JP3411166B2 - 気化バーナ装置 - Google Patents
気化バーナ装置Info
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Description
房機や給湯機に搭載した気化バーナの焼損を防止する気
化バーナ装置に関するものである。
て、図3に示す如く一般的に加熱ヒーター1を備えると
共に燃油と燃焼空気とで混合気化ガスを作るアルミ合金
製の気化筒2と前記混合気化ガスを燃焼させる複数個の
炎口3を形成したステンレス製のバーナヘッド4と、前
記炎口3外方には燃焼による燃焼熱を気化筒2にヒート
バックするように備えた伝熱体5と、前記気化筒2に取
付け該気化筒2の温度を検知して加熱ヒーターをON−
OFF制御するポット検知センサー6とから基本的に構
成されている。
ヒーター1が一定時間加熱し、気化筒2が例えば225
℃迄昇温すると、ポット検知センサー6がこれを検知し
燃焼制御回路に入力し、加熱ヒーター1をOFFすると
共に燃焼用送風機7と電磁ポンプの燃料供給手段8とイ
グナイターの着火手段9とを始動させる。
状の燃油とが混合されながら供給され、気化筒2よりの
熱で混合気化ガスに至り、バーナヘッド4の炎口3より
噴出され、着火手段9の火花放電にて着火され燃焼を開
始するものである。
知するフレームロッド11及び伝熱体5をなめるように
し乍ら燃焼室12に燃焼ガス又は燃焼熱として流入し暖
房機や給湯機の熱源として利用される。一方、伝熱体5
で受熱した熱は気化筒2にヒートバックされて気化筒2
を225℃前後に昇温させるので、加熱ヒーター1がO
FFされたとしても燃焼空気と燃油による混合気化ガス
を継続して作り、燃焼も継続するものである。
いて、熱を利用する側の熱要求によって燃焼を大火力か
ら小火力の間で可変される。例えば小火力燃焼した場
合、燃焼用送風機7と燃料供給手段8によって気化筒2
内で小火力燃焼するための混合気化ガスが作られるが、
この混合気化ガスによる燃焼状態は炎口3近傍に火炎が
くっいて、小の火炎10aとなり、伝熱体5をもろに加
熱することとなり、加熱する接触面積も拡大する。この
小の火炎10aが連続して長時間経過すると、伝熱体5
は高温となり、この高温の熱により気化筒2の温度が混
合気化ガスを作るに必要以上の温度となり、従ってヒー
トバックは過剰加熱(280℃以上)となり、炎口3や
気化筒2自身が材質変化による劣化や熱変形し、ついに
は焼損してしまうものであった。
目し上記欠点を解消する為、その構成を請求項1では、
加熱ヒーターを備えると共に燃油と燃焼空気とで混合気
化ガスを作る気化筒と、前記混合気化ガスを燃焼させる
複数個の炎口を形成したバーナヘッドと、前記炎口外方
には燃焼による燃焼熱を気化筒にヒートバックするよう
備えた伝熱体と、前記気化筒に取付け該気化筒の温度を
検知し、検知した温度が加熱ヒーターをONさせる温度
以下の時ON信号を出力し、検知した温度が加熱ヒータ
ーをOFFさせる温度に達している時OFF信号を出力
し、検知した温度が加熱ヒーターをOFFさせる温度よ
り高い危険温度に達している時危険温度の検知信号を出
力するポット検知センサーと、前記ポット検知センサー
から出力されるON信号とOFF信号とにより加熱ヒー
ターへの通電のON−OFF制御を行う燃焼制御回路と
を備えた気化バーナ装置に於いて、前記燃焼制御回路
は、ポット検知センサーから危険温度の検知信号が出力
された時、炎口からの火炎がリフトの火炎になるように
燃焼用送風機の回転数を増加させるものである。又請求
項2では、加熱ヒーターを備えると共に燃油と燃焼空気
とで混合気化ガスを作る気化筒と、前記混合気化ガスを
燃焼させる複数個の炎口を形成したバーナヘッドと、前
記炎口外方には燃焼による燃焼熱を気化筒にヒートバッ
クするよう備えた伝熱体と、前記気化筒に取付け該気化
筒の温度を検知し、検知した温度が加熱ヒーターをON
させる温度以下の時ON信号を出力し、検知した温度が
加熱ヒーターをOFFさせる温度に達している時OFF
信号を出力し、検知した温度が加熱ヒーターをOFFさ
せる温度より高い危険温度に達している時危険温度の検
知信号を出力するポット検知センサーと、前記ポット検
知センサーから出力されるON信号とOFF信号とによ
り加熱ヒーターへの通電のON−OFF制御を行う燃焼
制御回路とを備えた気化バーナ装置に於いて、前記燃焼
制御回路は、ポット検知センサーから危険温度の検知信
号が出力された時、燃焼用送風機の回転数を標準回転数
より5%増加させて炎口からの火炎をリフトの火炎にす
るものである。
経過すると伝熱体5は高温に加熱され、この高温の熱が
気化筒2にヒートバックされ280℃の過剰加熱となっ
た時、ポット検知センサー6がこれを危険温度T1℃と
して検知して補正手段16に出力し、燃焼用送風機7の
回転数を増加させて過剰空気を供給する。これにより、
炎口3からの火炎をリフトさせるリフトの火炎10bと
して伝熱体5に接触させないか又は少ない接触をさせ
る。これにより伝熱体5は気化筒2に低温の熱又は熱伝
導しなくなり、気化筒2は序々に温度低下させられて2
00℃付近まで低下することになる。
の要部ブロック図について説明すると、11は比較・演
算・タイマー機能他を予めプログラミングしたマイクロ
コンピューター(以下マイコンと称す)12を基本にし
た燃焼制御回路である。前記、燃焼制御回路11の入力
側には運転スイッチ13と、熱を利用する側の室温又は
出湯水の温度を任意に設定できる温度設定手段14と、
熱を利用する側の室温又は出湯水の温度を検知する温度
センサー15と、気化筒2の温度を検知するポット検知
センサー6とを接続している。
イッチ13のON信号で通電され気化筒2を加熱する加
熱ヒーター1と、燃焼空気を供給する燃焼用送風機7
と、燃油を供給する電磁ポンプの燃料供給手段8と、イ
グナイターにより火花放電する着火手段9等を接続して
いる。
連をポット検知センサー6についてもう少し具体的な相
互関連を説明すると、ポット検知センサー6の検知する
温度設定は、気化筒2の温度が200℃以下ならON信
号を又225℃ならOFF信号をマイコン12に入力し
て加熱ヒーター1の通電及び通電停止し、更にポット検
知センサー6が280℃を検知したら危険温度T1℃と
してマイコン12に組み込んだ補正手段16に出力し、
燃焼用送風機7の標準回転数より5%増加させるように
設定して気化筒2に過剰空気を供給させる。
要に応じて適宜設定すると、温度センサー15が検知し
た温度差とをマイコン12にて比較演算して燃焼用送風
機7と燃料供給手段8とが比例して適宜小・中・大又は
リニアに燃焼空気量と燃油を可変する。
と燃油量との特性図について説明すると、縦軸に燃焼用
送風機7の回転数を又横軸に燃料供給手段8のストロー
ク数又は周波数を取り、両者は小火力燃焼から大火力燃
焼までを比例させて標準回転数又は標準周波数としてい
る。又ポット検知センサー6が280℃を検知した時の
み、燃焼用送風機7の回転数を標準回転数より5%増加
させ、矢印Aの如く標準よりずらして燃油に対して過剰
空気を供給し、図4の如く炎口3からの火炎をリフトさ
せるリフトの火炎10bとして伝熱体5に接触させない
か又は少ない接触とし、気化筒2を冷却させる。
すると、従来と同様周知の燃焼操作することにより、燃
焼を開始するものであり、通常の火炎10から小の火炎
10a又はその逆の燃焼することも従来と同じである。
この小の火炎10aが連続して15分以上の長時間経過
すると伝熱体5は高温に加熱され、この高温の熱を気化
筒2にヒートバックされ280℃の過剰加熱となった
時、ポット検知センサー6がこれを危険温度T1℃とし
て検知して補正手段16に出力し、燃焼用送風機7の回
転数を増加させて過剰空気を供給する。
せるリフトの火炎10bとして伝熱体5に接触させない
か又は少ない接触をさせる。これにより伝熱体5は気化
筒2に低温の熱又は熱伝導しなくなり、気化筒2は序々
に温度低下させられて200℃付近まで低下することに
なる。これによりポット検知センサー6は200℃なら
ON信号を又225℃ならOFF信号、更に危険温度の
T1℃(280℃)を入力して気化筒2の温度を検知及
び燃焼を繰り返すものである。
的に冷却又は温度低下され、従って炎口3及び気化筒2
が材質変化による劣化や熱変形したり、焼損することを
防止される。又この事によって長期間に耐える気化バー
ナ装置を提供でき、更に通常燃焼時に於いて火炎が大き
く乱れたり異常燃焼するような事も防止できる。
焼での小の火炎が連続して長時間経過して伝熱体が高温
に加熱され、それにより気化筒が過剰加熱となった時、
燃焼用送風機の回転数を増加させて過剰空気を供給する
ことにより、炎口からの火炎をリフトさせて伝熱体に接
触させないか又は少ない接触をさせることができ、それ
により伝熱体は気化筒に低温の熱又は熱伝導しなくなっ
て、気化筒の温度を低下させることができ、このことに
よって炎口及び気化筒の材質変化による劣化や熱変形し
たり、焼損することを防止できるものである。又この事
によって長期間に耐える気化バーナ装置を提供でき、更
に火炎が大きく乱れたり異常燃焼するような事も防止で
きる。
ク図。
で、イは小の火炎をロは通常の火炎を示めす。
本的な構造図。
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱ヒーターを備えると共に燃油と燃焼
空気とで混合気化ガスを作る気化筒と、前記混合気化ガ
スを燃焼させる複数個の炎口を形成したバーナヘッド
と、前記炎口外方には燃焼による燃焼熱を気化筒にヒー
トバックするよう備えた伝熱体と、前記気化筒に取付け
該気化筒の温度を検知し、検知した温度が加熱ヒーター
をONさせる温度以下の時ON信号を出力し、検知した
温度が加熱ヒーターをOFFさせる温度に達している時
OFF信号を出力し、検知した温度が加熱ヒーターをO
FFさせる温度より高い危険温度に達している時危険温
度の検知信号を出力するポット検知センサーと、前記ポ
ット検知センサーから出力されるON信号とOFF信号
とにより加熱ヒーターへの通電のON−OFF制御を行
う燃焼制御回路とを備えた気化バーナ装置に於いて、前
記燃焼制御回路は、ポット検知センサーから危険温度の
検知信号が出力された時、炎口からの火炎がリフトの火
炎になるように燃焼用送風機の回転数を増加させる事を
特徴とする気化バーナ装置。 - 【請求項2】 加熱ヒーターを備えると共に燃油と燃焼
空気とで混合気化ガスを作る気化筒と、前記混合気化ガ
スを燃焼させる複数個の炎口を形成したバーナヘッド
と、前記炎口外方には燃焼による燃焼熱を気化筒にヒー
トバックするよう備えた伝熱体と、前記気化筒に取付け
該気化筒の温度を検知し、検知した温度が加熱ヒーター
をONさせる温度以下の時ON信号を出力し、検知した
温度が加熱ヒーターをOFFさせる温度に達している時
OFF信号を出力し、検知した温度が加熱ヒーターをO
FFさせる温度より高い危険温度に達している時危険温
度の検知信号を出力するポット検知センサーと、前記ポ
ット検知センサーから出力されるON信号とOFF信号
とにより加熱ヒーターへの通電のON−OFF制御を行
う燃焼制御回路とを備えた気化バーナ装置に於いて、前
記燃焼制御回路は、ポット検知センサーから危険温度の
検知信号が出力された時、燃焼用送風機の回転数を標準
回転数より5%増加させて炎口からの火炎をリフトの火
炎にする事を特徴とする気化バーナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29755696A JP3411166B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 気化バーナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29755696A JP3411166B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 気化バーナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10122554A JPH10122554A (ja) | 1998-05-15 |
JP3411166B2 true JP3411166B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=17848086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29755696A Expired - Fee Related JP3411166B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 気化バーナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3411166B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016205691A (ja) * | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 株式会社コロナ | 気化式石油燃焼装置 |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP29755696A patent/JP3411166B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10122554A (ja) | 1998-05-15 |
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