JP3409325B2 - 内燃機関の冷却制御装置 - Google Patents

内燃機関の冷却制御装置

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    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動機と内燃機関の
駆動力を組み合わせて駆動輪を駆動するいわゆるハイブ
リッド車における内燃機関の冷却制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動機と内燃機関を駆動輪の駆動源とし
て有し、両者を切り替えあるいは組み合わせて走行する
ハイブリッド車が実用化されている。特開平10−20
5365号公報には、こうしたハイブリッド車における
駆動制御技術が開示されている。
【0003】この技術は、運転条件に応じて内燃機関を
駆動系から切り離し、内燃機関への燃料供給を停止する
ことにより燃費を向上させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この技術によ
れば、内燃機関のみで駆動される従来の車両と異なり、
内燃機関を頻繁に停止させることになる。したがって、
内燃機関と直結されている従来の冷却手段では、冷却手
段自体も頻繁に停止することになり、内燃機関が過熱す
るおそれがある。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて、
ハイブリッド車において十分な内燃機関冷却を行なうこ
とを可能とする内燃機関の冷却制御装置を提供すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の内燃機関の冷却制御装置は、内燃機関と、
この内燃機関に直結されたウォーターポンプと、このウ
ォーターポンプにより冷却水を循環させて内燃機関を冷
却する冷却手段と、この内燃機関により駆動される発電
機と、この発電機で発電された電力を蓄積する蓄電池
と、この蓄電池に蓄積された電力により駆動する電動機
と、前記内燃機関と前記電動機のいずれか一方若しくは
その両方の駆動力を利用して駆動輪を駆動する駆動手段
と、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を備える
車両における内燃機関の冷却状態を制御する内燃機関の
冷却制御装置において、(1)駆動制御手段は、内燃機
関への燃料供給を停止して、電動機の駆動力のみを利用
して駆動輪を駆動する駆動手段を利用する場合に、内燃
機関の機関温度が所定温度より高い場合には、発電機ま
たは電動機により内燃機関を強制的に駆動することを特
徴とする。
【0007】ハイブリッド車では、電動機の駆動力のみ
を利用する駆動状態のときは、内燃機関への燃料供給を
停止させる。本発明によれば、このような燃料供給停止
状態でも内燃機関の機関温度が所定温度より高い場合に
は、発電機によって内燃機関を強制的に駆動する。これ
により、内燃機関内部へ空気のみが供給されるので、内
部からの強制的な冷却が行われる。このときの機関回転
数を高くすれば、冷却に要する時間を短くでき、好まし
い。
【0008】あるいは、(2)駆動制御手段は、内燃機
関の駆動力のみを利用する駆動手段若しくは内燃機関と
電動機の両方の駆動力を利用する駆動手段から電動機の
駆動力のみを利用する駆動手段に切り替えて内燃機関
の燃料供給を停止する運転条件を、内燃機関の機関温度
が所定温度より高い場合は、機関温度が所定温度より低
い場合よりも機関回転数または車速の低い運転条件
り替えることを特徴とする。
【0009】これによれば、内燃機関の機関温度が所定
温度より高い場合は、それより低い場合よりも車速が遅
いか機関回転数の低くなる条件まで内燃機関を停止させ
ることがなくなる。そして、車速が遅いか機関回転数の
低い状態では、過熱状態の内燃機関の冷却が行われる。
【0010】または、(3)駆動制御手段は、内燃機関
と電動機の両方の駆動力を利用した駆動手段利用時に、
内燃機関の機関温度が所定温度より高い場合は、機関温
度が所定温度より低い場合よりも高い機関回転数で内燃
機関への燃料供給を停止して電動機の駆動力のみを利用
した駆動手段へと切り替えるとともに内燃機関を強制
駆動することが好ましい。
【0011】ハイブリッド車では、内燃機関への燃料供
給を停止する場合は、内燃機関を駆動系から切り離すこ
とで内燃機関が電動機の負荷となることを防止して燃費
向上を図っている。本発明では、内燃機関の機関温度が
所定温度より高い場合は、内燃機関と電動機とを駆動輪
に接続した状態で内燃機関への燃料供給を停止すること
で、内燃機関は、駆動輪とともに電動機により回転させ
られる。この結果、内燃機関内部へ空気のみが供給され
るので、内部からの強制的な冷却が行われる。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について説明する。なお、説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
【0014】図1は、本発明に係る内燃機関の冷却制御
装置を組み込んだハイブリッド車の駆動系を中心とした
構成を示す概略図である。内燃機関であるガソリンエン
ジン1と、2台のモータージェネレーター(MG)2と
3とは、それぞれの出力軸が駆動制御手段たる動力分割
機構4に接続されている。この動力分割機構4には遊星
歯車機構などを用いることができる。そして、動力分割
機構4を制御することにより、エンジン1、MG2、M
G3のそれぞれの接続状態が切り替えられる。そして、
動力分割機構4の出力は減速機5を介して駆動輪6に伝
えられる。MG2とMG3とはインバーター7を介して
バッテリー8に接続されている。エンジン1の出力軸は
冷却手段の一部をなすウォーターポンプ(WP)9の回
転軸に接続されている。そして、エンジン1とラジエー
ター10との間で冷却水を循環させることによりエンジ
ン1の冷却を行なうものである。
【0015】制御装置11は、駆動系全体の駆動状態や
エンジン1の冷却状態等の制御を行うもので、機関回転
数を検出する機関回転数センサ12と、エンジン冷却水
の水温を測定するエンジン水温計13と、吸気に所定量
の燃料を供給する燃料インジェクタ14と、吸気量を測
定するエアフローメーター15とが接続されているほ
か、車速信号、アクセル開度信号などが入力される。制
御装置11は、CPUを有する制御ユニットを複数組み
合わせても単独の制御ユニットにより構成してもいずれ
の構成としてもよい。
【0016】このハイブリッド車では、主として電動機
として機能するMG3とエンジン1とのそれぞれの駆動
力配分を動力分割機構4により制御して最適な運転を行
なう。例えば、エンジン1の効率が良い中負荷領域で
は、エンジン1の駆動力を機械的に駆動輪6に伝達する
運転モードが用いられる。低負荷領域では、エンジン1
の効率が低下するのでエンジン1を停止してMG3の動
力のみを利用する運転モードが用いられる。高負荷領域
では、エンジン1だけではトルクが不足するのでMG3
によりアシストして駆動輪6を駆動する運転モードが用
いられる。また、バッテリー8の蓄電量が不足している
ときは、エンジン1でMG2を駆動して発電しつつ、M
G3により駆動輪6を駆動する運転モードが用いられ
る。
【0017】高速走行などのエンジン1を高負荷で運転
させる運転モードが続いた後、低速走行などのエンジン
1を停止させてMG3のみにより駆動する運転モードへ
と切り替わる際、通常は、制御装置11は、燃料インジ
ェクタ14への燃料供給を停止することによりエンジン
1への燃料供給を停止するとともに動力分割機構4を制
御して、MG3とエンジン1を切り離すことによりエン
ジン1の駆動を完全に停止させる燃料供給を停止して、
エンジン1の駆動を完全に停止させる。しかし、エンジ
ン1を停止させると、WP9の駆動が停止して冷却水の
循環が停止する。エンジン1の高負荷運転が続いていた
時は、エンジン1の内部が高温になっており、内部の熱
が閉じ込められた状態になって逃げ場を失い、エンジン
1の構成部品の温度及び循環停止状態の冷却水温が上昇
してエンジン1は過熱状態になる。こうして、エンジン
1が過熱状態になると、再加速などで再度エンジン1を
始動する際に、高温のエンジン構成部品によるプレイグ
ニッションが起こりやすくなり、ノッキングを引き起こ
す虞が高くなる。
【0018】本発明に係る内燃機関の冷却制御装置は、
こうしたプレイグニッションを引き起こす可能性のある
エンジン1の過熱を防止するためのものであり、高負荷
運転モード後の低速走行への切り替え後におけるエンジ
ン1の冷却を制御するものである。以下、その冷却制御
を図2に示されるフローチャートを参照して説明する。
【0019】まず、ステップS11において、エンジン
1の停止条件に入っているか否かを判定する。停止条件
でなければ、そのままステップS18に移行して通常運
転を続行する。例えば車速が45km/h以下でバッテ
リー8の蓄電容量も十分な場合は、MG3のみを利用し
た運転モードに切り替えられ、エンジン1を停止させる
条件が満たされる。この場合は、ステップS12に移行
する。
【0020】ステップS12においては、過去の車速、
吸入空気量から運転モード切り替え前の所定時間中、例
えば10分間における前走行状態を推定する。前走行状
態が所定時間内で変化しているときは、その間の主たる
走行状態を推定すればよい。これは、制御装置11にお
いて、車速信号とエアフローメーター15の出力信号を
参照することにより推定可能である。前走行状態が例え
ばエンジン出力20kW以上の高負荷走行であったとき
は、走行状態フラグに高負荷走行を表す値を格納する。
【0021】ステップS13では、こうして設定した走
行状態フラグを参照して、前走行状態が高負荷走行であ
ったときのみステップS14に移行し、高負荷走行でな
かったときは、ステップS7に移行する。
【0022】ステップS14では、本発明の冷却状態継
続を決定する停止禁止カウンタの値を参照して判定を行
なう。ここで、停止禁止カウンタの設定について図3を
参照して説明する。この処理は、エンジン1の回転が停
止されていない場合にのみ行われる。
【0023】まず、ステップS21により1秒ごとにル
ーチンをスタートさせる。ステップS22では、エンジ
ン1の出力Peを参照し、20kW以上であれば、ステ
ップS23へ、20kW未満であればステップS26へ
移行する。ステップS23では、停止禁止カウンタの値
に1を加算する。ステップS24では、再びエンジン1
の出力Peを参照し、40kW以上のときのみステップ
S25へ移行して停止禁止カウンタの値にさらに2を加
算して、ルーチン処理を終了する。
【0024】一方、エンジン1の出力Peが20kW未
満の場合は、ステップS26で停止禁止カウンタの値か
ら1を減算したあと、ステップS27で再びエンジン1
の出力Peを参照し、10kW以下の場合のみステップ
S28で停止禁止カウンタの値から3をさらに減算した
後、ステップS29へ移行して、フューエルカット中で
あるかを判定する。フューエルカット中の場合はステッ
プS30へと移行し、停止禁止カウンタの値からさらに
5を減算する。ステップS31においては、停止禁止カ
ウンタの値を参照して値が負か否かを参照する。負の場
合は、ステップS32へ移行してカウンタ値をリセッ
ト、つまり0に設定し処理を終了する。
【0025】この処理により、停止禁止カウンタには、
エンジン1が高負荷状態で長時間運転されているときほ
ど大きな値が保持され、低負荷状態が続いているときや
フューエルカット状態、つまりエンジン1がモータリン
グされている状態が続くと保持されている値は減算され
て小さくなることになる。
【0026】図2のステップS14の説明に戻ると、停
止禁止カウンタの値が所定値以上であるときは、エンジ
ン1が長時間高負荷状態で運転されていたと判定し、ス
テップS15に移行し、所定値未満のときはエンジン1
は低負荷状態あるいはモータリング状態で運転されてい
たと判定し、ステップS17に移行する。
【0027】ステップS15においては、エンジン水温
計13で検出したエンジン水温を参照して、所定値、例
えば90℃以上か否かを判定する。所定値以上の場合
は、エンジン1が過熱状態に陥る可能性があると判定し
て、ステップS16へと進行し、所定値未満の場合は、
エンジン1が過熱状態に陥る可能性は少ないと判定して
ステップS17へと分岐する。
【0028】ステップS16では、冷却運転を実行す
る。すなわち、エンジン1の停止を禁止、すなわちエン
ジン1の停止条件であっても強制的にエンジン1を回転
させ続ける。このとき、燃料インジェクター14への燃
料供給を継続して、エンジン1の運転を続けても、燃料
インジェクター14への燃料供給を停止して、エンジン
1をMG2あるいはMG3により強制的に回転させても
いずれを用いてもよい。
【0029】前者のエンジン1の運転を継続した場合
は、エンジン1の回転数が低い領域、あるいは、車両の
車速が低い領域までエンジン1による駆動輪6の駆動が
継続されることになる。この場合、図3に示される停止
禁止カウンタの設定ルーチンにおいて、ステップS22
からステップS26、S27を経て、場合によってはス
テップS28を通過することにより停止禁止カウンタの
値は減算されていく。この間、エンジン1は低負荷領域
で運転されており、エンジン1に接続されたWP9も運
転されているのでエンジン1は冷却され、エンジン水温
は低下していく。
【0030】後者の燃料供給を停止した場合は、図3に
示される停止禁止カウンタの設定ルーチンにおいて、ス
テップS22からステップS26〜S30を経て停止禁
止カウンタの値は減算されていく。この間、エンジン1
は燃料の供給なしで回転させられるので、吸気によって
内部から強制冷却される。さらに、エンジン1に接続さ
れたWP9も運転されているのでエンジン1の冷却が促
進され、エンジン水温も低下していく。
【0031】いずれの場合でも、カウンタ値がステップ
S14で比較される所定値未満になるとステップS17
へと移行してエンジン1は停止させられる。また、カウ
ンタ値がステップS14で比較される所定値以上であっ
てもエンジン1が冷却されてエンジン水温が十分に低下
すると、ステップS15からステップS17へと移行し
てエンジン1は停止させられる。また、高負荷走行が続
いていなかった場合もステップS13からステップS1
7へと移行してエンジン1は停止させられる。
【0032】このようにしてエンジン1を十分に冷却す
ることができるので、再始動時に過熱によるプレイグニ
ッションが発生することがなく、ノッキングのない安定
した再始動が可能となる。
【0033】本発明に係る冷却制御装置の冷却制御の他
の実施形態について図4を参照して以下に説明する。図
4は、この冷却制御のフローチャートである。
【0034】ステップS41では、まずエンジン水温計
13で測定されたエンジン水温を評価する。測定された
エンジン水温が所定値未満であれば、エンジン1が過熱
状態に陥る可能性はないと判定し、ステップS47へと
移行する。ステップS47では、エンジン停止条件を満
たしているかを判定するが、このときの判定条件は、例
えば上述の図2におけるステップS11と同じ条件であ
る。停止条件が満たされていない時は、ステップS49
へと進行してエンジン1は通常運転を続行する。停止条
件が満たされたときは、ステップS48へと移行して、
エンジン1への燃料供給を停止するとともに、動力分割
機構4はエンジン1を駆動輪6と切り離してエンジン1
の回転を停止させる。
【0035】測定されたエンジン水温が所定値以上であ
れば、エンジン1が過熱状態に陥る可能性があると判定
し、ステップS42へと移行するステップS42では、
エンジン停止条件を満たしているかを判定するが、この
ときの判定条件はステップS47での判定条件に比べて
車速が速いかあるいはエンジン1の機関回転数が高い条
件でエンジン1を停止させる条件である。このエンジン
停止条件を満たさない時は、ステップS49へと移行し
てエンジン1の通常運転を続行する。
【0036】エンジン停止条件を満たす時には、ステッ
プS43へと移行する。ステップS43からステップS
45は、それぞれ上述の図2のステップS12からステ
ップS14にそれぞれ対応している。そして、ステップ
S44、S45の判定条件をともに満たす場合は、ステ
ップS46に移行してエンジン冷却運転を行い、いずれ
かを満たさない場合にはステップS48へと移行して上
述のようにエンジン1を停止させる。
【0037】エンジン冷却運転は、例えば、エンジン1
への燃料供給をカットして、エンジン1をMG2あるい
はMG3により強制的に回転させることにより行なう。
このとき、通常は、燃料供給が停止される条件よりも機
関回転数の高い状態、あるいは車速の速い状態でエンジ
ン1への燃料供給がカットされることになる。本冷却制
御によってもエンジン1を十分に冷却することができる
ので、再始動時に過熱によるプレイグニッションが発生
することがなく、ノッキングのない安定した再始動が可
能となる。
【0038】本発明の冷却制御装置によるエンジンの冷
却制御は以上の実施形態に限られるものではなく、種々
の変形、改良が可能である。例えば、内燃機関として
は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、CNCエ
ンジンなどから適宜選択することができる。また、内燃
機関とMGとの配置は、シリーズ方式、パラレル方式又
は両者の組み合わせなどを適用することが可能である。
エンジンを強制駆動するMGは、発電機、電動機のいず
れであってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ハイブリッド車においてエンジンの高負荷運転が続いた
後には、通常エンジンを停止させる走行条件でもエンジ
ンを強制的に回転させる冷却運転を継続することによ
り、エンジンを強制冷却するので、エンジンが過熱状態
に陥ることがなく、再始動時のプレイグニッションが抑
制され、ノッキングのない安定した再始動が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷却制御装置を搭載したハイブリ
ッド車の主要部分の構成を示す概略図である。
【図2】本発明に係る冷却制御装置の冷却制御のフロー
チャートである。
【図3】図2における停止禁止カウンタの設定を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明に係る冷却制御装置の別の冷却制御のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…エンジン、2、3…モータージェネレーター(M
G)、4…動力分割機構、5…減速機、6…駆動輪、7
…インバータ、8…バッテリー、9…ウォーターポンプ
(WP)、10…ラジエーター、11…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B60K 11/00 B60K 11/00 F01P 3/12 F01P 3/12 5/12 5/12 E 7/16 7/16 F02D 29/06 F02D 29/06 D (72)発明者 井上 敏夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 草田 正樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 西垣 隆弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 小島 正清 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−168103(JP,A) 特開 昭58−126435(JP,A) 特開 昭56−145702(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 6/02 - 6/04 B60L 11/02 - 11/14 F02D 29/02 - 29/06 F01P 1/00 - 7/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関と、該内燃機関に直結されたウ
    ォーターポンプと、該ウォーターポンプにより冷却水を
    循環させて前記内燃機関を冷却する冷却手段と、前記内
    燃機関により駆動される発電機と、発電機で発電され
    た電力を蓄積する蓄電池と、蓄電池に蓄積された電力
    により駆動する電動機と、前記内燃機関と前記電動機の
    いずれか一方若しくはその両方の駆動力を利用して駆動
    輪を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する駆動
    制御手段と、を備える車両における内燃機関の冷却状態
    を制御する内燃機関の冷却制御装置において、前記駆動制御手段は、前記内燃機関への燃料供給を停止
    して、 前記電動機の駆動力のみを利用して駆動輪を駆動
    する駆動手段を利用する場合に、前記内燃機関の機関温
    度が所定温度より高い場合には、前記発電機または前記
    電動機により前記内燃機関を強制的に駆動することを特
    徴とする内燃機関の冷却制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関と、該内燃機関に直結されたウ
    ォーターポンプと、該ウォーターポンプにより冷却水を
    循環させて前記内燃機関を冷却する冷却手段と、前記内
    燃機関により駆動される発電機と、発電機で発電され
    た電力を蓄積する蓄電池と、蓄電池に蓄積された電力
    により駆動する電動機と、前記内燃機関と前記電動機の
    いずれか一方若しくはその両方の駆動力を利用して駆動
    輪を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する駆動
    制御手段と、を備える車両における内燃機関の冷却状態
    を制御する内燃機関の冷却制御装置において、 前記駆動制御手段は、該内燃機関の駆動力のみを利用す
    る駆動手段若しくは前記内燃機関と前記電動機の両方の
    駆動力を利用する駆動手段から前記電動機の駆動力のみ
    を利用する駆動手段に切り替えて内燃機関への燃料供給
    停止する運転条件を、前記内燃機関の機関温度が所定
    温度より高い場合は、前記機関温度が前記所定温度より
    低い場合よりも機関回転数または車速の低い運転条件
    切り替えることを特徴とする内燃機関の冷却制御装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関と、前記内燃機関に直結された
    ウォーターポンプと、該ウォーターポンプにより冷却水
    を循環させて前記内燃機関を冷却する冷却手段と、前記
    内燃機関により駆動される発電機と、該発電機で発電さ
    れた電力を蓄積する蓄電池と、該蓄電池に蓄積された電
    力により駆動する電動機と、前記内燃 機関と前記電動機
    のいずれか一方若しくはその両方の駆動力を利用して駆
    動輪を駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する駆
    動制御手段と、を備える車両における内燃機関の冷却状
    態を制御する内燃機関の冷却制御装置において、 前記駆動制御手段は、前記内燃機関と前記電動機の両方
    の駆動力を利用した駆動手段利用時に、前記内燃機関の
    機関温度が所定温度より高い場合は、前記機関温度が前
    記所定温度より低い場合よりも高い機関回転数で前記内
    燃機関への燃料供給を停止して前記電動機の駆動力のみ
    を利用した駆動手段へと切り替えるとともに前記内燃機
    関を強制的に駆動することを特徴とする内燃機関の冷却
    制御装置。
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