を軽減できる。
車両が走行を開始すると、制御回路3は車両の現在地を
検出し、現在地と目的地との位置関係から鳥瞰図表示の
際の表示方向角度を求める。次に、現在地、目的地およ
び表示方向角度に基づいて地図記憶メモリ2から道路地
図データを読み込み、読み込んだ道路地図データの中か
ら、データ種別が所定の条件を満たすデータを抽出し、
抽出したデータを鳥瞰図データに変換する。
に分割し、各領域ごとに鳥瞰図データの加工を行って地
図画像データに変換する。例えば、表示画面の下辺側の
領域内の道路線幅は太くし、上辺側の領域の道路線幅は
細くする。次に、車両の現在地および目的地を示すマー
クを表示するための車両情報画像データを作成する。そ
の際、目的地が表示範囲内にある場合には目的地に対応
する表示位置にマークを表示すべく、マークデータを作
成し、目的地が表示範囲内にない場合には目的地方向
で、かつ最も目的地に近い表示位置にマークを表示すべ
く、マークデータを作成する。地図画像データおよび車
両情報画像データの作成が終了すると、それらデータを
表示装置6に表示した後、再度車両の現在地を検出す
る。車両が所定距離以上走行していない場合は車両位置
マークの表示位置だけを変更し、所定距離以上走行した
場合は地図画像データの書き換えを行う。
いような遠くにあっても、目的地方向にある画面上の所
定箇所に目的地を示す旗マークを表示するため、運転者
は常に目的地方向を把握でき、車両の経路離脱を起こし
にくくなる。また、目的地を示す旗マークの大きさを、
旗マークの表示位置によって変更するようにしたため、
旗マークによって他の地図情報の表示が邪魔されること
はない。さらに、表示装置6の表示範囲を複数の領域に
分割し、各領域ごとに別々に、表示するデータ種別を選
択するようにしたため、現在地周辺は詳細な地図情報を
表示でき、かつ目的地方向は重要な地図情報だけを表示
でき、表示装置6の地図表示を見易くできる。また、各
領域ごとに道路線幅を変えるため、立体感のある鳥瞰図
を表示できる。
ABCDの範囲内のデータを鳥瞰図データとして抽出し
ているが、処理速度の向上を図るため、図13(a)の
ように台形領域ABCDを含む正方形領域(図示のハッ
チング領域)のデータを鳥瞰図データとして抽出し、抽
出した正方形領域の全範囲を座標変換してもよい。図1
3(b)は、図13(a)の正方形領域を座標変換した
例を示す。図13(b)の中央部の長方形領域abcd
は、実際に表示装置6に表示される範囲を示す。このよ
うに、表示装置6の表示範囲よりも広い範囲の道路地図
データを鳥瞰図データに変換すると、表示後に車両が移
動した場合に、図13(a)に示す正方形の範囲内であ
れば、図6のステップS6の処理を行わずに、図13
(b)の長方形領域をずらして表示するだけで済むた
め、鳥瞰図の書き換え速度が向上する。
高さ、見下ろし角度および見開き角度等のパラメータ
を、目的地方向が表示されるように設定する例を説明し
たが、これら条件を任意に変更できるようにしてもよ
い。その場合には、例えば入力装置4によって運転者が
設定した視点の高さ等のデータに基づいて、図4の台形
領域ABCDの範囲を定めればよい。視点を高くするほ
ど広範囲の道路地図を表示でき、また、見下ろし角度を
大きくするほど通常の平面地図に近づくため、これらパ
ラメータを任意に変更することで、道路地図上の任意の
範囲を鳥瞰図表示でき、さらに鳥瞰図表示の縮尺率も任
意に変更でき、より融通性のある鳥瞰図表示が可能とな
る。また、現在地周辺の狭い範囲の道路地図を鳥瞰図表
示するモードと、広範囲の道路地図を鳥瞰図表示するモ
ードとを備え、そのいずれかのモードを選択スイッチ等
で任意に選択できるようにしてもよい。
を表示する例を説明したが、鳥瞰図を表示するか、通常
の平面地図を表示するかを、選択スイッチ等によって任
意に選択できるようにしてもよい。例えば地図上の2点
間の距離を測定するためには、平面地図の方が都合がよ
いため、このように地図表示形式を切り換えられるよう
にすることで、より融通性のある表示が可能となる。上
記実施例では、車両の現在地周辺の上空に視点を置き、
この視点から目的地方向を見下ろす例を説明したが、道
路状況等によっては、車両の進行方向を見下ろした鳥瞰
図を表示した方がよい場合がある。したがって、目的地
方向を表示するか、進行方向を表示するかを、選択スイ
ッチ等によって選択できるようにしてもよい。あるい
は、車両が推奨経路上を走行している場合には目的地方
向を見下ろした鳥瞰図を表示し、車両が推奨経路から離
脱した場合には車両進行方向を見下ろした鳥瞰図を表示
するように、見下ろす方向を自動的に切り換えてもよ
い。
よって道路線幅を変更する例を説明したが、名称データ
中の文字や記号の大きさを各領域によって変更してもよ
い。すなわち、表示装置6の上辺側に表示される文字等
の大きさを下辺側より小さくしてもよい。また、図6の
点線で示すように、地図上の所定距離ごとにグリッドを
表示してもよい。グリッドの間隔を同一距離にすると、
画面の下辺側の方が上辺側よりも間隔は広くなるため、
このグリッド表示により、鳥瞰図に立体感を出すことが
できる。また、このグリッド表示により、距離関係も把
握しやすくなる。上記実施例において、鳥瞰図表示の際
に、方位を示すコンパスを表示してもよい。これによ
り、車両の進行方位がわかりやすくなる。
目的地がない場合でも、目的地方向に旗マークを表示し
ているが、その際、本来の目的地と区別するために、通
常の旗マークとは異なる色や形状で表示してもよい。上
記実施例では、表示画面上の各領域ごとに道路線幅を変
えて立体感を出しているが、各領域ごとに色を変えても
よい。例えば、表示画面の下辺側を上辺側よりも明るく
表示すれば、より立体感を出すことができる。上記実施
例では、演算した推奨経路に従って車両を誘導する例を
説明したが、本発明は車両の誘導機能を備えた地図表示
装置に限定されない。すなわち、設定された現在地と目
的地とに基づいて道路地図の鳥瞰図を表示する場合にも
適用できる。図6のステップS1では推奨経路を演算し
ているが、推奨経路に関するデータを予めROM等に格
納しておき、出発地と目的地が入力されると、対応する
推奨経路を読み出してもよい。
図記憶メモリ2は道路地図記憶手段に、図7のステップ
S10は表示制御手段に、現在地検出装置1は車両位置
検出手段および進行方向検出手段に、図6のステップS
1は目的地設定手段に、図6のステップS6は鳥瞰図デ
ータ変換手段に、入力装置4は表示方向選択手段に、図
6のステップS1は推奨経路演算手段に、それぞれ対応
する。
れば、例えば、現在地周辺の上空から車両進行方向の道
路地図を見下ろした鳥瞰図を表示するため、車両進行方
向の道路地図状況を詳細かつ広範囲にわたって把握でき
る。
ブロック図。
タ構造を示す図。
た図。
チャート。
ーチャート。
ーチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】上方から斜めに見下ろした見下ろし地図を
表示画面に表示させる地図表示方法であって、 車両の現在地を検出し、 車両の進行方向を検出し、 前記表示画面に自車位置を示した前記見下ろし地図であ
って、前記現在地周辺の上空から前記進行方向を見下ろ
した見下ろし地図を表示させ、 地図表示の対象となる道路地図データに基づき、前記表
示画面の上方に道路を、下方に道路および地名を表示さ
せることを特徴とする地図表示方法。 - 【請求項2】上方から斜めに見下ろした見下ろし地図を
表示画面に表示させる地図表示方法であって、 車両の現在地を検出し、 車両の進行方向を検出し、 前記表示画面に自車位置を示した前記見下ろし地図であ
って、前記現在地周辺の上空から前記進行方向を見下ろ
した見下ろし地図を表示させ、 前記表示画面上の表示位置に応じて、前記見下ろし地図
に表示される目印の大きさを変えて表示させることを特
徴とする地図表示方法。 - 【請求項3】上方から斜めに見下ろした見下ろし地図を
表示画面に表示させる地図表示方法であって、 車両の現在地を検出し、 車両の進行方向を検出し、 前記表示画面に自車位置を示した前記見下ろし地図であ
って、前記現在地周辺の上空から前記進行方向を見下ろ
した見下ろし地図を表示させ、 前記表示画面上の表示位置に応じて、前記見下ろし地図
に表示される文字あるいは記号の大きさを変えて表示さ
せ、前記表示画面上の表示位置が該表示画面の下辺側に
近いほど前記文字あるいは記号を大きく表示させること
を特徴とする地 図表示方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002324823A JP3411566B1 (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 地図表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002324823A JP3411566B1 (ja) | 2002-11-08 | 2002-11-08 | 地図表示方法 |
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