JPH10107681A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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Publication number
JPH10107681A
JPH10107681A JP27736996A JP27736996A JPH10107681A JP H10107681 A JPH10107681 A JP H10107681A JP 27736996 A JP27736996 A JP 27736996A JP 27736996 A JP27736996 A JP 27736996A JP H10107681 A JPH10107681 A JP H10107681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
interrogator
opening
coil
electronic circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP27736996A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiko Miyamoto
幸彦 宮本
Yoshinori Morimoto
吉則 森本
Yoichiro Yamada
養一郎 山田
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP27736996A priority Critical patent/JPH10107681A/ja
Publication of JPH10107681A publication Critical patent/JPH10107681A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、従来の性能を悪化せずに小
型化することができる電子機器を提供することにある。 【解決手段】 プリント基板に設けられたコイル状アン
テナの開口部に電子回路を配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器に係り、特
に、非接触式質問応答システムを構成する電子機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器として、非接触で情報の
交換ができ、タイムカードや電子ドアキー等に利用され
る、非接触ICカードを応答器として用いた非接触式質
問応答システムがある。この非接触ICカードは、図4
に示すような質問応答システムの応答器7として用いら
れ、その内部に、メモリ部分、アンテナの役割を果たす
磁気コイル、送受信用回路部分、磁気コイルに誘起され
た電力を蓄えるコンデンサ部分とを有している。一方、
質問器1は、両面プリント基板2に設けられた銅箔パタ
ーンで描かれたコイル状のアンテナ3と、プリント基板
4に設けられ、アンテナ3から送受信し、外部機器をコ
ントロールするための電子回路5とからなっている。質
問器1からは、プリント基板4の電子回路5で制御され
た、図5に示すように、電力供給部分Aと送受信データ
部分Bとノイズレベル部分Cとからなる送信信号波形
が、両面プリント基板2のコイル状アンテナ3から磁力
線6として一定周期で放射される。応答器7は、バッテ
リーを保持せず、アンテナの役割を果たす磁気コイルで
送信信号を受信してその送信信号波形中の電力供給部分
から電力の供給を受けた後コンデンサに蓄えられた電力
で動作し、送信信号波形中のデータ部分のデータをメモ
リに書き換えたり、メモリからデータを送り出したりす
る。
【0003】ところで、この質問応答システムで、応答
器7に電力またはデータを安定して送るためには、質問
器1のアンテナ3の巻数Nを多くするか、またはアンテ
ナ3の開口面積S(半径r)を大きくするか、またはア
ンテナ3に流す電流を大きくしなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、このシステムを電子ドアキーシステムとして応用す
る場合には、ドアの中に質問器を埋め込むために、でき
るだけ薄く小さくすることが望ましく、より実用的であ
る。また、非接触のため、質問器と応答器の距離は一定
でなく、できるだけ広い範囲をカバーする必要がある。
【0005】本発明の目的は、上記の問題を解決し、従
来の性能を悪化させずに小型化することができる電子機
器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子機器
は、プリント基板に設けられたコイル状アンテナの開口
部に電子回路を配置したものである。
【0007】また、本発明に係る電子機器は、質問器及
び応答器を有し、質問器のプリント基板上に設けられた
コイル状アンテナより応答器に電力供給部分及びデータ
部分を含む送信信号を放射する非接触式質問応答システ
ムを構成する電子機器であって、前記コイル状アンテナ
開口部に送受信用電子回路を配置したものである。
【0008】
【作用】プリント基板に設けられたコイル状アンテナの
開口部には従来なにも配置されていなかったが、この開
口部に電子機器の構成要素の1つである電子回路を配置
する。したがって、電子回路が占めていたスペース分だ
け電子機器のサイズを従来より小型化できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による電子機器の
一実施例を質問応答システムとして構成した場合の概略
構成図である。なお、図2と同じ構成要素は同じ参照符
号で説明する。図1において、質問器1のコイル状アン
テナ3の開口部には従来なにも配置されておらず空きス
ペースであったが、本発明ではこのコイル状アンテナ3
の開口部に、コイル状アンテナ3を介して信号を送受信
するための電子回路5を配置する。質問器1と応答器7
とは、非接触で電力の供給またはデータのやり取りを行
なう識別装置であるから、特に質問器1と応答器7の距
離は不安定(不定)である。今、質問器1のコイル状ア
ンテナ3の半径をr、巻数をN、さらに流れる電流をI
とし、質問器1と応答器7間の距離をdとすれば、質問
器1から距離dだけ離れた地点の磁界の強さHは、 H=NIr2/2(r2 +d2 3/2 である。上記式を微分した|dH/dr|は、rに反比
例することからもわかるように、rを大きくすることに
よってdに対するHの減衰量を小さくすることができ
る。よって、コイル状アンテナ3の半径rを大きくすれ
ば距離dの影響を小さくすることができることがわか
る。
【0010】そこで、コイル状アンテナ3の半径rを大
きくしたことによって生じる開口部のスペースに電子回
路5を配置すれば小型化が可能となる。なお、電子回路
5内のGNDパターン、電源ラインパターン及び電源回
路用バイパスコンデンサ等がループを形成すると、コイ
ル状アンテナ3の利得を低下させるばかりでなく電子回
路5自体の性能にも悪影響を与えるため、電子回路5の
設計の際、前記のようなループが形成されないように考
慮するのが好適である。
【0011】
【実施例】次に、図2に示した従来の質問応答システム
と、図1に示した本発明による質問応答システムを具体
的に組み上げて、これらのシステムの性能を実測し、比
較してみる。図2は測定装置の概略図であり、質問器1
のコイル状アンテナ3から距離dの位置に配置したサー
チコイルSCでコイル状アンテナ3からの磁界強度をス
ペクトラムアナライザSAで測定するものである。矩形
コイル状アンテナ3の一辺は約98mmとし、サーチコ
イルSCの直径は前記一辺の約1/3にしている。この
サーチコイルSAは、応答器7のアンテナの役割を果た
す磁気コイルに代わるものであり、磁気コイルは、実際
には、ICカード型応答器やペンシル状応答器に内蔵さ
れている。サーチコイルSCで捕らえた質問器1の磁気
強度H(dBm)を、サーチコイルSCのインダクタン
スとその中を流れると電流から電圧に変換して、スペク
トラムアナライザSAで測定した結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】表1では、A, B, Cの3つのケースにつ
いて距離dを50mmから400mmまで8段階変化さ
せた場合に測定された磁界強度H(dBm)(電圧換
算)を示している。ここで、ケースAは、図2のコイル
状アンテナ3と同様に、開口部内に電子回路5を含まな
い場合、ケースBは、図1のコイル状アンテナ3と同様
に、開口部内に電子回路5(開口部面積のほぼ半分を占
める程度の大きさを有する)を配置した場合、ケースC
は、ケースBにおけるコイル状アンテナ3の一辺を約1
/2にして(巻数を約2倍にする)開口部面積を約1/
4にした場合である。
【0014】図3は図2の表をグラフ化したものであ
り、図3では、ケースAとBはほぼ同じ減衰特性を示
し、コイル状アンテナ3の開口部内に電子回路5を配置
してもほとんど影響がないことがわかる。さらに、ケー
スCは、ケースA及びBと比較すると、d=50mmの
ところではほぼ同じ磁界強度を示しているが、距離dが
100mm、150mmと大きくなるに従って、磁界の
減衰が大きくなっている。このことからも、応答器7の
磁気コイルの直径を大きくできない場合は、質問器1の
コイル状アンテナ3の一辺の長さをできるだけ大きくす
ることが、安定な電力の供給とデータのやりとりに良い
ことがわかる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る電子機器によれば、コイル
状アンテナの開口部に電子回路を設けたので、従来の性
能を悪化せずに小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子機器の一実施例を質問応答シ
ステムとして構成した場合の概略構成図である。
【図2】測定装置の概略図である。
【図3】図2の測定装置による測定結果(表1)をグラ
フ化した図である。
【図4】従来の質問応答システムの一例を示す概略構成
図である。
【図5】図4の質問応答システムにおける送信信号波形
図である。
【符号の説明】
1 質問器 2 両面プリント基板 3 コイル状アンテナ 4 プリント基板 5 電子回路 6 磁力線 7 応答器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板に設けられたコイル状アン
    テナの開口部に電子回路を配置したことを特徴とする電
    子機器。
  2. 【請求項2】 質問器及び応答器を有し、質問器のプリ
    ント基板上に設けられたコイル状アンテナより応答器に
    電力供給部分及びデータ部分を含む送信信号を放射する
    非接触式質問応答システムを構成する電子機器であっ
    て、前記コイル状アンテナ開口部に送受信用電子回路を
    配置したことを特徴とする電子機器。
JP27736996A 1996-09-27 1996-09-27 電子機器 Pending JPH10107681A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27736996A JPH10107681A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 電子機器

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JP27736996A JPH10107681A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 電子機器

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Publication Number Publication Date
JPH10107681A true JPH10107681A (ja) 1998-04-24

Family

ID=17582570

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27736996A Pending JPH10107681A (ja) 1996-09-27 1996-09-27 電子機器

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JP (1) JPH10107681A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001065638A1 (fr) * 2000-02-29 2001-09-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'antenne
JP2007074139A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Sony Corp 通信装置

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WO2001065638A1 (fr) * 2000-02-29 2001-09-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'antenne
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20031216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02