JP2005275871A - 挿入型記憶媒体装置および無線通信媒体付記憶装置 - Google Patents

挿入型記憶媒体装置および無線通信媒体付記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005275871A
JP2005275871A JP2004088874A JP2004088874A JP2005275871A JP 2005275871 A JP2005275871 A JP 2005275871A JP 2004088874 A JP2004088874 A JP 2004088874A JP 2004088874 A JP2004088874 A JP 2004088874A JP 2005275871 A JP2005275871 A JP 2005275871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
communication medium
storage medium
case
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004088874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4572555B2 (ja
Inventor
Futoshi Deguchi
太志 出口
Tadao Mizoguchi
督生 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004088874A priority Critical patent/JP4572555B2/ja
Publication of JP2005275871A publication Critical patent/JP2005275871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4572555B2 publication Critical patent/JP4572555B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、無線通信媒体が格納された挿入型記憶媒体装置が電子機器に挿入された場合であっても、電子機器を覆う金属面による遮蔽を排除して、外部の読み書き部と無線通信媒体との通信を可能とし、その通信距離を拡大する挿入型記憶媒体装置および無線通信媒体付記憶装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体2と、無線通信媒体3と、無線通信媒体3と記憶媒体2を格納するケース4と、ケース4の底面6もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、無線通信媒体3に対向する部分に設けられた磁性部材5を有する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話や携帯端末をはじめとした電子機器に差し込むメモリーカードなどの記憶媒体装置に、ICタグなどの無線通信媒体を一緒に格納して挿入し、外部からカードリーダーなどの読み書き部を用いて無線通信媒体との通信を行う場合に、無線通信媒体が格納された挿入型記憶媒体装置が電子機器に挿入された場合であっても、電子機器内の金属面の影響を低減して、外部の読み書き部と無線通信媒体との通信を可能とし、その通信距離を拡大する挿入型記憶媒体装置および無線通信媒体付記憶装置を提供することを目的とする。
認証や荷物の行き先振り分けなどのために、ICカードやICタグなどのIDコードをもった無線通信媒体と、この無線通信媒体のIDコード認証を行うための無線通信媒体処理装置が用いられることが多くなっている。通信搭載媒体が通信搭載媒体処理装置の通信範囲に存在すると、アンテナからの磁界により無線通信媒体が有するアンテナに誘起電圧が発生しこの電圧が整流され電力と送信データが供給される。電力が供給された無線通信媒体では搭載されたメモリ内から読み出されたデータに応じて、例えばアンテナに接続された負荷抵抗とスイッチとからなる変調回路にて、データの1、0に応じて、スイッチがオン、オフされる。このオン、オフにより、無線通信媒体の有するアンテナに対する負荷変動が生じ、この負荷変動が信号として通信媒体処理装置側のアンテナへ伝達される。伝達された信号は復調され、そのIDコード認証が実行される(例えば特許文献1参照)。
ここで、例えば携帯電話などの携帯端末やその他の電子機器においてメモリーカードなどの挿入型記憶媒体を差し込んで、画像や音声などのデータを記憶させることが行われている。このとき、このようなカード型などをした挿入型記憶媒体にあらかじめICタグなどの無線通信媒体を一緒に装着して挿入して、外部からこの無線通信媒体との通信を行って、IDコード認証などを行うことなどが検討されてきている。
あるいは、無線通信媒体以外の専用の電子認証カードなどを電子機器に挿入して、この電子機器に挿入されている電子認証カードを読み出すことなども提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2000−163523号公報 特開2003−143326号公報
しかしながら、専用の電子認証カードではなく、ICタグやICカードなどの汎用の無線通信媒体をメモリーカードなどの挿入型記憶媒体に格納した上で、携帯端末などに挿入すると、携帯端末の内の金属面や金属部品と無線通信媒体が有するアンテナとの干渉によりアンテナの共振周波数ズレやインピーダンス変動等の影響を受け、外部の通信搭載媒体処理装置との通信が殆ど出来なくなると言う問題があった。
以上のことから、携帯端末のメモリースロットなどを活用した無線通信媒体を、携帯端末に格納して、外部の読み書き部と通信するさまざまなアプリケーションや処理システムを実現することは事実上、困難であるという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑み、メモリーカードなどの挿入型記憶媒体に装着された無線通信媒体を、携帯端末などの電子機器に挿入した場合であっても、携帯端末内の金属面や
金属部品と無線通信媒体が有するアンテナとの干渉を低減し、アンテナの共振周波数ズレやインピーダンス変動等の影響を無くし、十分な通信距離を確保して通信できる挿入型記憶媒体装置および無線通信媒体付記憶装置を実現するものである。
本発明は、データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、無線通信媒体と、無線通信媒体と記憶媒体を格納するケースと、ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、少なくとも無線通信媒体に対向する部分に磁性部材を有する構成とする。
本発明の構成により、メモリーカードなどの挿入型記憶媒体装置にあらかじめIDコードなどを有した無線通信媒体を格納して、データの記憶などを行う記憶媒体と共に無線通信媒体を挿入型記憶媒体装置に組み込んで、携帯端末などの電子機器に挿入した上で、外部の非接触リーダーなどの読み書き部と、無線通信媒体との間で通信を行うことが可能となる。
また、無線通信媒体と対向する面に磁性部材を形成することで、磁性部材において、磁束密度の通り道の発生を確保し、電子機器の金属面や金属部品が無線通信媒体の有するアンテナに与える影響を低減して、無線通信媒体と外部との磁界のやり取りを可能とする。即ち、電子機器に挿入された無線通信媒体と、外部の読み書き部との通信を可能とすることができる。
また、記憶媒体と無線通信媒体が格納されるケースが、薄型ケースであることで、携帯電話などの薄型が要求される電子機器や、薄型ノートブックパソコンなどに容易に挿入でき、挿入された挿入型記憶媒体装置に組み込まれた無線通信媒体と、外部の読み書き部との通信を行うことができるようになる。
また、磁性部材の外側に金属部材を形成することで、記憶媒体と無線通信媒体が格納されたケースが電子機器の外にある場合と、電子機器の内部に挿入された場合のいずれにおいても無線通信媒体が有するアンテナへのインピーダンス変化や周波数ズレの影響を大幅に低減する事により挿入された無線通信媒体と外部の読み書き部との通信距離を更に拡大することが可能となる。
また、無線通信媒体と記憶媒体とをあらかじめ電気的に通信可能にしておき、記憶媒体を経由して、無線通信媒体のデータ(例えばIDコードなど)を変えることで、フレキシビリティの高い装置を実現することが可能となる。
更に、ループアンテナを周囲に設けることで、外部の非接触リーダーなどの読み書き部に設けられたアンテナと、このループアンテナが相互誘導により結合し、このループアンテナが仲介となって、更にこのループアンテナ周辺に強い磁界を生じ、挿入型記憶媒体装置内部にある無線通信媒体のアンテナへ強い磁界を与えることが可能となる。同様に、逆方向、即ち、内部の無線通信媒体のアンテナの負荷変動を更に強くして、外部の非接触リーダーなどの読み書き部との通信距離を、容易に伸ばすことが可能となる。
特に、このとき、ループアンテナは無給電でよいので、余分な消費電力の原因とならず、電子機器への影響も無いものである。また、ループアンテナは、印刷パターンなどで形成することが可能であるので、挿入型記憶媒体装置や、無線通信媒体付記憶装置、あるいはこれらが挿入される電子機器を大型化させることはほとんど無いものである。
また、ループアンテナは、あらかじめ挿入型記憶媒体装置と一緒に形成されて置くことで、ループアンテナを含めて電子機器に挿入することができ、無線通信媒体の形状や大きさ、向きなどに合わせたループアンテナとすることができる。
また、ループアンテナはあらかじめ電子機器などの、挿入型記憶媒体装置が挿入される挿入部の周囲に形成されておくことで、ループアンテナを別途用意することなく、挿入型記憶媒体装置を挿入するだけで、ループアンテナの効果を用いた通信距離の拡大を実現することができる。また、挿入型記憶媒体装置を、例えば規格化されたメモリーカードなどの大きさや形状を変えることなく使用することができると言う効果がある。
以上の効果より、携帯端末などの電子機器の大きさを大型化させるなどの問題を生じさせず、メモリーカードなど機器への着脱が可能な媒体に無線通信媒体をあらかじめ格納しておいて、機器内部へ無線通信媒体を挿入させ、電子機器内の金属面や金属部品と無線通信媒体が有するアンテナとの干渉を低減し、アンテナの共振周波数ズレやインピーダンス変動等の影響を無くし、外部の読み書き部との通信を可能とし、その通信距離を伸ばすことができる。これらにより、例えば、携帯端末を使った入出管理や入場管理、入場チケット代わりなどを行うことができ、種々のシステム、アプリケーション、ビジネスに適用することが可能となる。
本発明の請求項1に記載の発明は、データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、無線通信媒体と、無線通信媒体と記憶媒体を格納するケースと、ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、少なくとも無線通信媒体に対向する部分に磁性部材を有することを特徴とする挿入型記憶媒体装置であって、電子機器内外の金属面などによる影響を回避して、内部に挿入された無線通信媒体と外部の読み書き部との通信を可能とする。
本発明の請求項2に記載の発明は、データの書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、アンテナとメモリを含む無線通信媒体と、記憶媒体と、無線通信媒体を格納するケースと、ケースにおいて広い面となる底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、少なくとも無線通信媒体に対向する部分に磁性部材を有することを特徴とする挿入型記憶媒体装置であって、電子機器内外の金属面などによる影響を回避して、内部に挿入された無線通信媒体と外部の読み書き部との通信を可能とする。
本発明の請求項3に記載の発明は、ケースが薄型ケースであることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の挿入型記憶媒体装置であって、電子機器などへの挿入を容易とし、更に挿入される電子機器を大型化する必要がない。
本発明の請求項4に記載の発明は、磁性部材の外側であって、無線通信媒体と反対側に金属部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置であって、記憶媒体と無線通信媒体が格納されたケースが電子機器の外にある場合と、電子機器の内部に挿入された場合のいずれにおいても無線通信媒体が有するアンテナへのインピーダンス変化や周波数ズレの影響を大幅に低減する事により、挿入された無線通信媒体と外部の読み書き部との通信距離を更に拡大することが可能となる。
本発明の請求項5に記載の発明は、磁性部材が磁性体シート、もしくは磁性体板、もしくは磁性体膜のいずれかであることを特徴とする請求項1〜4いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置であって、より薄型化を実現することが可能となる。
本発明の請求項6に記載の発明は、無線通信媒体は、磁界が与えられることで誘導起電力が発生し、データ通信が行われることを特徴とする請求項1〜5いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置であって、直接的な給電が不要な無線通信媒体によるID認証などの通信が可能となる。
本発明の請求項7に記載の発明は、データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、無線通信媒体と、記憶媒体を格納するケースと、ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、少なくとも無線通信媒体に対向する位置に設けられた磁性部材と、ケースの周囲を囲うように設けられた開口部を有する導体から形成されるループアンテナを有することを特徴とする挿入型記憶媒体装置であって、電子機器内外の金属面などによる影響を回避して、内部に挿入された無線通信媒体と外部の読み書き部との通信を可能とし、更にその通信距離を拡大することが可能となる。
本発明の請求項8に記載の発明は、ループアンテナの開口部が、無線通信媒体と略並行になることを特徴とする請求項7に記載の挿入型記憶媒体装置であって、外部の非接触リーダーなどの読み書き部に設けられたループアンテナと、このループアンテナが相互誘導により結合し、このループアンテナが仲介となって、更にこのループアンテナ周辺に強い磁界を生じ、挿入型記憶媒体装置内部にある無線通信媒体のアンテナへ強い磁界を与えることが可能となる、同様に、逆方向、即ち、内部の無線通信媒体のアンテナの負荷の変動を更に強くして外部の非接触リーダーなどの読み書き部との通信距離を容易に伸ばすことが可能となる。
本発明の請求項9に記載の発明は、ループアンテナの開口部が、ケースの面積よりも大きいことを特徴とする請求項7乃至8のいずれかに記載の挿入型記憶媒体装置であって、通信距離の拡大を更に確実にすることが可能となる。
本発明の請求項10に記載の発明は、ループアンテナに共振回路、もしくは整合回路、もしくは終端抵抗のいずれか、あるいはこれらの2つ、あるいはすべてが接続されていることを特徴とする請求項7〜9いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置であって、所望の周波数に共振、所望のアンテナ及び回路インピーダンスに整合、あるは所望の負荷インピーダンスに整合することにより、通信性能を向上させることを可能とする。
本発明の請求項11に記載の発明は、磁性部材の外側であって、無線通信媒体と反対側に金属部材が設けられたことを特徴とする請求項7〜10いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置であって、記憶媒体と無線通信媒体が格納されたケースが電子機器の外にある場合と、電子機器の内部に挿入された場合のいずれにおいても無線通信媒体が有するアンテナへのインピーダンス変化や周波数ズレの影響を大幅に低減する事により挿入された無線通信媒体と外部の読み書き部との通信距離を更に拡大することが可能となる。
本発明の請求項12に記載の発明は、磁性部材および金属部材およびループアンテナの一部、もしくはすべてが、ケースに格納されていることを特徴とする請求項7〜11いずれか1に記載の挿入型記憶媒体装置であって、通信距離を拡大するループアンテナ込みで、電子機器への挿入を可能とする。
本発明の請求項13に記載の発明は、挿入型記憶媒体装置がメモリーカードであることを特徴とする請求項1〜12いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置であって、安価に普及している記憶媒体装置を流用して、低コストの装置を実現することができる。
本発明の請求項14に記載の発明は、ループアンテナが無給電ループアンテナであるこ
とを特徴とする請求項7〜13いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置であって、消費電力を上げず、アンテナからの余分な電磁波の発生をなくして、外部の読み書き部との磁界のやり取りによる誘導起電力を確実にループアンテナ上に発生させることができる。
本発明の請求項15に記載の発明は、ループアンテナの開口部が、無線通信媒体の主面の面積よりも大きいことを特徴とする請求項7〜14いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置であって、装置の大きさを大きくすること無く、通信距離を拡張することが可能となる。
本発明の請求項16に記載の発明は、データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、無線通信媒体と、無線通信媒体と記憶媒体を格納するケースと、ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって少なくとも無線通信媒体に対向する部分に設けられた磁性部材を有する挿入型記憶媒体装置が挿入可能な挿入部と、挿入部が設けられた筐体と、挿入部の周囲を囲むように設けられた開口部を有する導体で形成されたループアンテナを有することを特徴とする無線通信媒体付記憶装置であって、電子機器外面の金属面などによる影響を回避して、内部に挿入された無線通信媒体と外部の読み書き部との通信を可能とし、更にその通信距離を拡大することが可能となる。
本発明の請求項17に記載の発明は、無線通信媒体と、無線通信媒体と記憶媒体を格納するケースと、ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって少なくとも無線通信媒体に対向する部分に設けられた磁性部材を有する挿入型記憶媒体装置を挿入可能な挿入部と、挿入部が設けられた筐体と、挿入部の周囲を囲むように設けられた開口部を有する導体から形成され、開口部の形成する面が、無線通信媒体の主面と略平行になるループアンテナを有することを特徴とする無線通信媒体付記憶装置であって、電子機器外面の金属面などによる影響を回避して、内部に挿入された無線通信媒体と外部の読み書き部との通信を可能とし、更にその通信距離を拡大することが可能となる。
本発明の請求項18に記載の発明は、ループアンテナに共振回路、もしくは整合回路、もしくは終端抵抗のいずれか、あるいはこれらの2つ、あるいはすべてが接続されていることを特徴とする請求項16乃至17いずれかに記載の無線通信媒体付記憶装置であって、所望の周波数に共振、所望の各インピーダンスに整合、あるは所望の負荷インピーダンスに整合することにより、通信性能を向上させることが可能となる。
本発明の請求項19に記載の発明は、磁性部材の底面であって、無線通信媒体と反対側の面に金属部材が設けられたことを特徴とする請求項16〜18いずれか1記載の無線通信媒体付記憶装置であって、記憶媒体と無線通信媒体が格納されたケースが電子機器の外にある場合と、電子機器の内部に挿入された場合の無線通信媒体が有するアンテナへのインピーダンス変化や周波数ズレの影響を大幅に低減する事により、挿入された無線通信媒体と外部の読み書き部との通信距離を更に拡大することが可能となる。
本発明の請求項20に記載の発明は、挿入部が無線通信媒体付記憶装置の側面に設けられ、ケースが無線通信媒体付記憶装置の幅広面に対向して挿入部から挿入されることを特徴とする請求項16〜19いずれか1記載の無線通信媒体付記憶装置であって、電子機器の薄型化を阻害することなく挿入型記憶媒体装置を挿入して、無線通信媒体と読み書き部との通信を実現することができる。
本発明の請求項21に記載の発明は、ループアンテナが無給電のループアンテナであることを特徴とする請求項16〜20いずれか1記載の無線通信媒体付記憶装置であって、消費電力を上げず、アンテナからの余分な電磁波の発生をなくして、外部の読み書き部と
の磁界のやり取りによる誘導起電力を確実にループアンテナ上に発生させることができる。
本発明の請求項22に記載の発明は、請求項16〜21いずれか1記載の無線通信媒体付記憶装置と、データ処理部と、制御部と、これらを格納する筐体と、マンマシンインターフェースを有することを特徴とする電子機器であって、挿入された無線通信媒体との通信によるID認証などが可能な電子機器が実現される。
本発明の請求項23に記載の発明は、電子機器が携帯端末であることを特徴とする請求項22に記載の電子機器であって、挿入された無線通信媒体との通信によるID認証などが可能な携帯端末が実現される。
本発明の請求項24に記載の発明は、データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、無線通信媒体と、無線通信媒体と記憶媒体を格納するケースと、ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、少なくとも無線通信媒体に対向する部分に磁性部材と、磁性部材の底面であって、無線通信媒体の反対側に設けられた金属部材を有する挿入型記憶媒体装置を挿入可能な挿入部と、挿入部が設けられた筐体と、筐体に設けられた表示部と入力装置を有するマンマシンインターフェースと、筐体内部に設けられた送受信処理部と、筐体内部に設けられ、送受信処理部を制御する制御部と、筐体内部であって、挿入された挿入型記憶媒体装置の周囲を囲むように設けられた開口部を有する導体で形成されたループアンテナを有することを特徴とする携帯端末であって、外部の読み書き部からID認証などを可能とする携帯端末を実現して、入出管理などの種々のアプリケーションに対応することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
なお、本発明における無線通信媒体とは、例えば、非接触ICカード、ICタグ、IDタグ、識別ラベル、RF−IDタグ等の非接触で処理装置との通信を行うことができる媒体であり、その処理装置とは、これら無線通信媒体と通信を行う装置であり、いわゆる、リーダー、リーダーライター、読取/書込装置のことを示す。
また、同種認証されるIDとは、IDコードを表すビット列が完全には一致している、あるいは一部に相違する部分があるが、同種別と判断されるIDをいい、異種認証されるIDとは、IDコードを表すビット列が一致しておらず、異なる種別と判断されるIDを言う。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1について図1〜図8を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における挿入型記憶媒体装置の斜視図、図2は本発明の実施の形態1における挿入型記憶媒体装置の側面図、図3、図4は本発明の実施の形態1における無線通信媒体の構成図、図5、図6、図7、図8は本発明の実施の形態1における挿入型記憶媒体装置の構成図である。
1は挿入型記憶媒体装置、2は記憶媒体、3は無線通信媒体、4はケース、5は磁性部材、6は底面、7は無線通信媒体アンテナ、8はIC、9は無線通信媒体筐体、10は金属部材、11は制御回路、12はループアンテナ、13は共振回路、14は整合回路、15は終端抵抗、16は格納ケースである。
最初に、各部の詳細について説明し、その後、本発明の挿入型記憶媒体装置の動作と特
徴について説明する。
挿入型記憶媒体装置1は、例えばメモリーカード、カード型メモリー、棒状型メモリー、板形メモリーなど、電子機器、とりわけ薄型、小型が要求される電子機器に挿入されて、データの記録や読み出し、書き込みなどが行われる装置である。対象となる電子機器は、携帯電話、携帯端末、ノートブックパソコン、FAX、電話、PDAなど様々であり、挿入が容易なように、薄型であったり、小型であったりすることが好ましい。また、挿入との用語が用いられているが、スリットのような挿入部から挿入されるだけではなく、通常の取り出し口から出し入れが可能なものであっても良い。
次に記憶媒体2について説明する。
記憶媒体2は、データの読み出し、書き込み、あるいは読み書きを行う媒体であり、フラッシュROMや、SRAM、DRAM、強誘電体メモリなどが用いられる。また、記憶媒体2はケース4に格納されて挿入型記憶媒体装置1を構成し、電子機器内部に挿入されることで、電気的な接続が成立し、電子機器との間で、実際のデータのやり取りが行われるものである。
なお、記憶媒体2はケース4内部に格納されているが、その表面に付着されていても良く、ケース4内部における位置関係も適宜決められてよいものである。また、必要に応じて、記憶媒体2のデータ容量も適宜決められてよいものである。
また、記憶媒体2は、現在市場で流通しているメモリーカードなどのいずれかのものであってもよいものである。
次に無線通信媒体3について説明する。
無線通信媒体は、図3に表されるように、その内部に主にループ形状となっている無線通信媒体アンテナ7と、IC8を含んで、周囲を樹脂などの筐体で覆われたものである。無線通信媒体3は、直接の給電を受けずに、例えば非接触カードリーダー/ライターなどの読み書き部の有するアンテナから生じる磁界を受けて、その無線通信媒体アンテナ7において誘導起電力が発生し、これに基づいて、IC8に記憶されているデータを、無線通信媒体アンテナ7を通じて出力するものである。これにより、無線通信媒体3は、直接の給電をされることなく、更に、非接触の状態で内部に記憶されているIDコードなどを出力して、認識させることができるものである。
なお、無線通信媒体3には、IDコードが記憶されているだけでなく、これ以外の情報(例えば、ユーザー情報など)も記憶されていてもよく、IDコードなどは、事後的に書き換えられても良く、固定されていても良く、必要に応じて適宜決められてよいものである。
また、無線通信媒体3としては、ICカード、IDカード、ICタグ、IDタグなどが用いられるが、これ以外のものであっても良い。
また、無線通信媒体3はケース4内部に格納されることが好ましいが、表面に付着さていてもよく、その格納位置も適宜決められてよいものである。
更に、図1などでは、記憶媒体2と無線通信媒体3が隣り合って配置されているが、これ以外であっても、上下に重ね合わせられたり、大きく離されて配置されたり、近接して配置されたりしても良く、格納するケース4の厚みや大きさなどから適宜決められればよ
いものである。但し、図1などにあるように隣接して配置されることで、ケース4の薄型化が促進され、薄型の挿入型記憶媒体装置が求められる場合には適している。逆にケース4の面積を小型化したい場合には、上下に重ねることも好適である。また、相互に電気的干渉などを防止するため、それぞれを樹脂モールドするなども好適である。
また、無線通信媒体3は、薄型の形状などにより、電子機器に容易に挿入が可能となるものであることが好ましいが、必要に応じて、他の形状を有するものであってもよいものである。
また、記憶媒体2を無線通信媒体アンテナ7の内側に設けてもよい。即ち、一体に無線通信媒体3と記憶媒体2が形成されてもよいものである。
次にケース4について説明する。
ケース4は、記憶媒体2と無線通信媒体3を格納するケースであり、樹脂などで形成される。また、形状は用途に応じて決定されれば良く、方形、長方形、正方形、楕円形、円形、三角形、多角形などの板状の物でも良く、角柱、円柱などの柱状の者であっても良い。また、角部に面取りが施されることで、耐久性が向上し、使用するユーザーへのフレンドリーさが向上するメリットもある。
また、ケース4の形状、面積、厚みなどは、挿入して使用される電子機器の規格により定まる場合が多く、一般的に規格化されているメモリーカードなどの場合には、これに適合した形状、面積などを有していることが好ましい。このため、種々の規格が多数ある場合には、それぞれに適合した形状、面積のケースをあらかじめ用意しておき、種々のバリエーションに対応することも好適である。
なお、図1、図2などでは表されていないが、挿入型記憶媒体装置1が電子機器などに挿入されることで、記憶媒体2と電子機器内部との回路の電気的通信が可能となるように、ケース4には、電極や電気端子が形成されており、ケース内部では、記憶媒体2の有する電気端子(図示せず)などとボンディング接続などがされていることが好ましい。
また、図1、図2などでは記憶媒体2と無線通信媒体3とが並んで配置されているが、上述のように、積層など種々の配置でよいものであり、これにあわせてケース4の形状や面積などが、適宜決定されればよいものである。
次に、磁性部材5について説明する。
磁性部材5は、ケース4の底面、もしくはこれと対向する面に設けられる。即ち、無線通信媒体3と対向する面に形成される。さらに詳細には、無線通信媒体3内部にある、無線通信媒体アンテナ7の開口面と対向する面に形成されることが好ましい。
図2などでは、ケース4の底面に設けられているが、無線通信媒体3との位置関係によっては、上面や側面に形成されてもよいものである。
また、磁性部材5は、フェライトなどの磁性体を有する材料などから形成される。
磁性部材5は、ケース4の底面などの前面に渡って形成されても良く、少なくとも無線通信媒体3と対向する面において形成されることが好ましい。これは後で述べるように、磁性部材5を用いて磁界の閉回路を形成し、挿入された電子機器表面の金属面等の影響を低減し磁界が電子機器表面金属面の反対側の開口面に及ぶようにするためである。
磁性部材5の存在により、磁性部材5において磁界の閉回路が形成され、磁界が電子機器表面金属面の反対側の開口面に放射されることになる。
アンテナ7の下に磁性部材5を配置したことにより磁束密度が密な部分がアンテナ7の下の磁性部材5に集中し、効率的に磁束のループ(閉回路)を作ることができる。磁束密度が集中している所で金属板と触れることが無く磁束密度が疎の所で金属板を磁束が通過するため、渦電流の発生も少なくなりそれによる損失も低減できる。その結果として外部の読み書き部と、無線通信媒体3との通信が可能となる。
また、このとき磁性部材5は強度や耐久性を確保するために、角部に面取りを施され、あるいは円形や楕円形などとすることも好適である。また、その厚みが厚いことで、より多くの磁束が通過する事が出来、結果として外部への磁界の放射をより強くすることができるので、挿入型記憶媒体装置1の厚みの限界などに合わせて、厚くしておくことも好適である。
また、磁性部材5は、磁性体シート、磁性体板、磁性体膜などのいずれかであってもよいものである。
次に金属部材10について説明する。
金属部材10も、磁性部材5と同様に金属板、金属シート、金属膜、金属めっきなど、ケース4などの形状や形態、大きさに合わせて適宜選択されればよいものである。
金属部材10は、磁性部材5の外側(底面側、あるいは無線通信媒体3を基準として、磁性部材5の外側に)に形成される。金属部材10は、ケース4を構成する一部をあらかじめ金属としておくことで実現されても良い。
また、金属部材10の材料としては、銅、鉄、金、銀、白金、アルミ、あるいはこれらの合金などから形成され、単層でも良く多層でも良い。あるいは、磁性部材5の外側にめっき層などを形成して実現されても良い。また、磁性部材5との間に空隙が設けられてもよいものである。
このように磁性部材5の外側に金属部材10が形成されることで、記憶媒体と無線通信媒体が格納されたケースが電子機器の外にある場合と、電子機器の内部に挿入された場合のいずれにおいても無線通信媒体が有するアンテナへのインピーダンス変化や周波数ズレの影響を大幅に低減する事により、挿入された無線通信媒体と外部の読み書き部との通信距離を更に拡大することが可能となる。
次に制御回路11について説明する。
制御回路11は、記憶媒体2と無線通信媒体3との間のデータのやり取りを行う。
例えば、無線通信媒体3のICやメモリに記憶されているIDコードを、事後的に変更したい場合などに、記憶媒体2からのデータアクセス処理によって変更することが可能となる。記憶媒体2は、通常書き換え可能な記憶媒体であるので、電子機器や、専用の機器に挿入されている場合に、記憶媒体2に記憶されているデータを、無線通信媒体3に書き込み実行することで、無線通信媒体3のIDコードを変更したり、新たなデータを記憶させたりすることで、フレキシビリティの高い挿入型記憶媒体装置とすることが可能となるものである。
この場合には、ユーザーフレンドリーの高い装置が実現されるため、種々のアプリケーションへの適用が容易に行えるものである。
例えば、挿入型記憶媒体装置1を挿入した携帯電話などを、コンサートや公共機関の入場券として使う場合などに、無線通信媒体3の記憶内容の書き換えが可能であることで、非常に幅広い使用態様が実現される。
なお、図5では制御回路11が記憶媒体2と無線通信媒体3を結んでいるが、制御回路11が無く、直接電気接続されて、記憶媒体2、あるいは無線通信媒体3内部に実装された回路により、書き換え処理が行われてもよいものである。
また、電子機器側に、書き換え処理のための回路やソフトウェアがあってもよいものである。
更に、記憶媒体2と無線通信媒体3とは、同一の集積回路で実現されても良く、図1などのように別体でなく、一体性のあるものであっても良い。
次にループアンテナ12について説明する。
ループアンテナ12は、導体から形成され、開口部を有しているアンテナであり、挿入型記憶媒体1のケース4の周囲を囲むように形成されている。ループアンテナ12を形成する導体は、種々の金属などの導体であれば良く、例えば、金、銀、銅、アルミ、真鍮、あるいはこれらの合金などの材料から形成される。
また、ループアンテナ12は給電されず、無給電である。
ここで、無給電であっても、ループアンテナ12は外部の読み書き部からの磁界に対して生じる誘導電流が働くため、無給電であっても、あたかも給電されているかのように働き、磁界を発生させるものであり、これにより、無線通信媒体3と外部の読み書き部との通信距離を拡大するものである。
ループアンテナ12はケース4の周囲を囲むように形成されれば良いが、ケース4の面と、ループアンテナ12の作る開口部の面が略同一面上に無くても良く、近傍であれば十分であり、また、それぞれの一部が重なっていてもよいものである。
また、開口部はケース4よりもその面積が大きいことが好ましく、更には、ケース4内部に格納されている無線通信媒体3よりもその面積が大きいことが好ましい。これにより、後で述べるように、更にこのループアンテナ12の周辺に強い磁界を生じ、挿入型記憶媒体装置1内部にある無線通信媒体のアンテナへ強い磁界を与えることが可能となり、読み書き部との通信距離が更に伸びるものである。
また、ループアンテナ12の開口部と無線通信媒体3、特に、無線通信媒体3内部に含まれるアンテナとの開口面が略平行になることが好ましい。これにより、更に磁界強度が上がって、無線通信媒体3との通信距離が伸びる結果になるからである。
なお、ループアンテナ12は図7のようにケース4と別体で形成されてもよく、この場合にはまったく別でもよいし、あるいは、ねじなどでの接続部により接続されれば良い。
あるいは、図8に示されるように全体を格納する格納ケース16に一緒に格納されて一
体化されても良く、この場合には、全体の格納ケース16をもって、電子機器の挿入部などに挿入される挿入型記憶媒体装置1となる。この場合にはやや大型となるが、通信距離を拡大するループアンテナ12があらかじめ格納された挿入型記憶媒体装置1とすることができるメリットがある。
次に、共振回路13、整合回路14、終端抵抗15について説明する。
これらはいずれも、ループアンテナ12に接続されたものであり、それぞれループアンテナ12での通信時の性能を向上させるためのものである。
共振回路13は通信において行う任意の周波数において共振し、規格などで決定されている周波数において通信動作するように決定されるための回路である。容量成分やインダクタ成分などを適宜接続して決定される。またボリュームなどで、使用周波数の変更に対応できるようにすることも好適である。
整合回路14は、インピーダンス整合を取るための回路である。インピーダンス整合が取れていることで、余分な反射波が無くなり、VSWRが向上して、通信性能を向上させることができる。抵抗成分、容量成分、インダクタ成分などを適宜用いて整合を取ることを可能とする。このとき、ボリューム回路などを用いて、事後的に整合を調整できるようにすることも好ましい。また、共振回路13と共用できる部品を共用することも、必要に応じて行うことも好ましいものである。
終端抵抗15は、ループアンテナ12での整合のために終端となる抵抗であり、適宜、必要な抵抗成分が接続される。これらは特に、余分な反射波が無くなりループアンテナ12であることからより効果的な構成要件である。
以上の構成により、金属面で覆われた電子機器内部に挿入される挿入型記憶媒体装置1に格納される無線通信媒体3と、外部の読み書き部との間での通信を可能とし、更にその通信距離を十分なものとすることが可能となる。
次に、このような挿入型記憶媒体装置1についての動作について説明する。
挿入型記憶媒体装置1は、上記のようにメモリーカードなど、携帯端末、デジタルカメラ、デジタルビデオ、テレビ、ビデオ、DVD、パソコンなどの、様々な電子機器に挿入されて、必要な画像、音声、他のデータを書き込み、読み出し、読み書きなどを行うものであり、挿入が可能であることから、移動が容易である。このため、それぞれの電子機器に挿入されることで、必要な記憶データの取出しなどが行われ、必要に応じて異なる挿入型記憶媒体1を挿入することで、異なるデータを取り出すことなども容易に行える。
このような、挿入型記憶媒体装置1は、その簡易な取り扱いや出し入れの容易性、軽量性、持ち運び性などのよさから、非常に便利に使用することができる。
このため、このような挿入型記憶媒体装置1に、無線通信媒体3を一体に格納した物とすることで、携帯端末をはじめとした様々な電子機器に、IDコード認証などを行うことのできる無線通信媒体3を、任意かつ所望に応じて挿入することが可能となるものである。これにより、必要に応じて、メモリーカードなどからなる挿入型記憶媒体装置1を用いて、無線通信媒体3を電子機器内部に挿入させること、あるいは抜き取ること、あるいは差し替えることが可能となり、その挿入された電子機器自体を無線通信媒体3を用いた通信可能な電子機器として使用することができるようになる。
まず、ケース4の底面など、無線通信媒体3に設けられた無線通信媒体アンテナ7の下に磁性部材5を配置したことにより磁束密度が密な部分が無線通信媒体アンテナ7の下の磁性部材5に集中し、効率的に磁束のループ(閉回路)を作ることができる。磁束密度が集中している所で金属板と触れることが無く磁束密度が疎の所で金属板を磁束が通過するため、渦電流の発生も少なくなりそれによる損失も低減できる。その結果として外部の読み書き部と、無線通信媒体3との通信がより確実なものとなる。
特に、このとき、磁性部材5の下に更に金属部材10が形成されることで、記憶媒体2と無線通信媒体3が格納されたケース4が電子機器の外にある場合と、電子機器の内部に挿入された場合のいずれにおいても無線通信媒体3が有する無線通信媒体アンテナ7のインピーダンス変化や周波数ズレの影響を大幅に低減する事により、挿入された無線通信媒体3と外部の読み書き部との通信距離を更に拡大することが可能となる。
これらにより、メモリーカードなどに無線通信媒体3を格納して、電子機器などに挿入した場合であっても、外部の読み書き部との通信ができなかった問題が解消され、無線通信媒体3と外部の読み書き部との通信が可能となる。
更に、ループアンテナ12が形成されることで、外部の非接触リーダーなどの読み書き部に設けられたループアンテナと、このループアンテナ12が相互誘導により結合し、このループアンテナ12が仲介となって、更にこのループアンテナ12周辺に強い磁界を生じ、挿入型記憶媒体装置内部にある無線通信媒体アンテナ7へ強い磁界を与えることが可能となる、同様に、逆方向、即ち、内部の無線通信媒体アンテナ7の負荷の変動を更に強くして外部の非接触リーダーとの通信距離を容易に伸ばすことが可能となり、実用上のメリットが非常に高いものである。
以上のように、メモリーカードなどの挿入型記憶媒体装置1にあらかじめ無線通信媒体3を格納して、種々の電子機器に挿入した場合であっても、外部の読み書き部との通信を可能とし、IDコード認証などが可能となり、例えば携帯電話そのもので、非接触リーダーなどとのID認証などを実施することが可能となるものである。
なお、ループアンテナ12については、必要に応じて設けられれば良く、設けられることで、通信距離が伸びるメリットがあるが、ループアンテナ12を形成しない場合でも通信は可能であることはもちろんである。
(実施の形態2)
実施の形態2においては、挿入型無線通信媒体装置が挿入される電子機器に、あらかじめループアンテナが形成されている場合について説明する。
ループアンテナ12により、挿入されている無線通信媒体3と外部の読み書き部との通信距離が更に伸びることについては説明したが、挿入型記憶媒体装置1にあらかじめループアンテナ12を形成することは、その耐久性や強度に問題があったり、挿入されるケース4の大型化、即ち挿入型記憶媒体装置1の大型化につながる場合もあるため、あらかじめループアンテナ12を電子機器内部に形成しておくことも、所望に応じてメリットのある手法である。
図9〜図12は本発明の実施の形態2における電子機器の構成図であり、無線通信媒体付記憶装置が表されている。
20は電子機器、21は無線通信媒体付記憶装置、22は筐体、23は挿入部、30は携帯端末である。
図9には、携帯端末やその他の電子機器20の側面に設けられた挿入部23から、挿入型記憶媒体装置1が挿入され、筐体22内部にあらかじめループアンテナ12が設けられて、このループアンテナ12の開口部内部に、あるいはその近傍に挿入型記憶媒体装置1が装着されるように構成された無線通信媒体付記憶装置21を有する電子機器20があらわされている。
図10には、図9のようなスリット状の挿入部23ではなくて、ドアのように開閉可能な挿入部23を通じて、挿入型記憶媒体装置1が収納される場合の電子機器20が示されている。
図11には、電子機器20が携帯端末の場合であって、正面から見た状態が表されており、図12には、電子機器20が同様に携帯端末であって、斜めからみた状態が表されている。
なお、電子機器20は図11、図12に表されるように携帯電話、携帯端末のみならず、ノートブックパソコン、デジタルカメラ、デジタルビデオ、AV機器、テレビ、パソコン、白物家電など、様々なものであってよいものである。
挿入型記憶媒体装置1は、実施の形態1で説明したとおり、記憶媒体2と無線通信媒体3とがケース4に格納されており、そのケース4の底面など、無線通信媒体3の近傍に磁性部材5、金属部材10などが形成されて、磁界の迂回路が作られて外部との磁界のやり取り、即ち通信が可能となったものである。
また、実施の形態2では、あらかじめ電子機器20や携帯端末30などの内部にループアンテナ12が形成されており、実装されている。この、ループアンテナ12には、実施の形態1で説明したように、共振回路13、整合回路14、終端抵抗15などが、必要に応じて接続されており、通信性能を向上させることができるものである。
このように、ループアンテナ12が最初から電子機器20内部に形成されることで、例えば、挿入型記憶媒体装置1を大型化の防止や、ループアンテナ12の損傷を防止することができる。
また、ループアンテナ12を、個々の挿入型記憶媒体装置1にループアンテナ12を装着することでのコスト増加を回避する点もあるものである。
ループアンテナ12は、あらかじめ挿入型記憶媒体装置1が挿入され、これを囲むような位置に配置されていることが好ましく、電子機器20のメインの実装基板にパターンで形成されたり、その他の導体で形成されたりしてもよいものである。
また、挿入型記憶媒体装置1と略平行の開口部となるようにしておくことも好適であり、その開口部の面積が、無線通信媒体3に含まれるアンテナよりも大きいことも好適である。
以上の電子機器20の有する挿入部23(図9のような側面に設けられたスリット状のものであったり、図10に示されるように開閉式のものであったりする)から、挿入型記憶媒体装置1の周囲にループアンテナ12が存在することになる。
これにより、ループアンテナ12の効果も含んで、挿入された無線通信媒体3と、外部の読み書き部との通信が可能となり、その通信距離も拡大されるものである。
以上のように、あらかじめ電子機器20の中にループアンテナ12が設けられていることで、外部の読み書き部との通信距離を拡大することができる上、挿入される挿入型記憶媒体装置1を、例えばメモリーカードなどのように、通常の規格で定められた形状、大きさ、厚みとして使用することができ、低コストにすることができるメリットがある。また、電子機器側でも、従来どおりのメモリーカードなどを流用することができるので、余分な改造や新たな設計工程が不要となるメリットがあり、普及にとってもメリットがある。
なお、図11、図12などには図示されていないが、必要に応じて、電子機器20や携帯端末30には、音声や画像などのデータを処理するデータ処理部、および、制御部が含まれるものでもあり、液晶画面や入力キーなどのマンマシンインターフェースが設けられてもよいものである。このとき、表示部などに挿入されている無線通信媒体のID認証の結果や、あるいは挿入の有無などが表示されてもよいものである。
以上により、メモリーカードなど、規格化され、大きく普及している挿入型媒体装置1に無線通信媒体3を格納して、電子機器20内部に挿入した場合に、筐体外面の金属面などの影響にもかかわらず、外部の非接触リーダーなどの読み書き部との通信によるID認証などが可能となり、携帯端末30などそのものを、入出門のキーとして使用したり、入場チケットの代わりとしたり、あるいはセキュリティ管理そのものに使用すること等が可能となって、無線通信媒体3を用いたアプリケーションの幅や使用形態が、更に広がるものである。
これらにより、種々の電子機器にIDコードを割り当てることが可能となり、機器認証、所有者認証などによる電子機器の使用権限のセキュリティが実現されたり、携帯端末30などが、そのまま入出門管理などに用いられたり、自動棚卸や在庫確認などに用いられたりすることが可能となる。非常に応用分野の広いアプリケーションとなりうる。
特に、図11、図12に表されるように、携帯端末30などに応用した場合、マンマシンインターフェースを構成する入力装置26を通じて、ID認証に必要な処理、あるいはID認証された後の処理を命令することができ、表示部25を通じて、ID認証結果などを、ユーザーが容易に視認することができるなどのメリットがある。
本発明は、データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、無線通信媒体と、無線通信媒体と記憶媒体を格納するケースと、ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、無線通信媒体に対向する部分に設けられた磁性部材を有する構成により、挿入型記憶媒体装置にあらかじめIDコードなどを有した無線通信媒体を格納して、データの記憶などを行う記憶媒体と共に無線通信媒体を挿入型記憶媒体装置に組み込んで、携帯端末などの電子機器に挿入した上で、外部の非接触リーダーなどの読み書き部と、無線通信媒体との間で通信を行うことが必要な用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における挿入型記憶媒体装置の斜視図 本発明の実施の形態1における挿入型記憶媒体装置の側面図 本発明の実施の形態1における無線通信媒体の構成図 本発明の実施の形態1における無線通信媒体の構成図 本発明の実施の形態1における挿入型記憶媒体装置の構成図 本発明の実施の形態1における挿入型記憶媒体装置の構成図 本発明の実施の形態1における挿入型記憶媒体装置の構成図 本発明の実施の形態1における挿入型記憶媒体装置の構成図 本発明の実施の形態2における電子機器の構成図 本発明の実施の形態2における電子機器の構成図 本発明の実施の形態2における電子機器の構成図 本発明の実施の形態2における電子機器の構成図
符号の説明
1 挿入型記憶媒体装置
2 記憶媒体
3 無線通信媒体
4 ケース
5 磁性部材
6 底面
7 無線通信媒体アンテナ
8 IC
9 無線通信媒体筐体
10 金属部材
11 制御回路
12 ループアンテナ
13 共振回路
14 整合回路
15 終端抵抗
16 格納ケース
20 電子機器
21 無線通信媒体付記憶装置
22 筐体
23 挿入部
25 表示部
26 入力装置
30 携帯端末

Claims (24)

  1. データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、
    無線通信媒体と、
    前記無線通信媒体と前記記憶媒体を格納するケースと、
    前記ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、少なくとも前記無線通信媒体に対向する部分に磁性部材を有することを特徴とする挿入型記憶媒体装置。
  2. データの書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、
    アンテナとメモリを含む無線通信媒体と、
    前記記憶媒体と、前記無線通信媒体を格納するケースと、
    前記ケースにおいて広い面となる底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、少なくとも前記無線通信媒体に対向する部分に磁性部材を有することを特徴とする挿入型記憶媒体装置。
  3. 前記ケースが薄型ケースであることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の挿入型記憶媒体装置。
  4. 前記磁性部材の外側であって、前記無線通信媒体と反対側に金属部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置。
  5. 前記磁性部材が磁性体シート、もしくは磁性体板、もしくは磁性体膜のいずれかであることを特徴とする請求項1〜4いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置。
  6. 前記無線通信媒体は、磁界が与えられることで誘導起電力が発生し、データ通信が行われることを特徴とする請求項1〜5いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置。
  7. データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、
    無線通信媒体と、
    前記無線通信媒体と、前記記憶媒体を格納するケースと、
    前記ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、少なくとも前記無線通信媒体に対向する位置に設けられた磁性部材と、
    前記ケースの周囲を囲うように設けられた開口部を有する導体から形成されるループアンテナを有することを特徴とする挿入型記憶媒体装置。
  8. 前記ループアンテナの開口部が、前記無線通信媒体と略並行になることを特徴とする請求項7に記載の挿入型記憶媒体装置。
  9. 前記ループアンテナの開口部が、前記ケースの面積よりも大きいことを特徴とする請求項7乃至8のいずれかに記載の挿入型記憶媒体装置。
  10. 前記ループアンテナに共振回路、もしくは整合回路、もしくは終端抵抗のいずれか、あるいはこれらの2つ、あるいはすべてが接続されていることを特徴とする請求項7〜9いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置。
  11. 前記磁性部材の外側であって、前記無線通信媒体と反対側に金属部材が設けられたことを特徴とする請求項7〜10いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置。
  12. 前記磁性部材および金属部材およびループアンテナの一部、もしくはすべてが、前記ケー
    スに格納されていることを特徴とする請求項7〜11いずれか1に記載の挿入型記憶媒体装置。
  13. 前記挿入型記憶媒体装置がメモリーカードであることを特徴とする請求項1〜12いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置。
  14. 前記ループアンテナが無給電ループアンテナであることを特徴とする請求項7〜13いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置。
  15. 前記ループアンテナの開口部が、前記無線通信媒体の主面の面積よりも大きいことを特徴とする請求項7〜14いずれか1記載の挿入型記憶媒体装置。
  16. データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、
    無線通信媒体と、
    前記無線通信媒体と前記記憶媒体を格納するケースと、前記ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって少なくとも前記無線通信媒体に対向する部分に設けられた磁性部材を有する挿入型記憶媒体装置が挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部が設けられた筐体と、
    前記挿入部の周囲を囲むように設けられた開口部を有する導体で形成されたループアンテナを有することを特徴とする無線通信媒体付記憶装置。
  17. 無線通信媒体と、前記無線通信媒体と前記記憶媒体を格納するケースと、前記ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって少なくとも前記無線通信媒体に対向する部分に設けられた磁性部材を有する挿入型記憶媒体装置を挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部が設けられた筐体と、
    前記挿入部の周囲を囲むように設けられた開口部を有する導体から形成され、前記開口部の形成する面が、前記無線通信媒体の主面と略平行になるループアンテナを有することを特徴とする無線通信媒体付記憶装置。
  18. 前記ループアンテナに共振回路、もしくは整合回路、もしくは終端抵抗のいずれか、あるいはこれらの2つ、あるいはすべてが接続されていることを特徴とする請求項16乃至17いずれかに記載の無線通信媒体付記憶装置。
  19. 前記磁性部材の底面であって、前記無線通信媒体と反対側の面に金属部材が設けられたことを特徴とする請求項16〜18いずれか1記載の無線通信媒体付記憶装置。
  20. 前記挿入部が前記無線通信媒体付記憶装置の側面に設けられ、前記ケースが無線通信媒体付記憶装置の幅広面に対向して前記挿入部から挿入されることを特徴とする請求項16〜19いずれか1記載の無線通信媒体付記憶装置。
  21. 前記ループアンテナが無給電のループアンテナであることを特徴とする請求項16〜20いずれか1記載の無線通信媒体付記憶装置。
  22. 請求項16〜21いずれか1記載の無線通信媒体付記憶装置と、
    データ処理部と、
    制御部と、
    これらを格納する筐体と、
    マンマシンインターフェースを有することを特徴とする電子機器。
  23. 前記電子機器が携帯端末であることを特徴とする請求項22に記載の電子機器。
  24. データを書き込み、もしくは読み出し、もしくは読み書きを行う記憶媒体と、無線通信媒体と、前記無線通信媒体と前記記憶媒体を格納するケースと、前記ケースの底面もしくはこれと対向する面の少なくとも一方の面であって、少なくとも前記無線通信媒体に対向する部分に磁性部材と、前記磁性部材の底面であって、前記無線通信媒体の反対側に設けられた金属部材を有する挿入型記憶媒体装置を挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部が設けられた筐体と、
    前記筐体に設けられた表示部と入力装置を有するマンマシンインターフェースと、
    前記筐体内部に設けられた送受信処理部と、
    前記筐体内部に設けられ、前記送受信処理部を制御する制御部と、
    前記筐体内部であって、前記挿入された挿入型記憶媒体装置の周囲を囲むように設けられた開口部を有する導体で形成されたループアンテナを有することを特徴とする携帯端末。
JP2004088874A 2004-03-25 2004-03-25 挿入型記憶媒体装置および電子機器 Expired - Fee Related JP4572555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088874A JP4572555B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 挿入型記憶媒体装置および電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088874A JP4572555B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 挿入型記憶媒体装置および電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005275871A true JP2005275871A (ja) 2005-10-06
JP4572555B2 JP4572555B2 (ja) 2010-11-04

Family

ID=35175475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004088874A Expired - Fee Related JP4572555B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 挿入型記憶媒体装置および電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4572555B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233508A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Tdk Corp Icタグ用補助シート及び無線icタグシート
WO2012144077A1 (ja) 2011-04-22 2012-10-26 Necトーキン株式会社 アンテナ装置、通信モジュール、携帯電子機器及びそれを利用した通信方法
WO2016147934A1 (ja) * 2015-03-18 2016-09-22 日本電信電話株式会社 ループアンテナ
JP6077148B1 (ja) * 2016-01-22 2017-02-08 日本電信電話株式会社 ループアンテナ
JP2017130915A (ja) * 2016-12-08 2017-07-27 日本電信電話株式会社 ループアンテナ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0816745A (ja) * 1994-06-24 1996-01-19 Seiko Instr Inc Icカードシステム
JP2001266098A (ja) * 2000-03-15 2001-09-28 Hitachi Ltd Icカード及び携帯端末装置
JP2001331772A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Sony Corp 非接触型情報授受装置および情報処理システムおよび情報処理装置および情報処理方法
JP2002203224A (ja) * 2000-10-24 2002-07-19 Dainippon Printing Co Ltd 接触式および非接触式兼用のデータキャリアモジュール
JP2004029873A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Hitachi Ltd 情報処理装置、携帯情報装置、およびこれらに用いる非接触情報媒体
JP2004056413A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Dainippon Printing Co Ltd Icカード代替機能を有する携帯機器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0816745A (ja) * 1994-06-24 1996-01-19 Seiko Instr Inc Icカードシステム
JP2001266098A (ja) * 2000-03-15 2001-09-28 Hitachi Ltd Icカード及び携帯端末装置
JP2001331772A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Sony Corp 非接触型情報授受装置および情報処理システムおよび情報処理装置および情報処理方法
JP2002203224A (ja) * 2000-10-24 2002-07-19 Dainippon Printing Co Ltd 接触式および非接触式兼用のデータキャリアモジュール
JP2004029873A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Hitachi Ltd 情報処理装置、携帯情報装置、およびこれらに用いる非接触情報媒体
JP2004056413A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Dainippon Printing Co Ltd Icカード代替機能を有する携帯機器

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233508A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Tdk Corp Icタグ用補助シート及び無線icタグシート
WO2012144077A1 (ja) 2011-04-22 2012-10-26 Necトーキン株式会社 アンテナ装置、通信モジュール、携帯電子機器及びそれを利用した通信方法
US9716317B2 (en) 2011-04-22 2017-07-25 Nec Tokin Corporation Antenna device, communication module, portable electronic apparatus, and communication method using portable electronic apparatus
WO2016147934A1 (ja) * 2015-03-18 2016-09-22 日本電信電話株式会社 ループアンテナ
JP2016174327A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 日本電信電話株式会社 ループアンテナ
US10680333B2 (en) 2015-03-18 2020-06-09 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Loop antenna
JP6077148B1 (ja) * 2016-01-22 2017-02-08 日本電信電話株式会社 ループアンテナ
WO2017126151A1 (ja) * 2016-01-22 2017-07-27 日本電信電話株式会社 ループアンテナ
KR20180030707A (ko) * 2016-01-22 2018-03-23 니폰 덴신 덴와 가부시끼가이샤 루프 안테나
KR101950917B1 (ko) * 2016-01-22 2019-02-21 니폰 덴신 덴와 가부시끼가이샤 루프 안테나
US10454172B2 (en) 2016-01-22 2019-10-22 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Loop antenna
JP2017130915A (ja) * 2016-12-08 2017-07-27 日本電信電話株式会社 ループアンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4572555B2 (ja) 2010-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005275870A (ja) 挿入型無線通信媒体装置および電子機器
JP4183707B2 (ja) 非接触リーダおよび/またはライタを具える情報処理装置、および磁気的結合用のコイル・アンテナ
TWI272744B (en) Data communication apparatus
JP5146876B2 (ja) Rfidアンテナ装置、rfidタグ及びrfidタグ機能付きの携帯電子端末
US7198198B2 (en) Antenna device and communication device using antenna device
JP4924332B2 (ja) 無線システム、無線装置及びアンテナ装置
JP5913773B2 (ja) 近距離無線通信に使用するアンテナおよび携帯式電子機器
KR101051105B1 (ko) 휴대 통신기기
JP2007166379A (ja) ループアンテナ及びこのループアンテナを備えた電子機器
JP2011103533A (ja) ブースター、rfidシステム、及び無線通信機
JP2005284511A (ja) 挿入型無線通信媒体装置および電子機器
WO2014155689A1 (ja) 近距離無線通信アンテナモジュール及びその製造方法、システム
JP2007006123A (ja) 携帯機器
JP2004056413A (ja) Icカード代替機能を有する携帯機器
JP2005018671A (ja) メモリカード及び携帯電話
JP4578728B2 (ja) 携帯型機器
JP4572555B2 (ja) 挿入型記憶媒体装置および電子機器
US10122418B2 (en) Coupling assistance device and RFID communication system
WO2011083539A1 (ja) 通信端末装置
WO2006043543A1 (ja) 非接触通信アンテナ及び携帯型移動端末
JP2004252804A (ja) 端末装置及び電池パック
JP4014217B2 (ja) 携帯通信端末
WO2024103557A1 (zh) 一种支持随意贴附且正面读写距离远的nfc天线
KR100748925B1 (ko) 비접촉 리더 및/또는 라이터를 구비하는 정보 처리 장치 및자기적 결합용 코일 안테나
JP2005348066A (ja) アンテナ配置構造、および通信端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070326

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070412

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100802

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4572555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees