JP3411422B2 - 液晶注入装置 - Google Patents

液晶注入装置

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JP3411422B2
JP3411422B2 JP09018395A JP9018395A JP3411422B2 JP 3411422 B2 JP3411422 B2 JP 3411422B2 JP 09018395 A JP09018395 A JP 09018395A JP 9018395 A JP9018395 A JP 9018395A JP 3411422 B2 JP3411422 B2 JP 3411422B2
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暁 下豊留
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    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1341Filling or closing of cells

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶表示器の液晶セ
ルに液晶を注入するための液晶注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶セルCは、図7に示すよう
に、所定の微小間隔をあけて対向配置された2枚の板ガ
ラスG(一方の板ガラスGのみ図示)の周縁部を接着層
Aによって接着するとともに、それら2枚ガラスGと接
着層Aとによって囲まれる空間内に液晶を充填して構成
されている。
【0003】このような液晶セルC内に液晶を注入する
場合には、対角線上に位置する2つの隅部に非接着部を
形成しておき、一方の非接着部を注入口ENとし、他方
の非接着部を排気口EXとする。そして、図8に示すよ
うに、注入口ENを容器Yに収容された液晶Lに浸漬す
る一方、排気口EXから真空吸引することによって液晶
セルC内に液晶Lを注入するようにしている(特開平3
ー138615号公報、特開平5ー11260号公報参
照)。なお、注入口ENおよび排気口EXは、液晶の注入
後密封される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の注入方法で
は、排気口EXから単に真空吸引するだけであるため、
液晶の注入速度が遅く、生産性が低いという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題を
解決するためになされたもので、液晶セルの一側下端部
に注入口を形成するとともに、他側上端部に排気口を形
成し、上記注入口から液晶を正圧を加えて注入するとと
もに、上記排気口から真空吸引する液晶注入方法を実施
するための装置であって、内部に液晶を収容した収容容
器と、この収容容器に収容された液晶に正圧を加える加
圧手段と、上記液晶セルの注入口に着脱自在に装着さ
れ、上記収容容器から供給管を介して送られる液晶を注
入口から液晶セルに注入する注入具と、上記液晶セルの
排気口から真空吸引する真空吸引手段と、上記液晶セル
内部の上記注入口近傍に液晶が注入されたことを検出す
る第1の検出手段と、上記液晶セル内部の上記排気口近
傍に液晶が注入されたことを検出する第2の検出手段
と、上記第1の検出手段からの検出信号が入力してから
所定時間経過するまでに上記第2の検出手段からの検出
信号の入力がない場合に警報手段を起動する警報起動手
段とを備えたことを特徴としている。この場合、後述す
る理由により、上記供給管の上記収容容器近傍部分に開
閉弁を設け、この開閉弁より上記注入具側の供給管にそ
の内部を真空吸引する第2の真空吸引手段を接続するの
が望ましい。また、上記収容容器を密閉し、上記加圧手
段として上記収容容器に正圧の不活性ガスを供給する不
活性ガス供給手段を用いるのが望ましい。
【0006】
【作用】請求項1に記載の発明においては、排気口から
真空吸引すると同時に注入口から液晶を正圧を加えて注
入するので、正圧を加える分だけ従来の注入方法に比し
て注入速度が速くなる。また、上記第1の検出手段から
の検出信号が入力してから所定時間経過するまでに上記
第2の検出手段からの検出信号の入力がない場合に警報
手段が起動されるから、液晶セルが詰まっていて液晶を
注入することができないようなときに無駄な時間を浪費
するのを防止することができる。このような作用は、請
求項1,2に係る発明も同様である。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1〜図
6を参照して説明する。図1はこの発明に係る液晶注入
装置1の概略構成を示すブロック図である。この図1か
ら明らかなように、発明の液晶注入装置1は、収容容器
2、不活性ガス供給源(不活性ガス供給手段)3、真空
ポンプ(真空吸引手段)4、注入ノズル(注入具)5お
よび排気ノズル6を主な構成要素としている。
【0008】収容容器2は、円筒状をなす容器本体2a
と、その上端開口部に螺合され、容器本体2aを密閉す
る蓋2bとから構成されており、その内部は第1開閉弁
7を介して外部(大気)に開放されている。また、収容
容器2の内部には、液晶Lが収容されるとともに、撹拌
子8が液晶L内に浸漬された状態で回転自在に配置され
ている。一方、収容容器2の外部には、モータMによっ
て回転駆動される回転子9が配置されている。この回転
子9を回転させると、それに追随して撹拌子8が回転
し、これによって液晶Lが撹拌されるようになってい
る。
【0009】上記不活性ガス供給源3は、圧力調整弁1
0および第2開閉弁11を介して収容容器2に接続され
ており、第2開閉弁11を開くと、不活性ガス供給源3
から乾燥した窒素ガス等の不活性ガスが収容容器2に供
給される。そして、不活性ガスによって液晶Lが加圧さ
れるようになっている。この場合、不活性ガスの圧力は
圧力調整弁10によって適宜の圧力(例えば、2気圧程
度)に調整されている。
【0010】上記真空ポンプ4は、第3開閉弁12を介
して収容容器2に接続されている。また、真空ポンプ4
は、真空度調整弁13、第4開閉弁14およびフィルタ
15を介して排気ノズル6に接続されている。排気ノズ
ル6は、液晶セルCに着脱自在に装着可能になってお
り、装着時にはその吸引口(図示せず)が液晶セルCの
排気口EX(図7参照)に連通するようになっている。
なお、排気ノズル6の着脱は、第1シリンダ16によっ
て行われる。
【0011】上記注入ノズル5は、収容容器2に収容さ
れた液晶Lを注入口ENから液晶セルC内に注入するた
めのものであり、流入口とこの流入口にそれぞれ連通し
た吐出口および排気口(いずれも図示せず)を有してい
る。注入ノズル5は、液晶セルCに着脱自在に装着可能
であり、装着時には吐出口が注入口ENと連通するよう
になっている。なお、注入ノズル5の着脱は、第2シリ
ンダ17によって行われる。
【0012】注入ノズル5の流入口には、供給管18の
一端が連結されている。供給管18の他端は、液晶L内
に入り込み、収容容器2の底部近傍まで達している。こ
の供給管18には、収容容器2側から注入ノズル5側向
かって、全開状態から全閉状態まで無段階で開度が調節
可能である第1絞り弁(開閉弁)19と、第5開閉弁2
0と、全開状態から全閉状態まで無段階で開度が調節可
能である第2絞り弁21とが順次設けられている。
【0013】注入ノズル5の排気口には、排気管22の
一端が連結されている。この排気管22の他端は、第1
絞り弁19と第5開閉弁20との間の供給管18に接続
されている。排気管22には、供給管18との接続部か
ら注入ノズル5側へ向かって、フィルタ23、第6開閉
弁24、第7開閉弁25およびフィルタ26が順次設け
られている。また、排気管22は、第6開閉弁24と第
7開閉弁25との間において真空ポンプ4に接続され、
第7開閉弁25とフィルタ26のとの間において第8開
弁弁27を介して不活性ガス供給源3に接続されてい
る。
【0014】また、この液晶注入装置1は、マイクロコ
ンピュータ(図示せず)によって制御されており、その
ために各種の線さが設置されている。すなわち、収容容
器2には、液晶Lの液面が供給管19の下端より所定量
だけ上側に位置していることを検出する第1センサ28
が設置されている。供給管18には、第1絞り弁19近
傍で注入ノズル5側の箇所、および注入ノズル5近傍の
箇所に、当該箇所まで液晶が到達したことを検出する
第2、第3センサ29,30がそれぞれ設置されてい
る。排気管22には、注入ノズル近傍の箇所に当該箇
所まで液晶が到達したことを検出する第4センサ31
が設置されている。さらに、液晶セルCには、注入口E
および排気口Eの各近傍箇所に、当該箇所まで液晶
が注入されたことを検出する第5、第6センサ(第
1、第2検出手段)32,33がそれぞれ設置されて
いる。
【0015】上記第5、第6センサ32,33は、例え
ば発光素子、受光素子および一対の偏光フィルタによっ
て構成することができる。すなわち、液晶セルCを間に
して一方の側に発光素子を、他方の側に受光素子を配置
するとともに、液晶セルCと各素子との間に偏光フィル
タをそれぞれ介装する。この場合、各偏光フィルタにつ
いては、互いの偏光面が90°異なるように配置する。
このような第5、第6センサ32,33によれば、その
設置箇所まで液晶Lが注入されていない場合には、受光
素子の出射光が一対の偏光フィルタによって遮られるの
で、受光素子によって受光されることがない。一方、設
置箇所まで液晶Lが注入された場合には、発光素子から
出射された出射光は、一方の偏光フィルタを通過した
後、液晶Lの通過中にその偏光面が液晶によって回転
される。したがって、出射光は他方の液晶フィルタを通
過可能になり、受光素子によって受光される。よって、
液晶が第5、第6センサ32,33の設置箇所まで注
入されたか否かを検出することができる。
【0016】なお、液晶注入装置1の各部には、その圧
力を検出する圧力計がそれぞれ設置されているが、この
圧力計については図示を省略し、以下に述べる作用にお
いて適宜説明することとする。
【0017】次に、上記構成の液晶注入装置1を用いて
液晶セルCに液晶Lを注入する場合について説明する。
液晶Lの液晶セルCへの注入は、準備工程を経て行われ
る。準備工程は、液晶注入装置1の新規使用時、所定の
使用時間経過後各配管等を分解掃除して再度使用すると
き、または新たな液晶Lを収容容器2に追加した場合に
行われるものであり、第1および第2の準備工程があ
る。
【0018】まず、第1の準備工程について説明する
と、第1の準備工程は、主として液晶Lの脱泡を行うも
のであり、図2に示すフローチャートにしたがって行わ
れる。なお、液晶注入装置1は、当初各開閉弁および絞
り弁が閉じられている。
【0019】液晶注入装置1をON操作すると、真空ポ
ンプ4が起動するとともに、図2に示すフローチャート
が実行される。まず、ステップ100において第1セン
サ28がON状態であるか否かが判断される。OFF状
態である場合には、ステップ101に進み、警告信号が
発せられる。この信号により、収容容器2に液晶Lを追
加すべき警告、例えば警告ランプの点灯が行われ、プロ
グラムが終了する。
【0020】一方、第1センサ28がON状態である場
合には、第1開閉弁7が開かれ(ステップ102)、モ
ータMが起動される(ステップ103)。すると、回転
子9の回転に追随して撹拌子8が回転し、液晶Lが撹拌
される。これによって、液晶Lの脱泡が行われる。
【0021】次に、ステップ104において、モータM
の起動後所定時間経過したか否かが判断される。所定時
間経過すると、第6開閉弁24が開かれる(ステップ1
05)。その後、第1絞り弁19が徐々に開くように開
操作される(ステップ106)。すると、収容容器2内
の液晶Lが真空ポンプ4によって真空吸引され、供給管
18内に徐々に導入される。その後、ステップ107に
おいて液晶Lが第2センサ29の設置箇所まで到達した
か否か、つまり第1絞り弁19を越えたか否かが判断さ
れる。この判断が「NO」である場合には、ステップ1
06に戻り、第1絞り弁19の開操作が続行される。一
方、判断が「YES」である場合、つまり液晶Lが第1
絞り弁19まで到達した場合には、ステップ108へ進
み、第1絞り弁19、第6開閉弁24および第1開閉弁
7が順次閉じられる。この時点では、第1絞り弁19ま
での供給管18内に液晶が充填される。なお、フィルタ
23は、液晶Lが真空ポンプ4側へ吸引されていくのを
阻止する。
【0022】次に、ステップ109において第3開閉弁
12が開かれる。この結果、収容容器2内が真空ポンプ
4によって真空吸引される。その後、収容容器2内が所
定の真空度に達したか否かが判断される(ステップ11
0)。所定の真空度に達すると、タイマがセットされ
る。そして、ステップ111において所定の真空度に達
してから所定時間が経過したか否かが判断される。所定
時間経過すると、モータMが停止されるとともに、第3
開閉弁12が閉じられる(ステップ112)。これまで
の撹拌により、収容容器2内の液晶Lがより一層完全に
脱泡される。
【0023】次に、第2の準備工程について説明する
と、第2の準備工程は、供給管18および注入ノズル5
に液晶Lを充填するためのものであり、図4に示すフロ
ーチャートにしたがって実行される。なお、この工程を
行うに際しては、注入口ENおよび排気口EXを有してい
ない液晶セルCのダミー(図示せず)に注入ノズル5お
よび排気ノズル6を予め装着し、これによって注入ノズ
ル5の吐出口と排気ノズル6の吸引口とを閉じておく。
また、第2の準備工程の開始当初は、全ての開閉弁およ
び絞り弁が閉じておく。
【0024】プログラムのスタート後、ステップ200
において第2絞り弁21が全開状態に開かれるととも
に、第7開閉弁25が開かれる。この結果、注入ノズル
5および注入ノズル5と第1絞り弁19との間の供給管
18内が真空吸引される。これから明らかなように、真
空ポンプ4は、供給管18内を真空吸引するための第2
真空吸引手段を兼ねている。勿論、別の真空ポンプによ
って供給管18を真空吸引してもよい。
【0025】その後、ステップ201において、供給管
18内が所定の真空度に達したか否かが判断される。こ
の判断は、例えば供給管18に圧力計を設置しておき、
その計測値に基づいて行えばよい。所定の真空度に達す
ると、第2絞り弁21および第7開閉弁25が閉じられ
る(ステップ202)。
【0026】その後、第2開閉弁11が開かれる(ステ
ップ203)。これにより、不活性ガス供給源3から圧
力調整弁10によって所定の圧力に調整された窒素ガス
等の乾燥不活性ガスが収容容器2に導入される。この導
入された不活性ガスにより、液晶Lが押圧される。この
場合、不活性ガスの圧力としては、大気圧より高い正圧
とし、例えば2気圧程度とするのが望ましい。不活性ガ
スの圧力調整は、例えば収容容器2に圧力計(図示せ
ず)を接続しておき、その計測値に基づくマイクロコン
ピュータの指示により圧力調整弁10によって行われる
ようにする。
【0027】次に、第1絞り弁19が全開状態まで開か
れるとともに、第5開閉弁20が開かれる(ステップ2
04)。その後、第2絞り弁21が徐々に開くように開
操作される(ステップ205)。これにより、供給管1
8内に液晶Lが徐々に導入される。このとき、供給管1
8内が予め真空吸引されて真空状態になっているので、
供給管18内は勿論のこと、これに設置された第1、第
2絞り弁19,21、第5開閉弁20および注入ノズル
5内に空気が残留することがほとんどない。
【0028】次に、ステップ206においては、第3、
第4センサ30,31がONであるか否かが判断され
る。つまり、センサ30,31の設置箇所まで液晶Lが
到達したか否かが判断される。液晶Lがセンサ31の設
置箇所まで到達せずにセンサ31がOFFである場合に
は、ステップ205に戻り第2絞り弁21の徐開操作が
続行される。一方、液晶Lがセンサ31の設置箇所まで
到達し、その結果センサ31がONになった場合には、
ステップ207に進み、第8開閉弁27が開かれる。こ
れにより、排気管22のうちの第7開閉弁25と注入ノ
ズル5との間に正圧の不活性ガスが導入され、その圧力
によって液晶Lの第7開閉弁25側への進入が直ちに停
止される。なお、仮に、液晶Lがさらに進入したとして
も、フィルタ26によってそれ以上の進入が阻止され
る。
【0029】その後、ステップ208において第5開閉
弁20が閉じられ、ステップ209において第8開閉弁
27が閉じられる。これにより、供給管18内、注入ノ
ズル5内および注入ノズル5から第4センサ31の設置
箇所までの排気管22内に液晶Lが封じ込められる。
【0030】その後、注入ノズル5および排気ノズル6
からダミーを取り外す。このとき、注入ノズル5の吐出
口が外部に開放されるが、吐出口は非常に小さいので、
液晶Lが吐出口から流出することはない。以上で、第2
準備工程が終了する。
【0031】次に、液晶セルC内に液晶Lを注入する注
入工程について説明する。なお、注入に際しては、液晶
セルCの所定の箇所に注入ノズル5および排気ノズル6
をそれぞれセットしておく。また、液晶注入装置1は、
第2の準備工程が終了した状態、つまり第1、第2絞り
弁19,21が全開で、全ての開閉弁が閉じた状態にな
っている。
【0032】液晶セルCへの液晶Lの注入は、図5およ
び図6に示すフローチャートにしたがって行われる。す
なわち、プログラムのスタート後、ステップ300にお
いて第1センサ28がON状態であるか否かが判断され
る。これは、第1の準備工程のステップ200と同様の
判断であり、判断がNOである場合にはステップ301
において警告信号が発せられ、警告ランプの点灯等が行
われ、プログラムが終了する。この場合には、収容容器
2に液晶Lを追加し、再度液晶Lの注入工程を最初から
行う。
【0033】一方、第1センサ28がON状態である場
合には、ステップ302へ進む。ステップ302におい
ては、第4開閉弁14が開かれる。これにより、液晶セ
ルC内が真空吸引される。そして、ステップ303にお
いて液晶セルC内が所定の真空度に達したか否かが判断
される。所定の真空度に達していない場合には、液晶セ
ルCの真空吸引が続行される。一方、液晶セルC内が所
定の真空度に達した場合には、ステップ304に進み、
第5開閉弁20が開かれる。これにより、注入ノズル5
から注入口ENを通って液晶セルC内に液晶Lが注入さ
れる。注入された液晶Lは、図1において想像線で示す
ように、一側下端部から同心円状に広がる。しかも、排
気ノズル6から真空吸引されているので、液晶セルCの
内部に気泡が残留することはない。
【0034】次に、ステップ305において第5センサ
32がON状態であるか否かが判断される。つまり、第
5センサ32の設置箇所まで液晶Lが注入された否かが
判断される。第5センサ32がONになると、ステップ
306においてタイマーがセットされる。その後、第6
センサ33がON状態であるか否かが判断される。つま
り、第6センサ33の設置箇所まで液晶Lが注入された
か否かが判断される。
【0035】第6センサ33がOFF状態である場合に
は、ステップ308に進み、ステップ306におけるタ
イマーのセット後所定時間経過したか否かが判断され
る。所定時間経過した場合には、警告信号が発せられ
(ステップ309)、プログラムが終了する。警告信号
が発せられると、警告手段(図示せず)が起動し、液晶
セルCが詰まっている等の理由によって液晶Lが注入さ
れないことが明示される。このような場合には、液晶注
入装置1全体を注入工程の初期状態に戻すとともに、液
晶セルCを別の液晶セルと交換した後、注入工程を再開
する。なお、ステップ304とステップ305との間に
も、ステップ308,309と同様のステップを入れる
ようにしてもよい。
【0036】一方、第6センサ33がON状態になった
場合には、ステップ310に進み、タイマーがリセット
された後、再びセットされる。そして、ステップ311
において所定時間経過したか否かが判断される。所定時
間経過すると、ステップ312に進み、第5開閉弁20
が閉じられる。したがって、液晶Lが注入ノズル5から
液晶セルCに注入されなくなる。
【0037】次に、ステップ313において、真空度調
整弁13と排気ノズル6との間の真空度が徐々に下降し
て大気圧になるように、真空度調整弁13が調整され
る。大気圧に達すると(ステップ314)、第4開閉弁
14が閉じられる(ステップ315)。その後、第4開
閉弁14から真空ポンプ4側の配管内が所定の真空度に
なるように、つまり注入工程開始当初の真空度になるよ
うに真空度調整弁13が調整される(ステップ31
6)。そして、所定の真空度になると(ステップ31
7)、プログラムが終了する。
【0038】上記のように、この発明に係る液晶注入装
置1においては、液晶Lを液晶セルC内に真空吸引する
のみならず、正圧を付与して注入するようにしているの
で、液晶Lの注入を高速で行うことができ、その生産性
を向上させることができる。
【0039】また、液晶Lを供給管18に導入する以前
に予め供給管18内を真空吸引しているので、供給管1
8、第1、第2絞り弁19,21および第5開閉弁20
内に空気が残留することがない。したがって、供給管1
8内等に残留した空気が液晶Lに混入して液晶セルC内
に入り込むのを防止することができる。
【0040】さらに、密閉された収容容器2に正圧の不
活性ガスを供給することによって液晶Lに圧力を加える
ようにしているので、収容容器2内の液晶Lに大気中の
微小な塵埃が混入するのを防止することができる。ま
た、注入ノズル5の吐出口を除けば、液晶Lが大気に触
れることがなく、しかも吐出口は非常に小さなものであ
る。したがって、液晶Lへの塵埃の混入をより一層確実
に防止することができる。
【0041】さらにまた、液晶セルCの注入口ENと排
気口EXとの近傍にセンサ32,33を設けるととも
に、センサ32がON状態になってから所定時間経過し
てもセンサ33がON状態にならない場合には、警告を
発するようにしているので、液晶セルCが詰まっていて
液晶Lを注入することができないようなときに無駄な時
間を浪費するのを防止することができる。
【0042】なお、この発明は上記の実施例に限定され
るものでなく、適宜設計変更可能である。例えば、上記
の実施例においては、収容容器2に供給する不活性ガス
によって液晶Lを加圧するようにしているが、収容容器
2に密に嵌合するピストンを設け、このピストンによっ
て液晶Lを加圧するようにしてもよい。このようにすれ
ば、液晶Lが大気または不活性ガスに触れるのを注入ノ
ズル5における吐出口だけに制限することができるの
で、液晶Lに気体が混入するのを確実に防止することが
でき、液晶セルCの使用中にその内部に気泡が発生する
のを防止することができる。また、収容容器2近傍の供
給管18に開閉弁としての第1絞り弁19を設けている
が、単なる開閉弁を設けてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、液晶セルに対する液晶の注入速度を上げ
て、液晶セルの生産性を向上させることができるととも
に、液晶セルが詰まっていて液晶セルに液晶を注入する
ことができないような場合に無駄な時間を浪費するのを
防止することができる。請求項に係る発明によれば、
供給管およびそれに設けられる開閉弁等の各内部に空気
が残留するのを防止することができ、したがって残留空
気が液晶に混入して液晶セルに入り込むのを防止するこ
とができる。請求項に係る発明によれば、収容容器内
の液晶に大気中の水分や塵埃が混入するのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略構成を示すブロック
図である。
【図2】図1に示す実施例の第1の準備工程を行うため
のフローチャートの前半部を示す図である。
【図3】図2に示すフローチャートに続く後半部を示す
図である。
【図4】図1に示す実施例の第2の準備工程を行うため
のフローチャートを示す図である。
【図5】図1に示す実施例の注入工程を行うためのフロ
ーチャートの前半部を示す図である。
【図6】図5に示すフローチャートに続く後半部を示す
図である。
【図7】液晶セルの一例を示す図である。
【図8】従来の液晶注入方法を示す図である。
【符号の説明】
C 液晶セル L 液晶 1 液晶注入装置 2 収容容器 3 不活性ガス供給手段 4 真空ポンプ(真空吸引手段) 5 注入ノズル(注入具) 6 排気ノズル 18 排気管 19 第1絞り弁(開閉弁) 32 第5センサ(第1の検出手段) 36 第センサ(第2の検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−38742(JP,A) 特開 昭56−57023(JP,A) 特開 平3−134620(JP,A) 特開 平6−317805(JP,A) 実開 平4−77132(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1341 G02F 1/1339 G02F 1/13 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶セルの一側下端部に注入口を形成す
    るとともに、他側上端部に排気口を形成し、上記注入口
    から液晶を正圧を加えて注入するとともに、上記排気口
    から真空吸引する液晶注入方法を実施するための装置で
    あって、内部に液晶を収容した収容容器と、この収容容
    器に収容された液晶に正圧を加える加圧手段と、上記液
    晶セルの注入口に着脱自在に装着され、上記収容容器か
    ら供給管を介して送られる液晶を注入口から液晶セルに
    注入する注入具と、上記液晶セルの排気口から真空吸引
    する真空吸引手段と、上記液晶セル内部の上記注入口近
    傍に液晶が注入されたことを検出する第1の検出手段
    と、上記液晶セル内部の上記排気口近傍に液晶が注入さ
    れたことを検出する第2の検出手段と、上記第1の検出
    手段からの検出信号が入力してから所定時間経過するま
    でに上記第2の検出手段からの検出信号の入力がない場
    合に警報手段を起動する警報起動手段とを備えたことを
    特徴とする液晶注入装置
  2. 【請求項2】 請求項に記載の液晶注入装置におい
    て、上記供給管の上記収容容器近傍部分に開閉弁を設
    け、この開閉弁より上記注入具側の供給管にその内部を
    真空吸引する第2の真空吸引手段を接続したことを特徴
    とする液晶注入装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の液晶注入装置
    において、上記収容容器が密閉されており、上記加圧手
    段が上記収容容器に正圧の不活性ガスを供給する不活性
    ガス供給手段であることを特徴とする液晶注入装置。
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