JP3411332B2 - 射出成形金型 - Google Patents
射出成形金型Info
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- JP3411332B2 JP3411332B2 JP16817493A JP16817493A JP3411332B2 JP 3411332 B2 JP3411332 B2 JP 3411332B2 JP 16817493 A JP16817493 A JP 16817493A JP 16817493 A JP16817493 A JP 16817493A JP 3411332 B2 JP3411332 B2 JP 3411332B2
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- runner
- resin
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/2701—Details not specific to hot or cold runner channels
- B29C45/2708—Gates
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3044—Bumpers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムゲートからキ
ャビティ内へ溶融状態の樹脂を射出する射出成形金型に
関する。 【０００２】 【従来の技術】例えば自動車用の樹脂製バンパのように
比較的大型の成形品であって長手方向の寸法に対して肉
厚が比較的薄いものを射出成形する際には、射出成形金
型のキャビティ内へ１か所から樹脂を射出したのではキ
ャビティの端まで十分に樹脂が充填されずデフォームが
生じ、複数箇所から射出するとバンパ表面にウェルドラ
インが生じる。そこで、キャビティに沿ってランナを設
け、ランナとキャビティとを略スリット状のフィルムゲ
ートで連通し、該フィルムゲートからキャビティへ樹脂
をフィルム状に射出し、キャビティの全域に樹脂を充填
するようにしたものが、例えば実公平５−３２９１号公
報により知られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
射出成形品の形状による制約や樹脂材料の歩留の向上の
ため、フィルムゲートをキャビティの長手方向全域にわ
たって設けることができない場合がある。この場合に
は、フィルムゲートの端部から射出された樹脂はキャビ
ティの端部まで移動しなければならない。ところが、樹
脂注入路を介してランナに注入された樹脂がランナ内を
端部に向って流れる間に圧力降下し、このためフィルム
ゲートの端部から射出される際には樹脂の射出圧力が低
下し、キャビティの端部まで到達せずデフォームが生じ
る場合がある。一方、樹脂注入路からランナへの注入圧
力を増加させればフィルムゲートの端部からの射出圧力
を上昇させることができるが、樹脂注入口に近いフィル
ムゲートの中央部分からの射出圧力が上昇し過ぎて、キ
ャビティ内での樹脂の流れが乱れてウェルドラインが生
じるおそれがある。 【０００４】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、ラ
ンナへの樹脂注入圧力を増加させることなく、キャビテ
ィの端部まで確実に樹脂を到達させることのできる射出
成形金型を提供することを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、射出成形金型のキャビティと該キャビティ
に沿って設けられ樹脂注入路を介して溶融状態の樹脂が
注入されるランナとを連通する、ランナからキャビティ
への樹脂の通路となるフィルムゲートを備えた射出成形
金型において、上記ランナはフィルムゲートのランナ側
開口よりも長手方向に大きく形成されると共に、フィル
ムゲートのキャビティ側開口はランナ側開口よりもスリ
ット幅が狭く形成されており、さらに、フィルムゲート
の長手方向直角断面積をランナに沿って樹脂注入路から
遠ざかるにつれて漸増させたことを特徴とする。 【０００６】 【作用】樹脂の流れ方法に沿ったフィルムゲートの断面
積を増加させて樹脂注入路から遠ざかるにつれて圧力損
失を低減させ、射出圧力の低下が問題となるフィルムゲ
ートの端部における射出圧力を、中央部分における射出
圧力を増加させることなく上昇させ、樹脂をキャビティ
の端部に到達させる。 【０００７】 【実施例】図１を参照して、１は自動車用のバンパを射
出成形するための金型のキャビティを示し、該キャビテ
ィ１の上方に該キャビティ１に沿ってランナ２を設け
た。該ランナ２内には図外の射出成形機から樹脂注入路
３を介して溶融状態の樹脂が注入される。この樹脂注入
路３はランナ２の中央部に開口し、またランナ２の下面
にはランナ２の全長にわたってスリット状のフィルムゲ
ート４が設けられ、該フィルムゲート４を介してランナ
２とキャビティ１とが連通される。 【０００８】このフィルムゲート４の形状を図２を参照
して説明すると、該フィルムゲート４はキャビティ１内
への樹脂の射出速度を上げるため、キャビティ１側の開
口４１のスリット幅をランナ２側の開口４２のスリット
幅より狭くしている。そして本実施例では開口４１につ
いて、中央部４１ａから両端部４１ｂに向って開口幅を
連続して広げ、フィルムゲート４内における樹脂の流れ
方向に沿った断面積を上記樹脂注入路３から遠ざかるに
つれて漸増させ流路抵抗を減少させた。これにより、両
端部４１ｂからの射出圧力が上昇し、キャビティ１の端
部１ｂにも樹脂が行きわたりデフォームが生じない。ま
た、樹脂注入路３からランナ２内への樹脂注入圧力は通
常のままでよいので開口４１の中央部４１ａからの射出
圧力が必要以上に上昇することはなく、キャビティ１の
中央部１ａ付近にウェルドラインが生じない。 【０００９】本発明は図２に示すものに限定されるもの
ではなく、図３に示すようにフィルムゲート４のランナ
２側の開口４２を、その中央部４２ａから両端部４２ｂ
に向って開口幅が漸増するように構成してもく、あるい
は図４に示すように、フィルムゲート４の両開口４１・
４２について、各中央部４１ａ・４２ａから各両端部４
１ｂ・４２ｂに向って開口幅が漸増するように構成して
もよい。 【００１０】ところで、上記各実施例ではランナ２の形
状を長手方向に直角な断面形状が一定の形状としたが、
図５に示すようにランナ２の中央部２ａから両端部２ｂ
に向って断面形状が減少するように構成してもよい。こ
のように構成することによりランナ２内を樹脂が両端部
２ｂへと流れるに伴い、流路が狭窄することによりその
速度が増加し、フィルムゲートの開口４１の両端部４１
ｂからの射出速度を更に増加させることができる。 【００１１】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、樹脂注入路からランナへの樹脂注入圧力を上げるこ
となく、フィルムゲートの両端部からの射出圧力を高め
ることができ、従って、キャビティの中央部分にウェル
ドラインを生じさせることなくその両端部にデフォーム
が生じることを防止できる。
ャビティ内へ溶融状態の樹脂を射出する射出成形金型に
関する。 【０００２】 【従来の技術】例えば自動車用の樹脂製バンパのように
比較的大型の成形品であって長手方向の寸法に対して肉
厚が比較的薄いものを射出成形する際には、射出成形金
型のキャビティ内へ１か所から樹脂を射出したのではキ
ャビティの端まで十分に樹脂が充填されずデフォームが
生じ、複数箇所から射出するとバンパ表面にウェルドラ
インが生じる。そこで、キャビティに沿ってランナを設
け、ランナとキャビティとを略スリット状のフィルムゲ
ートで連通し、該フィルムゲートからキャビティへ樹脂
をフィルム状に射出し、キャビティの全域に樹脂を充填
するようにしたものが、例えば実公平５−３２９１号公
報により知られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
射出成形品の形状による制約や樹脂材料の歩留の向上の
ため、フィルムゲートをキャビティの長手方向全域にわ
たって設けることができない場合がある。この場合に
は、フィルムゲートの端部から射出された樹脂はキャビ
ティの端部まで移動しなければならない。ところが、樹
脂注入路を介してランナに注入された樹脂がランナ内を
端部に向って流れる間に圧力降下し、このためフィルム
ゲートの端部から射出される際には樹脂の射出圧力が低
下し、キャビティの端部まで到達せずデフォームが生じ
る場合がある。一方、樹脂注入路からランナへの注入圧
力を増加させればフィルムゲートの端部からの射出圧力
を上昇させることができるが、樹脂注入口に近いフィル
ムゲートの中央部分からの射出圧力が上昇し過ぎて、キ
ャビティ内での樹脂の流れが乱れてウェルドラインが生
じるおそれがある。 【０００４】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、ラ
ンナへの樹脂注入圧力を増加させることなく、キャビテ
ィの端部まで確実に樹脂を到達させることのできる射出
成形金型を提供することを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、射出成形金型のキャビティと該キャビティ
に沿って設けられ樹脂注入路を介して溶融状態の樹脂が
注入されるランナとを連通する、ランナからキャビティ
への樹脂の通路となるフィルムゲートを備えた射出成形
金型において、上記ランナはフィルムゲートのランナ側
開口よりも長手方向に大きく形成されると共に、フィル
ムゲートのキャビティ側開口はランナ側開口よりもスリ
ット幅が狭く形成されており、さらに、フィルムゲート
の長手方向直角断面積をランナに沿って樹脂注入路から
遠ざかるにつれて漸増させたことを特徴とする。 【０００６】 【作用】樹脂の流れ方法に沿ったフィルムゲートの断面
積を増加させて樹脂注入路から遠ざかるにつれて圧力損
失を低減させ、射出圧力の低下が問題となるフィルムゲ
ートの端部における射出圧力を、中央部分における射出
圧力を増加させることなく上昇させ、樹脂をキャビティ
の端部に到達させる。 【０００７】 【実施例】図１を参照して、１は自動車用のバンパを射
出成形するための金型のキャビティを示し、該キャビテ
ィ１の上方に該キャビティ１に沿ってランナ２を設け
た。該ランナ２内には図外の射出成形機から樹脂注入路
３を介して溶融状態の樹脂が注入される。この樹脂注入
路３はランナ２の中央部に開口し、またランナ２の下面
にはランナ２の全長にわたってスリット状のフィルムゲ
ート４が設けられ、該フィルムゲート４を介してランナ
２とキャビティ１とが連通される。 【０００８】このフィルムゲート４の形状を図２を参照
して説明すると、該フィルムゲート４はキャビティ１内
への樹脂の射出速度を上げるため、キャビティ１側の開
口４１のスリット幅をランナ２側の開口４２のスリット
幅より狭くしている。そして本実施例では開口４１につ
いて、中央部４１ａから両端部４１ｂに向って開口幅を
連続して広げ、フィルムゲート４内における樹脂の流れ
方向に沿った断面積を上記樹脂注入路３から遠ざかるに
つれて漸増させ流路抵抗を減少させた。これにより、両
端部４１ｂからの射出圧力が上昇し、キャビティ１の端
部１ｂにも樹脂が行きわたりデフォームが生じない。ま
た、樹脂注入路３からランナ２内への樹脂注入圧力は通
常のままでよいので開口４１の中央部４１ａからの射出
圧力が必要以上に上昇することはなく、キャビティ１の
中央部１ａ付近にウェルドラインが生じない。 【０００９】本発明は図２に示すものに限定されるもの
ではなく、図３に示すようにフィルムゲート４のランナ
２側の開口４２を、その中央部４２ａから両端部４２ｂ
に向って開口幅が漸増するように構成してもく、あるい
は図４に示すように、フィルムゲート４の両開口４１・
４２について、各中央部４１ａ・４２ａから各両端部４
１ｂ・４２ｂに向って開口幅が漸増するように構成して
もよい。 【００１０】ところで、上記各実施例ではランナ２の形
状を長手方向に直角な断面形状が一定の形状としたが、
図５に示すようにランナ２の中央部２ａから両端部２ｂ
に向って断面形状が減少するように構成してもよい。こ
のように構成することによりランナ２内を樹脂が両端部
２ｂへと流れるに伴い、流路が狭窄することによりその
速度が増加し、フィルムゲートの開口４１の両端部４１
ｂからの射出速度を更に増加させることができる。 【００１１】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、樹脂注入路からランナへの樹脂注入圧力を上げるこ
となく、フィルムゲートの両端部からの射出圧力を高め
ることができ、従って、キャビティの中央部分にウェル
ドラインを生じさせることなくその両端部にデフォーム
が生じることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明が適用される部位の概略を示す斜視図
【図２】 本発明の第１実施例の構成を示すII−II断面
図 【図３】 第２実施例の構成を示す図 【図４】 第３実施例の構成を示す図 【図５】 第４実施例の構成を示す図 【符号の説明】 １ キャビティ ２ ランナ ３ 樹脂注入路 ４ フィルムゲート
図 【図３】 第２実施例の構成を示す図 【図４】 第３実施例の構成を示す図 【図５】 第４実施例の構成を示す図 【符号の説明】 １ キャビティ ２ ランナ ３ 樹脂注入路 ４ フィルムゲート
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平４−267115（ＪＰ，Ａ)
実開 平４−2612（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B29C 45/26 - 45/37
B29C 33/00 - 33/76
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 射出成形金型のキャビティと該キャビテ
ィに沿って設けられ樹脂注入路を介して溶融状態の樹脂
が注入されるランナとを連通する、ランナからキャビテ
ィへの樹脂の通路となるフィルムゲートを備えた射出成
形金型において、上記ランナはフィルムゲートのランナ
側開口よりも長手方向に大きく形成されると共に、フィ
ルムゲートのキャビティ側開口はランナ側開口よりもス
リット幅が狭く形成されており、さらに、フィルムゲー
トの長手方向直角断面積をランナに沿って樹脂注入路か
ら遠ざかるにつれて漸増させたことを特徴とする射出成
形金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16817493A JP3411332B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 射出成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16817493A JP3411332B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 射出成形金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0724878A JPH0724878A (ja) | 1995-01-27 |
| JP3411332B2 true JP3411332B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=15863172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16817493A Expired - Fee Related JP3411332B2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 射出成形金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3411332B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09115936A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-05-02 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置の樹脂封止用金型 |
| DE102005007145B4 (de) * | 2005-02-11 | 2014-05-15 | Volkswagen Ag | Vorrichtung zur Herstellung eines Kunststoffbauteiles |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP16817493A patent/JP3411332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0724878A (ja) | 1995-01-27 |
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Legal Events
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