JP3410812B2 - 本原稿読み取り装置 - Google Patents

本原稿読み取り装置

Info

Publication number
JP3410812B2
JP3410812B2 JP09713394A JP9713394A JP3410812B2 JP 3410812 B2 JP3410812 B2 JP 3410812B2 JP 09713394 A JP09713394 A JP 09713394A JP 9713394 A JP9713394 A JP 9713394A JP 3410812 B2 JP3410812 B2 JP 3410812B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
document
original
guide
storage guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09713394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07307845A (ja
Inventor
智 成見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP09713394A priority Critical patent/JP3410812B2/ja
Publication of JPH07307845A publication Critical patent/JPH07307845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3410812B2 publication Critical patent/JP3410812B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、及び、スキャナ等の原稿読み取り装置として使用さ
れる、本原稿のページめくり機能を有する本原稿読み取
り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、本原稿の情報を読み取った後に、
この読み取りを終えた原稿のページめくりを自動的に行
うように構成された本原稿読み取り装置が種々開発され
ている。
【0003】本出願人は、この種の本原稿読み取り装置
として、本原稿の原稿頁をめくるためのめくりベルト、
及び、このめくりベルトによってめくられた頁を収納ガ
イドへ搬送するための頁搬送ローラとを有する頁めくり
手段と、本原稿の原稿情報の読み取り走査を行う原稿読
取手段とを備えた原稿読取ユニットを、原稿読み取り位
置に原稿の読み取り面を上方にして見開かれて載置され
た本原稿の原稿面に対して、往復移動させることによ
り、上記本原稿の頁を頁めくり手段によって一枚ずつ分
離して、上記本原稿の頁めくり動作及び原稿情報の読み
取り走査を行う本原稿読み取り装置を提案した。
【0004】この提案による本原稿読み取り装置によれ
ば、複写作業等に多大な労力を要していた本原稿の頁め
くり走査および原稿読み取り走査を完全に自動化させる
ことができ、複写等の生産性を著しく向上させる多機能
原稿読み取りシステムを実現することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した本
原稿読み取り装置では、本原稿の原稿頁の頁めくり動作
時において、前記頁めくり手段のめくりベルトが、本原
稿の原稿頁面に対する所定の吸着位置に到達した時点
で、頁めくり手段のめくりベルトによって本原稿の原稿
頁を静電吸着させながら持ち上げ、前記原稿読取ユニッ
トの本原稿に対する走査移動によって、この持ち上げら
れた原稿頁を頁搬送ローラにより一対のガイド板からな
る頁収納ガイド内に一時的に収納し、その後、上記原稿
読取ユニットの頁めくり手段が本原稿の中央の綴じ部を
通過して反対側の頁上を移動する動作によって、上記頁
収納ガイド内に収納されていた原稿頁をこの反対側の頁
上に排出して、本原稿の頁めくり動作を行うように構成
されていた。
【0006】従って、この本原稿読み取り装置では、そ
の頁収納ガイドに対する原稿頁の搬送方向が、本原稿の
左頁側(収納側)と本原稿の右頁側(排出側)とで、相
反する方向となるため、その頁搬送ローラの回転方向を
頁収納ガイドへの頁収納方向に設定した場合に、この頁
搬送ローラの回転が原稿頁の排出側で頁搬送負荷として
作用し、この頁排出時に原稿頁を破損する虞れがあっ
た。なお、従来の本原稿読取装置では、この不具合を解
消する方法として、頁搬送ローラをトルクリミッタを介
して駆動する方法がとられていたが、この方法では、ト
ルクリミッタの最適なトルク値が原稿頁の紙質等により
微妙に異なるため、このトルク値の設定が難しくなる。
【0007】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、頁めくり動作の頁排出時における原稿頁へ
の搬送負荷を軽減もしくは解消して、原稿頁の頁めくり
動作を円滑に行うことのできる本原稿読み取り装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、請求項1では、見開かれた本原稿の頁
をめくり、めくられた頁の画像を読み取る装置であっ
て、該本原稿の頁をめくる際に吸着搬送された頁を一時
的に収納するための頁収納ガイドと、この頁収納ガイド
の頁搬送路上に配設され、前記頁収納ガイドに接触した
頁搬送ローラとを有し、前記頁搬送ローラが前記頁収納
ガイドに接触した状態で前記頁収納ガイドから原稿頁を
排出する本原稿読み取り装置であって、上記頁搬送ロー
ラを、スポンジもしくはモルトプレーンからなる弾性体
とした構成とする。
【0009】また、請求項2では、見開かれた本原稿の
頁をめくり、めくられた頁の画像を読み取る装置であっ
て、該本原稿の頁をめくる際に吸着搬送された頁を一時
的に収納するための頁収納ガイドと、この頁収納ガイド
の頁搬送路上に配設された頁搬送ローラとを有する本原
稿読み取り装置において、上記頁搬送ローラの駆動伝達
をオン/オフ可能に構成して、上記頁収納ガイド内に収
納された原稿頁の排出時に、上記頁搬送ローラの駆動伝
達をオフにし、上記頁搬送ローラを自由回転可能にした
構成とする。
【0010】また、請求項3では、見開かれた本原稿の
頁をめくり、めくられた頁の画像を読み取る装置であっ
て、該本原稿の頁をめくる際に吸着搬送された頁を一時
的に収納するための頁収納ガイドと、この頁収納ガイド
の頁搬送路上に配設された頁搬送ローラとを有する本原
稿読み取り装置において、上記頁搬送ローラを互いに圧
接する一対のローラで構成するとともに、上記頁収納ガ
イド内に収納された原稿頁の排出時に、上記頁搬送ロー
間の圧接力を解除可能にした構成とする。
【0011】また、請求項4では、見開かれた本原稿の
頁をめくり、めくられた頁の画像を読み取る装置であっ
て、該本原稿の頁をめくる際に吸着搬送された頁を一時
的に収納するための頁収納ガイドと、この頁収納ガイド
の頁搬送路上に配設された頁搬送ローラとを有する本原
稿読み取り装置において、上記頁収納ガイドを一対のガ
イド板で構成し、その一方のガイド板に対して上記頁搬
送ローラを接触回転させて、吸着搬送された頁を頁収納
方向に搬送し、上記頁収納ガイドの頁搬送ローラに接す
るガイド板を、頁収納搬送方向の下流側で回転支点によ
り回動自在に支持するとともに、該ガイド板が、頁の収
納搬送時に頁搬送力を確保する圧力で上記頁搬送ローラ
に圧接し、且つ、頁の排出時に頁の張力により上記頁搬
送ローラから離間する方向に回動し、上記頁搬送ローラ
から離間する構成とする。
【0012】また、請求項5では、見開かれた本原稿の
頁をめくり、めくられた頁の画像を読み取る装置であっ
て、該本原稿の頁をめくる際に吸着搬送された頁を一時
的に収納するための頁収納ガイドと、この頁収納ガイド
の頁搬送路上に配設された頁搬送ローラとを有する本原
稿読み取り装置において、上記頁収納ガイドを頁収納位
置を維持する一対のガイド板で構成するとともに、これ
らの両ガイド板を頁収納搬送方向の下流側で回転支点に
より回動自在に支持して、上記頁収納ガイド内に収納さ
れた原稿頁の排出時に、頁収納路より所定角度だけ下方
回転可能にした構成とする。
【0013】また、請求項6では、見開かれた本原稿の
頁をめくり、めくられた頁の画像を読み取る装置であっ
て、該本原稿の頁をめくる際に吸着搬送された頁を一時
的に収納するための頁収納ガイドと、この頁収納ガイド
の頁搬送路上に配設された頁搬送ローラとを有する本原
稿読み取り装置において、上記頁搬送ローラの駆動系を
他の駆動系から独立した駆動系で構成して、上記頁搬送
ローラの駆動の回転方向の切り換えを任意に制御可能と
し、上記頁収納ガイド内に収納された原稿頁の排出時
に、上記頁搬送ローラの回転方向を切り換える構成とす
る。
【0014】
【作用】本発明によれば、請求項1では、頁搬送ローラ
がスポンジもしくはモルトプレーン等からなる弾性の弱
い弾性体で構成されているので、頁収納ガイドからの原
稿頁の排出時における頁搬送負荷が、頁搬送ローラの弾
性変形によって吸収される。
【0015】また、請求項2では、上記頁搬送ローラの
駆動伝達がオン/オフされて、上記頁搬送ローラが自由
回転可能となるので、頁収納ガイドからの原稿頁の排出
時における頁搬送負荷が、頁搬送ローラの自由回転によ
って吸収される。
【0016】また、請求項3では、上記頁搬送ローラの
ローラ圧が解除可能であるので、頁収納ガイドからの原
稿頁の排出時における頁搬送負荷が、頁搬送ローラのロ
ーラ圧の解除によって解消される。
【0017】また、請求項4では、頁搬送ローラに接す
るガイド板が、外側の回転支点により回動自在に支持さ
れ、頁の収納搬送時に頁搬送力を確保する圧力で上記頁
搬送ローラに圧接し、且つ、頁の排出時に頁の張力によ
り上記頁搬送ローラから離間する方向に回動する圧力
で、上記頁搬送ローラ側に加圧されているので、頁収納
ガイドからの原稿頁の排出時における頁搬送負荷が、頁
搬送ローラに接するガイド板の回動により解除される。
【0018】また、請求項5では、上記頁収納ガイドが
平生頁収納位置を維持する一対のガイド板で構成され、
これらの両ガイド板が外側の回転支点により回動自在に
支持されて所定角度だけ回転可能となるので、頁収納ガ
イドからの原稿頁の排出時における頁搬送負荷が、両ガ
イド板の回動により解除される。
【0019】また、請求項6では、上記頁搬送ローラの
駆動系が他の駆動系から独立した駆動系で構成され、上
記頁搬送ローラの駆動のオン/オフ及び回転方向の切り
換えが任意に制御可能となるので、頁収納ガイドからの
原稿頁の排出時における頁搬送負荷が、頁搬送ローラの
逆回転によって解消される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。先ず、図8乃至図18を参照して、本発明が
実施される本原稿読み取り装置(以下、TPS:Tur
nn tha Page Scnner.という)の構
成及び動作について説明する。
【0021】図8に、TPSの原稿読取画像を電子写真
方式のプリンタに複写出力する装置のデータ処理ブロッ
クを示す。本システムは、TPSの画像読取部、画像デ
ータ処理部、及び、画像形成部に大きく分けられる。T
PSの画像読取部は、走査キャリッジ(原稿読取ユニッ
ト)の右端部に配置されており、CCD(結像素子)1
01を備え、VPU(Video Processin
ngu Unit)102で、CCD101の駆動信号
発生と、CCD101のアナログデータ出力信号の補正
からデジタル信号変換までを行う。VPU102は、ク
ロック及び主走査、副走査方向のゲート信号に同期さ
せ、各ドット8ビットの読取画像データを約7.5MH
zの速度で、IPU(Image Processin
g Unit;画像処理装置)103に出力し、このI
PU103で変倍等の加工処理や電子写真の高画質処理
を行う。IPU103の最終処理では、γ補正を含む階
調処理を行い、書き込みに適した各ドット4ビットのビ
デオデータに変換する。そして、その処理データをフレ
ームメモリ104に蓄積する。
【0022】すなわち、このTPSでは、原稿の読取速
度(90mm/sec)と、作像速度(180mm/s
ec)とに差があるので、そのバッファ用に、A3サイ
ズ1頁分のフレームメモリを用いている。また、このフ
レームメモリは、リピートコピー時の原稿保護に対して
有効であり、副走査方向の変倍においても、これを用い
ることにより、広範囲の変倍が可能となる。更に、この
フレームメモリは、左右頁を独立させてプリントする頁
連写の走査に用いられる。すなわち、IPU103の速
度対応性により、各ドット4ビット構成のフレームメモ
リ104をIPU処理後に配置し、画像処理後の書き込
みデータをメモリすることにより、各ドット8ビットの
読取画像データに対してフレームメモリ104のメモリ
容量を半分にする。
【0023】TPSのフレームメモリ容量は、400D
PIの画像データでA3サイズ1頁分の128Mビット
であり、DRAMによって構成される。フレームメモリ
104への画像データ入力は、2ドット分をパラレルに
行い、約3.8MHzの速度で順次入力する。一方、フ
レームメモリ104からの画像データ出力は、同じく2
ドット分をパラレルに行い、約7.5MHzの速度でI
PU103から送られるクロック及び主走査、副走査方
向のゲート信号に同期させ、IPU103に順次出力す
る。IPU103では、フレームメモリ104により、
プリンタの画像形成速度に高速出力されたデータを約1
5MHzのシリアルデータに結合し、FIFO(Fir
st In First out)を用いて、更に主走
査方向に高速化し、約18MHzの書き込みクロックに
同期させる。その各ドット4ビットデータを発光時間デ
ータにパルス幅変調し、LD(Laser Diod
e)コントローラにPWMデータで書き込みクロックに
同期させ送信する。LDコントローラは、LDドライバ
を備え、LD105を発光させて感光体を露光走査して
作像する。
【0024】IPU103は、走査キャリッジ(原稿読
取ユニット)の走査制御も行い、原稿読み取り時は、走
査キャリッジを走査速度90mm/sec.で等速走査
し、走査キャリッジを走査開始位置に戻すリターン時
は、180mm/sec.,本原稿の頁めくり時は、0
〜300mm/sec.の速度で、ステッピングモータ
からなるスキャナモータ106を駆動する。
【0025】図8に示すメイン制御板107は、作像に
係わるセンサ類の入力、及び、モータ、ソレノイド、ク
ラッチ等の出力により、画像形成のシーケンス制御を行
う。
【0026】次に、本実施例における画像読取信号処理
を説明する。CCD101は、約5000画素、400
DPIの読み取りが可能で、原稿の主走査方向1ライン
分の反射光を動じに読み取る。CCD101で蓄積され
た光データを電気信号に変換し、クランプ等の波形修
正、増幅、A/D変換を行い、8ビットのデジタル信号
として、IPU103へ出力する。CCD101のアナ
ログデータ出力は、高速転送のため、EVEN.ODD
の2系統に分けて出力し、アナログスイッチで構成され
るスイッチングICでシリアルのアナログ信号に合成す
る。この合成後の1画素の画像転送速度は、本原稿読み
取りモード時では、約7.5MHzで、これに同期して
A/Dコンバータで8ビット256階調のデジタル信号
に変換する。一方、可変増幅器では、露光用蛍光灯の光
量変動を補正するために、基準白板の読み取りデータに
より、その増幅度を適正値にするように調節する。
【0027】TPSにおける走査スキャナのデータ処理
を図9に示す。図9において、CCD101から読み出
される主走査方向に連続するアナログデータは、クラン
プにより波形の基底レベルの調整を行い、画素クロック
に同期してデータのサンプルホールドを行う。次に、そ
の読み取り露光光量や、そのデータレベルに合わせてデ
ータの増幅率を可変するAGC(Auto Gain
Control)処理を行う。そして、A/D変換器に
より、アナログデータを8ビットのデジタルデータに変
換する。CCD101で読み取られる原稿反射濃度に対
してリニアな読み取りデータは、視感度に合わせて効率
よく階調を扱うように対数変換を行う。この対数変換
は、入出力8ビット/ドットのLUT(LOOK UP
TABLE)で行う。
【0028】画像濃度を示す1画素毎のデジタル信号
は、IPU103へ入力されて画像処理される。IPU
103は、複数のLSIで構成され、画像加工処理の
他、高画質処理の制御を行っている。その主な機能を以
下に説明する。 1.シェーディング補正 本実施例のスキャナは、蛍光灯の直接光源を用い、ま
た、レンズによる集光のため、CCD101の中央部で
光量が最大となり、端部では光量が低下してしまう。ま
た、CCD101には、素子個々の感度にバラツキがあ
る。そこで、IPU103では、画素毎の基準白板読み
取りデータにより、その両方をシェーディング補正して
読み取りデータを補正する。 2.MTF補正 レンズなどを用いた光学系では、レンズなどの性能によ
り周辺画素情報が影響して、CCD101による読み取
り出力がなまったように読み取られる。そこで、IPU
103では、1つの画素データを求める際に、その周辺
画素レベルにより補正することにより、再現性の高い画
像を得る。 3.主走査方向変倍 本装置では、画像読み取りと書き込みの解像度が同一の
400DPIであるが、読み取りデータのフレームメモ
リ読み出し画素周波数は、約15MHz、書き込み画素
周波数は、約18MHzで異なるため、その周波数変換
を行っている。また、50%から200%の主走査及び
副走査方向の変倍を行っている。この変倍は周辺画素デ
ータの演算で算出している。 4.γ補正 電子写真方式を用いたレーザプリンタの濃度再現特性
(プリンタのγ特性)は、リニアでなく、そのままのデ
ータでは原稿濃度が忠実に再現されない。そこで、本装
置では、交換テーブルを用いてプリント特性に合わせた
書き込み露光光量に変換を行っている。また、マニュア
ルの濃度調整時も、この値を変更することで実現され
る。その他、IPU103は、マスキング、トリミン
グ、ミラーリング、白黒反転等の画像変換、原稿サイ
ズ、位置及び濃度検出、マーカー検出等の画像検出等も
行っている。
【0029】IPU103から送られてきた画像データ
は、LD105により光エネルギーに変換される。本装
置におけるプリンタ部の光書き込み方式には、レーザビ
ームをポリゴンミラーで偏向走査し、感光体上に露光し
て静電潜像を形成する方式が用いられている。また、L
D105の変調方式には、主に1ドット内の露光時間を
変調するパルス変調方式と、露光強度を変調するパワー
変調方式とがあり、本装置では、前者の方式を採用して
いる。これにより、解像性及び階調性を備えた高画質が
得られる。
【0030】次に、本実施例におけるスキャナユニット
30の構成について説明する。このTPSの装置本体
は、図10の全体構成図に示すように、その上半分がス
キャナユニット30になっており、走査ユニット200
は、このスキャナユニット30の内部を図10において
左右方向に走行して原稿の走査を行う。
【0031】図10において、走査ユニット200の下
側の左右には、原稿押えローラ281a,281bが、
また、その外側には、シート巻き取りローラ280a,
280bが、それぞれ回転自在に軸支されている。各シ
ート巻き取りローラ280a,280bには、左右独立
した原稿押えシート282a,282bのそれぞれの中
央側の端部が巻き取られており、各原稿押えシート28
2a,282bのそれぞれの外側の端部は、スキャナユ
ニット30の側板にそれぞれ固定されている。
【0032】また、シート巻き取りローラ280a,2
80bは、二重構造になっており、巻き取りローラ軸
と、筒状のシート巻き取りローラ280a,280bと
の間に、ゼンマイバネが取付けられている。これによ
り、その巻き取りローラ軸を、原稿押えシート282
a,282bを張った状態よりも更に回転させることに
よって、ゼンマイバネの作用により、原稿押えシート2
82a,282bにある程度の張力を掛けることができ
る。
【0033】一方、図10に示すように、各原稿押えロ
ーラ281a,281bの間には、本原稿読み取り用の
プラテンガラス205と、本原稿頁めくり用のめくりベ
ルト208が配設されている。本実施例における本原稿
読取用のプラテンガラス205は、走査ユニット200
の読み取りスキャン方向の上流側に、また、本原稿頁め
くり用のめくりベルト208は、走査ユニット200の
読み取りスキャン方向の下流側にそれぞれ配置されてい
る。このように配置することにより、走査ユニット20
0の読み取り走査のための助走区間を長くでき、その走
査を安定させることができる。また、本実施例では、同
一ユニット内の下側に頁めくり機構を、上側に縮小光学
系配置させて、装置の小型化を実現させている。
【0034】更に、このように構成することで、走査ユ
ニット200が、左の原稿押えローラ281bと、めく
りベルト駆動ローラ223とで加圧された本原稿を受け
て、これらのローラ間で位置出しされた原稿面を読み取
ることが出きるので、最適な画像が得られる。
【0035】また、プラテンガラス205の内側には、
本原稿照明用の2本の蛍光灯201,202が、本原稿
読み取り部の左右にそれぞれ配置されている。これらの
蛍光灯201,202によって照明された本原稿像は、
図10において、第1ミラー219で反射された後、第
2ミラー220と第3ミラー221とで交互に反射さ
れ、最後に、レンズ216を透過して、CCD101上
に縮小結像される。
【0036】また、めくりベルト208は、図11に示
すように、めくりベルト駆動ローラ223と、めくりロ
ーラ224とに掛け渡されており、このめくりベルト2
08の上側の、めくりベルト駆動ローラ223から少し
離れた部位の外側には、帯電ローラ225が接触して配
置されている。
【0037】図12乃至図17に原稿台1の加圧・固定
モード時における走査ユニット200の遷移図を、図1
8にそのタイミングチャートを示す。図12に示すよう
に、走査ユニット200の端部ホームポジションは、本
原稿BOに対する読み取り頁めくり動作開始ポイントで
あり、且つ、その動作終了ポイントである。また、この
端部ホームポジションでは、走査ユニット200は、原
稿台1にかかていない。この原稿台1の加圧・固定モー
ドでは、先ず、走査ユニット200のスキャナモータ1
06を正転させて、走査ユニット200を図の右方向へ
移動させる。次いで、この走査ユニット200の右側の
原稿押えローラ281aが本原稿BOの左端にかかった
とき(図18のAポイント)に、左側の原稿台昇降モー
タを正転させて左側の原稿台1を加圧状態にする。これ
により、本原稿BOが走査ユニット200に押し付けら
れて、最適な読み取りが行われる。
【0038】そして、走査ユニット200が本原稿中心
ポイントに到達する少し前に、右側の原稿押えローラ2
81aが、右側の原稿台1の左端にかかる(図18のB
ポイント)。この時点で、右側の原稿台昇降モータを正
転させて、右側の原稿台1を加圧状態にする。次いで、
走査ユニット200は、本原稿中心ポイントを通過し
て、本原稿BOの右側頁の読み取りを始める。その後
に、左側の原稿押えローラ281bが左側の原稿台1の
右端にかかる(図18のCポイント)。この時点で、左
側の原稿台昇降モータを停止させ、左側の原稿台1を固
定状態にする。これにより、本原稿BOは、スキャナユ
ニット30に食い込むことなく原稿押えシート282b
に押えられて固定され、走査ユニット200の次の通過
時まで同じ高さを保ち続ける。
【0039】本原稿右頁の読み取りを終えた走査ユニッ
ト200は、図13に示すように、左側の原稿押えロー
ラ281bが右側の原稿台1の右端にかかった状態(図
18のDポイント)で停止させ、次いで、図14に示す
ように、スキャナモータ106を逆転させて走査ユニッ
ト200を左方向へ移動させる。これにより、走査ユニ
ット200は、図15に示すように、本原稿BOの右頁
をめくり上げながら左方向へ進み、図16に示す本原稿
中心ポイントに到達する少し前に、左側の原稿押えロー
ラ281bが、左側の原稿台1の右端にかかる(図18
のCポイント)。この時点で、左側の原稿台昇降モータ
を正転させて、左側の原稿台1を加圧状態にする。
【0040】次いで、走査ユニット200は、図17に
示すように、本原稿中心ポイントを通過して、本原稿B
Oの左側頁の上に、めくり上げた右頁を重ね合わせる動
作を始める。その後に、右側の原稿押えローラ281a
が、右側の原稿台1の左端にかかる(図18のBポイン
ト)。この時点で、右側の原稿台昇降モータを停止さ
せ、右側の原稿台1を固定状態にする。これにより、本
原稿BOは、スキャナユニット30に食い込むことな
く、原稿押えシート228aに押えられて固定され、走
査ユニット200の次の通過時まで同じ高さを保ち続け
る。その後、走査ユニット200は、図12に示す端部
ホームポジションまで移動して停止する。
【0041】ここで、図13に示したように、本原稿B
Oの原稿読み取り終了後、走査ユニット200がリター
ンすると同時に、めくりベルト208に対して、高電圧
電源から帯電ローラ225により交番電圧が印加され、
このめくりベルト208上に不均一な帯電が開始され
る。この時、めくりベルト208は、図示しない駆動手
段によって、めくりベルト下面が水平状態を維持するよ
うに保たれる。
【0042】その後、めくりベルト208が原稿の右端
部まで移動し、このめくりベルト208と原稿右頁とが
約30mm接触したところで、走査ユニット200が停
止する。この時、めくりベルト208の下面には、不均
一な帯電によって生じる電界により、本原稿BOの右頁
側の最上位頁が吸着されている。その後、この走査ユニ
ット200が停止している間に、図14に示すように、
図示しない駆動手段によって、めくりベルト駆動ローラ
223を回転軸として、めくりベルト208を約30°
持ち上げることにより、このめくりベルト208の下面
に吸着されている本原稿BOの最上位頁を他の頁から分
離する。
【0043】この分離された原稿頁は、走査ユニット2
00のリターン動作の再開により、めくりベルト208
の回転移動によって、頁収納ガイド227,228の入
口に搬送され、その後、頁搬送ローラ250によって、
頁収納ガイド227,228内に確実に搬送(収納)さ
れる。また、この頁搬送ローラ250の下流側には、分
離吸着された原稿頁が正常にめくられて頁収納ガイド2
27,228内に搬送収納されたか否かを判断するため
のガイド部頁検出センサ214が配設されている。
【0044】ところで、この本原稿読み取り装置では、
その頁収納ガイド227,228に対する原稿頁の搬送
方向が、本原稿BOの左頁側(収納側)と本原稿の右頁
側(排出側)とで、相反する方向となるため、その頁搬
送ローラ250の回転方向を頁収納ガイド227,22
8への頁収納方向に設定した場合に、この頁搬送ローラ
250の回転が原稿頁の排出側で頁搬送負荷として作用
し、この頁排出時に原稿頁を破損する虞れが高い。
【0045】そこで、本発明の第1の実施例では、図1
に示すように、めくりベル208により吸着分離された
原稿頁BOaを頁収納ガイド227,228内に搬送収
納するための頁搬送ローラ250を、例えば、スポンジ
もしくはモルトプレーンなどからなる弾性の弱い弾性体
で構成する。本実施例によれば、頁搬送ローラ250が
弾性の弱い弾性体で構成されているので、頁収納ガイド
227,228からの原稿頁BOaの排出時では、この
頁搬送ローラ250の回転による頁搬送負荷が、頁搬送
ローラ250の弾性変形によって吸収される。すなわ
ち、頁排出時には、原稿頁BOaが、逆方向の回転する
頁搬送ローラ250上を滑るようにして排出搬送され
る。
【0046】また、本発明の第2の実施例では、図2に
示すように、頁搬送ローラ250の駆動伝達ギヤ25
1,252の回転を、電磁クラッチ253を介して、頁
搬送ローラ250がわへ伝達する構成とする。本実施例
によれば、頁搬送ローラ250の駆動伝達が、電磁クラ
ッチ253によりオン/オフされることによって、頁搬
送ローラ250が自由回転可能となるので、頁収納ガイ
ド227,228からの原稿頁BOaの排出時における
頁搬送負荷が、この頁搬送ローラ250の自由回転によ
って吸収される。すなわち、図2において、頁搬送ロー
ラ250は、駆動伝達ギヤ251,252により、走査
ユニット200と同じ駆動を伝達されている。ここで、
本原稿BOの原稿頁BOaをめくりベルト208により
吸着分離して頁収納ガイド227,228内に収納搬送
する時には、電磁クラッチ253をオンして、頁搬送ロ
ーラ250に駆動を伝達し、めくりベルト208により
吸着分離された原稿頁を頁収納ガイド227,228内
に収納する方向に搬送する。一方、頁収納ガイド22
7,228内に一時的に収納された原稿頁を反対側の頁
上に排出するときには、電磁クラッチ253をオフし
て、頁搬送ローラ250の駆動を切り、頁搬送ローラ2
50を自由回転させて、この頁搬送ローラ250の存在
が頁収納ガイド227,228からの原稿頁の排出動作
の障碍とならないようにする。
【0047】本発明の第3の実施例では、頁搬送ローラ
のローラ圧を解除可能にした構成とする。すなわち、本
実施例では、例えば、図3及び図4に示すように、頁搬
送ローラ250を一対のローラで構成し、その一方のロ
ーラ(図に示すように、駆動伝達ギヤ251により駆動
を受けない側のローラとすることが望ましい)を他方の
ローラに対して、軸受254を押圧する加圧バネ(コイ
ルバネ及び板バネ等)255により圧接させると共に、
このローラ支軸に接して揺動自在に配設された圧解除ア
ームをソレノイド257で揺動させることにより、この
頁搬送ローラ250のローラ圧を、加圧バネ255の弾
力に抗して解除させるように構成する。そして、本原稿
BOの原稿頁BOaをめくりベルト208により吸着分
離して頁収納ガイド227,228内に収納搬送する時
には、ソレノイド257をオフし、頁搬送ローラ250
の両ローラを圧接回転させて、めくりベルト208によ
り吸着分離された原稿頁を頁収納ガイド227,228
内に収納する方向に搬送する。また、頁収納ガイド22
7,228内に一時的に収納された原稿頁を反対側の頁
上に排出するときには、ソレノイド227をオンして、
頁搬送ローラ250のローラ圧を解除し、この頁搬送ロ
ーラ250の存在が頁収納ガイド227,228からの
原稿頁の排出動作の障碍とならないようにする。これに
より、本実施例では、頁搬送ローラ250のローラ圧が
解除可能であるので、頁収納ガイド227,228から
の原稿頁の排出時における頁搬送負荷が、頁搬送ローラ
250のローラ圧の解除によって解消される。
【0048】本発明の第4の実施例では、例えば、図5
に示すように、頁収納ガイドを一対のガイド板227,
228で構成し、その一方のガイド板228に対して頁
搬送ローラ250を接触回転させて、吸着搬送された頁
を頁収納方向に搬送し、頁収納ガイドの頁搬送ローラ2
50に接するガイド板228を、外側の回転支点258
により回動自在に支持するとともに、頁の収納搬送時に
頁搬送力を確保する圧力で頁搬送ローラ250に圧接
し、且つ、頁の排出時に頁の張力により頁搬送ローラ2
50から離間する方向に回動する圧力で、バネ259に
より頁搬送ローラ側に加圧した構成とする。本実施例で
は、頁搬送ローラ250に接するガイド板228が、外
側の回転支点258により回動自在に支持され、頁の収
納搬送時には頁搬送力を確保するバネ259の圧力で頁
搬送ローラ250に圧接し、且つ、頁の排出時には頁の
張力によりバネ259の弾力に抗して頁搬送ローラ25
0から離間する方向に回動するので、頁収納ガイドから
の原稿頁の排出時における頁搬送負荷が、頁搬送ローラ
250に接するガイド板228の回動により解除され
る。
【0049】本発明の第5に実施例では、例えば、図6
に示すように、頁収納ガイドを平生頁収納位置を維持す
る一対のガイド板227,228で構成するとともに、
これらの両ガイド板227,228を外側の回転支点2
58により回動自在に支持して所定角度だけ回転可能に
した構成とする。従って、本実施例では、頁収納ガイド
が平生頁収納位置を維持する一対のガイド板227,2
28が、外側の回転支点258により回動自在に支持さ
れて所定角度だけ回転可能となるので、頁収納ガイドか
らの原稿頁の排出時における頁搬送負荷が、両ガイド板
227,228の回動により解除される。
【0050】本発明の第6の実施例では、例えば、図7
に示すように、頁搬送ローラ250の駆動系を、他の駆
動系から独立した、正逆回転可能な駆動モータ260、
及び、この駆動モータ260の回転を頁搬送ローラ25
0の駆動伝達ギヤ251,252に伝達する駆動ギヤ2
61,アイドルギヤ262などからなる駆動系で構成し
て、頁搬送ローラ250の駆動のオン/オフ、及び、回
転方向の切り換えを任意に制御可能とした構成とする。
そして、本原稿BOの原稿頁BOaをめくりベルト20
8により吸着分離して頁収納ガイド227,228内に
収納搬送する時には、駆動モータ260を正転させ、め
くりベルト208により吸着分離された原稿頁を頁収納
ガイド227,228内に収納する方向に、頁搬送ロー
ラ250を回転させて頁を収納搬送させる。また、頁収
納ガイド227,228内に一時的に収納された原稿頁
を反対側の頁上に排出するときには、駆動モータ260
を逆転させ、収納された頁を頁収納ガイド227,22
8から排出する方向に、頁搬送ローラ250を回転させ
て頁を排出搬送させる。従って、本実施例では、頁搬送
ローラ250の駆動のオン/オフ、及び、回転方向の切
り換えが任意に制御可能となるので、頁収納ガイド22
7,228からの原稿頁の排出時における頁搬送負荷
が、頁搬送ローラ250の逆回転によって解消される。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1では、複雑且
つ特別な機構を設ける必要がなく、低コスト且つ省スペ
ースな構成により、頁めくり動作の頁排出時における原
稿頁への負荷を軽減もしくは解消して、原稿頁の頁めく
り動作を円滑に行うことができる。
【0052】また、請求項2では、頁めくり動作の頁排
出時に頁搬送ローラの駆動が断たれて頁搬送ローラが自
由回転するので、頁めくり動作の頁排出時における原稿
頁への負荷が軽減もしくは解消されて、原稿頁の頁めく
り動作を円滑に行うことができる。
【0053】また、請求項3では、頁めくり動作の頁排
出時に頁搬送ローラのローラ圧が解除されるので、頁め
くり動作の頁排出時における原稿頁への負荷を解消で
き、原稿頁の頁めくり動作を円滑にして、原稿頁の破損
を防止できる。
【0054】また、請求項4では、頁収納ガイドの一方
のガイド板が回動することにより、頁排出時における頁
搬送ローラのローラ圧が解除されるので、頁搬送ローラ
の駆動を断つことなく、頁めくり動作の頁排出時におけ
る原稿頁への負荷を解消でき、原稿頁の頁めくり動作を
円滑にして、原稿頁の破損を防止できる。
【0055】また、請求項5では、頁収納ガイドの両方
のガイド板が回動することにより、頁排出時における頁
搬送ローラのローラ圧が解除されるので、頁めくり動作
の頁排出時における原稿頁への負荷を解消でき、且つ、
頁収納ガイドから排出される原稿頁を両方のガイド板に
より確実にガイドして、その頁めくり動作を円滑に行う
ことができ、原稿頁の破損を防止できる。
【0056】また、請求項6では、頁搬送ローラの回転
方向を切り換えることができるので、頁めくり動作の頁
排出時における原稿頁への負荷を解消でき、且つ、頁収
納ガイドから排出される原稿頁を頁搬送ローラにより確
実に排出搬送して、その頁めくり動作を円滑に行うこと
ができ、原稿頁の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す要部概略斜視図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を示す要部概略側面図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施例を示す要部概略側面図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施例を示す要部概略正面図で
ある。
【図5】本発明の第4の実施例を示す要部概略正面図で
ある。
【図6】本発明の第5の実施例を示す要部概略正面図で
ある。
【図7】本発明の第6の実施例を示す要部概略側面図で
ある。
【図8】本発明が実施される本原稿読み取り装置(TP
S)の原稿読取画像を電子写真方式のプリンタに複写出
力する装置のデータ処理ブロック図である。
【図9】上記TPSにおけるスキャナデータ処理のフロ
ーチャートである。
【図10】上記TPSの基本的な構成を示す概略正面図
である。
【図11】上記TPSにおける走査ユニットの概略構成
図である。
【図12】上記TPSにおける走査ユニットのホームポ
ジション位置を示す原稿読み取り及び頁めくり動作の遷
移図である。
【図13】上記TPSにおける走査ユニットの頁めくり
開始位置を示す原稿読み取り及び頁めくり動作の遷移図
である。
【図14】上記TPSにおける走査ユニットの頁めくり
動作時の頁吸着分離状態を示す原稿読み取り及び頁めく
り動作の遷移図である。
【図15】上記TPSにおける走査ユニットの頁めくり
動作時の頁収納搬送状態を示す原稿読み取り及び頁めく
り動作の遷移図である。
【図16】上記TPSにおける走査ユニットの頁めくり
動作時の頁収納搬送完了状態を示す原稿読み取り及び頁
めくり動作の遷移図である。
【図17】上記TPSにおける走査ユニットの頁めくり
動作時の頁排出搬送状態を示す原稿読み取り及び頁めく
り動作の遷移図である。
【図18】上記TPSにおける走査ユニットの原稿読み
取り及び頁めくり動作のタイミングチャートである。
【符号の説明】
30 スキャナユニット 200 走査ユニット 208 めくりベルト 214 ガイド部頁検出センサ 223 めくりベルト駆動ローラ 224 めくりローラ 225 帯電ローラ 227,228 頁収納ガイド 250 頁搬送ローラ 251,252 駆動伝達ギヤ 253 電磁クラッチ 254 軸受 255 加圧バネ 256 圧解除アーム 257 ソレノイド 258 回転支点 259 バネ 260 駆動モータ 261 駆動ギヤ BO 本原稿 BOa 原稿頁

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】見開かれた本原稿の頁をめくり、めくられ
    た頁の画像を読み取る装置であって、該本原稿の頁をめ
    くる際に吸着搬送された頁を一時的に収納するための頁
    収納ガイドと、この頁収納ガイドの頁搬送路上に配設さ
    、前記頁収納ガイドに接触した頁搬送ローラとを有
    し、前記頁搬送ローラが前記頁収納ガイドに接触した状
    態で前記頁収納ガイドから原稿頁を排出する本原稿読み
    取り装置であって、上記頁搬送ローラを、スポンジもし
    くはモルトプレーンからなる弾性体で構成したことを特
    徴とする本原稿読み取り装置。
  2. 【請求項2】見開かれた本原稿の頁をめくり、めくられ
    た頁の画像を読み取る装置であって、該本原稿の頁をめ
    くる際に吸着搬送された頁を一時的に収納するための頁
    収納ガイドと、この頁収納ガイドの頁搬送路上に配設さ
    れた頁搬送ローラとを有する本原稿読み取り装置におい
    て、上記頁搬送ローラの駆動伝達をオン/オフ可能に構
    して、上記頁収納ガイド内に収納された原稿頁の排出
    時に、上記頁搬送ローラの駆動伝達をオフにし、上記頁
    搬送ローラを自由回転可能に構成したことを特徴とする
    本原稿読み取り装置。
  3. 【請求項3】見開かれた本原稿の頁をめくり、めくられ
    た頁の画像を読み取る装置であって、該本原稿の頁をめ
    くる際に吸着搬送された頁を一時的に収納するための頁
    収納ガイドと、この頁収納ガイドの頁搬送路上に配設さ
    れた頁搬送ローラとを有する本原稿読み取り装置におい
    て、上記頁搬送ローラを互いに圧接する一対のローラで
    構成するとともに、上記頁収納ガイド内に収納された原
    稿頁の排出時に、上記頁搬送ローラ間の圧接力を解除可
    能に構成したことを特徴とする本原稿読み取り装置。
  4. 【請求項4】見開かれた本原稿の頁をめくり、めくられ
    た頁の画像を読み取る装置であって、該本原稿の頁をめ
    くる際に吸着搬送された頁を一時的に収納するための頁
    収納ガイドと、この頁収納ガイドの頁搬送路上に配設さ
    れた頁搬送ローラとを有する本原稿読み取り装置におい
    て、上記頁収納ガイドを一対のガイド板で構成し、その
    一方のガイド板に対して上記頁搬送ローラを接触回転さ
    せて、吸着搬送された頁を頁収納方向に搬送し、上記頁
    収納ガイドの頁搬送ローラに接するガイド板を、頁収納
    搬送方向の下流側で回転支点により回動自在に支持する
    とともに、該ガイド板が、頁の収納搬送時に頁搬送力を
    確保する圧力で上記頁搬送ローラに圧接し、且つ、頁の
    排出時に頁の張力により上記頁搬送ローラから離間する
    方向に回動し、上記頁搬送ローラから離間することを特
    徴とする本原稿読み取り装置。
  5. 【請求項5】見開かれた本原稿の頁をめくり、めくられ
    た頁の画像を読み取る装置であって、該本原稿の頁をめ
    くる際に吸着搬送された頁を一時的に収納するための頁
    収納ガイドと、この頁収納ガイドの頁搬送路上に配設さ
    れた頁搬送ローラとを有する本原稿読み取り装置におい
    て、上記頁収納ガイドを頁収納位置を維持する一対のガ
    イド板で構成するとともに、これらの両ガイド板を頁収
    納搬送方向の下流側で回転支点により回動自在に支持し
    、上記頁収納ガイド内に収納された原稿頁の排出時
    に、頁収納路より所定角度だけ下方に回転可能に構成し
    たことを特徴とする本原稿読み取り装置。
  6. 【請求項6】見開かれた本原稿の頁をめくり、めくられ
    た頁の画像を読み取る装置であって、該本原稿の頁をめ
    くる際に吸着搬送された頁を一時的に収納するための頁
    収納ガイドと、この頁収納ガイドの頁搬送路上に配設さ
    れた頁搬送ローラとを有する本原稿読み取り装置におい
    て、上記頁搬送ローラの駆動系を他の駆動系から独立し
    た駆動系で構成して、上記頁搬送ローラの駆動の回転方
    向の切り換えを任意に制御可能とし、上記頁収納ガイド
    内に収納された原稿頁の排出時に、上記頁搬送ローラの
    回転方向を切り換えることを特徴とする本原稿読み取り
    装置。
JP09713394A 1994-05-11 1994-05-11 本原稿読み取り装置 Expired - Fee Related JP3410812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09713394A JP3410812B2 (ja) 1994-05-11 1994-05-11 本原稿読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09713394A JP3410812B2 (ja) 1994-05-11 1994-05-11 本原稿読み取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07307845A JPH07307845A (ja) 1995-11-21
JP3410812B2 true JP3410812B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=14184075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09713394A Expired - Fee Related JP3410812B2 (ja) 1994-05-11 1994-05-11 本原稿読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3410812B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07307845A (ja) 1995-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5610720A (en) Book document reading device having a page turning capability
JP3311414B2 (ja) 画像読み取り装置
US7495810B2 (en) Image reader
US5583662A (en) Book document reading device having a page turning capability
US5583607A (en) Image forming apparatus having book reading and page turning capabilities
JP3670692B2 (ja) 画像読み取り装置
JPH09163042A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP3410812B2 (ja) 本原稿読み取り装置
JP4349117B2 (ja) 画像読み取り装置、画像読み取りモジュール
JP3214965B2 (ja) ブック原稿の画像読取及び頁めくり装置
JP3177333B2 (ja) 本原稿のめくり読み取り装置
JP3935405B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2786032B2 (ja) 両面読取りイメージスキャナ
JP2005184101A (ja) 画像読み取り装置
JP2001111794A (ja) 画像読み取り装置及び該画像読み取り装置を備えた画像処理装置
JPH0798524A (ja) 本原稿両面画像形成装置及び本原稿両面画像形成方法、本原稿画像形成方法
JPH09224110A (ja) 画像形成装置
JP3349023B2 (ja) 画像読み取り装置
JP3260897B2 (ja) 本原稿のめくり装置及び本原稿読み取り装置
JP3293942B2 (ja) 本原稿取扱装置
JPH1098588A (ja) 画像読み取り装置及び画像読み取り方法
JP3229416B2 (ja) 画像読み取り装置
JPH09233321A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JPH0818744A (ja) 本原稿読み取り装置
JPH07298009A (ja) 画像形成方法、画像形成装置、画像読み取り方法及び本原稿画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140320

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees