JP3410421B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP3410421B2
JP3410421B2 JP2000053122A JP2000053122A JP3410421B2 JP 3410421 B2 JP3410421 B2 JP 3410421B2 JP 2000053122 A JP2000053122 A JP 2000053122A JP 2000053122 A JP2000053122 A JP 2000053122A JP 3410421 B2 JP3410421 B2 JP 3410421B2
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parasitic
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/44Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the electric or magnetic characteristics of reflecting, refracting, or diffracting devices associated with the radiating element

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  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムにおける携帯電話機や、携帯電話機能及びコンピュー
タ機能を備えた情報端末装置等の移動局装置及び、この
移動局装置と無線通信を行う基地局装置等の無線装置に
適用されるアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアンテナ装置としては、
特開平11−168318号公報に記載されているもの
がある。この公報に記載されているアンテナ装置の概要
を、その公報の要約を以下に抜粋することで説明する。
【0003】表面が導体である地板と、該地板の面に、
表面が金属の筒状の反射板と、該筒状の反射板から半径
方向の外側に向かって延びる表面が導体である複数の仕
切り板とを立設し、隣り合った2枚の該仕切り板また
は、その延長線と前記反射板の一部に挟まれた領域(以
下セクタという)の全てあるいは一部にそれぞれ1つづ
つ設置されたアンテナ装置と、該アンテナ装置をセクタ
毎に切り替えるアンテナ切り替えスイッチとにより構成
されるセクタアンテナ装置において、同一周波数で動作
する複数のアンテナ装置からなる群をアンテナ装置群と
するとき、それぞれ動作周波数の異なる複数のアンテナ
仕切り板を共有した構成を持つように構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、主偏波が垂直偏波とされているため、
例えば携帯電話機においては、アンテナ素子が垂直に配
置されることになり、このため、携帯電話機全体に、そ
のアンテナ素子分の高さが必要となるという問題があ
る。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、主偏波を水平偏波とすることによって無線装置全
体の低姿勢化を図ることができるアンテナ装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ装置
は、電波の放射/吸収を行う放射素子と、この放射素子
と隣接して配列され、キャパシタが装荷された無給電素
子と、前記キャパシタに並列接続された能動素子と、こ
の能動素子がオン/オフとなるように電源の供給/未供
給を行う電源手段と、を具備する構成を採る。
【0007】この構成によれば、1本のアンテナ素子
(無給電素子)で反射器及び導波器の動作を可能とする
ことができ、これによって、1対のアンテナ素子(放射
素子及び無給電素子)の配列で2方向の指向性を有する
ことができ、アンテナ素子が1対のみであることから全
体を小型化することができる。
【0008】本発明のアンテナ装置は、電波の放射/吸
収を行う放射素子と、この放射素子と隣接して配列さ
れ、インダクタが装荷された第2無給電素子と、前記イ
ンダクタに並列接続された能動素子と、この第2能動素
子がオン/オフとなるように電源の供給/未供給を行う
電源手段と、を具備する構成を採る。
【0009】この構成によれば、1本のアンテナ素子
(無給電素子)で反射器及び導波器の動作を可能とする
ことができ、これによって、1対のアンテナ素子(放射
素子及び無給電素子)の配列で2方向の指向性を有する
ことができ、アンテナ素子が1対のみであることから全
体を小型化することができる。
【0010】本発明のアンテナ装置は、電波の放射/吸
収を行う放射素子と、この放射素子を挟んで対向位置に
配列され、各々がキャパシタが装荷された第1及び第2
無給電素子と、前記第1無給電素子のキャパシタに並列
接続された第1能動素子と、前記第2無給電素子のキャ
パシタに並列接続された第2能動素子と、前記第1能動
素子と前記第2能動素子とが相反的にオン/オフするよ
うに電源の供給/未供給を行う電源手段と、を具備する
構成を採る。
【0011】この構成によれば、放射素子を挟んで配置
された2本のアンテナ素子(無給電素子)を、一方が反
射器として動作する場合に、他方が導波器として動作す
るようにしたので、更に高利得の2方向の指向性を有す
ることができる。
【0012】本発明のアンテナ装置は、電波の放射/吸
収を行う放射素子と、この放射素子を挟んで対向位置に
配列され、各々がキャパシタが装荷された複数の無給電
素子と、この複数の無給電素子のキャパシタに並列接続
された複数の能動素子と、前記放射素子を挟んだ一方の
群の能動素子と、他方の群の能動素子とが相反的にオン
/オフするように電源の供給/未供給を行う電源手段
と、を具備する構成を採る。
【0013】この構成によれば、放射素子を挟んで配置
された複数本のアンテナ素子(無給電素子)を、一方の
群が反射器として動作する場合に、他方の群が導波器と
して動作するようにしたので、素子数に応じて高利得の
指向性アンテナ装置を実現することができる。
【0014】本発明のアンテナ装置は、電波の放射/吸
収を行う放射素子と、この放射素子を挟んで対向位置に
配列され、各々がインダクタが装荷された第1及び第2
無給電素子と、前記第1無給電素子のインダクタに並列
接続された第1能動素子と、前記第2無給電素子のイン
ダクタに並列接続された第2能動素子と、前記第1能動
素子と前記第2能動素子とが相反的にオン/オフするよ
うに電源の供給/未供給を行う電源手段と、を具備する
構成を採る。
【0015】この構成によれば、放射素子を挟んで配置
された2本のアンテナ素子(無給電素子)を、一方が反
射器として動作する場合に、他方が導波器として動作す
るようにしたので、更に高利得の2方向の指向性を有す
ることができる。
【0016】本発明のアンテナ装置は、電波の放射/吸
収を行う放射素子と、この放射素子を挟んで対向位置に
配列され、各々がインダクタが装荷された複数の無給電
素子と、この複数の無給電素子のインダクタに並列接続
された複数の能動素子と、前記放射素子を挟んだ一方の
群の能動素子と、他方の群の能動素子とが相反的にオン
/オフするように電源の供給/未供給を行う電源手段
と、を具備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、放射素子を挟んで配置
された複数本のアンテナ素子(無給電素子)を、一方の
群が反射器として動作する場合に、他方の群が導波器と
して動作するようにしたので、素子数に応じて高利得の
指向性アンテナ装置を実現することができる。
【0018】本発明のアンテナ装置は、電波の放射/吸
収を行う第1放射素子と、この第1放射素子に交差して
配置された第2放射素子と、前記第1放射素子を挟んで
対向位置に配列され、各々が集中定数回路を有する第1
及び第2無給電素子と、前記第2放射素子を挟んで対向
位置に配列され、各々が集中定数回路を有する第3及び
第4無給電素子と、前記第1〜第4無給電素子の集中定
数回路に並列接続された第1〜第4能動素子と、この第
1〜第4能動素子が任意にオン/オフするように電源の
供給/未供給を行う電源手段と、を具備する構成を採
る。
【0019】この構成によれば、交差する放射素子の各
々を挟んで配置された2組の対の無給電素子を、一方が
反射器として動作する場合に、他方が導波器として動作
させることが可能なので、高利得の4方向の指向性を有
することができる。
【0020】本発明のアンテナ装置は、上記構成におい
て、放射素子を、給電点の一端及び他端を接続するルー
プ形状であって、並行区間を有する折り返し構造とする
構成を採る。
【0021】この構成によれば、アレイアンテナ構成に
より放射素子の入力インピーダンスが、反射器又は導波
器との相互結合で低下しても、放射素子の入力インピー
ダンスを約4倍とすることができるので、整合損の少な
いアンテナ構成の実現が可能となる。
【0022】本発明のアンテナ装置は、上記構成におい
て、並行区間の一方の線径を太くした構成を採る。
【0023】この構成によれば、並行区間の線径比を任
意に変えることにより放射素子の入力インピーダンスを
任意に変えることが可能となり、アレイアンテナにより
生じる放射素子のインピーダンス低下に対し有効となっ
て、整合損のないアンテナ構成の実現が可能となる。
【0024】本発明のアンテナ装置は、上記構成におい
て、放射素子における給電点との対向位置にリアクタを
装荷した構成を採る。
【0025】この構成によれば、放射素子にリアクタを
装荷したので、放射素子のリアクタンスを変化させるこ
とができ、これによって広帯域化が可能となる。
【0026】本発明のアンテナ装置は、上記構成におい
て、放射素子又は無給電素子をジグザグ形状とした構成
を採る。
【0027】この構成によれば、放射素子及び無給電素
子をジグザグ形状とすることによって、それらの幅を短
くすることができるので、その分、アンテナ装置を小型
化することができる。
【0028】本発明のアンテナ装置は、上記構成におい
て、放射素子及び無給電素子の下方に、銅等による地板
を配置した構成を採る。
【0029】この構成によれば、電波が地板に反射する
ので、アンテナの指向性に任意のチルト角を持たせるこ
とが可能となる。
【0030】本発明のプリント基板は、上記いずれかと
同構成のアンテナ装置が形成された構成を採る。
【0031】この構成によれば、アンテナ装置を一体構
成とすることができ、より小型化を図ることができる。
【0032】本発明の無線装置は、上記いずれかと同構
成のアンテナ装置又は上記構成のプリント基板を具備
し、前記アンテナ装置又は前記プリント基板に形成され
たアンテナ装置の主偏波が水平偏波となるように放射素
子及び無給電素子を水平に配置した構成を採る。
【0033】この構成によれば、主偏波が水平偏波とな
るようにアンテナ装置が、無線装置に水平に搭載されて
いるので、従来の垂直偏波型に比べて無線装置の低姿勢
化を図ることができる。
【0034】本発明の移動局装置は、上記構成の無線装
置を具備した構成を採る。
【0035】この構成によれば、移動局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0036】本発明の基地局装置は、上記構成の無線装
置を具備した構成を採る。
【0037】この構成によれば、基地局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0038】本発明の移動体通信システムは、上記構成
の移動局装置又は基地局装置を具備した構成を採る。
【0039】この構成によれば、移動体通信システムに
おいて、上記構成の移動局装置又は基地局装置と同様の
作用効果を得ることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0041】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るアンテナ装置の構成図である。
【0042】この図1に示すアンテナ装置101は、交
流電源102が接続された銅等の導線による放射素子1
03と、放射素子103と平行に配置された銅等の導線
による無給電素子104と、無給電素子104の中央部
分に接続されたコンデンサ105と、コンデンサ105
に並列接続された能動素子であるダイオード106と、
ダイオード106の両端にスイッチ107を介して接続
された直流電源108とを備えて構成されている。
【0043】但し、直流電源108は、スイッチ107
がオンの場合にダイオード106に順方向電流が流れる
ように接続されている。
【0044】このような構成のアンテナ装置101は、
移動体通信システムにおける携帯電話機や、携帯電話機
能及びコンピュータ機能を備えた情報端末装置等の移動
局装置及び、この移動局装置と無線通信を行う基地局装
置等の無線装置に適用されるものであり、放射素子10
3と無給電素子104とが、無線装置に主偏波が水平偏
波となるように水平に配置されている。
【0045】また、無給電素子104は、スイッチ10
7のオンによってダイオード106がオンとなった場合
に反射器として動作し、スイッチ107のオフによって
ダイオード106がオフとなった場合に導波器として動
作する長さとされている。
【0046】つまり、ダイオード106がオンとなった
場合は、コンデンサ105が接続されていない状態とな
るので無給電素子104が、放射素子103よりも長い
反射器として動作する。
【0047】この場合、アンテナ指向性が、無給電素子
104から放射素子103へ向かう方向となる。
【0048】一方、ダイオード106がオフとなった場
合は、コンデンサ105が接続された状態となるので無
給電素子104が容量性となって、放射素子103より
も短い導波器として動作する。
【0049】この場合、アンテナ指向性が、放射素子1
03から無給電素子104へ向かう方向となる。
【0050】このように、実施の形態1のアンテナ装置
101によれば、1本のアンテナ素子(無給電素子10
4)で反射器及び導波器の動作を可能とすることができ
る。
【0051】これによって、1対のアンテナ素子103
と104の配列で2方向の指向性を有することができ、
アンテナ素子103,104が1対のみであることから
全体を小型化することができる。
【0052】また、主偏波が水平偏波なので、無線装置
にアンテナ装置101を水平に搭載することができ、従
来の垂直偏波型に比べて無線装置の低姿勢化を図ること
ができる。
【0053】また、ガラエポやテフロン等の絶縁材料に
よるプリント基板上に、アンテナ素子103,104と
他の回路106,107,108とを形成すれば、アン
テナ装置101を一体構成とすることができ、より小型
化を図ることができる。
【0054】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2に係るアンテナ装置の構成図である。但し、この
図2に示す実施の形態2において図1の実施の形態1の
各部に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0055】この図2に示す実施の形態2のアンテナ装
置201が、実施の形態1のアンテナ装置101と異な
る点は、コンデンサ105の代わりにコイル205が接
続された無給電素子204を用いたことにある。即ち、
コイル205には、ダイオード106が並列接続されて
いる。
【0056】このような構成のアンテナ装置201にお
いて、無給電素子204は、スイッチ107のオンによ
ってダイオード106がオンとなった場合に導波器とし
て動作し、スイッチ107のオフによってダイオード1
06がオフとなった場合に反射器として動作する長さと
されている。
【0057】つまり、ダイオード106がオンとなった
場合は、コイル205が接続されていない状態となるの
で無給電素子204が、放射素子103よりも短い導波
器として動作する。
【0058】この場合、アンテナ指向性が、放射素子1
03から無給電素子204へ向かう方向となる。
【0059】一方、ダイオード106がオフとなった場
合は、コイル205が接続された状態となるので無給電
素子204が誘導性となって、放射素子103よりも長
い反射器として動作する。
【0060】この場合、アンテナ指向性が、無給電素子
204から放射素子103へ向かう方向となる。
【0061】このように、実施の形態2のアンテナ装置
201によれば、1本のアンテナ素子(無給電素子20
4)で反射器及び導波器の動作を可能とすることができ
る。
【0062】これによって、1対のアンテナ素子103
と205の配列で2方向の指向性を有することができ、
アンテナ素子103,205が1対のみであることから
全体を小型化することができる。
【0063】また、主偏波が水平偏波なので、無線装置
にアンテナ装置201を水平に搭載することができ、従
来の垂直偏波型に比べて無線装置の低姿勢化を図ること
ができる。
【0064】また、プリント基板上に、アンテナ素子1
03,205と他の回路106,107,108とを形
成すれば、アンテナ装置201を一体構成とすることが
でき、より小型化を図ることができる。
【0065】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3に係るアンテナ装置の構成図である。但し、この
図3に示す実施の形態3において図1の実施の形態1の
各部に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0066】この図3に示すアンテナ装置301が、実
施の形態1のアンテナ装置101と異なる点は、実施の
形態1で説明した構成要素の他に、放射素子103を挟
んで無給電素子104の対照位置に配置された無給電素
子304と、無給電素子304の中央部分に接続された
コンデンサ305と、コンデンサ305に並列接続され
た能動素子であるダイオード306と、ダイオード30
6の両端にスイッチ307を介して接続された直流電源
308とを備えて構成したことにある。
【0067】無給電素子304は、スイッチ307のオ
ンによってダイオード306がオンとなった場合に反射
器として動作し、スイッチ307のオフによってダイオ
ード306がオフとなった場合に導波器として動作する
長さとされている。
【0068】このような構成のアンテナ装置301にお
いて、ダイオード106と306とは逆にスイッチング
動作されるようになっている。
【0069】即ち、ダイオード106がオンとなって無
給電素子104が反射器として動作する場合は、ダイオ
ード306がオフとなって無給電素子304が導波器と
して動作する。
【0070】この場合、アンテナ指向性が、無給電素子
104から放射素子103へ向かう方向となる。
【0071】一方、ダイオード106がオフとなって無
給電素子104が導波器として動作する場合は、ダイオ
ード306がオンとなって無給電素子304が反射器と
して動作する。
【0072】この場合、アンテナ指向性が、放射素子1
03から無給電素子104へ向かう方向となる。
【0073】このように、実施の形態3のアンテナ装置
301によれば、放射素子103を挟んで対照位置に配
置された2本のアンテナ素子(無給電素子104,30
4)を、一方が反射器として動作する場合に、他方が導
波器として動作するようにしたので、実施の形態1の構
成よりも、更に高利得の2方向の指向性を有することが
できる。
【0074】また、主偏波が水平偏波なので、無線装置
にアンテナ装置301を水平に搭載することができ、従
来の垂直偏波型に比べて無線装置の低姿勢化を図ること
ができる。
【0075】また、プリント基板上に、アンテナ素子1
03,104,304と他の回路106,107,10
8,306,307,308とを形成すれば、アンテナ
装置301を一体構成とすることができ、より小型化を
図ることができる。
【0076】また、無給電素子数を、更に増加させた場
合は上記同様の考えで素子数に応じて高利得の指向性ア
ンテナ装置を実現することができる。
【0077】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4に係るアンテナ装置の構成図である。但し、この
図4に示す実施の形態4において図2の実施の形態2の
各部に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0078】この図4に示すアンテナ装置401が、実
施の形態2のアンテナ装置201と異なる点は、実施の
形態2で説明した構成要素の他に、放射素子103を挟
んで無給電素子204の対照位置に配置された無給電素
子404と、無給電素子404の中央部分に接続された
コイル405と、コイル405に並列接続された能動素
子であるダイオード406と、ダイオード406の両端
にスイッチ407を介して接続された直流電源408と
を備えて構成したことにある。
【0079】無給電素子404は、スイッチ407のオ
ンによってコイル406がオンとなった場合に導波器と
して動作し、スイッチ407のオフによってコイル40
6がオフとなった場合に反射器として動作する長さとさ
れている。
【0080】このような構成のアンテナ装置401にお
いて、ダイオード106と406とは逆にスイッチング
動作されるようになっている。
【0081】即ち、ダイオード106がオンとなって無
給電素子204が導波器として動作する場合は、ダイオ
ード406がオフとなって無給電素子404が反射器と
して動作する。
【0082】この場合、アンテナ指向性が、放射素子1
03から無給電素子204へ向かう方向となる。
【0083】一方、ダイオード106がオフとなって無
給電素子204が反射器として動作する場合は、ダイオ
ード306がオンとなって無給電素子404が導波器と
して動作する。
【0084】この場合、アンテナ指向性が、無給電素子
204から放射素子103へ向かう方向となる。
【0085】このように、実施の形態4のアンテナ装置
401によれば、放射素子103を挟んで対照位置に配
置された2本のアンテナ素子(無給電素子204,40
4)を、一方が反射器として動作する場合に、他方が導
波器として動作するようにしたので、実施の形態2の構
成よりも、更に高利得の2方向の指向性を有することが
できる。
【0086】また、主偏波が水平偏波なので、無線装置
にアンテナ装置401を水平に搭載することができ、従
来の垂直偏波型に比べて無線装置の低姿勢化を図ること
ができる。
【0087】また、プリント基板上に、アンテナ素子1
03,204,404と他の回路106,107,10
8,406,407,408とを形成すれば、アンテナ
装置401を一体構成とすることができ、より小型化を
図ることができる。
【0088】また、無給電素子数を、更に増加させた場
合は上記同様の考えで素子数に応じて高利得の指向性ア
ンテナ装置を実現することができる。
【0089】(実施の形態5)図5は、本発明の実施の
形態5に係るアンテナ装置の構成図である。
【0090】この図5に示すアンテナ装置501の構成
を説明する。交流電源502aが接続された放射素子5
03aと、交流電源502bが接続された放射素子50
3bとを直交させて配置する。
【0091】一方の放射素子503aを挟んで、集中定
数回路505aが接続された無給電素子504aと、集
中定数回路515aが接続された無給電素子514aと
を対照位置に配置する。
【0092】集中定数回路505aにダイオード506
aを並列接続し、ダイオード506aの両端にスイッチ
507aを介して直流電源508aを接続する。
【0093】集中定数回路515aにダイオード516
aを並列接続し、ダイオード516aの両端にスイッチ
517aを介して直流電源518aを接続する。
【0094】他方の放射素子503bを挟んで、集中定
数回路505bが接続された無給電素子504bと、集
中定数回路515bが接続された無給電素子514bと
を対照位置に配置する。
【0095】集中定数回路505bにダイオード506
bを並列接続し、ダイオード506bの両端にスイッチ
507bを介して直流電源508bを接続する。
【0096】集中定数回路515bにダイオード516
bを並列接続し、ダイオード516bの両端にスイッチ
517bを介して直流電源518bを接続する。
【0097】また、各集中定数回路505a,515
a,505b,515bは、コンデンサ又はコイルであ
るとし、図3又は図4に示したように、対向する集中定
数回路が同種のものであるとする。例えば505aと5
15aとがコンデンサであるとする。
【0098】ここで、各集中定数回路505a,515
a,505b,515bが、コンデンサである場合、無
給電素子504aは、スイッチ507aのオンによって
ダイオード506aがオンとなった場合に反射器として
動作し、スイッチ507aのオフによってダイオード5
06aがオフとなった場合に導波器として動作する長さ
とされている。他の無給電素子514a,504b,5
14bも同様な長さとされている。
【0099】また、対向するダイオード506aと51
6a、及び506bと516bは逆にスイッチング動作
されるようになっている。
【0100】即ち、ダイオード506aがオンとなって
無給電素子504aが反射器として動作する場合は、ダ
イオード514aがオフとなって無給電素子514aが
導波器として動作する。
【0101】また、ダイオード506bがオンとなって
無給電素子504bが反射器として動作する場合は、ダ
イオード514bがオフとなって無給電素子514bが
導波器として動作する。
【0102】この場合、アンテナ指向性が、無給電素子
504aから放射素子503aへ向かう方向と、無給電
素子504bから放射素子503bへ向かう方向とな
る。
【0103】一方、ダイオード506aがオフとなって
無給電素子504aが導波器として動作する場合は、ダ
イオード514aがオンとなって無給電素子514aが
反射器として動作する。
【0104】また、ダイオード506bがオフとなって
無給電素子504bが導波器として動作する場合は、ダ
イオード514bがオンとなって無給電素子514bが
反射器として動作する。
【0105】この場合、アンテナ指向性が、放射素子5
03aから無給電素子504aへ向かう方向と、放射素
子503bから無給電素子504bへ向かう方向とな
る。
【0106】以上、各集中定数回路505a,515
a,505b,515bがコンデンサである場合の動作
を説明したが、コイルであってもよく、また、コンデン
サとコイルとの組み合わせでもよい。
【0107】そして、各ダイオード506a,516
a,506b,516bのスイッチング動作を任意に組
み合わせることによっても、4方向に指向性を向けるこ
とができる。
【0108】このように、実施の形態5のアンテナ装置
501によれば、直交する放射素子503a,503b
の各々を挟んで、対照位置に配置された2組の対のアン
テナ素子(無給電素子504a及び514aと、504
b及び514b)を、一方が反射器として動作する場合
に、他方が導波器として動作するようにしたので、高利
得の4方向の指向性を有することができる。
【0109】また、主偏波が水平偏波なので、無線装置
にアンテナ装置501を水平に搭載することができ、従
来の垂直偏波型に比べて無線装置の低姿勢化を図ること
ができる。
【0110】また、プリント基板上に、アンテナ素子5
03a,506a,516a,503b,506b,5
16bと、他の回路506a,516a,506b,5
16b,507a,517a,507b,517b,5
08a,518a,508b,518bとを形成すれ
ば、アンテナ装置501を一体構成とすることができ、
より小型化を図ることができる。
【0111】また、無給電素子数を、更に増加させた場
合は上記同様の考えで素子数に応じて高利得の指向性ア
ンテナ装置を実現することができる。
【0112】(実施の形態6)図6は、本発明の実施の
形態6に係るアンテナ装置の構成図である。
【0113】この図6に示すアンテナ装置601の特徴
は、交流電源602が供給される放射素子603をジグ
ザグ形状とすると共に、同様に図示せぬ無給電素子もジ
グザグ形状とした点にある。
【0114】つまり、これと同様に上記説明済みの図1
〜図5に示した全ての放射素子及び無給電素子をジグザ
グ形状とする。
【0115】このように、実施の形態6のアンテナ装置
601によれば、放射素子及び無給電素子をジグザグ形
状とすることによって、それらの全長を短くすることが
できるので、その分、アンテナ装置601を小型化する
ことができる。
【0116】(実施の形態7)図7は、本発明の実施の
形態7に係るアンテナ装置の構成図である。
【0117】この図7に示すアンテナ装置701の特徴
は、交流電源702が供給される放射素子703を、給
電点の一端及び他端を接続するホールデッド形状であっ
て、並行区間703a,703bを有する折り返し構造
とし、並行区間703a,703bの線径を等しくした
点にある。
【0118】つまり、これと同様に上記説明済みの図1
〜図5に示した全ての放射素子を折り返し構造とする。
【0119】このように、実施の形態7のアンテナ装置
701によれば、アレイアンテナ構成により放射素子の
入力インピーダンスが、反射器又は導波器との相互結合
で低下しても、放射素子の入力インピーダンスを約4倍
とすることができるので、整合損の少ないアンテナ構成
の実現が可能となる。
【0120】(実施の形態8)図8は、本発明の実施の
形態8に係るアンテナ装置の構成図である。
【0121】この図8に示すアンテナ装置801の特徴
は、交流電源802が供給される放射素子803を、給
電点の一端及び他端を接続するホールデッド形状であっ
て、並行区間803a,803bを有する折り返し構造
とし、並行区間803a,803bの一方803aの線
径を太くした点にある。
【0122】つまり、これと同様に上記説明済みの図1
〜図5に示した全ての放射素子を折り返し構造とする。
【0123】このように、実施の形態8のアンテナ装置
801によれば、並行区間803a,803bの線径比
を任意に変えることにより放射素子の入力インピーダン
スを任意に変えることが可能となり、アレイアンテナに
より生じる放射素子のインピーダンス低下に対し有効と
なって、整合損のないアンテナ構成の実現が可能とな
る。
【0124】(実施の形態9)図9は、本発明の実施の
形態9に係るアンテナ装置の構成図である。但し、この
図9に示す実施の形態9において図7の実施の形態7の
各部に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0125】この図9に示す実施の形態9のアンテナ装
置901が、実施の形態7のアンテナ装置701と異な
る点は、放射素子703の給電点と対向する位置に集中
定数回路905を接続したことにある。
【0126】このように、実施の形態9のアンテナ装置
901によれば、放射素子703に集中定数回路905
を装荷、例えばリアクタ905を装荷することにより、
放射素子703のリアクタンスを変化させることがで
き、これによって広帯域化が可能となる。
【0127】(実施の形態10)図10は、本発明の実
施の形態10に係るアンテナ装置の構成図である。但
し、この図10に示す実施の形態10において図7の実
施の形態7の各部に対応する部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
【0128】この図10に示す実施の形態10のアンテ
ナ装置1001が、実施の形態7のアンテナ装置701
と異なる点は、放射素子703をジグザグ形状とすると
共に、同様に図示せぬ無給電素子もジグザグ形状とした
点にある。
【0129】このように、実施の形態10のアンテナ装
置1001によれば、放射素子及び無給電素子をジグザ
グ形状とすることによって、それらの全長を短くするこ
とができるので、その分、アンテナ装置1001を小型
化することができる。
【0130】また、以上説明した実施の形態1〜10に
おいて、無給電素子に装荷されるコイルを形成する場
合、図11に示すように、プリント基板1101上に銅
などを渦巻き型にしてコイル1105を形成する。
【0131】これによって、チップ部品等によるコイル
と比較し損失が少なくなるので、自己共振周波数の高い
インダクタンスの実現が可能となる。
【0132】また、図12に示すアンテナ装置1201
のように、例えば図3に示した放射素子103及び無給
電素子104,304の下に、図示せぬ発泡スチロール
等の誘電率の低い絶縁体を介して、銅等による地板12
02を配置してもよい。
【0133】これによって、電波が地板1202に反射
するので、アンテナの指向性に任意のチルト角を持たせ
ることが可能となる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主偏波を水平偏波とすることによって無線装置全体の低
姿勢化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構
成図
【図2】本発明の実施の形態2に係るアンテナ装置の構
成図
【図3】本発明の実施の形態3に係るアンテナ装置の構
成図
【図4】本発明の実施の形態4に係るアンテナ装置の構
成図
【図5】本発明の実施の形態5に係るアンテナ装置の構
成図
【図6】本発明の実施の形態6に係るアンテナ装置の構
成図
【図7】本発明の実施の形態7に係るアンテナ装置の構
成図
【図8】本発明の実施の形態8に係るアンテナ装置の構
成図
【図9】本発明の実施の形態9に係るアンテナ装置の構
成図
【図10】本発明の実施の形態10に係るアンテナ装置
の構成図
【図11】実施の形態1〜10に係るアンテナ装置にお
けるコイルをプリント基板上に形成した際の構成図
【図12】実施の形態1〜10に係るアンテナ装置に地
板を用いた際の構成図
【符号の説明】
101,201,301,401,501,601,7
01,801,901,1001,1201 アンテナ
装置 102,502a,502b,602,702,802
交流電源 103,503a,503b,603,703,703
a,703b,803,803a,803b 放射素子 104,204,304,404,504a,504
b,514a,514b無給電素子 105,305 コンデンサ 106,306,406,506a,506b,516
a,516b ダイオード 107,307,407,507a,507b,517
a,517b スイッチ 108,308,408,508a,508b,518
a,518b 直流電源 205,405,1105 コイル 505a,505b,515a,515b 集中定数回
路 905 リアクタ 1101 プリント基板 1202 地板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−101006(JP,A) 実開 昭60−129708(JP,U) 特公 昭50−24581(JP,B1) 特公 昭52−4896(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 3/44 H01Q 19/30 H01Q 19/28 H01Q 19/22 H01Q 19/16

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波の放射/吸収を行う放射素子と、こ
    の放射素子と隣接して配列され、キャパシタが装荷され
    た無給電素子と、前記キャパシタに並列接続された能動
    素子と、この能動素子がオン/オフとなるように電源の
    供給/未供給を行う電源手段と、を具備することを特徴
    とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 電波の放射/吸収を行う放射素子と、こ
    の放射素子と隣接して配列され、インダクタが装荷され
    た第2無給電素子と、前記インダクタに並列接続された
    能動素子と、この第2能動素子がオン/オフとなるよう
    に電源の供給/未供給を行う電源手段と、を具備するこ
    とを特徴とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 電波の放射/吸収を行う放射素子と、こ
    の放射素子を挟んで対向位置に配列され、各々がキャパ
    シタが装荷された第1及び第2無給電素子と、前記第1
    無給電素子のキャパシタに並列接続された第1能動素子
    と、前記第2無給電素子のキャパシタに並列接続された
    第2能動素子と、前記第1能動素子と前記第2能動素子
    とが相反的にオン/オフするように電源の供給/未供給
    を行う電源手段と、を具備することを特徴とするアンテ
    ナ装置。
  4. 【請求項4】 電波の放射/吸収を行う放射素子と、こ
    の放射素子を挟んで対向位置に配列され、各々がキャパ
    シタが装荷された複数の無給電素子と、この複数の無給
    電素子のキャパシタに並列接続された複数の能動素子
    と、前記放射素子を挟んだ一方の群の能動素子と、他方
    の群の能動素子とが相反的にオン/オフするように電源
    の供給/未供給を行う電源手段と、を具備することを特
    徴とするアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 電波の放射/吸収を行う放射素子と、こ
    の放射素子を挟んで対向位置に配列され、各々がインダ
    クタが装荷された第1及び第2無給電素子と、前記第1
    無給電素子のインダクタに並列接続された第1能動素子
    と、前記第2無給電素子のインダクタに並列接続された
    第2能動素子と、前記第1能動素子と前記第2能動素子
    とが相反的にオン/オフするように電源の供給/未供給
    を行う電源手段と、を具備することを特徴とするアンテ
    ナ装置。
  6. 【請求項6】 電波の放射/吸収を行う放射素子と、こ
    の放射素子を挟んで対向位置に配列され、各々がインダ
    クタが装荷された複数の無給電素子と、この複数の無給
    電素子のインダクタに並列接続された複数の能動素子
    と、前記放射素子を挟んだ一方の群の能動素子と、他方
    の群の能動素子とが相反的にオン/オフするように電源
    の供給/未供給を行う電源手段と、を具備することを特
    徴とするアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 電波の放射/吸収を行う第1放射素子
    と、この第1放射素子に交差して配置された第2放射素
    子と、前記第1放射素子を挟んで対向位置に配列され、
    各々が集中定数回路を有する第1及び第2無給電素子
    と、前記第2放射素子を挟んで対向位置に配列され、各
    々が集中定数回路を有する第3及び第4無給電素子と、
    前記第1〜第4無給電素子の集中定数回路に並列接続さ
    れた第1〜第4能動素子と、この第1〜第4能動素子が
    任意にオン/オフするように電源の供給/未供給を行う
    電源手段と、を具備することを特徴とするアンテナ装
    置。
  8. 【請求項8】 放射素子を、給電点の一端及び他端を接
    続するループ形状であって、並行区間を有する折り返し
    構造とすることを特徴とする請求項1から請求項7いず
    れかに記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 並行区間の一方の線径を太くしたことを
    特徴とする請求項8記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 放射素子における給電点との対向位置
    にリアクタを装荷したことを特徴とする請求項8又は請
    求項9記載のアンテナ装置。
  11. 【請求項11】 放射素子又は無給電素子をジグザグ形
    状としたことを特徴とする請求項1から請求項10いず
    れかに記載のアンテナ装置。
  12. 【請求項12】 放射素子及び無給電素子の下方に、銅
    等による地板を配置したことを特徴とする請求項1から
    請求項11いずれかに記載のアンテナ装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12いずれかに記
    載のアンテナ装置が形成されたことを特徴とするプリン
    ト基板。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項12いずれかに記
    載のアンテナ装置又は請求項13記載のプリント基板を
    具備し、前記アンテナ装置又は前記プリント基板に形成
    されたアンテナ装置の主偏波が水平偏波となるように放
    射素子及び無給電素子を水平に配置したことを特徴とす
    る無線装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の無線装置を具備した
    ことを特徴とする移動局装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の無線装置を具備した
    ことを特徴とする基地局装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の移動局装置又は請求
    項16記載の基地局装置を具備したことを特徴とする移
    動体通信システム。
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